2019年7月23日 (火)

その狭いところを抜くか!イバルボが届けた最高のプレゼント

2019年7月20日
23節V・ファーレン長崎-ヴァンフォーレ甲府

<後半>
2分
甲府のFK、リマがヘッドでゴールイン
今度こそ、やられた・・
と思ったらオフサイドに救われる

13分
長崎がペナルティエリア内でミス、しかし、ドゥドゥのシュートが左へ外れる

20分
玉田圭司に替えて、4日前に鳥栖から期限付き移籍してきたイバルボ。その後、手倉森監督の「状態は50%くらい」というコメントが紹介される。

23分
カイオに替えて澤田崇

26分
数試合ぶりにペナルティエリアの呉屋大翔にボールが通るが、3人にブロックされてシュートが打てず。

34分
ウカタがペナルティエリア内に侵入してシュート。
今度こそやられた・・
と思ったら、高杉がよく寄せていて、大きく上へ外れる

44分
大竹洋平がクロスと見せかけたフェイントから、イバルボへスルーパス。イバルボはワンタッチ外にはたいたあと、ニアの狭い所へ電光石火のシュートを突き刺す。
長崎サポーターに、この日を素敵な一夜にするプレゼントがもたらされる。

+2分
吉岡雅和に替えて翁長聖
翁長をここまで温存したのは、27日鹿児島戦、31日愛媛戦と試合間隔が狭くなることを見越しているのだろうか。


イバルボ談話
「サポーターの皆さんに素晴らしい一夜をプレゼントできて嬉しい。チームの皆に感謝したい。僕がゴールを入れたけど、重要なことはチームが勝てたことだ。どうもありがとう」

手倉森監督
「(試合前に急きょ欠場となった)カク(角田誠)の分も力出そうと皆でやってくれた。イバルボ、やっぱり点取り屋だな、我々は戦力を繰り出していくしかない。甲府が最初(我々の戦術を)じっくり見ててくれたのが幸いだった。
カイオはゲームの強弱のつけどころ、さすがブラジル人らしいなと思った。
クリーンシート(完封)攻撃力のある甲府のアタッカーを押さえたのは自信にしていい。ここから19戦「まくり」の昇格するために1つも負けられない。全部勝ちます」

試合中の大半の時間帯で雨が止んでいたとはいうものの、試合前、あれだけの雨が降っても、トラスタのピッチは「サッカーができていた」つまり、ボールは通常どおりに走っていた。
水はけのよい基礎工事、グランドキーパーさんの地道な整備によるものと拝察する。
これも、クラブにとっては、大きな力だ。

台風が接近し、試合開催も危ぶまれるなか、雨中のずぶ濡れ覚悟のうえで、ただ選手を応援したいという一心でトラスタに駆けつけたサポーターにとって、素晴らしい夜になった。

一方、そんな悪天候のなか、遠くから駆けつけた甲府サポーター。挨拶に来た選手たちをチャントで迎え鼓舞していた。それは、僕らがアウェイ戦でしていることと同じ。相通じるものがあった。

 

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2019年7月22日 (月)

夏のウィンドー開く。カイオセザールに夢膨らむ

2019年7月20日
23節V・ファーレン長崎-ヴァンフォーレ甲府

台風5号の影響で長崎には大雨特別警報が発令されていた。
V・ファーレン長崎はJリーグ側と開催について協議を重ね、催否を検討してきたが、最終的に当日13時に開催を決定した。
いつもならば屋外で行われるイベントや販売は、屋内陸上トラックに場所を移して行われた。トラスタの設備がモノを言ったと言える。

試合前の天候は曇り、雨は止んでいる。
自宅を出るかどうか迷った結果、選手を応援したい気持ちを抑えられずに会場に足を運んだサポーターに、お天気の神様が微笑んだ。そして、試合終盤には素敵なプレゼントも舞い込むことになる。


<スタメン>
発表では角田誠が入っていたが、ゲームには島田譲が出場。
急きょ、ベンチ外だった新里涼がベンチ入り。
(7月19日から)夏のウィンドーが開き、カイオセザールが登録即スタメン。来たばかりのビクトル・イバルボもベンチ入り。
澤田崇、翁長聖がベンチスタート。この3人の切り札投入という楽しみが控えている。

試合前、手倉森監督
「今日からスタートだという気持ち。ホームから仕切り直し、勝ち点3とって弾みを付けたい。カイオは一ヵ月間チームでトレーニングしてきたので、今日成果が出せるかどうかだ」


この日から2019年版平和祈念ユニフォーム着用。
ピンク色の選手たちが可愛い。
ヴィヴィくんもピンク。元々可愛いのに、さらに可愛い。
長崎が淡色を着ているので、ヴァンフォーレ甲府はビジターだが、青の1stユニフォームを着用する。
Jリーグでは淡色を1stユニフォームにしているチームがないため、ビジターで1stを着る機会は珍しい。
1stユニが黄色のクラブの場合、そのようなケースがある程度だ。1人だけGK緑ユニの徳重健太が平和宣言を読み上げる。


<前半>
1分
いきなりやられた!
かと思ったら曽根田がシュートミスしてくれて助かる

3分
吉岡雅和のシュートはポスト、惜しい!

13分
カイオのグッドセンスな縦パスが通る。これは期待できる

23分
ドゥドゥのシュートが右へ外れて助かる
カイオのボール奪取、キープ、パスどれも品質が高い
これは、強力なピースが加わった。

25分
徳重健太がパンチングミス
目の前にいたウカタ、反応できず、ボールは右へ外れる

30分
カイオが長い足でボールを奪い、右を駆け上がりクロスを上げる。彼への期待が膨らんだ矢先、太もも裏を押さえて倒れ込む。プレーは続けたが、今後の試合出場が心配だ。

41分
解説者に「めっきり運動量が落ちましたね」と言われていたカイオが、突然スピードを上げてペナルティエリアに侵入。華麗なフェイントをかける。かっこいい!


3月17日開催の4節、山梨中銀スタジアムでは完膚なきまでに叩きのめされた長崎。
前半だけでウカタに2発を決められた。(0-2で敗戦)
今日はここまで甲府が引いて戦っていることもあって、いいつながりを見せている。

さぁ、後半
澤田、翁長、そしてイバルボとレギュラーと言ってもおかしくない強力なアタッカー3人がベンチに控えている。

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2019年7月21日 (日)

マリちゃんの自転車 白昼、防犯カメラの前で行われた犯行

新しいアパートに引っ越してきた翌日、マリちゃんの自転車は無残に歪んでいた。

後輪のセンタースタンドで自立している自転車は、本来ならば地面と垂直の角度を成しているはずだが、今目の前にある彼女の自転車は左側に傾いでいる。
あえて角度で表現するならば、20度、いや25度くらいか。
しかし、前輪は輪留めにしっかりはまっている。

いったい、どうなっているの?

とりあえず、一回冷静になろう。
こんなところで立ち止まっているところを誰かに見られたら、状況を説明しなくてはならなくなる。
ひとまず部屋に上がり、野菜や生鮮品を冷蔵庫に仕舞う。
戸締まりを確認して、もう1度自転車置き場に戻る。

自転車は前輪が「紅茶で用済みになったレモン」のように、不規則に歪んでいた。
朝から降り続いた雨で、車体の全体が濡れそぼっている。
右隣りには真新しい自転車。サドルが濡れていないところをみると、帰ってきたばかりか・・
マリちゃんはコナン君のファンで、つい、現状を分析してしまうのだった。
左隣りは空いている。
確か、昨日停めた時には、左隣りにも自転車が停まっていた。
マリちゃんは、そこに恐怖を感じないわけにはいかなかった。
左の人が怪しいな・・


アパートには駐輪場のルールがあった。
希望者は事前に使用を申告する。
大家さんから不動産屋経由で指定される番号の場所に停める。
駐輪した時に視認できる位置、すなわち、自転車の後輪泥よけには交付されたステッカーを貼らなければならない。

ところが、手違いがあり、そのステッカーがまだ届いていなかったのだ。不動産屋で部屋の鍵を受け取る際「**番に停めてください。ステッカーは大家さんから届き次第、ポストに投函しておきます」と言われていた。


決して膨らませたいわけではないが、マリちゃんの脳内イメージは否が応でも膨らみを見せる。

「あれ?この見慣れない自転車だな。ステッカーも貼ってないし。そういえば、最近は盗んだ自転車をこうして自転車置き場に乗り捨てて行くヤツがいると聞いたぞ。あるいは、住人のところに遊びに来たヤツが勝手に停めているのか。いずれにせよルール違反だ。こうしてやる!えい!」

そんな軽い気持ちで蹴飛ばしてみたところ、自転車はぐにゃりと曲がってしまった。

「やべ、曲がっちゃったよ。まぁでも無断だったらいいか。ステッカーだって貼ってないし」

あぁ、大家さんがステッカーをきちんと手配してくれていたら・・
そこまでイメージを膨らませた名探偵マリちゃん、しかし、腑に落ちない点があった。

果たして、大の大人が防犯カメラがあるとわかってる場所で、自転車を壊したりするものだろうか?
住民ならば、誰もがこの場所は24時間、防犯カメラで撮影されていることがわかっている。
「映像は遠隔地のサーバーに保管されており、何らかの事案が発生した際には、過去の映像を閲覧することができる」
マリちゃんも下見に着た時に、そう説明を受けた。

だとしたら、外部犯行か?
しかし、外部から来た者が、ピンポイントで昨日置いたばかりの私の自転車だけを壊して逃げるというのは、常識的な捜査セオリーから外れている。
ここは内部犯行を疑うのが本筋だろう。

つづく

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2019年7月20日 (土)

マリちゃんの自転車 駐輪場で歪んでいた自転車

マリちゃんは最近、職場の近くのアパートに引っ越したらしい。
それまでは残業してから電車に乗って帰ると、駅前のスーパーが既に閉まっていて、割高なコンビニで買い物をしなければならない。それが、料理好きな彼女にとっては不満だったらしい。
野菜をあれこれと手に取って品定めして、より新鮮なものを安く買うというのが楽しみだからだ。


そして、事件は引っ越した翌日に起きた。
関東は記録的な長梅雨となり、七月も半ばというのに、その日は朝から地面をたたきつけるような雨。

あぁこれじゃ野菜の値段あがっちゃうな
そう思いつつ、雨の中傘をさして走るのは危険だと思い、自転車で駅まで行くのは見送った。

その雨も午後には小降りになってきた。
よし、今日は新しい最寄り駅で、目を付けていたスーパーで初の買い物だ。
移り住んだ町は、閑静な住宅街。
TSUTAYAはないしスタバもないが、近くには公園が多い。
「肩肘張らずに暮らせる町」というのは、自分の中ではポイントが高い。

あのスーパー、野菜の品揃えはどうなんだろう?値段はどうかな、もしかしたら、この雨続きで市場価格全体が高くなっていて、参考にならないかな・・

そんなことを思っていると、いつもならば憂鬱な雨もサンバのリズムに聞こえるマリちゃんだった。

17時を回ると「今日は早いね?」と同僚に茶化されながら、家路についた。現代社会ではそこで「今日はデート?」といったツッコミは入らない。
50代のベテラン社員たちは「言いたいことが何も言えない時代になった」と嘆いているが、そんなこと、そもそも言っていたのかとこっちが嘆きたい。

駅前のスーパーは、高齢者の姿が目に付いた。
「この駅、こんなに年齢層高いのかな?」
そう思ったが、それは早とちりだと後にわかることになる。

引っ越したばかりで冷蔵庫が空っぽなので、ついつい多めに野菜と生鮮品を買った。レジでお金を払った後で、その日は自転車がなく、この荷物をぶら下げて歩かなければならないことを思い出し、少し後悔した。
それでも、新しい町、新しいスーパー、これから帰る新居を思うと悪い気はしない。時々、マイバッグを右手、左手と持ち帰りながら、こんな散歩ならば、雨の日もいいな・・
そんな、幸せな気分は、直後に暗転する。

アパートの入口には「カメラ作動中」の札。
門扉を開けると、その先から監視カメラがこちらを見据えている。カメラは防犯の抑止力になる。悪い人もカメラがある場所では襟を正す。防犯カメラ完備というのが、この物件の決め手だった。

自転車置き場の中に自分の自転車を探す。
サドルが濡れているかな?
そう思った時、視界に歪んだ光景が飛び込んできた。
目の錯覚、もしかして私、疲れてる?
そうではないということは、すぐにわかった。

歪んでいるのは自転車そのものだった。

つづく

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2019年7月19日 (金)

敗戦を受け止めることに集中できた水戸の夜

2019年7月13日(土)
22節 水戸ホーリーホック-V・ファーレン長崎

<後半>
始まると同時にぽつりと一滴、頬が濡れた。
幹事の進言で用意してきた合羽を出さずに済むといいが・・

4分
平野の無回転ミドルシュートが落ちてきて、徳重が弾き出す

8分
志知、木村に左サイドをキレイに抜かれ、それを白井がナイスシュートで決める。
前節京都戦のリプレーを見るようなシーンだ
水戸1-0長崎

16分
島田に替えて澤田崇
角田の代役として期待していた島田、今日はいいところ無し。

33分
水戸のCK
低い弾道でワンバウンドさせたボールに志知が合わせて2-0

38分
長崎は同時2枚替え、FWを3枚に増やす
吉岡雅和→長谷川悠
畑潤基→玉田圭司

徐々に雨が強くなってきた
合羽を出そうか?と荷物に目を下ろした時、周囲に歓声が起きた。すぐに目を上げるとボールがゴール内を転がっていた

42分
亀川諒史のクロス GKが弾いたボールに詰めた長谷川悠
両チームが密集した隙間を縫うナイスゴール

+1
亀川諒史のクロス
玉田圭司が膝で合わせる
きた!
と思ったらGKが弾く
思わず前のめりにこけてしまった。井上順みたいに
ここで万事休す


セカンドボールが取れない
前に向かったワンタッチがない
うまくいかない時には、何もうまくいかない
何かのスイッチが入ればオセロの端を取るように、一気にうまくいく
そのスイッチは、きっと、その角を曲がったところにあると信じている


試合後
手倉森監督
大事なところで精度を発揮したほうがゴールを割れた。
ラストパス前のパス、カウンター最終ラインを破るパス。通ってればというパスを成功させるかどうかで変わってくる。
そこを高めなければ僅差のゲームを勝ち取っていけない。
これ以上引き離されないようにしなければ。
今日は水戸の地の利を見せつけられた。次はトラスタでそれをやってみせたい。


今日は「敗戦を受け止める」ことに集中することができた。
バスがすぐそこにあり、そこに仲間が待っているからだ。
いつもならば、帰りのシャトルバス、最寄り駅からの電車の時刻と、慌ただしさが敗者の気持ちを切り替える。

僕らは、どこかのスタジアムでの再会を誓い、思いのほか早く着いた東京駅で解団式をおこない、それぞれの帰途についた。


負けたことは悔しい
だが、これで終わったわけじゃない
いつどこでスイッチが入り、事態は急展開をみせるかも知れない。
僕らは曲がり角の先によきものが待っていると信じて、V・ファーレン長崎と共に歩んでいく。

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