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2006年7月28日 (金)

本好きな小学生が増えたのか

 「全国の図書館での児童1人当たりの年間貸出冊数が過去最高を
記録した」と毎日新聞が書いている。

 2004年度、18.7冊
 7月21日、文部科学省 社会教育調査中間報告
 同調査は3年ごとに実施

(以下、引用)
 本好き小学生の増加について、同省生涯学習政策局調査企画課は「活字離れが指摘される中で、総合的な学習や理科、社会の授業で与えられた課題に本を使って調べる学習に加え朝の読書、図書館との連携など学校現場の取り組みが功を奏しているのではないか」と分析している。
(毎日新聞) - 7月21日
(引用終わり)

 2002年に施行された学習指導要領により「総合的な学習の時
間」が始まった。
 子ども達は課題を与えられると、学校の図書館や街の図書館、
本屋さんに走り、資料を集める。
 子ども達が本と接する機会が増えたという点では、国の取組みが
功を奏しているという分析は正しい。

 だが、この記事が「本好きの小学生の増加」という書き出しなのは
おかしい。
 図書館の貸し出しが増えるということは、必ずしも「本好き小学
生の増加」を意味しない。
 本好き小学生が増加というには、
「全国10万人の小学生に聞きました。あなたは本が好きですか?」
というアンケートを経るべきだ。

 また、図書館の貸し出しが増えたということについていえば、
本屋で買わずに、図書館で借りる人が増えたのではないか。

 図書館には一部のコミックや雑誌も置いてある。雑誌について
は、前号以前のバックナンバーを借りることができる。さすがに
「少年ジャンプ」は置いていないが「コロコロコミック」やアニメ
専門誌などは置いてある。

 当然 18.7冊にはそれもカウントされている。

 この記事では、小学生の貸出冊数 18.7冊について
「国民1人当たり年間貸出冊数(4.5冊)の4倍強という多さだ」
とも紹介している。

 自分の財布で本が買える大人と、そうでない子供を比べて 4.5倍。
これをもって「小学生は本が好き」という論調にまとめられたこの記事
には、学ぶことが多い。

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