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2006年7月24日 (月)

デジタル機器のない時代

 いよいよ13日間の旅、最後の日を迎えた。
 今朝も昨日に続いて、7時の目覚まし時計が鳴っても、同室の二
人は起きあがらない。
 朝食では初めてお粥を食べてみた。
 ブロックリーダーが同じテーブルに座り
「最近はポルノ雑誌を買う人が減った」と言う。
 ひと昔前は、海外旅行といえば、男が買うモノは、酒とそれと決
まっていたらしい。
 そんなことで、遠い目をしないでもいいのにと、少し引いてしま
った。

 レストラン前に大判の写真が張り出される。
 1枚1,000円!
 研修の間、プロカメラマンがずっと僕らを撮り続けていたが、こ
ういうことだったわけだ。自分が大きく映っていたカクテル教室で
の写真を1枚だけ買う。
 この年の春にカシオからQV-10が発売されていたが、それを
初めて見たのはこの旅の後。

 この年の1月、阪神淡路大震災があった後、僕は携帯電話を買っ
た。まだ、周囲にほとんど持っている人はいなかった。当時、海外
で使えるサービスはなかったので、旅の間、ずっとしまっていた。
もちろんカメラはついていない。

 この年の暮れに Windows95 が出た。
 ノートパソコン(OSはMS-DOS)を持ち込んだ僕はとても
珍しがられた。今でこそ、会議の参加者が全員パソコンを持ち込む
光景は珍しくないが、当時はパソコンを持ち込むだけで、よほどの
変わり者か、会議そっちのけで内職をしていると思われていた。

 今でこそ当たり前のデジタル機器は何もなかったが、では何かが
損なわれていたかと今考えても、それを見つけることはできない。
 ビデオカメラをずっと回している人もいたが、きっとほとんど見
ていないだろう。
 手元に残っているのは数枚の写真だけ。それでも今はっきりと
映像を呼び出すことができる。

 解団式
 皆の拍手が一体となって、旅の終わりを惜しんでいるように聴こ
えた。また一方、大きな自信もそこに感じられた。

 12時から最後の食事。
 献立表にカツカレーと書いてあったが、ただのカレーだった。
 トンカツを香港で積み忘れたのだろうか。
 でも最後にカレーが食べられて、嬉しかった。

 船が晴海に入る。デッキに出て接岸を見届ける。
出迎えがいる人が羨ましい。

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