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2006年12月28日 (木)

電子化が失敗した日2

 会議室の電子予約が始まった。
 電話やメールで会議が決まる。席に居ながらにして、会議室の空き状況を確認できて、予約ができる。
 こんな便利なことはない。
 合理的、効率的 いくつでも肯定の形容詞が浮かびそうだ。
 そこには、否定の形容詞は影も形もない。。

 と思っていたら甘かった。

 グループウェアを使っていない、おじさんやおばさんからは、どんよりとしたブーイングが鈴木課長の耳に届いていた。

★なんてことをしてくれたんだ。
 パソコンを開けないと会議室の予約ができないじゃないか・・

 いつも開いている、目の前のそれは、いったい何なのだろう?

★会議をしていて、次の日程を決める時に、空き状況がわからないよ。

 これは、一理ある。
 当時、会議ではプロジェクターを使わないことも多く、増してや、今のように沢山の人がマイパソコンを持ち込んで、内職をするということもなかった。
 皆が手帳を持ってきて、紙が配られる会議。
 次回の会議予定を決める時は、誰かが外に走り、入り口に貼ってある予定表を見に行く。
「2月19日、ここ、空いてました!」
 まるで、マラトンからギリシアまでを駆け抜け、勝利を報告した勇者のようだ。

 およそ、一ヶ月
 ついに再び紙が貼り出された。

 それから、5年の歳月が流れ、今は誰も電子予約を不思議だと思っていない。

「便利だから、絶対いい」
 という無鉄砲な言い分では、うまくいかないことがある。
 節度をもち、状況をよく把握して、それに合った改善をしていく。
 日本はゆるやかで、一歩一歩の改善が似合う国だ。

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