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2008年4月の30件の記事

2008年4月30日 (水)

動きやすい格好とは?

「7番アイアンっていつ使うの?」【 7 】

 林由郎は、レッスンプロの元祖とも言える人。

 これまで実際の指導を受けたレッスンプロには、
「今のスライスボールは右の足の裏が見えるくらい、早く足を返しただろう?それが原因だよ。次は右足をべたに付けたままで打ってみて」
 というような指導をしてくれた人はいない。

 手足をこう使えば、ボールはこのように飛んでいくと言うことは、プロならば体で覚えているのだが、それを鏡のように他人に投影して話せる人は少ない。
 林由郎のビデオはそこがわかりやすい。

 林ビデオで自学自習していた頃は、自宅でVHSのビデオを見ては、ポイントをメモ帳に控える。
 それを持って練習場に行き、実際に打ってみる。という繰返しだった。
 今ならば、DVDドライブ付きの小型ノートパソコンが出ているので、練習場でDVDを見ながら、その場で打つことができそうだ。
 技術の進歩はこういうところでも、人の暮らしを楽しくさせている。

 林ビデオは基本的なフォーム云々よりも、ここをこう治せば、いきなりスコアアップという実践的なヒントが中心だ。

 素人にとって、とても多い局面は前足上がり。
 つまり、スライスで打ち込んだ土手の枯れ芝に埋まったボールを外に出す作業だ。
 普通のフォーム、普通の足位置では大きく左にひっかけてしまう。

 左足下がりの場面も多い。
 これはまずボールの芯に当たらない。当たっても大きくスライスしてしまう。

 こうした難局が、林ビデオを見たことで、いとも簡単に打てるようになった。
 特に左足下がりなどは、フラットよりもうまいのではないかと思うほどだった。
 僕が難しいライ(ボールが置かれた状態)から、みごとなショットを繰り出すと、皆が
「ナイスショット」
「今のは、うまく打ったね」
と褒めてくれた。
今のは・・ではなく、いつでもあれくらいは打てるのだと言いたかったが、100も切れない素人が言うことではないと飲み込んだ。

 それまで110さえ切れなかった時、林ビデオと教え方のうまいレッスンプロのおじちゃんに出会い、2度3度と100を切ることができたのだった。
 この時、初ラウンドから 6年が過ぎていた。

 その初ラウンドは山口県のゴルフ場だった。
 翌日は山口で会議という日、先輩が来てこう言った。
「動きやすい格好してこいよ。襟がついたポロシャツがいいな」

 動きやすい格好ですか?
 会議に行くのに、おかしなことを言うものだ。
 当時はまだ、営業にノーネクタイという風潮はない。
 社内の会議なので、リラックスした服装で臨むということだろうか。
 学生の頃、FUTATAで買った一枚きりのポロシャツを旅行バッグに詰めて、山口にやってきた。
 会議は2日間と聞いていた。でもなぜ、仕事なのに休みの土曜日に会議をやるのかはわからない。それほど、厳しい情勢とも思えなかった。

 そして、山口に来て2日めの日、生まれて初めてゴルフクラブを握ることになる。
 そこは、ゴルフ場の1番ホールティーグラウンドだった。

7番アイアンっていつ使うの?もくじ

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2008年4月29日 (火)

1つめのパワージェル 3km→8km

3→4km
小さい女の子が道路左から走って飛び出してきた。
見た目にはゆっくり走っているように見えるマラソンランナー。彼女の目には渡れると思ったのだろう。全速力で走っているが、コースの右端を走っている僕にはぶつかりそうになった。
これが、散歩の途中ならば通してあげるのだが、こちら、ただいま競技中の身。悪いけど左手で止まるように制した。

17km関門までは、いわゆる車道。そこから先は生活道路。まだ、このあたりでは、警備員による統制がとれており、走りやすい。

交差点を曲がるのが夢だった。
テレビで見るマラソンは公道を縫うようにコースがとられていて交差点が多い。
だが、荒川は河川敷で、行ってこいの一本道。湘南も海辺の国道を行ってこいの一本道で、共に交差点がない。
今回は周回コース。同じところは二度と走らない。初めて曲がる交差点。一つめはおっ交差点と思ったが、2つめからはなんの感想も持たなかった。

4→5km
5kmポイントを前にペース表を探す。だが、走りながらではなかなか見つからない。ここから先、ペースの把握は欠かせない。
一度も歩かないという誓いがあるので、歩くわけにはいかない。仕方なく歩くような速度に落とす。
まず、ヘッドホンプラグを抜き、ポーチを腰から外す。それでようやく見つけた。5km→10kmも変わらず、ノルマは1km7分。
毎回ポーチから出していてはレースにならない。ペース表はポーチには戻さず、手袋の甲に押し込んだ。

5→6km
このあたりは10マイルとの併走コース。ジャージを着た中学生ボランティアが「→10マイル」「フル←」それぞれのプラカードを持ち、センターライン上に立つ。
伏し目がちな少年、頑張ってくださいと声をかけてくれる少女、3人くらいで集まりだべっていて、所定の持ち場に戻るよう注意されるワル坊主たち。
恐らく、学校をあげてマラソンにかり出され、月曜日はお休みというパターンなのだろう。

おらが町にマラソンがあるということが素晴らしい。
2万人のランナーが走る姿を目の当たりにする。それを支えるスタッフ、ボランティアに名を連ねる。そうした経験は、誰もが少年時代に味わえるものではない。
彼らはまだ、その意味がわからないかも知れないが、心の隅にしっかりとした財産が残るはずだ。

6→7km
6kmまではまだ一度も7分を切っていない。
いつもレース本番では知らず知らずのうちに、ペースが上がってしまう。ゆっくり走っているのに、ラップタイムがそこそこにいい。
なんだ、自分はこんなに速くなっていたのか?と錯覚する。それで、去年は失敗した。
今年は、必要以上にラップを上げまいと誓ってきた。

だが、いつまでも悠長ではいられない。ここらで粘らなければ、このままのんびりペースから、体が抜けられなくなりそうだ。
さらに、悪夢の関門にひっかかる可能性さえある。このレースの関門は17km、2時間15分の1つのみ。
万が一そこに間に合わないことになれば、レースが4時間も早く終わってしまう。
1年前、さほど疲れていない体で乗る帰りの電車は、とても切ないものだった。
今回は、そんなことは許されない。

前を行くランナーの中からペースメーカーを見つけて、追走を試みる。
やはり、目がいくのは同じサッカーユニフォームを着たランナー。
前方にいたクロアチア10番のユニフォームを着たランナーに着く。ただ、クロアチアの10番が誰だったかは思い出せない。僕が背負っているデコ以上に、マニアックな選択であることは間違いない。
この1kmは 6分50秒。初めて6分台に入れた。

7→8km
7.5kmのエイドが近づいてきた。この日1つめのパワージェルの出番。
3種類の味から手に触れたものをポーチから引き抜く。1つめは梅フレーバー。
パワージェル(パワーバー)は1983年にアメリカで生まれた製品。日本ではネスレジャパンが販売する。
梅フレーバーは日本独自の製品。私設エイドには梅干しが置いてあったが、梅干しを食べる習慣がないので、マラソンに梅というのはぴんと来ない。
今シーズン、日本では5つの味が販売されているが、国により種類が違う。他国ではキャラメル、ラテ、チョコレートなどがある。
マラソンも3度目。そろそろ、給食を持って走るのは卒業したいところだが、パワージェルは美味い。どうやら次のレースも止められそうにない。
摂りおえると、そのゴミを握ってエイドまで走る。口の中をすっきりさせるための水が待ち遠しい。

エイドに寄ったこの1kmのタイムは30秒落ち。
なぜだかわからないが、この大会のエイドはタイムロスが大きい。コースの左右にテーブルがあるエイドもあり、右往左往するランナーがコースを塞ぐこともあった。
エイドあたりの投げ散らかされた紙コップの数は、荒川、湘南に比べて格段に多い。
経験した3つの大会では、エイドのマナーは最も悪かった。
エイドのゴミ箱はポリバケツではなく、段ボールで作った口の小さいもので、かなりスピードを落とさないと正確に投げ入れるのが難しかった。

風は東北東 向かい風が吹き始めていた。

5月1日につづく

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2008年4月28日 (月)

はやらない心 スタート→2km

5時間30分以内のプラカードの後ろに並ぶ。位置についた時ペースブレスレットを忘れたことに気付いた。
「まぁいいや」と口について出たが、実はそういうわけにはいかない。
レース中盤は意識がもうろうとして、暗算能力が落ちる。普通の計算ができなくなる。
その時すぐ、ウェストポーチに予備を持ってきたことを思い出した。ポーチをまさぐると、確かにはいっている。
転ばぬ先の杖。この過剰とも思える準備が、完走に大きく役立った。

ヘリコプターが上空を何度も旋回している。プロペラの風を切る音で、とても距離が近いことがわかる。墜ちたら大変なことだ。大会は中止になるだろうか。いや難を逃れた人だけで走るのだろうか。

→スタートライン
去年の湘南国際では号砲が聞こえなかった。
スタートラインから最後尾までは数百メートルあり、ピストルの音が聞こえることはない。号砲が鳴ればわかるのだが、スタートの合図で号砲を打ちますという事前の説明は、過去3つの大会で一度も見たことはない。
今年も聞こえないものと思い、時計が10時を指すと同時にストップウォッチをスタートさせる。
今回、号砲は聞こえたが、僕らはまだ一歩も動けない。5~6歩進んだと思うと止まる。しばらくはその繰り返し。流れるようなウォーキングが始まると、並んでいた5時間30分プラカードから、スタートラインまでの距離は、思いの外短かった。
スタートラインでラップボタンを押す。6分39秒 ロスタイムを15分みてペース計画を立てているので、ここで8分の貯金ができた。今日はこの貯金を大切にしたい。

0→1km
マラソンは年に1度と決めている。1年間ずっとこの日のために備えてきたわけではないが、ここで失敗すれば、再チャレンジは1年後。去年、湘南で完走に失敗しているだけに、2年連続の失敗は許されない。

初マラソンで完走した時、それは日々の大きな自信になった。自分は特別な誇りを手に入れたという実感が、日々の暮らしに横たわっていた。
二年め、湘南の31.3kmで止められてからは、下を向いて暮らす日が続いた。そして、何かを変えなければと言う強い気持ちが生まれた。よい結果からも、悪い結果からも学ぶことはできる。ただ、今年はよい結果が欲しい。完走という勝ち星を先行させたい。

走り出してしばらくして、気分が乗っていないのに気付く。競技場から公道に出てもまだ、今日走るのか、これから本当に走るのかと考えている。高揚感がない。
「レースは30kmから。それまではジョギング」*
という瀬古利彦の言葉を胸にしまっていたからかも知れない。
*「マラソンの神髄」瀬古利彦

いきなりの陸橋。練習でやった通り、腕だけで足を使わずに進む。
今日の出で立ちは半袖のシャツと短パン。
初マラソン、3月の荒川は後半に寒くなった。
その反省をふまえ、二度目のマラソン3月の湘南は長袖にしたが、炎天下のもと暑くて仕方なかった。
そして今回は1か月遅い4月の大会。迷わず半袖を選んだ。だが、ここにきて過去のレースでは気温があまり上がっていないことを知った。

 2005 晴 17度(最高気温)
 2006 曇  8度
 2007 晴 14度
そして、ここ一週間、土浦の天気予報。当日は曇り、予想気温は16度と出ている。
そこで残り1週間になって、アームウォーマーを用立てることにした。ミズノのブレスサーモをB&Dに買いに行くと、春先のこの時期はもうブレスサーモは置いていないという。結局、ミズノの直営ネットショップで取り寄せた。アームウォーマーならば、暑くなれば外すことができる。
両腕に装着してスタート。お陰で去年のようにスタート地点で寒さに震えずに済んだ。

1→2km
マラソン大会はどこも、第一給水所(エイド)は5km過ぎから。
スタートから5kmは給水できない。そこから先は2.5kmから3kmごとに給水所があるので、脱水することはない。
だが、第一給水所まではスタート前の待ち時間、ロスタイム、5kmの所用時間で、1時間近く給水できないことになる。
そこで、2度めのマラソンからは、1回分の給水をポーチに入れている。
2.5kmで飲もうと思っていたが、1km過ぎで早くも喉が渇く。給水は喉が渇いた時では遅い。乾く前に飲むのだ。そうマラソンの本に書いてある。
処方箋薬局でくれる飲み薬のミニボトルに入れてきたダカラを飲む。
顎を空に向け、最後の一滴まで大切にする。飲み終えたボトルは、またウェストポーチにしまう。
レース当日まで治らなかった腹具合が読めない。
途中でトイレに駆け込むということがありませんように。祈ると言うよりは、体を信じて忘れるしかない。

2→3km
右端を走っていると、子どもが2人ハイタッチの構えをして待っていてくれる。さっそく今日初めのハイタッチ。
これが勇気になる。今日も一人でも多くの人とハイタッチをしたい。
去年の湘南「ハイタッチ無料でできます」というプラカードを作って応援してくれた若者の団体を思い出す。
一度もマラソンを沿道で応援したことはないが、応援する時は、彼らに学びたい。



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2008年4月27日 (日)

デコのクラシコ

2007年11月27日
CL5節リヨン(away)△2-2
水色のセカンドユニで敵地に乗り込んだバルセロナは、1試合を残してグループリーグ1位通過を決めた。
昨年はチェルシーに次いで2位通過したために、決勝トーナメントではいきなり難敵リバプールと当たることになった。
優勝候補とも言われたリヨンだったが、その不甲斐なさには拍子抜けした。
バルセロナもよそのことは言えないが、リヨンの不調により、この後のくじ運に恵まれることになった。
試合の終盤、
ライカールトがリヨンの悪質なファウルに抗議して、監督就任後初めての退席処分となる。

12月1日
リーガ14節エスパニョール(away)△1-1
同じバルセロナ市内のクラブ、モンジュイックの丘にあるオリンピックスタジアムを本拠地とするエスパニョールは、サッカーファンにもほとんど知られていない。
彼の地を訪れた時、ガイドブックでバルセロナ市には2つのリーガクラブがあるということを予習していたが、同行したサッカー通でエスパニョールを知っている人は皆無。
「ガセネタじゃないの?」とまで言われた。
ただし、バルセロナにとっては難敵。モンジュイックでの引き分けは上出来と言える。

12月9日
リーガ15節デポルティーボ(カンプノウ)○2-1
0-1から逆転勝利。エトーが先発出場で3か月ぶりに復帰。
そして、後半開始からデコが2か月ぶりに復帰した。後にも2か月を休むデコは、4か月も休んだことになる。

12月12日
CL6節シュツットガルト(カンプノウ)○3-1
5節リヨン戦でライカールトが退席処分となったため、ヨハン・ニースケンスが指揮を代行。

12月15日
リーガ16節バレンシア(away)○3-0
メッシが左足負傷。メッシはこのまま故障がちな選手で終わってしまうのではないか。
デコは後半20分ヤヤに替わって途中出場。後半45分に警告を受ける。

12月21日
CLベスト16組合せ抽選会
当たる可能性があるのはスペインのクラブを除く、グループリーグ2位のチーム。抽選の結果、相手はセルティック。
バルセロニスタはこの結果を、中村俊輔、そしてセルティックの営業担当者と共に大いに喜んだ。

12月23日(日)
リーガ17節はクラシコ(カンプノウ)●0-1
直接対決に敗れ、レアル・マドリーとの勝ち点差は 7。
後半13分、デコはクラシコ初出場となるドスサントスに替えられた。
後半37分にはシャビに替えて、ボージャンもクラシコ初出場。

デコがバルセロナに来て以来、デコが出場したクラシコはこれで2勝2分2敗。
カンプノウでは初黒星となった。

12月29日
親善試合 カタルーニャ代表 1-1 バスク代表(サン・マメス)
スペインは州自治政府のゆるやかな連合国家。
今も各州代表は、イングランドと同様、国ではなく地域代表としてのW杯参加権を求めている。
バルセロナからはボージャン、バルデス、ジョルケラ、プジョル、シャビ、クロサスの6人が招集された。ジョルケラが負傷退場、急遽、冬の移籍市場でGKピントを補強することになった。

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2008年4月26日 (土)

ひたち7号

以前、東京駅で成田エクスプレスのホームがわからず、駅の端から端までダッシュしたことがあった。
都会の駅は難しい。
ひたち7号は満席。ランナーの姿が多い。
隣の男性(推定年齢40歳)もその風情。ずっと文庫本を読んでいる。
いつもは電車には本を持ち込むが、今日は少しでも脳を休ませるために本は無し。だが、こうしてブログ用のメモを書いているのはどうなのか・・

4号車がグリーン、指定が1-3.5 グリーン車が指定の端っこではない。
自由席からはみ出してくる客の緩衝として5号車を置き、グリーンの静寂を守っているのだろう。
そういえば女性専用車両というのは、最近報道されないが、今も続いているのだろうか。専用車があるのも善し悪しで、女性が専用車両以外に乗った時、周囲の視線が刺さるのではないだろうかと思う。
電車は荒川の橋を超えた。グリーンのセンターラインでわかる。3人が朝のジョギングしていた。

松戸を出ると雲が厚くなってきた。大会関係者や応援の皆さんには悪いのだが、正直なところほっとする。
レースの体験を2度3度と積むほどに不安は薄らぐが、緊張は増すようだ。
こうした緊張をほぐすため「自信カード」をつくっておいた。
練習での10kmタイム、予想タイム、腕立て伏せ・腹筋の回数を書き出してある。
カードをみて自信を確認する。 「大丈夫だ」「絶対いける」
松戸から乗ってきたランナーもいる。
「そこ3のAですよね?」
どうやら空いている席に座っていた先客がいた様子
「いや、私飛び乗っちゃったから」
そそくさと席を立ち、去っていくおばちゃん。そこは言い方違うよ。まず「ごめんなさい」でしょ・・
と思いかけて、すぐ忘れる。
怒りは痛みにつながる。かつて「腰痛は怒りである」という本を読んだだけで、長年の椎間板ヘルニアが治ったことがある。
マラソンの前は風のように自然体でいなければならない。

8:50 土浦に到着。初めて踏む土浦の地。
駅のトイレは数珠つなぎのランナーたち。
総勢2万人だけに、場違いな人の波が駅から会場に向かって伸びている。横断歩道ごとに警察官が出て、懸命に交通整理をしているが、信号もないところを渡って、車を急停車させるランナーたち。
「地獄に堕ちたらいいのに」
とは思わずに、いやぁランナーならば、もう少しマナーをよくすればいいのにと思う。

9:20 レース前のお約束、ベスパ(735円) 毎回続けている。
脂肪から先に使い、グリコーゲンを温存するスペシャル・ドリンク。
同様の製品はVAAMが元祖だが、こちらの方がよいと店員さんに勧められた。

メイン会場は見るからに混乱している。
人数ならば、東京マラソンのほうが多かったのだが、それと比べて明らかにここは浮き足立っている。
レース前の必須アイテムは意外にもレジャーシート。雑誌の付録についていた小振りなもの。これ1枚あれば、どこでも座って準備ができる。
荷物を預ける場所がわからない。同じように荷物を持ってきょろきょろしているランナーが大勢いる。
ボランティアのユニフォームを着たおばちゃんに尋ねてみたが「わからない」
それはそうだ。ボランティアには、持ち場の教育しか行われていない。持ち場以外の情報は何も持っていないのだ。
東京マラソン・ボランティアで荷物預かりに配置された時も、これらの荷物トラックがどのように並んでいるのか、わからなかった。ランナーからの「自分はどっちへ行けばいいの?」という質問に、まったく答えられなかった。

同じように迷っている人並に混じっていると、荷物預かり場所(テニスコートだと後でわかった)に着いた。入口でビニル袋を受け取り、荷物を詰めてナンバーカード毎に区画された列に並ぶ。
「確か100円要るんだよな」
隣にいた2人組の声で、チャリティで100円をお願いしますと説明書にあったのを思い出した。デイパックの外ポケットに入れておいた100円玉を取り出す。
2人組はなかなか財布が出てこないようで「このシステム、間違ってないか?」と笑っている。

ウォークマンには85曲 6時間分の「かすみがうら」セットリストを入れてきた。マラソンも3度めとなると、走りに向く曲、向かない曲がわかる。
いつかは、余裕の走力を手に入れて、音楽に頼らずに走りたい。
でも今はまだその時ではない。音楽のない6時間は、クールな脳を維持するには、あまりに長い。
スタート10分前、9:50にスイッチを入れて、誤作動防止の HOLDに切り替える。目標タイムが守れれば、82曲めでゴールすることになっている。

4月28日に続く



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2008年4月25日 (金)

マラソン前夜の準備

かすみがうらマラソンは前日受付がない。
一般的なマラソン大会が前日や当日に受付で配る「ナンバーカード(またの名をゼッケン)」「チャンピオンチップ」が事前に自宅に届く。
「プログラム」はレース当日朝。
「参加賞」はレース直後。

前日に遠くまで出かけずに済むのは助かる。
読みかけの「ヨムマラソン」を読み終える。
ミクシィのコミュニティで教えてもらったこの本は、思いの外、得るところが多かった。
貯金を早計に使わないこと。
自分で決めたタイムに対して粘り通すこと。
そういう考え方をしたことはなかった。それまでは、タイムの目安をブレスレットに入れたところで、自分が本当に最後まで走れるのかさえ、半信半疑なのだ。

読み終えると、あまりにヒマで小一時間ほどうとうとする。
「昼寝をすると夜中に眠れないのはどういう訳だ?」
と歌う井上陽水「東へ西へ」が頭をよぎり、すぐ打ち消す。

風呂上がり、ファイテンパワーテープを30枚ほど貼った後、腰と足にテーピング。
テープはすべてキネシオテープ(バトルウィン社の呼び名はセラポアテープ)を使う。
テーピング(伸縮)テープでもよいのだが、素人が使うにはキネシオのほうが安心感がある。
初マラソン前にアートスポーツの店員さんから
「テープは貼れるだけ貼ったほうがいいですよ」
と言われて以来、その言いつけを守っている。
だが、いつかはテープの力を借りずに走ってみたい。

人間の眠りは90分が1サイクル。睡眠時間が90分の倍数ならば、すっきりと目覚める。
7時間30分(450分)とれれば十分だが、9時間(540分)睡眠をとることができた。

ここ1週間、土浦の天気予報は「晴時々曇り」から「曇り」に替わっている。
予想最高気温 16度
降水予想確率 40%

瀬古利彦の著書「マラソンの神髄」に、レースに集中するのは当日の朝からでよい。とあった。その言葉を手帖に書き留め、この1週間、気持ちがはやらぬよう気をつけてきた。
そこで、腹をこわしてしまい、その回復に専念した。今もまだ明日の体調がどうなるのかはわからない。ただ、気温がさほど上がらない天気予報だけが救いだ。
4/20(日)
いよいよレースの朝、東京はどんよりと曇っている。
ランナーにとって、曇りは歓迎だ。
バイクに乗っていた時、ゴルフをやっていた頃、曇り空を見上げて雨になるなよと願っていた。
今は、晴れなければいいと願っている。

上野駅には30分前に着いた。
8:00のひたち7号の指定席をえきねっと(JR東日本のWEB)で買っておいた。
マラソンの日、乗換の駅では時間があれば、必ずトイレに入る。
レース会場に近づくほどに、トイレに並ぶ時間が延びる。空いている駅で済ませておけば、ぎりぎりで焦ることがない。

トイレはとてもきれいだった。
トイレが汚れていると、いつも掃除してから出る。
去年のレース時には、この習慣はなかった。
上野駅のトイレは、どこにもこするところが無かった。

11番ホームには 7:49発 常磐線 勝田行きが入線している。
この電車は 8:59 に土浦着。ひたち7号は途中で追い越して、9分早く着く。

発車のベルが鳴る。
在来線にはランナーがたくさん乗っている。上野までほとんどランナーを見かけなかったので、ほっとする。皆もこの時間帯に出かけるんだ。
ランナー4人組がこっちを見て怪訝そうにしている。なんだろう。FCバルセロナのジャケットを見て「あれは何処で手に入れたんだろう」と言っているのだろうか。
在来線がホームから滑り出していく。
さぁ次はひたちの入線を待つばかり。
ところが表示板は、ひたち7号ではなく 8:05次の土浦行きを表示した。隣の10番ホームの表示は「回送」
 慌てて駅員さんに、ひたちは何処からですか?と聞くと、呆れ顔

「ひたちは16番17番ですよ」



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2008年4月24日 (木)

歩かずに完走する

4/18(金)
東京は雨
朝から強い風が吹き、ビニル傘はひっくり返って骨が曲がり、ゴミ箱行きとなってしまう。
土浦の天気は正午現在、強雨。
大会関係者は雨の中。
ランナーは屋根のある場所でそれぞれの暮らし。

かすみがうらマラソンまであと二日。
ランナーが伺い知れぬ時にも、着々と雨の中、大会の準備が続く。

レース2日前というのは、こんなにどんよりとした気分だっただろうか。
過去2レースの1日前は、前日受付があったので、よく覚えている。
だが、2日前のことは思い出せない。

4/19(土)
10:00 明日の今頃は走っているのか
10:45 といえば、4kmを過ぎて5kmの給水地点へ向かう頃。ほんの少し下り坂。
コース地図と高低差、自分の予定ペースを見比べて、本番を空想する。
明日の天候は曇り、薄日が差す程度か。

それにしてもお腹がぐるぐる鳴っている。
前日というのに、トイレに行く頻度が落ちない。
レース中にトイレに駆け込んだことは一度もない。
5日前にお腹が痛くなった。

Qちゃんのことがあった後だけに、もしかして電解質異常か?
と青ざめたが、ネットの文献でしらべると、どうやらそうではない。
単に腹をこわしただけのようだ。
今夜はもう、オレンジジュースもやめておこう。
2.5km給水ボトルにダカラを詰めて、外に出しておく
冷えていると走っている時にお腹に響いてはいけない。

自転車で商店街に、レース朝のおかずを買いに行く。
もう10年以上、朝食は食べていない。
だが、レース日は昼食が食べられない。この日だけは朝を食べる。

目覚めるとまず、脳を起こすスイッチとしてコーヒーを飲む。
コーヒーには利尿効果がある(おしっこが近くなる)ので 100ccのみ。
献立は炭水化物を抑えるため、ご飯少なめ。タンパク質も抑えるため、納豆は摂らない。おかずは脂肪を摂るために揚げ物。

一週間前からのカーボローディングメニュー、レース朝の献立。
これらは福岡大学 田中教授「賢く走るフルマラソン」で学んでいる。
新たにマラソンを目指す素人ランナーにとっては、これはもう課題図書と言ってもいい。
もう5回読んでいるが、今回のレース前にも1度読み返した。

いつもは自転車に乗ることはないが、前日は体力温存のために、歩くことさえ控える。
いつもの肉屋で脂身たっぷりのとんかつを買うことにこだわっていたが、まだ揚がっていない。仕方なく鶏の唐揚げとコロッケにする。
今回のレース結果がよければ、来年の今頃は唐揚げとコロッケを探しているだろう。
帰り道のコンビニでアイスを1つ調達。

春マラソンに備えて半年前からアイスを絶っている。
走り込みでは「アイス、アイス」と連呼して走ることもあった。
明日のレースでは、またどこかで、アイス、アイスと連呼して脳を覚ます。そのための前日調達だ。
アイスと袂を分かったこの半年の間に、原材料値上がりのために、スーパーカップは126円に値上がりしていた。

買い物から戻ると「持ち物チェックリスト」に沿って荷物をデイパックに詰める。
100円ショップで買ってきた仕分け袋が3つ。
「レース直前ポーチ」
「レース後用品ポーチ」
「レース後着替えポーチ」これは、そのままレースで着たウェアの収納袋に替わる。

エクセルで作ったペース表をペースブレスレットにセットする。
これがレースを乗り切る命綱。
「ペース表」と「安全圏表」の2つ。
ペース表は5km毎のスプリットタイムの目安。
今回は距離表示が1km毎なのが、ありがたい。1km表示ならば、遅くとも10分に一度はペースをチェックできる。距離表示が5km毎のレースでは、ペースが大きく落ちていることに気づくのが遅れる。素人ランナーにとっては、取り返しのつかないことになる。

安全圏表は、初マラソン荒川の時に考えた。
「35km地点 *時間*分ならば、あと12分/kmで歩いても間に合う」
という目安表。
ただし、今回のマラソンのテーマは完走ではない。

一度も歩かずに完走することだ。

4/25につづく



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2008年4月23日 (水)

ゴルフのアイデア集とヒント集

「7番アイアンっていつ使うの?」【 6 】

 ゴルフ上達方法最後の一つは「3,自学自習」
 飛んでいった球筋をみて、フォームのどこが悪かったのかがわからなければ、スコアは伸びない。

 球がスライス(極端に右に曲がっていく)する時は、腕が球の外側から入っている、右膝の送りが早い。
 球がフック(極端に左に曲がっていく)する時は、フェースがかぶっている。
 といった理屈を知っておくとよい。

 その理屈がわかっていても、コース場でフォームを変えるのは至難の業。
 理屈がわかっていないと、さらに悲惨なことになる。

 よく、目標よりも大きく左に向かって打っている人がいる。
 「右に曲がるから、左に打たないと」
 というわけだが、そういう時に限って、球は素直にまっすぐ飛んで、左の林をとらえるもの。

 そんな、みっともないゴルフをしていては、見た目が貧しいし、自分が楽しくない。

 自学自習のポイントは、こうしたフォームだけではない。
 大切なことは、状況に応じたテクニックをたくさん覚えることだ。

 そして、これはとても楽しい。
 なぜならば、他人が何度やっても上手く打てないような難所でも、そのケースでの打ち方を知っていれば十中八九、うまく打てるのである。

 それは、見ている人にはわからない。
 ゴルフ場では、他人のテクニックを「見て盗もう」なんていう殊勝な人はいない。
 わぁ、上手い上手い、ナイスショット!
 たまたま上手く打てたんだな。で終わりである。

 なかなかゴルフ場で人に教える機会はない。
 ゴルファーは、教えられることを嫌うからである。
 ただでさえ、てんぱっているのに、本番の最中におかしな理論をレクチャーされてはたまらないと、皆が思っている。
 だが、こうしたテクニックは習ってすぐ効果が出る。
 それは、練習を重ねてようやく身につくものではなく「アイデア集」「ヒント集」のようなものだからだ。

 こうした「アイデア集」の塊のようなレッスンプロが教えてくれるレッスンラウンド(=習いながら、本番のコースでプレーする)があれば、それこそが最高の上達方法だ。
 ただし、テレビのように何度も同じ場所で打ち直すことはできない。
 もし、お気に入りのレッスンプロが見つかったら、レッスンラウンドをやっていないかを聞くとよい。費用は割高だが、その費用対効果はとても高い。何より、そのラウンドはとても楽しい。

 では、優秀なレッスンプロに巡り会っていない人は、どうやってアイデア集を学ぶのか。
 それは「林 由郎(はやし よしろう)」である。
 はやし よしろう と言っても、山口県の元・衆議院議員ではない(そちらは林 義郎)

 1922年(大正11年)生まれ
 キャディからプロゴルファーとなり、競技者として峠を越えてからは、青木功、ジャンボ尾崎、福島晃子らを指導。
 日本プロゴルフ協会の役員を務めたためか、webで林由郎を検索するとやたらと「日本ゴルフ界の重鎮」という言葉に出くわす。
 林由郎のレッスン風景を映像で見た人ならば、重鎮という言葉がいかに彼に馴染まないかがわかるだろう。

7番アイアンっていつ使うの?もくじ

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2008年4月22日 (火)

かすみがうらを走る!

「かすみがうらを走る」もくじ

 今年 2月18日「かすみがうらマラソン」について、こう書いた。

 荒川は6日早く締め切ったというのに、かすみがうらは11日伸ばしたということは、参加者数が伸びていないのだと想像できる。

 3月に行われた荒川市民マラソンは、大会史上初めて、締め切り日よりも 6日早くエントリーを締め切った。それだけ参加者が多かったのだ。
 関東の春マラソンが盛況なのは「東京マラソン効果」
 東京マラソンは、2008年2月の第二回大会では 10万人の落選者(申し込んでも走れない人が10万人)を出した。この数字は、申請すればギネスブックに載るだろう。
 東京マラソンが掘り起こしたランナー人口を、荒川市民マラソンが吸収した。

 一方、その1カ月後、2月18日(月)~東京マラソンの翌日~に締め切られるかすみがうらマラソンは、〆切を早めるどころか、11日間延長した。
 かすみがうら=茨城県土浦 といえば、東京からは遠い。
 その距離のために、荒川のようには、東京のランナーを動員できないのだろうかと考えた。

 ところが、予想と事実は違っていた。
 2008年4月20日(日)に開催された「第18回かすみがうらマラソン」には11,354人がエントリーした。
 
しらべるが掲載する数字は 42.195km競技のみ

 過去最高は、11年前 1997年の8,798人なので、2,556人塗り替えて史上最多人数。
 前年比では 3,955人(53.4%)増となった。
 前年比 150% は、まさに激増と言える数字である。

 東京マラソンを観戦したランナー、東京マラソンで記録更新が成らなかったランナーが、2月18日(月)に大挙エントリーしたため、これはいける!と思って締切を延ばしたのだろう。

 関東の市民マラソンでは最も歴史が古いかすみがうら。
 一人負けを食らうことなく、東京、荒川と三大関東春マラソンとして肩を並べたことになる。

 かすみがうらが記録を更新したのは、東京マラソン効果だけではない。
 今回は、2007年秋に放送されたテレビドラマ「マラソン」~TBS系列~による知名度アップがあった。

 ドラマは前回17回大会の翌日、4月16日に市民ランナーが参加してロケが行われた。
 一度は腹痛に倒れた主人公が再び走り出し、かすみがうらの湖畔を疾走する。
 広大なかすみがうらの真横を風を受けて走る、その光景に憧れて「ここを走ってみたい」と思った人が少なくない。


 3月31日からランナーにナンバーカードチャンピオンチップが届き始めた。
 かすみがうらはこれらが事前送付のため、前日受付、当日受付といった受付そのものがない。
 ただし、欲を言えば、当日配布のプログラムも事前送付にしてもらいたかった。
 受け取り時間が14:00までなので、4時間を超えるランナーはレース後にゆっくりと受け取ることができない。

 ナンバーカードは1枚。これがありがたい。
 ナンバーカード2枚の場合、背中にも1枚つけなければならない。
 それでは、ユニフォームのデコ20の数字が隠れてしまう。

 かすみがうら、つくば、荒川、東京、湘南、長野、大町の7つのマラソン大会を調べたところ、1枚を採用しているのは、かすみがうらと東京だけだった。

 マラソン大会はナンバーカードでWEBを検索すると、個人名が特定できる。
 ランナーは個人情報を体に貼って走っているようなものだ。
 ランナーが走る時、その視線が捉えているのは、前を走る人の背中だ。
 最近はデジカメを持って走るランナーも多く、ネット上にはナンバーカードが写った写真が出回っている。

 前面はランナー識別のために必要だろうが、背面は不要だ。
 湘南国際では前後に2枚ナンバーカードを付けて、途中リタイア者からはナンバーカードを1枚回収する。それが2枚の理由では、なんとも世知辛い。

4月24日(木)につづく

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2008年4月21日 (月)

低価法とERPで喜ぶ人とは?

 2008年度末、つまり2009年春、今から一年後には日本企業はどえらいことになっている。

 平成21年3月期(=2008年4月より始まる1年間の会計年度のこと)より、低価法が適用された。

 低価法とは、資産の原価と時価を比較して、低い方を期末資産の評価額とする資産評価基準。

 【例】を挙げて説明しよう。

 佐藤カンパニーは 5年以上売れないままの商品「スーパー貯金箱」売価2,000円の在庫を、5万個倉庫に抱えていた。この商品の原価は1個 1,000円。
 2007年度までの会計では、その原価1,000円で評価できたので、1,000円×5万=5千万円で資産として計上していた。
 ところが、低価法の適用により、原価ではなく低価を適用しなければならなくなった。
 もう5年も売れていないので「スーパー貯金箱」の事実上の価値は 0円。本来ならば 0円で計上するところだ。
 だが、佐藤カンパニーでは ERP を導入している。
 導入している某社の ERP では 0円を計上できないため、1円で計上することになる。
 1円×5万=5万円
 これにより、5千万円の資産は、1000分の1になるわけだ。

 このように、不良在庫を大量に抱えているメーカーや商社は、大幅に総資産価値を減らすことになる。それは株価に反映し、乗っ取りを計画する投資家たちの利益に与するだろう。

 2007年度会計までは、原価法と低価法の選択適用ができた。
 大半の企業が含み益を計上できる原価法を採用していた。
 原価法から低価法への切り替えを、経理部員が手作業でやるのは不可能に近い。
 ERP の導入が進んだことにより、実現できた法施行と言える。

 ERP【 いーあーるぴー 】は Enterprise Resources Planning
 その定義は「コンピューター・システムで 企業内にある情報を一元管理して、計画的に運用すること」

 ERPを入れることで、個々のパソコンや、サーバーの情報を 1カ所のデータベースに格納し、それを個々のパソコンからWebページを見るかのようにブラウザーで閲覧できる。

 ERPを実現するソフトを「ERPパッケージ」と言う。
 ERPパッケージといわず、"ERP"と言う人が多い。
 この分野では SAP、ORACLEが大きなシェアを占めている。いずれも外国の企業である。

 目的は「経営資源の有効活用」
 これは、会社をガラス張りにして、経営者からわかりやすくするということ。
 経営者からわかりやすいということは、乗っ取って新しく就任した経営者にとってもわかりやすいということ。
 ERPを入れている会社は、新しい経営者にとって、とても管理しやすい。

 ERPを入れるということは、既存のシステムを捨てると言うこと。
 入力画面は変わり、仕事の流れも変わる。
 最新の IT と経営理論にかぶれた経営陣は喜ぶが、大半の社員は喜ばない。

 やがて、ERPのために会社が停滞して、経営陣の喜びが冷める。
 そして、乗っ取ろうと思っている人たちがとても喜ぶ。



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2008年4月20日 (日)

ベティスの歴史とエピソード

 セビージャ市には、セビージャのライバル「レアル・ベティ」があり、その対戦はアンダルシア・ダービーまたはセビージャ・ダービーと呼ばれている。

 REAL BETIS BALOMPIEReal Betis Balompie
 レアル ベティス バロンピエ

■本拠地スタジアム:マヌエル・ルイス・デ・ロペイラ Manuel Ruiz de Lopera
 (収容人員 52,500人 1929年落成)

■ホーム・ユニフォーム:白×緑 縦縞

■チーム愛称:ベティス(アンダルシア弁により s を発音しないため、ベティと聞こえる)日本ではベティスと表記される。

■レアル・ベティス・ファンの愛称:ベティコ

■チーム名の由来:古代のアンダルシア地方の名称 Betica(ベティカ)

■会長:Manuel Ruiz de Lopera(マヌエル ルイス デ ロペラ)
 ドン マヌエルと呼ばれる彼は幼き頃は苦労人。現在の実業家としての地位を一代で築き上げた。

●ベティコの合言葉
viva el lfp_betis manque pierda
(ビバ エル ベティス マンケ ピエルダ)
「例え負けても、ビバ エル ベティス」の意

 ただし、スペイン語で正しく言うと、
viva el lfp_betis aunque pierda
(ビバ エル ベティス アウンケ ピエルダ)
 アンダルシア弁では、アウンケがマンケという発音になる。

■レアル・ベティの歴史

1907年
設立

1934-35
リーガ優勝(この1回だけ)

1976-77
フランコの死後、総統杯から国王杯に再び改称されたコパデルレイで大会初優勝。

2000-01
ホアキン・サンチェス・ロドリゲス(国籍:スペイン 右MF)がカンテラから昇格。

2004-05
リーガシーズン4位 16勝14分8敗
6月、コパデルレイ2度目の優勝

2005-06
8月13日、スーパーカップでFCバルセロナと対戦
0-3(home)、2-1(away)、二戦通算成績でFCバルセロナが優勝。

9月13日、CL初出場。
グループリーグ1節ホームでリバプールと対戦。
11月1日、CLグループリーグ4節 ホームでチェルシーを1-0で破る。
このシーズン、ここまでプレミアリーグ、CL共に無敗だったチェルシーに初黒星をつけた。

2006-07
8月26日、バレンシア戦で開幕。
そのバレンシアへのホアキン移籍交渉が決着せず、オリベイラの移籍も未定のままシーズンが始まる。
6月、ルイス・フェルナンデス監督解任。
6月17日、最終節で辛うじて2部降格を逃れる。16位 勝ち点40 8勝16分14敗

 このセビージャの2大クラブについては「富裕層のセビージャ、庶民層のベティ」と書いているサッカー資料が多い。
 同じ州のリーガクラブ同士の対戦(ダービー)は数多いが、その中でもアンダルシア・ダービーは穏健とは対極にある対戦といえる。



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2008年4月19日 (土)

マラソンの天候は快晴が望ましい理由

 2007年2月、第1回東京マラソンが行われた日。
 東京は朝から大雨
 お昼にはあがり、制限時間の16時頃には薄日もさした。

 雨の中を走るランナーに、テレビ中継のアナウンサーがこう言う。
「あいにくの雨ですね。晴れたらよかったんですが」

 すかさず、解説者がつなぐ。
「いや、雨の中は意外と走りやすいんですよ。晴れるよりは記録もいいし」

 走り終えたランナーはテレビカメラの取材にこう答えていた。
「雨は気にならなかったです。沿道の声援が後押ししてくれました」

 雨なのに、皆、笑っている。
 それは、日本人に新たな価値観を示した。

 このやりとりを、マラソンを走ったことはない運営スタッフの佐藤さんは微笑みながら聞いていた。
「へぇ 雨って、ランナーは気にならないんだねぇ」

 だが、心の中では違うことを考えていた。
「なにが走りやすいだよ。そりゃ好きで走ってる人はいいよ。雨でも風でもさ。
 だけどこっちは休日出勤して、おまけに1日じっとしてるんだから、寒くて仕方ないよ」

 同じくこのやりとりを、ボランティアをした鈴木さんが自宅に帰って、夜のテレビで見た。
「そりゃランナーはいいよ。東京メトロのポンチョ着て走れるんだから。でもボランティアは、規則でユニフォームの上に合羽着ちゃいけないっていうから、パンツまでびしょ濡れでさ。
 ランナーが来る前から準備して、帰った後の片付けまでまる1日だよ。晴れて欲しかったよ」

 沿道に応援に行こうと思っていた田中さんは、朝起きて雨だったのでテレビ観戦に切り替えた。
 私設エイドを出そうと思っていた佐野さん一家は、雨でおむすびがべちゃべちゃになるのでやめた。

 気温があがり20度を超えるようだと、エリートランナーの記録が伸びないだけでなく、地力がない素人ランナーも苦しい。
 だが、すべてのマラソンが世界記録を狙う大会ではない。

 大会スタッフ、ボランティア、沿道の応援、私設エイドを出す人
 走っている人は体温が上がるが、止まっている人にとって、春先はまだまだ冷える。
 大会を取り巻くすべての人に思いをはせれば、天候は快晴が望ましい。

 明日4月20日は、全国各地でマラソン大会が行われる。
 (しらべるでマラソンと書くのは 42.195km の大会のみ)
 この週が、春マラソン最後の開催ピーク。
 これから秋マラソンまで、しばらくオフに入る。

 かすみがうら 6時間
 津山加茂郷 6時間
 掛川・新茶 5時間
 全国健勝マラソン日本海 5時間
 長野 5時間
(大会名 制限時間)

 各地の快晴を祈る。
 いや、ちょっと曇ってもいいけど・・



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2008年4月18日 (金)

仕事で履けるウォーキングシューズを買う

 今年の春マラソン、ここまでトレーニングとしてのウォーキングは 120km。
 交通機関で通勤している人ならば、1日4kmは歩いているので、わずか 30日分だ。

 その30日分をコインローファーやリボンタッセルなど、板でできたような靴で歩くのはもったいない。ハイヒールで歩くなど考えただけで、ぞっとする(男が履いたら怖いが)

 通勤をトレーニングに変え、正しいランニング・フォームを手に入れるには、ウォーキングに適した靴を手に入れるとよい。

 ウォーキングシューズというと、新聞広告に載っている黒い靴。
 あんな、どんくさい靴はとても履けない。
 (靴を試し履き無しで売るという時点で間違っている)

 そもそも、ウォーキングに使うのは、ウォーキング・シューズではなくスポーツシューズ。
 カテゴリーでいうと「ランニング」または「トレーニング」

 ただし、スーツに白い靴では中学の体育の先生になってしまう。
 仕事着に合わせて履いても違和感がなく、性能のよいスポーツシューズを買う方法をまとめた。


 さがす
Yahoo!やGoogleで「ウォーキングシューズ 黒」といったキーワードを入力し「商品」をクリック
型番を特定したら、スポーツショップに電話を入れて、在庫を確認する。
メーカーサイトで、その商品が現行品かをしらべる。(ウェブページには現行品しか載っていない)

 えらぶ
黒または茶色
 アッパーだけでなく、アウトソールが黒のものを選ぶ。アウトソールが白などの明るい色だと、いかにも運動靴という感じになる。
横幅は脚に応じたもの(4Eだからよいというわけではない。横幅が余る靴は脚が疲れる)
甲がきつくないもの(内勤では歩いている時間よりも、デスクワークの時間が長い)
夏は通気性を重視。メッシュ素材のものを選ぶ。オールレザーを買うならば秋~春。
カテゴリーは「ウォーキング」に限らず、ランニングでもよい。ウォーキングカテゴリーの靴は、デザイナーが黒ければいいと思っているようで、いったい誰が履くのかというほどださい。

 買いに行く
履く靴はインターネットで買うものではない。
 同じモデルを既に持っていても個体差がある。履く靴を選ぶならば試し履きは必須。
各種メーカーを扱うスポーツショップではニューモデルでも値引きされている。「ランナーズ」の広告やヤフーの商品検索で値引率の高い店をみつける。メーカーの直営店、ナイキショップではニューモデルは値引きされていない。
スーパーフィートなどのオーダーメイド・インソールを先に作り、そのインソールが入る靴を買う。
 そうすれば、オーダーメイドの靴を買うのに近くなる。

 最初に履いたウォーキングシューズはニューバランス。
 ニューバランスはスポーツメーカーの中では珍しく「ウォーキングカテゴリー」を設けている。
 恐らく、ビジネスとウォーキングを融合させたデザインではニューバランスがナンバー1。
 ただし、難点は売っている店がない。
 大手スポーツ店で見かけたことがない。

 2008年4月現在、上記の要件を満たすベストのモデルはナイキフリー 7.0である。
 現行のナイキフリーは 7.0、5.0、3.0 の3種類。
 数字が小さくなるほど、デザインがカジュアルになり、3.0の見た目は「ズック」だ。
 カラーはシーズン(ナイキは3カ月に一度、商品が入れ替わる)により異なるが、3.0には黒いアウトソールのモデルがない。また、ナイキid の対象商品でもなく、自分だけの黒い靴を作ることもできない。

 ナイキフリーの次には、マラソンランナーに最も売れているアシックスの「ニューヨーク」がよい。この靴ならば、ウォーキング、トレーニング、マラソン本番まで、これ1足でいける。ナイキフリーは、トレーニングシューズであり、本番ではとても履けない。
(本番もトレーニングだと言い張る、酔狂な人は例外)

 ニューヨークには 2008年モデルの「GT-2130 NEW YORK」から、黒が定番色に加わった(それ以前は数量限定だった)
 現在は、ナイキフリー7.0とニューヨークを毎日交互に履いている。



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2008年4月17日 (木)

ウォーキング

 マラソントレーニングの初期の下地づくりとして、ウォーキングは欠かせない。
 マラソン準備を始めた頃、いきなり走るのはムリだろうと思い、ウォーキングからはいった。
 後にマラソン、ウォーキングの本を読むほどに、それは確信になった。

 瀬古利彦がマラソン選手向けに書いた著書がある。
 この本は、停滞している男子マラソンのレベルアップを目指して、手の内をさらしたもの。
 プロ・アスリート向けではあるが、ど素人ランナーが読んでも学ぶところが多い。
 マラソン関連で読んだ100冊前後の本の中では「賢く走るフルマラソン」と並んで、何度か読み返している。

 その本「マラソンの神髄」に次のように書いている。

 効率のよいきれいなフォームの人は、歩く姿もきれいだ。
 歩くことは足腰を鍛えるとともに、故障を防ぐストレッチ効果、それにウォームアップの意味もあるが、フォームを固めるためには欠かせないものだ。

 瀬古は暇さえあれば、重りの入った靴を履いて歩いていたという。


 歩き始める時期
レースに向けて走り始める1か月前から、歩き始める。
制限時間7時間のマラソン*1 に出場する場合、遅くともレースの4か月前。
 
*1 2月東京マラソン、3月荒川市民マラソン12月ホノルルマラソン

 歩く内容
1日5kmより
トレーニングスケジュールは組まない。気持ちいいはずの運動が憂鬱な難行になってしまう。
 
「4日つづけて歩かない、3日つづけて休まない」
 程度の緩い目安を心にしまっておくとよい。

 歩くフォーム
平行な二本のラインをなぞるよう、歩を進める。足がクロスしないようにする。
 
これができていればマラソンで、まず転倒することはない。走っていて両足がぶつかる時は、ウォーキングでフォームを確認するとよい。
腕を大きく振るパワーウォーキングは街中では恥ずかしい。腕の振りは "いつもより大きめ"程度でよい。

 怪我の予防
歩く前に くるぶし、膝にテーピングする。
 もちろん、どこにも違和感がない時は不要。
 疲れが溜まっていて、膝にどんよりとした感覚がある時は膝を受けるようにU字型にテーピングする。キネシオ(=セラポア)テープ50mm幅を1巻き買っておくとよい。テーピング(伸縮)テープでもよい。テーピング(非伸縮)テープは素人は使わないほうがよい。

 歩く道具
100円ショップで安い万歩計を買う。
 ダイソーでは210円で売っているものがよい。
仕事で履けるウォーキングシューズを買う

 先日、讀賣新聞に女優水野美紀が出ていた。
 デジタル万歩計を知人からプレゼントされて以来、歩くのが楽しみだという。
 どれだけ歩いているのかと思ったら、これまで1日の最高記録は・・8,000歩
「セレブ女優か!」
 思わず、新聞紙につっこんだ。

 交通機関で通勤しているサラリーマンならば、内勤の人でも 1日5,000歩~10,000歩は歩いている。それをトレーニングに活かさないのはもったいない。それには、それに見合う靴が必要だ。

つづく

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2008年4月16日 (水)

教え方がうまいゴルフレッスンプロ

「7番アイアンっていつ使うの?」【 5 】

 ゴルフ練習場に所属するレッスンプロの経歴は2通り。

1,トーナメントプロ崩れ
2,ゴルフが上手な人

 ゴルフ練習場を経営しながら、自分が教えているという人は1,2の両方にいる。
 ただし、狭い練習場は勧められない。
 雑居ビルの1階にゴルフショップがあり、その一角にネットを張った練習場を設けている所がある。
 打席から的までは5mほど。
 こういう所では、いろいろなケースに応じた打ち方を習えない。

 自分に合ったフォームを固めるまでならば、こういう狭い練習場もよいのだが、やがていろいろな打ち方を練習する段階にきた時、先生を連れて行くわけにはいかない。
 また、そこで新たな先生と、一から関係を築かなければならない。

 それに、狭い場所では気分が憂鬱になり勝ちだ。
 びしびしと芯に当たればよいが、そうでない時、狭い部屋で汗をかいていると、とても気分が沈む。

 それでは、どんなレッスンプロにつけば、上手くなるかを解説しよう。
 それは「教え方の上手いプロ」につくことだ。

 では、教え方が上手いとはどんなことかというと、次の4つになる。

・ど素人にわかりやすい言葉を、たくさん知っている
・スモールステップで改善、矯正する方法、そのアイデアの引き出しが多い
・愛想がいい
・褒めて育ててくれる

 「そこで、ぎゅっといけ」とか「ぱっとはたけ」と長嶋監督みたいなことを言われても、素人にはできない。
 ボールの頭を叩いている(=トップする)のに「芯でとらえろ」と口で言われてもムリだ。

 あちゃ~、おまえ、ゴルフやめたほうがいいよ
と顔に書いてあると萎縮して、ますます体は動いてくれない。

 口数が少ない玄人風の人は、何を考えているかわからない。
 怒っているんじゃないだろうか?と心配しているうちに、レッスン時間が終わってしまう。

 しかし、ほんの些細なことでも褒めてくれると嬉しい。
 「右足がよく残っているね」
 「今のは球に力があったね」
 そして、何より大きな声で「ないしょっ( nice shot! )と言ってくれると嬉しい。

 たいした当たりでもないのに、ないしょっと言われると、ついハニカミおじさん(おばさん)になってしまうが、心の中には明日が見えてくる。

 トーナメント崩れの豪打者には、この知恵がない。
 一流選手、必ずしも、一流指導者とはなり得ずである。

 ゴルフスクールでは、一度ついた先生は替えてもらえない。
 だが、レッスンプロの場合、気に入らなければ、次から指名しなければよい。
 その練習場に一人しかプロがいない場合は、練習場を変えればよい。

 人数でいうと5人のプロに習ったが、教え方がうまいプロは 1人だった。
 確率で言うと20%。
 地方都市では次から次に練習場を変えるほど、練習場がないが、政令市であれば、お気に入りの1人を見つけることはできる。

 ゴルフ人生の中で、初めて100を切ったのは、この先生と出会って半年の時だった。
 明るく、優しい。
 色が黒いという以外は、どこにでもいる風情のおじさんが、最高の師匠だった。
 もう十数年会っていないが、今もその笑顔をはっきりと思い出せる。

7番アイアンっていつ使うの?もくじ

スポーツ |

2008年4月15日 (火)

紙容器カップヌードルの食べ比べ

 発砲スチロール(以下PS)のカップヌードル、3月中に確保しておいた。

 4月にはいり、紙容器が店頭に並んだので、さっそく買ってきた。

 賞味期限は、PS容器 2008.8.13 紙容器 2008.8.28

 設定は製造後5か月として、3月中旬を前後して PS版の製造が終了し、紙版の製造が始まったのだろう。

Cupnoodle_side


発泡スチロールは容器:PS、紙は容器:紙と表記される。

PSの方が照明を反射していて、てかりがあることがわかる。(フィルムは剥がしてから撮影)




Cupnoodle_bottom

カタチの違いが底面にあった。

背の高さは同じだが、新容器は約1cm上げ底になっている。

蓋留めシールの表記も変わった。

 明らかに見た目が違う二つのカップ。だが、人はそれを見分けることができるか。


 ここで、カップヌール・ファン 3人に来てもらい、実験をした。

1,素材表記の部分を隠して、横から見て(写真上)どちらが新容器かを当ててもらう。
 結果は3人中2人が外れ

2,シールを剥がし、底から見る(写真下)
 結果は3人中2人が外れ

3,目を閉じて左右に新旧カップを持つ。
 結果は3人中3人が外れ

 新容器は肌触りが優しく、ずいぶん昔からそうであったような感覚になる。この好感は、マクドナルドのコーヒーカップが、熱対策のため 紙素材に変わった時に似ている。

 さて、いよいよ食べ比べ。
 カップを持って食べると手触りでわかるので、コーヒー用の紙コップに取り分けて 2種類を試食。こうなると、日清の安藤社長になった気分だ。

 結果は3人中、2人が新容器を当てた。

 それぞれの感想は
「変わらない」
「(新容器のほうが)味が薄い」
「えびが少ない」 ←これは意味が違う

 紙容器への変更に当たり、日清では味を変更している。
 カンブリア宮殿に安藤社長が出演した際、その映像が流れていた。
 だが、素人のカップヌードルファンには、その違いはわからなかった。

 安藤社長は、開発している社員に対して
「美味すぎると、食べ飽きるぞ」
と言っていた。これは、大量消費のインスタント業界を言い表している極言だ。

 変わらぬ美味さカップヌードル
 新たな持ち手の感触を手に入れて、インフレに向かう世界でさらに売れ続けるだろう。



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2008年4月14日 (月)

学生気分を抜かない方法

 就活が早い。
 20年前は卒業年度の10月1日に会社訪問が解禁、11月1日に採用試験解禁だった。
 ただ、それを完全に遵守するのは一部の大手企業だけであり、大半の企業が抜け駆けで内定を出し、10月1日や11月1日は形式的な会社訪問、内定書授与式をしていた。

 抜け駆けで内定を出すといっても、早くて7月。一流企業は10月だった。
 ところが、今は早い。
 卒業年度の4月、つまり今の時期、企業は最終面接を行っている。

 運よく4月に内定を得た学生は、最後の一年、心のゆとりをもって暮らすことができる。
 一度就活で高めた緊張も一年後、入社式の頃には、ゆるんでふぬけに近い。
 気持ちのゆるんだ学生が入ってくると、上司の風当たりが強い。

 褒めて育てようにも、褒めるところがない。
 叱る気にもなれず、呆れることが多い

 一方、新人にとってみれば、自信満々で入社したのに、ビッグな自分を認めないアホ上司には、ストレスが溜まる。
 これではますます、両者の溝は深まる。

 そこで、どうすれば「学生気分が抜けない」と先輩諸氏が呆れるのかを考えた。

 仕事のやりとり
■質問には、必ず質問で返す。
 仕事を頼まれたら、即座に「どうすればいいんですか?」と質問する。
 「マニュアルはないんですか?」と口に出して言う。
■先輩が言ったことに対して、その場で評論する。
 アルバイト経験を元に、コメントする。
■できなかったことは「まだ習っていなくて」と言い訳する。

 言葉遣い
■「・・っす」と語尾につける(男性)
■「・・でぇ~」と語尾を伸ばす(女性)
■仕事中に「ぶっちゃけ」を連発する。
■「訂正のほう、お願いします」のように「ほう」をつけて話す。

 過信
■宴席で「社長を目指している」と言う。
■職種の希望を聞かれたら「企画の仕事がしたい」と言う。

 モラル
■遅刻する
■寝坊したのに「これから病院に行きます」「直行します」と会社に電話する。
■いつも携帯を目の前に置いていて、席でメールを打つ。

 電話の応対
■相手の名前が聞き取れなかったのに「お名前を言われなかった」と嘘をつく。
■社外の人に向かって、社内の人をさんづけで呼ぶ。
■社内の人に向かって、同僚を呼び捨てで呼ぶ。

 新人からしてみれば、こんな仕組みもできていないのか?と思うことが多い。
「ダメじゃん、ウチの会社」と言いたくなる。
 だが、そんな会社だからあなたは入れてもらえたのだということを知っておかねばならない。

 仕組みがよく整備され、風通しがよくて、改善のスピードが速い会社は、それに見合う人を採用している。

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2008年4月13日 (日)

セビージャ新潟に来る

 セビージャは 2006-07シーズン開幕前のイベント
 UEFAスーパーカップ(モナコ モンテカルロ開催)でFCバルセロナを3-0で破り初優勝した。
 日本のスーパーカップは、子供から大人まで広く指示される人気のアイスだが、UEFAのスーパーカップは全然スーパーではない。

 あぶれ者同士の親善試合「UEFAカップ」と選ばれし勇者「UEFAチャンピオンズリーグ」の勝者を 1戦限りで戦わせ、それにスーパーカップを冠してしまうところが支離滅裂。
 プロ野球日本シリーズの勝者と、二軍のジュニア日本選手権の勝者を戦わせて「真の日本一決定戦」と冠しているのに等しい。

 もちろん、それを真に受けている欧州フットボールファンがいるわけがなく、皆さん、なんちゃって公式戦風のオープン戦と捉えている。

 バルセロナにとっては、クラブワールドカップを含むタイトル総なめを狙っていたシーズンの冒頭。
 この時点では痛くもかゆくもない敗戦だったが、結局、このシーズンに狙っていた、CWC、CL、リーガの3タイトルをいずれも逃してしまった。

 2006-07シーズンの5月16日、セビージャは2年連続であぶれ者同士の親善試合 UEFAカップの決勝に進む。
 結果は、2-2からのPK戦で、同じスペイン同士、バルセロナ市のエスパニョールを破り、二連覇。

 6月17日には、リーガ最終節をわずかに優勝の可能性を残して迎える。
 しかし、ホームでビジャレアルに敗れて3位。

 6月23日、スペイン国王杯決勝:セビージャ1-0ヘタフェ
 セビージャはこのシーズン、UEFAスーパーカップ、国王杯の2タイトルを獲得。

 シーズン前に日本遠征したリーガ・クラブは好成績を残すというジンクスがある。
 と、しらべるは主張する。
 セビージャは、2006-07シーズン前、日本遠征を行っていた。

 2006年8月4日、新潟でアルビレックス新潟と対戦し6-0で勝利。
 スペインからの飛行機にたまたま乗り合わせた、ベティコの友達は、堪能なスペイン語でたくさん話したらしいが、最後までベティスファンであることは隠したという。
 当時在籍していたサビオラは不参加。メディアの露出も無いに等しく、よほどのリーガファンでもない限り、来たことさえ知られていない。

■バルセロナのプレシーズン遠征とシーズンの成績
 2004-05 日本遠征 → リーガ優勝
 2005-06 日本遠征 → リーガ、CL優勝
 2006-07 米国遠征 → 無冠
 2007-08 日本遠征 → ??



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2008年4月12日 (土)

ローマ字入力が速い理由

 ローマ字入力は1つのひらがなを打つのに2つのキーを打つので遅いという人がいる。

 だがローマ字入力は、次の理由から選ばれている。

■指の移動距離が短いローマ字入力の方が速い。
 50音を打つために使うキーボードは3列 横は最大10列
 キー1つが 15mm×15mmのパソコンでは、面積は 6,750平方mm

 かな入力だと4列 横に12個を必要とする
 面積は 10,800平行mm

 かな入力は、ローマ字入力よりも 1.6倍の面積を指が移動することになる。

 ローマ字入力は、キーを打つ回数が2倍
 かな入力は、指の移動範囲が1.6倍
 この概念ならば、かな入力が速いことになる。

 ただこれはことばのトリックであり、現実にはそうはいかない。
 実際の速さは「キー間時間」という概念で捉える必要がある。

 一つのキーを打ち、次のキーを打つまでの「キー間時間」
 100分の1秒を計測できる装置がないので、実数はかけないが、
 かな入力のキー間時間は、面積から按分して、ローマ字入力よりも1.6倍 かかるはず。

 あいしてる
 と5文字打つだけならば、キーを打つ回数が半分で済む かな入力が速い。
 だが、文字数が増えるに連れて、速さが逆転する。

 それだけではない。
 パソコンで打つのは漢字かな混じり文だけではない。
 インターネットのURL、メールアドレスは半角英字だ。
 ローマ字入力ならば、"もと"と打った後に[F10]キーを押せば "moto"に変換される。

 かな入力では、英字を打つ度に英数に切り替える時間がかかる。
 また、ノートパソコンではキーボード最上段の数字を打つ時にも、切り替えなければならない。

 しらべるのブラインドタッチがタダでできるようになる方法を読めば、1週間でブラインドタッチができる。
 かな入力に慣れている人も、ローマ字入力に 1週間で転向できるのである。

 とらすいみにとにかいもら(→それにしても)
 脳で指示した文字と違う文字が画面に出た、あの不快感はたまらない。
 「日本中のパソコンをかな変換に変えてしまうウィルス」
 が開発されたら、とても困る。

 ローマ字入力とかな入力の切り替え方法

【 Windowsパソコン 】
[Ctrl]キーを先に押しながら [Caps Lock]キーを押す

この操作をする毎に、切り替わる。

【 以前のNEC、98仕様のパソコン 】
「かな」キーを押すだけ

 共用パソコンでは他の誰かが切り替えてしまうと、どうしていいかわからない人が多い。
 切り換え方法を名刺サイズのカードに書き、キーボードに貼っておいてあげるとよい。
 この注意書きが貼ってある公共の施設は交換がもてる。



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2008年4月11日 (金)

ローマ字入力とかな入力の切り替え

 今から思い切ったことを言うので、目をつぶって下さい。
あ、それじゃ読めないか。

 パソコンを「かな」入力に切り替えて、そのままにしていく人がいる。
 それは、トイレで●●●を流さないようなもの。

 あ、やっぱり書けない・・
 書こうとする前にインターネット界では、この言い回しの前例があるかを調べてみた。
Yahoo! 0件
Google 0件

 もしかすると、その名詞が NG ワードなのかも知れないので、その名詞を「水」に変えて試してみた。

 トイレで水を流さないようなもの
Yahoo! 0件
Google 0件

 これは、とてつもない言論に踏み込んでしまったのか。
 この名詞を書くことは、取り返しのつかない事態になりそうな気がする。
 ということで伏せ字にした。

 テレビCMで「ウコンの力だ!」とか言って、張り切っている人々を見ると、いつもどきどきする。
 「やっぱり美味い!ウコン」
 と言われると、CMの作り手も大変だなぁと思う。

 さて本題のつづき

 図書館に置いてある蔵書検索端末のキーボードで、キーワード検索しようとする。
「中谷」とブラインドタッチで入力すると、画面に
「みちのちかちみに」と出る。

 一瞬、何事が起こったのかと思う。なにかの暗号か?
 この不快感は得体が知れない。
 右手を動かしているのに、左足が動いていたら、こんな気持ちになるのではないか。

 「そう思うのは、ローマ字入力者の横暴だ」
 と、かな入力者は言うかも知れない。

 「公共のパソコンはデフォルト(初期設定)をローマ字入力にする法律」
は日本にはないではないか!

 確かにそうだ。
 日本の学習指導要領(子ども達に教える内容を定めた文書)でも、入力方法は指定していない。
 実際には大半の教諭がローマ字入力の指導をしているが、それも、規定に則ったわけではない。

 だが、ローマ字を日本の標準としてオーソライズ(認知・認定)する法律はないのに、どこの共用パソコンでも、キーボードはローマ字入力に設定してある。
 このことから、ローマ字入力している人が圧倒的に多いことが推察される。

 だが、それは推察の域を出ない。
 ローマ字入力 対 かな入力 比率世論調査
をwebで探してみたが、見つけられなかった。
 経産省も文科省もその実態調査には乗り出していないようだ。

 法律で決まっていないことは、良識に委ねるのが日本の流儀。
 ここでいう良識とは、想像力を働かせて、他人に迷惑をかけないということ。

 ローマ字変換に設定されていたパソコンを「かな変換」に切り替えて使った人は、パソコンのど素人ではない。
 再びローマ字変換に戻す方法を知っているが、戻す手間を省いた人ということ。
 世の中の趨勢、つまり大半の人がローマ字入力をしていることも知っているに違いない。
 同じ世間に住むのだから、自分だけがよければいいという考えで行動せず、次の人のことも考えたほうがよい。

 ではなぜ多くの人が、ローマ字入力を選んでいるのだろうか。

つづく



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2008年4月10日 (木)

カップヌードルの歴史

 カップヌードルを3個買ってきた。
 さて、なぜ3個なのでしょう?

 考えましたか?

 正解は、お昼に3個食べるから。
 ではなくて、以下の目的です。

1つ 紙容器に替わったあと、食べ比べる (4月5日現在 紙容器も流通し始めている。 旧、新容器が市場に混在している)
1つ 賞味期限切れの日に、新品と食べ比べる(賞味期限はおよそ5カ月先)
1つ コレクションとして[保存]

 カップヌードルは、日清食品が世界で初めて発売したカップ麺。
 1958年発売のチキンラーメンの技術を礎に、5年の開発期間を経て1971年に発売した。

 発売時1個100円。
 麺を傷つけず、出来上がりの時に具が上に乗っていて見栄えばよいという理由で麺が底から2センチほど浮いている。日清はこれを「中間保持」と説明している。

 日清が提供する番組「ヤングOH!OH!」では、番組参加者のお土産に手渡されていた。
 TVジョッキーの白いギターと並んで、喉から手が出そうなノベルティだった。

 初めて番組で「カップヌードル」という名前を聞いた時 「カップルヌード?」とテレビにつっこんだ。当時は子供だったので、このようなオヤジギャグを言う機会に恵まれなかった。

 日清は発売当初から、ヌード?とツッコミを入れられるのを危惧して、容器にはヌールとドが小さく表記されている。

 はじめは都市部でしか売っていなくて 「ヤングOH!OH!」を見ている田舎の人々は羨望のまなざしで見ていた。お土産セットは3個1パックになっていたが、1個でいいから譲って欲しいと心から思った。
 当時、ヤフオクがあれば 「カップヌードル 即決500円」 でも買っただろう。

 やがて全国で売られるようになり、お店で「これが、カップヌードルか・・」と初めて手にした時、とても驚いた。
 ラーメンなので、どんよりとした重みなのかと思っていたら、とても軽くて、しかも振ると「からから」と音がしたのだ。

 日清は1976年に「UFO」「どん兵衛」を発売、チキンラーメンと並び4大ロングセラーヒット商品となっている。
 その後「炒飯」「ドライカレー」をラインナップした商品「カップライス」が出た。これも、おいしかったのに、市場に定着せず消えてしまった。

■カップヌードルの歴史

1971年
9月18日、発売

1972年
2月、発売から5ヶ月後に起きた「浅間山荘事件」で山荘を包囲する方々がカップヌードルを食べている姿がTVで放送され全国に知られることになった。

2007年
4月、エコスタイルカップヌードル発売。オリジナルカップで食べるリフィル(中身だけ)の発売。

2008年
原材料費高騰のため値上げ。セブンイレブン店頭価格は160円となった。
4月、発泡スチロールから紙容器に変更  製造年月日を見ると、3月中旬から紙容器の製品を作り始めたようだ。

 発泡スチロール容器は、容器側面に カップ:PS と表記されている。
 カップ:紙 が店頭に並び始めており、やがて慣れ親しんだ容器を見ることはなくなる。

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2008年4月 9日 (水)

ゴルフ上達3つの方法

「7番アイアンっていつ使うの?」【 4 】

 ゴルフ上達の方法は3つある。

1,ゴルフスクール
2,個別レッスン
3,自学自習

 まだ一度もゴルフクラブを握ったことがないというあなたは、
1→2→3 と進むとよい。

 ある程度ボールが前に飛ぶようになった人ならば、
2→3 と進むとよい。

 長くゴルフはしているが、100を切ったことがないという人は3しかない。

1,ゴルフスクール
 一斉指導である。
 指導要領の定めにより、小学校は40人に一人先生がつく。
 ゴルフスクール運営法はないので、決まりはないが、およそ10人に一人先生(レッスンプロ)がつく。

 一度に教えられるのは一人なので、常に9人は自習になる。
 先生が巡回してきて、アドバイスを送る。
 そのアドバイスを元に、ひたすら球を打つ。

 ゴルフスクールはおおむね、打ちっ放し(練習場)で開設されているので、生徒が勤勉に球を打てば打つほど、スクールは儲かる。

 「ちょっと貸して」
 時折、先生が自分のクラブを握って、自分の打席で球を打ち模範を見せる。
 この時「たくさん打たないでね。もったいないから」と思う生徒はいない。
 先生が自分だけに見せてくれる華麗なスイングをうっとり見つめる。

 しかし、先生が他の生徒に行ってしまうと、また自習が始まる。
 打っても、打ってもボールが芯に当たらない時は、学習塾で算数の問題が解けない落ちこぼれの気分になる。
 先生にも放っておいて欲しいと思う。

 うまくなりたくて、ゴルフスクールに来ているのに、惨めな思いをして、早く帰りたいと思う。
 これでは、本末転倒だ。

 一度もコースに出た(=ゴルフ場でプレーした)ことがない人が、クラブの振り方を学ぶのならば、ゴルフスクールもよいが、そうではない場合、ゴルフスクールは勧められない。

 学習塾がそうであるように、一斉指導よりも個別指導のほうが、成績はよくなるのだ。

2,個別レッスン
 レッスンプロによる、1対1の個別指導である。

 レッスンプロは街でナンパするのではない。
 レッスンプロは、打ちっ放し(練習場)にいる。
 そう。ゴルフスクールと同じ先生なのだ。

 違うのは10人を教える先生を、あなた1人で独占できること。
 当然、高い。
 時間は15分、20分程度と決まっている。
 値段はそれで、2,000円~3,000円程度。

 受付で「佐藤先生のレッスンお願いします」と頼むと、佐藤先生が手の空いた時に、ふらっとやってくる。
 時には「昼飯 食うヒマもなくて」と、もぐもぐ口を動かしながら来る。

 マンツーマンなので、個別レッスンがいいに決まっている!
 かというと、実はそうではない。

7番アイアンっていつ使うの?もくじ

スポーツ |

2008年4月 8日 (火)

卒業式の泣く場面

 卒業式といえば「卒業生を送る言葉」である。

在校生女子「お世話になったお兄さん」
在校生男子「お姉さん」

1年生佐藤君ソロ「入学式ではリボンをつけてくれました」
1年生鈴木さんソロ「なんでも聞いてねと言ってくれました」

 ソロと団体を織り交ぜて、在校生の贈る言葉が体育館に響く。
 ことばのリレーは寸分の狂いもなく続く。
 見ていて、その流れが心地よい。
 卒業生は、次第に感極まっていく。

 だが、そこには、とてつもない緊張感がある。
 特に、在校生でソロ台詞を任された子供のプレッシャーは大変なものだ。

 球技大会で2アウト満塁、カウント0-3の4球めを投げた、ソフトボール部のエース田中さんが味わったプレッシャーなど比ではない。

 小学校の時、そのソロ台詞がアサインされた。
 台詞は「遠征したソフトボール大会」

 前の台詞は、3年生女子、湯川さんの「楽しかった歓迎遠足」
 そこで0.5秒くらいの間をおいて、大声を張り上げるだけでよい。
 たいしたことはない。
 と言い聞かせた。

 それと同時に、たいしたことではない出番に気がゆるんだ。
 卒業式は文庫本を持ち込んで読むことができないので、人が話している時はいつも、空想の世界に遊んでいた。
 その日はやるまいと思っていたが、気がついた時にはもう 周囲の空気がおかしかった。

 広い体育館
 全校生徒と来賓を合わせて数百人。
 水を張った静けさ。

 あ、これはやってしまった
 そう感じた。
 しかし、断定ができない。

 この流れを止めているのは、他の誰かなのかも知れない。
 順番違いで台詞を言うのはかっこわるい。

 周囲を見渡した。
 すると、30人くらいの在校生が僕をにらんだ。
 ほっとした。
 あ、やっぱり僕か・・

 「遠征したソフトボール大会」

 また、そこから何事もなかったかのように、流れは続いていった。

 今どきの子ども達も、卒業式におけるセンチメンタルは変わらない。

まだまだ先かと思っていたのに、この曲を歌う日がもう来てしまいました。
うっ うっ

 ぷ、ぷっ
(男が泣くか)と笑いがこみ上げて来た。
 だが、周りの女性の親御さんが皆、もらい泣きしているので、慌てて腹筋に力を込めて、笑いをこらえる。
 マラソンのためにしている腹筋がここで役に立った。

 こんなことを言うと、人間見られるのだろう。
 でも、こんなこと言って、共感してくれる人にもいて欲しい。

 後で複数の生徒に聞いてみると、
「あそこは泣く場面だ」
「みんな笑っていた」
 と反応は二つに分かれた。

 ほっとした。
 一つに偏らないのはよいことだ。



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2008年4月 7日 (月)

ラーメンの歴史

 ラーメンは日本で生まれた。
 麺類はアジア大陸のどこかで生まれたのであろうが
「ラーメン」は日本で生まれた。

1872年
横浜の中華料理店街で支那そばが登場。

1922年
竹家食堂でこの食べ物が「ラーメン」と命名される。
店員の「好了(ハオラー=できたよ)」と言う言葉が命名のヒントになった。

昭和初期(昭和16年~1941年頃までか)までは支那そばと呼ばれていた。
支那は差別用語であるという人がいて、中華そばという呼称に移行していった。

1958年
8月25日、世界初の即席ラーメン「日清チキンラーメン」が初めて問屋に出荷された。
売価:35円
これにちなみ、8月25日は「ラーメン記念日」
 開発者であり日清食品会長の安藤百福(あんどう ももふく)が自ら記念日とした。
 発売当初チキンラーメンはお湯をかけて2分間で食べられた。

 チキンラーメンの登場を契機として、それ以降はラーメンという呼称が定着した。

1971年
9月18日、世界初のカップ麺「カップヌードル」を日清が発売。
売価:100円

 コンビニや大手スーパーの棚を巡る食品メーカーによる競争は激しく、売れ行きの出足が悪いとすぐ棚を外されてしまい、それは即生産終了につながる。
 そのためメーカーは次々と新製品を開発しなければならない。
 結局、万人受けする「UFO」や「ペヤング」などの無難な味付の商品が生き残り、個性の強い商品は短命に終わる。

1989年
カップ麺の出荷量が袋ものインスタントラーメンを追い越す。
カップ麺24.5億食、袋もの22.3億食

1994年
新横浜ラーメン博物館がオープン。

2007年
冬、原油高騰に伴う原材料価格上昇により、カップ麺、インスタントラーメンが一斉に値上げされた。

 同じ満足度、満腹感を求める時、弁当、サンドイッチ、おにぎりに比べて圧倒的にカップ麺が安くつく。
 これからインフレが進み、日本人の食卓が貧しくなっていく時、カップ麺はさらに食品全体の中でのシェアを伸ばすだろう。

 2007年暮れの値上げ以降、店頭実勢価格で20円強の値上げとなっている。
 原油先物取引で巨額の冨を得る富豪に、庶民が上納金を納めている現実は洒落にならない。
 洒落にならないが、この現実に立ち向かうことは大変に難しい。

参考文献
「ラーメンマニアックス」アスペクト 1998年2月5日初刷
「竹家食堂」ものがたり 大久昌巳 杉野邦彦 角川書店 2004年2月初刷



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2008年4月 6日 (日)

セビージャとUEFAカップ

 アンダルシアの二大クラブを挙げるならばセビージャとレアル・ベティス
 両クラブ共に、アンダルシア州の州都セビージャ市に本拠を置いている。

 ここ数シーズンはUEFA杯や国王杯を制したセビージャの露出度が高い。

 SEVILLA FUTBOL CLUB
 セビージャ

■本拠地スタジアム:ラモン・サンチェス・ピスファン
 (45,500人収容)

■ホーム・ユニフォーム:白+赤の1本縦ライン

■セビージャの歴史
1905年設立

1939-40
スペイン内戦後再開した最初のスペイン国王杯(この時は総統杯)で優勝。

1945-46
リーガ優勝(この一度きり)

2004-05
設立100周年
リーガ成績6位 17勝9分12敗
セルヒオ・ラモスがインターネット投票のリーガ新人王に選出された。

2005-06
7月、バプティスタがレアル・マドリーへ移籍。
8月、FCバルセロナからサビオラ(愛称コネッホ=うさぎ)がレンタル移籍。
8月31日、セルヒオ・ラモス(スペイン代表)が"違約金が支払われたら契約を解除できるという契約"を盾にレアル・マドリーへ移籍。

移籍期限最終日にセルヒオ・ラモスをレアル・マドリーに獲られたことで、9月30日までリーガ所属選手に限り獲得を認められる。
イビカ・ドラグティノビッチ(セルビア・モンテネグロ代表)獲得。

5月10日、UEFAカップ初優勝
決勝:セビージャ4-0ミドルスブラ(プレミアリーグ)

 UEFAカップとは、UEFA CL(欧州チャンピオンズリーグ)に出場できなかった次点のチームが中心となっておこなうカップ戦。

 1971-72シーズンに第1回開催。
 決勝戦は UEFA CL と同様、中立地で1試合だけで行われる(1997-98より)

 出場資格は、以下のように決められる。
■国内リーグで UEFA CL 出場チームに次ぐ順位のチーム
■各国内カップ戦の優勝チーム
■国内リーグ優勝チームが自動的に UEFA CL の出場権を得られない国の優勝チーム。
■ UEFA CL のグループリーグで( UEFA CL の決勝リーグに進めなかった)3位の8チーム

 国別の UEFA CL 出場枠が UEFA CL 予選結果によって変動するので、それによって UEFAカップ出場枠も変動する。

 かつて、小野伸二がフェイエノールト(エールディビジ=オランダプロリーグ)所属時に優勝したのが、このUEFAカップ。

 UEFA CL をNPBのクライマックスシリーズ~日本シリーズに例えるならば、UEFAカップはセリーグとパリーグの4位チームに、クライマックスで負けたチームを混ぜて行う大会のようなもの。

 元々、競っているステータスがないので、ご都合主義と非難も受けない。
 「あぶれ者同士、親善試合で盛り上がりましょうよ。それで客が来たらクラブが儲かるし。選手もやらないよりはましだから」ということである。

 今シーズンはもうその可能性はないが、もしFCバルセロナがUEFAカップに出場するような事態になれば、デコは怪我をしないよう出場を辞退してもらいたい。



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2008年4月 5日 (土)

二匹目のあなごパイ

 羽田空港は 「お土産お菓子が買い放題の、立派な空港」
 文筆家 木村衣有子が「もうひとつ別の東京」でそう書いている。

 2004年12月1日、沖合展開事業第三期工事が完成して、第二旅客ターミナル(東ターミナル)がオープンして以来、お菓子を買えるターミナルがまた増えた。

 ANAとエア・ドゥが使用している第二ターミナルは大きな吹き抜けがあり、スペースを贅沢に使っている。
 だが、出発フロアでゲートに面したお菓子売り場は、それほど店数は多くない。

 東京バナナのチョコレートを買って帰ろうと思ったが、売っていない。
 ここの店にないのか。それとも、もう作っていないのか。
 そう考えていた時に、その品はあった。

 ベルンの羽田沖あなごパイ

 あなごパイ?
 見た目は、かのうなぎパイそっくりではないか。
 二匹目のどじょうという言葉があるが、二匹目はあなご・・

 江戸前のあなごエキスを漬けて焼いたパイ と説明されている。

 浜松のうなぎパイはうなぎの味はしない。
 うなぎの味がするのは、うまい棒のかばやき味の方だ。
 (かばやき味はもう売っていない)
 うなぎパイ同様、このあなごパイもあなごの味がしないことは容易に察しがつく。

 だが、販売は羽田空港、成田空港限定。
 そこでしか買えないという情報価値は高い。
 うなぎパイに似たあなごパイという、なんじゃそりゃという試みは、大きく口を開けて、僕らのツッコミを待っている。

 これはいいネタになる。
 店の前を2往復した後、 6枚入り525円を買ってきた。

■製造販売:ベルン(東京都目黒区)
■日持ち:50日

 あなごの目と口と思われる模様があしらわれている。
 これはうなぎパイにない装飾。お土産で渡した時、見た目が楽しい。
 大半の女性に「かわいい!」と言ってもらえそうだ。
 その飾りだけをかじり取り口に含む。かすかにチョコのような味がする。

 本体をかじる。
 パイの層に沿って、かじる方向とは垂直に崩れる食べにくさは、うなぎパイと変わらない。

 うなぎパイとは味付けがずいぶんと違う。
 あなごの味がするわけではない。ゴマの風味が印象に残る。味の決め手は醤油のようだ。
 パイ生地と醤油。まさに和洋折衷の妙がある。

 うなぎパイの味を想像していると、これは意外と美味くて、やられたと思う。
 あなごパイには「夜のお菓子」といった時間帯を指定した但し書きは書かれていない。

 さぁ、どじょうと蒸籠蒸しで有名な 福岡県柳川市の皆さん
 次は「三匹目のどじょう」の出番ですよ!

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2008年4月 4日 (金)

ガソリン代を車に乗っていない人が払う国

「すみません、明日ドライブに行くので25円お願いします」

 4月のある日、佐藤さんは町内を集金して回っている。
 町内会には 50軒が軒を連ねる。
 今日は 50リットル給油するので、1家庭から25円ずつ集金しているのだ。
 もちろん、佐藤さんは自分の財布からも25円を集金箱に入れた。

佐藤さん
「すみませんねぇ。お車持っていないのに払ってもらって」

鈴木さん
「仕方ねぇだろ。ガソリン代下げたら手柄になると思ってる人がいるんだから。まぁ佐藤さんに言っても仕方ないけど、ガソリン代は車に乗ってる人が払うもんだろ、まったく」

 ガソリン代が安くなる1カ月で、国が失う財源は2.6兆円。
 善し悪しは別として、東京都、愛知県以外は地方交付税交付金で食いつないでいる。

 地方都市は公共事業で食べている土建屋でもっている。
 そこに雇われている人がたくさんいて、その人たちが使うお金で食べている小売業、サービス業の人がたくさんいる。
 公務員にしても、税金を払うその人たちがいるから、採用があるのだ。

 道路特定財源で食べている人は、道路関係者だけではない。
 "道路を造らなければいい" ということでは済まないのだ。
 道路を造るお金を減額した分は、東京都と愛知県以外すべての人の暮らしに跳ね返る。

 政府(自民党)は 2.6 兆円の財源不足分を補填すると決めた。
 その補填に使うお金は、国民全体の税金で賄う。

 つまり、ガソリンを佐藤さんが 25円安く買うことで起こる財源不足は、税金で埋める。
 税金は車に乗っている人も払っているが、乗っていない人も払っている。

 車に乗っている人が得をする分を、全国の乗っていない人が払ってあげるのだ。
 日本は、この一ヶ月、ガソリン代を車に乗っていない人が払う国になった。

 そのお手柄を立てた人たちがいる。

 もし、政府(自民党)が補填を決めなかったら、どうなるか。
 東京・愛知以外の人たちの収入がまんべんなく減る。
 それは誰も補填しない。
 車に乗っている人が得をする分、東京・愛知以外の人が損をするということになる。

 全国の車に乗っていない人が補填するか?
 東京・愛知以外の人に我慢を強いるか?

 政府(自民党)は前者を選択したということだ。



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2008年4月 3日 (木)

うにせん うにあられ

 うるち米にうにペーストを混ぜたあられ。

 うにが好きな人がうにあられが好きとは限らない。
 うにの寿司が好きで、回転寿司に行くと延々とうにだけを食べている知人は、日頃うにあられを口にする習慣がない。
 小林正観は「うらまない」「にくまない」「のろわない」の心がけを「うにの寿司が好き」と覚えましょうと提唱している。

 うには嫌いという人にも、うにあられファンはいるし、うに好きは当然、うにあられファンが多い。
 うにあられファンの一人として、お菓子屋さんや、お菓子売り場をのぞけば、まず見知らぬうにあられがないかをチェックする。
 だが、全国にうにあられファンはあまり多くないのか、商品点数はとても少ない。

 2007年12月に、Googleで検索すると「うにせん」680「うにあられ」1800ページがヒットした。
 ところが2008年3月末に検索すると「うにせん」2,020,000「うにあられ」12,700 ページがヒットした。前回は数字を読み間違ったのかと思うほど、数字が動いている。
 もしかして「うにあられ」の隆盛に危機感を抱いた「うにせん」陣営が強力な攻勢をかけたのだろうか。


 さて、以下は筆者による「うにせん or うにあられ」評価である。
 潜在的うにあられファンは、ぜひこの機会に「うにあられ」ファンとしての自覚を持ち、消費に努めていただきたい。

セブンイレブン「職人かたぎ うにせん」ぼんち
 味つけが薄い。油切れはよい。50g105円と少量で値段を抑えているところがよい。
(2008年2月記)

「うに好き」丸彦製菓
 油が切れていて香ばしい。ウニと言うよりは醤油味。112g260円 小袋8つ入り
(2007年12月記)

「うにあられ」越後製菓
 うにの味が濃い。油の切れもまずまず。販売期限を14日に限っている商品。90g157円
(2007年12月記)

「米の歳月」越後製菓
 うにの味が薄い。油の切れが今ひとつ。販売期限を14日に限っている商品。157円
(2008年2月記)

VALUE PLUS「うに揚げ餅」八社会
 油がしつこい。うにの味がしない。90g185円 小袋6つ入り
(2007年12月記)

「カールうに味」明治製菓
 大きさ2倍と謳っているが、カールと比べて2倍はオーバーではないか。
 全国の子供から「カールは味が薄い」と敬遠されているだけあって、このうに味も大変に味が薄い。
 目隠し試食でこれを食べたお菓子ファンは「あ、カール!」とカールであることは十中八九当てるだろうが、それほどカール本来の味しかしない。

 ただし、明治製菓が「うにせん」への取り組みに、カールを起用した試みに拍手を送りたい。
 次はカルビー製菓に期待したい。

 「ピザポテト うに味」
 「かっぱえびせん うに味」

 カルビー社員の皆様、よろしく御願いします。



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2008年4月 2日 (水)

ウォーキングとゴルフの関係

「7番アイアンっていつ使うの?」【 3 】

 練習場は寒々としたひなびた所もあれば、瀟洒なものもある。
 ひなびた練習場では、ボールの下に敷いたマットが固いことがあり、肩を壊しそうになる。

 瀟洒な練習場は、全自動でボールが上がってくるのはもちろん、ロビーもゴルフ場のように豪華で、受付のお姉さんがブレザーを着ている。
 日曜日の夕方などはとても混んでいて30分、1時間待ちということも珍しくない。
 そんな時、ゆったりとしたソファに座り、雑誌を読んで、コーヒーを飲めば、少しは気も紛れる。
 練習場を舞台にしたコミュニティが生まれるかも知れない。
 ・・というところを狙っているのだろう。

 だがここでの1時間待ちは、ボウリング場の1時間待ちとは訳が違う。
 ここは練習場なのだ。
 本番のための練習に、1時間待つなんてどうかしている。
 ボウリング場でいえば、練習ボール専用レーン(実在しない)に1時間待つようなものだ。
 そんな時間を費やして平気な人は、日頃、他人のペースで時間を使われて働いており、待たされることに疑問を持たなくなっているのだろう。

 待っている間は、受付から声が届くところで「順番をお待ちの佐藤 様ぁ~」という声を聞き逃さないよう、緊張を絶やせない。
 お休みの日に、練習を待つために緊張するという修行は、本当にその人が求めているものだろうか。

 愛知県のある練習場では、時間待ちの客に 専用のポケベルを持たせるところがあった。
 これがあれば、喫茶コーナー、打席で先に打っている友達のところ、何処にいてもよい。自家用車にこもって本を読むこともできる。

 練習場で1時間待つならば、そこらを1時間走るか、ウォーキングしたほうが、よほどゴルフのスコアは上がる。
 ジョギングもウォーキングもしたことがないゴルファーは一度、やったうえでラウンド(ゴルフ場でプレーすること)してみると、2ホールめに向かう時に、その違いがわかる。
 大地を踏みしめる感触がいつもと違う。

 「自分は下半身ができている」
 この実感は、その日のゴルフを支える自信になる。

 クラブ(ボールを打つ道具)を使い、技術向上に直接つながる練習はするけれど、体力を上げるトレーニングをしたり、食事に気を使ったり、酒を控えたりする人がほとんどいないのも、このスポーツの特色だ。

 ゴルフ場では 飲酒しながらプレーする人がいることが表しているように、他の娯楽スポーツと比べて、ゴルフ人口には、横着な人が占める比率が高いと言うことだろう。

 横着と言われると、何を言う。そんなことはないと言う人が大半なので、ここに横着かどうかを判断する基準を示したい。
 それは、ゴルフ場で地面に唾を吐いているかどうか。
 めくれた芝をクラブで押さえたり、ディボットを直す傍ら、その地面に唾を吐く人は、ただ外見を取り繕い、紳士を気取っているだけだ。

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2008年4月 1日 (火)

花見ラン

 時期は3月下旬~4月初旬
 楽しみにしていた「花見ラン」

 おきまりのコースを走るのはつまらない。
 いつもは、町並みを眺めるLSDだが、この週はちょっと違う。

 学校のそば、公園、桜の名所、川沿いの土手、桜がありそうな場所を探検しながら走る。

 住宅街のなかに突然、桜並木が現れれば、そこは学校だとわかる。
 入学式が行われる次の週末まで、桜は待ってくれるだろうか。

 桜があるところには、ブルーシートのお花見の人が集まる。
 20人ほどの大所帯が座れるシートもあれば、ベビーカーを傍らに置き、家族3人花見デビューの小振りなシートも、ちょこんと隙間を埋めている。

 花見の人が集まる所には露店が出る。
 たこ焼き、フライドチキン、イカ焼き、お好み焼き
 メニューとチラシを手にした宅配ピザ屋の店員も巡回している。

 レースのように「がんばれ」と応援してくれる人はいない。
 私設エイドでたこ焼きをくれる人もいないが、人々が花の元に集い、心から喜んでいる空気に触れると、疲れは吹き飛び、とても幸せな気持ちになる。

 東京マラソン荒川市民マラソンでは、花見ランは味わえない。
 花見の前に大会が終わってしまうからだ。
 4月開催のかすみがうらマラソンは、残り2週~3週のところで桜の満開時期となり、花見ランを楽しめる。
 満開の桜が突如、葉桜に変わる頃には、練習量を落とし、本番にピークをもっていくために知恵を総動員する。

 桜の開花予想が、日々の天気予報で報道される国は、世界中で日本だけだろう。

 走り終えて、ブルーシートに座る側にいるか、走りの途上にいて、土手を走り抜ける側にいるか、どちらにいたとしても、桜を愛でる国に生まれたことが嬉しい。

→花見の準備
 

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