なぜ今、道州制なのか?
都道府県ということばがある。
日本には 「都」 「道」 「府」 「県」 があるからだ。
もしも「都」「道」「府」という名称がなく、北海県、東京県、京都県、大阪県という名前ならば「県」と言えば済む。
道州制も「道」と「州」を想定しているから道州制だが、北海県にすれば「州制」ということになる。
さてなぜ今、道州制なのか?
結論からいうと、国と地方の借金が増え続けているからである。
お金がないのである。
国と地方の財政赤字は、およそ 1,000兆円
インターネット上には、いくつかの「リアルタイム財政赤字カウンター」がある。
現状の歳出と歳入の収支を、時間の経過という軸でプログラムした指標。
公的なものではないが、一般人が見て一定の目安になる。
しらべるでは、現時点も動いているカウンターとして、3つのウェブサイトを確認している。
→リアルタイム財政赤字カウンター
地方都市は「都道府県」という枠組みを支えきれなくなっている。
道州制は、複数の県を合併させることで、行政にかかる費用を削減する策として、検討されている。
ただし、道州制を敷いたから借金が半分の500兆円まで減るわけではない。
リアルタイムのカウントアップが「止まるかもしれない」程度だ。
借金を作っているのは、地方公務員の給料ではない。
地方公務員を半分に減らせば、確かに歳出は減るが、それだけではだめだ。
道州制は地方財政再建策の一つに過ぎない。
以上でこの話は終わりである。
ところが、ものごとを前に進めたい人は、いろいろな理屈をこねる。
道州制はパラダイムチェンジだ。
国と地方のあり方の変革だ。
都市と地方の構造改革だ。
地方分権だ。
国から地方への財源譲渡だ。
おしまいには、道州制なくして地方の再建はない。
などと言い出したりする。
ものごとは、そのように紋切り型では片付かない。
11月17日につづく
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