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2009年5月 9日 (土)

クレジット会社がたんすカードを切る理由

 2009年2月16日
 ETCカードを解約して、再び、波風の立たない平穏な日々を送っていたところに、楽天からさらなるお知らせメールが届いた。

 今度は、紙の「利用明細書」を発行すると、80円を請求するというのである。
 ただし、電子明細「e-NAVI明細サービス」の方は無料だという。

 自分はどっちなのか?
 また、ウェブサイトを調べて回るのか・・
と思ったら、メールの最初に書いてあった。

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■本メールは2009年1月31日(土)時点で、e-NAVI明細サービスにご登録いた
 だいております会員様に配信しております。
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 ほっと、ひと安心。自分はセーフだ。
 今度は、1時間かけて、あれこれと探し回らなくて済んだ。
・・・と思ったつかの間、その下には、新たなる試練が待っていた。

■但し、口座振替のご登録手続きが完了されていない場合は、明細書を送付いたします。送付するにあたり、明細書発行費用の80円(税込み)が必要となりますので、早急に口座振替の登録をお手続きいただけますようお願いいたします。

 自分はどっちなのか?
 それについては、メールのどこにも書いていない。
 楽天カードで買い物をして、口座から引き落とされたことがあったような、なかったような。記憶は曖昧だ。

 もし、口座振替の登録をしていないならば、80円がかかることになる。
 それは、カードを使った月に限るのか?
 それとも、使わなくても毎月「今月の請求はありません」といって、発行するのか?

 そもそも、口座振替の登録をしていない人に、80円を請求すると言っても、どうやって回収するつもりなのか。
 「80円を銀行振込してください」
 という請求書が、毎月来るのだろうか。

 メールには問合せ先のメールアドレスは書いていない。
 楽天KCコンタクトセンターの電話番号は書いてあるが、
 (営業時間9:30~17:30)
となっており、昼休みか 17時以降しか電話がかけられないサラリーマンには、まずつながらないと思った方がいい。

 ETCカードにつづいて、これで二度目。
 クレジットカードの会員になっているだけで、こうも日々の安住に波風を立てられてはたまらない。
 クレジットカードを破棄することに決めて、手続きをとった。

 2002年に登場したGC仮面ライダーカードは、旧1号がサイクロン号に跨った写真が券面にあしらわれている。
 入会金、年会費無料。
 入会特典として、菅原芳人描きおろしのステッカーがもらえた。
 カードを利用すれば、無料ロードサービスもついた。
 2003年11月30日までに10万円利用すると、さらに、旧2号の描きおろしステッカーがもらえた。また、その中から抽選でメディコムトイ旧1号フィギュアの抽選も行われた。

 ハウステンボスで、このカードで支払った時には「かっこいいね」と、緒方拳ではなく、おばちゃんに褒められたこともあった。

 ところが、2007年に期限切れを迎えると、更新後のカード券面は仮面ライダーではなく、無地のデザインとなった。
 キャラクター・デザインで集客しておきながら、継続時には何のアナウンスもなく、通常のカードデザインに切り替わるというのは、とても残念なことだった。
 そして、GCカードからは2009年度中に、クレジットサービスを停止すると連絡があった。

 2000年代に入り、クレジットカード会社はさまざまな提携カードを生み出しては「入会金、年会費無料」と称して、会員獲得合戦を繰り広げてきた。
 そして、日本中の家庭の引き出しが、一度も使ったことのないクレジットカードの束であふれかえることになった。
 たんすの肥やしになっているだけのカードは、クレジット会社の収支を圧迫しないが、利益も生まない。
 収支を圧迫するほどではないとは言え、データを保管している以上、最低限のサーバー維持費がかかるし、情報漏洩のリスクもある。

 また、提携カードには、インセンティブがつきもの。
 たとえば、新規カード5万枚までは、1枚につき2,000円。5万枚を超えたら、1枚につき3,000円・・といった謝礼が、クレジット会社から提携先に支払われる。
 こうしてかかった販売促進費は、クレジット会員が、カードを使ってくれて初めて回収できる。
 不調に陥っているクレジット会社は 「たんすカード化」する率を読み違えてしまったのである。

 不調に陥ったクレジット会社は、無料と謳っていた年会費の有料化に踏み切る。
 会費を有料化して、払ってもらえれば儲けもの。
 もし、それがきっかけで退会されたとしても、休眠客は要らない。
 「たんすカード」化した休眠客にも 更新時には、新しいプラスチックカードを作って、書留で送らなければならず、その経費がバカにならないのだ。

 ただ、ETCカードについては、少々、事情が違うようである。

この続きは、またいつか



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