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2010年2月 2日 (火)

科学のふろく

科学と学習が休刊になる。
2009年12月、学研が休刊を発表した。
雑誌には廃刊と休刊がある。

廃刊は雑誌コードを抹消する。復刊の見込みはない。
休刊は雑誌コードの登録を残しておき、復刊することをかすかに視野に入れる措置。
赤字>発刊とりやめ
という後ろ向きな行動を、さも、後ろ向きでないかのようにオブラートに包む。
ただし、大半は事実上の廃刊。滅多に復刊することはない。

科学と学習は小学生向けの月刊誌。
1年生から6年生まで、6種類が刊行されてきた。

かつては、学習を先に書いて「学習と科学」と表記されていた。
しかし、学習が月刊から季刊に移行した後は、科学を先に書いて「科学と学習」と表記することが増えている。

Googleでのヒット件数
学習と科学 1720万件
科学と学習 479万件

学習と科学は、「ふろく」が人気で子供達に親しまれてきた小学生向け教材。
1946年創刊。
かつては、定期刊行物として配送するには、大きさの制限があった。
適用には制約が多かった国鉄の特運が使えなかったことで、返って自由なふろくが可能になった。

学習と科学の2誌を比べると、圧倒的に科学の人気が高い。
それは科学の「ふろく」が、小学生の心をとらえたからだ。

今でこそ、どでかい付録がついた雑誌が書店にあふれているが、昭和の時代、雑誌の付録はせいぜい厚さ 2cm足らずの箱。
付録の素材は紙、ビニルに制限される。
一方、科学のふろくは何でもあり。
小学館が書店で発売する「小学○年生」の付録には、期待を裏切られることがあったが、科学のふろくにはそれがなかった。

■関連書籍
「科学」のふろく
太田出版 1995年2月
科学の代表的な「ふろく」とその製販過程、科学で育った世代のエッセイなどで構成。

一番思い出深いふろくは「万歩計」
今でこそ、100円ショップで手にはいるほど身近な機械だが、当時は誰も持っていない。
科学の巻末に翌月号の予告がついている。
買わなかった月は友達に見せてもらい、翌月のふろくをチェック。

「万歩計」という名詞が使われていたか記憶がないが、歩数を測れる機械がこの世にあるということに驚いた。
通っていた小学校は越境入学だったため、誰よりも遠い 片道 2.3kmを歩く。
この夢の機械が手に入れば、退屈なひとりぼっちの通学路がバラ色に変わると思えた。

1970年代初頭まで「学習と科学」は、小学校の校舎内で販売されていた。

つづく

教育・常識

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