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2010年4月の30件の記事

2010年4月30日 (金)

朝食の買い出しと大阪王将

長野マラソン2010を走る!3話

レース当日の朝食は福岡大学 田中教授の著書「賢く走るフルマラソン」を元に、次のように決めている。

 おかず
■納豆
とんかつ

 炭水化物(摂らなくてもよい)
■ごはん 軽く1膳

ポイントは、高タンパク、高脂肪かつ消化のよいものを食べること。
炭水化物は 最低限 <ごはん1膳>に抑える。

おかず候補は 他に、チーズ、玉子なども好適。
もち、パン、カステラ、バナナなどは摂らないほうがよい。

よく「消化に悪いものはよくない」と本に書いてあるが、少量であれば悪影響はない。
レースの朝はいつも、とんかつを1枚 食べるが、もたれて体調が崩れたことはない。

今回は初めての「旅マラソン」
自宅から出発する「日帰りマラソン」とは、プランが違う。

まず、前日に「納豆」「とんかつ」「ごはん」を買い冷蔵庫に入れておく。
炭水化物は、宿に電子レンジがある場合「白ごはん」
電子レンジがない場合は、おにぎり。または冷たいのを覚悟で白ご飯を買う。

電子レンジが使えなかった場合、全体が冷たいので、暖かい汁物をメニューに追加。
カップ入りのインスタントみそ汁を買う。

買出店は事前に目を付けておいた長野駅前の東急ストア。
食品売り場には、東京青山のとんかつ「まい泉」が入っている。
とんかつは 肉70g の「小」を選択。
白ごはんは料金そのままで、分量を 130g まで減らしてもらった。

ここで、人が違うのに気づく。
漬け物を売っていた派遣店員のおばちゃんに、カップ味噌汁の場所を尋ねる。
東急ストアの店員に受け渡してくれた。
総菜コーナーに白ごはんがなかったので、どこかに置いていないかと尋ねる。
テナントで入っている「まい泉」まで一緒に行き「白ごはんの単品売りできる?」と聞いてくれた。

東京のスーパーでは、派遣店員から 「自分はここの人間じゃないから」といった反応が返ってくることがある。
自分の売り場にないものは「ここにあるのが、全部です」と言って、他を探そうとはしない。

すべてのお目当てを買いそろえ、次は夕飯。
長野入り前日、珍しく脳を酷使したところ、体重が1kg減ってしまっていた。
理想としては、1週間前までに減量を終え、三日前からのカーボローディングで体重が 1kg程度増えるのがいい。
カラダが軽いことは、マラソンランナーにとって大歓迎なのだが、脳が糖分の代わりに筋肉中のグリコーゲンを取り崩していたらまずい。
ここは、炭水化物を大量に食べておきたい。

Osyo そう思いパスタ屋はないかと辺りを見渡すと、長野駅ビルに「大阪王将」の文字が見えた。

17:45
まだ時間が早く、店内は空いていた。
チャーハン、ラーメンをちょっと盛りではなく、フルサイズで注文。
しっかり明日の栄養になるよう念じながら、一口30回ずつ噛んで食べたら、30分かかった。
店を出る頃には、ランナーらしき人たちの行列ができていた。

入浴を済ませ、あとは部屋をあったかくして寝るばかり。
就寝予定の 20:45まで、まだ時間がある。
脳が疲れないよう、パソコンも本も持ってきていない。
ベッドに寝転がり、余計なチャンネルを選択しないよう、細心の注意をはらいながらテレビをつける。
それから1時間。異常なほどカラダが熱いことに気づいた。
慌ててエアコンを切り、体温を測る。
平熱よりも1度高い・・・

まさか、4ヶ月順調に準備してきて、前日になって風邪をひいたというのか。
明日起きて38度以上だったら、出場さえ危うい。棄権の2文字がよぎる。
長野まで来て走らずに帰る。そんなことは一度も想像しなかった。
スタートラインに立ちたい。
祈るような気持ちで眠りについた。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月29日 (木)

あたり構わずメールで要求する人たち

 相手がメールを読んだことを確認する Outlook Express、Windowsメール の機能。
メールを開いたときに ”開封確認を要求しています”というダイアログが開くと、ほとんどの人は”送信しない”をクリックするので、用は足さない。

用を足さないだけで済むならばよいが、この要求をしただけで、あなたへの信頼は地に墜ちる。

「確認メッセージはつけない方がいいよ」
やんわりと教えてあげると、たいていの人が 「いやぁ、よくわからないから」 などと訳のわからない返事でお茶を濁す。

ど素人だから、訳もわからずにこの設定をしてしまったという言い訳だ。
だが、メーラーのデフォルト(初期設定)は 「確認メッセージを要求しない」になっている。
たいがい、ど素人は 意味不明の言葉は避けて通るもの。

確認メッセージを送ってきた人の顔を思い出す。
恐らく、本当に「要求」したかったのだろうと想像がつく。

開封確認要求を、上司や取引先に開封確認をつけると、何様だと思われる。
「メールを読んだかどうか、ここをクリックして 知らせろ!」
と言っているからだ。
せめて、マイクロソフトのソフト開発者が
「大変恐縮ですが、メールを開封される際に こちらをクリックしてくださいませ」
とプログラムに書いてくれれば、よかったのだが、実際には
「**がメッセージ開封確認を要求しています」
という強硬な文章だ。

開封したからには、返事はすぐよこせよ。
メールを読んでおいて、シカトは許さないぞ。

言外に「あなたを信頼していません」という気持ちがにじむ。
これでは、喧嘩を売っていると思われても、文句は言えない。

開封確認メッセージを求める人の中には、すべての送信メールでそれを送ってくる人がいる。

「了解しました」

一言メールにも、開封確認メッセージが付く。
送信した内容に相手が了解したことを、さらに、こちらも了解したと言っていたら、日本経済は停滞してしまう。

こういう人には誰かが一言 教えてあげればよいのだが、ど素人の中には、怒られたと思って殻に閉じこもる人もいるので、周囲は言いづらい。
こうしてど素人は、相手がどんな思いをしているかに気づかないまま、年月は過ぎる。
周囲は、その人からメールが来る度にため息をつく。
これでは、二酸化炭素を 25%も減らすと宣言した政府に ご迷惑がかかろうというものだ。

■開封確認メッセージを要求しないための設定方法

ツール>オプション
確認メッセージのタブ
開封確認メッセージを送信しないにチェックを入れる。

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2010年4月28日 (水)

コースを試走するランナーたち

長野マラソン2010を走る!2話

仲見世通りを下る途中に、どうしても外せない場所にお参り。
幸せな気分になって善光寺を辞す。
ここで、今日のうちにお土産を確保しておくことにする。

「杏は善光寺の鐘が聞こえる場所でよく獲れる」
と言われているそうで、長野市には杏の銘菓が多い。
長野市のガイドブックによく載っている銘菓のお店は次の3軒。

■長野風月堂
 玉だれ杏 求肥で巻いた杏ようかん

■利休堂
 ゆきげ杏 干し杏に砂糖をまぶした菓子
 あんず姫 あんずゼリーを挟んだ最中

■塩瀬製菓
 そば餅 そば粉をまぶしたこし餡の餅

Tamadare 仲見世通りにある風月堂で「玉だれ杏」を求める。
「あぁ~ だめだめ」
受け取った菓子を無造作にデイパックに放り込もうとすると、女将が慌ててとんできた。
手作りのため、傾けると求肥の中で杏が偏ってしまうらしい。
持ち運びの時の向きを習い、丁寧に荷物の底に沈める。

一通り予定を終え、あとはホテルに帰るばかり。
気温が上がってきて、少し喉が渇いた。
ちょうど目の前に有名な洋食店「五明館」 ここでお茶にする。
感じのよいマスターが席まで案内してくれる。
荷物を置いて座ろうとすると、愛嬌たっぷりに言う。

「もしかして、明日長野マラソンを走られる方ですか?」
こういうひと声は本当に嬉しい。えぇと応えると
「いやもう、見るからに体脂肪率が低いって感じで、すぐにわかります!」
ありがとうございますと、思わずにっこり。

帰りの新幹線で、なぜ長野マラソンは人気なのだろうと自問自答した。
「大自然の風景」
「途切れない沿道の応援」
「フィニッシャーズタオル」
「高低差が少ないフラットなコース」
これまでに聞いていたどのレビューにもない答えを、この時手にしていた。

ここで、フォアアスリートを取り出して、GPS捕捉テスト。垂角45度は開けているのだが、なかなかGPSを捕らえられない。そしてお約束の「室内にいますか?」これはNOを選ばないと、そこでGPSがオフになり機能しなくなる。

Garmin 「数百キロ移動しましたか?」ここは悩んだ。いつもはNOと決まっているが、今日は違う。

新幹線で1時間半、新幹線の時速が200km以上とすれば、まちがいなく数百キロ移動している。迷ったあげくYESを選択。しばらくすると、無事長野上空の衛星を捕捉できた。

Daimon 大門の交差点は翌日、走る場所。
この地点が長野マラソンコース中、標高が最も高い。
善光寺から長野駅までは、一直線の下り。帰りはタクシーを使わずに歩くことにした。

実際に歩き始めると、かなり下っていることがわかる。
大門までの上りでペースが落ちる分、この下りをしっかり "いただいて" ペースを上げる。
それで他の 1km と均等なラップになるだろう。

高橋尚子がシドニー五輪の勝負どころに宿をとり、何度も走ったというエピソードを思い出した。
アスリートらしき服装をしたランナーが走っている。
歩行者信号が赤なのに、それでも止まらずに走っていく。

右足の指に少し違和感がある。
靴は履き慣れたナイキフリー7.0。問題はないはず。
しばらく時間が経てば忘れる、カラダの信号の一種だろう。
そう思って気軽にやり過ごす。

長野駅のコインロッカーから、旅の荷物を取り出す。

駅のコンコースでは、女子高校生の合唱団が「負けないで」を合唱中。マラソンでは毎回ウォークマンに入れてくる定番。今回も終盤のがんばりどころに2回入れてきた。かなり、リフレーン回数が多かったが、途中で立ち去るのは縁起が悪くなる気がして、最後まで聴き拍手を送る。

ホテルにはたくさんのランナーが集っていた。
今にも決起集会が始まりそうな熱気。
ユースホステルの旅を思い出す。

Hotel 部屋に入ると、エアコンと加湿器のスイッチを入れて準備にとりかかる。
ナンバーカードの取り付け。
RCチップの取り付け。
会場持参とコインロッカーに入れる荷物の仕分け。
リストに
を入れながら、一つずつ進める。
荷物預かりの専用袋が配られると推察していたが、入っていなかった。
当日荷物預かり係の方が言うには、受付の際、荷物についての説明がされなかったようだ。

to do リストの全項目にがはいった。
あとは朝食の買い出しと夕食。
ここまでは至って順調にスケジュールが進んでいる。
買い出しメモと財布を握り、17時を回ってもまだ日がある長野駅前へ繰り出した。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月27日 (火)

EXPOと善光寺

長野マラソン2010を走る!1話

4月17日(土)長野入り

昨夜からの雨がまだ残っている。
インターネットのライブカメラによると、長野市内には雪が積もっている。

東京駅に着くと上越新幹線が止まっていた。
構内放送では「線路上の障害物の影響」ということだが、詳しいことはわからない。
その影響で5分遅れたものの、長野新幹線「あさま」は予定どおり東京を後にした。

Karuizawa 大宮を出ると、そぼ降る小雨は上がり晴れ間がみえた。


軽井沢にはいると外は一面の雪景色。
それも、長野市が近づくにつれて雪は消えた。

長野市内で4月の積雪は41年ぶりというのは昨夜のこと。
長野駅に降り立つと、そんなことがあったことすらわからない。

あさまを下りると、小走りにコインロッカーを目指す。
レース当日の荷物を最小限に抑えるため、長野を後にするまでこのロッカーを確保していく作戦。
コインロッカーは善光寺口に2カ所。東口に1カ所。
もう空いていないのではという心配は杞憂で、ほとんど使われていない。
ほっとする反面、少し拍子抜けした。

東口に回り、往復400円を払ってシャトルバスに乗り込む。
ずいぶんと暖かい。
それだけで、幸せな気分になる。
本数が少ないならば、徒歩あるいはタクシーにしようと思っていたが、バスは小刻みにやってきて、行き帰り共すぐに乗ることができた。

バスは渋滞もなく順調に走り、受付会場のビッグハットに到着。
受付はスムーズ。
ナンバーカードと資料のパックを受け取った後、事前申告サイズのTシャツをもらう。


Farewell 12:20時点で、フェアウェルパーティのチケットは完売していた。
地元の方、仲間と参加した方にとって、このチケットは喉から手が出るほど欲しいだろう。

順路に沿ってEXPOへ。
長野マラソンの協賛スポーツメーカーは美津濃。
美津濃はブースを出していたが、マラソンEXPO常連のアシックス、ナイキ、アディダスの姿はなかった。

1004_pins 第12回長野マラソンピンバッジ \700 を購入。
毎回異なるデザインで販売されていて、集めるとジグソーパズルのように一つのカタチになる。連続出場者にとってはたまらない趣向だ。

珍しくスーパーフィートがブースを出していた。
スーパーフィートは足型を取って作るオリジナル・インソール。
初マラソン以来ずっと使っており、今回のレースシューズであるソーティスーパーマジックのインソールもスーパーフィート。
東京でもアートスポーツなど、限られた店舗でしか作ることができないので、長野在住者にとってはスーパーフィートを作るいい機会になったのではないだろうか。

まさか、今日作ったものを明日のレースで使ったりしないだろうな・・
と他人事ながら少し心配になった。
スーパーフィートを入れた場合、練習初日は2時間、二日めは4時間・・と足が慣れるまで慣らしが必要。
レースまで30日はあった方がよい。
そこは、スーパーフィートの社員が「明日は使わないでください」と釘を刺したことだろう。

シャトルバスで長野駅東口に戻り、善光寺口からタクシーで善光寺へ。
先頭に並んでいた運転手さんに、近いけどいいですか?と尋ねると、えぇいいですよという返事。
「歩かないで済むよう、本堂の近くまで行ってください」
とお願いして、本堂そば鐘楼ヨコにつけてもらう。\1310

Zenkoji 「びんずる尊者」はランナーが脚に触るのがお約束。
ほとんどの参拝者は頭に触っている。
左右の脚に頑張ってもらわなければならないので、尊者の左右の脚をなでる。
お戒壇巡りは「時間がかかることがある」と掲示されていたので見送る。


一度きりの参拝ならば、そんなことも言っていられないが、長野にはまた来ることがありそうな気がした。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月26日 (月)

そこまでやるか!走ること以外の準備

川崎ハーフマラソンを好結果で終えた翌日から、長野マラソンまでの5週間は、走ること以外の準備を進める。

レース終盤になっても、腰の落ちないキレイなフォームで走りたい。
フォームが崩れなければ、タイムもついてくる。

そう考えて、階段登りを始めた。
ビルの1階~10階までを 1日3セット。

人は重心を上下に運ぶことで、体幹が鍛えられて、正しい姿勢で歩くことができるようになる。
駅のエスカレーター使用は4か月前にやめた。
そして、ラスト5週間は、あらゆるエレベーターの使用もやめた。

体重は順調に落ちている。
だが、念には念をいれる。
研究しておいた5種類の「お通じがよくなる」商品のうち、効果が高い2点をセレクト。
レースウィークと同様、金曜と土曜に1種類ずつを摂り、日曜にもっとも体重が軽い状態をつくる。

レース6日前からのカーボローディングは、マラソンも5度めとなると、手慣れたもの。
今回は、一歩進んで レース中のカラダについて研究した。

「マラソンを走る」という作業を物理的に司っているのは、全身の筋肉。
筋肉が使うことができる栄養は、その筋肉が持っているグリコーゲンだけ。
そのグリコーゲンは、どれだけカーボローディングでため込んでも、レース半ばには枯渇してしまう。

そこで、レース中に外から栄養を入れる。
川崎ハーフマラソンで、30分に1回ジェルを摂ることをテスト。
ハーフの距離では、最後まで体力が落ちないことを確認した。

ラスト5週間では、外から入れた栄養を、いかに筋肉に効率よく受け渡せるかを考えた。
運動とカラダの関係についての文献を読みあさり、運動中の栄養伝達に必要な成分を突き止めて、サプリで摂った。

自分のカラダのことは、わかっているようでわかっていないもの。
「ピークが1週間前にきた」
とプロがコメントしているのを目にするが、それはどういう基準なのかは語られていない。
今、自分は体調がいいのか、悪いのか。
思い込みと、曖昧な感覚の範疇を出ない。
そこで、今後のレースのために血圧、心拍数、体温のデータを記録した。
今年から取り始めた体組成計のデータと共に、来期のマラソンには比較対象として役立つだろう。

3月25日、気象庁が4~6月の3カ月予報を発表した。

「平年に比べ気温が高い地域が多い」
「4~5月は寒気が入り込むため、北日本を中心に一時的に寒くなる」
「4月は、北日本では晴れの日が多い」

去年の長野マラソンウィークは、最高気温23度。
寒い日が来るか、暑い日がくるか。
どちらがきてもいいように、準備をする。
過去4回のマラソンで寒さ対策の備品は揃っているが、猛暑用の備品がない。
そこで、アシックスの「吸汗」機能がついたキャップを購入。
ウルトラマラソンで被るような「日よけ」が垂れ下がっているもの。
そこまでやるか・・
とこれまで、人がかぶっているのを冷ややかに見ていたのだが、この際見た目は度外視。
機能と効果だけを基準にして、いいものは何でも取り入れた。

2週間前
”金哲彦メニュー改造版”に沿って、練習量は落としているが、走った後の疲れは、いつもより増している。
歩いているだけで、あちこちが痛い。
故障に過敏になる頃、カラダは信号を送ってくるのだ。
これは、マラソンが近づいた時期のお約束。
いよいよ、レースが近い。

1週間前
いよいよ、週間天気予報でレース日の予報が出た。当日、長野地方の予報は「はれときどきくもり」
レース8日前の土曜日、
長野地方は 晴れ、気温23度だった。
この気温がレース当日にくるのだけは勘弁してほしい。

7日前が練習ラストラン。
4ヶ月前とは違い、もう今は走ることが苦痛ではない。
だが、好きになったというところまではいかない。

走り初めの頃、東京は1ヶ月近く晴天に恵まれた。
あの頃は、気持ちよい天候が、よどんだ自分の気持ちにはもったいなく思えた。
今は心から、晴天を楽しむことができる。
無理しないよう、カラダの声を聞きながら大切に走る。
4ヶ月で積み上げたものを、故障で失いたくない。

天気予報は間もなく、晴れ時々曇りから晴れに変わった。
予想最高気温は、17度から徐々に下がり、二日前の時点で14度。
この予報どおりならば、過去3大会と比べて、まちがいなくベストコンディション。
予想最低気温は1度。スタート前の寒さをしのぐポンチョを手荷物リストに復活させた。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月25日 (日)

デコが掲げる優勝請負人の看板

3月28日
元イングランドそしてメキシコ代表監督のスベンゴラン・エリクソンがコートジボワール代表の監督に就任。コートジボワールは "優勝請負人"フース・ヒディンクとも交渉したが破談となっていた。

コートジボワールはW杯1次リーグG組でポルトガルと対戦する相手の1つ。
アフリカネーションズカップでは準々決勝敗退に終わったコートジボワール。
この国が立て直してくれば、ブラジル代表のカカが言っていたとおり「死の組」となる。

ただし、エリクソンはW杯ではめぼしい戦果を残しておらず、ヒディンクと比べればとても優勝請負人というレベルではない。

4月2日
デコのインタビューがチェルシー公式サイトに登場。
自身の代表引退、移籍希望といった去就ネタではなく、目の前の戦いについて語るニュースはずいぶんご無沙汰だ。

敵地でのマンチェスター・ユナイテッドとの首位争いを控えたインタビュー。
敵地ではあるが「負けたらプレミアリーグの優勝は難しくなる」という辛い論評。
身内にはおもしろくないと思う脳天気な人たちがいるだろうが、現実を見据えたらごく普通のコメントである。

「勝つチャンスはある。ドローではなく、勝つために行く」

4月3日
プレミアリーグ away マンチェスター・ユナイテッド ○2-1
デコ先発出場。
70分にイエローカードをもらう。
2-0から2-1に追い上げられた直後の82分にバラックと交替。

チームのために警告をもらい、攻撃的な位置をとる。
リードを守る時間帯には守備も強いバラックに替わる。
デコならではの役割をきっちりと果たした。
この大事な一戦に先発という、監督の信頼が嬉しい。

デコ、イングランドに来て2年め。
まだプレミアリーグを取っていない。
来期、ブラジルに行くのか、チームに残るのかは別として、プレミアを制して「優勝請負人」の看板を再び掲げて欲しい。



デコファンサイト

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2010年4月24日 (土)

コナン君の声でCW-Xを買う

川崎ハーフマラソンの結果は、自分が25kmまで 6分30秒/kmでいけることの保証となった。
ハーフマラソンの記録を元に、フルマラソンの記録を類推する数式は、文献によってまちまち。
ハーフのタイム×2.1 から 2.4まで幅がある。
今回のタイムに2.1を掛ければ、長野マラソンは完走できる計算だが、2.4を掛けたら制限時間の5時間を超えてしまう。

まだ、完走の保証を得てはいない。
さらにできることはないか。
ここまで積み上げて来たのだ。こうなったら後悔はしたくない。
できることはなんでもしよう。

川崎ハーフマラソンが好結果に終わったことに気をよくして、その足でランニングショップに立ち寄った。
目的はCW-Xの情報収集。
今は、幅広く商品を展開しているが、やはり「CW-X」と言えばロングタイツの代名詞。

マラソン書籍の記述、レビューでのユーザーの書き込み。
そのいずれを読んでも「あった方がいいに決まっている」商品と見受ける。
市民マラソンのテレビ中継をみると、多くの人がロングタイツを履いている。

既に初マラソンから CW-Xのショーツ(短パンの下着)
3度めのマラソンから CW-X柔流(半袖シャツ)
を使っているが、このロングタイツだけは手を出さなかった。
それは「どーだ、オレは履いてるぞ」という見た目からくる威圧感に抵抗があったからだ。
しかし、今はかっこつけている場合ではない。
いい物ならばなんでも取り入れる。そういう気持ちに変わってきている。

このレボリューションモデルとスタビライクスモデルは、機能的にはどう違うのですか?・・というふうに聞くと、店員に身構えられてしまう。
ここは、気持ちよくセールストークを語ってもらおうと思い、質問は小学生レベルにする。

コナン君の声で
これとこれはどう違うんですか?

そうきたか、青年
と言わんばかりに、ショップ店員サトウさんの顔が輝く。

青年って、僕はもう青年じゃないけどね。
質問がど素人だと、途端に敬意が目減りして 客を子供扱いする販売員は、日本中にいる。
どうやら、その一人のようだ。

サトウさんは論より証拠とばかりに、しゃべり出す前に行動に出た。
ラックにぶら下がっている「レボリューションモデル」と「スタビライクスモデル」を1つずつ取って、僕に手渡す。

「まず、こちらとこちらを持ってみてください」
どうやら「軽さ」をアピールする作戦に出るようだ。

その時点で、サトウさんの結論は「レボリューションモデルがいいに決まっている」と読めた。
右手に「スタビライクスモデル」
左手に「レボリューションモデル」

「明らかに違うでしょ?」
どうだ!と言わんばかりのサトウさん
確かに右手がとても重たく感じる。

もしかして「スタビライクスモデル」は什器のハンガーが重たいのではないか?
「レボリューションモデル」はS、「スタビライクスモデル」はLを渡したのではないか?という疑念がよぎったが、それを言うとほんとの子供になってしまうので、やめておく。

確かに右が重いですね。
そう言うが早いか、彼のトークがスタートする。

「こちらの(スタビライクス)モデルは、以前から売っていたものです」
"以前"ときた。
さりげなく 「旧い」「型遅れ」であることを暗喩している。

「一方、こちらは、えっと去年出たのかな」
"えっと" は別にもったい付けた演技というわけではなく、ほんとに正確に把握していない様子。

「お客様の声を聞いてつくられたのです」
もしかして、彼はワコールが認定しているCW-X販売員なのか。
発言がメーカー寄りだ。
ワコールは客に応じたお勧めができるよう、CW-Xの販売員資格制度を敷いている。

サトウさんはスタビライクスモデルを僕から受け取り、続ける。
「こちらの場合、布が重ねられています。それだけ重いですし、ランナーによっては縫い目に違和感があるという方も多いんです」
なるほど、確かに縫い目がはっきりしている。
ウィンドブレーカーパンツならば、縫い目があっても構わないが、タイツは肌に密着するので、けっこう気になるだろう。
もうこの時点で、スタビライクスモデルへの関心は薄れ始めている。

「そこで、性能はそのままに、こちらができたんです」
決定的な一言が出た。
今日はこれを聞きに来たのだ。

え゛、性能は同じなんですか?
スタビライクスというと、なんだかこっちは強力だぞという感じなのですが・・・
素人の割には、実は研究していることがばれ始める。

「はい、機能 性能は同じです」

この一言で、心は決まった。
肌につけるものだけに、試着しておいて、また来ますとは言いづらい。
だいたい、そういう客ばかりだったら、店頭にぶら下がっている品は気持ち悪い。

4年間、拒否し続けていたロングタイツを買った今、もう聖域は消えた。
レースまでの5週間、ここまでやるかという準備が加速する。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月23日 (金)

愛する人に本を贈る日 サンジョルディ

きょう 4月23日 はサンジョルディ

 

欧州サッカーの人気クラブチーム「FCバルセロナ」がある スペインのカタルーニャ地方で生まれた風習。
スペインではこの日、男性から女性に赤いバラを贈り、女性から男性に本を送る。
ドン・キホーテを書いたスペインの作家セルバンテスが、この日に亡くなったことにちなみ「本」なのだろう。
男女で贈り物を交換する日なので、日本では「サンジョルディ愛の休日」と表記している商業団体もある。

 

「本」というところに、日書連(日本書店商業組合連合会)が目を付けた。
1985年4月23日に向けて、本屋さんのバレンタインデーに育てようということで、キャンペーンが行われた。

 

販売会社(通称:取次)と版元が、全面的に協力してキャンペーンの周知に注力。
書店も店頭にポスターを貼って宣伝した。
熱心な書店の店主や外商部の社員は
「彼女、彼氏に本ば、送らんね」
「彼氏、彼女に送ってもいいとよ」
といって、顧客に声をかけた。

 

だが数ヶ月後、販売会社や版元の会議で
「サンジョルディによって、この四半期の売上げは前年比10%アップでした」
といった成果が語られることはなかった。

 

一年後、この日がサンジョルディであることを記憶している人は、ほとんどいなかった。
毎年こつこつと続けるという業界の意欲もなく、そのまま尻すぼみ。
毎年、この時期になると、書店の店頭がサンジョルディ一色・・
という事にはならずじまい。

 

日書連が仕掛けてから10年後の1995年、ユネスコが4月23日を「世界本の日」に定めた。
もうその頃、この日付とサンジョルディをリンクして想起できる人は、業界にすら少なかった。

 

さらにそれから5年後の2002年、日本では4月23日を「こども読書の日」に指定した。
文部科学省の肝いりと、関連する特殊法人の仕掛けである。

 

そして今年 2010年 ・・・
特に何事も起きていない。

 

図書館の壁には「こども読書の日」を周知するポスターが貼られている。
何店か見て回った書店の店頭に「サンジョルディ」の文言を見つけることはできなかった。

 

サンジョルディ
この日、男性は女性に「赤いバラ」を贈る。
この日、女性は男性に「本」を贈る。

 

赤いバラが本になっても構わないが、本が赤いバラになるのは、いただけない。

 

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2010年4月22日 (木)

レース中の緊急動議

入りの1kmは 7分20秒から始めて、1km毎に10秒ずつ上げていく。
そして、6kmから 6分30秒のレースペースに乗る。
これが今回、長野マラソンでの計画。
5時間制限ぎりぎりの挑戦のため、本当ならば初めからレースペースに乗りたいところだが「息ができる」5kmまでは我慢しようと決めている。

ところが今日の予行演習、ふと気づくと 3kmめは6分30秒、4km、5kmは6分8秒で走っていた。
この誤算はよい教訓となり、本番ではしつこいくらいGPSフォアアスリートの「現在のペース」データを確認することにした。

「時計を見ないで走ったほうがよい。そうすればペース感覚が身につく」
と書いてある本があるが、欲しいのは「ペース感覚」ではなく「長野マラソン完走」の勲章だ。

川崎ハーフのコースは全体の95%が未舗装路。
いつもはアスファルトの上を走っているので、走りづらいのでは?と思っていただが、いつもと変わらなかった。

柔らかい路面は反発力が低いので足には優しい。
だが、その分だけ強く蹴らないとスピードが出ない。
結局プラスマイナスゼロ。
未舗装路だから記録がいい、悪いといったことはない。

右手には「LG21」の空きボトルにスポーツドリンクを入れたものを握っている。
マラソンではいつも第1エイドまでの給水用に持ってくる。
第1エイドでそのボトルを捨てて、あとは各エイドのお世話になる。

ところが、第1エイドに着くとランナーが行列していた。
人出が足りずに準備が追いついてないのだ。
幸い、手元のボトルにはまだ半分の残量があったので、エイドをパス。
その後もエイドの供給が不安のため、結局このボトルは15kmエイドまで握っていた。

今回あらたに試行するのは、30分に一度の自主給食。
終盤の失速は、脳が「危ないからもうやめときなさい」とカラダに指示を出していると推定。
それならば、脳にその指示を出させないよう、これでもかと食べ続ける作戦。

30分はパワーバー、60分、90分はカーボショッツを摂る。
これが奏功したのかは、ハーフの距離ではわからない。
ただ終盤まで満腹感が続き、エネルギー供給は十分。
朝、鹿島田の駅を下りた時には、帰りは吉野家で牛丼を食べて帰ろうと思っていたのだが、とても食べる気がしなかった。

予定より早く3kmめからレースペースに入り、そこからは「キープ」に移行する。
手元のGPSデータを見て、6分20秒ペースで走っているランナーを見つけては、ペースメーカーを任じて着いていく。
そのランナーがペースを上げていったら、また次のペースメーカーを見つける。
その繰り返し。
これは、本番に向けていい演習になった。

ここに走りに来ている人には、アスリート系の男性、そして淡い色の可愛いウェアで決めた女性が多い。
ハーフとフルでは、明らかに客層が違っている。
フルではぐっと年齢層が上がり、男性比率も上がる一方、体脂肪率は下がる。
フルを難なく走りきるには、とにかく軽くないといけないのだ。

12kmまで 6分20秒を刻んできて、残り10kmを切った。
体力はあり余っている。
だが、今日の主眼はフルマラソンの演習。
ハーフの記録ではない。
・・という冷静な見識は否定され、とりあえずもうちょっと・・という提案が通る。

徐々にペースを上げて 16kmは6分2秒。
21.1kmで終わりなので、もうあと5kmしかない。
再び、新たな動議が提出される。

「目標は2時間15分だけど、2時間10分切っておいたら自信になるんじゃない?」
動議は即、本会議を通過。
ラップを5分台に上げた。

5分40秒
5分38秒
5分12秒
5分9秒

スプリットブレスレットをにらみながら、2時間15分ペースの上に貯金を重ねていく。
もうペースメーカーは要らない。

周囲の誰よりも速く走っているので、およそ200人を抜き、1人も抜かれない。
こんな爽快な気分を 長野マラソン本番でも味わえたら・・
そんな希望の光が心に点る。


残り2km
ランシャツ・ランパン、いかにもアスリートな二人組が目の前に見えた。
どうやら1人が膝を痛めているらしく、ペースを落としている様子。
僕のようなど素人が、抜いていいものかと一瞬躊躇したが、ここまで来たら2時間10分を切りたいから、すみませんと心で詫びて抜く。

Gps_kawasaki さすがに「あと1km」表示からは遠く、必死の形相。
左折して古市場河川敷グラウンドに入ると、トラックを1周してゴール。
最終コーナーをラストスパートに入った時、件のアスリート二人組が追い抜いていった。
さすがに、素人に抜かれたままでは終われなかったのだろう。

ラスト1kmは 5分3秒
ゴールタイムの目標はクリアされた。

ペットボトルを受け取ると、すぐに記録証発行テントに並ぶ。
この迅速さは「かすみがうら」以来だ。
ただし記録は「順位」「ゴールタイム」のみ。
5km毎のラップはなかった。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月21日 (水)

調整レース 川崎ハーフマラソン [start]

3月14日
川崎ハーフマラソン
川崎駅から南武線に乗り換えて「鹿島田」下車
現地のトイレ混雑を予想して、駅でトイレに行く。
マラソンレースでは、トイレ渋滞をいかに回避するかも大切な要素。
トイレに並ぶ時間が短ければ、その分、余裕をもってスタートブロックにつくことができる。

事前に届いたハガキの地図がアバウトにみえて不安だったので、Google map で「鹿島田」から「古市場河川敷グラウンド」までの地図を印刷してきた。
だが実際には、ランナーの列が細々と会場を目指しており、迷うことはなかった。

会場付近では、路駐していた運転手と警官が激しいやりとりをしている。
殺伐とした光景は、できればスポーツ前の澄んだ気持ちで見たくないところだ。
号砲75分前に会場到着。
天候は晴れ
河川敷レースでは大敵の風もほとんど吹いていない。

受付は当日受付のみ。
特に列ができるということもなくスムーズ。
荷物預かりはなく、200円の貴重品預かりのみ。

テントは充分に設営されており、更衣スペースは充分にある。
荷物はその場に置いたままだが、係員が見張っており、盗難のリスクは小さそうだ。
参加賞のTシャツをバッグに仕舞い、ナンバーカードをつける。
カードが前1枚なのは、手間が少なくて助かる。

2009年3月の東京マラソンから、1年ぶりのレース。
ハーフでもフルでもレースの緊張感は変わらない。
長野マラソンを前に、この緊張感を思い出せたのはよかった。
また、レースに向けた手回り品の準備の予行演習ができた。
5週間後の長野マラソンでは、これが功を奏して「忘れ物」のない完璧な準備ができた。

スタート45分前にVESPA Proを摂る。
これは4年前の初マラソンから変わらない。
これが、どれだけの効果があるのかわからないが、転ばぬ先の杖としてやめられない。

号砲40分前、トイレを待つ間にランジで股関節を伸ばす。
時間が早かったこともあり、トイレの列は短い。
号砲間際は混んでいて、トイレから直接走り出す人もいた。

号砲10分前、音楽をスタートさせて、HOLDモードにセット。
過去2大会で使ったウォークマンのバッテリーが寿命となったため、これがマラソンで使う3台めのウォークマン。
今度の機種は「いたわり充電」付きなので2012年くらいまでは、持ってくれることを期待している。

スタート直前、パワーバーを2袋摂る。
これは今回初めて試す。
マラソン当日朝の糖分摂取はよくないが、直前からはOKという福岡大学、田中宏暁教授の説に基づいている。
*参考文献「賢く走るフルマラソン」田中宏暁

号砲と同時にフォアアスリートの[start]ボタンを押し、スタートライン上で[lap]ボタンを押す。これでロスタイムとレースタイムを区切ることができる。
最後尾にいたが、ロスタイムは46秒と短かった。

スタートするとまず、多摩川沿いを南下。
1km過ぎに折り返して二子玉川まで北上。
再び折り返して「古市場河川敷グラウンド」に戻る。

今回は本命の「長野マラソン」を想定した調整レース。
右手のブレスレットに入れてきたレースペース表には、6kmから21.1kmのゴールまですべての行に「6分20秒」と書いてある。
制限時間2時間30分に対して、目標タイムは 2時間15分に置いて走り出した。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月20日 (火)

しらべる 10周年

「読書」について、指針としている言葉がある。

反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい

ベーコン随想集 より
「ことばの贈物」岩波文庫 1985年5月刊


人は何のために読むのか。
・学ぶため
・リラックスするため
恐らく、この2つに大別されるだろう。


学校に通っていた頃から、つい 10年ほど前までのこと。
時にページのスミを折り曲げ
時に線を引きながら
本を読んでいた。
まるで、中校生が参考書に相対するように。

苦しかった。
とても、苦しかった。
そこに書いてあることを、寸分も学び漏らしてはいけないと考えていた。

読書は何度も中断した。
一度中断すると、再開前のテンションに戻るまでがひと苦労。
あまりの苦しさにページが進まない。
そして、また中断する。
一冊の本を読むのに何ヶ月もかかることがあった。


しらべるを始めた10年前、その考え方が変わった。
その契機が
フランスの思想家 フランシス・ベーコンの言葉だった。

ベーコンのことはよく知らないが、偉い人のようだ。
その偉い人の後ろ盾を得て、自分の速読がまちがっていないと思うことができた。
そして、今の読書スタイルができた。
読書によって、次々に興味の対象が沸き出てくる。
それを、しらべる。

こうして、しらべるは今日で10周年
連続更新は 3,652日

皆さんが読みにきてくださることがとても励みになります。
いつも、しらべるを読みに来ていただき、ありがとうございます。

しらべる

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2010年4月19日 (月)

死語にならなかった、ミッションクリティカル

ミッションクリティカル 【 mission critical 】
「信用でき、消失すると甚大な影響がある」という意味をもつ言葉。

1998年から「重要かつ膨大」という意味でIT業界人の間で使われ始めた。
2001年には IT業界人、IT担当者の間で 常用IT語として定着していた。

業界人の中でも、ERPを売り込みたいベンダーの社員がよく使った。
ERPの目的の一つが、重要かつ膨大な情報の一元管理とその更新。
だが、ERPを入れる企業はまだ少なかった。

当時はまだ「コンプライアンス」という言葉も登場していない。
猫も杓子も「コンプライアンス」を口にし始めたのは、
2006年に「日本版SOX法」が国会で成立した頃からのこと。

法律による「外圧」がないならば、できるだけ、厄介で大がかりな投資は避けたい。
2000年、ERPを売りたいベンダー社員は苦労していた。

人に何かを考えさせるには、キーワードが必要だ。

後で言うならば
「個人情報保護」
「IR」
「コンプライアンス」
「環境」

これらの言葉は、経営者にお金を出させる時の後ろ盾、錦の御旗となる。
そこで、持ち出した言葉が「ミッションクリティカル」

企業のなかで、重要な情報が個人のパソコンに
あたかも 離れ小島のように点在している。
これらを統合すれば、強い経営ができますよ。
逆に統合しなければ、消失した時、どえらい損害になりますよ。

そんなことを、たらたらと言ってもインパクトが弱い。
そこで、ミッションクリティカル!

米国のラジオドラマのタイトルにありそうな、なんとも攻撃的でスリリングな言葉ではないか。

だが、2007年にふと気づいてしらべてみたところ、ほとんど使われていなかった。
新たにこの言葉を使い始める人はいない。
かつて、2000年当時に使っていた人が思い出したように使うだけ。
取って代わる同様の意味を指す言葉が生まれていないので、辛うじて死語になるのを逃れていた。

日本企業にITを売りたい人たちによって、外圧となる法律や言葉が多く登場して、もうミッションクリティカルと言わなくてよくなったのだ。

死語になるには惜しい。
いつもそう考えていたら、拾う神有り。
2010年4月末、日本HPが「ミッションクリティカル・システム最新戦略発表会」を開催する。

以下はそのリリース記事より
(以下、引用)
今や、ミッションクリティカル・システムに求められるものは、信頼性だけではありません。
更なる拡張性、管理性、仮想化、そして環境への配慮といった新たな要件を満たす、
柔軟で強靭なインフラストラクチャーであることが求められています。
(引用終わり)

これでは、なにを言っているのか、わかる人はとても少ないだろう。

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2010年4月18日 (日)

マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉

きょう 4月18日は、2つの市民マラソンが開催される。

茨城県土浦市では「かすみがうらマラソン」
1991年に始まったこのマラソンは、今年で第20回。
16000人が走る。
今年は出場者が増えたため、スタート位置が競技場から ホテルマロウド前に移動。
主催者は安全対策と説明している。

身近な福祉をテーマに掲げており、盲人の部が設けられている。
今年からは、車いすマラソンも始まる。

長野県長野市では「長野マラソン」
長野オリンピックを記念して1999年に始まったこのマラソンは、今年で第12回。
8000人が走る。
前回につづき、今回もエントリー受付初日で定員に達した。

併設の車いすマラソンは今年で6回めだが、
今年から、視覚障がい者の部を新設した。

東京マラソンが火付け役となった「マラソンブーム」
これだけランナーが増えると、あなたの周りにも
「この週末、●●マラソンを走るの」
という人が一人や二人いるかも知れない。

そこで、マラソンランナーの側からみた
「マラソンランナーが言われたくない励ましの言葉」
を紹介しよう。

■無理しないよう 頑張ってください

無理です。
無理します。
無理しなければ、42km 走れません。

■ほどほどに頑張ってください

お気持ちはわかりますが、やはり、ほどほどには頑張れません。

■怪我に気をつけてください

この言葉、ダメです。
ランナーはレースを前にして、どんな気持ちになっているかという想像力ゼロの言葉。

「どうか、脚が痛くなりませんように」
「無事、走りきれますように」
ランナーは祈るような気持ちでいるのです。
その潜在意識に、怪我、故障という言葉で働きかけるのは酷。

「脚を痛めないように!」
具体的になればなるほど、ダメの度合いが強まります。

「無理せずに、ダメなら、棄権してください」
これは、勇気を持って棄権した人に、後から
「その引き下がる勇気を尊敬します」
と言えばいいことであって、レース前に言うことではありません。

「死なないように」
こういうこと、ほんとに言う人がいるのです。
もちろん、愛情をもって言ってくれているので、いやな気持ちにはならないのですが、気持ちよくはない言葉です。

それでは、なんと言えばいいのか?
それは、以下のような言葉です。

●頑張ってください!

「頑張ってください」は曖昧な励ましであって、励ましになっていない!
などと屁理屈をこねる人がいますが、その状況において、それが唯一無二の言葉であれば「がんばってください」が正解なのです。
むしろ、それを避けて具体的な言葉をいうと、ドツボにはまります。

●完走を祈っていますよ!

これこそが、素直に「ありがとう」と言える言葉です。
「いや、僕はそういうレベルじゃないから」
などと言い返す人とは、縁を切りましょう。

●天気がよくなるといいですね

ランナーは日曜日の天気予報を見て、一喜一憂しています。
あぁ、わかってくれているんだなと思える励ましです。

●今度、お話を聞かせてください

とても、言われると嬉しい言葉です。
ただし、ランナーはほんとに「お話を聞かせようとする」ので、実は聞きたくないという場合は、注意が必要でしょう。

去年は、猛暑の大会となった「かすみがうら」「長野」
今年の予報は、晴れて、ほどよい気温。
ランナーにも、大会スタッフの方、応援の皆さんにも絶好の一日となるでしょう。


長野マラソン2010を走る!


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2010年4月17日 (土)

タモリにちなんで高低差ラン

レース前12週から7週まで、土曜日に組み込んだのが「高低差ラン」
書籍には「坂道走」「坂ダッシュ」と書いてあるが、NHKの散歩番組「ブラタモリ」から引いてこう名付けた。
タモリはこの番組で、人がなかなか気づくことのない 高低差に着目して、江戸の名残を東京の街にみつけていく。
毎週とても楽しみにしていたのだが、わずか半年で終わってしまった。

東京には坂が多く、坂にはそれぞれ立て札があり、その名の言われが紹介されている。
「高低差ラン」は、あらかじめ山手に進路をとり、坂道ばかりを選んで走る。

上り坂は、ほぼ全力ダッシュで上る。
平地はジョグでつなぐ。
下り坂は、全力で下る。
その繰り返し。
そして、時折、平地でもレースペースまでタイムを上げる。
負荷が高いので、走る距離は10km。それ以上は走らないよう注意した。
この練習も、GPS時計「フォアアスリート」があればこそできた。
まさにその瞬間の速度がわからないと、素人には速さの違いに確信が持てない。

失敗したレースでは、必ず「気を失っている時間」がある。
気がついたら、大幅にペースが落ちていて、取り返しが付かなくなっている。

高低差を走って後、ひと休みしたいところで、急激に負荷を上げる。
気を失いかけている状態からでも、レースペース走に戻せる心の強さを身につけたかった。

8週間前

初めて、練習メニューにクロスカントリーを入れる。
自宅から7km離れた公園まではレースペース走。
公園内の不整地を縦横に走る。
帰りは再びレースペース走。

不整地がこんなに疲れるとは知らなかった。
アスファルトに比べて衝撃が弱く、脚に優しいと思っていたがそれはまちがい。
均一の堅さのアスファルトに比べると、不整地は変化に富む。
枯れ木、石、硬い土、柔らかい土、段差、高低差、コンクリートの舗道
路面に応じて、ひざのサスペンションを調節するのは大変な負荷になる。
この難しい状況を経験した後は、いつになく達成感が大きかった。

6週間前

去年は給食ミスにより、エネルギー切れで失速した。
今回は「ここまでやるか」というほど、徹底した給食を摂る。

レース60分前の「ベスパプロ」は従来通り。
今回新たにレース直前、パワーバーを2つ。
レース中は30分に一度のペースでジェルを摂る。
内訳はパワーバー2,カーボショッツ6
これまではレース中のジェルは4つまでだったので、一気に倍増となる。

増量に合わせて、初マラソンから使い続けてきたウェストポーチを大容量のものに買い換えた。

5週間前

えきねっとで新幹線「あさま」の指定席を確保。
「JRが高いというならば、今は高速バスだってある。フルを走ったあと、クルマを運転するなんて、絶対やめたほうがいい」
高速1000円を利用して、往復ともにクルマで行こうと思っていたが、マラソンの先輩から止められた。

高速バスは片道 4,000円
新幹線は片道7,970円
新幹線がはるかに高いのだが、長野新幹線に一度乗ってみたいので、新幹線に決めた。

JRの座席販売は一ヶ月前からだが、えきねっと会員はそれプラス1週間前から事前申込みができる。
「かすみがうらマラソン」「N700系でいく品川-博多の旅」の時も、この手段。
今回も無事、窓際の指定席が確保できた。
嬉しいことには、期せずして割り引き切符の販売があり、片道6,370円で買うことができた。
往復で3,200円 この差は大きい。

3月10日
参加者にゼッケン ナンバーカード引換証と最終案内が届く。

フィニッシュ会場に「おにぎり」と書いてある。
マラソンでおにぎりを食べることは、もはや悲願と化している。
初マラソンの荒川で金芽米のおにぎりを食べ損なって以来、毎回おにぎり情報に耳をそば立ててきたが、一度もおにぎりを目にしたことがない。

去年の東京マラソンの時も「ゴールには4万個のおにぎりを用意」と聞いていたのに、どこにもそんなものは見あたらなかった。
3万人が走って4万個のおにぎりが1つも残っていないなんて、早くゴールしたランナーはいったいいくつ食べているのか・・

プログラムに「おにぎり」の文字を見た瞬間、
ストレスになるので、今回は期待しないでおこうとすぐ忘れた。おにぎりはまたいつか、どこかのレース会場で食べたらいい。

ちなみにこれまで、レース後にもらって一番嬉しかった食べ物は、第18回かすみがうらマラソンでもらった「キットカット」
疲れた時の甘いものの美味さを思い知った。
目標どおり会心のレースということもあり、それは格別だった。

そして週末、調整で出場する「川崎ハーフマラソン」の日がやってきた。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月16日 (金)

初めて作った、5時間を切る練習メニュー

長野マラソンのレース3ヶ月前

減量にはいる。
目標は原状から5kgマイナス
マラソンは体重が軽いほど、速く走ることができる。
福岡大学教授 田中宏暁の著書「賢く走るフルマラソン」の試算によれば、自分の場合5kg減らすとタイムが30分改善される。
この本はレースシーズンに入ると必ず一度読み返すのだが、毎回新しい発見がある。
そのテーマについて経験を積むことで、読む側の理解力が進む。
それによって、前回読んだ時にはアンテナに引っかからなかったポイントが浮かび上がってくる。

この本を読むメリットは、ある一定の努力に対して最高のレース結果が得られること。
誤った方向への努力を回避できる。
データに裏打ちされた解説が、迷信のように語られている誤った常識を覆していて、読者は正しい認識を持つことができる。

「二日つづけて休まない」を合い言葉に、平日のステップ運動を始める。
去年までは脚力を落とさないための代替運動という位置づけだったが、今年は「肩胛骨・新フォーム」固めに欠かせないトレーニングとなった。

人の目がある屋外では、なかなか腕を大きく振るウォーキングはできない。
それならば腕を振って走ればいいのだが、走ることは負荷が高いため、ついつい腕振りが疎かになる。

去年は本を読んだり、映画を見たりしながら足だけのステップ運動をしていたが、今年はe3グリップを握り、しっかりと肩胛骨を回すフォームで取り組んだ。
これが、フォーム固めに大きく寄与。
3ヶ月後のレース前には、しっかり新フォームが身についていた。

レースまで12週
金哲彦の「マラソン練習法がわかる本」に感化されて、初めて練習メニューを作る。
この本はサブ3,サブ4,完走という3レベルの練習メニューが書かれている。
今シーズン新たに読んだマラソン書籍の中では、もっともわかりやすかった。
ご多分に漏れずこの本にも"サブ5"の取り扱いはないので、サブ4メニューをアレンジ。ウィークデーはすべてステップ運動とした。

今回、5時間切りが達成できれば、このメニューが今後の基準となる。
基準ができれば、そこから先は安心感を持って取り組める。
これまで、走ることが好きになれなかったのは、こうした"練習対効果"の案配がわからなかったことも一因だろう。
昨年までは「今シーズンは***キロ走った」という以外に、なにも評価のポイントがなかった。

今回こうしてメニューを元に練習したことで、ジョグ、LSD、ウィンドスプリント、高低差ラン、RP走 といったタイプの違う練習のそれぞれの違いと、その意味が初めて理解できた。



長野マラソン2010を走る!

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2010年4月15日 (木)

待望の著書「運命を変える技術」

何度も読み返している本がある。

2006年以降のマラソン人生では
「賢く走るフルマラソン」
田中宏暁
ランナーズ

ビジネス書では
「ハウステンボスの挑戦」
神近義邦
講談社

速読の技術書として
「あなたもいままでの10倍速く本が読める 」
ポール・R・シーリィ
神田昌典 訳
フォレスト出版

そして、明日2010年4月16日、加藤 眞由儒さん初めての著書「運命を変える技術」が出る。
1500円という値段がいい。
amazonは1500円から送料無料なので、ちょうどよい。
今でも時々、新刊で1470円という値付けの本があるが、親戚にamazonの社員がいるのだろうかと思う。

スポーツやコンピューターの技術書ではなく、生活に根ざしたテーマでの「**の技術」という題名のはしりは、辰巳渚の「捨てる技術」
その後、類題の書が多く出版されている。

一方「運命を変える・・・」というタイトルの書籍は、amazonで検索すると 883件がヒットする。
加藤 眞由儒さんの知名度を一躍上げることになった中谷彰宏の著書「占いで運命を変えることができる」にも "運命を変える" という文言が含まれていた。

だからといって、今回の「運命を変える技術」はとってつけた命名ではない。
加藤さんは 2007年に日本サイキック協会を立ち上げた時から、その活動のなかでこの言葉を使ってきた。
協会が主催する講習が「賢く生きる技術を学ぶ」場であり、そこで学ぶのが 「運命を変える技術」 という位置づけである。

著書を望む声は、2002年にMKWを開設した当初から多数あった。
滅多に会うことができない加藤さん。
その言葉を本で読みたい。
ようやく、ファンの願いが実現する。

版元:青春出版社
初刷:2010年4月16日
価格:1500円



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2010年4月14日 (水)

長野マラソンのテーマは「肩胛骨」走法

例年、走り始めてすぐに風邪をひく。
カラダが運動に慣れておらず、免疫力が低いところに強い負荷がかかるためだ。
いつもならば、早めのパブロンで治すところ。
今年も走り始めて1週間、夜はずっと鼻水が出たがパブロンはのまず。
カラダの自然治癒力を高めることにした。

その日に走るコースは、WEBサイト「ジョギングシミュレーター」で決める。
合計が 10kmになるように線を引き、頭に入れて外へ出る。
以前は、そのコース通りに走らなければ走行距離がわからなかったが、GPS時計「フォアアスリート」を買って以来、そのストレスがなくなった。
マラソン書籍では、このGPS時計を強く推奨しているものは見あたらない。
2010年初頭の新刊まで、今シーズンは30冊ほどを読んだが一冊もなかった。

ランニング時計は必需品です
最近はGPS機能がついていて、走った距離がわかるものがあります

どの書籍も、概ねこの程度。
実際に走っている人たちと、書いている人の距離を感じる。

ウェアを初めて買い換えたあたりから、走法、練習方法、すべてを一から見直す動きが始まった。
脳が「4時間半でマラソンを走るランナー」と「現状の自分」との差を埋めることに取りかかったのだ。

最初に考え方を変えたのは呼吸法。
丹田呼吸法を基本にして、息は「すっ」「すっ」「はー」「はー」「はー」
軽く口を開けて、口と鼻の両方で息をする。

去年の今頃は 3拍吸って 6拍吐いていた。
今年はその改良版で 2拍吸って 3拍吐く。
そしてまだ、丹田に3割、息が残っていると念じる。
走り初め、給水後、上り坂をのぼり終えたあとなどに、改良版丹田呼吸法をやると息が落ち着く。

次は上り、下りの走り方
上りは 尻と太ももで走っていること、ふくらはぎを使っていないぞということを意識する。
肘をテンポよく引いて、推進力にする。
下りは こぶしを腰よりも下にだらーんとぶら下げる。
足裏全体で着地して、思い切りくだる。

過去のシーズンでは、ひざの故障を恐れて下りは重心を後ろに置いて、だましだまし下っていた。
それを「脚を壊す」程度まで思い切りいく。
それによって、レース後半を乗り切る強い脚ができる。
ただし、レースが近づいたらもう、そんな走りはしない。
レース前6週を切ってからは「高低差ラン」をコースから外した。

今回のマラソン、最大のテーマは「肩胛骨」
あれこれ欲張らず、今シーズンは「肩胛骨」で走るフォームを完全に身につけることに専念しようと決めた。

肩胛骨を引くとカラダにねじれが起きる。
そのねじれで骨盤が背骨を中心に回転する。
すると、ストライドが伸びる。
同じ運動負荷でストライドが 1cmでも伸びれば、タイムははるかに速くなる。

週末限定で 走り始めて1か月。
ひどい風邪をひくこともなく、脚が痛くなることもなく順調にきている。
ここで調整レースとして「川崎ハーフマラソン」に出ることを決めた。
長野マラソンの5週間前
ちょうどいい頃合いだ。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月13日 (火)

5足目でたどりついた、理想の五本指靴下

マラソンで使う靴下は、五本指のもの。
これまで、アディダス、ファイテン2種、アシックス のもの使ってきた。
アディダスのそれは、25-27cm表記なのに、他社のものと比べて格段に小さく足が入らなかった。
靴下はお店で試し履きができないので、作りが小さいというのは致命的。
そういうこともあるのだと、いい勉強になった。

ファイテンのうち1種は生地が厚く、長時間走ると指間の皮がむけたことがあった。
元々スポーツ用ではないので、穴が開くのも早かった。

最後に買ったのがアシックス。
特に難点はないが生地が厚い。
靴の中はかなり暑くなるので、今回は薄手の靴下を試すことにした。

Trr 選んだのは R×Lソックス TRR-15G
指まで立体裁断されたランニング用の靴下。
これまでに使ったあらゆる五本指靴下と比べても、TRR-15G は最も指の収まりがよい。
各社の5本指靴下は平面裁断であり、指のカタチに合っていない。

TRR-15Gは甲に2カ所、空気を逃がすスリットがある。
メッシュが多用されており全体的に薄手。


熱対策が肝心となるマラソン・レース本番に好適だ。

ただ薄手ということは耐久性が低いと言うこと。
練習ではき続けていたら、すぐに穴が開いてしまう。
そこで後日、練習用に厚地の TRR-25G を追加購入した。

■実勢価格:1575円
■商品名:R×Lソックス
■型番:薄地TRR-15G 厚地TRR-25G
■メーカー:柴田レッグウェアー

本番に向けてのテストとして、TRR-15Gでハーフマラソンを走ったところ、概ね快適。
薄手のために支障が出ることはなかった。

Wbr ライトブレーカーパンツ、薄地靴下を買ってお店を出ようとした時、これまでに見たことのないようなカラーのウィンドブレーカーが目に入った。

いま、練習で使っている一張羅のウィンドブレーカー。
背中には大卒の就職人気ランキングで上位に入っている企業のロゴが入っている。
ずいぶん前に、その会社の社員から譲り受けたものだ。
カレからその人気企業の実情を聞くにつけ、なぜ学生の人気が高いのかが不思議だった。


会社の本当の姿は、外からはわからぬもの。
それが、三度の飯よりも好き!という仕事ならば 仕方がないが 「有名で大きな」会社だからというのならば、学生が哀れである。
「ウチ、とても離職率が高いんです」と言っていたカレも、もうその会社には居ない。

さて、そのロゴ入りウィンドブレーカー。
薄手で安普請なつくりだが、冬場のランニングで風だけをしのぐにはちょうどよい。
だが、よそ様の企業名を背負って走るのは心地が悪かった。

翌日の練習からは上下、靴下を一新した出で立ち。
ランニング専用のウェアは快適。
だぶついて、こすれる音がしない。
熱がこもらない。
軽い。

走っていても引きずっていた重たい気分が消え、
走るのが 少し楽しくなった。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月12日 (月)

2010年3月の河村たかし

【 河村たかしを追っかけるがね 】

2010年3月の河村たかし

3月9日
サンキューの日
名古屋出身バンド「HOME MADE 家族」のヒット曲「サンキュー」はアップテンポで楽しい曲。
河村たかしはその「HOME MADE 家族」に、名古屋のテーマソングを依頼している。

この日、キリンビバレッジがかねてから周知していた "河村たかし自販機" を名鉄レジャックの入口に設置。
缶ジュースが出てきた後に流れる 河村たかしのメッセージは、12通りが仕込まれている。
5月末までに市内の観光地や繁華街に40台を設置すると、キリンビバレッジは発表した。

3月の名古屋市議会では、河村市長が「市議会議員報酬半減」の各案を提出。
しかし、これに対抗して市議会側が出した「議会基本条例」が全会一致で可決された。
河村たかしが提唱する「市議会議員報酬半減」を、議員全員が否定したことになる。

市議会の中には河村たかし支持者がいるはずだが、全会一致ということは、無益な反抗を控えたということだろうか。

市議会側の言い分はこうだ。
報酬半減に反対する理由
 →議員のなり手がいなくなる

「議員のなり手がいなくなる」については、以前から河村たかしがその著書で否定している。
いくらでもなり手はいるはずだ。

やってみればわかる。
現に河村サポーターズの集会には、市議会がリコール解散となった際の出直し選挙の候補者100人が集まった。
それだけで、既に定数を上回っている。

今回 「議員定数半減」については、提出を見送った。
市議会側の言い分である「多様な民意の反映のために、現状の定数は必要な人数である」について、河村たかしも理解を示したからだ。

3月27日
河村たかしは次なるシナリオに向けて動き出す。

市民による議会の解散請求(リコール)
   ↓
市議会解散
   ↓
市議会選挙
ここで、河村たかしが提唱する「報酬半減」に賛成する候補者が立つ。
   ↓
名古屋市民に民意を問う

国会では総理大臣に衆議院の解散権があるが、地方議会の市長には議会の解散権がない。
議会を解散して、民意を問い直すためには、有権者による解散請求が必要。
解散請求には 有権者の5分の1以上の署名が必要であり、さらにその後の住民投票で過半数が必要となる。

河村たかしはトレードマークの自転車に乗り、まず 36万5千通の署名集めを始めた。
名古屋市長就任1周年、河村たかしの革命は確実に前に進んでいる。

河村たかしを追っかけるがね 目次をご覧ください。
http://silabel.o.oo7.jp/kyoyo/kawamura_index.html

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2010年4月11日 (日)

横浜で取り逃がしたタイトル

3月16日
CL決勝トーナメント1回戦第2戦
home インテル ●0-1
デコはベンチ入りしなかった。
コンディションが整っていなかったのか、それ以外の理由なのか、わからない。
デコは昨シーズンもCL決勝トーナメントに出場しておらず、これで2年連続で出場機会がないまま、チームは敗退した。

負けたという事実に「あ、そう」と思った。
それはデコが出ていなかったというだけの理由ではない。
理由はCWCの会場にある。
今シーズンのCWCはUAEで行われる。
もし、チェルシーが優勝したとしても来日はない。

CWC2006決勝、横浜で取り逃がしたタイトルは、日本のデコファンの前で取って欲しい。
それは今シーズンの優勝では、予め叶わないことが決まっていた。

来シーズンCL2010-11の勝者は、CWC2011で来日する。
そのシーズンをデコが戦うのは UEFA CLか、あるいはリベルタドーレスカップか。
来シーズンは、この2年間よりは楽しめそうである。

3月21日
プレミアリーグ away ブラックバーン △1-1
70分に同点に追いつかれた後、デコが74分からカルーに代わって途中出場。
デコの出場は2月2日のハルシティ戦でフル出場して以来。
2月4日にポルトガル代表からの引退を発表してからは初めてのプレーである。

3月24日
プレミアリーグ away ポーツマス ○5-0
デコはベンチ入りしたが出場しなかった。

3月27日
プレミアリーグ home アストン・ヴィラ ○7-1
デコ2月2日以来の先発出場。
39分にイエローカードをもらう。
72分にバラックと交替した。

次回のデコログは、4月25日(日)です。

デコファンサイト

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2010年4月10日 (土)

スポーツ店でおじさんと意気投合

マラソンの練習着は
アシックスのロングスリーブシャツ
ナイキの汎用トレパン(ロング)
某社のロゴ入りウィンドブレーカー
これらの一張羅。
走り終えたらすぐ手洗いして干しておく。
二日つづけて走る週末の場合、物干しから外して着る。

このトレパンは4年前、初マラソンに向けて買ったもの。
当時はなんの知識もこだわりもなく、近所の衣料品店のバーゲンで買った。
スウッシュがついていればそれでいいと思っていたので、ランニング専用のものではない。
全体にだぶついていて、走る度に衣擦れの音がする。
丈が余っていて足下がばたつく。
裏地には膝までしっかりメッシュが入っている。これは普段は暖かくてよいのだが、走っている時は熱がこもり暑い。

それまで疑問に思わなかったことが不思議なくらい、機能的には最低に近い。
5時間を切って走ろうというランナーに、このウェアは似つかわしくない。
4年ぶりに買い換えることにした。
ネットで調べてアシックスの「ライトブレーカーパンツXTR626」に絞り込む。

Lbp

ライトブレーカーパンツ
まぁきっと、軽くてウインドブレーカー的役割もするトレパン
・・という意味なのだろう。

サイズはMで間違いないのでネットで買ってもよいところだが、詳しい店員から説明も聞きたい。
そこで、ちょうどバーゲンセールのDMが届いていたアートスポーツへ出向く。

店頭には本命のXTR626以外に、アシックスだけでも数点のロングパンツがあった。
店員さんにどう違うのか、説明を聞く。

汗でぺったりしないのがいいんですけど・・
店員「メッシュが入っているとどうしても汗が気になりますけど。その分あったかいんですよ」

へぇ~逆だと思ってました。
メッシュがある方が汗が気にならないのかと・・

と僕が応えると、いつの間にヨコに現れた 推定55歳のおじちゃんが、一緒になって「いやぁ、確かに」とうなずいている。

でしょでしょ、って彼とココロが通じ合う。
店員さんが続いて、別のトレパンを手にとって言う。
「これはタイツとパンツの中間なんですが、ちょっとフツーに見ればだらしない感じになっちゃいます」

うん、そーだ ジャージみたいだ
ね、ね
と僕ら二人。

漁師さんみたいに赤銅色に日焼けして、菅原文太みたいに いかついけれど、とても実直そうな人だった。

本命の品を試し履きしてみる。
予想外にMではなく、Lがジャストサイズ。
しかも、ネットで買うよりもかなり安く買えた。
それに気をよくして、そのまま靴下売り場へ移動。
いつもは比較的厚手の五本指靴下だが、今回は薄手のものを試そうと思っていた。

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2010年4月 9日 (金)

走ることが好きになれない

初日 5km
二日め 6km
三日め 7km
四日め 8km
五日め 9km

1kmずつ走行距離を伸ばし、6日めに10km。
そこからは、1日10kmを走る。

計画とも言えない、漠然とした計画に沿って 2週間が過ぎた。
それでもまだ計画は立てていない。

計画を立てることにより、それが義務となる。
自分は義務に押しつぶされるのではないか。
走ることがいやになるのではないか・・・
それを恐れていた。

走ることが嫌いなのである。
走ることを予定している日は、前日から気が重い。
当日はさらに重い。
一日じゅう気が重いのはかなわないので、今シーズンは、午前中に走り終えることにした。
長野マラソンは 8:30スタートと、朝が早いのでちょうどいい。
そう思うことにした。

走るのは週末のみ。
平日は走らない。

すると、週末の開放感が消えた。
いつもならば、金曜日の夜、帰宅して荷物を置くと、大いなる自由を手にしたような爽快感がある。
それが消えた。
あぁ、休みは走らなければならない。
僕は自由じゃない。
休みは楽しみではなくなった。

一方いつもならば、日曜日の夜、ちびまる子ちゃんのエンディングが流れる頃には、自由な時が終わってしまったような寂しさに包まれる。
それも消えた。
あぁ、明日は走らなくて済む。
走ることから解放される。
休みが終わることは、寂しくなくなった。

どうすれば、走る前に気が重くならずに済むのか。
どうしたら、走ることが好きになるのか。
マラソンに向けて走り始めた最初の一ヶ月、いつも、このことばかり考えていた。



長野マラソン2010を走る!

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2010年4月 8日 (木)

e3グリップを4ヶ月使った感想

"新兵器"e3グリップ到着。

■グリップから手を離せるよう、手首にかけるストラップが付いている。
■左右専用。それぞれに「L」「R」のマークが入っている。
■自分からみて「L」「R」の文字が正しく天地を指すように握る。
■商品には説明書が入っていない。

ラン初日は肩がこった。
でも、2日めからは力が抜けて肩はこらなくなった。

4ヶ月使った結論を先に言うと、これは買った方がいい。
マラソン初挑戦でまず、ウォーキングでカラダの軸をつくりたいという人。
マラソン完走経験はあるが、レースまで時間がある調整段階のウォーキング、ジョギングで真っ直ぐなフォームを身につけたい人。
ほとんどのランナーにとって必要な品だと思う。

フォームはずいぶんよくなった。
e3グリップだけでそうはいかないが、大きな助けになったことは確か。
レースではこれを握って走るわけにはいかないが、手の感触を覚えているので、正しいこぶしのカタチを作ることができる。
そのカタチは肩に力が入らない、自然なカタチだ。

e3グリップが特によいのは、ゆっくりとしたピッチでのステップ運動。
そして、ゆっくりとしたペースでのウォーキング、ジョギング。
「ゆっくり走れば速くなる」は佐々木功の著書。
だが何度読んでも、なぜそうなのかがわからなかった。

今シーズン、e3グリップを握りスローなトレーニングをしてみてわかった。
ゆっくり走ることには、心肺機能の強化だけでなく、正しいフォームを体に覚え込ませる効果があるのだ。
だらけたフォームでゆっくり走るのはわけないが、正しいフォームでゆっくり走るのはきつい。
ゆっくり走るのも立派なトレーニング。
欠かせないトレーニングであると知った。

E3  e3グリップ 商品の概要
■販売元:e3グリップ アソシエーション
■販売価格:3,990円
■重さ:70g
■原産国:米国

 女性用
■e3グリップ093(一般女性・ジュニア サイズ)
 2009年10月発売

マラソン用品として売られているもので、フォーム矯正に焦点を当てたものは、このe3グリップと「CW-X柔流」の2点がある。

練習は常にe3グリップを握って走る。
今年のテーマは「骨盤と肩胛骨の回転」
練習初日は快晴だったので、肩胛骨の周り具合は影を見て確認した。

Amazon e3グリップ販売ページ 3,990円 送料無料

ど素人!マラソン講座

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2010年4月 7日 (水)

たま川で花と人を見る

4月第1週
多摩川は花見ウィーク
この週に満開を迎えることが多く、花見の人で賑わう。

今年はまだマラソンの最中
ゆえに「花見」ではなく「花見RUN」
桜を見る
桜を見る人を見る
桜を愛でている人たちは皆幸せそうで、それを見ているこちらまで幸せな気分になる。
花見RUNの楽しみは、どちらかというと「人」を見るほうだ。

Sakurazaka 多摩川土手へ出る前に「さくら坂」を下る。


福山雅治の曲で有名になったらしいが、どんな曲なのかを知らない。

誰もが道路の上にかかる赤い橋から桜を見ているが、あの橋から見る景色を見たことがない。
さくらの区間は短く、それほどの桜の名所と思えない。

この写真を見て不思議だったのは、信号色が映っていないこと。
LED球はある種のカメラには映らないのだろうか。

と思って調べたらわかった。
LEDは目に見えない速さで点滅しており、写真に映らないことがあるということだ。
さほどシャッタースピードが速くないデジカメで撮って、こうして映らないのだから、まずどのカメラにも映らないといえるだろう。

Tamagawa

多摩川土手には「たま川」の看板と「多摩川」の看板がある。
それがなぜか
こちらは、ネットで調べたがわからなかった。

去年花見をした時、事前の下見で露店が少ないことがわかっていたので、近くのスーパーへ買い出しに行った。
今年は、去年と比べると露店の数が増えていた。

Yakisoba

Hanami 走ったのが早い時間帯と言うこともあって、お目当ての「花見の人」はまばら。
その代わりに、人を待つ場所取りのシートやビニルテープが目立った。
ブルーシートは恐らく朝早く「先乗り隊」が置いていったのだろうが、ビニルテープは前夜の設置か。
そうであれば、それはちょっと世知辛い。



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2010年4月 6日 (火)

5時間切りはマラソン界の鬼っ子なのか

12月19日
長野マラソン4ヶ月前 練習開始

例年、走るのは年明けから関東春マラソンまでの3ヶ月。
あとの9ヶ月は冬眠。

しかし、今年は「5時間制限」というど素人!マラソン人生最難関に挑む。
これまでの4シーズンはいずれも、違和感のために走るのを控える時期があった。今年こそは、故障をしないようじっくりと足を作るために、始動を一ヶ月早くした。

特に計画は立てていない。
練習メニューもない。
本や雑誌に書いてある練習メニューは、役に立たないと思っていた。

ほとんどの場合「サブ4」「サブ3」向けに書いてあり、そこから一気に「完走(6時間~7時間)」に飛ぶ。 えっ?なんでそこが飛ぶの?
「5時間切り」は市民マラソン界の鬼っ子なのか。
5時間切りをテーマに書かれている文献は皆無と言っていい。

「無いのならば、僕が書こう」
そう思ったのは練習開始後3ヶ月のこと。
この時点では、とりあえず5kmからかなという程度で走り始めた。

初めの2kmはとにかくきつかった。
初めの1kmで、いきなり歩きたくなった。

でも練習で一度でも歩いてしまうと、本番レース中ずっとおそってくる「歩きたい願望」を乗り越えられないと思うから、軽い気持ちで今日はちょっと歩くかというわけにはいかない。

口で息をした。
そう、この時は「口で息をする」のは悪だと考えていたのだ。

とにかく目当ての5kmは無事に走れた。
5kmで33分台は初走行にしては上出来。

今年の練習開始前 "新兵器"e3グリップを取り寄せておいた。
あれって、ほんとに効果があるのか?
「ランナーズ」の通販広告を見て、ずっと気になっていた一品。

握るだけで左右の腕の筋力を均等に発揮でき、推進力がアップします。
e3グリップを握ってランニングすると、効率のいい力の伝達が実現し、短時間でバランスが見違えるほどよくなり、効率のいいランニングフォームに改善されます。
また、股関節にかかえるストレスが軽減され、故障の危険性も低減します。
(ランナーズ広告より引用)

これだけのことを書かれて、買わないほどへそ曲がりではない。
今シーズン最初の出費は3,990円。
長野マラソン完走のためには、惜しくない。
ただ、これが口火に過ぎないとは、このとき思っていなかった。

長野マラソン2010を走る!

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2010年4月 5日 (月)

マラソン1曲めは「今日の日はさようなら」

Nokotsudo 肌寒い初冬の納骨堂

四十九日で父の遺骨を納めたその場所から 2010年長野マラソンへ向けて走り始めた。

葬儀が終わってからの49日間、この場所から走り始めようと考えていたのだ。

 ただ、そうは考えてはみたものの、実際にはトレパン姿にランニングシューズで納骨するわけにはいかない。
やっぱり、やめておくことにしたのだが、期せずしてお坊さんの到着が遅れ、誰かが霊園の入口まで迎えに走ることになり、その役を買って出た。

だからといって、このマラソンを父に捧げるといった虚構に耽ってはいない。
父の供養と自分のマラソンは別次元のもの。
ただ、走っている最中に、何度か父を思うだろう。
ゴールした時には、空に向かって一言くらい言うかも知れない。

今回マラソンで聴く音楽の1曲めは、告別式の終わりにかけた「今日の日はさようなら」
亡くなる前、Amazon で中古のCDを買って父に聴かせたこの曲を歌うのは本田路津子。

【 本田路津子の略歴 】

1949年1月6日 福岡県生まれ 2010年で61歳
子どもの頃にジョーン・バエズを聴き、フォークソングに魅了される。

1970年
ハルミラフォークコンテストにジョーン・バエズの「シルキー」で出場し優勝。歌手デビューのきっかけとなる。
シングル「秋でもないのに」で歌手デビュー。

1972年
NHK朝の連続ドラマ「藍より青く」の主題歌 「耳をすましてごらん」がヒット。

1975年
米国に短期留学して、出会った米国人男性と結婚。そのまま米国で暮らす。

1988年
日本に帰国。
その後は教会コンサートを中心に活動する。

1996年 4月、ベストアルバム「ベスト・コレクション」発売

1997年 2月10日、唯一の著書「耳をすまして―ブックコンサート 」出版

1998年 11月、ベストアルバム「GOLDEN J-POP/THE BEST 本田路津子」発売

2008年 6月、ベストアルバム「GOLDEN☆BEST 本田路津子」発売
2009年 6月に発売されたオムニバスアルバム「日ごとの糧をお与えください-主の祈り-」に参加

本田路津子は森山良子に次ぐ、1970年代の代表的な女性フォークシンガー。
「今日の日はさようなら」は森山良子が1966年に出した曲。
本田はそれをカバーして歌っていた。

お父さんの元へ届いていますか?
お父さんが好きな本田路津子さんの歌声です
私たちが子どもの頃、週末になるとクルマの
運転が好きなお父さんがハンドルを握り
あの小さなスバル360に家族みんなが乗って
ドライブしました
その時カーステレオから流れてきたのが
この澄んだ歌声でしたね
今日の日はさようなら
卒業式で多くの教え子の皆さんを見送りながら
親しんできたこの曲に思いを寄せ・・・
お父さん お陰様で家族共々幸せに
暮らすことができています
ありがとうございました
今日はお父さんのこの世の人生の卒業式です
本当におつかれさまでした。
心からありがとう

CDを手渡した時、ほんの10分ほどの会話から題材を拾い、プロの司会者がまとめてくれた父を送る言葉。
まさか、こんな気の利いた台詞を入れてくれるとは思いがけず、驚いた。音楽に乗せた心のこもったMCに、参列者の方もきっと舌を巻いたことだろう。

号砲を待つスタート前20分でウォークマンのスイッチを入れる。号砲までの時間は、心を静める選曲
レースはそこから始まるのである。

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2010年4月 4日 (日)

本田のお陰で1勝2敗

3月16日
UEFA CL決勝トーナメント1回戦の第2戦が行われ、CSKAモスクワが敵地でセビージャ(リーガ)を2-1で破り、準々決勝に進んだ。
CSKAの8強は史上2度目。

1-1の同点で迎えた55分、決勝点は本田圭佑のフリーキック。
35mの距離からGKの前で揺れながら落ちるシュート。

CL決勝トーナメントで日本人選手が得点をあげたのは、本田が初めて。
かつて、中村俊輔がセルティックで挙げたゴールは、グループリーグでのもの。
日本人選手がレギュラーを張るチームがCLのベスト8に進むのも初めて。

彼のキックは日本代表にとって大きな武器となる。

サッカーは 1点をとるスポーツ。
どれだけバラバラで 戦術もへったくれもないチームでも、ペナルティエリアやその周辺でファウルを1つもらえば、試合を決めることができる。
90分を通して引いて守り、失点を0にすれば 0-0の引き分けでの勝ち点1、運がよければ 1-0 の勝ちさえ見えてくる。
そのために必要なのは、フリーキッカーの切り札。

C・ロナウドがいるポルトガルが、ゴールそばでのフリーキックで局面を変えられるように、日本に本田という切り札が誕生した。

3月31日、インテル監督のモウリーニョは本田について尋ねられ、次のように語っている。
「日本人選手というのは、クオリティーが高く、どんな監督にも好まれる。彼らはチームのために働く意識が強い。間違いなくすべての指揮官が起用したいと考えるタイプの選手たちだよ」

この試合を見た岡田監督は、複雑な心境に陥っただろう。
FKの切り札がいなければ、0勝3敗もあり得る。
現に「0勝3敗」という本が出版されており、岡田監督の解任を求めているほどだ。

ところが、降ってわいたように本田という切り札が舞い降りた。
こうなると、FKの切り札で1つ勝つ可能性が出てきた。
だが仮に「1勝2敗」になったとしても、それは「本田で勝った」と言われる。
下馬評通り「0勝3敗」となった時には「本田がいたのに、やっぱり勝てなかった」と言われる。

監督に対する負けた時の非難には変わりがないが、勝った分の賞賛も得られない・・・
これでは、岡田監督が気の毒である。



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2010年4月 3日 (土)

2010年4月18日開催 第12回長野マラソン

2009年7月24日、第12回大会の概要、参加費が発表された。

今大会から初めて、視覚障がい者の部を新設。
定員:50人

参加費は 6,000円から8,500円に上がった。
クレジット決済した場合の手数料は別途400円かかる。
定員:8,000人は前回と同数

2009年10月1日
ホームページリニューアル
受付開始日、エントリー方法が公開された。

出場エントリーは 郵便による受付が廃止されて、インターネットに一本化。

11月21日(土)のエントリーは、10時の受付開始直後からほとんどつながらない状態となった。
そのままの状態がつづき、 15:29受付終了。
5時間29分で定員に達したことになる。
およそ5時間での受け付け終了は、前年大会と同じ。
ランネットのサーバー処理能力が要求に追いつかないために、5時間はかかったが、事実上「0分」終了と言える。

 駐車場
■自家用車で行くランナー向けに、指定駐車場が設けられる。
 指定駐車場からスタート会場、ゴール会場から指定駐車場へ、それぞれシャトルバスが運行される。
 駐車場は、エントリーの際に申し込む。
 受付の際、どこの駐車場に停めるかがわかる。

 シャトルバス
 次の送迎バスが出る。
■前日、長野駅⇔受付会場のビッグハット
■当日レース後、ゴール会場→長野駅

*レース当日朝、北長野駅から長野運動公園へのシャトルバスはない。

 宿泊
■ランナーの宿泊ホテルは主催者が押さえていて、12月より参加者から希望を募る。
 参加確定者へ 12月に案内が届き、その書類で申し込む。

2009年の第11回大会より、ランナーの要望を聞き入れ、負担が軽いコースに変更されており、今回はそのコースでの第2回。
全体を通してほとんど高低差のないコースとなったことで、2009年大会は完走率が上がった。

2008年 85.0%
2,009年 86.4%

2008年大会に比べて、2009年大会は気温が高く、悪条件となったことを鑑みれば、実際の完走率は 3ポイント程度は上がっているのだろう。

ど素人!マラソン講座

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2010年4月 2日 (金)

2009年第11回長野マラソン

参加費6,000円 定員8,000人 は従来と変わらず。

■天候:晴れ
■受付:7,241人
■完走:6,257人 完走率86.4%
 サブ4:2,407人

4時間~5時間での完走者は3,850人
完走者に占める比率は61.5%で、前年を7.9ポイント上回った。
天候がレース結果を大きく左右したと言える。

スタート時の気温は16度。最高気温は23度。
長野マラソンとしては暑い条件下のレース。
この日は関東地方も暑さに見舞われ、かすみがうらマラソンも猛暑のレース。
同じ時間に多摩川沿いを走ったところ、夏を思わせる日射しで喉がからからになった。

スタート最後尾ロスタイム:7分30秒
意図的にゆっくりスタートした最後尾のランナーは8分だったが、走ってスタートしたランナーは7分30秒でスタートラインを超えていった。

大会の模様はレース翌週の土曜日、NHK教育テレビで1時間に編集した内容が放送された。
番組は金哲彦と谷川真理が、レポーターとしてランナーと交流。
高橋尚子がゲスト参加して、走りながらランナーを応援していたのだが、NHKの放送ではその姿は映らなかった。

ナンバーカード
第1回大会からの11連続出場者460人に「ゴールドゼッケン」
10回出場者210人に「シルバーゼッケン」が配布された。

長野市といえば善光寺の門前町。
2009年は 7年に一度のご開帳の年で、たくさんの観光客が訪れる。
そのため第11回は、交通渋滞を勘案し、スタート時間が例年より5分早い8:30となった。
スタート時間は、2010年大会も8:30となっている。

2008年11月25日(火) 募集開始。
5時間で定員 8,000人を超え〆切。
回を追うごとに、募集開始から〆切までの時間が短くなっていたが、ついに即日締切となった。
この日は平日。仕事のためにエントリーできない人がいて、クレームが出た。
そこで、2010年大会のエントリー受付開始は土曜日に設定された。



長野マラソン2010を走る!

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2010年4月 1日 (木)

4月1日、残業禁止法施行

今日は4月1日
ようやく、残業禁止法が施行される。

これまでにも成果に対して賃金を支払い、残業代をゼロにする制度、
「ホワイトカラーエグゼンプション」が検討されたことはあった。
exemptの意味は適用除外。残業代適用の対象から除外する制度。

2006年に小泉内閣が導入に向けた検討を開始。
自民党が進めているから自民党は当然賛成。
民主党も明確な反対の意思表示はしていなかった。

当時、評論家藤井厳喜は著書「総下流時代」で次のように書いていた。
「米国では既に法制化されており、日本でも近く法制化され、サラリーマンの残業代はなくなる」

だが、法律となって日の目を見ることなく、そのまま忘れ去られてしまった。
そして、4月1日、ようやく残業禁止法が登場する。

企業は外圧を求めていた。
法制度によって強制されれば、社員に対して強く出ることができる。
そこで、この法は次のように要求する。

「残業をたくさんした人は、賞与の評価を最低にしましょう」
「残業をせず、時間内で片付けた人は、賞与の評価を最高にしましょう」

残業に対して従量制で賃金を支払う会社では、効率よく仕事をして5時にぴたりと帰った人よりも、だらだらと仕事をして残業した人の方が、圧倒的に手取りが高い。

5時にぴたりと帰れば、残業代はゼロ。
その分を賞与で評価してくれるかというと、そういう上司は滅多にいない。
上司というのは、たいていの場合、あまり細かいことに気づかないからだ。
効率よく仕事をするよりも、愛想をよくして前向きな言葉を言い続けることの方が重要であることは、サラリーマンの誰もが知っている。

そこで、法律は企業内評価に踏み込んだ。
これによって、上司は思いきった評価ができるだろう。
日中、だべったり、タバコを吸ったり、他の部署に遊びに行ったり、寝たりして、5時を過ぎたら急に緊張した面持ちで仕事に取り組む人たち・・
こういう人たちを賞与の評価で一刀両断にできる。

「だらだら残業族」はこの法律に反発した。
俺たちは過重な業務をしている。
政府は現場のことを何もわかっていない。
誰もがそう言った。

だが、特別なんて存在しない。
自分だけ、人よりも多く仕事をしているというのは妄想。
思考が止まっているだけだ。
現に「だらだら残業族」の仕事ぶりを見ていると、のほほんとしている。
のほほんと打ち合わせ
のほほんとメール打ち
集中して緊張しているようには見えない。
そもそも緊張を持続しているならば、8時間を超えて集中力はもたない。
最初から、のんびりやろうと決めていて、スローペースなだけだ。

こういう「だらだら残業族」は会社のガン。
無駄まみれのやり方を周囲にも強要するからだ。
時間を長く水増しするために、ものごとを複雑にしていく。
それは負の連鎖
彼らの存在は百害あって一利なし。

4月1日、ようやく残業禁止法が施行される・・・
1年に1度の4月1日、残業禁止法が施行される・・・

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