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2010年10月13日 (水)

駅弁を名乗っていいのは? 

弁当を駅で売れば駅弁である。
素人ならば、誰もがそう思う。

ところが「駅弁」という言葉は商標登録されている。
それゆえに「駅弁」を名乗ることができるのは、社団法人日本鉄道構内営業中央会に加盟している駅弁製造業者がつくる弁当だけ。
駅弁製造業者のことは、専門用語で調製元という。

業界団体のお墨付きを得なければ、駅弁を名乗れないのか?
と新規参入業者は思うだろうが、しかたがない。

近年、空港で売って機内で食べる弁当に「空弁」という言葉ができたが、こちらはまだ業界団体はできていない。
渡船場の売店でも、弁当を売っているがそれを「船弁」とは言わない。ただし、フェリー内で売る弁当に「船弁」がある。
福岡の西鉄天神バスセンターには「バス弁」が売られている。
この分でいくと、タクシー乗り場に「タク弁」 ができる日も遠くなさそうだ。

さて、本家の駅弁だが、その誕生は諸説があり合意されていない。
文献により誕生年が異なり、そのうち 1877年(明治10年)説が最も古い。

その古い説から 8年後の 1885年
7月16日、"宇都宮駅で初めて"の駅弁が販売された。
この日が「駅弁記念日」になっている。

1946年
「社団法人日本鉄道構内営業中央会」設立
「駅弁」を商標登録している団体の誕生である。

1966年
新宿京王百貨店の「有名駅弁と全国うまいもの大会」が始まった。

1988年
「社団法人日本鉄道構内営業中央会」が認可した弁当に駅弁マークがつけられた。

1993年
日本鉄道構内営業中央会が、4月10日を「駅弁の日」とした。

駅弁は本来、駅で売るものだが 1953年以降、デパートやスーパーの祭事でも買えるようになった。

いわゆる駅弁フェアの元祖は1953年、大阪高島屋が行った「有名駅弁即売会」

そして現在、代表的なのは、京王百貨店の「有名駅弁と全国うまいもの大会」
1966年に始まり、以来 44年ずっと続いている。2010年1月は第45回を開催した。

・毎年1月に開催。
・会場でつくる実演弁当と、現地から運ぶ輸送弁当がある。
・毎年、売上ベスト10を発表している。
 1998年から輸送弁当を含めず、実演弁当だけで集計を発表している。

二年前の旅で食べた だるまの「抹茶ひつまぶし日本一弁当」は2009年のランキングで7位に入っていた。

 一番人気は北海道 函館本線 森駅の「いかめし」
第1回は売り上げ4位。1971年~2009年まで連続1位を続けている。

ベスト10をみると「いか」と「たこ」が大半を占めている。日本人はそんなに「いか」や「たこ」が好きだったのか・・・

一般的な料理で、いかやたこはそれほど脚光を浴びてはいない。それがなぜ、駅弁になると主役に躍り出るのか。いかたこアレルギーの筆者としては、不思議きわまりない。

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