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2010年11月13日 (土)

東京発-鹿児島行きのダイヤが運行されない理由

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"九州新幹線"を追っかけるばい 第2回
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九州新幹線のレールは、東海道山陽新幹線と1本のレールでつながっている。
だが、東京発、鹿児島中央行きの直通ダイヤは運行されない。

その根源的な理由は、東京-鹿児島は遠く離れており、旅する人は飛行機を使うだろうと予測したためだ。
羽田ー鹿児島のフライト時間は 1時間55分。
東京-鹿児島中央を新幹線で走った場合、およそ6時間15分。
それぞれの空港から市街地への移動時間を加味しても、新幹線はおよそ2倍の時間がかかる。

 東京駅-羽田空港 およそ30分
 鹿児島空港-鹿児島中央駅 およそ1時間

「東京-鹿児島直通便の利用者は少ないだろう」
それに加えて
「博多-鹿児島間を利用する人はあまり多くないだろう」
という予測も立てられた。

国土交通省の官僚とJRの企画担当者が、分析してそう定義したのである。
定義がそのように決まると、それを元に仕組みが設計される。

まず、九州新幹線は最大8両編成で運行されることになった。
 「つばめ」=6両編成
 「さくら」「みずほ」=8両編成

東海道(東京ー新大阪)を走っている新幹線は「のぞみ」「ひかり」「こだま」すべて16両編成である。
8両編成や6両編成のダイヤは走っていない。
各駅の信号システムも16両編成以外には対応していない。

つまり、九州新幹線を6,8両編成と決めた時点で、行き先の東端は「新大阪」と決まったのである。
新大阪駅のシステムは 6両編成、8両編成、16両編成に対応している。
ただし、4両編成には対応していないので、4両編成100系車両で運行されている「こだま」は新大阪に乗り入れることができず、東は岡山止まりとなっている。

6,8両編成の車両が新大阪から東に行けないのであれば、東京から来た16両編成を 博多止まりではなく、鹿児島まで走らせればいいのだが、現実はそうはいかない。

「博多-鹿児島間を利用する人はあまり多くないだろう」と予測をしたために、博多から先の駅のホームを8両編成対応で造ってしまったからだ。

博多から先の駅

■新鳥栖 佐賀県

■久留米 福岡県
■筑後船小屋 福岡県
■新大牟田 福岡県

■新玉名 熊本県
■熊本 熊本県
■新八代 熊本県
■新水俣 熊本県

■出水 鹿児島県
■川内 鹿児島県
■鹿児島中央 鹿児島県

これらの駅は、ホームの長さ、信号機のシステムともに 8両編成までしか対応していないものと予測する。



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