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2011年4月 6日 (水)

なんちゃらって言うな!(仕事)

【 ※せつねえ話 注意 】

なんちゃら
を仕事で言うのはやめてもらいたい。

「この abc なんちゃらがよくわからない」
「商品なんちゃらマスターの不備じゃないの?」

何か言いたいのならば、正確な名前を把握してから言おう。
なんちゃらでは、意図が伝わらない。

喫茶店や居酒屋で
「AKB秋元なんちゃら、遅すぎっ」
などと言うのは罪がない。
熱烈ファン以外の雑談としては、詳細な正確さは要らないからだ。

プライベートで使われる「なんちゃら」は、語るに足らないという対象への揶揄が含まれており、表現手段である。だが、仕事でいう「なんちゃら」が醸し出すいい加減な空気は不遜に映る。

ほとんど同じだが 「何たら」はまだ許せる。「ミスしちゃったのですが」と「ミスしたのですが」が大きく違うように、"ちゃ"と"た"では印象がずいぶん違う。どうしても名称がわからないならば 「何とか」と言えばよい。「なんちゃら」には、知識が曖昧なことをおちゃらけて誤魔化そうという幼児性がにじむ。

「なんちゃら」
は誰もが言うわけではない。
言う人は決まっている。
誰と誰が言うのかを観察していてわかった。
まずそれは、知識が浅い人。

知識が浅いけど文句は言いたい。
そういう人が言うから、なおさら下品だ。

知識が深い人の中にも僅かながら「なんちゃら」常用者がいた。
その人の特徴は自信過剰。そして、言葉を大切にしないこと。
知識が深く、信頼も厚い。だが、自信があり過ぎて、誠意のある言葉で語る努力を知らない。

対象によって使い分けている人もいた。目下の者、同格の者だけに「なんちゃら」を使い、目上の人にはきちんとした名詞で話している。

「なんちゃら」を言われる度に力が抜ける。
それは、年下の社員から相づちに「うん」「うん」と言われる時と同じだ。
親の躾が悪いのだろう。
親の顔を郷里まで見に行くわけにはいかない。
僕はあなたの親代わりでもない。

君が逆ギレせず、謙虚に
「すみません。確かに品がないですね。以後気をつけます」
そう言ってくれそうだったら、親でも兄弟代わりでも何にでもなる気概はあるつもりだ。
しかし、そんな謙虚で誠実な人は「なんちゃら」言わないのである。

残念だが「なんちゃらって言うな」と言ってあげられない。
今僕にできるのは、その口癖が自分に感染しないよう気をつけることだけだ。

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