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2011年7月 2日 (土)

結婚して「入籍しました」という人に「日本の情け」

友達がブログに書いている。

「披露宴は来月ですが、先に入籍は済ませました」

こういう場合「おめでとう」とコメントをつけるのが、友好的かつ一般的な態度である。
おめでとうを言うほど親しくないならば、イイネボタンを押すだけでもいい。

まちがっても、幸せムードに水を差すようなことを言ってはならない。
たとえば、次のように。

・・・
結婚おめでとう!
ところで、
一般的な初婚の場合、届け出は「婚姻届」であって「入籍届」じゃないよ。
「入籍」というのは、
1,出生
2,養子縁組
3,離婚などにより子供の戸籍を移す
4,戸籍筆頭者との結婚
などのこと。

4,の「戸籍筆頭者」というのは、
・結婚後に名乗る氏を持つ者
 結婚してつくる新しい戸籍の氏を、元々名乗っていた人
・分籍した者
 結婚以外の理由で、親の戸籍を外れて、新たな戸籍を持っていた人

だから、結婚した時に「入籍する」のは
・バツイチの人と結婚して、その姓を名乗る
・親元を離れて暮らしていたか、勘当されて1人の戸籍を持っていた人と結婚して、その籍に入る
といった場合だけです。

こどもは結婚すると、親の戸籍を除籍されて、新しい戸籍を作るのです。
新郎のイチロー君と新婦のはな子さんが、二人で新しい戸籍をつくる。
それを、戸籍を作るから「作籍」という言葉はないけれど、入籍とは言いません。

芸能人が「入籍しました」と言い、週刊誌もその通りに報道するから、誰も違和感を持っていないと思うけれど、大半の結婚において「入籍」はありません ・・・


「こういうことを教えてくれる人はなかなかいない。相手のためになるから、自分が悪者になってでも教えてあげるのだ」
と思っても、幸せムードに浸っている人で、その気持ちを斟酌して感謝してくれる人物はそういない。

世の中は、正しい知識で回っているわけではない。
漢字を読みまちがっても、言葉の用例が違っても、スルーしてあげるのが武士の情。
それが「日本の情け」なのである。

エライ人や高学歴の人が漢字を読みまちがうと、確かに可笑しい。
「意外と常識がないな」と思う。
しかし、いくら可笑しくても、笑うのは心の中にとどめ、顔は涼しくしていなければならない。

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