« 目を付けていた蔵六餅最中、期せずしてミニ埴輪 | トップページ | 2012年の旬はLCC でも新幹線の「駅」にこだわる! »

2012年8月 9日 (木)

福岡ではあることで有名な南蔵院の涅槃像

「涅槃で待つ」は沖雅也の遺言だが、涅槃像は釈迦が80歳で入滅した時の姿を表現した像である。
入滅とは仏教用語で高僧の逝去。釈迦、日蓮などの逝去をいう時に使われる。

釈迦は偶像を奨励していなかったので、涅槃像は入滅の500年後に初めて作られた。
月日は2月15日。
場所は布教で訪れた村。沙羅双樹(2つの木)の元。
そこで「肉体は滅びても悟りは永遠」という最後の説法が行われた。

長野マラソンで訪れた善光寺世尊院釈迦堂で初めて涅槃像を見た。
そこで精巧なミニチュアを買い求めて以来、涅槃像についてはいつも脳がアンテナを張っている。

善光寺世尊院釈迦堂で見たのは、日本でただ一つの等身大涅槃像。
釈迦の等身大であるから、当然ながら人間の大きさである。

鎌倉時代につくられた木造仏涅槃像(重要文化財)は奈良県の岡寺が所蔵する。
現在は東京国立博物館に寄託されている。

「こだま のぞみ ひかり みずほ さくら つばめに一日ですべて乗る品川-新鳥栖の旅」で里帰りした時のことだ。
夕方からの「鉄なべオフ」までの間、どこか見どころはないかと親戚に聞いてみた。

「それなら、篠栗に大きな涅槃像があるぞ」

涅槃像と聞いた瞬間、行き先は決まった。
さらに親戚が言う。
「あそこは宝くじの1等ば2回当てたらしかぞ」
それは羨ましい話だが、それほど必要ではない情報だ。
へぇそうなの。と目を丸くしてみせたが、どうせよくある風評だろうと聞き流した。

カーナビにおよその住所を打ち込むと、あとはクルマが連れて行ってくれる。
住所:福岡県粕屋郡篠栗町大字篠栗1035
それは、まだ202バイパスがなかった頃、営業車で飯塚へ往復した旧道沿いにあった。

Nan1


特に拝観料のようなものはとられない。
スイッチバックのローカル線のような階段を上っていくと、それは頭の方から現れた。

Nan2


南蔵院の涅槃像はブロンズ製では世界最大。
41mの全身は標準レンズの場合、後ろいっぱいまで下がらないとフレームに収まらない。

Nan3


■1995年建立
■釈迦の高弟二人の真骨(仏舎利)が納められている。
後ろにスペースが無く、足の裏はフレームに収まらなかった。

Nan4


売店では涅槃像をデフォルメした貯金箱が売られていたが、求めていた涅槃像のミニチュアは売られていなかった。
宝くじに2度当たりましたというような看板は、見つけられない。
これだけのものを見せていただいて、素通りというわけにはいかない。
お守りを1つだけ買い求め、腰掛けて冷たいものを飲む。


Nan9


「シャッター押していただけますか?」
こちらが一眼レフを提げているから一定の手腕と想定したのか、若いカップルから記念撮影を頼まれる。
社会に出て2~3年というところだろうか。思わず応援したくなるような、感じのいい2人だ。
「はい、息を止めて~」
とボケようかと思ったが、暑いのでやめておいた。
ありがとうございました!と言って画像を確認する彼女が、うわ~っと声をあげていたので、まぁまぁの構図だったのだろう。

夜は「鉄なべオフ」
昼間に南蔵院を訪れた話をすると、仲間の1人が言った。
「あそこは宝くじの1等ば2回当てたとですよね。仏舎利もあるし」

後日、親戚には重々、礼を言っておいた。

|

« 目を付けていた蔵六餅最中、期せずしてミニ埴輪 | トップページ | 2012年の旬はLCC でも新幹線の「駅」にこだわる! »