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2013年3月の31件の記事

2013年3月31日 (日)

若くして成功したホープが奈落の底に落ちる日

若くして重用されているスズキくん。
会社のホープと言われている。

ホープというのは希望という意味の英語だから、会社の希望と言えばわかりやすいのだが、やはりホープと言われている。
なぜホープか?

だいたい「ホープ」というのは古い言い回しであり、50代後半からその上の世代しか使っていない。
それ以下で使っている人がいたら、それは思考停止軍の一員だ。

つまり、会社のホープと期待を寄せている人々が年寄りばかりだと言うことである。

さて、ホープスズキ君。
エライ人たちのお墨付きを得て、いろいろな活躍の場を与えられる。
すると、ホープスズキ君には自然と、取り巻きが形成される。
いつの時代も、勝ち馬に乗りたい人は多いものだ。

だが、それをよく思っていない人も居る。
特に、同世代の人からは疎まれている。
言葉遣いが強いからだ。
重責を担う者は、ものごとを推し進めるために、往々にして強い言葉を使わざるを得ない。

だが誰も表だって、反意を示さない。
なぜならば、彼がホープだからだ。
いずれ、ホープがキングにでもなった日には、どんな暴君になるやも知れない。
わざわざ敵意を示すのは無益だ。

ホープスズキ君の後輩世代は2つに分かれている。
1つは取り巻き軍団。
もう1つはいけすかないヤツと思っている一群。

勝ち馬に乗って、要領よく生きる者
良心に従い生きる者

企業によって、どちらを重用するかが分かれるのだが、日本企業においては圧倒的に前者が多い。
もちろん、そういう会社は飛躍できないのだが、そもそもホープと勝ち馬軍団は会社の飛躍など望んでいない。
望んでいるのは、自らが好位置を占めること。
美味しい汁を自分たちの仲間だけで吸うことだ。

だが、やがてホープスズキ君にも冬の時代が訪れる。
なぜならば、彼を支えていたのは2つ上の世代。
若くして活躍の場を与えられて、強い言葉を言い続けてきた彼。
同世代や次世代に、真心で通じ合える仲間を形成するのは難しかったのだ。

彼の後ろ盾だった老人はいなくなった。
そして、勝ち馬に乗っていた仮面仲間だけが周囲に残る。
さぁ、いよいよ敏腕を振るおうと思った時、良心の実力者たちとは遠い距離ができていた。
やがて、かれは若くして突っ走ってきた、このサラリーマン人生は何だったのかと途方に暮れる。

そんな哀れな末路を迎えそうな人を見かけたら、どうぞ放っておいてあげてください。
どうせ、人のいうこと聞きませんから。

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2013年3月30日 (土)

ヤドカリの5足めの住処

シューレースを一旦すべてとり外す。
意を決してインソールの隙間に深く指をかける。
指が十分な長さの縁をつかんだところで、息を止めて、ありったけの力をかける。
まるで、マスカラスの覆面に手をかけた、デストロイヤーの気分だ。

べりべりべり
いや、マスカラスではない。
客が呼べなくなったザ・マミーの面に手を掛ける、ヒールレスラーの気分だ。
(この話がわかる方は相当なオールドファンである)

インソールは思っていたよりも、すんなりと靴底を離れた。
なんだ、やればできるじゃないか。
ありったけの力をかけながらも、下地を傷めることがないよう、ゆっくりと剥がしていく。
1分程度の作業で片足分が剥がれた。
インソールはソールに対して接着剤で留められていた。
ソール側に特別な損傷はない。

通勤用のナイキフリーに入れて使っていた、カスタムのSUPER feetを取り出す。
ガムテープで毛玉やほこりを取り払う。
それを匠戦にさし込むと、すんなりと収まった。
これまで4足の靴を背負ってきたSUPER feet。
これで5足目の住処を得たことになる。
まるで、成長に応じて貝殻をを住み替えるヤドカリのようだ。

さっそく、匠戦+SUPER feetという新体制で路上に出る。
高低差走
下り坂では、着地の際に足が前にずれる過酷な条件だが、血豆ができている指の痛みは増していない。

つづいては、平地で15km走。
やはり、指は痛くならない。
試みはひとまず、成功といえる。

つづいて、PRO-PADの買い換え。
PRO-PADは指の当たる部分が補強してあるものの、それでも耐性が低い。
今使っているPRO-PADは2度めのマラソンを走った時点で、親指に穴が空いた。
100km走ると穴が空く計算になる。

穴が空いてからも、練習では履いているが、さすがに本番で履くのはためらわれる。
ネットでしらべると、以前に買ったXTS144は廃番となり、現在はXTS139が売られている。

色も144は確か白のみだったが、139は白、黒、赤、青などが出ている。
種類が増えると言うことは売れているのだ。
恐らく、多くのマラソンランナーがレース用に買い求めているのだろう。
今回は靴の色に合わせて赤を買った。

ど素人!マラソン講座

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2013年3月29日 (金)

マラソンの血豆対策

ハーフマラソンで足の指に血豆ができてしまった。
これまで、マラソンでは一度だけ血豆ができたことがあったが、ハーフでは初めてだ。
よほど靴が足に合っていないのか。
とにかく本番までに、対策を考えなければならない。

血豆ができた2つのレース。できなかったいくつかのレース。
違いは何か?
今回の装備を振り返ってみる。
靴=アディゼロ匠戦
靴下=アシックスPro Pad

前に血豆ができた時の装備
靴=ソーティジャパンテンカ
靴下=Pro Pad

Pro Pad はそれ以前、別の靴との組み合わせで使った実績があり、そのレースで血豆はできていない。
Pro Pad は原因から外す。

そこで、仮説の対象となったのがSUPER feetだ。
SUPER feetを入れた靴で走ったレースでは、一度も血豆ができたことはない。
逆にいうと、SUPER feetを入れなかったレースでは、必ず血豆ができている。

前に使った靴ソーティジャパンテンカはインソールがとても剥がせそうになかったので、SUPER feetを入れるのは断念した。
アシックスの説明も、インソールを入れ替えることは好ましくないというものだった。
その結果、レース後、右足指に血豆ができた。

今回使っているアディゼロ匠戦も買ってすぐ、一応インソールが剥がせるかは試した。
だが、しっかり接着されていて、剥がすのは難しく見えた。
三村仁司さんがせっかく絶妙な仕上げで作った靴。バランスが崩れてはいけない。
既製品のまま使うのが最良と思っていたが、実際こうして血豆ができた。

その後も、できることはやってみた。
ハーフマラソンで血豆ができた翌週は高低差走。
シューレースの前足側を強めに締めて、足が前にずれないようにする。
ところが、走り終えると、血豆ができた指の痛みが増していた。
このままではダメだ。
靴に不安を抱えたままでは、とてもマラソンのゴールには立てない。

クッションのよい匠戦のインソールに未練はあったが、SUPER feetを復活させることに決めた。
そうと決まれば、さっそく作業だ。
plan do check see
思い立ったことは即座に実行しなければならない。
ビジネスの現場がそうであるように、それは、マラソンプロジェクトでも同じことだ。

ど素人!マラソン講座

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2013年3月28日 (木)

薬剤師の夢が叶う駅?MR御厨

線路は続くよどこまでも
日本最西端の鉄道駅を過ぎた後も
雨の中、MR旅はつづく。

Mr


「東田平」
平成元年に「たびら」から「ひがしたびら」に改名された。
MRはトンネルを下りながら進む。
スピードが出ている。

「西木場」
にしこばと読む。
平成3年にできた比較的新しい駅。
この駅にも子ども達が書いた壁画が飾られている。


「御厨」みくりや
降車時に整理券とともに代金を支払い下車。
今日のMR旅は時間の都合でここまで。

Mikuriya

御厨の駅舎は、御厨薬局の一部を間借りしている。
待合所は「ご好意(原文ママ)で提供いただいている」とあった。
調剤薬局が駅舎を貸しているという駅は、全国でもここだけだろう。

薬剤師をめざす学生は、この駅の入場券を買えばきっと願いが叶うだろう (とデマを飛ばす)

Mikuriyaf 左手に見えるのが待合所

薬局で栄養ドリンクを1本いってから、御厨駅の周りを散策。
不思議にも、御厨にいた間だけ、雨があがった。

恐らく、まだGoogleストリートビューは来ていないだろう町に向けてシャッターを切る。
(あとでしらべたら、御厨にもGoogleストリートビューは来ていた)
御厨のおばさんに、怪訝な視線を浴びる。
観光スポットもないこの田舎町で、カメラを首から提げて徘徊するのは、十分に怪しいのだ。

およそ30分を過ごし、有田からやってきた佐世保行きの下り電車に乗った。

新幹線全駅停車して往く品川-博多の旅

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2013年3月27日 (水)

エアマックス93 9年で加水分解

かつて、エアマックスを集めていた。
全部集めると大変なので「1stカラー」に絞っていた。

歴代エアマックスファーストカラー一覧

リアルタイムで買えるものは難なく買えたのだが、94以前の品つまりデッドストックをコンプリするのは至難の業だった。

一度はひと通り揃ったのだが、エアマックスの宿命で、既に全ての靴が加水分解して廃棄対象となった。
そこでコレクターとしては一区切りつけるべきだったのだ。

ところが、困ったことにナイキはかつてのモデルを「スポーツクラシック SC」として不定期に復刻するのである。
これがいけない。
1stカラーが復刻されるとスルーできないのだ。

デッドストックで買ったものは、ほとんど履ける代物ではなかったので、履ける1stカラーはとても魅力的だ。

Maxv2 こちらはデッドストック

特にこのエアマックス93と呼ばれている1993年モデル。
デッドストックでは、唯一ジャストサイズを買うことができず、2cm小さいものを買った。
それだけにジャストサイズで履ける93を見逃す手はない。

2004年に復刻が出ているのを見つけて、即ゲット。

それは白いアッパーに水色のスウッシュが映えて美しい一品。
この靴はいい相棒になりそうだ。
そう予感させた。


Dsc02369

ところがどっこい、この靴はほとんど履かなかった。
エアマックス唯一のかかとをカバーでくるんだデザイン。
足が入りにくいのである。
効能と言えば、石が入りづらいことだが、この靴でマラソンを走ったりはしない。

履く機会は1年に3~4回
久しぶりに履こうかと手を伸ばした、2013年冬
わっ
と声が出た。


Max1

 

ミッドソールがひび割れている。

Max2

 

よくみると、ビジブルエアの下が、完全に加水分解して剥がれていた。

Max3

ナイキフリーをはき慣れた今、構造が古いエアマックスを履く気にはなれない。懐古主義で復刻に手を出すのは、エアマックスについていえば、もうないだろう。

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2013年3月26日 (火)

なぜ大学の卒業式に出なければならないのか?

なぜ大学の卒業式に出なければならないのか?

それは、歳を取ってから出ておけばよかったと思うからである。

学校には入学式と卒業式が付きもの。
大概の人はその両方に出席する。

大学の卒業式が高校までの卒業式と違うのは、個人の出番がないところである。
よほどのマンモス高校でない限り、卒業証書は1人ずつ手渡される。

スズキイチロウ!
以下同文

最近では以下同文も言わない高校もある。
それでも、1人に1度、壇上に上がる晴れ舞台がある。

ところが、大学にはそれがない。
数千人規模の卒業生に1人ずつ、証書を手渡していたら陽が暮れてしまう。
なかには、キャンパス内のホールや体育館では収容できない学校もある。
卒業生が1万人を数えるようなマンモス大学では、日本武道館を借りて2デイズ。
まるで矢沢永吉だ。

その他大勢にまみれた卒業式にいったい、どんな価値があるのか。
そう問われたら、わかりませんと答える。
価値があるのか?と疑問を持つような人は、既に価値がないと値踏みしている。
そういうひねた人に認めさせるほどのたいした価値は想像できない。

部活に入っていた人ならば、下級生がお祝いをしてくれる。
胴上げをしてくれるかも知れないし、花吹雪をかけてくれるかも知れない。
祝おうという人がいるのに、そんなの意味ないよとトンズラするのは、自ら人付き合いを難しくする。
恐らく、そのような人は社会に出ても、人間関係に大いに苦しむはずだ。

大学の卒業式を回想する。
その日既に、遠くにある会社で新人研修が始まっていたため欠席した。
会社側は、どうぞ休んで行ってください。旅費は出ないけど。と言っていた。
数人を除いて、同期生達は会社を休んで、それぞれの卒業式に出た。

お金がないから仕方ない。
それ以上は考えなかった。
そして、長い年月を経た今、思う。
決して安くない航空券代金も、親に頼めば貸してくれただろう。
しかし、なにも考えず、ただその日を見送った。
それが、今思い出せるすべてだ。

出席していないので、映像が浮かばない。
卒業式で脳内を検索すると、会場となった体育館の外観が浮かぶだけ。
学長の挨拶もない。
お祝いの笑顔もない。
あるのは、後に実家に届いていた卒業証書とアルバム。でも写真は1枚も映っていない。

部活の後輩たちがお金を出してあつらえたという記念品もない。
行き場のない記念品を、後輩のスナオ君がせしめて喜んでいたと後で聞いた。
かように、卒業式にはろくな記憶がない。

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2013年3月25日 (月)

あの人が、同窓会に来ない本当の理由

新年度が始まる頃、同窓会の知らせが届く。
同窓会が開かれる時期は、地域によって傾向がある。
都市圏であれば夏休みを外した時期。
地方であれば、都市からの帰省者が参加しやすいお盆前後だ。

同窓会の幹事は、いつも頭を悩ませている。
参加者は特定のメンバーに固定化されており、年々、先細りしていく。
若年層は、同世代での交際費には糸目を付けないが、メリットのない呑み会には来ない。
おじさん・おばさんと呑むことにメリットを無理に見いだすよりは、携帯の支払いに充てたい。
安定的な集客ができなければ、運営そのものが危うい。
できれば、これまでに参加したことがない中高年を掘り起こしたいところだ。

なぜ、あの人は声をかけても来てくれないのだろうか。
ようやく探し当てたメールアドレス。
同期のあの子(この場合おばさんのことだが)も来るわよ
あいつ(この場合おじさん)も来るぜ
幹事があの手この手で熱心に誘う
だが、返事は芳しくない。

仕事が忙しいんです。
家庭の事情があってね。

ありきたりな理由だ。
世間はそれで通る。
でも、本音は得てして違うものだ。

本当は、禿げたのだ
30代~40代は、禿げているとみっともないという意識が働く。
「同級生は皆禿げてますよ」
と案内状に書いてくれれば安心して行けるのだが、実際全員が禿げたりしない。
同窓会に初参加したものの、自分以外はふさふさで、禿げているのは自分だけだった。
そんな惨めな映像は想像しただけで怖い。

ところが50代以上になると、もう禿げていてもおかしくない年代。
禿は理由ではなくなる。
あなたの同窓会で、もしも40代のテーブルが女性ばかりだったら、それは禿げた人が多いのだ。


実は太ったのだ。
高校の頃の可憐な容姿。
跡形もないくらいに太った体。

わぁ、スズキ君久しぶり!
とにっこり笑ったら、目は何処にあるんですか
と言われたりすると、立ち直れない。

同窓会に出ている女性は、そこそこにスタイルを維持している。
女性は誰でも若くてキレイならば、そんなところを誰かに見て欲しい。
その逆も真と言うことだ。


禿げていない、太ってもいない・・・
実はお金がないのだ。
同窓会の会費は1万円が相場である。
かといって、フカヒレや北京ダックはテーブルに並ばない。
会費が高いのは、パーティ費用だけでなく同窓会運営費にも充当されるからだ。


年間を通して、幹事たちが飲み食いしながら計画を練る。
告知をするためにフェースブック、ウェブページといろいろな手間暇がかかる。
人が動けば、そこにお金が必要だ。


そして、同窓会には二次会がつきもの。
さらに往復の交通費。
たまにしか着ないいかしたスーツを羽織ればクリーニング代。
交際費に限りがある暮らしでは、同窓会の出費は無理なのだ。

そういう高い予算をかけて集う人たちは、中流の成功者たちだ。
明日の暮らしを憂えて、カップ麺を買い置きしているような人たちではない。
名刺を交換すれば、有名な企業名に加えて「部長」や「次長」といった肩書き。


それって何の会社?
とでも言われた日には、一生懸命、無名だけどこんなに日本を支えているんだと力説しなければならない。
想像しただけで面倒だ。


「つきあいが悪い」などと簡単に言うヤツには言わせておいて、一向に構わない。
そう思うから、あの人は今年も同窓会には出てこないのである。

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2013年3月24日 (日)

一週間ずれてしまった花見ラン日より

この週末は花見日和
ということは、それは花見ラン日和でもある。
花見ランは、サクラが咲いている道でのランニング。
YAHOO!で検索すると 150万ページがヒットした。

ちなみにGoogleでも同じ件数なのだが、Googleはある時期から件数表示をしていない。
件数を知りたい場合は、YAHOO!を使えばよい。

例年ならば、花見ランは3月最終週と4月第1週の2週間。
マラソンの日」から逆算して3週前と2週前にあたる。
レースまで2週を切ると、テーパリングつまり練習量を落とす時期に入るので、4月の第1週は絶好の花見ラン日和となる。

なぜ絶好かというと、花見ランはゆっくり走るものだからだ。
まず、速く走ると花が見えない・・
ということはないにしても、オールアウト寸前まで追い込んでいる時に、とても花など見る余裕はない。

次に花見散歩、花見宴会の皆さんとの棲み分けを考えた場合、速く走ってはいけない。
まず危ない。
花見散歩の人たちは、蛇行するし、突然立ち止まって写真を撮る。
いつもならば、おいおいと思う人たちだが、満開の桜の下では仕方ない。
花見宴会のブルーシートからは、突然こどもが飛び出してくる。
酒は呑まなくとも、浮かれるからだ。

見た目も悪い。
ゆっくりと、花見客を邪魔しないよう、にこにこ走るランナーはいい。
ところが、花見客をにらみつけたり、ぶつかったりするランナーは無粋だ。
日本では花見客優先なのである。

花見客の皆さんも、ランナーを見かけたら「がんばれ~」と応援しなくてもよいから、そっと見守って欲しい。
「なんで、あんなことするのかね。ばかみたい」
「そんなに、きついなら、やめとけっての」
と言った会話をぼそぼそとしないで欲しい。
走っている時は、神経を研ぎ澄ませており、人の会話がよく聞こえるのである。

さて、開花が2週間早まった2013年の桜前線。
花見ランに好適なのは、3月の第4週、第5週となった。

この週は「マラソンの日」から逆算して、4週前と3週前となった。
この2週間は本番前では、もっとも負荷の高い練習をする週。
桜並木の散歩道をのんびり走るわけにはいかない。

ただし、3月24日開催の「板橋Cityマラソン」「佐倉朝日健康マラソン」は桜満開で迎えるレースとなった。
ぜひ、たくさんの人が花見がてらの応援に出て欲しい。
この2つのレースを今年走るランナーは幸運だ。

ど素人!マラソン講座

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2013年3月23日 (土)

荒川市民マラソンから通算して16回 板橋Cityマラソン2013攻略法

3月24日は「荒川市民マラソン」から改名して2度めの「板橋Cityマラソン」
「荒川市民マラソン」から通算すると第16回大会だが、大会資料には「第何回」という表記はなく、2013年大会と表記されている。

■開催日時:2012年3月24日<日> 9時号砲
■制限時間:7時間
■参加費 6,000円 前回より500円アップ
■募集定員:15,000人 前回と同数
■エントリー:先着順
■昨年同様、参加者に500円でオリジナルキャップを販売する。

「板橋Cityマラソン」は荒川に沿って下り、折り返して上ってくるだけ。
一般的なマラソン知識でいえば、攻略法という言葉が成り立たないシンプルなコースだ。
それでも気まぐれは起こる。
そうこの大会は風次第なのである。

スタート地点ではおよそ20分のロスタイムがある。
制限時間ぎりぎりのランナーは最後尾に並ばなければならないため、ここは神経質になるところ。
ただし公道を封鎖しておこなう大会ではないため、途中の関門はゆるやか。
関門にひっかかるような走力では、完走は難しい。

往路に渋滞箇所があるが、ど素人の場合、休憩ポイントだと思えばいい。
攻略法はむしろその先。
15kmを過ぎたあたりから風向きに神経を尖らせることだ。

もしも、折り返し点までで逆風が吹くようなことがあれば、あなたは超幸運の持ち主といえるが、まずそんなことはない。

もしも、カラダが軽いなと思ったら、それは追い風なのである。
それはそのまま、折り返し点から21kmにわたる逆風となる。
そこでしなければならないのは、ペースダウン。

追い風のうちにタイムを稼いでおこうというのは、まさにど素人!
舞い上がって飛べば飛ぶほど、後半になって足に鉛が入る。

「板橋Cityマラソン」の攻略は、とにかく体力温存、後半に足を残すというシンプルなもの。

コースの途中に細い橋や砂利道があったりしない。
ゴール間際に急な坂があったりしない。
ただ、ひたすら風が吹くだけ。

そのありがたさは、いつか他の難コースを走った時にわかるだろう。

「ただ、ひたすら目の前の道を走る」
この言葉を「板橋Cityマラソン」でマラソンにデビューするど素人!の皆さんに贈りたい。

ど素人!マラソン講座

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2013年3月22日 (金)

浪人する君へ

浪人とは高校を卒業した受験生をいう。

高校受験をリトライする場合、中学浪人。
ドラフト指名を断って、来年の指名を末場合、野球浪人。
公務員試験を受けたものの受からず、リトライする場合就職浪人。
斯様に浪人という言葉は多様に使われているが、浪人と言えば大学をめざす受験生のことだ。

浪人は大学に入った時、同級生よりも1歳年上だ。
わずか1歳の違いだが、どこか大人の風格が漂う。
そこらの舞い上がってちゃらちゃらした御仁とは、一目見て違う。

それは1歳年寄りだからではない。
一年間、大きなプレッシャーと戦い続けてきたため、精神力が鍛えられているのだ。
浪人した一年後、志望校に入れる保証はない。
現役で受かっていた滑り止め校すら、受からない恐れすらある。

そうした重圧がかかるなか、自ら計画を立てて実行し、結果を出すという経験をした浪人。
達成により得た自信も大きい。
成功した浪人は胸を張っていい。
その自信が風格となり、他者を圧倒する空気を醸し出すのだ。

場面を就活に移して見よう。
大学新卒の段階で、重圧がかかるなか、自ら計画を立てて実行し、結果を出すという経験をしているのは「浪人」経験者だけ。

企業の人事部は、採用の選考で浪人履歴をマイナス評価しない。
かといってプラス評価もしない。
その人に備わった力を客観的に見極めるのだ。

浪人したからプラスなのではない。
浪人を立派にやり遂げ、身につけた力がプラスなのだ。

4月~5月は、体力作りだ。
学費は親が出してくれるだろうが、少しは遊ぶ金も欲しい。
その活動資金を集中的なアルバイトでつくる。

6月からは、情報収集と計画。
そして、読書。
浪人ノウハウ本
予備校有名講師によるハウツー本
政経をとるならば実用書
歴史をとるならば歴史小説
現代国語をとるならば、随筆
読書は嘘をつかないが、ゲームは大いに君に嘘をついてくれるはずだ。

7月から10月のセンター出願までは、修験者のようにこもり勉強。

大学は楽しい。
どこからどうみても楽しい。
それは行ってみなければわからない。
行っていない人には、何も言えない。
この1年は大学に夢を馳せ、目の前の不安が見えなくなるくらい、
計画、実践、評価、見直しを繰り返すのだ。

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2013年3月21日 (木)

自分のご機嫌をよくするページ

ふと、気がつくとそれは
得体の知れない不安が心に常駐している日。
なぜ自分はこんなに重い気持ちでいるのだろうと考えてみる。

理由を突き止めてみると、それはさほどたいしたことではない。
こんな時、自ら気持ちを切り替えればよいのだということはわかっている。

「さぁ、気持ちぇーんじっ!」

などと軽く唱えるくらいでは、歳をとって意固地になった気持ちは変わってくれない。

そんな時、過去の事例を振り返る。
自分は何をした時に幸せを感じたか。
どういうことを考えた時、明るい気持ちになれたか。

それを書き出してみる。
一つや二つは、即座に書くことができる。
でも三つも四つも一度に浮かばない。
人は忘れる動物だからだ。

では、どうすればよいか。
忘れるならば、日頃からメモをしておけばよい。
しかし、これだけ自分の脳に情報があふれている時代。
メモをしたことを忘れてしまうことがある。
メモをしたことは覚えていても、そのメモをどこにやったかを忘れてしまうことがある。
せっかくの好事例も、いざという時に役に立たなければもったいない。


どこかに一か所、自分だけが見る場所を持つ必要があるのだ。

置き場所として満たしたい条件は2つ。
1,場所がわかりやすく、瞬時に見ることができる。
2,いつでも、どこにいても見ることができる。

この条件を満たす候補としては、スマホ、ノートパソコン、手帖などが考えられる。

デバイスに左右されないという点では、
インターネット上のディスク、最近ではクラウドと言われるエリアも一候補だ。

自分でWebページを持っている場合、そこも有効な候補となる。

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2013年3月20日 (水)

公共料金をJCBカードで払う

公共料金は口座引き落としで払っているよ。
もう払い始めた頃から、うちはそうさ。
と言う人が多いと思う。

口座引き落としであれば、利用者はその都度、振込に行かなくて済む。
料金を徴収する側も集金に回らなくて済む。
とても理にかなっている。
銀行制度がしっかりしている国ならではだ。

では、クレジット決済制度もしっかりしているどうか。
利用者にしてみれば、お金を銀行に入れて置くのは同じことだ。
引き落とし日になれば、同じ金額が落ちていく。

ただし、クレジット会社間の競争が激しくなった現代では、そこに"ポイント"という要因がからんでくる。
同じように口座からお金が落ちていく。
しかし、クレジットカード払いにしておけば、金額に応じたポイントがつく。
クジレットカード払いの場合、料金が高くなる一部の公共料金を除いて、たいていの人にとっては、クレジットカード払いのほうが有利と言うことになる。

そこで「東京電力の料金をJCBカードで払う」という事例で説明しよう。
まず、検索サイトで検索する。
キーワードは"会社名 クレジット"
この例では"東京電力 クレジット"だ。
Googleでは、この言葉での検索が多いようで、初期提案にこの組合せが出てくる。

東京電力のサイトで、さぁ手続きと思ったら、そうはいかない。
手続きは、JCBの会員サイトである「MyJCB」で行うよう案内されるのだ。
MyJCBに未登録の場合、ここで登録をおこない先へ進む。

東京電力のサイトにある説明によると
「MyJCB に登録して、MyJCBのページにある
"各種料金のカード支払い申し込み"
から手続きをする」とある。

ところが、MyJCBに"各種料金のカード支払い申し込み"というメニューはない。
サイトをわざとわかりづらくして、ユーザーを意図的に回遊させる、あざといメルマガから来た気分だ。

結論からいうと、"各種料金のカード支払い申し込み"ではなく
"携帯電話・公共料金などのお支払いもカード払いでおトク!"
のボタンをクリックする。

すると、その遷移先が"各種料金のカード支払い申し込み"なのである。
予知能力がない限り、この展開は読みづらい。

そこから先は、メニューを選んで薦める。
電気料金の支払い >東京電力
手続きには、東京電力から届いている「電気ご使用量のお知らせ」という紙が必要だ。
ところが、その紙には「事業所コード」が書いてない。

恐らく、支社名の右にある( )内の3桁数字がそれに当たるのだろう。
こうなると、推理小説だ。
これは名推理だったようで、手続きを完了させることができた。

ちなみに、東京ガスの場合はMyJCBに遷移せず、自社サイト内だけで手続きが終わる。

東京都水道局の場合、MyJCBに遷移したうえ、書類の郵送を依頼する。
ネットでは郵送依頼の受付のみだ。

同じ公共料金のクレジット決済にしても、東京ガス>東京電力>東京都水道局と、体質の違いがうかがえる。

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2013年3月19日 (火)

これからすべての筆記具はこれで揃えたいと思う、フリクション

3月20日のカレンダーに書いておいた
10:00 WBC決勝
の文字を消すことになった。
日本が出場しない決勝を見る気にはなれない。

フリクションの背についている摩擦ゴムでこすると、その文字は呆気なく消えた。
できれば消したくはなかった。
決勝で歓喜することを楽しみにしていた野球ファン。
わざわざ、長時間飛行機に乗ってアメリカまで行った選手たち。
その気持ちを思えば、あっさり消えてしまう文字が恨めしい。
消すことを想定してフリクションを使ったわけではない。
買って以来、あらゆる筆記はすべて、これを使っているのだ。

フリクションは、パイロットが販売する消せるボールペン。
確か、2000年代半ばにも「消せるボールペン」はあった。
それは、三菱鉛筆が販売する消しゴムで消せるペン。
しかし、書いた筆致がゆるい水性ペンであり、はっきりしない。
消しゴムを書けたあとも、綺麗には消えない。
実用に耐えなかった。
替えインクまで持っていたのだが、使わないペンを持っているのはストレスが溜まる。
やがて、まとめて捨ててしまった。
今となっては、資料として1本くらい残しておけばよかったと思う。

さて、2007年に発売された「フリクション」は書いた字を専用のゴムでこすると字が消える。
摩擦熱で消えるので、消しカスは出ない。
仕掛けの種は、パイロットが開発した"65度で無色に変わるインク"
消えるのではなく、無色に変化することで消えたように見えるのである。
マイナス20度で元の色に戻る。

亡くなった家族の手帳を、業務用冷凍庫に持ち込み、消された文字を再現する・・・
そんなドラマができそうな、魅力的な論理を持つ商品だ。

2012年末現在、世界販売数は累計6億本。
常用している3色ボールペンを置き換えることができるか、早速購入して試した。

少々、線が太いが筆致はボールペンそのもの。
摩擦ゴムで消してみると、実用十分な程度まで消える。
グリップが太いので、ほぼ日手帳のバタフライホルダーに挟むのは少々窮屈。
もう少し細い3色ボールペンを出して欲しい。

蛍光ペンも試したところ、あぁ消えているなと思える程度に消える。
マーカーをたくさん引きたい年頃、これがあれば楽しかっただろう。

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2013年3月18日 (月)

WBCの歴史 2009年~2013年

2009年3月、第2回WBC開催
優勝国:日本

この大会で驚いたのは中日の選手が全員、出場を辞退したことだ。
NPBで選手を1人も出さなかったのは中日だけ。
球団の意向が働いたのではないかといぶかる野球ファン。
落合博満監督は「選手個々の判断」とコメントした。

中日は、この年のオールスターゲームでは、巨人原監督が監督推薦した和田・岩瀬の出場を断っている。

プロ野球ファンのなかに「嫌中日」層が現れ始めたのは、この頃である。

日本の監督は原辰徳。
レッドソックスの松坂大輔がMVPを獲得。
2大会ともにMVPとなった。
今度こそ日本の四番と期待されていた松井秀喜は故障のため、出場できなかった。

日本は準決勝でアメリカを破り決勝に進んだ。



2013年3月、第3回開催
優勝国は 3月20日に決まる。

WBCは企画段階から、MLBのご都合主義で進んできたが、これに抗議した日本プロ野球選手会は、一旦不参加を表明。
だが後に、交渉により出場に転じた。

メディア各社が拾う"街の声" (で電波にのるもの)はほとんどが「出場して欲しい」「夢がなくなる」「二連覇しているのにもったいない」
というもの。

そもそも、国内リーグにカナダの球団を1つだけ入れて「ワールドシリーズ」と名乗っている国が、自分の都合でやっているんだから、相手のいいなりの条件で日本がネギ(スポンサー)背負ってのこのこ行く必要はない。

というような声は放送されなかった。


数人が断ったあと、火中の栗を拾った日本の監督は山本浩二。
MLB所属の日本選手が全員出場辞退。
NPB選手だけでメンバーを組んだ。


NPBにしか興味がない。
MLBなんて、見ていない。
テレビニュースでいちいち「(MLB)今日の日本人」映像を流す意味がわからない。
だいたい何がマルチヒットだ。
2本打ったくらいで褒めるな。
日本では3本打たないと褒めないぞ(猛打賞)

というような国内指向の野球ファンにとってみれば、WBCは今ひとつ感情移入できない大会だ。

だが、これから野球興業を支えていこうという若年層野球ファンを開拓するうえで、国際大会の定着は必要である。

できうれば、日本野球の強さに魅せられて、有能な外国人がNPBを目指して欲しい。

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2013年3月17日 (日)

WBCの歴史 2001年~2006年

World Baceball Classic
MLBのご都合主義で開催される、国際的な野球大会である。
その歴史は2001年に始まった。


2001年
11月、MLBが米国フロリダ州かアリゾナ州で開催する方向で準備を始めた。


2003年3月開催、米国、日本、大韓民国、カナダなど8~16カ国が参加。
以降4年に1回開催
・・・という構想だったが実現しなかった。


この構想が発表された直近のIBAF主催である世界選手権が「W杯」と改称された。
そのため、こちらのW杯は"スーパー"を冠して「野球スーパーW杯」という呼称になった。
しかし、2003年には実現しなかった。


2004年
6月、MLBが決めた要項を各国に打診。
報道では「野球W杯」と呼称された。
当時の構想は以下の通り。

各国の選抜選手が代表チームをつくる。
2005年3月4日アジア地区で開幕。
4チーム×4グループで1次リーグ
4チーム×2グループで2次リーグ
準決勝、決勝と進む。
3月21日、米国で決勝開催

しかし、MLBによる調整は実らず、2005年には実現しなかった。


2006年
3月、第1回WBC開催
優勝国:日本


アメリカの試合をアメリカの審判が裁き、アメリカに有利な判定をした。
日本を率いた王貞治監督は「野球発祥の国アメリカでこのようなことがあってはいけない」とメディアに語った。

当時は西武に所属していた松坂大輔がMVPを獲得。
松坂はこの年の秋、ポスティングでMLBに移籍。
国際大会で評価を上げていたため、レッドソックスの入札額は60億円に上った。
西武は松坂に支払った生涯年俸総額を差し引いても、43億円の儲けとなった。


日本代表チームで意外だったのは、メジャーリーガー、イチローの出場だ。
オリックス在籍時は人を食った発言に終始し、個人主義にみえた。
とてもNational team のために一肌脱ごうという気質には見えなかったからだ。


そして、もうひとつ意外だったのは松井秀喜
故障していたわけでもないが出場しなかった。
日本の四番は松井秀喜しかいないと思っていたファンは落胆した。

つづく

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2013年3月16日 (土)

丸逃げ

丸逃げ 世の中に増えている無責任なサラリーマンたち

丸投げではなく、丸逃げである。

丸投げの定義は・・
全て人に委ねること

丸逃げの定義は・・
全て人に委ねて、以後関与しないことだ

A 手順書をお送りします。添付ファイルをご覧ください。納期までにご対応をお願いします。

B 手順書をお送りします。添付ファイルをご覧ください。以後、ご対応をよろしくお願いします。

Aは丸投げ。Bが丸逃げ。

丸逃げの悪いところは、丸投げたうえで逃げていると言うことだ。

一例をあげよう

スズキ商事では、携帯電話が世の中に出回り始めた頃から、その料金管理は経理部の仕事だった。

しかし、最近ではガラケーがスマホに移行しており、料金も複雑になってきている。
なかには、スマホの使い方を問い合わせてくるおじさん・おばさん社員がいる始末。

なぜ、経理部が電話機の説明をしなければならないのか!
経理部の社員は不満たらたらである。

「こういう仕事は、よその会社では総務部の仕事みたいですよ」

部下から再三、突き上げをくった経理部長は、後輩の総務部長に業務移管を申し出る。
しぶしぶ引き受ける総務部長
「手順書を送るから、あとはよろしく!」
経理部長はあっさり言ってのけた。

さて、仕事を押しつけられた総務部長。
もちろん、電話料金管理の実務を自分がやるわけではない。
そこで、部下にメール一発。

「時代の趨勢に鑑み、かかる業務は経理部から総務部へ移管することになりました。
つきましては、添付ファイルをご覧ください。ご対応をお願いします」

この例において、総務部長が「丸投げ」 経理部長が「丸逃げ」である。

丸逃げの特徴は、逃げる側の厚顔無恥にある。
いわゆる"引継ぎ"といった丁寧なものはない。
ど素人の立場に立った、丁寧な手順書を作ることもしない。

自分たちが使っていた資料を、加工もせずに相手に渡して、
これ以上でも以下でもないよ。
簡単ですよ(読めばわかるよ)
そして、あとは知らん顔。

たとえそれが複雑な仕事であっても、説明もせず、メール一発で頼める時代。
現代はそういう時代だからこそ、丸逃げはこれから増えていく。

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2013年3月15日 (金)

ZOOEY

オーバーな箱に入ってZOOEYがやってきた。
amazonにはいつものことだ。
最近は、時々小さい梱包もあり、ようやく気づいたのかと思っていたが、やはりこのスタイルは運用がしやすいらしい。

1月半ば、発売情報がMoto's Web Serverでもたらされると、すぐに予約した。
昔ならば予約特典のポスターを折り曲げないようにどうやって持ち帰ろうかと、気に病まなければならなかったが、今回はデラックス版の1部品として、折りたたんでパッケージに入っていた。

CDショップならば発売日の前日に買えるのがお約束だが、amazonには発売日納品が求められている様子。
元春の誕生日であり新作発売日、ヤマトのお兄さんが持ってきた。
音楽が人生の中心に据わっていた頃、心のアイドルが新譜を出すとあらば、庭中転げ回って喜んだであろうこのよき日。
世界平和の行方、日本経済の動向、会社の業績、親しい人たちの暮らし・・・
大人になって、人生の中心が多様に分散した今、とても静かに新作を迎えている。
今この時に思う去来するのは、できれば予想を上回るできであって欲しいという希望。

佐野元春、6年ぶり15作めのオリジナルアルバム「ZOOEY」
アルバムタイトルの「ZOOEY」は、今は亡き友人のニックネーム。その由来は、J.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に並ぶ代表作「フラニーとゾーイー」と思われる。
3つの仕様が発売された。

【デラックス盤】
Disc-1:ZOOEY Master(全12曲収録) Disc-2:ZOOEY エクストラ音源集 DVD:ドキュメンタリー+ミュージッククリップ、特別仕様パッケージ、ブックレット&アートワークス、佐野元春からの書簡。

amazon販売ページ

【初回限定盤】
Disc-1:ZOOEY Master(全12曲収録) DVD:ドキュメンタリー+ミュージッククリップ インナースリーブ付き

【通常盤】
ZOOEY Master(全12曲収録)

再販の対象とならないDVD部分が値引きされるため、【初回限定盤】と【通常盤】は値段が変わらない。
あとは少しだけお金を足してデラックスを買うかという選択になる。
今回は迷わずデラックスを選ぶ。
それだけの付加価値があるとみたからだ。

amazonの大げさな箱を開梱して取り出す。
パッケージはビニルパックされている。
平成の世になってからの物品販売のご多分に漏れず、とにかく開かない。
開けることに焦点を当てるのはコストのムダと考えているのだろう。

ZOOEY Master(CD音源)をパソコンのCDトレイに放り込む。
気むずかしいxアプリのご機嫌をうかがいながらまずHDDに納めた後、再生モードをノーマルに変更。
イコライザーがオンになっていると、いったい元はどんな音楽なのかがわからない。
フラットを選択してからプレイボタンをクリック。
いつの頃からか、音楽の聴き方は随分と変わった。
いつかはまた、子どもの頃そうだったように、洗濯機か!というようなスピーカーを2つ並べて聴きたいと思う。
近所から顰蹙を買うような、これでもかという大きな音を立てて。

ボックスはゴージャス。
いろいろな付加価値が入っているが、前回からつづく佐野元春からの手紙から開封する。
その内容は抽象的すぎて、僕にはさっぱり意味がわからなかった。
彼が伝えたい1つの情景は、受け取る人にとって様々な形をとるのだ
・・・などといった聞いた風な口を叩くような抽象とは違う、なにかもっと具体的なテーマを感じる。

Moto's Web Serverを活用したボーナストラックは、いつもながらの嬉しいおまけ。
これでもかというように、ボックスから次々にでてくるお楽しみの数々。
森永おもちゃの缶詰でさえ、こんなに多様ではない。

快適に元春の新作を流していた1回め。
気むずかしい「x-APPLICATIONは動作を停止しました」
つづきはウォークマンに移してから、貧弱なスピーカーで聴くことにしよう。

あぁSONY・・・

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2013年3月14日 (木)

「コクの微糖」を見送る

気温が上がっていることはわかっている。
確かに、はじめの数キロで汗が帽子からしたたり落ちてきた。
でも、体はそれほど暑さを感じていない。

今回のサプリメント。
レース前は恒例、30分前の「VESPA Pro」
15分前にショッツ1つ。
ウェストポーチにはショッツを4つ入れてきた。

21kmという距離からして、そこまで必要ではないと思うが、本番に向けたテストとして4kmごとに1袋ずつ摂っていく。
空き袋はエイドのゴミ箱に捨てようと考えていたが、捨てずに両手に握って走る。
今回はグリップ給水ボトルを持ってきていないので、なんだか手が寂しかったのである。
いつも練習ではe3グリップを握っているので、素手だと"まるめる握り"ができない。
咄嗟の思いつきである"空き袋握り走法"は、思いの外よかった。

二子玉川の先で折り返すと、体は無風と感じた。
これは追い風であることを意味する。
後半は押していけるぞという予感を持ったのだが、脳からは突撃指令がでない。

それならばとペースメーカーを見つけては、後を追う粘りの走りに徹するのだが、周りの皆さんもあまりペースが上がらぬようで、はつらつと走っている人が見つからない。

生理的にムリだ
無理をして脱水症状や不測の事態になることはまずい
それが言い訳なのか、正しい判断なのか
その答えは永遠に出ない。
あるのは、今、体がどう動くかだけだ。

レース本番で、目標タイムが明確な時は、必死モードへ入れと脳からの突撃指令が出る。
だが、今日は調整レース。
ハーフベストを目指してきたわけでもない。
ご覧のとおり、高温、風、砂埃
まさに消化レースだ。
右腕にはめたペースブレスレットは、7kmを過ぎてからは一度も見ることがなかった。

それにしても路面が悪くて、走りづらい。
このような不整地では、足首のテーピングは、セラポアではなく伸縮にしなければならない。

給水が4カ所しかないことは事前にわかっている。
手持ちボトルはすべて飲んでしまわず、ウェストポーチに仕舞っておく。
いつもならば、手持ち給水でまかない、エイドは1回寄りで済ませるところだが、今日は4回とも寄った。
これだけ気温が上がったのだから、急遽エイドを追加するといった措置がとれるよう、事前の備えをしておけばいいのに
。。。あ、それは後で考えればいいか。
とにかく、今は目の前のレースに集中だと切り替える。

ゆっくり走れば、ゴールが遠い。
気合いを入れれば、体がきつい。
そんな禅問答を繰り返し走っているうちに、待ち焦がれていた今朝着換えたテントが見えてきた。

ゴールするとポカリスェットとお菓子を手渡された。
マラソン大会でお菓子をもらったのは初めてだ。
記録証をもらうこともすっかり忘れたまま、テントに潜り込み大の字になる。
ずっと日よけのない河川敷を走ってきただけに、日陰がこんなにも気持ちいい。
ゴール後の楽しみにと「コクの微糖」をリュックにしのばせて来たが、ショッツ4つの胸焼けがひどく見送った。

着換えているうちに風が強くなった。
土手を歩き出すと空が黄色かった。
右薬指に血豆ができた。
風は南西およそ10m。
12時の気温は24度。
砂を吸って靴が汚れている。

さぁ、ここから上げていくぞという気合いが入った。

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2013年3月13日 (水)

靴紐を結ぶ手法は途上

川崎ハーフマラソン2013
天気予報によると、天候は晴 最高気温23度 南南西の風6m

コースはほぼ北西に向かって折り返すため、横風を受けるかたちとなる。
風速6m程度で済めば、いつもの多摩川の風程度だ。

何よりも警戒すべきは気温。
ランニング大会での20度超えはきつい。
散歩ならば、少し汗ばむ程度の陽気でも、走り続けている者にとっては脳がオーバーヒートして参ってしまう。
帽子はレース本番と同じ日よけ付きのキャップXTC145。
服装もレース本番と同じ半袖、短パンに決めた。
給水は200mlペットボトルを手持ちする。
中身はアミノダイレクトをOS-1で割ったもの。


特に目標タイムはないが、ペースブレスレットも作った。
ブレスレットがあると「この通りに走ればよいのだ」という安心感が生まれる。
レース前・レース中にペースについて考えると、それだけで脳が疲れてしまう。
それをレース中に見るかどうかは、レースが始まってみなければわからない。

アディゼロ タクミ 戦を、大会で履くのは初めて。
同じ日、名古屋ウィメンズで優勝した木崎良子が同じモデルを履いて走り、ゴールでは作者の三村仁司さんに祝福を受けていた。

靴については何が起こるかわからない。
本番で使う靴を、一度実戦で使っておくことは不可欠だ。

去年の佐倉朝日健康マラソンでは、右の靴紐が緩すぎて、指に血豆ができた。
今回は一度紐を締めて歩き、少しきついと思って緩める。
これを左右2回ずつおこなった。
歩いてきついと感じる場合、走るとさらにきつくなる。

紐の締め方は今もまだよくわからない。
足入れ部分の締め方だけではない。
甲の部分をどれくらい締めるのが妥当なのか。
そういう情報は、これまでに読んだ数百冊の文献では見つかっていない。
前回の佐倉で、どれだけ高機能の靴下でも、靴の中での足の滑りは停められないことがわかった。
長時間履いて、足が靴のなかで滑らないためには、靴紐でなんとかするしかない。

10:00
古市場陸上競技場に号砲が鳴る。
スタートは最後尾からゆっくりと往く。
トラックを半周かと思っていたら一周。
アスリートは半周でコースへ出て行った。
1つの大会で2通りのコース設定をとるのは初めて見た。

コースへ出るとまず東京湾の河口へ向けておよそ1km。
折り返したところはゆるいダートトラックになっていて、足をくじかぬよう慎重になる。

再びスタート地点を素通りして川の上流へ。
川崎ハーフは二子玉川の先まで行って戻ってくる「1往復」
2月開催の「WRJ新春ランニング感謝祭」の場合、等々力で折り返すので「2往復」
2往復は特に2周めが精神的にきつい。

靴紐の余りが、足に当たり気になる。
まさか紐がほどけたのか?それは勘弁してくれ
と祈るように何度も足下を見たが、ほどけてはいない。
130cmでは短いが、140cmでは長い。
「これは、本番に向けて検討事項だ」
と一瞬考え、再び目先の走りに集中を戻す。

スタート時点の気温は21度。
1kmで喉が渇き、手に持っているペットボトルで給水。
1km走るとまた乾く。
とても第一エイドの5km給水所まではもたない。

風は舞っていて向きが一定しない。
時折、砂地になっている場所を走る際は、砂埃が舞い上がり目を背けた。
この日、関東地方を「煙霧」が覆っていたことなど、この時点では知る由もない。

つづく

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2013年3月12日 (火)

第16回川崎ハーフマラソン2013

とくしまマラソンまで6週間
調整レースとして川崎ハーフマラソンに出場する。

4月レースの場合は3月開催の「川崎ハーフ」
3月レースの場合は2月開催の「WRJ新春ランニング感謝祭(ハーフ)」
に出場している。

レースからおよそ6週前、ハーフマラソンに出場する狙いは2つ。
1.現状の走力を測り、本番レースの計画を立てる
2.レース感覚を思い出す

ハーフマラソンは、給水付き21km走という練習でもある。
予定しているレースペースに対して、走力が足りないとなれば、練習計画に修正を加える参考情報にもなる。

今回は第16回大会。
制限時間:2時間30分
参加費:3,000円 <+ランネット手数料200円>

タイム計測:スタート/ゴール地点のみ。
方式はナンバーカードに貼り付けたICタグ<トルソータグ>

参加賞は2年前に参加した時はTシャツだったが、今回はスポーツタオルだった。
コスト削減ということだろう。
Tシャツはたくさんあっても少しは着る楽しみというのがあるが、タオルはどうにもならない。
これまでに大会でもらった未開封のタオルがまた1つ溜まった。

定員1,500人に対してエントリーは1,440人
前回に出た時は、まったく準備しないまま出場したような人が散見されたが、今回はいなかった。

エントリー受付開始は2012年12月21日。
春マラソンの申込みが一段落した頃であり、この時期設定はよい。

大会の2週間前に参加者にハガキが届く。
今年は2月27日だった。

前日受付はなく、当日の8:30-9:30のみ。

着換え用テントが多数設営されている。
女性向けには、目張りを施した「更衣テント」がある。

基本的には、荷物は着換えた場所に置いていく。
貴重品については、小ぶりのコンビニ袋に入る分量に限り、1人1個まで100円で預けることができる。

テントに荷物を置くのは盗難が怖いのか、持参したスポーツバッグを受付に出して、係のおじさんから「これ(コンビニ袋)に入ればいいんだけどね~」と呆れられると、袋にバッグをねじ込む猛者がいて目が点になった。

つづく

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2013年3月11日 (月)

日本発売わずか4ヶ月でキンドルの新製品が出た理由

2月27日
Kindle Fire HD 8.9の予約受付が始まった。

kindleは大まかに分けて
モノクロの「Kindle Paperwhite」
カラーの「kindle Fire」
の2種類に分かれる。

日本語版は2012年11月発売。
「Kindle Paperwhite」2種
「kindle Fire」2種
合計4種が売られてきた。

Kindle Fire HD 8.9は、日本発売開始から4ヶ月、kindle5種めの発売となる。
従前の「kindle Fire HD」との大きな違いは、大きくいって次の3つだ。

ディスプレイが大きくなった。7インチ→8.9インチ
重くなった。395g→567g
値段が高くなった。15,800→24,800

*いずれも Kindle Fire HD→Kindle Fire HD8.9の比較

Kindle Paperwhite を使い始めて3ヶ月。
持ち歩いたのは、初めの1ヶ月だけ。
それ以降は「権利書」と化している。

友達は「Kindle Fire HD」を2ヶ月ほど、毎日持ち歩いているが、その重さに難儀している。

通信速度は「kindle Fire HD」と同じスペックであり同等。
細部にわたり、よくなっているようだが、客観的にみて違いは画面の大きさに尽きる。

持ち歩きは「iPhone」や「アンドロイド端末」が主流となるだろう。
権利書として所持するならば、最廉価の「Kindle Paperwhite」で十分。

「Kindle Fire HD」の画面は、携帯書籍端末としては大きく、タブレットとしては小さい。
Kindle Fire HD8.9が、日本発売開始からわずか4ヶ月で追加投入された理由は、"より画面が大きいタブレット"に特化する必要に迫られたのだと拝察する。

キンドル講座

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2013年3月10日 (日)

キンドルは権利書

キンドルの画面から壁紙が消え、電池のアイコンが出た。
フル充電から10週間後のことだ。

そうか。
「Kindle Paperwhiteはバッテリーが8週間もつ」
と言っているが、それは本当なのだな。
と思ったかも知れないが、そうではない。

機内モードをオンにして放置していたので、バッテリーが長持ちしたのだ。
放置実験をしたけではなく、この間もKindle本は読んでいた。

そうだ。
Kindle本はiPhone5で読めるのである。
アンドロイドのスマホでも同様だ。

iPhone5にKindleアプリを入れる。
無料だ。

Kindleのアカウントをアプリに登録
[クラウド]を表示させると、そこは My Kindleのクラウド。
自分がKindleで買った本が並ぶ。
タップして[端末]にダウンロードすると、iPhone5で読むことができる。

その本をKindleで読みかけていた場合、その位置と同期する。
Kindle Paperwhiteで45ページまで読んでいれば、45ページが表示される。

iPhone5で読みかけにした情報を、Kindle側に同期させることはできなかった。

文字の大きさを選ぶことができるし、背景色も変えられる。
操作はKindle Paperwhiteと同じく、ページの左側をタップして次ページ、右側をタップすれば前ページへ移動する。

数日、iPhone5で読んでいると、もうKindle Paperwhiteを持ち運ぶ気にはなれなかった。
Kindle Paperwhiteは電車で立ったまま読むことは難しい。
iPhone5ならば、つり革につかまり片手で余裕の操作だ。

Kindle Paperwhiteですらそうなのだから、さらに重いKindle Fireでは電車内で立ち読みすることはできないだろう。

Kindle PaperwhiteでKindle本のダウンロード権を得る。
パソコンを使って無料本をダウンロードする。
それをiPhone5で読む。
こうすると、空き時間の読書に困ることはない。

KindleはKindle本の権利書だ。
タブレット利用ではなく、電子書籍を読みたいならば、廉価のKindle Paperwhiteを買うのが正解だろう。

キンドル講座

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2013年3月 9日 (土)

電子的に文字で情報を伝える時に注意すること

世の中にインターネットとメールが登場して以来、いろいろなことが便利になったわけだが、仕事において最も便利になったのは「情報周知」である。

かつては、音声で伝えるか紙に印刷して配布していた。

音声
・会議で発表する
・面談して話す
・電話をかけて伝える


・会議で紙を配る
・回覧する
・封書で送る

時代は変わり、音声と紙の大半はメールと掲示板に移行した。
こうした電子的な手法は、短時間で多数の人に情報を送ることができる。
しかし、情報を発信できる人は限られてくる。

なぜならば、言葉は流れ去っていくが、文字はずっと残るからだ。

「えーっと、お知らせなんすけどぉ~みたいな」
このような、言葉を大切に思っていない人の語り口。
言葉でいうことはできても、メールに書くことはできない。

業務連絡をメールや掲示板でおこなう場合、発信者の周知リテラシーがよく現れる。

文例を元に、いくつか注意することを挙げよう。

(以下、文例)

★代替手順のお知らせ

明日、サービスが停止する為、その間もサービスが利用出来る臨時手順をお知らせします。
詳しくは、添付ファイルをご参照下さい。

               【問い合わせ先】
                総務部 鈴木一郎

(文例、ここまで)

■タイトルや本文に、一貫性のない記号(ここでは★)を使わない。
特にこれらの記号を署名に使っている人は、幼稚な人に見える。

■日付を明示する
「明日」「本日」は避け、3月9日のように日付をつかう。
同様に「朝イチ」「午後」といった表現は避け、開始終了の時分を書く。

■「為」「出来」「下」のように、ひらがなで平易に言える言葉を、わざわざ漢字にしない。日本語が下手だと言うことがばれる。

■名詞を統一する。
文例では、同じ名詞に対してタイトルでは「代替手順」と書き、本文では「臨時手順」と書いている。
こうした名詞不統一の文章を書く人は、信用を落とす。

■半角カタカナを使わない
コンピューター社会においては常識。
そもそも、半角にする意味がわからない。
「この掲示板では文字化けしないから」などと居直ると、空理空論の人と呆れられる。

■スペースで体裁を整えてはいけない
上記の例では署名部分が右に寄っているが、これはスペースで左余白を作り、右寄せに見せている。
こうしたスペースは、読む側の環境で位置がずれたり、2行に渡ってしまい見苦しい。
"パソコンスキルほぼゼロです"と自ら宣伝しているに等しいのである。

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2013年3月 8日 (金)

青空に泳ぐ、あの赤と白のエビのように。

スズキさんは定年が近いサラリーマン。
都内にある築30年の高層マンションに住んでいる。
フロアは中層階。
最上階にも空きがあったが、妻が反対した。
災害を考えた時、高い階は不安だから1階がいいという。
見晴らしの良さが、人生には必要だとするスズキさんは、なんとか妻を説得して中層階で折り合ったのだった。

退職金で早期完済すれば、住宅ローンも払い終える。
終の棲家を確保して、慎ましいものの穏やかな老後に落ち着けることに安堵している。

週末の土曜日、妻は親友に誘われて始めた地域のボランティアにでかける。
1人、家に残されたスズキさんはコーヒーを淹れて、窓辺にたたずむ。
冬場の東京は快晴の日が多い。
遠く西の空ちかくには、雪を頂く富士山が見えている。

富士山よ、君がそこにあって、こうしてくつろぎの時間を過ごせる我が家。
ここがあるから、一週間、息の詰まる職場もなんとかやり過ごせるのだ。

コーヒーは一杯あたり20円の簡易ドリップパック。
だが、それは初めて高校生の時にはいった喫茶店で飲んだコーヒーよりも美味い。
デフレだなぁ

そうつぶやいたスズキさんの視野が違和感をとらえた。
赤と白
細い網目の向こうに山が透ける。

エビか?

ホームセンターで売っている観賞用のエビに確かこんなのがいた。
椅子から立ち上がり、窓の下を見下ろして愕然とする。
それは建築用クレーンだ。

かつて、東京タワーがそうだったように、現在も識別しやすいよう高層建築のクレーンは赤と白に塗られている。

スズキさんの憂鬱な週末が始まった。
クレーンは週を追うごとに高さを増し、クレーンを追って高層マンションの床がせり上がってきた。
やがて床は視野と水平を超え、エビのクレーンは見上げる位置となり、さらに空をめざす。

富士山が完全に隠されてしまった日から、彼はもう外を見るのをやめた。
もう何も見るものはそこにない。
やがて、そこに見知らぬ人が住めば、互いの生活を犯さぬよう、窓の外に目をやることすらはばかられるのだ。

でも彼は気づく。
立ち止まっていては、寂しさや悲しさの虜になるだけなのだ。
自分も動かなければならない。
青空に泳ぐ、あの赤と白のエビのように。

おわり

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2013年3月 7日 (木)

闇に沈むスカイツリー

エンダくんは30歳を過ぎたサラリーマンだ。
学生の時からずっと賃貸アパートに住んでいるのだが、家賃を捨てているようでもったいないと考え始めている。
まだ独身だが、そろそろマンションを買っておこうか。
最近では、会う人ごとにその話題を切り出して、情報を集めていた。

「住んでるとこは、マンションっすか?」
その日は食堂で、50台の同僚にその相談をぶつける。
彼は都内にマンションを所有しているという。
「一概には言えないけれど、消費税が上がる前の今は、ひとつの買い時だろうな」
一見、気が利いているが、実は誰にでも言える。
ハズレのない占い師のような分析にもエンダくんは
「なるほどっすね」とうなずく。

要は背中を押してくれる誰かの言葉を探していたのだ。
結論はとっくに出ている。

その週末、彼はとある新築マンションのモデルルームにいた。
まだ建築中で、高さはようやく半分を超えたところだ。
そこは、いつも外回りで走る高速道路から見えるマンション。
高架にある高速道路から見えるくらいだから、そこそこに高層のはず。
都心の好立地もさることながら、いかした外観に惹かれた。

「完成引渡しは1年後ですが、消費税増税前ということと、インフレ要因が原価に反映しない最後の物件ですから、ちょーお勧めです」
自分と同い年くらいのイケメン兄ちゃんが言う。
いつもは会議中に連発して呆れられている「ちょー」も、他人が使うと浅はかに聞こえる。

「晴れた日は富士山が見えますよ。反対側の高層階からはスカイツリーを見ることも可能です」
いつもは得意先に使って煙たがられている「可能です」も、他人がいうと鼻につくなと彼は思う。
"高層階からは"という言葉が引っかかったが、彼の脳内は闇に沈むスカイツリーの方で満たされていた。

モデルルームは、キッチンとぶち抜きの重厚なフローリング。
エントランスには入居者が交流するラウンジ。
受付嬢も常時2名、常駐するという。

自らの現状も忘れ、舞い上がった彼。気分はすっかりエグゼクティブだ。
長年の無計画がたたり、貯金はほとんどない。
マンション購入には、ある程度の頭金が必要だと言うことは、最近になって知った。
不動産会社の説明に寄れば、それでも月収の大半と賞与の全額をつぎ込めば、買えなくはないらしい。
しかし、頭金がないと言った途端、イケメン兄ちゃんの顔が曇ったことには気づかない。
売り手としては、収入の大半を用いてようやく払えるかどうかという客は、属性として危うい。
高額の部類に入る物件はできればもっと、属性のいい客に売りたいのだ。

高速道路を見下ろし、スカイツリーを臨む日々。
エンダ君の夢は大きく膨らんでいた。

つづく

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2013年3月 6日 (水)

断りもなくビデオカメラを回す人たち

ある日、僕は新システムの講師だった。
受講生は企画室の面々。
なんとなく嫌な予感はあった。

なぜならば、そのメンバーはユーザーではないからだ。
自分が使わないシステムについて学びたい。
「事業部の相談にのることがあるから、知っておく必要があるんですよ」
というのが、代表者のツルヤ課長の受講理由だ。

約束の時間よりも15分前に会議室にはいる。
受講者はまだ来ていない。
講師が受講者よりも後から来るようでは、熱意が伝わらない。
パソコンとプロジェクターの設置には5分とかからない。
準備には十分余裕がある。

開始10分前
「早いですねぇ」
と言いながらツルヤ課長とメンバー。
どやどやと入ってくる。

その時、信じられぬ光景を見た。
ツルヤ課長の手に、大ぶりな
ビデオカメラ。
メンバーの手に三脚。

目が点になっている僕を尻目に、彼らは設営を始める。
どうやら、撮影するつもりのようだ。

撮影するというのは聞いてなかったですけど
やんわりと釘を刺す。

しかし、ツルヤ課長
「いやぁ、頭が悪くて一度じゃ頭に入らないんで」
へらへらと笑っている。
こちらが刺したのが釘だとわからないのか、あるいは確信犯か。

立場上、相手が上位の場合、こういう時
「撮影するとは聞いていないので、今日は中止にしましょう」
とはなかなか言えないものだ。

日本では「社内には著作権なんか無いからな」と堂々と言い放つ人もいる。
講師が話す内容は、ライブ・パフォーマンス。

ロックコンサートにビデオカメラと三脚を持ち込んで
「いやぁ、一度じゃ頭に入らないんで」
と言っているのに等しい。

「それじゃぁ、キュー」
とか言われて、話し始めるよう促される。
「すみません。テープ替えるんで」
と言って、テープ休憩まである始末。
これで、話がノルわけがない。

結局、全行程をビデオに収めたツルヤ課長
「あとでDVDに焼いて送りますから」
と言って帰って行ったが音沙汰は無く、もう2年が経つ。

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2013年3月 5日 (火)

東京マラソンは3月第1日曜に移動する

2013年3月3日(日)桃の節句
東京地方はくもり
事前の天気予報は晴れのち曇りだった。
気温は暑くもなく寒くもない。
空が真っ青ではないから、爽やかな気分というわけにはいかなかったが、外を走る者には十分よいコンディションだった。

前週、2月の最終日曜日
東京地方は晴れ
こちらは、ほぼ快晴。外を走るにはベストコンディションの下、東京マラソン2013が行われた。

1年前の記録は以下の通り。
3月の第1日曜は曇り
2月の最終日曜、東京マラソン2012開催日も曇り
同一条件だった。

関東地方は1月から3月上旬にかけて、週末が好天となる。
マラソン大会を運営する者にとって、天候という観点でいえば、3月の第1日曜と2月の最終日曜は、甲乙付けがたい好条件だ。
どちらを選ぶかを検討する際、天候は要因から外してよい。

そこが観光に特化した都市ならば、できるだけオフシーズン寄りの日程を選ぶ。
できるだけ、集客を分散したいからだ。
年中が観光シーズンといえる東京の場合、2月最終週と3月第1週は、ほとんど同条件といえる。

そうなると、日程の選択には主催者、協力機関、協賛者の意向がより濃く反映される。
主催者、協賛者(スポンサー)にとって、この1週間の違いは大勢に影響ない範囲だ。
結局、協力機関の都合が最優先となる。


マラソンは公道を封鎖しておこなう。
東京マラソンの場合、ほぼ1ウェイコースのため、警備にもかなりの人員を要する。
河川敷や田舎道を走る大会と違い、沿道に重要な場所・機関が目白押しなのが東京マラソン。
警視庁の意向は、常に判断の上位に来る。

将来、東京マラソンは警備上の理由で、開催時期を変更するだろう。
現在、2月の最終日曜は運営が安定している。
遠くに動かす理由は見つからない。
なおかつ、青梅マラソンや板橋Cityマラソンと言った他の大会に近づき過ぎないよう配慮するならば、移動先は3月の第1日曜となる。
ど素人!マラソン講座は、そう予測している。

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2013年3月 4日 (月)

とろろ昆布を買い置きすることにした。

いざという時にヨウ素をカラダに取り込むため、とろろ昆布を買い置きすることにした。
1人あたり5袋が目安だ。
家族が4人ならば20袋ということになる。

1袋(35g)の実勢価格は、およそ300円。
家族4人の場合、6,000円。
少々、痛い出費だが背に腹は代えられない。

一度買えば、それで済むわけではない。
とろろ昆布の消費期限は、8~10ヶ月後に設定されている。
8ヶ月に一度は食べて、また新たに購入する。

とろろ昆布は低カロリーだ。
35gでおよそ70kcal。
カロリーメイト1本に満たない。
カロリーが低い酒の肴としてどうか。
そのまま食べてみたが、そうたくさんは食べられない。
1袋そのまま食べるというのは難しそうだ。

では手軽な食べ方といえば、なにか。
やはり、とろろ昆布と言えばうどん。
どん兵衛に入れてみる。
これは美味い。
しかし大盛どん兵衛でも1袋全部はきつい。
せいぜい半分程度だ。

ということは、とろろ昆布を1袋完食するにはうどん2杯。
2度の食事に分けることになる。
買い置きはとろろ昆布20袋に対して、どん兵衛40個。
とろろ昆布は防災箱でも場所をとらないが、どん兵衛の居場所が悩ましい。

地震講座

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2013年3月 3日 (日)

町民が走っても市民マラソン 村民でも市民ランナー

福岡県には市民マラソンが1つしかない。
現在は久留米市で行われる「筑後川マラソン」だけである。
福岡県には百万都市であり政令市が2つあるのだが、その福岡市と北九州市では市民マラソンが1つもないのである。

その1つ北九州市で、市民マラソン開催が決定した。
「北九州シティマラソン」
2014年2月9日、市制50周年を記念して行われる。
北九州市は5市が合併して1963年に誕生。
その時点で、全国6つめの政令市となった。

マラソンはその後、毎年開催されるのかはわからない。
そもそもマラソン大会は、1回もやっていないうちから「毎年開催します」と発表することはないのである。

現時点で決まっていることはコース案だけ。
北九州市役所を出発。
門司まで行って小倉に戻ってくる。

福岡市には「福岡国際マラソン」があるが、こちらは市民マラソンではない。
市民マラソンとは、出場資格をエリートランナーに限定しないランニング大会。

日本では、公道を封鎖して開催するマラソンの出場者をエリートランナーに限定してきた。
その門戸を一般に開放した大会を言い表すために「市民マラソン」という言葉ができた。

市で行うから市民マラソンというわけではない。
町でおこなうから「町民マラソン」とは言わない。

1981年に始まった三浦国際市民マラソン<ハーフマラソン>が、初めて大会名称に「市民」を冠した。
現在「市民マラソン」を冠したマラソン大会は少なく、北海道の「豊平川市民マラソン」大阪の「淀川市民マラソン」の2つだけである。

市民マラソンとは、市民ランナーが出場するランニング大会である。
それでは、市民ランナーとはなにか。
この言葉は、陸上競技を取り扱うメディアが、エリートランナーと区別するために使っているだけで、公的な定義はない。
そこで、しらべるでは次のように定義している。

日本陸連が設ける基準とは関係なく、一般資格での競技出場をめざして走っているランナー。

もちろん、市に住んでいるランナーのことではない。
町に住んでいるランナーを「町民ランナー」
村に住んでいるランナーを「村民ランナー」
と呼ぶことはない。

いや、あるかも知れない・・
なんと言おうが自由ですから。

ど素人!マラソン講座

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2013年3月 2日 (土)

さださんへのはがき #7


さださんこんばんは
ご無沙汰しています。
といっても、こうしてハガキを書いていることは知らないと思いますが。

3月になりました。
なにか、忘れているような気がするなと思ったら、2月の「生さだ」を録画するのを忘れていました。

元旦の「生さだ」は生で見ていたのですが、その時次回放送を書き留めるのを忘れていたのです。
去年は1年間、スマホがなかったので、いつもほぼ日手帳をそばに携えていたのですが、スマホを再開した途端、書き留める習慣がなくなってしまいました。

次回はいつなのだろうと、Googleに「NHK 生さだ」と入れて検索
3月31日 0:05~5:00

ご、5時って、長いですね。
オールナイトニッポンより長いじゃないですか。
今度は忘れずに、スマホに入れておきます。

ところで、NHKのウェブサイトに
"生さだ放送日をメールでお知らせ"
というサービスがありますよね。
これは、改善してほしいです。

想像してください。
"生さだ放送日をメールでお知らせ"
と書いてあるのを読んでクリックする。
そこには、どんな画面が待っているかを。

自分ならば、そこには
メールアドレス記入欄
[登録]
というシンプルな画面があり、登録するとオート・リプライのメールが返ってくる。
そういうものを想像します。

ところが、NHKのウェブサイトでは「NHKネットクラブ」のページが開くだけ。
どこにも「さだまさし」や"生さだ放送日をメールでお知らせ"の文言はでてきません。
こういうのを、世の中では「迷路のようなページ」というのではないでしょうか。

確かに、物品販売のウェブサイトには、わざとわかりづらくして、ウェブサイト内を回遊させることを狙ったものがあります。
でも、もうユーザーは、そういうあざとさを見切っているし、相手にしていないと思います。

あ、さださんが悪いワケじゃないですよ。
悪いのはNHKネットクラブのウェブサイト担当者です。
要望を書いているうちに、はがきがいっぱいになってしまったので、ごきげんよう。

また、はがきを書きます。

さだまさしの歴史

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2013年3月 1日 (金)

ひとり暮らしを始める君へ

あれだけ冷たかった風がぬるんで、今年も無事な春が来るのかとありがたさを感じる季節。
卒業、進学、就職
これからの一か月はその門出を迎える君たちにとって、準備のひととき。

ひとり暮らしを選択した君は、アパートを選ぶ。
かつては畳の部屋ばかりだったが、今はフローリングだ。
風呂とトイレがついていれば、十分豪勢。
パンツ一枚でトイレに行くことができるし、どこで服を脱いでも風呂はそこにある。
風呂とトイレは別々じゃなくちゃなんて、贅沢じゃないか。

電器製品を買い集める。
電子レンジがあれば、電気が来ている限りどんな時でも、暖かい食事ができる。
冷蔵庫、テレビ、エアコン・・・
一度にそろえると、不自由という楽しみを味わえないぞ。

電話はどうするんだ。
あ、そうか。
今は1人一台の時代だったな。

胸ときめかせて、君はわくわくしているだろう。
事実、ひとり暮らしは楽しい。
それは思わず頬が緩むといった楽しさではなく、自由が創り出す平穏と寂しさ。
それを自ら統制することが楽しいのだ。

でも、君は少しだけ立ち止まって考えなければならない。
これまでと同じ場所に残される、親御さんや兄弟のことだ。
彼らは、経験したことのない喪失感を味わうことになる。
家族から見て、君が進む道はまばゆいものだ。
これまで、ずっと人数が固定されていた家族という枠組みに、電車ががちゃりといって連結器から逃れるような振動が起きる。

君がしなければならないのは、定期的な電話ではなく、無事に暮らすことだ。
いつ災害が起きるかも知れない。
街に出れば、危ない目にも遭うだろう。
家の中にいても、ガス、電気なにが君の命を狙うかわからない。

君が元気に暮らすことが、見守る者の希望になる。
しょぼくれていたら、罰が当たるぞ。

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