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2013年5月27日 (月)

地味すぎるスカイツリー

「海でも眺めながら過ごして、様子をみて並んでください。お茶を飲んでくつろぐのもいいですよ」

早めに並んだほうがいいかな?と心配している僕ら。
心優しい係員のおじさん。

乗船定員は500人
船室は2階建て。
最前列の座席を取りたいならば、早めに並ぶといいです。
今日は屋上デッキも開放していますよ。
まだ、出港まで30分ありますから、ずっと並んでいるのはどうでしょうか。

慌てる必要はないと、ほっとした僕らは、券売所に併設されたカフェでホットコーヒー。
くつろいでいる乗客には外国人の姿がちらほら。
東京の中でも特に下町は、海外から来た観光客に人気の場所なのだ。

出港10分前、人が並び始めた人たちの後ろにつく。
ここでスマホを取り出して、音楽アプリを起動。
曲一覧から「水上バスに乗って」をタップ。

イントロでカモメが啼いているが、見渡す限りカモメはいない。
時代が移り変わったということか。

一昼夜の船旅ならば、毛布と枕を確保するところだが、今日は水上バス。
風に当たりたい。
それに、窓枠がある船室では撮影する写真が限定されてしまう。
全会一致で、階段を上り、デッキを目指す。

デッキのベンチ椅子はごくわずか。
それらは、前の乗船場から乗ってきた客で埋まっている。
あとは手すりサイドをキープ。
こうすれば、少しは疲れが軽減される。

結論から言えば、水上バスはデッキが正解。
この次に乗る時も、それ以外の選択は考えられない。

Stat

出港すると、視界前方にスカイツリーが見えている。
どこで、見えてくるのだろうと思っていたら、いきなりだ。
それに気づいた人々が、一斉にカメラを取り出す。

45度左手には、ビルの隙間から東京タワー

それにしてもスカイツリーは色が悪い。
東京の空は、晴れてもくすんでいる。
滅多に真っ青にならない。

そのくすんだ東京の空にスカイツリーの塗色が同化して、心の高ぶりを感じない。
夜になれば、様々な色に変化して夜空を彩るのだろう。
だが、日中は地味すぎる。

一方、東京タワーの赤と白はステキだ。
夜もただ光を当てるだけで、オレンジがかった塗料が夜空に映える。
視界に東京タワーが現れた時、とても華やかな気持ちになる。それは昭和の記憶のせいか、その造形や色のせいか。

スカイツリーが今さら、東京タワーと同じに塗ることはできないだろう。
できれば、今よりも濃い青みがかった色にしてもらいたい。

つづく

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