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2014年2月の28件の記事

2014年2月28日 (金)

地域密着のマジシャン! マジックパーラー あんでるせん

隊列は整った。

えっと
今日は超能力だったっけ
マジック?
霊視占い?
いったい何が始まるのか、頭の中が混乱している。
これが初体験というものだ。

一度、経験済みのものは、どきどきが減る。
完全になくなることはないが、2度目からは考えが整理された状態で臨むことができる。
それを感動が薄れるともいう。


サイキックと呼ばれる能力をもつ人に対して、初対面の瞬間を迎える時、人は誰でも緊張する。
写真でも見たことがあれば、少しは平常心がもてようものだが、川棚のマジシャンの顔を知らない。

マジシャン登場の時だ。
人が2人立つのがやっとであろう、カウンター越しの小さな空間に、厨房側から彼が登場。
助走が短いから、人形劇のステージにお笑い芸人が現れたような可笑しさがある。

手始めに、つかみのマジック。
いや、それはマジックじゃないでしょう。
サイキック
超能力と呼べるものだ。

いやいや、種のない手品なんかない。
冷静になって考えればわかるだろう?
こうして、後からふり返って思えば、そうとも言えただろう。

だが、これは紛れもないサイキック。
説明がつかない。
そもそも、種のあるマジックであれば、25年間この地で、店を開け続けていられないだろう。

地域密着のマジシャン

カンブリア宮殿の村上龍ならば、エンドロールでこう書くのではないか。

サイキック
マジック
透視
そして、霊視能力なのか?
と思えるような言い当て。

店舗の外窓に書いてある「マジックパーラー」は、マジックが見られるパーラー(喫茶店)という意味だ。

多岐にわたるサプライズがこの場所に収まっている。
この店は、マジックを盛り合わせたフルーツパフェのようなものだ。

Photo


一度来ただけでは、頭の整理がつかない。
来年にはまた来よう。
マジシャンがねじ曲げたうえ、サインを入れてもらったスプーンを手土産に、川棚駅のホームに立った。


九州の西のはずれの田舎町。
わずか一年で大きく変わることはない。
でもやはり来年、川棚の駅に降り立った時、お約束の一句は言わなければならない。

川棚も 昔と今じゃ かわったな

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2014年2月27日 (木)

超能力?カレーのスプーンはぐるぐる巻きだ!

厨房から会話が聞こえてこないところをみると、どうやら僕らはコックさんが1人だけの喫茶店に来ているらしい。

カレーがきた。



かつて在籍した学校の、学食のカレー皿と同様の舟形をした器。
その上にゆで卵。

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そして、極めつけは柄の部分がぐるぐる巻きになったスプーン。
恐らくマジシャンであるところの店主が曲げて、ねじったものなのだろう。

カレーの味は、一見何の変哲もないもの。
しかし、食べ進むにつれて桃源郷が見えてくる・・・
わけはなく、どこまでいっても普通のカレー。
美味い!
ボンカレーと同じくらい。
ボンカレーで育った僕らの世代にとって
「ボンカレーのように美味い」
は最高の褒め言葉のつもりで言うのだが、言われたほうは複雑な表情を見せる。
だから、別に声に出しては言わない。

食べ終えてスプーンを置き、皿をかたわらに置く。
早く出たカレーにつづいて、その他のメニューが店内に行き渡ると、先ほどまでの緊張が和らぎ、店内に穏やかな空気が流れている。

記録的猛暑の夏
外はいい天気
室内は、文明の利器エアコンによって、ほどよい室温が保たれている。

今のうちにトイレに行っておいてください。
女将が告げる。
この後、ショーの間は立錐の余地もないほどに詰めて、一カ所に集められる。
その間、後列の端っこの人以外、身動きすらとれないのだ。

わっこれ曲がってるやないですかっ

となりに居た男が、僕が食べ終えた皿に目を付けた。

写真撮ってもええですか?

個別の一般客について、これ以上論評することは、したくもないし、読んでもつまらないと思うのでここまでとする。

アイスコーヒーを空にして、トイレを済ませて席に戻る頃には、すべてのテーブルから食器が下げられており、いよいよショータイムを待つばかりだ。

順番に呼びますので、場所を移動してください。

女将の仕切りが始まった。

カウンター席に陣取った人々はそのまま。
ショーはカウンターの向こうで行われるらしい。
つづいて、予め振られていた番号により、整列が始まる。
背の低い子どもはできるだけ前へ。
前の列と互い違いの立ち位置に並ぶ。

「ちょっと、左」
跳馬に臨む内村航平が見せるような、真剣な眼差し。
前の人の肩越しにステージへの視界が開けるよう、女将が1人1人の視線をチェックマしながら、立ち位置の指示をだして微調整していく。

東京の満員電車ほどではないが、11人乗りエレベーターに10人が乗り合わせているくらいの人口密集度。
都会の人は見知らぬ隣人との距離が詰まることに慣れている。
だが、田舎の人は違う。
自分のテリトリーである防空識別圏が広い。
ここに田舎伝説を確かめに来た田舎の人は、自分のスペースに他人が入り込んだ状態で、これから数時間を過ごすということに、かなりストレスを感じていることだろう。


それでなくても、立ちっぱなしというのは、運動をしている時を除いては最も辛い姿勢だ。
ショーの間を無事に乗り切れるよう、ウエストポーチに入れてきたOS-1ゼリーのキャップをひねって開けておいた。

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2014年2月26日 (水)

あんでるせんマジックに敬意を表すアイスコーヒー

予言者らしい
透視能力者だ
宇宙から来たらしい ←ウソ
なかなか予約がとれない

サイキックな分野に比較的明るく、その方面の友人も少なくない立場ゆえ
「あんでるせん」に纏わる噂ばなしは以前から何度か耳にしていた。
しかも、その驚愕の店は地元に近い、長崎県の川棚にある。

これが東京のような大都市の片隅にあれば「都市伝説」と呼ばれるところだが、川棚の
場合「田舎伝説」ということになるだろうか。

予約を入れたのが3日前。
場所の下見にきたのが2日前
その田舎伝説をこの目で確かめるために、佐世保駅から1時間に1本の長崎行きに乗った。

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佐世保から博多へ出る時は、早岐で進行方向が変わるのだが、きょうはそのまま直進する。
すっかり勢いを取り戻したハウステンボスに行くのは後日。
今日はJRハウステンボス駅を乗り越していく。
名物の赤煉瓦トンネルをくぐると、もうそこは川棚。

川棚も 昔と今じゃ かわったな

決まりなので、一応言っておく。

川棚駅に定刻到着。
電車がホームに停まる前から、ドアの前に立ち、ダッシュの態勢をとる。
集合時間まで、あと5分。

ぎりぎりセーフ!
と駆け込んだが、店のシャッターはまだ閉じたままだった。
そこに三々五々、集まってきた、田舎伝説を確かめに来た客人たち。
家族連れもいれば、占いが好きそうな女性もいる。
大半の客は2人以上の団体できており、単身で乗り込んだご同輩は、ごくわずか。

定刻より少し遅れてシャッターが開くと、我先にと客が階段を上っていく。
できれば、いい席に座りたい。
誰もがそう思う。
他の誰かと同じように。

そんな気持ちを見計らったかのタイミングで、店の女将が点呼をとりながら、座席を指定していく。
団体客はテーブルへ。
そして、単身で乗り込んでいた数名の男性が入口そばのカウンターに並べられた。

やがて、食事メニューが配られる。
印のついたメニューが速くできます
できるだけそれにしてくださいという暗黙の推奨だ。

あんでるせんのショーは入場料という名目はない。
喫茶店としての飲食が、そのままこの店に落とすお金のすべてだ。
進行に協力するために、推薦されたメニューの一つである「カレー」を。
そして、これから見る驚愕のショーに敬意を表して、アイスコーヒーも注文した。


「わたし、ミックスサンド」
若年層の客がオーダー。
掟破りの無印注文だ。

え゛
一瞬、たじろぐ女将。
おいおい、喫茶店じゃないんだから(喫茶店です)
という空気が流れたが、後ほどおいしそうなミックスサンドがきちんと納品されていた。

しばらく、キンドル本を読みながら待っていると、背後でしきりにカシャ、カシャとシャッターを切るような音がする。
おいおい、場を読めないやつがいるなぁ
と思っていたが、あまりにうるさいので、ふり返ると、それはレジについている目玉のおもちゃだった。

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店内は遅れて来た2人連れが到着して、予定通りの満席。
厨房からは忙しそうな調理の音が続いている。

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2014年2月25日 (火)

川棚も 昔と今じゃ かわったな

「川棚の手品の見せば、しっとらすですか」
新幹線N700A乗車が不発に終わり、博多に着いた夜。
デコ仲間といつもの「鉄なべ」でゴマ鯖を1人で2皿つついていた時だ。

なんか、すごからしかですけど、行ったことあります?

その一言で行くことにした。
もう数年前からいつか、行こうとは思っていたが、郷里には手品の店につき合ってくれる酔狂な友だちを確保できずにいたのだ。
誰かと一緒になんて言っていたら、その日はやってこない。

お盆に入る前の日、ダメ元で予約の電話を入れると
「14日ならば、まだ空きがありますよ」
とのことだった。

龍頭泉の帰り、西九州道には上がらず、海沿いの国道を走る。
川棚の町に入る。

川棚も 昔と今じゃ かわったな

この一句は川棚に来た人は、必ず一度言うしきたりになっている。

店名は「あんでるせん」
カタカナだったらパン屋のチェーン店のような名前だ。

Photo


16:9の比率が似合う川棚駅のコインパーキングにクルマを停めて、聞き込みにはいる。
駅の事務所にいた20代の女性に
「すみません、あんでるせんって、どこですか?」
と尋ねると、仕事そっちのけで・・
というか、客は誰もいなかったが、駅の外まで出てきてくれた。
特段、観光資源のない駅周辺で、道を聞かれると言えば、ここしかないのだろう。

ほら、あの西肥バスセンターのとなりです。

ひざを折り、蜃気楼の彼方にクジラを探すかのように、指さす先を見る。
せっかくの親切にオーバーアクションが似合う。

歩道橋の下、バス待合所の奥、そこに「マジックパーラーあんでるせん」の文字。

Photo_2

店があるビルまで、恐る恐る近づいてみる。
「ただいま実演中です」
「ただいま満席です」
要領を得ぬ客が、ふらっと入り込まぬようにしているのだな。

Photo_3


予約の際、店主と思しき男性から
「お盆は道が渋滞しますから、時間に余裕をもって遅れないように来てくださいね」
と念を押された。

それはそうだ。
マジックの殿堂だけに、開演時間もきっちりしているのだろうし、遅れて途中入場すれば、演目の進行に支障があろう。

遅刻などもってのほか
従って、当日はクルマではなく、JRに乗って来ることにしている。
川棚駅に戻り、到着ダイヤを確認する。

あいにく電車は1時間に1本。
集合時間の11時にたどり着くには、川棚に数分前に着く電車に乗るしかない。


Suicaは使えないんですか?
と口に出す前に、自動改札機がないことに気づくべきだった。
親切で可愛らしい駅員さんに
当日はよろしくま!
と心で会釈して下見を終えた。

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2014年2月24日 (月)

東京マラソンを走った皆さんへ! あなたが手にしたもの

東京マラソンを走った皆さん、おつかれさまでした!
思っていた通りのレースでしたか?
それとも、いやいや自分はこんなものじゃないと思いましたか。

初マラソンで完走した皆さんは今、またマラソンを走りたいと思っているでしょうか。
ゴールまで走り切った方は、次はもっと颯爽と走りたいと思いませんか?
途中で歩いた方は、次こそは本当の"完走"をしたいと思いませんか?

マラソンは自分との戦い。
寒いなか、自分を奮い立たせて練習に行き、ようやく手に入れた完走。
ここまで積み重ねた苦労が大きいほど、達成感も大きい。

「自分は基礎体力あるから」などと言って、お茶を濁す程度の練習をして"完走扱い"を手に入れた方には、残念ながら、この歓びはわからないでしょう。

さて、完走の歓びは翌日になって実感となっているでしょう。
これは、レース翌日の今日だけではありません。
日を追う毎に感動は薄れていくかというと、これがそうでもない。

日が経っても、マラソンのことを回想する度に
「自分は成し遂げたんだなぁ」
と心が温かくなるのです。

これが「自信」というものなのです。
自分を信じると書いて自信。

大人になって、社会に出て、受験も試験もない。
たいていの大きな人生の節目を終えてしまった。
その後、とてつもなく大きな自信を与えてくれる出来事はそう多くなかったはず。

ボウリングで200点を出すのも
ゴルフで100を切るのも
それは大変な練習と場数を必要とする金字塔。

しかし、マラソン初完走の歓びはそれとは違う。
自分の体一つ。
体力の極限を超えたところでつかんだゴール。
それは「自分はできる人なんだ」ということを発見する出来事です。

今頃、ゆっくりとコーヒーを淹れてお菓子でも食べながら、一足早いこの世の春を謳歌しているあなた。
残念ながら会社を休めず「歩くの、きついっすよ」とか同僚に言いながら、日々の仕事に励むあなた。

毎年、書いていることですが、記憶が新しい今日のうち、できるだけ多くの「日記」を書いておきましょう。
まずエクセルを立ち上げる。
A列タテに1から42の数字を振る。
そしてB列にそのラップの出来事、感想を書いていく。
こうすれば、断片的に思い出した順に書いていくことができます。

どのラップにどういうイベントがあるかは「マラソン講座」の東京マラソンブログを参考にしてください。
昨日はおめでとうございました。

ど素人!マラソン講座

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2014年2月23日 (日)

東京マラソンに30万人が応募する理由

本日、第8回東京マラソン開催

9時から日本テレビが生放送します。
東京マラソンは「東京国際(男子)」と「東京シティロードレース」という2つの大会を収れんしたため、それぞれの中継局だった日テレとCXが交互に中継しています。
奇数回はCX、偶数回は日テレ。
従って今年は日テレの担当です。

お昼のニュース休憩をはさみ、午後からは制限時間の16時過ぎまで「市民マラソンの部」も生中継。
途中で競馬に切り替わってしまうCXとは違い、日テレはほぼフル中継です。

今年は「チャリティ出場枠」4年め。
10万円の募金をした方に出場権が与えられます。
チャリティ・サポートシステムは2年め。

制限時間:7時間
参加費:10,000円(+手数料500円)
コースと共に、これらは第1回から全く変わっていません。
今回は、ほとんど目新しいことがない。

目新しいといえば、猪瀬直樹がわずか1回でスターターから降りて、舛添要一が務めることくらいです。

総出場枠は35,500人
うちチャリティ出場枠3,000人まで。
前回2013年大会より3,000人となった)

一般申込者数は302,442人
倍率10.3倍
その人気は衰え知らずです。

かつて、幼少の頃、運動会のリレーの選手。
マラソン大会の駅伝選手。
部活のレギュラー選手。
それらは、憧れの地位でした。

勉強ができると尊敬されるのですが、
かっこいい~
とは言われない。
運動選手は、多くの仲間から応援され、颯爽と競う姿はまぶしいほどかっこよかった。

30万人の人が東京マラソンを目指すのは、選手になる夢を叶えたいからだと推察します。
サブ4で走らなくても選手になれる。
歩いても完走できる。
それは、逆上がりができないのに鉄棒の選手になれるようなもの。

逆上がりができる。
順位が高い。
そんなの、関係ない!

ただ、努力をすればよい。
そして、スタートラインに立てばよい。
すると、沿道の100万人を越える人が応援してくれるのです。

巨人の選手がホームランを打っても、その場で拍手してくれるのはたかだか5万人。
今日、出場する選手の皆さんは一生でもらううちの50%。
いや、人によっては90%の拍手と声援を浴びるのです。

ここで一句
沿道の ファンににこにこ、ハイタッチ

好レースをお祈りします!

ど素人!マラソン講座

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2014年2月22日 (土)

東京マラソン前日受付で買うモノ 走りやすいナンバーカードの付け方

いよいよ東京マラソンまであと1日。

前日受付の後はEXPOで東京にお金を落としましょう。
冗談はさておいて、各社のブースを周り、出場の記念となる品を買いましょう。

・東京マラソン2014のオリジナルデザイン
・次のマラソン練習で使える
・長く使える

これらの要素をすべて兼ね備えるのは、長袖のランニングシャツ。
来年以降、冬期に走る時に役立ちます。
また、夏場のエアコンが効いた室内。

肌の露出を抑えたい炎天下のスポーツやドライブ。
そこで長袖のスポーツシャツは抜群の威力を発揮します。

長袖のスポーツシャツに大会ロゴを入れて売っているのは、知る限り日本国内では東京マラソンだけ。
アシックスのウェブサイトをしらべたところ、WEBには掲載されていませんが、当日会場で探してみて下さい。

さて、初マラソンのあなたはナンバーカードを受け取って帰宅、あるいは前泊のホテルにチェックイン。
レースで着るシャツにナンバーカードを取り付けます。
ここでは、効率よく走りやすい「ナンバーカードの付け方」をお話ししましょう。

1.シャツを着る
2.ウエストポーチを付ける
3.ナンバーカードを体に当てる

4.ナンバーカードがウエストポーチに潜り込まないよう「高さ」を決める。
5.ナンバーカードを胸に当て「左上」の位置を決める。
 決めたら「左上」の穴を通して安全ピンを付ける。

6.シャツを脱ぎ、机に置く

ここで、前泊ホテルの部屋で作業をするあなたは、ベッドに置くと思います。
この後の作業を中腰でやると、腰を痛めますから、気をつけましょう。

7.左右の傾きがないよう「右上」位置を決める。
 決めた位置から2~3cm内側に安全ピンで留める。
 この"たわみ"がないと、走る時に突っ張ってフォームが崩れます。

8.「左下」の位置を決める。
 決めた位置から1~2cm上に安全ピンで留める。

9.「右上」を留めたのと同じ要領で「右下」を留める。

10.シャツを着る
11.大きめに腕振りをして、つっぱり感がないことを確認する。

「穴を開けずに済む」と謳う「ゼッケン留め」と呼ばれる丸い部品が売られていることがありますが、これは、穴は開かないけれど、安全ピン以上にシャツの生地を傷めます。
買ってきて、1個だけ使った時点でそれに気づき、使用を中止しました。

大切なシャツに穴を開けたくないと思っていましたが、安全ピンで開く穴はとても小さく、前回どこに刺したかを探しても見つけることは難しいのです。

東京の日曜の天気予報は晴れ時々くもり
好レースになることをお祈りします。

ど素人!マラソン講座

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2014年2月21日 (金)

東京マラソンまで2日 読むだけで10分速くなる方法

東京マラソンまであと2日。
恒例により「読むだけで10分速くなる走り方」2014年版をお話します。

「丹田を意識する」とか
「足を使わない」とか
ベテランじゃないとイメージできないような説法は一切なし。

すでに練習は終えているわけですから、本当に読むだけです。
できれば、読んだ後、その場で立ってやってみるとよいです。

【 1 】「腰を落とさず42kmを走る方法」
おいおい、いい加減にしろよ・・
マラソンはそれができれば苦労はしないよ
という声が聞こえそうですが、これができるのです。
自分も、これができた時は驚きました。

きっかけは藤原新選手が東京マラソンで快走した時のフォームでした。
腰の位置が高く、だからといって前に突っこんでいなくて美しい。
それに、見るからに楽そうです。
あれはいったいどうやったらできるのか?
試行錯誤していて、ある日できたのです。

◆手順
走り出す前
腰の後ろに両手拳を当て、腰が後ろに動かないようにする。
お尻を後ろに突き出す。
(玄人はこれを「骨盤を前掲させる」という)
走り始める

これだけです。
一度、決まった骨盤の角度は容易には変わりません。

オールスポーツが撮影する写真を見ると、腰が落ちている人はかっこ悪い。
レースの後半、疲れてきて腰が落ちれば、より着地はかかと側に寄り、着地の衝撃は大きく、疲れも増す。
悪循環です。
腰を落とさずに走れば、100の走力が120になるわけではないですが、60や50になることを防げます。

【 2 】「上り坂の走り方」
上り坂といえば、下り坂同様、歩幅を狭くするのが基本。

そして、前を見ないことです。
足下に視線を落として、路面を見ながら「小さく、小さく」とつぶやいて走ります。

そして、もう一つは背中を丸めることです。
人の体は丸い姿勢が最も楽。
しかし、運動中は「腰が落ちないようにする」と言った緊張をしないと力が出ません。
ただし、上り坂は例外。
教科書通りに「腰を高い位置に」する必要はありません。

上り坂はタイムを稼ぐ場所ではありません。
足を使ってしまわないよう、やり過ごす場です。

東京マラソンで最大の上り坂といえば、35km築地4丁目交差点を左折した後の佃大橋。
終盤ということもあり、芋を洗うように大勢のランナーが"歩いて"います。
群衆の中でただ1人、すいすいと佃大橋を登っていくランナーがいるとすれば、それは、マラソン講座だけが推奨する「背中丸め走法」を取り入れたあなたでしょう。

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2014年2月20日 (木)

東京マラソンに向けてコンディションを上げるための4箇条

東京マラソンまで、あと3日。
既に練習は終えているわけですから、ここから先はコンディションを上げていくことを考えましょう。

マラソンにおいて"コンディションを上げていく"ためにすることは次の4つです。

1,筋肉の疲れを取る
2,体の内側を健康にする
3,エネルギーを蓄える
4,余計なエネルギーを落とす

1,筋肉の疲れを取る
ここまで走り込んできたことで100の筋力がついているとします。
100の筋力を100出し切るためには、練習によって起きた筋肉の損傷を回復させなければなりません。

捻挫やぎっくり腰をやらないよう、すべての動作を慎重にする。
極端に歩く量を減らす。
階段の上り下りはやめて、エレベーターを使う。
痛みがある場合、効き目が高いと謳っている湿布を使う。

とにかくもう、極力体を動かさないことです。

2,体の内側を健康にする
先に触れましたが、レース中はショッツ・エナジージェルを摂って、エネルギーを補給し続ける必要があります。
しかし、このショッツには難点が1つ。

まずい・・
のは仕方ないとして、胸焼けがひどいと言うことです。
それを少しでも緩和するために、レース当日はひと瓶で500円くらいする高価な胃薬を飲みましょう。
3日前からそれを飲むのはもったいない・・・
と思う方は、低単価の胃薬を飲みましょう。

3,エネルギーを蓄える
マラソンは運動ですから、実際に使うのは筋肉です。
その筋肉が栄養源とするのはグリコーゲンと脂肪。

グリコーゲンは炭水化物、糖質をたくさん摂ることで溜め込みます。
これをカーボローディングと言います。
食事全体に占めるごはん、麺類の比率を上げましょう。
たんぱく質、脂肪はゼロにすると思って下さい。
同じ麺類でも、パスタのようにソースや具材に油脂が多く含まれるものは避けた方がよいです。

4,余計なエネルギーを落とす
3のところで栄養源はグリコーゲンと脂肪と書きました。
5時間以上のランナーは、グリコーゲンはゴールまでに枯渇しますので、脂肪を多く使います。
ただし、体脂肪率は10%あれば十分。
初マラソン・ランナーは、脂肪を落とす必要があります。
体重は軽ければ軽いほど、ゴールタイムは速くなります。

レース3日前からのカーボローディングで、体重は1kgほど増えます。
それは仕方ない。
ただし、甘いものを口にしたり、ビールを呑んでいるようだとこれが2kgになってしまう。

週末の金曜日、17時でぴたりと仕事を終えて帰宅しましょう。
脳を酷使する激務は、せっかく蓄えたグリコーゲンを減らしてしまうかも知れません。

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2014年2月19日 (水)

東京マラソンまであと4日、本番では足首固定テーピングを!

東京マラソンまで、あと4日。
初マラソンを迎える皆さんの練習は遅くとも今日までです。
これ以上走ると、レースでは一瞬速く走れるかも知れませんが、終盤に楽には走れなくなります。
もっと、きつい言い方をすると地獄の苦しみを味わうということです。

体に疲れが残っていると、身につけている走力を100%発揮できません。
ただでさえ、たいしたことない走力(失礼)が、90%や80%になってしまうのです。
せっかく、練習して鍛えたのに、最後まで欲張って走ったために、その1割、2割が発揮できないなんて、ばかげていますよね。

さて、レースに向けてテーピングの準備はできているでしょうか。

マラソンのテーピング

上半身は「柔流」などの加圧シャツ。
下半身は「CW-X」などの加圧タイツ。
腕には「ZAMST」というように、マラソンでは"肌の露出"を避ける必要があります。
日焼け防止という意味ではありません。
肌を隠す=筋肉を固める
ということなのです。
筋肉が揺れるとその分、体が疲れます。
筋肉を固定することで、疲れが軽減するわけです。

これらの"筋肉固定服"を身にまとうから、テーピングは不要だよ。
と言うかも知れませんが、肝心のところを忘れています。
それは足首。

短距離走では足首を可動させて地面を蹴る動きをしますが、マラソンでは足首は使いません。
固定します。
マラソンでは、地面は蹴るものではなく、はたくものだからです。

去年、マラソン8年めにして初めて足首を完全固定するテーピングを施したところ、安定感、安心感を得ることができました。

それでも「テーピングなんて難しそうだし、副作用が怖いよ」と思うかも知れません。
確かに、自分で貼るわけですから、何の知識もなく貼るのは無謀です。
ちなみに、固定するだけのテーピングは、ぐるぐる巻きにすることはないので「巻く」とは言わず、ここでは「貼る」と表記しています。

そこで、なんの知識が無いど素人でも安心して、足首固定テーピングができるのが「ニューハレXテープ」
パッケージの中に、写真付き貼り方説明書が入っています。
自分でテーピングテープを切って貼る場合、段階的に剥がすのがうまくいかないのですが、この製品は足底に当たる部分の剥離紙にミシン目が入っており、初めてでも貼りやすい。
説明書にも書いてありますが、引っ張らずに貼ります。

6枚入り1セット1,500円
片足に3枚ずつ貼るので、1セットでマラソン1レース分です。
ネットでは2枚入りが出回っていますが、マラソンの足首固定では6枚入りが必要です。
6枚入りを2セット買って、1セットは予備として持っておくのがよいでしょう。
腐るものではないので、1年後のレースでも使えます。

ショッツ・エナジージェル同様、ランニングショップで売られています。

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2014年2月18日 (火)

東京マラソン 今からでも間に合う「好レースの秘訣」

東京マラソン2014まであと5日。
高倍率の難関を超えてスタートラインに着かれる皆さん
おめでとうございます!

出場できるというだけで、既におめでたいのは、東京マラソンだけです。
きっと、ご本人だけでなく、ご家族やお友達もお喜びのことと拝察します。

ここでは、東京マラソンで初マラソンを迎えるあなたに、今からでも間に合う「好レースの秘訣」
をお話ししましょう。

なに?そんなこと、ブログで話したら、みんなにばれてしまうじゃないか?

そういう心配はありません。(してないか)
マラソンは他人と競うスポーツではないからです。
ただし、肝心のことを知らないと、人一倍ひどい目に遭うことがあります。

まず、あなたがしなければいけないことは、ウエストポーチとショッツを買いに行くことです。
ショッツ・エナジージェル」(以下、ショッツ)は、完走に4時間以上を費やすマラソンランナーにとっては必須の給食。

もちろん東京マラソンにもエイド(給水・給食)はあります。
しかし、めぼしいものは速いランナーたちが容赦なく、かっさらっていきます。
5時間~7時間で完走をめざすランナーの場合、何ももらえないと思って臨むくらいでちょうどよい。

そういうランナーのために、沿道の応援者が飴やチョコなど、いろいろなものを配ってくれます。
これは、万が一、給食が足りなくて、エネルギー切れを起こした時には、とても助かりますが、それを当てにするものではありません。

「マラソンでは自分が食べるモノは自分で持っていく」が鉄則。
4時間以内のランナーや、ベテランランナーであれば、何も持たずとも何とか走り切るでしょうが、初マラソンのあなたにとっては、何が何だかさっぱりわからない苦しさだけのマラソンになります。

自分自身も東京マラソンまでの4回のマラソンは、
「この苦しさがマラソンなのだ」
と思っていましたが、5回め以降、給食を持って走るようになってからは、過去のレースは単なるエネルギー切れだったことがわかりました。

ショッツはカフェインタイプが「コーラバニラ」「カプチーノ」の2種類。
これを30分に1度のペースで摂れる分量を買います。
6時間で完走というランナーならば、30分から摂り始めて5時間30分が最後ですから、11個も持たなければならない。
大変ですが、そこまでやれば、実力どおりの成果が引き出せます。

ショッツを入れるプラボトルが売られていますが、これはやめた方がいいです。
液漏れするし、最後まで残さず摂るには、かなり長い時間ちゅーちゅーしなければならず、時間のムダです。


スタート直前の15分以内に、ショッツ(カフェイン入りではないもの)またはパワーバーのジェルを2つ摂るのも必須です。
この2つを摂れば、カフェインタイプのショッツは1時間経過から摂り始めてもよいでしょう。
バナナはレース後に食べるものであって、レース前、レース中に食べるものではありません。

そして、ショッツを入れるために必要なのがウエストポーチ。
ランニングショップで、ショッツを持参する数だけ実際に入れてみて、収納できる容量のものを買います。



ちなみに、ポーチは体の前につけて走ります。
体の前面には、走っていてポーチが当たるような部位はありません。
でも、後ろにつけて走っている人が大変多い。
お尻の筋肉は走っている間、ずっと動いている。
そこにポーチで重しをのっけて走っている。
見るからに腰を痛めそうです。
ポーチにショッツを入れて一度走ってみれば、どれだけ走りづらいかがわかります。

近くにランニングショップがないという方は、インターネットで買うことができますが、先週末の雪の影響で宅配便各社の荷物は大幅に遅れています。
土曜日までに届くかは微妙な状況と言えます。

どうしても、ショップに行けなかった場合、EXPO会場で売っていないか探してみましょう。
そこになかったら、前日に「アートスポーツ」に行きましょう。お台場からは、日比谷店または渋谷店が近いです。

つづく

ど素人!マラソン講座

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2014年2月17日 (月)

龍頭泉で書くアウトドアブログ

本当にこの道で合っているのかな?
そう不安になるほど、その後、竜頭泉を案内する看板は出ていない。
それでも、カーナビの地図では竜頭泉が近づいてくる。
でも、この道が間違っていないことは、路駐の車が連なっていることで実感された。

Photo_3


ゆっくり走らないと見落としそうな「龍頭泉」の看板。
その降り口の近くには路駐のクルマが連なっている。
なんとか1台くらいねじ込めないことはないけれど、
200mくらいの距離ならば、駐車場まで行こう。

駐車場は無料。
というより誰も居ない。ただの空き地だ。
その向こうには大村駐屯地演習場
立ち入り禁止の看板。

記録的な猛暑のこの夏にも、この平原の向こうでは厳しい訓練が行われている。
それに比べれば、200m3分の距離を歩くことなど他愛ないことだ。

長い獣道の階段を下りていく。
はじめはかすかに聞こえていた女子どもの声。
次第に嬌声が大きくなってくる。
目的地は近い。

15:00
九州の陽は長い。
それでも、早めに家路に付く一行がすれ違って行く。
ビキニを着たまま登っていくおば 30代ママ。

「やばい!もう足のこわってきた~」

そんなことはどうでもいいが、狭い道なのだから降りる人に進路を譲って欲しい。
「山と渓谷」で得た知識で突っこむが、そんなマナーをビキニのママが知る由もない。

たどり着いた「龍頭泉」
ちょうど、1人の男が滝の上から泉に向かって飛び込んだ。
かつて、ここで溺れそうになったことがあるので、ここがどれだけ深いかはわかっている。
見上げると、その友だちがスタンバイ。
でも、一向に飛び込まない。
その判断は正しい。
滝の中腹から泉に向かっては熊本城の武者返し程度のカント。
勢いをつけて飛び降りないと、途中の岩に激突するかも知れない。
結局、ここにいた間、水が弾ける音を聞くことはなかった。

空気の温度が5度は低い。
流れをすくってみると、水が冷たい。

遊泳禁止
水温が低いので遊泳には適しません

看板にそう書いてあるのだが、ここのスイマー達は、それを強い禁止というよりは、心臓麻痺起こすかも知れないよ、何かあったら自己責任だからね。
というアドバイス程度に受け止めているのだろう。
飛び込み禁止の文言も書き加えた方がいい。

Photo


この岩が幼少の頃にあったかは知らない。
記念写真として押さえないわけにはいかないので、いつまでも立ち尽くしている方々には、すみませんと言ってどいてもらった。

Photo_2

肌を覆う服装とトレッキングシューズで来るならば、泉からの流れに沿って歩いてみると楽しそうだ。

帰りは高速に乗らず、川棚を通り、あの店を下見しておこう。

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2014年2月16日 (日)

アウトドアが苦手なのに、行きたい場所

市民マラソンの世界には、きらびやかなランニングウエアで決めた女性を指す「美ジョガー」という言葉があるのですが、登山愛好者の間にできた「山ガール」という言葉は、それに似たものだと思われます。

美ジョガーという言葉には、違和感がありますが「山ガール」という言葉には賛同します。

やっていることは、同じスポーツなのですが、山ガールの場合、必要不可欠な装備をまとっていることが、その言葉の構成要素となっているからです。

「彼女は美ジョガーです」
と紹介されると、ビミョーな空気が流れることがありますが
「彼女は山ガールです」
と言われれば、皆、へぇそうなんだと素直に受け止めることができます。

だからといって山ガールの友だちが欲しいかというと、そんなことはありません。
なぜならば、アウトドアは苦手だからです。

そう言いつつも「山と渓谷」「ビーパル」は毎月読んでいます。
読んで、気分を味わい、それで満足するためです。

「山と渓谷」で登山計画の心得を読み、いつか登る富士山へと思いを馳せる。
ビーパルをめくりながら、テント設営の記事を見て
「ぜったい、ムリ!」
と独りごちるのです。

インターネット上には、山ガールの皆さんがその記録を開陳されていて、あぁいいなと思うのですが、僕が同じことをするかというと、それとこれとは話が違うわけです。

東京の場合、山に往くまでが大変なんだよなぁ・・・

それでも気まぐれは起こる。
遠い昔、まだ家族がスバル360に乗って、行楽に出かけていた幼少の頃。
一度だけ出かけた場所に出かけてみたくなったのです。
「坂道のアポロン」をなぞるために出かけた「眼鏡岩」が思ったより近場にあって、時間が余ったというのもありますが。

カーナビに「りゅうとうせん」と打ち込む。
すると竜頭泉という候補が出て、目的地までの時間も表示された。

(中略)

そして、たどり着いたのがここ。

Ryu1 
アウトドアブログっぽい!


「目的地周辺です。案内を終了します」
行き止まりの駐車場。
車を降りたところにあった案内図には確かに「竜頭泉」

でも、道がないじゃん。
オレンジの点線で描かれているのは、川沿いの岩場を往け!
ということのようです。
ナイキフリーを履き、半袖+短パンで来ているというのに、

何を言う!

と村上ショージになってしまった瞬間、
あっしまったとふり返ると、ソーメン流し屋さんに来ている客が、一斉に目を逸らしたところでした。

仕切り直しだ。
細い山道を戻り、カーナビの地図を見ながら「道」を探す。
一見、この地には不相応に見える、立派な広域農道。
遠くに大村湾を見下ろしている。
そこに看板が立っていました。

カーナビが示す方向とは反対の方向を指して。

Photo 
あ、漢字が違うぞ

つづく

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2014年2月15日 (土)

デカプリオの海パン

日本では、のぞき見はいけないことと言われています。
となりの家をのぞき込んでいると、怒鳴り込まれることがあります。
のぞき込んだ場所が風呂やトイレの場合、警察に連絡されることもあります。

しかし、現代は逆ギレの時代。
事を荒立てることによって、返って不利益を被ることが怖い。
そうした場合は自衛手段を講じるわけです。
のぞき見されたくない場合、風呂の窓に目隠しのシートを貼り付ける。
スマホにはプライバシーシートを貼る。

でも、風呂の窓に目隠しシートを貼ると、なんだか貧乏くさい。
スマホにプライバシーシートを貼れば、自分も見づらくなる。
できれば、のぞく側の人々にモラルを持って欲しいものです。

仕事をしていると、ユーザーがパソコンの質問に来る。
「グループウエアがおかしいんだけど、ちょっと開けてみて」
そう促すと、後ろに仁王立ち。

「パスワードをいれてください」
のログイン画面で、こちらがパスワードを入れていると、
食い入るように見ている人
入れたら「なるほど」という人

モラルもなければ、マナーもない。
セキュリティなどという言葉とは対極にある、こういう人は、パソコンはもういいから、電卓と便せんで仕事をしてもらった方がいいと思います。

パワーポイントで、アニメーションのスライドショーをつくっていると、
いつのまにか後ろに立っていて
「俺にはできんな」
という人。
こういう人は「パソコンが苦手」なのではなく、仕事が苦手な人が多い。
パソコンが1人1台になる前から、仕事が遅かったし、工夫も努力もしない。
以前は、仕事ができないと他人のせいにしていたのだが、パソコンが普及してからは、パソコンのせいにできるようになった。
パソコンが苦手だから、仕事に不都合がある。
というへ理屈を押し通すために、パソコンが苦手であることを、折に触れてアピールして回っている。

高度成長の時代に社会に出るという僥倖の恩恵を受けた世代。
そこにいるだけで、仕事がうまくいくものだから、自分が何かを成し遂げたという錯覚の持ち主たち。

営業の外回りで車を走らせていた頃、
助手席の上司が「電話をかけたい」というから携帯を貸すと、
アドレス帳をスクロールしながら
「ほぉほぉ」
「なるほど」
とうなっている。

これら、会社ののぞき魔は、すべて実在する。

のぞき魔だけでなく、見せたがり魔?もいます。

「最近パソコンの調子が悪いの~」
と電話で呼び出されて、出向いて見てあげようとすると、そこには
巨大なデカプリオの海パン姿が壁紙に・・・

会社のパソコンでそれか・・
百歩譲って、あなたが40歳代の時までにしてほしかった。

帰りに思わず
ディカプリオの出世作ならぁ~♪
と口ずさんでいました。

デカプリオの海パン姿ならぁ、さっき僕が
消去しておいたから~♪
メモリーは節約しよぉ
電源切ってしまうのは、まだ早いだろう
 

Mr.children「タガタメ」)

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2014年2月14日 (金)

その矢はなぜ、進路を変えたのか?

弓道の射場から安土までの距離は28m。
その間の矢道は草が生い茂っている。
両脇はせん定も受けていない木々が野放しに生い茂って、グラウンドとの境目を演出している。

矢道の真ん中に立ち見上げると、両側の林の隙間に遠近法で楕円形に切り取られた青空がのぞく。
ジュラルミン製の矢をつがえると、そのわずかな空に向かって狙いをつける。
かつては18kgを引いていた時もあったが、型を崩してからは女の子でも引けそうな14kgがあてがわれていた。

15kgのスズキがあれくらいならば、もう少し引いた方がいいだろう。
引き代にしていえば、大三の位置くらいまで引き絞り、林と林の中間目がけて弦を離した。
それが10秒前。

だがここで山からの風が吹いた。
想定外の風だ。
上空にそんな風が吹くとは、知らなかった。
それは、これまで空に向かって矢を射ることはなかったからだ。
弓道という競技では、風の影響を受けることは想定していない。

放った矢はみるみる風に流されて、安土に向かって左の方へと押しやられていく。
そこには、必修クラブを終えてきた陸上部員がアップを始めたグラウンド。

えっ?

それは、冷静な想像力を持つ17歳ならば、遭遇しなかっただろう事態。
一年に一度、何かをやらかす悪いクセがここに出た。
などと生やさしい話ではない。

ジュラルミン製の矢。
それほど先端は鋭利でないにせよ、高さ30mほどに打ち上げられた矢の威力は想像が付く。

矢沢永吉ではないが、時間よ止まれ!
と言えればよかったのだが、それは敵わない。

頂点に達した矢は、グラウンドに向かって落下を始めた・・
そこへ、10人ほどの陸上部員がさしかかる。

ゴルフの経験を積んだ大人になってからであれば、
ふぉあー
と叫んだかも知れないが、

この期に及んで
「あぶない!」
と叫ぶこともできなかった。

矢は地面まであと10mに迫った。
すると、なぜか矢は勢いを失ったかのように進路を変え、陸上部の隊列が通り過ぎたところに落ちた。

ガシャン

晴れつづきで固くなった地面に矢は刺さることなく、横たわった。

ほっとしたのもつかの間、今度はなんとかこれを
なかったことにしなければ ^^;)
と思ったところに、必修クラブから引き揚げてきた弓道部員が通りかかり、矢をすかさず拾い上げた。

「なんしよっと~ 急に矢が落ちてきたけん、びっくりしたばい」

ありがとう・・・
ベリー安堵してただ、うなずくだけだった。

この時はきっと守護霊のおじいちゃんが、矢の行方を曲げてくれたのだろう。
ほら、あなたの後ろに・・
 

おわり

*本編はフィクションです

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2014年2月13日 (木)

いつかは何かやらかすんじゃないかと思っていました。

「いつかは何かやらかすと思っていました。」(男子クラスメート)
「成績は中の上、生活態度は真面目でした。」(担任)
**日、地方都市の高校で起きた痛ましい事故は悲しい結末を迎えた。

天高く放たれた矢が地面に落下するまでの時間は、永遠のように感じられた。
時間にしてわずか数秒のこの時間、さまざまな報道、非難、後悔が脳裏をよぎる。
なんということをしてしまったのか、これで人生の一定部分は損なわれたのだと考えていた。

5分前
その日、必修クラブが終わったサトウと、その仲間はふと空に向かって矢を放ってみたくなった。
必修クラブとは、水曜日の6時限を使って行われる必修のクラブ活動。
大半のクラブは、本物のクラブと同じテーマ。
生徒は好みでどれか1つを選び、一定期間は毎週1回そのクラブに通う。

大半のクラブは、本物のクラブ活動員がその指導に当たる。
特に弓道のような特殊なものは、例年、弓道部から3人が借り出されていた。

高校生と言えば16歳から18歳。
高梨沙羅のようにしっかりした考え方の17歳もいるが、まだまだ子ども。
ある者は軽率であり、あるものは思慮不足。
そして、あるものはお調子者だ。

必修クラブの終わりを告げるチャイムが鳴り、必修クラブ員が引き揚げた弓道場。
本物のクラブ員の3人は、そのまま教室には戻らず、クラブ活動に移るのが常だった。

上に打ったらどげんなるかいな。

思慮不足のスズキはそう言うが早いか、15kgの弓に矢をつがえたかと思うと、矢の先端を空に向けた。
まさか、本気じゃないだろう?
と見守る2人。
しかし、スズキは予想を裏切る。
弓を軽く引いたかと思うと、本当に空に向けて構えてゆがけを離した。

おいおい
目を向いて空を見上げる。
だが、わずかな引き幅で放たれた矢は5mほどで下降に移る。

あぶねっ
矢はとなりにいたヤマダから5mほどのところに落ちてきて、矢道に刺さる。
ヤマダは大げさによけた。

よし次は僕の番だ。
サトウは成績はまずまずで真面目な性格だと思われていた。
だが、一年に一度の割合で、なんでそうなるの?というような度が過ぎるいたずらをするような人間でもあった。
スズキの試みが、思ったよりは無難な結果になった時点で、サトウの想像力が途切れたのだろう。

サトウは矢立てに立っていた自らのジュラルミン製の4本の矢から、最も羽根の状態が悪い1本を抜くと、つっかけを履いて、射場から矢道へと降り立った。

つづく

*本編はフィクションです

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2014年2月12日 (水)

USBの挿す向きを間違わない方法

USBが普及し始めたのは1997年。
なぜ、そう言い切るかというと、その年の下半期に出荷されたパソコンにUSB端子が初めてついたからだ。
今ならば最低でも3つはついているUSB端子。
出始めの頃、端子は1つだけ。
挿しやすいように横面にあるのではなく、裏面の片隅にあった。
それも使い途がなくて遊んでいた。

10年後、USBは携帯型メモリーの代名詞となった。
スマートメディア、メモリースティック、SDカードいろいろなメモリーが登場したが、どのパソコンにも端子が標準装備されていることで、事実上の標準となったのである。

2000年に出た上位規格、USB2.0が十分に普及するまでには9年を要していた。
2008年に出たUSB3.0はというと、2014年現在、まだまだ知名度は低い。
普及にはあと2~3年はかかりそうだ。

USBが民生品になったのは、携帯の専用充電器が不要になり、USB充電に変わった2004年のこと。
パソコンやコンセントの変換プラグに挿すUSBは「Aプラグ」

デジタルカメラや、デジタルフォトフレームなどの比較的大きい機器に挿す台形のプラグは「Bプラグ」

スマホ、キンドルなどの小型機器に使われている最も薄いプラグが「microBプラグ」

さてUSBの「Aプラグ」をパソコンやコンセントプラグに挿そうとして、向きを間違う人はいないだろうか?
向きが逆だとプラグははまらない。
1度めで入らない時は、ひっくり返して入れる。
たいした手間ではないが、少し気分が悪い。
そこで、次のような工夫を試みた。

●いつも挿すパソコンが決まっているUSBメモリー
「下」「右」
などと書いたシールを貼った。
テプラは面倒なので、テーピングに使うセラポアテープを小さく切り、マジックで書いている。
こうして、挿し直しの手間がなくなった。

●USBコードの黒いプラグ
USBのロゴマーク部分を銀色のマジックで塗った。
あとは、コンセントに対して挿す向きを覚えておけばよい。

●iPhone5やキンドルは白いプラグ
USBのロゴマークがわかりやすいので、何もしていない。

これらの工夫により、視覚で直感的に
「絵のある方が上だ」
「こっちが奥だな」
とわかる。
以前は毎日のように間違っていたが、滅多に間違うことが無くなった。

目印にロゴマークのある側にシールを貼るのも有効だ。
シールは1枚のシートから、同じシリーズのものを使うとよい。
使ったのは「仮面ライダーと怪人」シール

"出たな?カミキリキッド お前は下だ"
とか、いちいち言っていません。

ど素人!パソコン講座

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2014年2月11日 (火)

miCoach SMART RUN 誤差は+30秒

ゴールでは、トップ集団でもないのに、女子ボランティアがこまめにテープを張り直してくれている。
右手の女子がテープの端を握っていて、ランナーがゴールすると左の女子が手を離す。
左の女子は落ちたテープを拾いに行って、再び持ち場にもどるとテープが張られる。

ところが、左の女子はこちらに背を向けて作業している。
つまり、ランナーを見ていないのだ。
果たして、テープが張られるのか、それともまたぐのか?
長縄跳びに入るような気分でゴール。

「WRJ新春ランニング感謝祭」は手動計時。
自分の記録は自分で取る。
ゴールラインをまたいだら、すぐに時計を止めよう。
miCoach SMART RUNのボタンを押そうとした時、
どうぞ!
とスポーツドリンクが差し出された。
慌てて手を出したが、ドリンクを落としてしまった。

時計を止めなければと思ったら、その奥にいたボランティアが、ほぼ正面にいてドリンクを渡そうと待っている。
今度はドリンクを受け取ったものの、体当たりしてしまった。
なぜ、ゴールテープのすぐ向こうにいたのだろう。

しばらく息を整えて時計を見ると、まだ停まっていない。
結局、ゴールタイムの計時はできず仕舞い。

ゴール手前で目視したタイムから、ロスタイムを8秒差し引く。
それを我が心の正式タイムに決めた。
なんだか、釈然としない。

miCoach SMART RUNのデータは、無線LAN経由でウェブサイトの「miCoach」に送られる。
詳細なデータは、パソコンでクラウド上にあるデータを見る。
それによると、ゴールラインにあった公式計時とmiCoach SMART RUNの間には30秒の誤差があった。
miCoach SMART RUNのほうが+30秒。

今回はマラソンモードではなく通常モード。
LANはOFFにしたが、バイブレーターはON。
フル充電からハーフを走り終えた時点でのバッテリー残は52%と表示された。

数日前に傷めた右腰が痛い。
軽いぎっくり腰。
腰が痛くてハーフが走れるのか?
不安ではあったが、1度走り始めると同じ姿勢で腰が固定されるので、痛みは出ないと知った。

13:00
閉会式 抽選会
ナンバーカードと名前が呼ばれて商品が当たる。
M高史が抽選カードを引き、ナンバーと名前が呼ばれるのだが、3人に2人は名乗りでない。
これはこの大会のお約束と言える。

Photo


ハーフの自己ベストまで、あとわずか。
最後の2kmに不満が残るものの、ハーフはもう1回ある。
まずは順当な成果と言える。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月10日 (月)

ピークを迎えた心拍数。その降下が意味するもの

19km
グリップ給水ボトルにはまだ、1口のドリンクが残っている。
最後のエイドもパス。
「給水してくださ~い」
と声をかけてくださるボランティアに、申し訳ない。
エイドの向こうにはゴミ箱があり、ビニル袋を持ったボランティアが、向こうから歩いてくる。
ゴミ箱ではないコース上に、コップを投げたランナーが居たのだろうか。

いつもならば15kmあたりで、グリップ給水ボトルの220mlは終わってしまう。
今日の天候がマラソン日和だったことを証明している。

わずかに残っていたドリンクを飲み干す。
残してもしかたない。
最終盤の足しになるといい。
手前みそだが、グリップ給水ボトルは摂るためのロスタイムが少なくて済む。
日頃、練習ではウエストポーチに200mlのペットボトルを入れて置き、それを取り出して飲む。
取り出す動作。
仕舞う動作。
これらは、走る動作と違うため、ペースが落ちてしまうのだ。
グリップ給水ボトルの場合、腕振りを一時的に制限するだけなので、ほとんどペースが落ちない。

平均心拍数167
このラップが、今日1番高い数値となった。
18.67kmでこの日、最高心拍数168rpmを記録していた。
そして、それを分水嶺として心拍数はなだらかに下がり始める。
これが何を意味するのか、これからわかってくるだろう。

20km
あと2.5kmとなるあたり、土手の向こうに緑色のマンションが見える。
去年「多摩川季節のめぐみマラソン」のボランティアで、走路監視の持ち場だった辺りだ。
このマンションを過ぎると、ゴールが近いと感じられる。


このあたりには、駐車場へ車の出入りがあり、ボランティアが交通整理。
行きがけには、危うくランナー・ストップに遭うところだったが、幸いにも、一度も足止めなく済んだ。

ボランティアのおじちゃんから
「あと2kmっ!」
と声がかかる。

励ましてもらっておいて申し訳ないが、この情報は嬉しくない。

私にはスタートだったの、あなたにはゴールでも♪
とJ-WALKが歌っているが、
あなたには「あと2km」でも、私には「まだ2km」♪
なの。

ゴールが近づくとよく「ラスト~」という声がかかるが、あれも同様だ。
競技場に入って言われると「よしっ」となるのだが、残り5km、ひどい時には残り10kmで言う人もいて参る。
シンプルに「頑張れ!」と言ってもらえるのが1番嬉しい。

「ラスト~」
と声がかかって嬉しいのは、陸上部憧れの女子くらいなのだ。

21km
18.6kmで心拍数が下がり始めてから、この2kmは
+10秒、+20秒と落ちていた。

ラスト2kmはもたなかった。
エネルギー切れか?
確かにショッツ・エナジージェルを1つでやめてしまった。
次回の「川崎ハーフ」では、3回しっかり摂ろう。

新たに見定めた青シャツの姉ちゃんに、歯をくいしばって付いていく。
時計を見ず、目の前の走りに集中しよう!
とやってきたので、どれくらいのタイムなのか、わからない。
ただ、極端によいタイムでないことは、さすがにわかる。

ゴール
最後はトラックを3/4周
ゴールの右手前には、大会公式時計が表示されていて、刻一刻と数字が増えていく。
2:05:56、57、58・・・
ここで、暗算のまちがいに気づいた。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 9日 (日)

誰のメダルを願うかは、ソチに任せる ソチ五輪応援プログラム

ソチに任せる
移行ソチ ・・・

ここ数年、この日に言おうとゴロのいいギャグを練ってきたが、もう始まったので諦めた。

ソチ五輪は2014年に開催されるロシア初の冬季五輪。
ロシア南部のリゾート、ソチで行われる。
応援するための競技スケジュールをしらべる。

日本とソチの時差は+5時間。
競技は日本時間の夜から深夜にかけて行われる。
*日時は日本時間

2014年2月6日15時
開会式の前に競技が始まった。

2月6日23時
スキー・モーグル女子予選。
過去4度、五輪に出場
7→6→5→4
と1段ずつ順位をあげてきた上村愛子が予選通過。

2月8日1時過ぎ
開会式
ここ数回の過去五輪は
「劇団四季かっ」
というようなストーリー仕立てのミュージカルになってしまった。
飽き飽きだ。
2020年東京の計画をしている皆さんには、そういうステレオタイプな五輪を脱して、世界中の人が
「日本人の独創性にはかなわないな」
と思わせる演出をと願う。

2月8日23時
スキー・モーグル女子予選2回め・決勝

五輪を応援する日本人が
「メダルを期待します!」
という場合、それは大抵「金メダル」を指している。
1番の高みを目指していても、勝負ごとは運がつきもの。
結果的に「銀」でも「銅」でもいい。

ところが
"何でもいいからメダル"を取ることが期待されている上村は「銅メダルが期待されている初めてのアスリート」という珍しい存在だ。
なんとか、取ってもらいたい。

2月10日
ジャンプ男子ノーマルヒル決勝

2月10日22時
スピードスケート男子500メートル

2月11日21時過ぎ
スピードスケート女子500メートル

2月12日2:30
ジャンプ女子ノーマルヒル決勝
女子ジャンプは今回初めて競技採用された。
女子にラージヒルはない。

W杯の成績からいえば、高梨沙羅が金メダルの最有力候補だ。
得てしてW杯の上位者は五輪では勝てない・・・
などというネガティブな発想が陳腐だと思わせる、好結果を誰もが待っている。

2月14日0時
フィギュアスケート男子 ショートプログラム

2月15日0時
フィギュアスケート男子 フリー

2月16日2:30
ジャンプ男子ラージヒル決勝

2月20日0時
女子フィギュアスケートショートプログラム

2月21日0時
女子フィギュアスケートフリープログラム

浅田真央に栄冠が輝くことを願う。
彼女が悔いのない=ミスのない演技で五輪を終えることを祈る。

2月24日1時過ぎ
閉会式

上村「銅」高梨「金」浅田「金」
このメダル3つがあれば、日々の暮らしは不透明でも、しばらく笑っていられる。

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2014年2月 8日 (土)

田母神としおをしらべる

東京都知事選挙の投票所表記では

舛添要一は「ますぞえ要一」
細川護煕は「細川護煕」
田母神俊雄は「田母神としお」
ドクター・中松は「ドクター・中松」
と表記されている。

ドクターのあとの「・」を書かなかった場合、無効票だろうか。
護煕と書くのは大変なのではないか。
なにも決めずに鉛筆を握った有権者は、思わずひらがなが多い人を書いてはしまわないか。
いずれにせよ、1人でも多くの人が投票所に出かけてもらいたい。

日曜日は仕事だ!
日曜日は出かける用事がある!
という人は、土曜日まで期日前(きじつまえ)投票ができる。

最寄りの区役所、
東京23区ではそれに加えて、特別出張所も会場となっている。
いくつかの出張所には駐車場もあるので、車で行くこともできる。

期日前投票の手続きはカンタン。
裏面に所定事項を記載して会場へ行く。
会場にもテーブルとペンが置いてあるので、会場で書いてもよい。
今回は都知事選のみ単独開催なので、投票用紙を1枚だけ受け取り、1名だけ記入して投票する。
本番の投票と何ら変わりない。
むしろ、本番よりも空いていていいくらいだ。

今回「主要候補」と言われている4人の立候補者のうち、東京都知事選には初お目見えの「田母
神としお」とは、どのような人なのかを調べた。

1948年7月22日
福島県生まれ

しつけの厳しい父の師事により防衛大学校へ進学。

1971年
防衛大学校(第15期)電気工学科卒
航空自衛隊に入隊

2007年
航空幕僚長(第29代)就任
自衛隊は陸海空の3部隊から成るが、空のトップとして5万人を率いていた。

ここまでならば、順風といえるのだろうが定年間際、
2008年10月31日。
懸賞論文に応募した「日本は侵略国家であったのか」で最優秀賞を受賞。

しかし、内容が政府見解と違うと問題視される。
辞任を迫られたが拒否。
解任・更迭されてしまう。
翌11月、定年により自衛隊退官。

2008年12月、初めての著書「自らの身は顧みず」出版。
これ以降、執筆、講演、テレビ出演などを通じて、国民が安心して住める国作りを説い
てきた。

2009年6月、公式ホームページ開設
現在65歳の田母神だが、ホームページ、twitter、FACEBOOK、ブログとあらゆるインターネ
ット媒体を駆使している。

田母神俊雄ツィッターアカウント

2013年12月
猪瀬直樹引責辞任を受けた東京都知事選挙に立候補する意志を発表。
石原慎太郎の個人的支援を受けるが、特定政党の支持は受けていない。

ホームページでは人となりはわからない。
著書を5冊読んだ。
政策的には、自民党支援を受けるますぞえ要一よりも、遙かに安倍晋三に近い。
もちろん、石原慎太郎とは大変近い。
東京都民がいったいどれくらいの票を入れるか、大変興味深い。

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2014年2月 7日 (金)

初めて使ったテーピング(非伸縮)

15km
30分過ぎに摂ったショッツ・エナジージェルの胸焼けがひどい。
今シーズン初めて摂ったので、胃が受け付けないのだろう。
あまりの辛さに、60分、90分で摂る分には手を付けなかった。

折り返しまであとわずか
多摩川を越えた東京側で教会の鐘が鳴っている。
そこに教会があると知っているわけではないが、きんこんかんこんと連打が長い。
恐らく正午の鐘だ。

ということは、10時30分スタートなのでタイムは1時間30分。
残り6kmということは、ろくごさんじゅう
お、2時間切り行けるじゃないか。

しかし、これは暗算まちがい。
多めにみて6分としてあと6kmならば、ろくろくさんじゅうろくと掛けなければならない。
ゴールで時計を見た時、あれ?
と思った時は遅かった。

16km
等々力の
折り返しを過ぎ、レースは残り4分の1。
ここ2シーズンのハーフはいずれも失速。
後半のタイムが悪い「ポジティブスプリット」だった。
今日はまだ、足が動いている。
後半のタイムがいい「ネガティブスプリット」でいけそうだ。
フォアフットで着地できているのがわかる。

テーピングは、右足甲に1枚だけ。
三村仁司さん直伝「右足の小指側だけで蹴っている」を矯正するためのアドバイス。
これまではセラポア、またはテーピング(伸縮)を使っていたが、今回初めてテーピング(非伸縮)を貼った。
非伸縮を使うのは怖くて、過去8年間使ってこなかったが、使ってみて何も問題なかった。

ペースメーカーは前方にみえる青い兄ちゃん。
こちらの方がペースが早く、徐々にその姿が大きくなってくる。

17km
15kmでは160だった心拍数が、なだらかに上がり続けている。
これが「頑張れている」ということなのか。
それとも「へばり始めている」ということなのか。
心臓の仕組みに詳しくないので、わからない。
ラップタイムは維持できていた。

18km
残り3kmとなったところで、日が射してきた。
暑くなるのは困るが、残りは少ないので影響はないだろう。
いつもは追い風の南行き。
今日は無風。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 6日 (木)

心拍計の効能 miCoach SMART RUNで知った体の仕組み

2度めの折り返しが見えてきた。
ここで、オレンジ色のシャツを着た兄ちゃんが抜いて行く。
自分より少し速いペース。
5分30秒くらいか。
できれば、ペースメーカーにさせてもらいたいところだが、付けない。

女性ボランティア2人が折り返しの走路監視。
この大会は、全体的にボランティア・スタッフが多い。
それから今日は女性が多い。
8割は女性ではないか。

11km
心拍数はなだらかに上がる。
一気に飛ばしたら、一気に上がるかというとそうではない。
心臓が血液を送り出す量は、一段ずつのギア・チェンジなのだ。

それゆえに、レースペースに乗り
「調子でてきたな」
と思える時間がかかる。

これらのことは、miCoach SMART RUNを使って、データを取りながら走ってわかったことだ。
10.7kmまでは、オレンジゾーン(157rpm)に留まっていたが、ここからはゾーンを越えている。

折り返してすぐ、黄色い兄ちゃんに追いつく。
次は・・
50m前方に見える黄色い兄ちゃん。
目立つ色と言うこともあるが、上下動が少ない一定のリズムで走っていることがマーカーの条件。
いいフォームからは、いいイメージが伝染してくる。
そうでない場合も、然りだ。

ペースメーカーを導入したこのラップから、ラップタイムは再び減少カーブを描き始める。

12km
2人めの黄色い兄ちゃんに追いつく。
と思ったら姉ちゃんだった・・
オレンジの兄ちゃんは少しずつ距離が開いている。
諦めず、前を追う。
どうやら、調子は悪くないぞ!
少し、楽しくなってきた。

13km
miCoach SMART RUNを第二画面に切り替える。
miCoach SMART RUNは3種類の表示を切り替えることができる。
それぞれ、自分でカスタマイズして、状況に応じて切り替えて見る。

レース中の第1画面は以下の4データ。
上段:距離|総時間
下段:前回ラップ|ペース

レース中の第2画面は以下の4データ。
上段:距離|心拍数
下段:前回ラップ|ペース

1,2の違いは右上
総時間⇔心拍数

心拍数は練習中に見るものであって、レース中に見るものではない。
ただし、前半だけは飛ばしすぎていないかをチェックするために、切り替えて見られるようにしたい。

このラップの平均心拍数は165。
ラップタイムはこの日のベストを刻んでいた。

14km
ラップタイムはまずまずのところで安定している。
これは、いいタイムが出るのではないか。
体が楽に感じている。
後でデータをみると、この時、心拍数、ラップタイム共に落ち始める。
少し、楽観して休んでしまったのだろうか。

ペースメーカーとして、追っかけていたオレンジの兄ちゃんに追いついた。
少し、兄ちゃんのペースが落ちているように見える。
彼との勝負ではないので、ここで躊躇しても仕方がない。
体の赴くまま、出せるスピードを出していく。

ただし、余計な力を使わないように。
レースでは瞬時の気合いは厳禁。
長い距離を耐えに耐えることはあってもいい。
瞬時のスパートやスピードアップをすると、その後、すぐに反動が来てしまうものだ。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 5日 (水)

待ってろ、黄色い兄ちゃん!

2km
少し喉が渇くので、少しだけ給水に口を付ける。
いつもの「グリップ給水ボトル」
中身はここ数年の定番スペシャルドリンク
「MUSASHIリプレニッシュのOS-1割」

スタート前に、もしかしてマラソン講座をみて、取り入れて下さった方がいないかと観察してみたが、いなかった。

ここで知人が散歩がてら応援に来てくれていた。
声を掛けて手を振る。
調光レンズがサングラスに変わっているため、手を振るまで全く気づかなかったそうで、カメラを構えた時にはもう通り過ぎていたと言う。

3km
はじめの1kmは、おいおいと突っこんだほど遅かったが、その後、自然とペースが上がってきた。
風切り音が少し聞こえる。
ということは追い風でも、向かい風でもない。

4km
ラップタイムは順調に上がってきた。
レース入りのペース(REP)には、いつも悩まされる。
トータルのタイムをよくするためには、少しでも早くレースペース(RP)に入りたい。
だが、REPが早すぎると、終盤に失速してしまう。

経験上、REPが早くて、ゴールタイムも早かったと言うことはほとんどない。
ほどよく速く、ムリのないペースで入った時、後半が伸びるレースになっている。
その加減を見つけたい。

川内優輝・・ではなくM高史が手を振りながらやってきた。
しかも先頭だ。
速い!
外見だけではなく、走力もかなりのレベルだ。
しかし、芸人に並ばれるトップ集団が可愛そうだ。

5km
等々力(およそ5.1km)で最初の折り返し。
ここから、河口に向かって南下する区間。
普段は追い風になることが多いが、今日は風切り音が消えない。
体が軽いと感じている。

スタート直前にスポーツジェルを2つ摂った。
レース中は30分毎に1つ摂ろうと、ショッツ・エナジージェルを3つポーチに入れてきた。
まず1つめを摂る。
コース上にゴミ箱はないので、空き袋はポーチのポケットに仕舞う。

6km
中原街道に続いて、東海道新幹線のガードをくぐる。
ちょうどやってきた下りのぞみ号は「N700A」
滅多に見られない「A」が、ちょうどやってきて、今日はいいレースになりそうだと予感する。

ガード下では先の知人が横からのアングルで写真を撮って送ってくれた。
体が宙に浮いていて、ちょうどつま先から着地するところ。
ずっと取り組んでいるフォアフット着地が、まずまずのいいところで収まっていて嬉しい。

7km
エイドは2カ所の左右。
都合4カ所に設置される。
およそ5km毎であり、十分な頻度だ。
気温が上がらなかったこともあり、今日は一度も寄らなかった。
両手に持った合計220mlのドリンクで、ハーフを賄えたことになる。

8km
ここまで順調にラップタイムを縮めていたのだが、このあたりからペースが少し落ちる。
miCoach SMART RUNの4画面表示のうち第一画面は、ガーミンフォアアスリートと同じレイアウトにした。
左下には「前回ラップ」
レースでは最も見ることが多いデータ項目だ。

9km
どうやら、河口に向けての風は吹いていない。
ほぼ無風状態だ。
帰宅後、ネットでチェックすると1mとあった。

向こう側から、トップからは離れてM高史がやってくる。
今度はランナーとハイタッチ。
グリップを持っているので、タッチは遠慮したが、手を上げて応える。
よほどシリアスに走っていない限り、ハイタッチはマラソンの楽しみ。
長野マラソンでは、グリップ給水ボトルを捨てた終盤に、ハイタッチできる余裕のあるレースにしたい。

10km
スタート会場の古市場陸上競技場を左にやり過ごして、ゴルフ場まで直進。
その先に第二折り返し。
ペースは落ち続けている。
三村仁司さんからもらったメニューをこなし、相応な練習を積んできてこの程度か・・・

いや、これでいいはずない。
とにかく、ずるずるさがらぬよう、前を追おう。
視界の先に目標を見つける。
まず、あの黄色い(ウエアの)兄ちゃんに追いつこう。

待ってろ、黄色い兄ちゃん!

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 4日 (火)

初、川内優輝?

多摩川沿いの土手を歩き、会場の古市場陸上競技場をめざす。
「多摩川交流センター」なる建物ができていて、中で数人がくつろいでいる。
いつか、散歩を趣味とするようになったら、行ってみたいと思う。

会場のテントが見えてくる頃には、ウィンドブレーカーを羽織ったランナーがウォーミング・アップで走ってくる。
恐らく1時間30分~2時間で走るような高速ランナーなのだろう。

Wrj

受付で誓約書を提出。
荷物を入れるビニル袋が別テーブルに置いてある。
「お一人様一本」のバナナをつかんで、男子着換えテントへ。
バナナは足がつる可能性があるので、レース後に食べるためパックにしまう。

WRJのテントは風が吹き込まぬよう、四方をしっかりと幕で覆っている。
おかげで、凍えずに着替えをすることができて、ありがたい。
3月の「川崎ハーフマラソン」は、季節が春と言うこともあって、オープンテントが張られる。

気温はさほど低くないが、北の空にはどす黒い雲が垂れ込めている。
雨が来るならば、ウィンドブレーカーを羽織ろう。

スマホで天気予報をチェック。

iPhone5標準の予報 12時 雨 40%
yahoo!天気予報 12時 くもり
tenki.jp雨雲レーダー 12時は雨雲の表示

3者3様だ。
他のランナーを見ると、ウィンドブレーカーにナンバーカードを付けている比率は2割程度。
室内にいるならば、雨雲レーダーが大きな判断材料だが、肌で感じる予感としては、この後、大雨が来るとは思えない。

10:00
ウィンドブレーカーを脱いでみた。
長袖シャツの下には、柔流とZAMSTアームスリーブを着込んでいるので寒くはない。
雨が降らなかった場合、ウィンドブレーカーの分、暑すぎるだろう。
ウィンドブレーカー無しで走ることを決める。
容量70リットルのビニル袋はデイパックと別にウィンドブレーカーを入れても、まだまだゆとりがある。
荷物預かり場所には、複数のボランティアが付いていて安心感が高い。

え゛川内優輝 きてるの?

赤いランニング、緑の短パン
猫の額、ぼさぼさの髪

いや、川内優輝がトークするわけがない。
ナンバーカードには「M高史」
そっくりさん芸人だった。

スタート30分だが、トイレの行列は短くすぐに順番がきた。
用を終えて出ると、その後は列が長く伸びていた。

10:30
ハーフマラソンスタート。
今年も最後尾からゆっくりとスタート。
スタートラインでmiCoach SMART RUNの[start]ボタンを押す。
いつもスタートボタンがなかなか押せないので、少し手袋の人差し指を舐めておいたところ、1回で計測が始まった。

1km
グラウンドを半周。
多摩川沿いコースに出て、まずは上流をめざす。
ほぼ無風。良いコンディションだ。
全体的にペースは速い。
まずはスロースタートの皆さんのカオスに身を置いた。

今シーズンは初めて、調整のハーフマラソンを2回走る。
このWRJが1本め。
2本めは5週間後の「川崎ハーフ」
より実戦を意識するのは2本め。
今日のWRJは特に設定ペースやレースエントリーペース(REP)を決めてこなかった。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 3日 (月)

第15回WRJ新春ランニング感謝祭 2014

2014年2月2日、絶好のマラソン・コンディションのもと、第15回WRJ新春ランニング感謝祭が開催された。

「WRJ新春ランニング感謝祭」は、毎年2月の第1日曜日に多摩川河川敷西岸、川崎市側で行われるハーフマラソン。
2012年大会より2月の第1週開催となった。
従前の2月第2週よりも天候が温暖であり、この日程になってからは好天が続いている。

WRJの事業であり、経費を差し引いた収益は慈善事業に充当される。
今回より参加費が500円値上がりした。
それでも2,500円。
ランネット手数料200円を足しても2,700円。
同日開催の「神奈川マラソン」(ハーフマラソン)の参加費は5,000円であり、その半額である。

必要最小限の費用で運営するために、ランナーには2つの協力が求められる。
一つは手動計時。
ゴールライン横に公式計時はあるが、ランナーズチップによる個人別計時はない。
スタート・ゴールラインでは自分でストップウォッチを押す。
それが唯一の記録だ。

もう一つはゴミの持ち帰り。
会場にはゴミ箱がない。
あるのは、受付後に配られるバナナ専用のものと、エイドの紙コップを捨てる箱のみ。

昨年大会では、帰路にある一般家庭のゴミ置き場やコンビニのゴミ箱に捨てていったランナーがいて、クレームが大会主催者に届いたという。

自分さえよければ、それでいい。
そう考える人が世の中にいるように、ランナーにもいるということだ。

エントリーは先着順。
前回大会は11月17日だったエントリー開始日が、今回はおよそ1ヶ月早まり、2013年10月20日から。
もしも、エントリーを忘れていても、前回、前々回の参加者に郵便DMが届く。
1月にナンバーカード、資料がメール便で届く。
自宅でナンバーカードを付けられるのは、ありがたい。

定員は2,000人だが、定員に達したことはない。
今回、ハーフの参加者はレース終了後、429人と発表された。

制限時間:2時間45分
ハーフマラソンの制限時間としては、最長の部類。
10時30分にスタートして、13時00分には閉会式・お楽しみ抽選会が始まる。
それに間に合うためには、2時間15分程度で走って着換え終える必要がある。

一週間前から、当日の天気予報は「くもりのち雨」で動かない。
雨に備えて、ウィンドブレーカーを着て走るか?
悩ましいところだ。

新コース2度めの長野マラソン

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2014年2月 2日 (日)

MSG 幸せそうなコージー・パウエル

所は福岡サンパレス。
この日もアルバイト。
レインボー公演の翌日はMSGだ。

マジソン・スクエア・ガーデンではない。
マイケル・シェンカー・グループだ。

前夜のレインボーとは違い、MSGは何も問題を起こしていない。
配置につく前のミーティングでは、前夜のようなこともあるので、気を引き締めていこう!
という程度。
あんな非常識なことをするのはリッチーくらいのもの。
マイケル・シェンカーが何かやらかすとはとても思えない。
前日の緊張した面持ちから一転、今日は笑顔も見える。

今日の配置は、前夜の端役から一転、
なんと、バックステージのドリンク番だ。
前夜のドア外警備からすれば、ヒラ社員が正部長になったような昇進。
レインボーと同様、MSGのファンでもある僕にとっては夢のような抜擢だ。
特にチーフとコネがあるわけでもないのに、この大役。
ロックの神様に思わず感謝せずにいられない。

バックステージというからには、ステージと楽屋の通路かと思っていたら、なんと持ち場についてびっくり。
コージー・パウエルが鎮座するドラムセットの真後ろだ。
そこに、縁日でぬるいジュースを売っているようなプールがセットされている。

ライブが始まる。
ドラム・セットは客席から見るとステージの奥にある。
そのままでは目立たないので、土台の上にドラムセットが組まれていて、コージーがよく見える。
その裏側にいる僕からすると、その土台が巨大な壁になり、ステージ中央にいる、マイケル・シェンカーの様子をうかがうことはできない。
だが、音は当然のごとく筒抜け。

「Into the arena」
「Cry fot the nations」
といった名曲のギタープレイががんがんと聞こえてくる。

なんて、上手いんだろう。
高校生のような感想しか浮かばない。

演奏の合間、メンバーがドリンクをとりに来る。
マイケル・シェンカーもやってきたが、
へい、まいける
とか言ったら、後で怒られそうだったのでやめておいた。

あ、おれコーラ
ん?そのビー玉が入ってるのはなに?

なんてことは言わず、自分でプールに手を突っこんで勝手に飲む。
栓抜きがそこにあったのか、すべて缶入りだったのか、ドリンクの銘柄はなんだったのか。
そんなことは、まったく覚えていない。

この時、既にMSGの一員だったコージー・パウエル。
そのスティックは間近でみると、太鼓の「バチ」そのものだ。

あんなバチでガンガン叩くのだから音が違うはずだ。
それにしてもあんな太いバチで2時間プレーするとは、いったい、どんな握力をしているのか。

コージーはとても幸せそう。
マイケル・シェンカー・グループは、彼にとって水が合う場所なのだろう。
ずっと、ニコニコしている。
僕も1曲いい?
って言ったら歌わせてくれそうだった。

コージーの真後ろで過ごした2時間。
数十年が過ぎた今、残念ながら、そのバチの太さしか覚えていない。

MSGライブは平穏に終わる。
狂乱のリッチーとは違い、マイケル・シェンカーをはじめとするメンバーは、客殿が点き、楽屋に引き揚げると、2度とステージには帰ってこなかった。

おわり

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2014年2月 1日 (土)

火を付けたけどすぐ帰って行くリッチー・ブラックモア

観客は最前列、オケピットに殺到する。
クラシック・コンサートではオーケストラが入る位置。
クラシック以外では、そこに一般席とおなじ椅子が設置される。

統制がとれたこの日のライブ。
誰一人、ステージ目がけて詰め寄るファンはいなかったという。
それが、規定のアンコールを終えたあとに、この有様。

主催者とスタッフの努力が台無し。

出てきたのはリッチー1人。
特に何の曲を弾くというわけではなく、ただギターをかき鳴らす。
リッチーファンとしては、この事件を目に焼き付けたいところだが、なにせ今日の役割は主催者側。
ステージに背を向け、
帰ってください。
危ないです
押さないで
と必死の説得を試みる。

リッチーは、3分ほど経つと、あっさりと楽屋にさがっていった。
出戻りのファンたちにしても、中途半端に火を付けられたものの、ハシゴを外されたようなもの。
場内は客電が煌煌と点いており、そこでsuperstarのギタリストがギターを弾いている光景は、とても間抜けだ。
ただ、この日ライブに来たファンにとって、特別な思い出のシーンにはなっただろう。

騒ぎが収まったあと、分厚い鉄板で支えられた椅子が、脚の部分からぐんにゃりと曲がっていた。
鉄の椅子が曲がる力がかかったのである。
もしも、将棋倒しが起きていたら・・・
ぞっとする光景だ。

興奮した客に通せんぼをして殴られた警備員。
興奮冷めやらぬ、アルバイトたち

しょんなかね、リッチーは
これやけん、リッチーはいかんたい

異口同音に批判を口にして、約束違反は許せないと顔に書いている。
だが、その内心までは推し量る術もない。

観客が全て帰途につき、機材も片付いた頃、ステージに出てきてプロモーターと話してるリッチー。
その姿は、常識的なんだけどね。

明日は連夜のアルバイト。
場所は同じ福岡サンパレス。
バンドは、かつてレインボーにいたドラマー、コージー・パウエルの移籍先であるMSGだ。

つづく

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