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2014年7月30日 (水)

ある時はクルマ、ある時は歩行者、横着を繰り返す自転車の末路

あれ?
スズキ君の来とらんですね。

あぁ、スズキくんな今日から1ヶ月の懲役たい。

ちょ、懲役ですか!いったい、なんばしたとですか?

そいが、自転車たい
道路の右側ば走りよって、捕まったらしか。

えぇっ、道路の右側ば走ったら、捕まるとですか?

いや、フツーの右側ならまだ捕まりはせんとじゃろけど、
スズキは右側の路側帯ば走りよったったい。
なんか、法律の変わって、そこは厳しゅーなったらしか。
スズキは法律が変わったとば知らんかったっていいよる。
ばってん「知らんかった」では通らんから、仕方なかたい。

赤丸急上昇中の筑豊の石炭王、カノウデンスケのような台詞で終わるこの話はフィクションだ。
しかし、そこに登場する法律の話は本当である。


2013年6月改正
道交法第119条
自転車が道路右側の路側帯を走った場合通行区分違反。
3月以下の懲役または5万円以下の罰金。

法律は施行されているが、このような懲罰は、当分の間、現実には起こらないだろう。
罰則が運用されるには、周知、世論の熟成を待たねばなるまい。

今日もうだるような暑さが予想される東京の朝。
電車の駅へ向かう歩道を一台の自転車が走っていく。
競輪選手のようなヘルメット。
ブレーキはついているが、スピードが出そうなサイクリング車(古い?)
スラックスに白シャツという出で立ち。
背中にデイパックを担いでいるところを見ると、自転車通勤だろう。

恐らく会社からは通勤定期代をもらい、それをポケットに入れて自転車で通っているのだ。
オフィス街の歩道には、ワイヤーで歩道の手すりに結わえて駐輪する高性能自転車が散見される。


彼の自転車は人の波を縫うように走る。
その度に、目の前を横切られた歩行者がびくっとしてスマホから顔を上げる。
やがて、自転車は人の渋滞の後尾につっかえた。

すると今度は手すりの隙間を抜けて車道に出た。
ぴーっ
激しく警笛が鳴る。
通勤ラッシュの時間帯、混雑しているのは歩道だけではない。

車道左側路側帯を往く自転車の行く手、次の信号は「赤」
すると、自転車乗りは右折して横断歩道を走り始めた。
そうして渡り終えると、今度はまだ「赤」のままの横断歩道を渡り、クルマがまだ停まっているのをいいことに右側の路側帯を進む。

出た!「一人二役走法」だ。

ある時は車道を走る軽車両
そしてある時は、歩道を走る歩行者(でも自転車を降りて、押してはいない)
自分だけよければいい。
その行く手を誰も停められない。


横着者はいつか、そのつけを払うときが来る。
もしも、クルマとぶつかって被害者となったら。
あるいは、歩行者にぶつけて加害者となったら。
警察の取り調べを受け、会社にも事情を話さなければならない。
なぜ、自転車で通勤していたのか?ということになり、通勤定期代を不正に着服していたことが明るみに出る。
過去に遡って返金を求められるだけならまだいい。
お金よりももっと大切な、会社からの信頼を失う。

横着を繰り返す者には必ず、報いがある。
早いか、遅いかだ。

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