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2014年8月23日 (土)

図書館が撮影禁止である理由

自動ドアから中にはいると
「館内撮影禁止」
の文字。
それを見るまでもなく、一眼レフカメラはクルマに置いてきた。

図書館内が撮影禁止なのは当然のこと。
憲法は国が国民にした約束。
その一文である「思想・信条の自由」を図書館は守ってきた。

利用者の貸出情報は、返却した途端に物理的にデータベースから削除される。
これはどこの図書館でも同じだ。

武雄市のサトウさんは「美少女制服図鑑」を延滞して借りていた・・

と言った情報が恣意的に使われることがないよう、配慮しているのだ。

思想統制された戦時中でもあるまいし、その図書館内でシャッターを切るなどもってのほかなのである。

従ってここから先、写真は一枚もありません。

まず、館内をひと周り。
土地勘をつける。

一階奥の読書室が印象に残った。
座っているのは、制服の女子高校生が一人だけ。
参考書とノートを広げている。
あとで、ここに来よう。

混んでいるところから片付けていこう。
一番混んでいたのは、二階のパソコン利用席。

最後に僕が座ると満席になった。
開館と同時になだれ込んでいった人々の大半が、ここに陣取ったのである。

一階を見下ろすことができる、ヨコ1列のカウンター席。
その大半は制服の高校生。
受験勉強か。
武雄の高校では「町に出る時は制服で」というルールが敷かれているのだろう。
地方都市では、ごく当たり前なルールだ。
このような町で育つ若人が、秩序正しい成人になる確率が高いと推察した。
パソコンを広げているのは一人だけ。

9:10
二階から階下を見下ろしてみる。
まだ人影はまばら。
スタバの席は、3席しか埋まっていない。

リュックからASUS Vivo Tabを取り出して広げた。
隣りに座っている男性はPanasonicレッツノート。
キータッチのカタカタという音が絶え間なく聞こえてくる。
我がASUS Vivo Tabは、キーボードだけは優れていて、ほとんどタッチ音がしない。

パソコンのキータッチ音は、パソコンを使っていない人にとっては気になるもの。
だからこそ、こうしてパソコン席が独立しているのだが、そこをパソコンを使わない人達が独占している。
高校生達も社会に出て、もし分別と謙虚さを持った大人になることができたら、この日、自分たちが「場のルール」を守らなかったことの意味がわかるだろう。

貼り紙を貼っても、見えはしない。
口うるさく注意すれば、反感を抱くだけ。
時が解決しなければならない。

1席ごとにコンセントがあるので、バッテリーが切れそうになったら電源を取ることもできる。
僕が武雄に住んでいたら、ほぼ毎週末は朝9時にきて、この席を確保するだろう。
景色を見下ろす位置にいると、気持ちがいいのはヒトのDNAか。


風が強い。
となりの女子高生のプリントが飛んで、あわてて手で押さえている。
なぜ、風?
天井を見上げると、大きな扇風機が回っていた。
エアコンはいわゆる弱冷房。
かなり長時間滞在したが、寒さも暑さも一度も感じなかった。

となりの女子高生が2人でひそひそ話をしている。
だが、気にならない。
「沸騰!図書館」で、多少の会話が聞こえることを織り込んでいたからだ。

音楽がかすかな音で流れている。
わりとポップな外国人の女性ボーカルだ。

仕事を持ってきたわけではないので、ここまで書いてヒマになった。
真後ろの棚からおもしろそうな本を2冊抜いてくる。

つづく

今年こそN700Aに乗りたい!品川-佐世保の旅

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