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2015年9月の30件の記事

2015年9月30日 (水)

靴を洗いながら走った静岡マラソン

体をかがめて、メダルを首からかけてもらう。
ボランティアの女学生?の方が背が低いからだ。
42km走ったばかりの身体には、キツイ姿勢。
だからと言って大柄な男からかけて欲しくはない。

僕にも1枚!
すっかりあちこちの大会でお馴染みになったフィニッシャータオルを手渡しで受け取る。
今日ほどこのタオルが実用品だと思ったことはない。
続いて、ペットボトルの水をもらう。
すぐに一口飲もうと思ったが、手がかじかみ蓋が開けられない。

みかんをもらう。
だが、かじかむ手で皮を剥き、筋を取る気にはなれない。
すぐ食べられるバナナか、おにぎりがほしかったな。
このみかんは持ち帰り、しばらくお供えしていた。
色は冴えず皮も固い。外観はよくなかったが甘かった。


今回初めて実戦で使ったファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ。
登山家御用達の肌を濡れから守るファーストレイヤー(肌に直接着る)
お陰で水濡れの不快感がなかった。
着ていなかったら、どうなっていたことか。


記録賞の発行ブースは大渋滞。
「16時までやっていますから、着替えを済ませてからお越しいただいても大丈夫です」
アナウンスに従順に従う。
とにかく、早く着替えたい。

「参加者へのご案内」資料で見取り図をみた時から思っていたが、手荷物返却と更衣室の順路が逆だと思う。

●実際の順路
ゴール>女子更衣室>女子手荷物返却>男子更衣室>男子手荷物返却

●希望順路
ゴール>女子手荷物返却>男子手荷物返却>女子更衣室>男子更衣室


特にEブロックは一番端っこで遠い。
待ち構えていたボランティアが僕のナンバー(4桁の数字)をメガホンでがなると、手荷物係のボランティアが遠くからダッシュで持ってきてくれた。
これは一昨年のとくしまマラソンでもそうだったと思う。いい取り組みだ。
各地の大会でも倣ってほしい。


「参加者へのご案内」には、静岡グルメブースが紹介されていた。
この時期は、桜エビの漁がおこなわれている時期。
ゴール会場は清水港に近い。
桜エビのかき揚げを使った料理があったらいいな・・
旅マラソンに出かける前、そんな想像をしていたが、この寒さですっかり忘れていた。
この荒天で店じまいしたらしく、それらしい賑わいは見当たらなかった。


屋内の更衣室は芋を洗う混雑。
どこかの陸上部らしき若者が車座になって語らっている。
その一方で、更衣室に入りきれず廊下で着換えるランナー多数。

ランナーだろうが、サラリーマンだろうが、代議士だろうが、どんな人々にも想像力のない人は居るものだ。
想像力のない人が、違う場面に立つと、他人のバッド・マナーを嘆いている。

Mr.children桜井和寿は「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」で「僕は、愛とは想像力だと思う」と言った。
同感である。


更衣室から清水駅は線路をまたぐ高架でつながっていて、とても便利だ。
そのコンコースにも、地べたに座り込むランナーが溢れている。

「参加者へのご案内」にJR清水駅、静岡鉄道新清水駅からのダイヤが掲載されていた。
これは親切だ。
マラソンランナーの帰路のためにJRが清水発の臨時便を出していた。


ぷらっとこだまの飲み物をもらいホームで待つ。
復路はN700X番台(X13)がきた。
往路と同様、復路もD席(2人掛けの廊下側)にはマナーの悪いおじさん。
どうだ見てくれ!と言わんばかりに大股を開いている。
でかい態度したいならグリーンに乗れ。


完走者:9,035人
完走率89%
気温:8度~10度
雨で体が濡れるため、体感温度はさらに低かった。
身体がムリをしないため、心拍数が一度もレッドゾーンに入らなかった。

これでもう4年4大会つづけて自己ベストが出ていない。
来年こそ自己ベスト出さなければ。


翌日、CW-X 柔流 ファイントラックを手洗い。
靴を洗おうと思ったが、湿っているもののキレイそのもの。
雨で靴を洗いながら走っていたようなものだからか。

(おわり)

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2015年9月29日 (火)

暗い写真を撮ってくれたオールスポーツのカメラマンに拍手

39km
自己ベスト(PB)ペースを書いたペースブレスレットとの差異は37分。
35kmからの5km、ゾーンに入ったと思った走りだったのだが。。
さらに借金は7分増えている。
勘違いだったのだ・・
過去の失敗レースの終盤にも同じような経験がある。
脳が錯覚するのだ。
その時は、ジャガーのボンネットでダンスしていて、パトカーのサイレンから逃げるような全力疾走だと思っている。
でも実は全然、走れていない。
マラソンを始めた頃は、レース中に「これ以上ムリ」という全力疾走をしたのに、後で集計したら「キロ8分」ということがあった。


40km
オールスポーツ今年の1枚はレース終盤の1枚を購入した。
最終選考の2枚に残したのは、15km安倍川橋を渡って右折したポイント。
直角の右折なので、身体をコーナーの内側に傾けた躍動的フォームが撮れている。

一方、購入した1枚。
路面に雨による水たまりができている。
決め手は、高感度レンズで撮ったとは思えない"暗さ"
これまでの10レースで見た写真のどれよりも暗く、この日の荒天、暗い気持ちを象徴している。
このカメラマンは、この暗さを出すためにあえて絞りを絞った(F値を上げた)のではないか。
絞りを絞るということはシャッタースピードが遅くなり、スポーツ撮影には向かない。
だが、ここでは低速で走っているランナー(僕)をほぼ正面から捉えているので、さほどシャッタースピードを上げる必要がない。

この写真を撮ったカメラマンの絵心に拍手を贈る。


第15給水 最終給水
ここはパス。
雨を飲んでいるわけではないが、さっきからずっと喉は渇いていない。

上清水町の交差点を右折。
この辺りで雨脚が強まる。
なんとか5時間だけは切りたいと頑張ってきたが、エネルギーが尽きる時がきたようだ。


41km
コースが小刻みに曲がっている。
大きな道があるのに、わざわざ路地に入っていく。
距離を調整しているのだろうか。
コース図にはこんなの書いてなかったぞ。

左手に放送局のマスコットらしき着ぐるみと女子アナがいて、ランナーがハイタッチを求めている。
そうだ、今日はまだ一度もハイタッチをしていない。
これまでの9大会でハイタッチをしなかったのは、初マラソンの「荒川市民マラソン(現:板橋Cityマラソン)」だけ。ここで、1人だけでもさせてもらおうと近寄っていく。

前にいた美ジョガー?に続いて僕の番。
マスコット(着ぐるみ)は何処を見ているかわからないが、女子アナが目を逸らしたのはわかった。
とても切ない。
以前にもこういうことがあった。
共通していることは、調光のサングラスをかけ始めて以降ということだ。
どこを見ているかわからないサングラスおじさんと目を合わせるのは、あまり心地よくないことだろう。


42km あと200m
ゴールが見えた。
最後は颯爽に走り抜けようか?
そう思っても、もう体は動かない。
今日はオールスポーツに撮ってもらっていない。
(この時は撮られた実感がなかった)
ゴール撮影でピンで撮ってもらわないと。

前を走っている黒Tシャツの兄ちゃんとの間に、一定の間隔を開ける。
これで僕がピンでファインダーに収まる。
これでよし!と思った時だ。

黒Tシャツ兄ちゃんがグリコポーズ!
*時間切りといった場面でもないのに、なんでやねん。
後で見た写真では、しっかり僕の顔に手がかぶっていた。


これはいかんよ
これはいかんよ
これはいかんよ

3度繰り返した。
「これ」は雨、そして寒さ。
去年の第1回は雨プラス風に見舞われたと聞いた。
静岡マラソンは3月の第一日曜開催。

3月1日~7日、静岡市の天気出現率は概ね「晴れ」
過去統計では荒天の要素が読めない。
だが、気候は変動している。
変動しているからCOPがあるのだ。
荒天が2年続いたということは、来年もその可能性が高い。
2016年の静岡マラソン第3回開催日は、第一日曜日(3月6日)で変わらず。


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2015年9月28日 (月)

マラソン終盤スイッチが入るきっかけ

35km
右腕にはめているペースブレスレットに書いてある、35kmの予定時間からは30分遅れ。
ということは、このままではネットで5時間を超えてしまう。
(ネット=ロスタイムを含まないタイム)

第13給水 給食 スポンジ
ここは第6関門 12時57分に閉まる。
時計が設置されていて、なにかの数字を表示している。
現在時間ではないし、号砲からのグロスでもない。
数字はカウントアップされているので、関門閉鎖までのカウントダウンでもない。
数カ所あるこれらの数字が、何を意味しているのか最後までわからなかった。

あともう7kmしかない。
せめて、最後はいいイメージで終わりたい。


マラソンをやっていると言うと、素人から聞かれる2大質問は

「ランナーズハイはあるのですか?」
「35kmの壁はあるのですか?」

いずれも、ランニング雑誌・書籍で存在が確定したものとして扱われている。
明快な定義はない。
ランナーの能力、感性によってどう考えるかに大きな幅がある。

今日のレースで言えば、全く持って不愉快。
ランナーズハイがあるわけがないし、35kmの壁ではなく雨が強まった25kmが壁だった。

そういうことを詳細に説明すると、めんどくさいやつと思われるので、一見爽やかに「個人差がありますからねぇ」とさだまさしのような受け答えをするのが無難だ。


36km
コースは長かった海べりを終え、なだらかに左に折れる。
そして、楽しみにしていた町中へ。
やはりマラソンは町中がいい。

「絶景を臨むマラソン」を謳い文句にする大会があるが、絶景ということは即ち、走れども走れども景色が変わらないということ。
絶景の場所に人は住んで居ないので、応援は期待できないと言うことだ。

一方、殺風景でも町中はいい。
そこのカドを曲がる度に、気分が変わる。
周辺には人が住んで居るので、家から出てきて応援してくれる。
足腰が弱くて買い物難民になっているおばあちゃんでも、軒先に椅子を出すくらいはできる。

「応援に力をもらう」という言葉は万人のランナーが言い尽くした陳腐な言葉だが、ばかにならない。
それがなければ、失敗レースには救いがない。


36km
コースが土手を降りて右折
「直角の曲がり角」は、ランナーにとって特別な場所だ。
ウォークマンからは「don't look back(BOSTON)」に続いてサザンの「涙をぶっとばせ!!」が流れて来た。
そこで、一気に気合がはいる。それをスイッチとも言う。

ここに来て、今季最高のフォームだ。
頭が揺れない、肘のリードで足が出る。
ゾーンに入った。
なに一つ不安なく、ありたけの力を出す。
今日の意地を見せる時がきた。


37km
小降りになった柳宮通り
次々に先行するランナーを捉えていく。
できれば、誰かに「ナイスラン」と声をかけて欲しい。

37.8km 第14給水
喉は渇いていないが、念のために水はもらう。
それぞれの時間帯に付いているペースランナーはもう行ってしまったのか?
できれば、なんらかの表示で教えて欲しい。


給水所ごとにランナーへ「ピットサイン」を送る[ピットボード」を置く。
表示は「4:00ペースランナーは12時35分通過」
大半のスポーツウォッチは、現在時刻を表示できる。
頑張ればペースランナーに追いつけるとわかれば、それがスイッチになる。


38km
miCoach SMART RUNのデータを見ると、盛り返していたタイムがここから落ちていく。
再び強くなった雨。
せめて5時間以内と思って走ってきたが、あと4kmとして暗算してみるとかなり厳しい。
ここですべての目標を見失ってしまったのだ。
だからといって、投げやりにはならない。
僕はまだファンランナーではない。どんなに遅くても心はシリアス。
もし、ここで「静岡おでん」のエイドが出ていても並ばない。
(橋本環奈のハイタッチだったら並ぶけど)

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2015年9月27日 (日)

住民基本台帳番号とマイナンバーの違い、歴史

2015年10月からマイナンバーが国民に通知される。
発信元は住民票を置いている市区町村。

送り先は世帯主。
簡易書留で届く封筒に、全世帯のマイナンバー「通知カード」が入っている。

マイナンバーは「個人番号」の通称。
12桁の整数で表現される国民1人につき唯一無二の番号。
一度通知された数字は一生変わらない。

マイナンバーで個人を特定できるため、マイナンバーを含む個人情報は特定個人情報であり、安全管理措置が必要である。


その使用目的は、社会保障、税、災害対策など。
「災害対策」とはなにかというと、被災者台帳を作る際、そのデータベースのキーとすることができ、被災者生活再建支援金の支給業務に使われる。

「カードを申請していない人は、支援金がもらえない」といった話しではない。
支援金の迅速な支払い、二重支払いや支払い漏れの防止に役立てられるということだ。

市区町村から届く書留の中には「個人番号カード」は入っていない。
「個人番号カード発行申請書」が入っている。

個人番号カード(マイナンバーカードという言葉はない)は申請しなければ発行されない。
任意なので、要らないと思えば申請しなくてよい。

サラリーマンは勤務先からマイナンバー(12桁の番号)の報告を求められる。
(法人には「法人番号(13桁)」が付く)

会社に「個人番号カード」を提示する必要はなく「通知カード」に記された「個人番号」を会社が指定した書類に書くなどして報告すればよい。


「個人番号カード」を申請すると、2016年1月以降に発行される。

「個人番号カード」には表面と裏面がある。

<表面>
写真入り
住所、生年月日、名前、性別が記載されている。
身分証明書として使える。

その場合(本人同意があれば)コピーできる者に制限はない。

<裏面>
「個人番号」が記載されている。
ICチップが埋め込まれている。

コピーできる者は、行政機関、雇用主など法令に規定された者に制限される。

たとえば、図書館に貸出カードを作りに行ったとする。
係員から「なにか身分を証明できるモノをお持ちですか?」と尋ねられ、あなたは「個人番号カード」を差し出す。
「コピーをとってよいですか?」と尋ねられ同意する。
ここで図書館係員がコピーしてよいのは、表面のみ。
裏面をコピーしたら違法。

運用の教育が行き届いていない場合、裏面をコピーされてしまう恐れがあるので、目を光らせる必要がある。
と言ってもメガネにLEDを仕込むわけにはいかないので「裏面をとらないでくださいよ」と念を押すとよい。


そういえば、何か同じような番号があったような気がするぞ・・・
と気づいたあなた。

それは「住民基本台帳番号」です。

「住民基本台帳番号」は住民基本台帳において国民1人1人に唯一無二で付番された11桁の数列。
「住民基本台帳番号」は2015年末をもって運用が終了し「個人番号(12桁)」に役割を明け渡す。

「個人番号」の12桁めはチェックデジットだが、だからと言って残り11桁が「住民基本台帳番号」と同じというわけではなく、全く別コード体系として付番されるので、1人に対して振られる番号は異なるものになる。

「個人番号カード」を申請した場合、従前の「住民基本台帳番号カード」を持っていたら返納しなければならない。


【 住民基本台帳番号とマイナンバーの歴史 】

2002年
国民1人1人に住民基本台帳番号が付番されて、住民基本台帳から「住基ネット」への管理移行が始まった。

2013年5月24日
マイナンバー法案成立

2015年10月
国民にマイナンバーを通知

2015年12月
住民基本台帳番号の運用が終了

2016年1月1日
行政手続きでマイナンバーの使用が始まる。

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2015年9月26日 (土)

10.4決戦 巨人-ヤクルト 10.8決戦との共通点

2015年10月4日(日)
セリーグ最終戦 巨人-ヤクルト(東京ドーム)
(2015年から1試合減って143試合)

この試合が"勝った方が優勝"の試合になることを人は「10.4決戦」と呼ぶ。
その由来は21年前に遡る。

1994年10月8日
勝った方がセリーグ優勝という中日対巨人130試合め(当時は年間130試合)の決戦は「10.8」として伝説に残っている。

巨人は槇原-斎藤-桑田の3本柱がきっちり3イニングずつ投げる継投。
中日の先発は当時、絶対的エースだった今中。

松井秀喜が本塁打を放ち
落合博満は必死の一塁守備で負傷(日本シリーズに出場できなかった)
立浪は決死の一塁へのヘッドスライディングで肩を脱臼
テレビ越しですら、見ていて気分が悪くなるほどの緊張感。
それはまさに「戦争」の2文字があてはまりそうな壮絶な戦いだった。

6-3で迎えた9回表、送りバントの名手川相が放ったバックスクリーンへの今期1号本塁打は、審判の誤審によりインプレーとなった。
テレビのリプレイではバックスクリーンに当たってグラウンドに跳ね返る映像が映し出されたが、もちろん当時ビデオ判定はない。
巨人の7点めを審判に取り消され嫌な予感がしたが、桑田が難なく9回裏の攻撃を抑え巨人が6-3で勝利。
定期購読していた報知新聞は、まだモノクロの時代だった。


時は流れて2015年。
あの「10.8」と今回の「10.4」には、ある共通点がある。
それは、共に巨人が雨に救われた後の振替試合であることだ。


2015年の「10.4」
巨人、ヤクルト共にシーズン最終戦(144試合め)
開催地:東京ドーム
9月1日、富山開催の巨人主催試合が雨天中止となった振替試合。
橙魂2015開催試合。来場者全員にアンダーアーマーロゴ入りオレンジユニフォームが配られる。


1994年の「10.8」は、9月29日に台風接近で流れた試合が順延された振替試合だった。
9月29日、その試合の招待券を持っていた僕は試合開始前、ナゴヤ球場に赴いていた。
愛知県地方には台風が近づいており、高い確率で雨天順延が予想できた。
当時、すでにインターネットは存在していたものの、それを見る環境を持ち合わせない。
当日の催否を知る手段はナゴヤ球場のテレホンサービスのみ。

試合開始時間のナゴヤ球場は「くもり」
それでも試合は中止となった。
台風接近により、どんな災禍が起こるとも限らない。
当時、巨人を追い上げ好調を維持していた中日球団としては、試合を開催すれば大いに勝利の期待がもてたはずだが、顧客思いの賢明な判断がくだされていた。

その頃、巨人は調子を落とし大きく勝率を落としていた。
後に長嶋監督は「この中止が恵みとなった」とコメントした。
王貞治もそうだが、この2人、思ったままを口にする神経の持ち主である。

わたしの記憶が確かならば・・・
当時、一般入場券は「10.8」に振り替えられたが、もらいものの招待券は、順延の場合無効になることが券面に謳われていた。
発売日に一般プレイガイドで入手を試みたが「国民的行事」は瞬時に完売。観戦は叶わなかった。


さて2015年の「10.4」
2015年9月1日、巨人は直前カードで中日に3連勝していたものの、その前カード(8/25~27)でヤクルトに3連敗。
当日のヤクルト先発予定は1週間前に敗れた石川。
本拠地東京ドームならば、地の利を活かし捲土重来を果たすところだが、主催試合と言っても地方開催ではそれもままならない。

むしろ、富山に地の利があったのはヤクルト。
富山市民球場アルペンスタジアムが1992年に開設されて以来の戦績は、5勝2分0敗。
一度も負けていない。
それ以前に、富山県では22年間負け無しで当日を迎えていたのである。

*福井で開催された翌2日はヤクルト(投手小川泰弘)に敗れた。


「10.4」 時系列の記録
2015年9月1日
富山での試合が雨天中止
振替試合へのチケット振替は無い。

9月7日
巨人がチケット販売スケジュール発表。
当初、予定になかった橙魂2015しかも「ユニフォーム配布」実施を発表。

9月11日
チケット先行販売開始

9月19日
チケット一般発売

9月26日-27日
巨人-ヤクルト2連戦(東京ドーム)
ここで1勝1敗、あるいは巨人の2勝となれば「10.4」は「10.4決戦」となるだろう。

10月4日
18:00 試合開始
21年前、見ることができなかった「10.8決戦」
この日はチケットを入手することができた。

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2015年9月25日 (金)

レース中「Missing」を歌って心拍数が50下がる

30kmで折り返してからは、風が追っていて走りやすくなった。
寒さも和らいで感じる。
風船の兄さんは給水所でゆっくり休憩に入ったため置き去りにしてきた。
できれば追いついてきて、また僕を引っ張って欲しい。
今、どこだろうか。対面通行のランナーの中に見つからない。
もしかして、すぐ後ろにいるのか。
振り返りたいと言う衝動に駆られるがそれはしない。
なぜだろう。マラソンを走っている時は後ろを振り返る気になれないのだ。
身体に捻りの動作が入ることで、安定している「前進システム」に変化を及ぼすぞ!
そう考えて脳が止めるのだろうか。


31km
ちょうどこのあたりが、同日に行われた「びわこ毎日マラソン」がスタートした頃。
NHKの生中継では、大雨のなか走るランナーが映し出された。
後日、知人からは「びわこの映像をテレビで見たけど、大変だったね」とねぎらいを受けた。

夜のスポーツニュースを見ていると、あるトップ選手が「寒さで身体が動かなくなった」とコメントしていた。
プロでもそうなんだ!
とても救われた気持ちになった。
だが、走っている今、とてもいたたまれない気持ちに包まれている。

右からは先行するランナー
左からは追ってくるランナー
左右2つ流れのランナーとすれ違うマラソンは、恐らくここ静岡マラソンだけではないだろうか。


32km
32.1km第12給水 給食
ここでも大勢のランナーが立ち止まり、バットに入っている何かに手を伸ばしている。
僕はそれには目もくれず、コップだけを1つ指ではさんでかっさらい、ゴミ箱に捨てる。
しばらくいくと風船の兄さんが追い越して行った。
ということは、ペースが落ちていたと言うことだ。
背後にぴたりと着く。
すぐ着けると言うことはやはり、脚は残っているのだ。


33km
折り返しがやってきた。
これであとはゴールの方角に向かって走っていける。
ずっと後ろについてきた風船ペースメーカーに、ここで着くのをやめた。
1度は暖まったかに思われた身体。
東行きはまたも寒くなり、足に力入らなかった。


34km
雪山で遭難したら歌を歌って元気を出すというのを、昔テレビで見たことがある。
もちろんそれはエネルギーの無駄遣いであり、愚策であると後年否定されたのだが、ここで歌を歌うことにした。
それほど意識が低下していたのだ。

ちょうどウォークマンから流れていたのはELLEGARDEN「Missing」
どしゃ降り極寒の状況と対極にある熱い歌だ。
大声を出すと周りに迷惑なので、自分に聞こえるくらいの声、息も絶え絶えに歌う。

その時異変が起きた。
左腕で心拍数をモニタリングしているmiCoach SMART RUNが「80」を表示したのだ。
マラソンを走っているランナーは通常140~160の心拍数で走っている。
直前の表示は130だった。
それが一気に50下がって80。

これは、運動中の心拍数ではない。
咄嗟に命の危険を感じて、歌うのをやめた。
もしお友達にマラソンランナーが居たら、走りながら歌うのはやめた方がいいと伝えて欲しい。

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2015年9月24日 (木)

ベストカレンダーはNOLTYカレンダーC211

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 ベストのカレンダーを考える 2
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社団法人日本能率協会が誕生したのは1942年(昭和17年)
産業現場の能率を高め、生産性を上げるという国策により設立された。

1949年
能率手帳誕生

1958年
日本能率手帳市販開始

*参考文献
「能率手帳の流儀-みずからの成長と人生の豊かさを求めて-」野口晴巳

1967年には川喜多二郎が考案した分析手法「KJ法」を普及させ、その後、企業人材研修を事業の柱の一つとしている。

1991年
株式会社日本能率協会マネジメントセンター設立
会社としては、このまま現在に至る。

1995年
能率カレンダー発売
その後「能率手帳」と並ぶ販売の2本柱に成長する。

2013年5月22日
NOLTYブランドを創設。商品の"能率"表記をやめた。
これに伴い、2014年版商品から表記が次のように変わった。
能率手帳→NOLTY
能率カレンダー→NOLTYカレンダー


2013年秋、買いに行ったC211(2014年版)にNOLTYという文字を見たときは、いったいなんの酔狂かと思ったものだ。
だがそれは、長年"能率"に親しんでいる側の意見。
スマホの普及、新興の強敵「ほぼ日手帳」の隆盛などにより、手帳の王座を明け渡した能率陣営としては、能率の名のままではもはや戦えないと判断したのだろう。


2015年現在、NOLTYのホームページを開くと、V6岡田准一を広告に起用しており、商品展開も女性向け手帳ブランド「PAGEM」を設けるなどバリエーション豊富。
イメージは今風になっている。
だが、店先でNOLTY(旧能率手帳)を手にとってみると、すぐにギブアップする。
いったい何種類あるのかわからないのだ。

一見して同じように見えるのに、それぞれ型番(4桁数字)が違う。
恐らくNOLTYの通には、何処がどう違うといったことが明快なのだろうが、一見の客にはわからない。

手帳は一旦使い始めたらずっと同じものを使うもの。
今年は「1503」だったけど、いまイチだったから来年は「1801」だというように、毎年ころころ変えるものではない。

ほぼ日手帳ならば、通常サイズは「オリジナル」大判は「カズン」というように、その差異は一目瞭然。
選びやすく、迷いが少ない。


さて、本題に戻ってC211
NOLTYカレンダーとなった2014年版より「シーズンカラータイプ」という副題が付いた。

季節毎に「1」「12」といった月表示の背景色が違う。
冬=ダークピンク
春=緑
夏=青
秋=かき色(オレンジとも言う)

2015年版は消費税増税(5→8%)に伴い660円+税表示となった。
(693円→713円へ20円の値上がり)

今回手にした2016年版
外装フィルムに「デザインリニューアル」と書いてある。
どこが変わったのか?
2015年版と並べてつぶさに見比べたが、違いは見あたらなかった。
「1年前にリニューアルしました」という意味なのだろうか。

価格は690円+税 本体価格で30円の値上げ。
8月11日(木)の欄には、2016年から始まる「山の日」が追加された。

2016年で、C211は13年め。
現時点でベストカレンダーと言える。

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2015年9月23日 (水)

NOLTYカレンダーC211を使い始めて12年が終わろうとしている

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 ベストのカレンダーを考える 1
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今年もC211を買う日がやってきた。
世はシルバーウィークのまっただ中。
この商品はここ数年、毎年この時期に発売されている。

カレンダーを買う日は世の中が違って見える。
そこにあるのは未来。
若い頃のように、未来が輝いて見えるほど素直ではないが、すっきりと爽やかな風に包まれている。
それだけでも十分に幸せな気持ちだ。

発売日が近づくと、行きつけの文具店に電話する。
毎年そこでカレンダーを買っているのですが、能率協会のC211入っていますか?
現在、商標はNOLTYに変わっているが、相手は年配の店員。
能率協会の名前を出したほうが、通りがよいだろうという目論見だ。


取り置いといてもらったC211は、レジ横に無造作に置かれていた。
ふと見ると、1つは撓んでいるようにみえる。
ちょっと確認させてくださいと頼んで、2つを交互に触ってみると、やはり片方は紙そのものがたわんでいる。
「これはケースがたわんでいるんですよ」
と初老の店員は、ちょっと意図不明な反論を試みるが、在庫から代わりのものを出してもらった。
1年間、日々愛用するものだ。はじめから紙がたわんでいては敵わない。


家に着いたらまず記念写真を撮ろう。
ほぼ日手帳2016と一緒ならばいいのだが、手帳を買うのもそれはそれで1年の大きな節目。
そんな年に1度の"2大お楽しみ行事"を一日でやってしまうのは、もったいない。
ほぼ日手帳は11月にロフトで買うことにしている。

2つとも袋から取り出すと、既に決まっている予定を書き込む。
2つというのは、1つは「自宅用」1つは「会社用」

自宅では去年のスタンドをいかして2ヶ月を並べて立てる。
片方は偶数月。片方は奇数月としておけば、互いに入れ替えなくてすむ。

会社では過去2年のスタンドをいかして3ヶ月。
現在の月は手元に立て、来月、再来月はホルダーの背後にメンディングテープをつけてボードに貼る。

肝心なのは、過去カレンダーは置かない(見ない)と言うことだ。
時間は未来から過去に流れている。
過去を振り返っている暇はないということではなく、意識を未来へ向けるためだ。

家ではほとんどないが、会社では過去分を参照することも多い。
あの打合せはいつだったか?この日は何をしていた?
と言った行事を振り返るには、カレンダーが早い。

その時はカレンダーをホルダーから抜いて、過去月を見ればいい。
5秒もかからない。
過去が常に見えている(視界に入っている)必要はないのである。


C211を使い始めて12年が過ぎた。
12年というのは干支が一周する一つの区切りだ。
何かをやめる時、12という数字は切りよくやめる理屈に使えるが、C211については何も不満がない。
(株)日本能率協会マネジメントセンターには、廃番にせず末永く作り続けてもらわないと困る。


C211は現在「NOLTYカレンダー」と名乗っている。
NOLTYは日本能率協会が2013年に立ち上げたブランド。
NOLTY=New style Original LifeTime Your will

会社名には"日本能率協会"が残っているが、商品名からは"能率"の文字が消えた。


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2015年9月22日 (火)

しらべるが行く 10周年

シルバーウィークのさなか、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2005年9月22日に始めた「しらべるが行く!」は本日で10周年を迎えました。



こうして皆さんが読みに来てくださることが励みになっています。
いつもありがとうございます。
「いや初めてだよ」
という方もいると思いますが、ぜひ他の記事も読んでってください。


毎日ウェブサイト「しらべる」とこのブログを書いていると、ほとんど余暇がありません。
よかよか!楽しければよかと
と佐世保弁でつっこんでください。


余暇がないため、自分が書いた記事を読み返すことは、ほとんどありません。
恐くて読めないというのもあります。

ブログ連載を始めて間もない頃の記事を、つい読んでしまったことがあるのですが、うゎっこんなんで公開しているのかと顔から火が出て体温が上がりました。


「しらべる」の毎日更新(新規記事追加)とブログの毎日連載をやっていると、文章を寝かせたり推敲する時間があまりとれません。
紙媒体の出版物と違って、インターネット上の記事は、名詞や明らかな定義の誤りは容易に訂正できるでしょうが、文体そのものを替えてしまうのは、ちょっと違うと思っています。


文章というものは、たくさん書いているうちに、少しずつ体裁がよくなっていくものだというのが10年やってきた実感です。


目指しているのは、平易な言葉を使ったわかりやすい文章。
それと、こうした世の中ですから、できるだけ世知辛い言い回しはやめて、読んだ方がにこっと笑えるものにしたいと思います。

以下の内容は「しらべるについて」に書いている、この活動の基本姿勢です。


文章は答えである
文章の目的は「わからせる」「長く記憶させる」ことだ
(谷崎潤一郎)

冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ
(「学問の進歩」フランシス・ベーコン)

アマチュアはものごとを複雑にする。
プロこそがものごとをシンプルにできる。


なにせ、マラソンを走りながら書いているようなものなので、浅はかなこともままあるかと思いますが、これに懲りず、またいつか読みに来ていただければと思います。

2015年9月22日
moto

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2015年9月21日 (月)

手術前夜に眠れない理由

「手術中」の紅いランプが消える。
僕は、手術が終わり廊下に出る。
予定通り、うまくいった。我ながら、会心の出來だ。
薄暗い手術室の前の廊下には、患者の家族が心配そうな顔をして待ち構えている。

こちらの表情をうかがう奥さん。
僕は緊張した表情を少しだけ崩して言う。
「手術は成功しました。安心してください。なにも問題ありませんよ」
緊張が解けて目頭を押さえ「ありがとうございます。先生のお陰ですだぁ」とすがりつかんばかりに喜ぶ家族。

しかし、もしもそこに誰も居なかったら・・・

あれっ?家族、誰も来てないの?
せっかくうまくいったのにさ。
僕の完璧な手術をちょっとはありがたいと言ってもらいたかったな・・・


まずいじゃないか。

回復を願う誰かがそこに居るという動機付けは、手術に臨む医師にとって大きいのではないか。

あるときは夢、またある時は闇との会話。それを人は妄想と言う。
村上春樹は妄想を「モラルと制度の抑制を離れた想像」と定義している。
妄想を妄想のままにせず、それに対処する努力をすれば、未来のルートを変えることができる。


16:00
検査室からCTに呼ばれる。
一週間前に撮って以来、2度目のCT。
恒例により、ヘルパーさんが着いてきてくれる。
帰りの道には迷いませんからと言って、お迎えは辞退した。


18:00
そろそろ夕飯が届こうかという時間帯。
「遅くなってすみません」
手術時の全身麻酔について、麻酔医が説明に来てくれた。
麻酔の説明と同意書にサイン。
日頃、決済の署名をすることがないので、このところたくさんの同意書にサインして、まるで売れっ子作家にでもなったような気分だ。

ただ惜しいのは、字が汚い。
自分の名前はここまでの生涯で最も多くの回数を書いて来たというのに、この体たらく。
せめて、自分の名前だけでも上手くなりたい。

「自分の名前上達ペン習字コース 1回5,000円」
そんなコースを自己啓発セミナー業者さんにやってもらいたい。


「となり明日手術だよ。ありゃ眠れないね。気になって前の日は眠れないよ」
ひょうちゃんが僕が受けている説明を聞きつけて、爆音で話している。
聞こえてますけど・・・
まったく、余計なお世話だよ。
モラルはないのか、この爺さん。
この時はぐっすり寝てみせる!と思っていたが、夜中にそのひょうちゃんに起こされることになるのだった。



夕飯の献立は、とんかつ イカリングフライ
おぉとんかつが出るのか。これは今後の展開に期待が持てるな・・・と思っていたが、結局このメニューが最後のごちそうになってしまった。

イカは食べられないので残していると、再び平原さんがやってきて「イカ(ダメだって)言ってなかったかな・・・」
そういえば、昨日の初期説明で食べられないものの一つとして挙げた気がする。

イカはいかん

と言いそうになったがやめた。
そういうのが通用するのは、もう少し若い頃の話。
今はまさに、その名の通りのギャグになってしまう。

まぁ、おかずが一つ減ったからと言って大勢に影響ない。
手術に備えて、ここ一か月はしっかり食べて栄養を充てんしてきたのだ。


いよいよ明日手術 不安はない
確信して前に進むのが最善の道


21:40
頭痛がでたため、様子をみにきた平原さんに相談するとロキソプロフェンを出してくれた。
病棟にも薬剤師がついていて、状況に応じて処方してくれるのだという。
これはとてもいいことだ。初めて知った。


3日目 手術当日
4:00
ナースコールどこ行ったんだろうな
弱ったなぁ
おーい ぱんぱん

居酒屋でお銚子を頼むような柏手で目覚める。
天井灯が点いていないところをみると、まだ夜中らしい。

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2015年9月20日 (日)

可憐な二十歳のインターン女子、老人に挑む

耳鼻科の帰り売店に寄る。
探しモノはT字帯、ボディソープ。
手術と術後のICU生活で必要な物。看護師から指示があった。
ボディソープは小型の容器に入った液体ソープ。最後の一個だった。
あぶない!もしこれがなかったら400円の高級固形石けんを買わなければならなかった。
事前にわかっていれば、近所の薬局で買って来たのに。
手術に向けた準備は着々と進む。


11:00
「今日はシャワーどうしますか?」
日勤担当の沢田さんが、聞きに来てくれた。
快適だな^^
こうして、きちんと聞きに来てくれるんだ。
この後も、2日に一度はシャワーの希望を聞きに来てくれた。


11:20
「お仕事はなにをされていたんですか?」
聞かれているのは僕ではなく、隣りのひょうちゃん。
カーテン越しのため、姿形は見えないが、声からして二十歳前後の可憐な少女の声が聞こえてくる。
ひょうちゃんの所にはこうして毎日、インターンが来ている。

玄関の呼び鈴のような名前だなと思っていたが、昨今は就活の事前活動としてすっかり有名になった「インターン」
仕事の実習という意味らしい。

「今もしてるんだよっ あぁ腰がいたいよ」
もう仕事をしていないと決めつけているインターンにぶつけるじいさんの愚痴にうける。

「でも、奥さんが毎日来てくれるからいいですよね」
すかさずフォロウするインターン女子。
いや、こっちはそれで困っているのだが^^;


12:05
お昼ごはんは中華丼 ごまプリン
中華丼がうす味だ。
この時はたまたまこの献立が薄味なのかと思っていたが、結局退院までずっと食事は薄味。
いや、ほとんど味がしなかった。


14:00
今日もお昼過ぎにケイちゃんがやって来て、ひょうちゃんとの爆音会話が始まっている。
そこに主治医の牧野先生がやってきた。
「騒々しい部屋ですみません」
それが、爆音夫婦のことを指しているのか、単純に相部屋のことを言っているのかは追及しなかった。
手術前日に聞くことではない。

説明用に誂えられた別室に行き、画像を見ながら手術の概要そして、細部にわたる合併症リスクの説明を受ける。
本来ならば、この席に親族が同居するべきなのだろう。
明日も立ち会うかどうかわかりませんというと、牧野医師は呆気にとられていた。
「そんなもんですかねぇ・・」


内視鏡下経鼻手術についての説明
身体抑制に関する説明
肺血栓塞栓症の予防に関する説明
中心静脈カテーテル等の挿入に関する説明
輸血および血漿分画製剤の投与に関する説明


誤って動脈を傷つけた場合
そして輸血が必要になった場合
それぞれのリスクが確率と共に語られる。
輸血の合併症では、死亡のリスクもあるという。
ここで初めて出ることば「死亡」
重く受け止めるが、今は未来を信じている。
承知しましたという意志をこめて、静かにうなずき、同意書に署名する。

「予定手術時間は3時間プラスマイナス1時間です。麻酔が効くまでに1時間。手術そのものが2から4時間。目覚めるまでに1時間。およそ6時間ですね」

30分におよぶ説明を受けたあと、せめて、手術完了時には家族の誰かが待っているよう、自宅に電話を入れる。
それは、執刀医のやりがいを考えたからだ。

ある情景が頭をよぎる。
もしも自分が執刀医だったら・・・


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2015年9月19日 (土)

牛乳はヨーグルトに換えられますよ!

8:00
朝食が届く
朝食を食べるのは何年ぶりだろうか。
いつもは「朝食有害説」に則り、昼夜の二食。
右斜め上を見やり、思い返してみる。
どうやら前回13年前の入院以来だ。

大根 芋のみそ汁 高野豆腐 牛乳
人によってもメニューは違うのだろうが、まるで精進料理。
手術前の身体はまだ、味の濃いものを欲している。

「牛乳は日本人の体質に合わない」と薬剤師だった父が言っていた。
いくつかの書籍にもその記述を見たことがあり、もう10年は飲んでいない。
別に飲めなくはないが、慣れないことをしてお腹でも壊してはいけない。
封を開けずにおいておくと、お盆を下げにきてくれた平原さんが気づいた。

「牛乳だめですか?ヨーグルトに換えられますよ」
それはありがたい、では「R-1」をとは言わず、それならばぜひお願いしますと申し込んだ。
しかし、朝食ヨーグルトにありつくのは随分先のことになる。


13年前に入院した病院では、相部屋の患者がカーテンを閉めていると
「日中はできるだけ開けましょうねっ」
と言ってカーテンを開けて回った。
でも、隙をみてすぐに誰もが閉めてしまう。
その繰り返しだった。
僕は従順な患者を演じるため、看護師が開けたカーテンを閉めることはなかった。

ここでは、4人部屋の誰もが寸分の隙を見せずカーテンを閉ざしてる。
そこで、看護師さんが声をかけやすいよう、少しだけカーテンを開けておいた。
だが、代わる代わる看護師が用事で来る度「失礼します」と言いながら少しずつ閉めていく。
閉めるのが習慣になっているのかな?


9時をまわり"安くて高品質な電気カミソリ"vidan で髭をあたっていると、二人の看護師がやってきた。
一人は担当の平原さん。そしてもう一人が名乗った。
「きょう、お昼担当の沢田です。よろしくお願いします」

なんだ、担当は毎日変わるのか~残念だなぁ。
と言う訳にいかないので、にっこり笑った。
初日にいろいろと説明をしてくれた平原さんは、たまたまその日、この病室を担当していたということだった。
看護師は9時台に夜勤→日勤に交替。
16時台に日勤→夜勤に交替。
そのたびに二人でやってきて「千葉さんは明日が手術です」などと、その日のトピックや調子を申し送りをする。

10:00
耳鼻科に呼ばれる。
下垂体腺腫の治療が耳鼻科と連携するとは知らなかった。
ほかには眼科とも連携する。
連携医療という言葉は聞いたことがあるが、自分のことに置き換えて考えたことはない。
経験してわかることだ。

「手術から2日後に、手術で詰めた綿を抜きます」
はぁ、そうですかというしかない。
どのような手術をするかについては、まるで知らない。
というより、あまり知りたくない。
ご丁寧に病院のウェブサイトには動画まで公開されているのだが、とても見る気はしなかった。
(退院後に動画を見た時、これは事前に見なくてよかったと思った。もし見ていたら、手術までの日々が不安でいっぱいになっただろう)

手術いつ?え゛金曜日?
2日後って日曜じゃん・・
看護師にスケジュールを確認した耳鼻科医は僕の方に向き直って、こう言い直した。
「手術から3日後に、綿を抜きます」

このわずか1日の差になんとなく嫌な予感がした。
体内に何かを詰めるということは、それなりのストレスがあるはずだ。
それがどんなものかはわからないが、2日で抜いていいものならば、2日で抜いてもらいたい。
だが、僕のために日曜出勤してください。と頼めむ術もない。

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2015年9月18日 (金)

15分でSiriの裏ワザを発見する

Siriに音楽を聴かせると、曲目を答えてくれる。
美容院で順番待ちをしている時、ゆうせんから流れて来た懐かしいメロディ。
「曲名教えて」
Siriにそう頼んで、天井スピーカーにiPhone5をかざすと、5秒ほどで答えてくれた。
Time of the Season[150円]
小学校の頃、The Zombiesが演奏するこの曲を聴いてエレクトーンに憧れたのだ。
父はこんな洋楽をSONYのステレオで聴くようなひとだったが、エレクトーンは買ってくれず、僕はQUEENに入り損ねた。
他で検索しても見つからない曲なので、150円を払って購入する。

ハウステンボスの入国口でかかっている音楽を尋ねた時は「聴いたことがありません」という答えだった。
きっとそれは、オリジナル曲。あるいはiTunesで売っていない曲だったのだろう。


SiriはiPhoneについてくる音声認識のアシスタントツール。
アメリカ人に向かって明日というようなもので、日本人にとってSiriというのは語感が悪いが、そう決まっているので仕方がない。
Siriに「バルス」*1 と問いかけると、様々な反応が返って来ることが、mixiで紹介されていた。
*1ジブリ作品「天空の城ラピュタ」に出て来る呪文
映画の呪文にまで、ユーモアで応えるなんてイカしている。
好奇心が頭をもたげる。
もしかすると、他にも反応する呪文があるんじゃないか?


またんき!
「すみません、よくわかりません。」
どうやら、Siriは「トイレット博士」を読んでいないらしい。
生まれて間もないのだから、昭和の漫画を知らないのは仕方ないか。

♪へいへいほ~
「平平方(ひらへいほう)に関するこちらの情報がウェブで見つかりました」
なんじゃそりゃ。Siriは「テルマエロマエII」を観ていないのか。
勉強不足だな。

ゲッツ!
「"月"に関するこちらの情報が見つかりました」
最近、再び露出が高まっているのに・・・
せっかく一緒に遊ぼうと思ったのに、だんだん、つまらなくなってきた。

しっぱい!おっぱい!
「"神梅おっぱい"が理解できません。でも、Webで検索できますよ」
「まれ」も見ていなんだな。もうすぐ終わるのに。
あゆむ役の子役の女の子は、可愛いしなかなか芸達者だ。
ちなみに、そこで「検索」をタップすると、ごくありきたりに男性が喜ぶ画像が出てきた。
これのどこが神梅なのか。ふつーじゃないか。

はい吸って!
「すみません、よくわかりません」
「はれぶた」を知らないのは仕方ないよね。
テレビアニメ版は長く続いた割には、グッズは少ないし、ファンも少ないからな。

そうなっしぃ(ふなっしーの声で)
「喜んで頂けて光栄です」
そうなSiriと聞き取っているし。
もう一度言い直すと、ナッシー(ポケモン)に関するWeb情報が返ってきた。
だめか。なにか一つくらいネタを発掘したかったのにな。


では、最後に
しらべる
「何をお調べしますか?」
「何を検索しますか?」
「何を調べましょうか?」
「よく聞こえませんでした」
「わかりました。何を調べますか」
おぉこれは!
放置していると、次から次にSiriが手を替え品を替えて、追及してくるぞ。
インターネットはしらべるために存在する。
最新鋭のツールSiriにしても、しらべることこそ、最も得意分野。腕が鳴るのだろう。
一応、これを発見したと言うことで
明日のココロダー
小沢昭一の動画は見なかった。

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2015年9月17日 (木)

どう読むかが難しい「Starting Over」聴衆の反応

27.innocent world(Atomic Heart)

リボンがアリーナ席に撒かれた。
サザン「おいしい葡萄の旅」ではスタンド最前列だったため、係員が配るのをもらうことができた。
さすがに2階席ではゲットできず。
ネットで画像検索すると「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」という文字が入っていた。
記念に1本欲しかったなぁ・・

アリーナ席では、続々と帰り始める人々。
こんないいところなのに、もったいない。


♪果てしなくつづくinnocent world
声を限りに歌う
ファンの誰もが手を突き上げて
ここで幸せは最高潮に達した。


28.Starting Over(REFLECTION)

すたーてぃんごーばーっ!
桜井が絶叫して演奏が始まった時、あぁ終わってしまうんだなと言う感慨が去来した。
でもすぐに切り替える。目の前の一分に集中しなければ。

♪何かが終わりまた何かが始まるんだ

桜井和寿がこの曲を苦行の中から編み出していくドラマをNHKで見たことが「REFLECTION」を買った理由だった。
デビュー当時から歩いてきた道を捨て、靴を履き替えて新たな道を踏み出したMr.children。
その決意の曲だけに聴衆の反応は・・・

あれ?スタンドは誰も手を突き上げていない。
なんでだろう
(アリーナは暗くてよく見えない)
呆然として聞き入っているのかとも思ったが、どちらかというと「よく知らない曲」に対する反応に見えた。

♪きっときっと
声を振り絞って桜井和寿が謳い終えた。
あぁ終わったんだ

さぁ次のMr.children参戦はいつ?という感情はない。
何かが終わり何かが始まる
それは何か、まだこの時点ではわかっていない。
でもそれは、見つけようとしなければ見つからないものだろう。

日々訪れる受動的なニュースと環境。
そんなことではない、自分が見つけなければたどり着けないもの。
いやもう実は自分にはよくわかっているんだけれど、向き合うことを恐れているもの。
きっと、そういうものだ。


帰路を急ぐアリーナの人々。
Starting overの終わり頃はアリの行列のように一本の線になっていた。
桜井和寿に敬意を表して最後まで見届けるのが筋ってものだ。


20:32 終演

69,000人もの人が一斉に駅を目指すのは危険なので、規制退出が行われる。
まずはスタンドから。
でもアリーナ席で退出している人は多い。
8割がたの人は主宰者の意向に賛同して、着席して待っている。
こういう人々を俯瞰していて、とても安らかな気持ちになった。
ここには日頃、目を覆うようなマナー違反、ジコチューがない。

Mr.childrenファンの誰もが良心的な人ということではないだろう。
ここに居てマナーを守る人も明日、山手線のホームではスマホを見ながらゆっくり降車して、乗車待ちをしている人を「いらっ」とさせる人だって居るだろう。
だが少なくとも、Mr.childrenとファンが醸成した「気」が流れるここは、別格の場所だ。


「お待たせしました。アリーナ席118列以降の方はご退出ください」
そのアナウンスが流れるのを見ながらスタンドを後にした。
帰りは新横浜駅方面へ。
東ゲートの目の前が新横浜駅方面への順路だからだ。

リボンを複数持っている人がいたら「一本もらえませんか?」と言いたかったが、もうカバンに仕舞った後なのか。
あるいは今この辺りを歩いている人の大半がスタンド席だったのか、見かけなかった。

駅へ向かう人々、圧倒的に青いミカンTシャツが多い。
カラオケボックスの前では「青いミカンTシャツオフ」かっ!と思うほどの人だかり。
遅い夕飯をとろうにも、どこも混んでそうだったので、崎陽軒の真空パックを買って帰った。


翌日は日曜日。
祭りの後の寂しさ
あいにくのどしゃ降り。
予習に使ったプレイリストを繰り返して聴いている。
これから先、時が経つにつれてこの感動は薄れていくだろう。
だが、このアルバムを聴いた時、あの日のこと思い出して、いつも幸せになれるかもしれない。

僕の黄色い未完Tシャツは、ライブから5日後に届いた。
ウェブサイト上のサイズ表記が大きめに見えたので「S」を買ったのだが、ぱっつんぱっつん。心理状態によっては、乳首が浮き出てしまうほどだ。
これで、来年の夏は太れなくなった。

(おわり)


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2015年9月16日 (水)

目の前で「Tomorrow never knows」が流れる僥倖

アンコール
22.I wanna be there (REFLECTION {Naked})

英語と日本語で韻を踏む歌詞が楽しい。
今回REFLECTION {Naked}収録の9曲からは「運命」「I Can Make It」とこの3曲が演奏された。

予習で聞き込むうちに、いずれも好きになった。
入院に間に合わせるようダウンロードして、病院で聞いていた時。
{Naked}はたいしたことないな・・と独りごちていたが違った。


その曲の真価は思い入れを込めて聞き込むことで生まれるのだ。
お客さん気分で聞いているうちは、そこに深化できない。
レンタルや友だちから借りたCDでは、きっとたどり着けない。

でも世の中には膨大な楽曲が溢れている。
今もメジャーデビューを夢見る音楽家の卵がいる。
その中から勝ち抜き、お金を出してアルバムを買ってもらい、公演へ呼び込むことは容易ではない。
アルバムを買うには居酒屋で気の置けない仲間と馬鹿笑いをして過ごす憩いを1回我慢しなければならないし、ライブに行くためにはケータイの支払いを一か月待ってもらわなければならない。
という訳にもいかないので、長期計画でお小遣いを貯めておく必要がある。

イカ天ブームだった1990年頃。
素人バンドがデビューしては消えていた。
Mr.childrenのメンバーたちは、そのブームをやり過ごしてからデビューしようと考えていたという。
本格的な音楽家に育つためには、目先に捕らわれない、焦らない、高い志、自信と覚悟が必要なのだ。


23.24.overture~蘇生(IT'S A WONDERFUL WORLD)

アルバム「IT'S A WONDERFUL WORLD」でも1曲目→2曲目と連なっている曲。
overture 1:55
蘇生 6:08
こうしてコンピューターで管理している楽曲データを見て思うのは、Mr.childrenには長い曲が多い。
1番、2番、Cメロ、3番というように、ドラマ様式を持ち込むからだ。


♪何度でも何度でも
今日はじめからずっと何度でもやってきた、空に「1」を突き上げるポーズ。
きっと、ここに居る誰もが笑顔だろう。

幸せなひととき
こんな人生最良の日
あぁ、あと4曲なんだな。名残惜しさが始まっている。
本編の曲順は暗記していなかったが、アンコールの7曲は覚えている。


25.「Fantasy」(REFLECTION)

このイントロが流れると、長年聴き続けてきたミスチルクラシックが始まったかのような親近感が沸く。
新しくて懐かしい曲だ。


26.Tomorrow never knows(BOLERO)

初ミスチルの今日、この曲が聴ける幸運が嬉しい。
最も思い出深い曲
だけど、そのことを十数年ずっと心の底に閉じ込めていた。
忘れていたかったのかも知れない。

この曲をセットリストに見つけた時は、音楽の神様に感謝した。
この曲がすべてのツアーで演奏されてきたクラシックなのかは知らない。
もしかしたら、リストから外れた時もあったかも知れない。
(6月に終わった「TOUR 2015 REFLECTION」ではやっていない)
今日外れていなくてよかった。

オリジナルアレンジで演奏してくれて嬉しい。
それが聞きたかった。
生の演奏と桜井和寿の声で。
ずっとこの曲を歌いたかった。
これからも人生の節目で歌いたい。

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2015年9月15日 (火)

桜井和寿に言われる前に点いた5万個のLEDライト

21.足音 ~Be Strong(REFLECTION)
コバタケとの決別を歌詞に盛り込んだと思われる曲。
アルバム発売前に行われた「TOUR 2015 REFLECTION」からずっと、本編終演はこの曲で固定されている。
聴衆の共感は最高潮に達している。
数多いミスチルクラシックではなく、まだ世に出てから間もないこの曲だが、ファンはそこに十分な感情移入を終えているようだ。
インターネット上で歌詞検索サービスを提供して下さる皆さんに感謝したい。
予習の段階では、歌いたい曲で検索
復習の今、どんな歌詞なのか確認したくて検索
"足音 歌詞"
と入れただけでGoogle先生が応えてくれる。
Google Chromeが学習するため"足音"だけでも初期提案に"足音 歌詞"が含まれてくる。

歌詞サービスのお陰で、CDから歌詞カードを引っ張り出さなくても、瞬時に歌詞を見ながら歌うことができる。
19:45
「足音」が終わり一旦終演
照明が落ちるとすぐにアンコールの拍手が始まった。
はやっ
初ミスチルなのでミスチルファンの作法を見たことがない。
サザンオールスターズ「おいしい葡萄の旅」では、アンコールの拍手がないままにサザンのメンバーが再びステージに現れた。
ミスチルはどうだろう?と思う間もなく拍手が始まった。
あぁ普通なんだなと思った数分後、異変が起きる。
キレイ
近くに居た若い女性の声で気づくと、場内に美しいライトが点き始めている。
あぁ、もう始めたんだ・・
アンコール明けに桜井和寿が「みんなスマホ持ってるよね。ライトをつけてみて」と促す演出があることは、予習でGoogle先生に教えてもらっていた。
ところがこの日は言われる前、アンコールの拍手中に誰かが点灯。
すると、皆が点け始めてあっという間におよそ5万のライトが点灯した。
思いがけぬ光景に息を呑んだ。
スマホってこんなに普及しているんだ・・・
ガラケーからスマホへの移行が急速に進んだのか?
それとも、Mr.childrenファンのスマホ普及率が高いのか?
これは、僕もすぐ参戦しなければ。
すぐにポケットからスマホを取り出す。
いつものライブならば、電源を切ってバッグの奥深くに仕舞っておくが、今日はすぐ取り出せるよう電源オンのままでポケットに入れておいた。
どーだっ
天に向かいスマホをかざす。
だが、なんだか違和感を感じる。
どうも光が鈍い。みんなが点けているような、鮮やかな光量がない。
すると、隣りの女性が見ただけで同じ機種とわかるスマホを持っていて「こうして点けるんだよ」と言ってライトを点けてくれた。
へぇこういう機能があるのか。それにしても、よくみんなライトの点け方がわかるなぁ・・
率直に感心した。
世の中は、ライトで照らさなければならないような、足下の暗い状況で溢れているのだろうか。
向こう側のスタンド、アリーナ右側にいる人のライトは強く輝いている。
LEDならではの強い光だ。
だが、アリーナ左側の一角は暗い。
なぜならば、それはMr.childrenに向けて照らされている。
ステージにいる彼らだけがすべての光を浴びる。
ライブ映像が発売されるならば、ぜひその映像をステージ側のカメラで見たい。
大半の人がスマホをかざしていたので、アンコールの拍手はほとんど鳴っていない。
それでもガラケーの人?の拍手は、東京国際フォーラムの定員(5000人)を超えている。
それでも出てきた桜井和寿。
「暖かい声、拍手・・そして声が聞こえなくなったと思ったら"光"キレイだよ。どうもありがとう」

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2015年9月14日 (月)

国勢調査 インターネット回答をやってみました 9月20日が締切です

9月10日、皆さんのご家庭に「インターネット回答の利用案内」が届いたと思います。
国勢調査員が戸別に手配りしているので、在宅していた方は説明を聞いたでしょうが、不在がちな人の場合(連絡メモ)が付いていたはずです。

国勢調査は5年に1度。
末尾が0の年は大調査、5の年は簡易調査ですから、2015年は簡易調査です。

前回2010年の大調査と今回の簡易調査の調査項目を比較したところ、大調査では以下の項目がありました。

■大調査だけにある項目
・5年前どこに住んでいたか
・住宅の建て方
・住宅の床面積
・教育状況
・仕事をした時間
・従業地・就学地までの交通手段


前回2010年国勢調査でも、東京都など一部の自治体はインターネット回答を受け付けました。
今回は初めて全国的に「インターネット回答=スマート回答を受け付けることになります。

「よし、僕も私もインターネットで回答するぞ!
10月1日まで封筒は大事に仕舞っておこう」

というのは誤りです。
インターネット回答(=スマート回答)期間は
2015年9月10日~9月20日のみ。
この期間を過ぎるとインターネット回答はできないのです。

9月26日~9月30日
インターネット回答がなかった世帯に対して、調査員が国勢調査調査書を戸別配布します。
これは10月1日以降、調査員が再訪問して回収です。


インターネット回答はこの次の日曜日、9月20日までです。
実際にやってみましたので、どのようなものだったかを記します。


▼指定されたウェブサイトにアクセス
QRコード読み込みでスマホでもできますが、けっこうページ数が多いので、パソコンがベターです。

▼「インターネット回答の利用案内」に入っている利用者情報に書いてあるID,パスワードでログイン

調査内容は以下の通りです。
氏名、性別、世帯主との続柄、出生年月、配偶者有無、国籍、住んでいる期間、世帯員の数、家計の収入の種類、住居の種類、過去1週間に仕事をしたか・従業地・就学地・勤めか自営か、勤め先の業種・名称・事業内容・本人の仕事の内容


家族が全員揃って和気あいあいと入力・・・
だったらいいのですが、お父さんまたはお母さんが家族全員分を入力する場合、いくつか事前確認が必要です。
必ずしも、世帯主が入力操作する必要はありません。


働いている同居者については「正規従業員」か「パートアルバイト」かを確認しておく。
フルタイムで働いていても、正社員でなければ[パートアルバイト]です。
(パートアルバイトの説明に「嘱託」が含まれている)


子供が通学している学校の所在地は、学校名で検索。
Googleの場合「東京大学」のように学校名だけで検索すると、右ペインに住所を含む概要が出るので便利です。


「配偶者」の定義ですが、夫からみた妻。妻からみた夫、つまりお父さん、お母さんは配偶者です。
パート収入が多くて、扶養を外れた奥さんのような場合も[配偶者]にチェックします。

各画面ごとにはエラーチェックがなく、最後のチェック画面で不備項目が指摘され、そこにピンポイントで戻れます。

最後に、再入力(訂正用)パスワードを決めておくので、締切の9月20日24時までであれば、訂正することができます。
とりあえず「終了」まで進んでおいて、後で家族に確認して、誤っていれば訂正すればよいのです。

所要時間は20分ほどとアナウンスされています。
平均的にはその時間内でできる分量です。

ちなみにメールアドレス入力欄はありません。
従って、国勢調査を謳ったメールが届くことはありません。

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2015年9月13日 (日)

代表的なミスチル・クラシック「終わりなき旅」

16.フェイク(HOME)

♪おう,おう,おぅ
というところを聴衆が一斉に合唱する
そうか、ここを歌うんだな
♪おう
と1回だけのところもある。初めてなのでうまく歌えない。

♪どれくらいのペースでいこう?まずは何番手につこう?
♪あれこれって知恵を絞ったあげくが裏目にでます

なんとシニカルなラインだろう。
聞き手をただ応援するばかりではない。
その無力感を詩にして突きつけることで、僕らは計算高く生きる側に居るか、その対極に行くかを考えさせられる。


17.ALIVE(BOLERO)

♪やがてどっかで光は射すだろう
♪その日まで魂は燃え

重苦しいライン
静かに聴き入る。
その場で桜井和寿が歌っている。
いくらパソコンからBOSEがいい音で鳴ったとしても違う。
ライブでは、歌しかない。
同時にメールやネットはできないし、文庫本を読まないし、サンドイッチも食べない。
いつもとは違う、とても不便な状況だ。
ただそこに歌だけがある。歌しかない。

ここを魂は「燃え」と歌っていることは、ライブ後改めてセットリストを聴き直している時に調べて知った。
"ファンになる"とはこういうことを言うのだろう。
Mr.childrenをリアルタイムで聴き始めたのは、1993年にシングルで出た「クロスロード」
それ以来ずっと聴いていたのだが、ファンではなかった。
もし桜井和寿から「僕らのファンですか」と聞かれたら「大ファンです」と応えるだろうが、それは違うと思う。
このライブを機に僕は聴き手からファンになった。


18.進化論(REFLECTION)

進化論に関する複数の説について解説する映像が流れる。
この映像は前のツアー「TOUR 2015 REFLECTION」で使われていたものと同じだ。

♪変わらないことがあるとすればみな変わっていくということじゃないかな

上手いこと言うねぇ
かつて桜井和寿が「佐野元春ソングライターズ」に出演した際、佐野元春は「名もなき詩」をとりあげた。
♪愛はきっと奪うでも与えるでもなくて気がつけばそこにあるもの
について「これは上手くいった!という会心のラインじゃない?」と問われ、桜井和寿は頷いていた。

進化論におけるこの歌詞も、頷いてくれるのではないか。
今の僕にはあまり心に響かないラインだが、聞き手によっては深い共感を覚えるだろう。
そしていつか、このラインを深く受け止める日が来るかも知れない。


背景映像と相まって、目の前の演奏が既に映像作品に仕上がっている。
5万人、7万人といった会場では、お目当ての本人たちを肉眼で捉えることができるのは、アリーナ前方ごく一部の人に限られる。
あとの数万人へのファンサービスとして、こうした映像効果を使うのはとてもいいことだ。
サザンは全曲、スクリーンに歌詞を出していたが、Mr.childrenではそれはなかった。


19.終わりなき旅(DISCOVERY)

今日ここまでの演奏の中で、最もMr.childrenを長く聞いてきた感慨に浸った。
これは代表的なMr.childrenクラシックと言えるだろう。

1997年3月5日、6枚めのアルバム「BOLERO」リリース。
同年3月28日、東京ドーム公演後、Mr.childrenはデビュー以来初めての活動休止期間に入った。
理由は桜井和寿の体調不良とされた。
そして1年半後の1998年10月21日、シングル「終わりなき旅」で活動再開。
それは、グレードアップした見事な復活だった。

♪もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

少しだけ隣人の迷惑を顧みず歌った。
周りからも歌声が聞こえてくる。
ここはいいだろう


20.幻聴(REFLECTION)

この曲からラストまでの曲順は「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」ツアー前半と同じ。

この曲は、歌い出しが佐野元春「ストレンジデイズ」に似ている。
だが"幻聴 ストレンジデイズ"というキーワードに対してGoogle先生はノーコメントだ。

「佐野さん、この歌い出しの部分、ストレンジデイズへのリスペクトなんですけどいいでしょうか?」
そんなこと言わなくても、桜井と佐野の信頼関係ならば大丈夫だろう。

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2015年9月12日 (土)

映像の中でワルツを踊る桜井和寿

この日、日産スタジアムの日没は18:07。
陽が落ちる前からあたりは暗くなり、前方ステージコーナーでは、夜の帳が降りてきた。
「忘れ得ぬ人」から、前方ステージで歌うMr.children。
今回、そこにエレベーターをつける案があったらしいが実現しなかった。
そのことを桜井和寿は「もう年なので走り回れないから(花道に)エスカレーターを付けようと言ったら却下された。自分で動け!と」と違う話に脚色していた。

「焦った~、今ぱらっときた」
歌い終わった桜井和寿が言う。
どうやらアリーナには少しだけ雨が降ったらしい。
日産スタジアムはスタンド部分には屋根がついており、1階後方と2階席は雨が降っても濡れはしない。
この日、持ってきたウィンドブレーカーは無用の長物だった。


11.and I love you(I LOVE U)
桜井和寿の伸びる声は、低いオクターブで色香を増している。
余裕をもって出る声だからこそ、感情表現をふんだんに盛り込んで歌い上げる。
高い声が出る人にとって、こういう歌は歌っていてたまらないはずだ。


12.タガタメ(シフクノオト)
桜井和寿がギターを弾くシンプルなバージョン。
♪この星を見てるのは
ここで歌うのをやめる
星は曇り空にはなく、ステージ後方のスクリーンに投影されていた。
「キレイ」
近隣の若い女性が声を挙げる。


♪右の人、左のひと
左のモニター、右のモニターの人が向き合っている。
左、中央、右3つのモニターがある時は同じ映像、そしてある時はすべて違う映像と、目まぐるしい作りで楽しめる。
サザン「おいしい葡萄の旅」もそうだったが、制作費が大きいバンドの大会場巡回ツアーは、こういう傾向にあるのだろう。

♪明日もし晴れたら広い公園に行こう
ミスチルのデビュー当時から聴いてきた人々、既に子育てを終えた人達には、子供たちと過ごした幸せな日々を思い起こす人が多いだろう。

静かに歌い上げる桜井和寿
スタンドは着席して聞き入っている。

「歌う時は周りの顔色を見てね。今日は桜井和寿、本物の歌を聴きに来たのに(となりの人の歌に)お前の歌を聴きに来たんじゃないって思われますから」
と先にMCしていたので、周囲に怒られないよう口ぱくしていたが、ここだけは皆も歌っているので歌えた。


13.蜘蛛の糸(REFLECTION)
ここから、REFLECTIONより続けて3曲。
Mr.childrenは元のステージに戻ったが、引きつづき穏やかな選曲。
夜の静寂に新しいスローバラードが映える。
オールドシネマを彷彿とさせる間奏のピアノが素敵だ。


14.REM(REFLECTION)
スローなイントロからハードなギターが入る。
「あぁあ、立たなきゃ」
いつもなら、少しうんざりする"バラード明け"なのだが、今日はそれほどでもない。
どれだけでも立ちますよ!てなもんだ。


15.WALTZ(REFLECTION)
無表情な無数の人が行軍する映像
一瞬だが、空爆に向かう戦闘機と思われる映像も挿入されていた。
できれば政治的なメッセージはこれくらいにして欲しい。

♪もしかしたらここの列のほうが選ばれし人の流れか

ブランドの大学に行って何かを学ぶか
学びたいことがある大学へ行くか

この列が短いと思って並んだレジの列
でも隣の列が思いの外早く進んでいく

人生には隣の列と見比べて逡巡する場面が幾度もある。
人生には、知らなくていいことが、あふれている。
知らなければ心は平穏だが、現代社会では情報はたやすく手に入り、否応なく攻撃してくる。
でもその情報を遮断するという選択肢は自身にある。

スクリーンではバーチャルな女性とワルツを踊る桜井和寿。
映像の中にリアルな人の映像を映しこんで絡ませるのは新しい趣向だ。

音楽 |

2015年9月11日 (金)

パソコンでファイルを見つけるのに手間取っていることがストレスならば

今日のお話しの対象は、パソコンでたくさんのファイルを入れている方です。
仮に、あなたのパソコンにはMy Documentsの下に20個のフォルダーがあり、そこにはあちこちに500くらいのエクセルファイルが入っているとしましょう。
あなたは自分の作ったエクセルのファイルが、パソコンのどこにあるかわからない!ということはありませんか?
いや、だいたいの場所はわかってはいる。
でも、いざ使おうと思った時に、それを探すのには数分かかるかな。
ショートカットをデスクトップに並べているから大丈夫!
でもこんなこと(下図)になっている。

Dtp

どのフォルダーに入れたか?そのフォルダーはどれだったか?
毎回、探すのに手間取っているよ。
そういう方へのご提案です。
いやいや、探すのには1~2分かかるけれど、それくらいどうってことないよ。
時間がかかった方が、残業代が稼げるし。
そういう方は、また明日お越し下さい。

使うのは「単語登録」です。
前提として以下の作業はしておいてください。

準備ができていたら、ファイルを探していきます
まず、エクスプローラーを開きます。
[スタート]右クリック>エクスプローラーを開く
[Windowsキー]+[E]でも開きます。
エクスプローラーのアイコンがタスクバーに出ている場合、それをクリック
ファイルの在処を探します。
右上に出ている検索窓にキーワードを入れて探すと、速くみつかります。
在処が見つかったら、アドレスバーを左クリック。
すると、アドレス欄の「パス」が反転表示します。
ここでは例として、以下のパスとします。
C:\Users\Documents\重要資料
そこで[Ctrl]+[C]
つづいて[Ctrl]+[F6]
(ATOKでは[Ctrl]+[F7]です)
「単語登録」ダイアログが出ます。
「単語」欄には C:\Users\Documents\重要資料 が出ています。
「読み」は以下の条件で考えます。
・自分が覚えていられる、自分にとってわかりやすい読み。
・できるだけ少ない文字数
よみのネーミングルールとして、お勧めなのは頭文字です。
「じゅうよう」の頭文字「J」しりょうの「S」で「JS」
会議資料ならば「KS」情報共有ならば「JK」です。
「読み」欄に「js」を入力
ただし、ここでWindowsパソコンにはじめからついているMS-IMEを使っている方は、あとひと手間が必要です。
「品詞」欄で「顔文字」を選びます。
(ATOKの場合不要。品詞は名詞のままでよい)
MS-IMEでは、品詞を「名詞」のままで登録すると、パスの半角部分が全角で登録されてしまうからです。
全角の文字列は、パスとして機能しません。
最後に[登録]をクリック
(ATOKの場合[OK])
これで次回から「js」と入力すると「C:\Users\Documents\重要資料」が変換候補に現れます。

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2015年9月10日 (木)

Mr.childrenファンと共に指を突き上げる行為に参加する

桜井和寿は聴衆の反応に大満足している様子だ。
「今日はここに69,000人の人が集まっています。すごく広いんだけどなんだか近く感じます」
72,000席売ったのだと思っていたが、桜井和寿は「69,000」という数字をこの日3度も言った。
その数字の大きさにどうだ!と言いたいわけではなさそうだ。
そこには、アイロニー(皮肉)の香りがする。
主宰者、自治体、会場その間に、70,000を巡る数字の駆け引きでもあったかのような。


桜井和寿は自らのバンド名を呼ぶ時、必ずMr.childrenと言い「ミスチル」とは省略しない。
(JENはミスチルと言うが)
前身は「ザ・ウォールズ」だったバンド名をデビュー前に改名した。

宇宙の生命体の共通の意識を「原型」という。
提唱したのはスイス人の心理学者カール・ユング(1875~1961)
ユングは表層意識、深層意識、さらにその奥に原型があるとした。
そして、原型によりシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)が起こると考えた。

桜井和寿は、デビューから23年が過ぎた今。
4人で決めた志の高い名前の原型にこだわっていたいのだろう。


6.運命(REFLECTION {Naked})
ここからは5曲つづけて「REFLECTION」からの選曲。
REFLECTION {Naked}に収録されている曲からは、このツアーでは3曲を演奏する。

REFLECTION16曲からは12曲
REFLECTION {Naked}7曲から3曲

「REFLECTION」は当初USBメモリー版が発売されて、即完売した。
そこに含まれていたのが{Naked}7曲。
この7曲は「REFLECTION」CD盤を買うと、ダウンロードサイトのアドレスが封入されており、そのアドレスから1曲250円(1曲単位)で買うことができた。

はじめのうち、この7曲にはあまり馴染めなかった。
それほど、たいした楽曲ではないなと思った。
だが、初ミスチル参戦が決まり予習で聴き込んでいくうちに、ぐいぐいと心に響くようになったのだった。


7.FIGHT CLUB(REFLECTION)
くじけそうになる若者の心を励ますような曲。
かなり、ファンの反応がいい。

♪駐車違反のジャガーのボンネットにジャンプして
という歌詞に、ジャガーのドライバーは憤慨しただろう。
なんでBMWやベンツにしてくれないんだ?
よりによって、ジャガーなんて・・
まぁ曲に乗りやすい名詞だから仕方ない。


さっきから気づいていたことだが、Mr.childrenファンの皆さんは、アップテンポなほぼすべての曲において、人差し指を立てて「1」を作った手を突き上げている。
はじめはアリーナだけだったが、今やスタンド席も加わり、さびの部分では、およそ7万人が一斉にそれをする。

本来そうした誰もがする同じ行動は苦手だ。
心からそうしたいと思う時だけでいい。
とこれまでならば思うところだが、この日は気分が違った。

先日のサザンでは「東京victory」だけ参加してみたところ、とても幸せな気持ちになれた。
ミスチル初参戦のビギナーだから、先輩に倣って難しく考えずに気軽に参加してみようよ。
きっと気持ちがいいはずだから。
そう考えて、自分も参加することにした。


8.斜陽(REFLECTION)
購入当初はさっぱり心に響かなかった曲なのだが、予習を初めてからは大きく心の中で成長した曲。
その落差が最も大きかった。

日々起こる嫌なやつらとの出来事
心に潜む闇
光が見えてこない
曇り空に虹は輝かない

でも、僕らは何とか持ちこたえて、今日の現状維持に頑張っている。
曲は聞き手を無理に励ましてはいないが、共感を寄せて励まされる曲だ。


9.I can make it(REFLECTION {Naked})
相変わらずアリーナは総立ちだが、スローな曲に変わりスタンドは着席して聴いている。
桜井和寿は「無理しないで」と言うけれど「座って聴いてください」とは言わない。
だから、アリーナはずっと立ち続けている。


10.忘れ得ぬ人(REFLECTION)
メロディラインが美しい。
やはり予習してきたライブは、どの曲も楽しい。
「お休み」の時間がない。
6月4日の「REFLECTION」発売日に終了した前のツアー「TOUR 2015 REFLECTION」では、大半のファンは「REFLECTION」楽曲にその場で触れた。
恐らく、それでは「なんだろう?」「あぁいい感じ」と言った浅い感慨しか持てなかったのではないか。

新譜発売から数ヶ月が経ち、じっくり聞き込んだ「REFLECTION」
そして、CDそのままのアレンジで演奏され、目の前で歌う桜井和寿の透き通る声。
サザン「おいしい葡萄の旅」もそうだったが、ツアーは新譜発売から2~3ヶ月後に行われると格段に楽しい。

音楽 |

2015年9月 9日 (水)

TOUR 2015 REFLECTIONとMr.children Stadium Tour 2015 未完の違い

場内に大きな拍手が起きる。
ステージ上にメンバーが姿を表したのか?
確かに誰かが動いているようにも見えるが、注釈付指定席のスタンドからは、ステージ上の動きはほとんどわからない。

17:09 開演
オープニング映像が映し出される。
スクリーンは中央(ステージ背面)左、右の3面。
映像の下に字幕が出ているが文字が小さくて見えない。
この会場の平均年齢(推定35歳)ならば、これくらいで妥当ということだろうか。
3分ほど経ち、メンバー4人+サポート1人がステージに現れて演奏を始める。


1.未完(REFLECTION)
このツアーでは一貫してオープニングで演奏されている。
6月4日「TOUR 2015 REFLECTION」最終公演では、アンコールの最後に演奏されていた。


2.擬態(SENSE)
2010年に発売された14枚めのアルバム「SENSE」より。
前作は「SUPERMARKET FANTASY」
「花火」「エソラ」「GIFT」をはじめとする粒ぞろい名盤の後だけに、少々見劣りがすると感じた1枚の中で「擬態」は代表的な曲。
当時、放送されたライブ映像では「擬態」のイントロに聴衆が歓喜する姿が印象に残っている。

ところでこのアルバムタイトル「SENSE」がずっとひっかかっていた。
なんで「せんす」じゃなくて「せんせ」なの?
そこで今しらべたら、元々「センス」と読むのだそうだ。
友だちのミスチルファンが、いつも「せんせ」と呼んでいたので、そう信じていたのに。
人に言わなくてよかった。


3.ニシヘヒガシエ(DISCOVERY)
初めてこの曲名を見た時は、モックンだけでなくミスチルも陽水をカバーするのかと思った。
(陽水IIセンチメンタル「東へ西へ」)
桜井和寿は陽水も聴いて育ったのだろうか。
甲斐バンドファンだった桜井のことだから「バス通り」や「裏切りの街角」をリスペクトした曲も、どこかにあるのかも知れない。


ここまでの3曲、予習した際に見たツアー前半のセットリストとは、入り方が違っている。

「前半」の1~6曲め
未完
擬態★
蜘蛛の糸
タガタメ★
WALTZ

「後半」の1~5曲め
未完
擬態★
光の射す方へ★
ニシエヒガシエ★
CHILDREN'S WORLD★

★は「REFLECTION」以外からの選曲。
後半は、冒頭にミスチルクラシックの比率を増やしている。
ツアー前半で"入りの反応"がいま一つと判断したのかも知れない。


4.光の挿す方へ(DISCOVERY)

♪出來レースでもって勝敗が付いたって拍手を贈るべきウィナーは存在しない
というラインに、その通りだと手を打った。
1999年2月「DISCOVERY」が出た頃、我が人生は混迷を深め、大きな転換点を控えていた。
出來レースで次のクラスへ昇っていく人々。
不透明な選考理由。
これは不公平?いや不平等?
昔、牧野ヘッドコーチが篠塚にそんなことを言っていたよな。
そうして取り残された僕は、深い闇の底に沈んでいた。
なんてことは、なぜこのラインに自分が強く共感するのかを想起して、この曲を聴いた時代をしらべて今思い出した。


5.CHILDREN'S WORLD
「ライブでは、20年ぶりに演奏する曲です」
本来ならば、ここで大音響の声援となるところだろうが、情報化社会の今、そういう歓びを大切にしている人は多くない。
僕もついこの間までは「予習はしないで、ライブ当日の新鮮な驚きを大切にしたい」などと強弁していたが、実際に予習しておくと、ライブがまるで違う。
「なんだっけ、この曲~」
という時間がないということは、すなわち、ライブの間じゅうずっと楽しめると言うことだ。

メジャーデビューの1stアルバム「Everything」は7曲入り。
そのラストの一曲。
すぐ前の「友だちのままで」とテイストが似た青臭さが際立つ曲。
この曲のことはすっかり忘れていて、今回セットリストに入っているのを見た時「そうか、Mr.childrenのライブではミスチル・メドレーみたいなコーナーがあるのだな?」と考えていた。

音楽 |

2015年9月 8日 (火)

Mr.childrenが二世代に支持される理由

日産スタジアム Mr.children 注釈付指定席
ステージは過去のMr.children公演と同じく南側に設置されていた。
機材搬入などの都合でこれが、ある時は北側ということはないのだろう。
さて、視界はどうか?
注釈付指定席の根拠となっている障害物はスピーカー・照明タワーが1本。
これはバックスタンド(西)側のW21ゲートから入った位置についても同様。
PA機材が置かれているテントはステージに向かって右側タワーふもと。ステージ寄りに設営されている。
その視界の後方は空白となっていて販売されていない。
左側タワーにはテントはない。
その後方が当日朝、機材席解放による追加販売(注釈付指定席)として売られたのだろう。

*これらの情報は「
Mr.Children TOUR 2015 MAIL News」に登録しておくと、メルマガとして配信される。
「チケットが買えなかった」といっても諦めきれず、関心を持ち続けているファンに、最後に朗報がもたらされる。
自ら現実に立ち向かおうという意志を持った人を応援する、とてもいい試みだ。

タワーは視界を遮っているが、桜井和寿の立ち位置は見通せる。
花道でつながった前方ステージも見渡せる。
タワーは花道の一部を死角として隠しているのみだ。
ここで言う注釈は「タワーが邪魔だから少し値引きするね」という注釈だった様子。
「まんで、いい席やがね」
まれならば、そう言ったかも知れない。
16:00
「一部の演出でご協力いただくことがありますが、スマートフォンはマナーモードにしてご使用をお控えください。ペンライト、サイリュームの使用は禁止です」
場内アナウンスが、聴衆が持ち込んだスマホを使う演出があることを予告している。
いったいどれくらいの人がスマホを持っているのだろう?
スマホがガラケーを逆転したのはいつかというと2014年9月。
そこで、スマホがガラケーの契約件数を上まわった。
スマホ契約:6248万件
ガラケー約:6176万件
(スマホの出荷台数がガラケーを逆転したのは2013年1~3月期)
実質の稼働数が逆転してまだ1年。
身の回りでは、まだまだガラケーユーザーが多い。
1年前50:50だった比率が、1年でどこまで変わっているだろうか。
16:30
スタンド二階席から日本野鳥の会が見下ろしたところ、座席の埋まり具合は5割程度。
開演まであと30分だというのに、皆何をしているのだろうか。
天候:くもり
気温:28度
風が吹いて心地いい。
そうか、ここは屋外だから風が吹くんだ。
Mr.childrenも初めてだが、野外ライブも初経験。
空調が効いた東京ドームも悪くないが、風が通る屋外は格別の心地よさがある。
次第に増え始めるMr.childrenファンを見ながら、平均年齢を推察する。
かなり20代が多い。
両親が聴いているヨコで育ち、子供もファンになるというケースはどの音楽家にとってもあり得る。
だが、実際には子供がファンになる音楽家、そうでない音楽家ははっきりと分かれる。
Mr.childrenが2世代に支持される理由は、長きにわたり一定の品質を維持してきたからだろう。
わかりやすく言えば"いい曲"を定期的に世に出して来たということだ。
一方、これまで佐野元春、井上陽水、松田聖子、サザンのライブと較べて、50代、60代比率がぐんと低い。
デビュー年が14年違うサザンオールスターズと比較して、来場客の平均年齢は10歳年下と見た。
■デビュー年
1969年 井上陽水(アンドレカンドレ)
1978年 サザンオールスターズ
1980年 松田聖子
1980年 佐野元春
1992年 Mr.children
大型モニターは舞台背面、左右に1つずつで合計3つ。
日産スタジアムに常備されている南北それぞれの電光掲示板は、一度も使われなかった。
照明についても、スタジアム常設灯が使われたのは終演後の退出時のみ。演出には使われなかった。
17:00
開演時間が過ぎた。
ようやく座席は9割がた埋まった。
だが、始まる気配なし。
まだ、多くの人がツアーグッズを買っているからだろうか。
最後の1人が捌けるまで売りたい気持ちはわかる。
僕が主宰者だったら、そう思う。
うしろのファンが「10分くらい平気で遅れるからね」と言っているが、僕にはMr.childrenがどれくらい開演時間を守らないかという予備知識がない。

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2015年9月 7日 (月)

小机からMr.childrenが待つ日産スタジアムへの道のり

初めて歩く小机から日産スタジアムへの道のり。
菊名から横浜線への乗り換えは、殺人的なラッシュ。
恐いと思うほど人に押されたのは、ずいぶん久しぶりだ。
多くの人が「新横浜」で降りてほっとしたが、距離は小机より遠くなるはずなのに、不思議だった。
前の人の歩く速さに合わせて、近づきすぎぬよう離れぬようとぼとぼ歩く道のりは、各種案内に徒歩10分と書かれているが、もう少し遠い気がする。

ごく普通の住宅街である沿道には「ツアーグッズ」を売る店。
たぶん公式ではないと思う。
FCバルセロナの試合に来た時、1万円以上お小遣いをはたいて買って来たユニフォームが1,000円で売っていて苦笑いしたのを思い出した。
さらには、焼そば、唐揚げやフランクフルト。
いずれも安い。
全国を回っている人々なのか、あるいは地元の人か。
もし後者ならば、こうして大挙押しかけて迷惑をかけるが、お金が落ちることはよいことだと思う。


小机からたどり着いたのは「西ゲート」前
自分のチケットには「東ゲート」と書いてある。
反対だった。
それで、新横浜でたくさん人が降りたのか。

「東グッズ販売」と書かれたプラカードの先に恐らく東ゲートがあるのだろうと、スタジアムを左周りつまり右側へ進む。
するとそこには長い行列。
ツアーグッズに並ぶ人たちだ。
確か、インターネットでも販売していたと思うが、なぜ人々はここで並ぶのだろう。
なにか現地でしか買えない限定グッズでもあるのだろうか。
その列の長さを測ることはできないが、感覚的に待ち時間は1時間15分とみた。
つまり、ちょうど開演時間。
いやもしかすると、開演に間に合わないかも知れない。


もう、しばらく歩くと次の列が見えてきた。
これが東ゲートの入場列か?
いや、それにしては長すぎるな。
1人を列に残してリサーチに出かける。
スタッフらしき黒いTシャツを来た兄さんに尋ねると、それは「スタンプです」
推定待ち時間40分^^;)
列に残していた同行者を呼びに戻って、さらに進む。


東ゲートが見えてきた。
そこにもまた行列。
でも行列の終点がゲートより左よりにずれているな。
行列に沿って歩いていくと、そこには青地のみかんロゴがあしらわれたツアー看板。

矢沢永吉(中には入ってません)松田聖子の武道館公演に行くと、でっかいツアー看板があって、みんながスマホで写真を撮っている。
写真撮ってもらえますか?と頼まれて、看板を背にしたシャッターを押したこともある。

だが、今回の「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」ではそういったものがない。
恐らく、この場所が唯一"ツアーの証"となるビジュアルなのだろう。

ファンを出迎えるのは日産スタジアム本来の異様。
音楽を聴きに来ることとは直接関係のない、華美なものには予算が使われていない。


開場してから50分が過ぎていることもあって、ゲートは空いている。
(中に入ってみてまだ入場している人が少ないことを知る)
チケットを1人1枚持ち、カバンを開けて進む。
サザンの時とは違い、チケットは「転売不可」と書いてあるものの無記名につき、本人確認などはない。
荷物チェックは「え゛もういいの?」と言うほど、申し訳程度のもの。

ウェルカムカード、フライヤーを1枚ずつ受け取る。
ウェルカムカードにはツアースケジュール、ツアーグッズ、アンケートについてなどが記されている。
インターネットの公式通販と照らしてみたが、品目はまったく同じ。
先の行列に並んでいた人たちは(事前購入が〆に間に合わず)ここで購入して、すぐに場内で使いたかったのだろう。

フライヤーは薮田修身写真集。
BLACK BOX -unpainted face of Mr.children-
Mr.childrenの写真を撮り続けてきたカメラマンによる、Mr.childrenの写真集。
薮田修身のオンラインショップで先行販売されている。
http://blackbox-osamiyabuta.com/


日産スタジアムミスチルの注釈付指定席(8月発売分)はE26ゲートから入った2階席の一角。
ステージがどちらサイドに設営されているだろう?
通例どおり南スタンド側ならば、かなり遠いステージ。
北スタンド側ならば、ステージの真横。

さてその答えは・・・

音楽 |

2015年9月 6日 (日)

Mr.children Stadium Tour 2015 未完 生涯初ミスチルは予報通り晴れ

初めて降りた小机(こづくえ)の駅はとても小さい駅で、たくさんの人が乗り降りするには向かないと思いました。
以前訪れた国際的なサッカー試合では、トラブルを避けるために分離退出が行われました。
Home teamは新横浜へ、away teamのサポーターは小机へ。
それは2006年12月、クラブワールドカップ(CWC)の決勝戦。
応援しているデコが所属するFCバルセロナは、インテルナシオナルに 0-1 で敗れ、多くのバルセロニスタが涙した夜。
あの日は革ジャンを着ていても、今日のように寒い日でした。
(12月ですから)

だから、この場所に立つと、涙もろくなります。
僕らが空とつながっているからでしょうか。
予習した演目のアンコールにあった"あの曲"に接して、それに紐付いている思い出が蘇ったら、冷静でいられないことは想像がついています。


生涯初ミスチルとなるライブは「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」
アルバム「Reflection」発売に合わせたツアー「TOUR 2015 REFLECTION」を終えた後、全国10か所のドーム、競技場で16公演を行います。

【 時系列の記録 】
2015年6月4日
「REFLECTION」発売
「TOUR 2015 REFLECTION」ラストさいたまスーパーアリーナ
(スカパーで生中継された)

2015年6月6日
ツアーグッズネット販売開始

7月18日
ヤフオクドームでツアー開始

8月29日~30日
ナゴヤドーム
機材席開放につき注釈付指定席が29日10時告知10:30に販売され瞬時に売り切れた。

9月5日~6日
日産スタジアム

9月19日~20日
京セラドームでツアーファイナル


体調が悪いのか、暑さで誰もが辛いのか?
誰に聞いても教えてくれない過酷な2015年夏は、お盆を過ぎると「残暑お見舞い申し上げます」の言葉が死語になってしまいそうなくらい涼しくなりました。

あれだけ暑かったのに、こんなに涼しくなるなんて、お天気の神様はまだ四季を覚えていたのかと意外な気がする、そんな東京は「梅雨かっ」とツッコミたくなるくらい雨が続いていました。

日産スタジアムは屋根のない屋外競技場。
手元に届いたチケットは「2階席」
一応屋根のあるエリアなので、ライブの間は濡れる心配はありませんが、やはり雨は降らないで欲しい。

2週間前「神奈川県 9月 天気出現率」で検索
9月5日の天気出現率は「晴れ48%」例年この日は晴れが多いようで心強い。

1週間前から出始めた週間天気予報では、なんと9月5日を残してすべて傘マーク。
どうか、この秋梅雨の晴れ間が前に動きませんよう!と祈ってきました。

そして迎えた当日。空は薄い雲。
さらに、お昼過ぎからは雲を突き抜けるように強い日射し。
13時の気温は28度
雨と寒さ対策のウィンドブレーカーを荷物から抜こうかと悩みましたが、軽いものだから一応持ってきました。


9月5日
9:00 メルマガで、機材席開放に伴う注釈付指定席の追加販売を告知。
10:30 追加販売開始。
5日(土)分は瞬時に売り切れでしたが、6日(日)分は13:00に見た時もまだ残っていました。
やはり、翌日が仕事の日曜公演は売れ行きが鈍いということなのでしょう。

11:00 オフィシャルグッズ現地販売開始
11:00 メモリアルスタンプブースオープン

ツアーTシャツを通販で購入したのですが、日産スタジアムに間に合う〆を過ぎていたため、残念ながらこの日には間に合いませんでした。
サザンオールスターズ「おいしい葡萄の旅」で皆さんがツアーTシャツを着ていたのをみて、自分もやってみたかったので残念でした。

音楽 |

2015年9月 5日 (土)

ひょうちゃんとケイちゃんの爆音会話始まる

「イヤホンがないよ」
「・・・」
「ケイちゃんイヤホン!」
「いい天気ねぇ」
「聞こえないの?イヤホンだよ」
「はっ?」
「い・や・ほ・ん」
「え、なにっ?ひょうちゃん」

耳の遠い奥さんケイちゃんに聞こえるように話す旦那ひょうちゃん。
自分の声も聞こえないから、自分の声が大きいことに気づかないケイちゃん
この二人の"爆音会話"には、これからの2週間ずっと悩まされることになるのだが、この時はただ開いた口がふさがらなかった。


病衣レンタルを申し込んでおいたので、パジャマを使うことができる。
病衣は事前に[甚兵衛][浴衣][パジャマ]のいずれかを希望するが、治療状況に応じて、自由にどれを使ってもかまわない。
所定の収納棚に病衣、タオル、おしぼりが整然と並んでいて、申し込んだ患者自身(あるいは家族)が取りに行く。
収納棚の前には、警備員が立っていて申込み者かどうか、患者タグで確認する・・・
ということは一切なくて、特にチェックはない。

病衣は週3回(2日に1度)の交換が目安。
バスタオルは入浴時、おしぼりは食事毎。
急に必要が生じた場合、この限りではなく自由にお使いくださいということが説明されている。

手術前なので検査や問診があることも想定して、甚兵衛を着ることにした。


部屋に戻ると"爆音会話"はまだ続いている。
「うるさい!」と叫ぶのは大人げないし、看護師さんに言いつけるのも違う気がする。
ここは自衛するしかない。
以前、同僚の独り言がうるさかった時に買った耳栓を持ってきていた。
でもダメだ。耳栓を通り越して爆音が鼓膜を襲う。


ウォークマンを取り出してヘッドホンをかけ、入院直前に買った「REFLECTION」をON。
いつものボリューム[10]では、爆音に負ける。
今、流行のノイズキャンセルヘッドホンが必要だった。
現代人は「ためいき」「舌打ち」「携帯会話」など、心が弱くなった人の呻きで溢れている。
それを聞きたくない人たちに、ノイズキャンセルヘッドホンが売れているのだろう。
結局ボリューム[15]まで上げることでようやく、桜井和寿の歌声がひょうちゃん・ケイちゃん連合軍に打ち勝つことができた。


シャワーの利用はどうなっているのだろう。
昨日は家で風呂に入ってきたから今日はいいのだが、明日はシャワーを浴びたい。
それについては誰も言及してくれなかった。


入院2日め
昨日は21時に寝た。
テレビは見ないし、本を読むには暗い。
寝る以外、何もすることがないのだ。
早く寝ると朝までが長い。
なぜ長さを感じるかというと、隣のひょうちゃんのナースコールで何度も起きたからだ。
夜中にすぐとなりで誰かが大声で叫ぶという環境に、まだ慣れていない。

「おはようございます」
看護師がやってきた。
時計を見ると 7:00
6:00 病室に灯りが点灯する。
起床時間は特に決められていないが、検温や食前の体重測定などがあり、7:00には誰かが起こしに来るのだ。

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2015年9月 4日 (金)

おだやかな時間が流れる病院午後のカフェ

芥川賞作家が「これがないと仕事にならない」と言っていたポメラは2週間ほど考えた挙げ句、購入を見送った。
その理由は、小説家でもない自分にとって、あまり使う場面がないことだ。
入院中はネットがつながらない入力機はうってつけである。
だが日常生活で考えた時、使える場面がほとんどなさそうだった。

つづいて検討したのは、iPhone5用の外付けキーボード。
これならば、ほとんど場所をとらないし、投資も6分の1の3,000円程度。

いつも持ち歩いているiPhone5。
講演会やセミナーに参加した時。
出先で少し待ち時間がありそうな時。
そんな時だけ、キーボードを持参すればよい。

購入したのはエレコムのTK-FBS039E
黒2,400円、白3,300円
2012年4月発売

仕様
■Bluetooth接続
■電源:内蔵バッテリー充電式。コンセントまたはUSB充電をすることができる。
■アイソレーションキー

これとは別にiPhone5を立てるスタンドも購入。
サンワサプライ PDA-STN7W
1,300円

仕様
■ボタンを押して傾斜角度を調節する。角度が変わってしまうことがない。
■本来はiPAD用として売られているがiPhone5にも使える。タテ置きした時ホームボタンの来る位置が丸くえぐれている。
■カバーを外すとケースに入れたiPhone5(10mm)でも置くことができる。
■スタンドに置いてiPhone5を操作できる。
 タップではスタンドが動くことはないが、ホームボタンを押下すると少し向こうにずれることがある。


病院の15時
遅い食事をとりに来た医局の女子が「もう日替わりパスタない?」と尋ねて、店員さんが「たった今終わったんですよ~」と告げている。
顔なじみの二人は笑顔で、医局女子は「今日のは食べたかった~」と大げさに悔やんでみせる。
これから2週間暮らすここは、空気がよさそうなところだ。
入院は穏やかな時間が流れる行事
少なくとも、この時はそう感じていた。


iPhone5とキーボードを持ってきたのだが、ほぼ日手帳をにらみながら洗濯をいつにするか?程度のことを考えるだけではキーボードを出すほどのことはない。
女子高校生たちのような速さではないが、iPhone5への指入力でも十分実用に耐える。

キーボードは今回の入院を通して、パソコンを出すまでもない小一時間以内の書き物をする時に3度ほど使った。
3,000円の投資で済ませて正解だった。


40分ほどで飲み干すには、アイスコーヒーMの分量は多い。
このまま持ち帰ってもよいのだろうが、病室にカフェの飲み物を持ち帰る姿は、病人としての自覚が足りないと思われそうだ。
飲み残しのツボにコーヒーを捨てて店を出る。

パソコンに向かう病院のスタッフ
車いすでやってきた患者
パジャマを着た女性とお見舞に来たおばさん
この光景を見たのは、これが最後だった。


普段着で病棟に戻り、ナースセンターに「戻りました」と声をかける。
だが、その反応にささやかな違和感がある。
そうだ、入院患者らしく、そろそろ着換えなければならない。
病衣を取りに行かなければ・・・


イヤホンがないよ

おじいさんの声が突然、静寂を突き破った。
4人部屋の4人の患者は全員がカーテンを閉め切っており、その人となりをうかがうことはできないが、その声の主がおじいさんと呼ぶに値する年齢であることは容易に推察できる。

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2015年9月 3日 (木)

Mr.children 日産スタジアム 駐車場 何時間前に着けばよいか?

お盆過ぎから急にやってきた秋は、九月の声を聞くとさらに深まり、空も山も薄い灰色に包まれてきました。

日産スタジアムを訪れるのは、2007年夏に行われたマリノス対FCバルセロナの親善試合以来8年ぶりです。

日産スタジアムまでどうやって行こうか?
はじめに考えたのはクルマ。
2007年に行った時、そうしたからです。
前回の記録を紐解いてみると、14:30頃現地入りしていました。
駐車場は競技場に隣接している駐車場に入れました。
試合開始が19:00でしたから 4時間半前です。
その時点でも、駐車スペースは4分の3程度が埋まっていました。


サッカーの試合とコンサートを較べた場合、収容人数はほぼ同じになります。
コンサートでは、選手たちがサッカーをやっている場所に「アリーナ」席を設える。
その分、収容人員が多いと主張する人がいます。
しかしコンサートでは、ステージ設営のため、片側のエンドスタンド座席が使えない。
見えるか否かギリギリの場所が「注釈付」として販売されることはありますが、ステージの後ろにある席は売れない(売らない)からです。

日産スタジアムの場合、収容人員はほぼ同数。
サッカー 72,370人
今回の「未完」  72,327人

開演は17:00
逆算すると4時間半前。
12:30に着けば、隣接駐車場に入れる計算になります。
2007年に来た時は、バラバラの席で観戦するデコファン仲間に声をかけ、お茶会をして過ごしましたが、今回はそういう仲間もいません。
もしも、雨が降って寒かったり、猛暑が戻ってきたりしたら・・・
開演前に体力が終わってしまいそう。
ツアーグッズは通販で申し込んであるし、記念スタンプを押す趣味もない。
開演1時間前に着いていれば十分。
従って、電車で行くことにしました。

クルマに較べて、小机から電車での帰路は、その帰宅ラッシュに少々めげるものがありますが、翌日は日曜日。
目覚ましをかけずに起きて、コンサートの余韻に浸り、コーヒーでも淹れてゆっくり感想を書くこともできる。
中村君からの誘いがあった時、自分が買おうと思っていた"土日2デイズの土曜日"だったことも、即決を後押ししました。

最寄り駅は「新横浜」が徒歩15分
「小机」は徒歩10分
自宅→日産スタジアムという条件下、Googleトランジットの提案は小机でした。


当日の天気について統計データを調べてみました。
"9月5日 神奈川県 天気出現率"
で検索するとわかります。
当日は「晴れ」「平均25度」
梅雨かっと言いたくなるような8月末の天気からすれば、かなり上等の部類です。
それでももう半袖、半ズボンの夏は終わっています。

もしもツアーグッズの「未完」Tシャツが間に合ったらそれを着て、ランニング用のウィンドブレーカーを羽織る。
間に合わなければ、長袖の綿シャツ1枚。
下はいずれにせよ、動きやすい綿パン。
ライブは3時間半に及ぶ長丁場のようですから、OS-1のゼリーとペットボトルを1つずつ。

さて手元に届いた注釈付指定席。
場所は「E26」ブロックでした。
日産スタジアムの見取り図で見ると、四隅のカド。
サッカーの試合ならば、最も安く売られる席です。
ライブでは、どちら側にステージが設営されるかによって、座席の性格はずいぶん変わります。
ニアサイドならば、ステージまでの距離が近い。
ファーサイドならば全景が見渡せるし、大型モニターも見やすいでしょう。
どっちに転んでも、楽しめそうです。


あとは風邪をひかぬよう、ぎっくり腰にならぬよう。
疲れがちな目に目薬をたくさん差して労り、当日をいいコンディションで迎えたいと思います。

次回は公演後にお話しましょう。

音楽 |

2015年9月 2日 (水)

東京五輪エンブレムに応募する。それよりも立派な競技場を!

2015年9月1日、ベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ていると指摘されていた東京五輪2020のエンブレムが使用中止になりました。
そこで、早速僕も1つ書いてみました。

募集が始まったら応募してみたいと思います。

図柄は、東京が世界のスポーツ精神を結びつけるイメージ。
理想の形は常に追い求めるものであり、安住する完璧はないという気持ちを込めました。


これが採用されれば、世界中の人がきっと「なんじゃこりゃ」と思ってくれるでしょう。


エンブレムは、気軽なものでいいと思いませんか?
それよりも肝心なのは競技場の方です。
こちらは2015年7月17日にゼロベースの見直しが決まりました。


ザハ・ハディッド が作ったデザイン、なかなかいいじゃないですか。
とてもカッコイイと思います。

屋根がついていれば、お客さんは雨に濡れないし、選手も競技がしやすいでしょう。
冷房が効いていれば、僕ら観客は快適だし、選手も好記録を出すかも知れません。
ドーム球場に本拠を構えた途端、勝ち始めたプロ野球の球団がありましたよね。
7月~8月の暑い時期、競技場が涼しいのはいいことです。


オリンピックの後も50年以上使う国立競技場なんだから、みんなが誇りに思えるような立派な施設を作っていいと思いますよ。
日本単独開催を狙っているフットボールW杯だって、ここでやるのです。
バルセロナを訪れた時、地元の女子高校生たちが、心からカンプノウを誇りに思っているのが、伝わってきました。


2,520億円が高い?
そりゃ「高いですか?」って聞かれたらみんな高いって答えますよ。
大概の人にとっては、2,500回生まれ変わらなければ、稼げないお金ですからね。

でも、同じ位の金額が一体どんなことに使われているかって考えたら高いとは思えないですけどね。
1年間に特殊法人に仕事を回すために使われている税金は、いったいこの何倍なのでしょう。
切り詰めた財源で、2,520億円の競技場が毎年建つんじゃないでしょうか。


放送法で、受信機(概ねテレビ)を持っている皆さんはNHKの受信料を払うことが義務付けられています。
「僕はNHKは見ていない」とか関係ありません。
法律に書いてあるのですから。
ただ罰則がないから、強制されないと言うだけです。

その受信料を使って、NHKは3,400億円で社屋を建て替えるそうですよ。
どうですか?
国立競技場にかかる2,520億円が高いならば、NHKの3,400億はどうですか?
静かですね。


エンブレムは「なんじゃこりゃ」というしょぼいものでもいいですから、国立競技場は「さすが日本」と誇れるものを作って欲しいです。

東京五輪が決まった時、喜んだ皆さん。静かですね。
東京五輪のお陰で景気が上向きになって、投資が有利になっている皆さん。静かですね。
業績が上向きになった皆さん、静かですね。
求人が増えて、就活に希望がもてる皆さん。静かですね。

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2015年9月 1日 (火)

コンサートは予習した方が楽しいと「おいしい葡萄の旅」で学習した

Mr.childrenに行くことになった。

だから予習することにした。
子供の頃、夏休みの宿題は8月31日にやっていた。
母が手伝ってくれた図画のみごとな出来映え、それをつくる行程を今も動画で覚えている。
(そういうのは手伝ったと言わないが)
でも社会人になって随分経つ頃から、宿題は先にするようになった。
なぜならば、宿題は次々に出る。
締切まで放っておくと、どんな宿題だったか。どのようにやるつもりだったかを忘れてしまう。
宿題は受け取ってすぐ、こういう風にやろうかなというイメージがある時にはやると速くできる。
実際、やってみると楽しい。
放っておいた宿題を、経緯から思い出しながら取りかかるのは苦痛だ。

などと言っていながら、Mr.children予習に取りかかったのは、公演の1週間前の土曜日だった。
ずっと放っていたのではなく、その日に予習の必要性を思い出したからだ。
その良き前例が、今回と同じく中村君が用立ててくれたサザンオールスターズ。
予習するつもりはあまり無かった僕に、セットリストを事前に見ておくこと。
その曲をプレイリストにして、事前に聞き込んで置くことを教えてくれた。


まずインターネットで「Mr.children Stadium Tour 2015 未完」のセットリストを検索。
屋外会場、ドーム会場1つずつ複数の公演リストを見たところ、曲目がまったく同じだった。
それをエクセルに書き起こしておく。
x-アプリを立ち上げ「未完」というプレイリストを作り、楽曲をそれに入れて行く。
今回の演目はツアータイトル「未完」を含むアルバムREFLECTIONから12曲。
別途配信(初期はUSB販売)のREFLECTION {Naked} から3曲。

それ以外は
SENSE 1
シフクノオト 1
BORERO 2
HOME 1
DISCOVERY 3
I LOVE U 1
EVERYTHING 1
It's a wonderful world 2
Atomic Heart 1

前回サザンオールスターズ「おいしい葡萄の旅」セットリストでは知らない曲が4割を占めたのに対して、Mr.children「未完」はいずれもx-アプリに入っていたので、すぐにプレイリストが完成した。

そうか、自分はサザンオールスターズよりもMr.childrenのファンだったのか。
日頃、そんなことを考える必然性もなく暮らしているので、目の前の事実になるほどザワールド。
Mr.children公演は歌詞も出るのだろうか?
歌詞カードも作っておこうか?
と考えたが、僕が歌うと隣の中村君が迷惑がると思うのでやめた。

高校のリーダー(英語)は予習すると楽しかった。
滅多にしなかったが
音楽公演もそうだ。予習は楽しいものなのである。
かつて、コンサート前に内容を知ることは「ドキドキ感が薄れて新鮮みがない」だから得策ではないと考えていたが、サザンオールスターズ「おいしい葡萄の旅」で考えは変わった。

コンサートでは、複数の楽曲が演奏される。
いくつかの曲を「こんな曲あったっけ~」と思いながら聴くよりも、すべての曲を「あぁこれこれ」と聴いた方が楽しい。
ネタバレは、一部の人にとても嫌われている。
特にスポーツイベントにおいては、勝ち負けという結果がその満足度に占める比率が高いため、結果がわかってしまうことは興ざめの主要因になる。
だがそれはアーカイブされたあとの話しだ。
ライブで見ている者にネタバレも何もない。
サッカーの試合を見に行くのであれば、誰がどの位置で起用されているか。
劣勢にまわった時、ベンチから誰が出てきて、どのような戦術が試みられるか。
野球の試合を見に行くのであれば、贔屓チームの登録選手。
あるいは相手レギュラーの概要などを予習しておけば、さらに楽しさは増すだろう。

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