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2016年5月12日 (木)

村上春樹が読者の質問に答える企画を15年前からやっていることを初めて知った

1冊の本を去年の夏から読み続けている。
俗に言う「積ん読」ではない。
ほぼ毎日、読んでいるのだ。

僕が読むのが遅いわけではない。
1年に千冊の本を読んでいるのだから、速読と言える。


書名は「村上さんのところ」という
村上春樹がファンの質問に答える企画本である。

村上春樹は過去、定期的にこうしたファンの質問に答えるイベントを設けてきた。
そしてそれが書籍として出版されている。


過去のQ&A企画本

2000年8月
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
朝日新聞社

2006年3月
「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
朝日新聞社

2006年11月
「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
朝日新聞社

2015年7月
「村上さんのところ」新潮社


従って、今回の「村上さんのところ」は第4回。
版元は前回までの朝日新聞社から新潮社に替わった。


始めは書籍しか目に入らなかったので、書籍を手に入れた。

読み始めてしばらく経った時、これは「どえらい本」なのではないかと思い始めた。

1冊の村上小説を読んで汲み取れる深い気づきが、ダイジェストのように詰め込まれており、まさに「村上ヒーリング効果」が高い本になっている。
村上春樹に信頼を寄せる人にとって、その効果は大きい。

郷里の先輩、村上龍も信頼しているし、芸術家の村上隆も信頼している。
子供の頃、クラスにいたムラカミ君は要領を得ない男だったが、オトナになってから出会った3人のムラカミを僕はいずれも信頼している。


書籍版「村上さんのところ」は、村上春樹の名言がぎっしり詰まっている。
すぐに過去3作も読んだ。
最も古いものは15年前の出版だが、内容が古いとは一切思わなかった。

読書で得た忘れがたい言葉を、しらべるの「読み返したい言葉」にアーカイブしているが、最近のそれはほとんど、村上Q&A本からのものである。


書籍版を読んだ後、Kindleで「村上さんのところコンプリート版」が出ていることを知った。
希望価格は2,000円+税だが、電子書籍は再販価格維持制度の適用外なので、値引きして売ることができる。
amazonでの売価は1,800円

Kindle上の表示では全体で10万ページを超えている。
Kindleは1つのページに対して、異なるフォントで複数のページを用意しているので一概には言えないが、仮に3万ページとした場合、1ページあたり0.06円。2万ページとしても0.09円。

どう考えても、これを買わない手はないのではないか?
ということで即ゲット。
Kindleだから、欲しいと思った瞬間に届く。
ところが、これがとんでもない事態の始まりだった。

つづく

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