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2016年5月22日 (日)

「幸福を見つめるコピー完全版」にも収録されなかった2つのエッセイ

「幸福を見つめるコピー完全版」を読み始めた。
それは単行本「大人の迷子たち」に収録されなかった5つのエッセイを手に入れるためである。

「幸福を見つめるコピー」は、2009年にコピーライター岩崎俊一が初めて上梓した著書。
岩崎俊一62歳の誕生日に出版された。

初めての本が出るのが62歳。
それを聞くと、まだまだ自分も間に合うなと思う。
もちろん高名なコピーライターと、無名の民間人ではそこへたどり着くまでの前提条件が大きく違うわけだが。


「大人の迷子たち」は東急電鉄のフリーペーパー「SALUS」に連載されたエッセイをまとめた書籍。2014年10月初刷
連載は2010年に始まり、岩崎俊一が亡くなる2014年まで。
書籍にはSALUSから47篇、全49話が収録されている。

発売後(校了後)から岩崎俊一が亡くなるまでの間にSALUSに掲載されたエッセイ、すなわち書籍未収録の5話が今日のテーマだ。


もちろん、SALUSのバックナンバー(2014年9月号~2015年1月号)を読めば、その5話を読むことはできる。
だが、期せずしてわずかにこぼれ落ちたそれらの随筆を、どこかの誰かが拾い集めてまとめてくれいないか。きっとそれくらいの気が利く編集者がどこかの版元にいるだろうと考えていたのだ。


単行本に収録されたのは締めの関係でSALUS2014年8月分まで。
SALUS2014年9月号から岩崎俊一逝去のため最終稿となった2015年1月号までの5話が単行本に収録されていない。

そのリストを見ながら「幸福を見つめるコピー完全版」をめくる。
恐らくその5話がこの中の何処かにあるはずだ。


SALUS2014年9月号 第50回
タイトル「人間という肩書きで、生きようと思う。」
定年とともに肩書きで生きることをきっぱりやめた友人の物語

これは300ページに収録されていた。


SALUS2014年10月号 第51回
タイトル「別れがつらいのは、大人だけじゃない。」
転勤族の親が、その子供を思う気持ちが足りていないことを顕在化している。

この話は収録されていなかった。


SALUS2014年11月号 第52回
タイトル「刺せば血が出る器物などない。」
療養生活での執筆。盲導犬への傷害事件を「器物損壊」とする現在の法律に異議を唱える。
紙面見開き右ページには単行本「大人の迷子たち」の広告が載っている。

これは092ページに収録


SALUS2014年12月号 第53回
タイトル「我が輩の恩人は漱石である。」
42年前出せなかったラブレターを引き、夏目漱石の「こころ」が書く仕事への原点だったことをしたためる。

104ページに収録


SALUS2015年1月号 第54回(事実上の最終回)
タイトル「昭和30年代を目撃した人間の責任。」
"この連載が始まって丸5年になろうとしている"と書き始める。
本の出版(「大人の迷子たち」)と、自身が手がけた西武池袋本店での「昭和展」が続いたことを偶然と記す。
"昭和30年代と平成20年代の両方を知る人生。僕が書き残すべきことはとても多いと思っている。"と結ぶ。

このエッセイも収録されていなかった。


結局「大人の迷子たち」出版後5話のうち、2話が収録されていない。

単行本「大人の迷子たち」にはSALUSから47篇が収録されているが、その時点で連載は49回であり、そこでも2篇がこぼれている。

こぼれ落ちた4篇
無名の民間人は、どうせならば「コンプリート」にすればいいのにと思うのだった。


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