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2016年6月 6日 (月)

板橋Cityマラソン 後半・逆風の確率

「板橋Cityマラソン」と改称してからの風の記録
2011年
中止(東日本大震災のため)

2012年
さほど風が吹かなかった。

2013年
さほど風が吹かなかった。

2014年
恒例後半の向かい風がランナーを苦しめた。

2015年
珍しく後半に追い風が吹いた。


10年前、初マラソンで出場した「2006年荒川市民マラソン」は、後半に強い逆風に見舞われた。
恐らくあれは、この大会の中でも歴史的な強風だったのだろう。

一方、今日はほとんど逆風が吹いていない。
気温は高めではあるが、終盤は曇ってきて、暑さに苦しむというわけでもない。
過去5大会でいえば、後半逆風の確率は20%ということになる。



39km
左ひざからふくらはぎにかけての痛みは消えていない。
残りはわずか3km
不測の事態でリタイアということになっては、悔やみきれないところまで来ている。
ムリをせずに行こう。

と、自分を甘やかしたため、40km、41kmのラップは10分台。
歩くよりはほんの少し速い程度だ。


その時、目の前を歩いている1人の若者が目にとまった。
かなり太っている。
体脂肪率は30%を超えていることだろう。

それでもここまでは、僕より前を走って来たのだ。
それだけ重ければ、あまり練習で距離を伸ばせなかったはず。
大変だっただろうなと労う気持ちになる。
だが、その一方で負けられないという気持ちが起きてしまった。


41km
ラスト1kmとなると、急に周りに走っている人が増えた。
マラソンなのだから、それが当たり前なのだが、この時間帯を走っているランナーの大半は歩いているものだ。

ラストだけは走って終わりたい。
歩きながらのゴールでは、せっかくのゴールがもったいない。
せっかくここまで辛い思いをしてきたのだから、最後だけはカッコつけたいと考えるのがランナー心理だ。


「ゆっくり走ろう」という名前の町のジョギングクラブで走っているような、緩い空気が流れる。
もう誰もおしゃべりをしていない。
仲良しと走っていた人たちも、それぞれのペースで走ろうと決別して来たのだろう。

右側から僕を抜いていく1人のランナーがいた。
さっきの若者だ。
白い半袖シャツ、白い短パン
まるで中学校の体操着でやってきた健康優良児。

負けられないな・・
少しだけペースを上げる。
だが、左足は言うことを聞かない。

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