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2016年6月の30件の記事

2016年6月30日 (木)

卓球の歴史

日本に卓球が伝わってから、リオ五輪までの大まかな卓球の歴史をまとめる。

1902年
坪井玄道がテーブルテニス(ピンポン)を英国から日本に伝える
卓球の英語名称は table tennis
2016年は「卓球伝来」から114年になる。
日本で野球が行われるようになったのが1878年とされているので わずか24年遅れということになる。
しかし日本卓球には未だプロリーグができていない。


1918年
ピンポンが「卓球」と命名された

1921年
大日本卓球協会設立

1926年
国際卓球連盟設立
ドイツ卓球協会が中心となり第1回世界選手権を開催した。
ドイツは今も伝統的な卓球強豪国である。


1986年
日本卓球が大きな節目を迎える。
それがタモリの「卓球は暗い」発言である。
それ以来、卓球は根暗であると嘲る潮流「卓球根暗ブーム」が起きる。
確かに卓球は騙し合いであり、心理戦の比重が大きい。
明るいか暗いかと言われれば、暗いのは本質的な特性である。

かつて「函館はな~んもないところ」と発言したことが、函館市民を一念発起させたように、タモリ発言はここでも卓球関係者を奮起させ、その後卓球が発展していく端緒となった。


1988年
夏季オリンピックで男女卓球が正式競技として採用された

1996年
月刊誌「卓球王国」創刊(1997年1月号)
卓球王国が発売する日本の卓球専門誌。
プロ、学生、アマチュア、技術、用具と幅広い情報を収録。
「この1冊を読めば卓球がわかる」と言い切れるほど、クオリティが高い。

2005年
テレビ東京が世界卓球の中継を始める

2011年
ボールをセルロイドからプラスチック製に替える新ルールが周知される。


2012年
ロンドン五輪
女子団体で日本(石川佳純・福原愛・平野早矢香)が銀メダルを獲得。
正式種目採用以来7度めの五輪で、日本は卓球初メダルとなった。


2015年
4月、世界選手権が初めてプラスチックボールで行われた。

4月6日、初めての「卓球の日」
世界卓球協会が2015年に制定した。
1896年に近代五輪が初開催された日に因んでいる。

8月、水谷隼・福原愛が出た名門 青森山田高校男子が強化を終了。
強化組最後となるインターハイでは男子が17度めの優勝。


2016年
3月、世界卓球選手権
女子団体で日本(石川佳純・福原愛・平野美宇)は銀メダル獲得

8月、リオ五輪
日本は6選手が出場する。
女子:石川佳純、福原愛、伊藤美誠
男子:水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴

つづき →日本卓球リオ五輪代表選考から本戦まで

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2016年6月29日 (水)

クアレスマ→ロナルド→サンチェス→ナニ→ロナルド→クアレスマ

ラウンド16
クロアチア-ポルトガルは90分を戦って決着がつかず、15分ハーフの延長戦へ。
さらに30分で決着がつかない場合PK戦。

<延長前半>
両者好機なし


<延長後半>
サンチェスが位置を変え、最前線でボールを追いかけ始める。
その光景には既視感がある。そうポスチガだ。
1トップを立てて両翼にナニ、ロナルドを配置する布陣はポルトガル伝統のウィング攻撃。
徐々にポルトガルにゴールの予感!
しかし、決定的好機はクロアチア
116分 ベリシッチのヘッドが左ゴールポスト(外寄り)に当たった。

117分 肝を冷やしたばかりのポルトガルに好機が訪れる。
自陣の深い位置でクアレスマ(20)が奪ったボール
ロナルド(7)がピッチを俯瞰したパスを中央に居たサンチェスに送る
サンチェスはドリブルしながら長い距離を走る
ナニが左、ロナルドは右を走る
クアレスマも追いつき、サンチェスとロナルドの間に入り4人が並ぶ
ここでサンチェスは焦らない
タイミングをためて、ためて、左から来たナニ(17)にパス
この落ち着きに彼が超一流となり得る才能をみた

「ここだ、ここだ」
オフサイド位置に入らぬよう慎重に位置取りしたロナルドがぐるぐると手を回してナニに合図を送る
ナニは柔らかいグラウンダーのボールを斜め前方、GK前の空いたスペースへ流す
そこへロナルドが走り込む

GKはロナルドに近い側すなわち自分の左側ポストに詰めている。
ロナルドの選択肢はGKの上、そして右側
だが右側のコースにはDFの足が出ている

ロナルドは「こぼれても何かが起こる」右側を選択して右脚を振り抜く
GKは右手に当てるのが精一杯
がら空きのゴール前にこぼれたボール
そこに走り込んだクアレスマがヘッドで押し込んだ。

何らかのファウル、オフサイドをとられはしないか?と一瞬の間があった後、ポルトガルチームに今大会初めてとなる歓喜の輪ができた。
これが今大会初めての「勝ち越しゴール」
ここまでに決めたゴールは、いずれも喜んでいる余裕がなかったのである。

120分 クロアチアのCKではGKが上がり11人攻撃
しかし、ビダのシュートは右へ外れた。
120分の激闘を制したポルトガルは、ユーロ6大会連続ベスト8入り。


両チームを通じて枠内シュートは、得点につながったカウンター攻撃でロナルドとクアレスマが放った2本だけ。
クロアチアはポルトガルを上回るシュートを放った。
ただそれらが枠に行かなかったのは「我々は史上初めてポルトガルに勝つ」という決意が足りなかったのではないか。
フットボールの国際試合には国と国との間に相性が存在する。



この日代表として100試合出場となったナニが子どもを抱っこしている。
「どう?」と言わんばかりの物怖じしない笑顔が可愛い。
サンチェスが申し出て、モドリッチ(10)とユニフォームを交換する。
これからビッグクラブで多くのものを手にするであろう18歳の若者にとって、今欲しいものは敬意を抱くスター選手と、ここで対戦した記念品だった。


ポルトガルの次戦
6月30日(木)28:00
ポーランド-ポルトガル

ラウンド16でスイスとの試合を見る限り、ポーランドのプレースタイルはクロアチアと似通っていた。

ポルトガルは勝ち抜いたとはいえ、尻上がりに調子を上げているとは言いづらい。
失敗した味方に向かって「おいおい勘弁してよ」と映るクアレスマの素振りが気になった。
次戦で、よりチームの融合が深まるかが優勝に向けた試金石となるだろう。
中4日休めるので、次戦はリカルド・カルバーリョ(38歳)に出てきてもらいたい。



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2016年6月28日 (火)

前試合で7枚も破れたスイスのユニフォームはなぜ破れなかったのか

【ラウンド16】

8チームが2つのブロックに分かれて4試合ずつを行う。
片方のブロックにドイツ、スペイン、イタリア、フランス、イングランドといった古豪が集中。
もう一方にベルギー、クロアチア、ポルトガル。
3位までが勝ち上がる特殊運用のため、偏ったベスト16となった。
ただし「名前がある」から難しいとも限らないし「名前がない」から易しいわけでもない。

確かなことは出場チーム中、FIFAランキングが上から4番めのポルトガルが、ベスト16中下から3番めで予選を通過したということだ。



6月25日(土)22:00
A2位 - C2位
スイス 1(PK4-5)1 ポーランド
[マッチ1]
スイスは82分シャキリのオーバーヘッドで追いつく。ポーランドはこれが今大会初失点。
前後半15分ずつの延長は0-0
PK戦ではスイス2番手のジャカが左に大きく外した。

スイスは前のフランス戦で7枚も破れた赤い1stユニを着用。
いくらなんでも7枚はありえない。きっと、素材に問題があるのだろう。
(のちに製造工程に問題があったと報道された)
ただ、この試合では1枚も破れなかった。
わずか数日でサプライヤーが素材を変更したとは思えない。当たり前のことだが、引っ張らなければ破れないということだ。


6月25日(土)25:00
B1位 - A/C/D3位
ウェールズ 1-0 北アイルランド
[マッチ2]
A,D組の3位は敗退しており、C組3位の北アイルランドがここに出場。
初出場どうしの対戦。
75分マコーリーのオウンゴールが決勝点となった。


6月25日(土)28:00
D1位 - B/E/F3位
クロアチア 0-1 ポルトガル
[マッチ3]

クロアチアはおなじみ市松模様(二色の四角形を交互に配した模様)1stユニフォーム。ただし勝率が低く縁起が悪い。
ポルトガルは前試合に続いてティファニーブルーの2nd。
過去、クロアチアは公式戦で一度もポルトガルに勝ったことがない。


ポルトガルはペペ、クアレスマがイエローカードを1枚持っているだけ。
ポルトガルは伝統的にフェアプレーの国である。
日本とは親善試合も含めて未対戦。いつかW杯で対戦したならば、心穏やかに見られるきれいな試合になるだろう。できればデコがいるうちに実現すればよかったのだが・・
一方のクロアチアは8人(先発出場のうち6人)がイエローを1枚ずつ持っている。

今大会に入り絶好調を維持しているナニ(17)
「常軌を逸した試合」で本領を発揮したロナルド(7)
中盤でゲームメークする才能にあふれるサンチェス(16)
ピンチ脱出で抜群の技術を見せるラファエウ・ゲレイロ(5)
この4選手に期待したい。
卓越した技術で守備の安心感を与えるリカルド・カルバーリョ(6)は、38歳のベテランということもあってか、前試合から中2日のこの日は出場していない。


<前半>
互いに確実なパスに終始する。
パスカットされてカウンター攻撃を受けるのを警戒している。
はじめは緊張感があったが、次第に停滞感が漂っていった。
試合は終始、クロアチアペースで進行する。
試合終了時点で、ポルトガルのボール支配率はわずか41%だった。


<後半>
48分レナト・サンチェス(16)が入る。
しかし今日はパスミスが多く、センスが感じられない。
キープする技術も未熟であり、中盤でボールを失うことが多い。
これでは「司令塔」を任せるのは難しい。
終盤は互いに攻撃のペースを上げたが延長戦へ。


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2016年6月27日 (月)

カラオケで勝手にマイクをとって合唱される夜

「六月の詩」
カルメン・マキは日本で最初に成功した女性ロックシンガー。
この曲は1stアルバム「カルメン・マキ&OZ」に収録されている。


【カルメン・マキの略歴】
1951年5月18日
東京生まれ

1968年
「天井桟敷」の「書を捨てよ街に出よう」で初舞台

1969年
「時には母のない子のように」で歌手デビュー

1970年
ジャニス・ジョップリンの影響を受けてロックバンド「カルメン・マキ&タイムマシーン」結成

1971年
竹田和夫の「ブルース・クリエイション」(後のクリエイション)と共演

1972年
「カルメン・マキ&OZ」結成

1975年
1stアルバム「カルメン・マキ&OZ」発売
このアルバムは日本ロックで初めて10万枚を売り日本ロックの魁となった。
1989年にCD化されている。

1977年
「カルメン・マキ&OZ」解散

終盤のディストーションのかかったボーカルを意識した歌唱を試みたものの、肉声で機械に迫るのは所詮無理だった。



「ロックンロールナイト」
2011年6月のデビュー30周年ライブ「ALL FLOWERS IN TIME」の本人映像・音声
この演奏は数あるライブ音源の中でも完成度が高い。
何よりThe Hobo King Bandをバックに歌えるというところが秀逸だ。


「糸」
この曲はずいぶん昔に歌っていたが、最近カラオケランキングで上位に入っていると聞いた。「NHKのど自慢」に出る機会があったら、大衆受けするこの曲を選ぶといいなと考えていた。


「終わりなき旅」
この曲だけは何度歌ってもうまく歌えない。そして今日も失敗。
歌い出しのキーが低すぎる。これはレコード音源とキーが違っているのだろう。
だからと言って初めを上げてしまうと、最後のサビでは上がぎりぎりになる。
しかし、これだけの回数を歌ってもダメなのだから、次回は初めからキーを上げて試す必要がありそうだ。


「ゴッド西武座クィーン」
ATOKではこう変換する^^;)
本日のテーマにぴったりの偉大なる英国を讃える?歌。
当時、僕はなけなしの小遣いで黄色いジャケットのLPレコードを買った。
買うまでは中にどんな曲が入っているかわからない時代だったから、たいていのレコードは買った後、後悔したものだが、これもその1つだった。
大後悔時代・・


「I wanna be there」
歌い終えると「桜井のメロディじゃないですね」と彼がいう。
REFLECTION {Naked}に収録されたこの曲は、桜井和寿としては冒険した意欲作ということなのだろうか。


「イエスタデイズ・ヒーロー」
確かBCRも英国だったよな?ということで検索。
しかし次画面がないほど収録曲数は少ない。
ミーハーファン層をQUEENと分け合っていた時代の雄だと思うのだが、歴史の評価は大きく異なっていることを知る。


「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
本日のテーマの〆はレインボー
リッチーの「頼むから髪を切らないでくれ」という懇願に耳を貸さなかったグラハム・ボネットの高音が冴えるポップソング。
長い間、レコードを聴きながら歌い続けてきたので、初めてのマイクで
もサビは裏声で歌っていた。


「サムデイ(生演奏)」
検索方法を誤ったようで「ALL FLOWERS IN TIME」版ではなかったが、ここは今の穏やかな時代をトレースする意味で歌う。
ところが、サビを歌っていると オーディオテクニカのスピーカーから異なる声が聞こえてきた。
初めのうちはバックボーカルが収録されているのかと思っていたが、
もしやと思って振り返ると、彼がマイクをとって一緒に歌っている。
おいおい、それはないだろう・・


「ray」
息継ぎが極端に少ない曲だが、何度かカラオケで歌っているうちにずいぶん慣れてきた。力の抜き方がわかったのだろう。


「青空」
残り時間わずかということで最後に選曲したのは、THE BLUE HEARTS本人映像の曲。
いつもならば、〆は佐野元春なのだが、一緒に歌われるのを避けようと考えた。
本人映像版は演奏がしっかりしていて、ボーカルが映える。
これは、気持ちいい・・

と思っていたら、再び、異なる声が聞こえてきた。
振り返ると彼が一緒に歌っている。
コーラスというわけではなく、歌詞そのものをべたべたに。

だからといって「頼んでもいないのにマイクをとるのは止めてくれないか」と気色ばむほど子どもじゃない。
そんなことをして、その言葉に傷つくのは自分自身であることをよく知っている。

またいつか、再戦の日が来たら、その時は絶対に歌われないような対策を考えようとおもう。人知れずに。

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2016年6月26日 (日)

クイーン 予言者の歌を歌う会

3ヶ月に一度の歌合戦が近づいてきた。
別に1ヶ月に1度でもいいのだが、カラオケの鉄人3時間飲み放題1500円のクーポンがお得なので、それをいつもウォッチしている。
以前は、あまり熱心に見ていなかったグルーポンからのメールだが、最近は「カラ鉄」チェックのために、じっくり確認するようになった。


事前の選曲作業に入る。
今回の対戦相手はいつもの歌仲間。
特にいいところを見せる必要もない、気心の知れたやつなので、ここは自分が歌いたい曲、これから上手くなりたい曲を選んでおく。


久しぶりにQUEENを1曲入れよう
検索すると235曲も入っているらしい。
そうだ、The Prophet's Song(預言者の歌)はまだ歌ったことがない。

You Tubeには複数のライブ映像が見つかった。
ブライアンがデジタルディレイマシンで「ブライトンロック」を弾いているのは聞いたことがあったが、フレディがこの1人多重唱をやっているのは初めてみた。
できれば自分もやってみたい・・

ネットでは「預言者の歌を歌いたい」「カラオケにぜひ入れて欲しい」という記事が複数見つかった。
QUEEN ファンそれも「歌いクィーンファン」の思うところは同じなのだ。
だが、カラオケにはまだ入っていない。
いつか、そんなクィーンファンで集まって「預言者の歌」を歌える日がくればいいと思う。
(3人集まればできる)



迎えた歌合戦当日
腹ごしらえは「CoCo壱番屋」
スクランブルエッグ+ロースカツで907円
なんだか卵の味がしないなと考えながら、今日のテーマについて話し合う。

「やっぱり今日はイギリスですかね」
そう。その日のお昼過ぎ、イギリスの国民投票でEU離脱が可決されたのだ。
この日は「一人1曲以上イギリスの歌をうたう」というテーマが決まる。


予約しておいた時間通りに「カラオケの鉄人」の門をたたく。
「そちらに記帳をお願いします」と言われて見ると、氏名のヨコに「年齢」
え゛トシも書くの?
「だいたいでいいですから」と店の女の子。
そう言われたからと言って、だいたいで書くこともできず正確に書く。



先攻の僕は「花束を君に」
配信で買った曲と比べてキーが高い。いつもならば意地になってキーは変えないのだが、さすがにムリなので2番から下げてもらう。


「Supernova」
曲名から検索すると無数の同じ曲名が並んでいる。
これって、そんなに有名な単語だったのか・・
後からしらべると「超新星」という意味だった。誰が使うんだ、そんな言葉


「グレイトキングラット」
事前に選んでおいたQUEENが期せずして今日のテーマである「イギリスの曲」の口切りとなった。


「抱きしめたい」
ビートルズではなく、Mr.children
「これっていつ頃の曲ですか?」と音楽造詣の深い彼が珍しく尋ねる。
確か2000年頃だと思う、いやその前かな・・

帰宅して「Mr.children 抱きしめたい 発売」でGoogleると、どーんと「1992年」と一発回答があった。同じ質問をGoogle先生に寄せる人が多いのだ。

後半へつづく

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2016年6月25日 (土)

ユーロ2016 決勝トーナメント組み合わせ ラウンド16~決勝

ポルトガルは今大会初めてのaway game
2nd ユニフォームのティファニーブルーを着用している。
ポルトガルといえばこれまで1stが赤、2ndは白が相場だったが、この新色は魅力的であり思わず1枚欲しくなる。


42分 ロナルドの縦パスをナニが狭い左隅に押し込む。
反応のいいGKならば抑えられそうな狭いスペース。
今大会、ユーロ最年長出場記録(40歳)を作ったGKキラーイの反応より早く、ボールがネットに吸い込まれていく。

ハーフタイムを迎える前に追いついたことでチームは落ち着くし、何より見ているファンはとても安堵した。


生中継で見るフットボールは、ハーフタイムの間がもたない。
この間に録画しておいたNHKニュースを早送りでチェック。
そろそろいいかな?と思ってチャンネルを切り替えると、既に後半が始まっている。
しかも、スコアが2-1に替わっていた。
ここから、ロナルドが試合後に表現した「常軌を逸した試合」の始まりだ。


47分 すなわち後半2分、ジュジャークがペナルティエリアの外から蹴ったFKがポルトガルの壁に当たりボールの向きが変わる。GKは対応できなかった。


50分 ロナルドが右からのクロスをヒールで流し込む。
この大舞台、重要な局面、他にコースはない。
この難易度が高いアイデアを試す冒険はロナルドにしかできない。
キラーイは「ロナルドきらーい」と思ったかも知れない。


55分 再びジュジャークのFK
またしてもポルトガルDFが出した足に当たり、ボールの向きが変わりゴールに吸い込まれた。
8分前のリプレイを見るようだ。

試合規約として攻守が交替していく野球の試合であれば「取った後に取られる」はよくあることだが、フットボールの試合でこんな展開は見たことがない。


あまりに目まぐるしい事実が目の前で起きている。
ポルトガルにとって、首を絞めたり緩めたり・・・
訳が分からず、なんだかどうでもよくなっている。
一点負けているのでこれは恐らく「敗退」なのだが、実はそこには例外があって、ポルトガルだけは救済されるような錯覚を覚えていた。
なぜ、そう考えたのか、理由はわからない。


62分 ロナルドが「空中で停まっているような打点」のヘッドでゴール

三たび、ポルトガルに血の気が戻る。
残り時間は28分
できれば、このまま終わって欲しい。


後半開始からモウチーニョ(8)に替わって入ったレナト・サンチェス(16)が効いている。
縦に出すパス・センスが見事だ。
ただし、あまり味方からボールをもらえていない。
チームメイトから信頼を受けていないのか?と危惧したが、やはり、位置取りがいまひとつなのだ。
フィーゴ、ロナルド級を除くポルトガル選手は、安全にパスを出したがる。
それには難しいコース上にサンチェスがいるのである。


かつて、ポルトガルにはデコがいて、まるで上空にいる鳥がプレイしているようなグラウンドを俯瞰したパスで、幾度も決定機を作ってきた。
デコ引退後、その位置を引き継いだのはモウチーニョだが、彼にはセンスが足りない。
この試合でも前半はどこに居たのかわからなかった。

レナト・サンチェスはロナルドの後継者候補。
ポルトガルは長い間、国際的な檜舞台から消えていた時代がある。
1966年(W杯初出場)~1986年(W杯2度めの出場)
それからまた2000年(ユーロ3位)まで。
2000年のユーロ以降、2Mには一度も予選敗退せず、本大会出場を続けている。

ポスト・ロナルドのポルトガルが再び長い冬眠に入るのか、このまま国際舞台に留まるのか、その鍵を彼が握っている。


スコアは3-3
1点を取れば1位通過
1点を失えば4位敗退

こんな天国と地獄が背中合わせのフットボールが、この前いつ何処であっただろうか。

70分 サントス監督がエリゼウ(19)に紙切れを渡し、それをピッチ内にいるロナルドの元へ運ぶ。
ロナルドは受け取って一瞥したのみ。
フットボールの試合でメモを渡す「伝令」を初めて見た。

恐らく、同時開催の試合経過を伝え「ムリして点を取りに行くな。引き分けで通過できる」といったメモが書かれていたと推察する。
事実、この時点では同組アイスランド対オーストリア戦は同点であり、そのまま終わればポルトガルは「2位通過」の見通しだった。

2位通過を確保
対戦相手はイングランド
ポルトガルはイングランドを苦手にしていない。

ところが試合後、同時開催のF組でアイスランドが勝ち越し、ポルトガルは3位通過となり対戦相手はクロアチアに替わった。
この際有利も不利もない。
目指しているのはベスト8ではなく優勝なのだから。
ラウンド16の対戦相手はドイツ以外だったらどこだってかまわないのである。


各組3位チームの順列
左から勝ち点、得失点差、総得点、チーム

4 0 3 スロバキア
4 -2 2 アイルランド
3 0 4 ポルトガル
3 0 2 北アイルランド
3 -2 2 トルコ
3 -2 1 アルバニア

3位6チームのうち上位4チームが勝ち抜けた。


【ラウンド16組み合わせ】

6月25日(土)22:00
A2位 - C2位
スイス - ポーランド
[マッチ1]

6月25日(土)25:00
B1位 - A/C/D3位
ウェールズ - 北アイルランド
[マッチ2]

6月25日(土)28:00
D1位 - B/E/F3位
クロアチア - ポルトガル
[マッチ3]

6月26日(日)22:00
A1位 - C/D/E3位
フランス - アイルランド
[マッチ4]

6月26日(日)25:00
C1位 - A/B/F3位
ドイツ - スロヴァキア
[マッチ5]

6月26日(日)28:00
F1位 - E2位
ハンガリー - ベルギー
[マッチ6]

6月27日(月)25:00
E1位 - D2位
イタリア - スペイン
[マッチ7]

6月27日(月)28:00
B2位 - F2位
イングランド - アイスランド
[マッチ8]

【準々決勝】

6月30日(木)28:00
マッチ1勝者 - マッチ3勝者
[準々決勝-1]

7月1日(金)28:00
マッチ2勝者 - マッチ6勝者
[準々決勝-2]

7月2日(土)28:00
マッチ5勝者 - マッチ7勝者
[準々決勝-3]

7月3日(日)28:00
マッチ4勝者 - マッチ8勝者
[準々決勝-4]

7月6日(水)28:00
準々決勝-1勝者 - 準々決勝-2勝者
[準決勝-1]

7月7日(木)28:00
準々決勝-3勝者 - 準々決勝-4勝者
[準決勝-2]

7月10日(日)28:00
[決勝]


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2016年6月24日 (金)

ユーロ2016全51試合の結果【6月19日~6月22日】

グループリーグ最終の3節に入る。
勝ち抜け順位を見据えた敗退行為が起きないよう、グループ毎に同時キックオフ。
ただしユーロ2016は「3位の一部のチームまで勝ち抜け」という複雑なルールのため、調整していると余計に頭が混乱する。



6月19日(日)28:00
ルーマニア 0-1 アルバニア
【A】グループリーグ3節に入る
ルーマニアは公式戦で初めてアルバニアに負けて4位敗退
3位アルバニアが次に進めるかは全グループが終わるまで不明
22日アルバニアの3位敗退(勝ち点3得失点差-2)が決まる

6月19日(日)28:00
スイス 0-0 フランス
【A】フランスが1位通過、スイスが2位通過を決めた

6月20日(月)28:00
ロシア 0-3 ウェールズ
【B】ウェールズは1位通過
ロシアは4位となり敗退が決まった

6月20日(月)28:00
スロヴァキア 0-0 イングランド
【B】イングランドは2位通過
スロヴァキアは勝ち点4の3位で他グループ待ち
22日3位通過が決まる

6月21日(火)25:00
北アイルランド 0-1 ドイツ
【C】ゲーム前は1位ドイツ3位北アイルランド
ドイツが1位通過
北アイルランドは勝ち点3の3位
22日3位通過が決まる

6月21日(火)25:00
ウクライナ 0-1 ポーランド
【C】ゲーム前ウクライナ4位敗退決定 2位ポーランド
ポーランドは2位通過

6月21日(火)28:00
クロアチア 2-1 スペイン
【D】ゲーム前1位通過スペイン 2位クロアチア


6月21日(火)28:00
チェコ 0-2 トルコ
【D】ゲーム前3位チェコ4位トルコ
チェコは勝ち点1の4位で敗退
22日トルコ3位敗退が決まる(勝ち点3得失点差-2)

6月22日(水)25:00
アイスランド 2-1 オーストリア
【F】ゲーム前2位アイスランド4位オーストリア
終盤に勝ち越したアイスランドが2位通過
オーストリアは4位敗退

6月22日(水)25:00
ハンガリー 3-3 ポルトガル
【F】ゲーム前1位ハンガリー3位ポルトガル
他組の状況によりハンガリーは試合前に通過が確定
ポルトガル薄氷の3位通過

6月22日(水)28:00
イタリア 0-1 アイルランド
【E】ゲーム前1位通過イタリア 4位アイルランド
アイルランドが勝ち点4で3位通過

6月22日(水)28:00
スウェーデン 0-1 ベルギー
【E】ゲーム前ベルギー2位スウェーデン3位
前日スウェーデンのズラタン・イブラヒモヴィッチ(10)が
ユーロ2016終了後の代表引退を発表
ベルギー2位通過
スウェーデン4位敗退



ハンガリー 対 ポルトガル
ポルトガルは、勝てば1位通過もあるが、引き分けでは3位でも敗退の可能性がある。
負けでは4位敗退。
監督は前節終了後「次の試合が決勝」と述べ、選手の士気を高めることに努めた。

第1戦、第2戦とさほどプレーは悪くない。
監督の言葉は単なる「引き締め」程度に受け取っていた。
ところがテレビをつけた途端、その空気が危ういことが伝わってきた。
ポルトガル選手の動きが固い。

ハンガリーは前節終了時点では、暫定1位に過ぎなかったが、その後、A~Dの4組の日程が先に終わったことで、戦う前に勝ち抜けが決まるという奇妙な状況となった。
そこで、警告を受けていた選手は全員、メンバー5人を入れ替えてきた。

既に切符を手にした者と後がない者。
その余裕の差が、画面から痛いほど伝わってくる。


19分 リバウンドを拾ったゲラ、枠の外から低い弾道のミドルシュート。
ポルトガル守備陣の隙間をすり抜けゴール右隅へ決まる。
まずい!いやな予感は現実に替わった。
過去においても、ポルトガルは早い時間に先制されると迷走が始まる。
監督が本来のプレースタイルではないロングボールを指示したり、デコを練習でもやったことのないウィングに配置換えしたり、フィーゴが決定的なチャンスで慌ててミスする・・といった光景がよぎる。

ポルトガルの焦りはさらに色を濃くしていく。
このまま負けてしまうのではないか・・・
それはかなりの確率で当たる真夏の天気予報のように、見ている者に濃い暗雲となりつつあった。


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2016年6月23日 (木)

5分でわかる卓球のルール

日本において卓球は「温泉から五輪まで」幅広く親しまれている。
公式戦はプラスチックボールで行われる。これを「硬式卓球」という。
では、軟式卓球があるかというと違う。
レクレーションで行われる卓球はラージボール」と呼ばれる。


硬式卓球のルール

まず初めに、素人卓球の経験者が誤認しやすいルールを3点。

【1】アウトになるボールがラケットに当たった場合は?
エンドライン、サイドラインの外ならば自分の得点。
プレイングサーフェス上ならば相手の得点。

「プレイングサーフェス」というのは卓球の台上のこと。
素人には、アウトになる球に当たらないようラケットをよける人がいるが、台の外ならば当たってもかまわない。



【2】ダブルスは交互に打つ?
ダブルスではラリーは交互に打つ。
味方の同じ人が連続して打つと相手の得点。

■ダブルス特有のルール
・サービスは右側(サーバーズライトハーフコート)から対角線(レシーバーズレフトハーフコート)に出す。サービスのネットインが右側に入ったらアウト(左側ならばレット)センターライン上に落ちたサービス(オンラインと言う)はセーフ
・サービスは2本交代:AB 対 CDの対戦の場合、サービスはA(レシーブはC)→C→B→Dで2本ずつの交代


■シングルス特有のルール
・サービスは左右どちらに立ってもよい、どこに出してもよい。
・サービスは2点ごとに交代 ジュース以降は1点ごとに交代。
・サービスがレシーバーのコートに触れた後、サイドラインを横切った場合レット(ダブルスでは有効)



【3】裏面で打ってよい?
ラバーが貼ってあれば裏面で打球してよい。
ペンホルダー(ラケット)でラバーが貼っていない面で打つと反則。


■ラケットのルール
・保護のためにラケットのサイドにサイドテープを貼ってよい。
・ラバーにスピード補助剤(ブースター)を塗ってはいけない。
・ラケットを投げて(手から離して)打ってはいけない。
・ラケットは左右持ち替えてよい。
・ラケットの素材は85%以上が木でなければならない。
ただし、このルールについては「素材自由化」の意見が高まっており、2020年東京五輪までには自由化されているかも知れない。

ラケットを持つ側の手を「ラケットハンド」と呼び、打球してよいのはラケットハンドの手首より先。
偶然、ラケットハンドの指とラケットで「二度打ち」になったとしてもインプレー。



つづいて試合の流れに沿って説明する。

■サイズ
試合会場である「競技領域」は7×14m
テーブルのサイズは152.5×274cm

■服装
競技者は白いシャツを着ることができない。
「主たる色がボールの色と明らかに違う」ことが求められる。

■アドバイス
コーチは規定の休憩時間以外に、選手にアドバイスを送ってはいけない。

■マッチ(試合)
1マッチは5ゲームまたは7ゲームで行われる。
五輪、世界選手権などのシングルスは7ゲーム制。

■ゲーム
1ゲームは11点先取で勝ち。
10-10(ジュース)になったら先に2点リードした方が勝ち。

■サービス
・ボールは手のひらの中心に置く。指に置いてはいけない
ボールがエンドラインより中に入ってはいけない(台の上で構えてはいけない)
・トスは16cm以上上げて、落ちる時に打つ。
・トスは真上に上げる。斜めに上げてはいけない。
・カラダでインパクトを隠してはいけない。

■レット(ノーカウント)となるケース
・サービスがネットインした。
・レシーバーがまだ構えていないのにサービスを出した。
・試合以外のボールが転がってくる、風が吹き込むなどしてラリーに影響があると審判が判断した。

テニスではサービスのネットインだけをレットと呼ぶが、卓球では「レット」はノーカウントとなる中断の総称。


■促進ルール(試合時間短縮ルール)
1ゲームが10分経過した時点で得点合計が18点未満の場合、競技を中断(レット)して促進ルール適用を宣言。
以後1本ごとにサービスを交代し、レシーバーが13回続けてリターンに成功すると得点となる。


■接触
・体が台に触れてもよい(フリーハンドを除く)
・フリーハンドがプレイングサーフェスに触れてはいけない。
・フリーアーム(腕部分)は触れてもよい。
・台を動かしてはいけない。台が動いてラリーに影響があったと判断されたら相手の得点。


■ネット
・ボールがネットのヨコを通って入ってもよい。その際ネットの高さより低い弾道でもよい。
・ネットのいずれかの部分に触れたら相手の得点。
*バレーボールで言うタッチネット


■ボール
・プラスチック製のボールを使う。
・国際大会は1メーカーのボールで行われる
・全日本選手権は試合前に選手がじゃんけんして、勝った方がメーカーを選ぶ


レアケースだが・・
・ネットより向こう、相手エンドで打球してもよい
バックスピンがかかり、ネットを超えたボールはネットの向こうで打ってよい。
・台の上に乗って打ってもよい(ただし台に手をついてはいけない)

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2016年6月22日 (水)

ユーロ2016全51試合の結果【6月16日~6月18日】

6月16日(木)22:00
イングランド 2-1 ウェールズ
【B】92分ダニエル・スタリッジ(15)が決勝ゴール

6月16日(木)25:00
ウクライナ 0-2 北アイルランド
【C】北アイルランドがユーロ初勝利
ウクライナは、出場チームで最も早く敗退が決まった

6月16日(木)28:00
ドイツ 0-0 ポーランド
【C】今大会初の無得点試合

重ねて言うと、ポルトガルはドイツに弱い
ポルトガルが初優勝するためには、ドイツが準決勝までに姿を消す必要がある。
ドイツの攻撃を抑えたポーランドは、ドイツに勝てる1候補だ。
ポーランドがC組3位通過して勝ち上がると、準決勝でドイツと当たる。


6月17日(金)22:00
イタリア 1-0 スウェーデン
【E】終了間際88分 エデルのゴールが決勝点
フランスに続きイタリアのラウンド16進出が確定した。

6月17日(金)25:00
チェコ 2-2 クロアチア
【D】59分まで0-2
62分 ルカ・モドリッチが負傷交代
89分PKでチェコが追いついた
チェコのGKはヘッドギアでおなじみのツェフ
2015-16シーズンより、チェルシーからアーセナルに移籍している。

6月17日(金)28:00
スペイン 3-0 トルコ
【D】アルバロ・モラタが2ゴール
MOM:イニエスタ(32歳)
スペインがフランス,イタリアに続いてラウンド16進出確定

6月18日(土)22:00
ベルギー 3-0 アイルランド
【E】ベルギーがその格付け(アルゼンチンに次いで世界ランキング2位)を証明する快勝

6月18日(土)25:00
アイスランド 1-1 ハンガリー
【F】ハンガリーGKキラーイがユーロ最年長出場(40歳)

6月18日(土)28:00
ポルトガル 0-0 オーストリア
【F】78分ロナルドがPKを外す
ヒンテレッガーに完全に体をつかまれて倒れたロナルド。その前を「砂糖をまぶしたような」フリーのクロスボールが通過していく。
自由な態勢ならばゴール確率の高い場面、ヒンテレッガーは確信犯のファウル。結果的に失点を防ぐ行為となった。

ランキング8位と10位の対戦は、F組の頂上決戦。
ポルトガルはその相手に対して、圧倒的にゲームを支配した。
攻撃も守備も統制がとれており、いつものひ弱さがない。
徐々に調子を上げていき、決勝でピークを迎えるというパターンにはまることができる現状である。


ロナルドはポルトガル代表の最多出場新記録を更新(128)
前記録保持者のフィーゴはスタンドで観戦しており、数度にわたりカメラが写しだした。
デコは来ていないのか?
と期待していたが、少なくともテレビには映らなかった。


グループリーグ2節終了時点
左から順位 勝ち点 チーム(世界ランキング)
F組
1位 4 ハンガリー(20)
2位 2 アイスランド(34)
3位 2 ポルトガル(8)
4位 1 オーストリア(10)

ここまでの順位は日本でいえば「下克上」だが、最終戦の結果ですべてが入れ替わる接戦。
さすが今大会における真の「死の組」である。

ポルトガルは3節で1位のハンガリーと対戦。
勝ち点3をとれば(アイスランドの結果次第で)1位通過の可能性を残している。


2節を終えて勝ち抜けが出たのはA,D,Eの3組
(フランス、スペイン、イタリア)
B,C,Fの12チームすべてに敗退の可能性が残っている。


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2016年6月21日 (火)

ユーロ2016全51試合の結果【6月14日~6月15日】

ユーロ2008、2012と2連覇中のスペインが登場
監督は2012と変わらず、ビセンテ・デル・ボスケ
ユーロ2016終了後に退任予定


6月13日(月)22:00
スペイン 1-0 チェコ
【D】87分ジェラール・ピケ(3)が決勝点を挙げた

6月13日(月)25:00
アイルランド 1-1 スウェーデン
【E】アイルランドはキアラン・クラークのオウンゴールで勝ちを逃した

6月13日(月)28:00
ベルギー 0-2 イタリア
【E】ベルギーは出場国中FIFAランキング最上位(2位)
当然、そういうチームを優勝候補と呼ぶのだろうが、試合に勝ったのは世界ランキング12位のイタリア


イタリアはいつも2M(W杯、ユーロ)本大会になると、当然のように強くなっている。
不思議なチームだ。
「守りが堅いから」という見方が多いだろうが、その要因は民族性ではないか。
日頃、離れて暮らしていても(異なるクラブにいても)再会すると(代表チームに集まると)すぐに仲間の心が通じ合ってしまう。
そして、大きな舞台で一旗揚げていい思いをしよう動機付けが強い。
まったく推測だが、そんなことを考えるほど、2Mでイタリアは強い。



グループリーグの最後は、今回最も世界ランキングでレベルが高い「死の組」F組。

6月14日(火)25:00
オーストリア 0-2 ハンガリー
【F】サライ、シュティエベルがゴール

6月14日(火)28:00
ポルトガル 1-1 アイスランド
【F】アイスランドは2M初出場
31分 ナニ(17)が先制ゴール
50分 ビルキル・ビャルナソン(8)のゴールで同点に追いついた


世界ランキング8位のポルトガルは34位(今大会下から3番め)のアイスランドを相手に終始試合を支配(支配率66%)
ファウル0

今回のユーロは「グループリーグは寝ていても勝ち抜けられる」ほどレギュレーションが甘い。
それは「死の組」で筆頭ランキングにいるポルトガルにとってはなおさらのこと。

「怪我人を出さず」「ファウルをもらわず」「負けない」という最低限の仕事を3つこなしたことで、順調な滑り出しである。


グループリーグ2節入り

6月15日(水)22:00
ロシア 1-2 スロヴァキア
【B】マン・オブ・ザ・マッチ(以下MOM)マレク・ハムシーク(スロバキア)

6月15日(水)25:00
ルーマニア 1-1 スイス
【A】18分ルーマニアがフランス戦に続き2度めのPKで先制
その2度のPKを決めたのは、いずれもスタンク
(ポルトガルにも1人欲しい)
スイスは57分メフメディのゴールで追いついた

6月15日(水)28:00
フランス 2-0 アルバニア
【A】引分目前の90分、96分立て続けにゴール
フランスがラウンド16進出を1番乗りで決めた。



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2016年6月20日 (月)

ユーロ2016全51試合の結果【6月10日~6月12日】

ユーロ2016がフランスで6月10日に開幕した。
前回のユーロ2012同様、今回も全51試合の内容をウォッチしていく。

試合開催順に記載
左側チームがHOME扱い
【 】記号はグループ
()内数字はナンバーカード



6月10日(金)27:00
フランス 2-1 ルーマニア
【A】恒例により開催国フランス戦で開幕
ディミトリ・パイエが89分に決勝ゴール

6月11日(土)22:00
アルバニア 0-1 スイス
【A】今大会5チームある初出場のうちの1つ、アルバニアは初戦を飾れず

6月11日(土)25:00
ウェールズ 2-1 スロヴァキア
【B】共にユーロ初出場チーム
ウェールズが初戦で初勝利を飾った

6月11日(土)28:00
イングランド 1-1 ロシア
【B】ロシアは後半ロスタイムにバシリ・ベレズツキのゴールで引き分けに持ち込んだ

6月12日(日)22:00
トルコ 0-1 クロアチア
【D】41分、MFルカ・モドリッチ(10)のゴール


モドリッチ Luka Modrich は「ユーロ2008」で注目を集めた選手
位置:MF
国籍:クロアチア 身長:174cm
2008年当時、憧れのクラブに「FCバルセロナ」を挙げていたが、その希望が叶っていないどころか、現在はその「犬猿の仲」であるレアル・マドリーに在籍している。

【 略歴 】
1985年9月9日
クロアチア、ザダル生まれ。7歳からフットボールを始める
2003-04
ディナモ・ザグレブからズリニスキ・モスタルへローン移籍
2004-05
冬の移籍市場に、ディナモ・ザグレブ復帰
2007-08
6月、トットナムに移籍(移籍金37億円)
ユーロ2008出場。ユニフォームナンバー14
ベスト8トルコ戦、延長後のPK戦、一番手に蹴り、右枠外に外した。
2012-13
レアル・マドリーに移籍
現在に至る



6月12日(日)25:00
ポーランド 1-0 北アイルランド
【C】北アイルランドは初出場の初戦を飾れず
ポーランドはユーロ初勝利

6月12日(日)28:00
ドイツ 2-0 ウクライナ
【C】ウクライナのミハイロ・フォメンコ監督は試合後「ドイツはまるで機械だね」と述べた。
この試合を見る限り、今大会の優勝候補筆頭はドイツであると思われた。


ポルトガルはドイツに弱い。
まったく歯が立たないと言っていい。
ポルトガルが初優勝するためには、ドイツが他のどこかのチームに負けてもらうことが前提条件となる。


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2016年6月19日 (日)

最も魅力的な既得権益の選挙アルバイト

いつか、自由にアルバイトができる立場になった時には、いくつかやってみたい仕事がある。
その1つが「選挙のアルバイト」だ。
年中やっている仕事ではないので、短期間集中型ですっぱり終わるというのがいい。



選挙のアルバイトには大きく分けて3つある。

1.選挙事務所
2.出口調査
3.選挙事務


1.選挙事務所
各候補者の事務所が募集する。
有権者に電話をかける。事務所に来訪する支持者への対応。選挙カーに乗り街宣のサポートなど。
経験者によると事務所内に「共に戦う仲間」としての一体感が生まれ、開票日は感動的な幕切れになるという。

まだ学生だった頃、選挙事務所でバイトしていた友達が「当選したから、これから打ち上げです」と言っているのを聞き、その行き先を聞いて、へぇそんな所に連れてってもらえるんだ~と思ったものだ。


2.出口調査
メディアなどから業務委託された調査会社が募集する。
ネットで「出口調査 アルバイト」で検索すると、求人が表示されているが、直近のものは見つからなかった。


3.選挙事務
投票所で「座っているだけ」のあの人たちである。

A:入場券を受け取る「受付」
B:選挙人名簿と紹介する「名簿対照係」
C:投票用紙を手渡す「投票用紙交付係」
D:投票が公正に行われるよう立ち会う「投票立会人」
E:投票所内の秩序維持を担う「投票管理者」

投票所の室内には最低でもこの5人がいる。
アルバイトがアサインされるのは、A B Cだろうか。

全般的に年齢層が高い。
時折、若年層の人が混じっている。
それ以上に、取り立てて特徴はないが、そこにいつも「既得権益」の臭いを感じてしまう。

ただ座っているだけだ。
そこそこにいいお手当が出るらしい。
(日給1万円強)
そして、どこにも求人が出ていない。


恐らく、古くから選管の知り合いのような人がその「枠」を握りしめていて、欠員が出た時は「知人」にスポットで声をかけている。
そんな状況と拝察する。



ここで挙げた3つでは1.2が魅力的だ。
「人と接して、相手の反応がある」
これは「働く」という行為において、充足感を得るために重要な要因だと思う。

3については「おいしい」仕事ではあるが、文庫本を読むわけにもいかず、無駄口もたたけず、ただ1日座っているというのは苦痛だ。


1.については「若さ」が必要だと思う。
実務が重労働ということもある。
だが、それ以上に、精神的にきつそうである。
そこには人の出会いもあるだろうし、終わってからの虚脱感も辛い。
それらをしっかり受け止めて、生きる肥やしとする機会は若い人たちの枠だと思う。


ということでいうと消去法的に、やってみたい選挙アルバイトは2.出口調査ということになる。

雇用主から指定された場所に交通機関で赴き、投票所から出て来た人に「○○放送局です。どの候補者に投票されましたか?」といった質問をする。
その繰り返し。
かつて目撃した出口調査は、いずれも「単独行動」だったので、見る限り、人間関係に悩む必要はなく気軽だ。

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2016年6月18日 (土)

伝家の宝刀「どうか」という言葉がもつ力

どうか。。
ということばには特別な力があると思う。

【1】ご理解いただけませんか?
【2】どうか、ご理解いただけませんか?

2つの言い方を比較すると【1】は「理解するのが当たり前だろう?」という「上から目線」が感じられる。
【2】はご理解いただけないと、とても私が困りますという「懇願」「哀願」が感じられる。

人は哀願されると「悪い人」になったような気がする。
古来から哀願は悪人、あるいは独りよがりな人に向けられて来たからだ。
哀願されると、高い確率で人は折れる。



「どうか、そのような方向に話を持って行かないでください」

かつて、このような会話が目の前で交わされていたことがあった。

サトウさんが、被災地でボランティア活動をしてきたという話をした時だ。
それを聞いたスズキさんが言う。

「君はえらいね。よし、それならば、今度たちあげる社会貢献チームのリーダーをやってもらおうかな」

そこでくだんの発言だ。
「どうか、そのような方向に話を持って行かないでください」


僕はそれを聞いていて、違和感を感じていた。
世の中の多くの人、ざっと言えば99%の人はスルーするような他愛のないやりとりにでも、僕はその口から出た言葉と、その人の内面に本来あるであろう感情、解釈との距離に目が行ってしまう。


僕はサトウさんの気持ちになって考える。

僕はボランティアに行ってきたという自慢話をしたわけじゃない。
でも、そのように受け取られることは往々にしてある。
「ボランティアは、それぞれの人の心の中にある」
かつて、阪神淡路大震災が起きた時、先輩からそう教えられた。
やはり、言うべきではなかった。

しかし、それが少しでも聞いていた人の鼻につき、それがスズキさんの「リーダーをやってもらおう」発言につながったのであれば、まずそれを収拾しなければならない。

そうしなければ、ただ単に僕が「リーダーをやりたくない」とか「そんな立派な人間じゃない」というニュアンスで「どうか」を言ったように、周囲は受け取るだろう。


「あ、すみません。自慢げな話に聞こえてしまったのかも知れません。申し訳ありません。ただ、私は決してなにかのリーダーを仰せつかるような器ではありません。そこのところは誤解なきようお願いします」

これが今、僕の中にある感情だ。
それを口に出せば、それがもっともありのままに近い距離の言葉である。

だが「どうか」という言葉には、そういった丁寧な説明を端折って、一気に片を付けてしまう力がある。

伝家の宝刀は、切り札としてとっておかねばならない。

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2016年6月17日 (金)

6年で4回めの東京都知事選データまとめ

舛添要一の辞任を受けた東京都知事選挙2016は7月31日に行われる可能性が高い。
2011年以降、都知事選はこれが4回め。
地方自治体首長の任期は4年であり、本来ならば6年間で行われる選挙は1~2回。
それが、6年で4回というハイペースになっている。


2011年
石原慎太郎 任期満了による選挙
石原慎太郎が4選
次点:東国原英夫(169万票)

2012年
石原慎太郎の辞任(国政復帰目的)を受けた選挙
猪瀬直樹が初出馬初当選

2014年
猪瀬直樹の辞任を受けた選挙
舛添要一が初当選



過去3回で圧倒的支持を得たのは猪瀬直樹。
小泉内閣で道路公団民営化委員。
小泉退任後、石原慎太郎に乞われて東京都副知事を5年務めた手腕を、当時、橋下徹は「猪瀬副知事の力量は大変素晴らしい。都知事にふさわしい方」と会見で述べている。

得票の推移をみると、舛添要一が前任の2人に比べて支持を得ていないことがわかる。

当選者得票数
2011年 261万 石原慎太郎
2012年 434万 猪瀬直樹
2014年 211万 舛添要一



今回「舛添要一辞任」まで都民の関心は高かったが、後任への期待感は薄い。
石原慎太郎のリーダーシップ、猪瀬直樹の実務手腕に匹敵する「候補者」は見当たらない。
(橋下徹は所属政党が「2万%ない」と言っているので除外)


投票に行かないと「そのまんま東」が都知事になってしまうという危機感があった2011年。
再・政権交代(民主→自民)となった総選挙と同日選だった2012年は高い投票率だったが、支持が薄い桝添とそれ相当に期待できないその他大勢の選挙となった2014年は、前回から16ポイントもダウンしている。

2016年については、蓮舫が出馬したうえに、世論調査で当選有力と報道された場合、投票率60%超えがあるかも知れないが、そうでもなければ50%超えは難しいだろう。

投票率
2011年 57.80%
2012年 62.60%
2014年 46.14%



2016年7月31日に都知事が決まった場合、次の選挙は東京五輪2020の直前となる。

国会が特別法を作り、任期を数ヶ月延長する可能性もあるが、それよりも、五輪期間中の混乱を避けるために「任期に余裕を残し(選挙費用軽減のため)国政選挙実施に合わせ辞任し、民意を問う」くらいの潔い人に、次の都知事になって欲しい。

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2016年6月16日 (木)

ユーロ2016出場国グループ別 最新FIFAランキング

ユーロ2016出場24チームについて、組別にFIFAランキング順位で並べた。
*左数字が2016年6月のランキング


A組
15 スイス
17 フランス
22 ルーマニア
42 アルバニア

B組
11 イングランド
24 スロヴァキア
26 ウェールズ
29 ロシア

C組
4 ドイツ
19 ウクライナ
25 北アイルランド
27 ポーランド

D組
6 スペイン
18 トルコ
27 クロアチア
30 チェコ

E組
2 ベルギー
12 イタリア
33 アイルランド
35 スウェーデン

F組
8 ポルトガル
10 オーストリア
20 ハンガリー
34 アイスランド(初出場)



組合せ抽選会直後に「死の組」と呼ばれていたのはE組。
4チームのランキングの総和が少ないほど「死の組」と言えるわけだが、実際にはどうだろうか?

A組=96
B組=90
C組=75
D組=81
E組=82
F組=72

ユーロ2016開幕時点の最新FIFAランキング(6月)でみた場合「死の組」はポルトガルがいるF組である。

組合せ抽選会時点で「死の組」と報道されたE組は6組中、厳しい方から4番め。相対的には、むしろ「楽な組」となっている。

開催国(フランス)が入るA組が最も楽な組になるのは、W杯、ユーロのお約束である。



ユーロ2016出場24チーム中、最新のFIFAランキングで最下位は、42位のアルバニア(A組)
ちなみに日本は53位なので、ユーロに出ているどの組の国民からも「勝ち点3が読めるチーム」に映るだろう。

FIFAランキング14位のオランダが、欧州24枠を逃し、ユーロに名を連ねていないことは、とても残念なことだ。



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2016年6月15日 (水)

ユーロ2016 ルールと大会の進め方

グループABCDEF6組に分かれて総当たりのリーグ戦
○勝ち点3
△勝ち点1


各組1位、2位の12チーム
そして3位のうち勝ち点の多い4チームが「ラウンド16」に進む。
グループリーグで敗退するのは8/24チーム。

W杯の場合、32チーム参加なので、トーナメントには2位までしか残れないが、ユーロは24チーム参加なので6つある3位チームのうち、4チームも残ることができる。
もちろんこれは、ユーロとして初めてのルールである。



「ラウンド16」では各組1位と別組の2位が対戦。
あるいは1位と3位が対戦する。
2位と3位が対戦する試合はない。

6月25日(土)22:00
A2位 - C2位
[マッチ1]

6月25日(土)25:00
B1位 - A/C/D3位
[マッチ2]

6月25日(土)28:00
D1位 - B/E/F3位
[マッチ3]

6月26日(日)22:00
A1位 - C/D/E3位
[マッチ4]

6月26日(日)25:00
C1位 - A/B/F3位
[マッチ5]

6月26日(日)28:00
F1位 - E2位
[マッチ6]

6月27日(月)25:00
E1位 - D2位
[マッチ7]

6月27日(月)28:00
B2位 - F2位
[マッチ8]


■準々決勝 ベスト8
ベスト8までに選手が受けた警告1枚は準決勝に持ち越さない。
*2008年5月変更

ベスト8以降は、同点の場合、前後半15分ずつの延長戦。
それでも決着がつかない場合はPK戦を行う。


6月30日(木)28:00
マッチ1勝者 - マッチ3勝者
[準々決勝-1]

7月1日(金)28:00
マッチ2勝者 - マッチ6勝者
[準々決勝-2]

7月2日(土)28:00
マッチ5勝者 - マッチ7勝者
[準々決勝-3]

7月3日(日)28:00
マッチ4勝者 - マッチ8勝者
[準々決勝-4]



■準決勝 ベスト4
ユーロ2012ではベスト4の組合せが異なるブロックとのたすき掛けだったが、今回は2008方式に戻った。


7月6日(水)28:00
準々決勝-1勝者 - 準々決勝-2勝者
[準決勝-1]

7月7日(木)28:00
準々決勝-3勝者 - 準々決勝-4勝者
[準決勝-2]



■決勝
7月10日(日)28:00
決勝はWOWOWとテレビ朝日が放送

WOWOWは開幕戦から決勝戦まで、全試合を生中継。
テレビ朝日はグループリーグ4試合、決勝トーナメントを6試合放送予定。

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2016年6月14日 (火)

5分でわかるユーロ2016

サッカーの欧州No.1を決める大会「ユーロ」が開幕した。
クラブチームの欧州No.1を決めるのは「CL(しーえる)」=UEFA Champions League
ユーロは国と地域の「代表」チームが出場する。
欧州限定版のW杯と思えばよい。



4年に一度、W杯と2年ずらして開催。
従って夏季五輪と同年開催になる。
大会名称は、その西暦年をとって「ユーロ2016」のように表記される。


ユーロ2016の開催国はフランス
開催地は2010年5月に決定した。


中央欧州標準時を採用するフランスと日本の時差は-7時間
本来の時差は8時間だが、大会時期はサマータイムなので7時間。
決勝戦を例にとると、現地時間7月10日(日)21:00キックオフは、日本時間 7月11日(月)4:00

録画して「情報をシャットダウン」して月曜日を乗り切り月曜の夜に見るか、日曜日の夜早めに寝て月曜の朝早起きして見るかのいずれか・・といった対応になる。


6月10日から6月22日まではグループリーグ。
出場する24チームがA~Fの6組に分かれて総当たりで戦う。
(従ってどのチームも3試合)

ユーロ2012まで、出場チーム数は16だったが、今回から8増えたため、全体的にはレベルが下がっている。初出場が5チームある。
従って「強豪国しか出られなかった」2012年大会までのような「死の組」がなくなった。


■グループA
フランス
ルーマニア
アルバニア(初出場)
スイス

■グループB
イングランド
ロシア
ウェールズ(初出場)
スロヴァキア(初出場)

■グループC
ドイツ(12大会連続12回目)
ウクライナ
ポーランド
北アイルランド(初出場)

■グループD
スペイン(ユーロ2008,2012と2連覇中)
チェコ
トルコ
クロアチア

■グループE
ベルギー
イタリア
アイルランド
スウェーデン


今回はEが「死の組」と報道されている。
前回のユーロ2012ではグループB
ドイツ、オランダ、ポルトガル、デンマーク
FIFAランキング(2012年5月9日現在)2位、4位、5位、10位の4チームが入っていた。

■グループF
ポルトガル(6大会連続7回目)
アイスランド(初出場)
オーストリア
ハンガリー


欧州の代表チームの大会なので、メッシ、ネイマールといった「南米のスーパースター」は出場しない。
今大会唯一のスーパースターはクリスチアーノ・ロナルド(ポルトガル)
ユーロ2004でデビューして4大会連続出場となるロナルドは31歳。
ユーロ出場は今回を含めてあと1回か2回。
今回は決勝に進めるだろうか。
(自国開催の2004では決勝に進んだが、ギリシアに敗れた。ポルトガルは自国開催のユーロ決勝で唯一敗れたチームという不名誉な歴史をもっている)

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2016年6月13日 (月)

いつも、マラソンレースには、次につながる発見がある

荒川のような河川敷コースでは、長らく平坦な道を走ってきて、筋肉はその運動に慣れきっている。
楽をしていると言ってもいい。
そこに突如現れる、上り坂。
筋肉は突然、急激な負荷をかけられてしまう。

そこまで既に27kmという長い道のりを旅してきて、損傷が蓄積している筋肉にとっては、非情のできごとだ。


マラソンは走り続けてこそ「完走」だと考えている。
公式記録の話をすれば、制限時間内にゴールすれば「完走」だが、僕は、歩いたり走ったりするレースを「完走」と呼びたくない。
地獄の辛さを耐えに耐え、歩きたい衝動に打ち勝ってゴールしてこそ、達成感は大きい。

たとえ、どんなに悪いゴールタイムだったとしても、楽をしなかった。逃げなかったことだけは誇れるのだ。


しかし今回のレースを通して「板橋Cityマラソン」だけは、柔軟な考え方があってもいいと思うようになった。
5時間を超えるクラスのランナーは、27km、38kmの上りだけは歩き、筋肉の損傷を抑えるということを考えてもいいと思う。


柔軟な考えにはもう一つある。
それはレース途中に多くみかけた、いやマラソンではどのレースでも見かける「小休止をしてリカバリーしていたランナー」たちのことだ。

「走り続ける」ことに意固地にならず、屈伸運動くらいしてもいいのではないか?
これまでずっと、頑なに立ち止まらないのがマラソンと考えてきた。

ほんの数分立ち止まって、回復につながるメソッドを試すことにより、それで足が調子を取り戻せるのならば、それ以降の1時間あるいは10km、15kmというレースが立て直せるかも知れない。

そのために犠牲にする数分は、もしもそれが焼け石に水に終わったとしても、そんなに悪いものではないだろう。

来年のレースでは、足が痛くならないことが望ましい。
だがもしも、今年のようなことが起きたら、その時は「小休止リカバリー」をいれようと思う。



「板橋Cityマラソン」を撮影するのはオールスポーツではなくフォトレコ。
これまでに出場したレースにはなく、初めてお目にかかる業者だ。

自分が映っている写真の枚数はまずまず。
その中で「ピン」つまり、自分が主役で大写しになっているものは3枚。
そのうち、いつも購入しているタテの構図は2枚。
ただし、片方は靴がフレームから切れていたので除外。
結局、全身が画角に収まっている写真は1枚だった。
それも上下、つまり頭と靴が写真の端っこにぎりぎり。
辛うじて収まっている。

通常のフレームに写真を納めると、頭と足が隠れてしまうため、いつもより大きめのフレームを買ってきて入れた。
できれば、天地はそれぞれ20%程度余した構図で撮って欲しい。
フレームワークの巧さでは、オールスポーツに一日の長があると思う。



今回は手術明け、主治医の許可を得ることもなく臨んだレース。
(一応尋ねたが、主治医が回答を忘れている様子だったので、あえて追究しなかった)

とりあえずは、当初の予定通り「無事完走」を手に入れた。
しかし、タイムはついに自己ベストから1時間以上離れた。

「もう歳だから」と現状を受け容れるか
いやいや、工夫次第でまだ自己ベストを狙えると考えるか
もちろん後者である。

これでマラソンは11回。
いつも新たな発見、知見がある。
次はこれを試したい。
靴はこうしよう。
そういう知的好奇心が廃れない限り、競技としてのマラソンは続けられる。

おわり

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2016年6月12日 (日)

30km過ぎ、終盤に足が痛くなった2つの仮説

板橋Cityマラソンの会場からは最寄駅が2つある。
1つは今朝やってきた都営地下鉄三田線「蓮根」
もう一つはJR埼京線「浮間舟渡」
どちらに歩いても15分。
できれば、歩かずに済む方法を使いたい。

「浮間舟渡」は13:00~17:00の間、駅への送りバスがあると聞いていた。
10年前は朝も迎えバスがあったが、現在は送りのみ。
しかしバスを待つのはいやだな。
長野マラソンで1時間を超える長蛇の列を見て以来、バスには抵抗がある。

しかし、左足は引きずったまま。
背に腹は替えられず、バスの列に並ぶことにした。
ところが、この列は思いの外早く進み、10分ほどの待ち時間で乗ることができた。



帰宅後、マラソン大会を取り巻く技術が日々進化していることを知る。
この大会では「応援ナビ」なるサービスが提供されていた。
応援する家族などが、ランナーの現在地を突き止めて、どこに応援に行くかの判断をするためのもの。

誰も応援に来はしないが、一応家族にURLだけは教えておいたところ、それを見ていたのだという。だが、僕らランナーが身につけているのは薄っぺらいランナーズチップ1枚。
電源は供給されていないし、GPSが内蔵されているわけでもない。
恐らく5kmに一度のタイム計測地点のみ「13時20分、35km通過」のような情報がもたらされるのだと思っていた。

「ずっと見てたんだけど、最後ワープしたよ」
つまり、それまでは牛歩のようにゆるやかな進捗だったのに、最後のところだけ、ランナーを表すアイコンがワープするかのように、瞬間移動したのだという。

確かに、最後だけスパートしたからね・・

それにしても、そんなふうにほぼリアルタイムな現在地を捕捉しているとは・・・いったいどんなからくりなのか?
そう思って、主催者の資料を見ると次のように書いてあった。

「計測データから予測したランナーの位置情報を地図上で確認できるサービス」

なるほど、予測でキロ10分ペースだなと思ってコマを進めていたら、最後だけ急に速くなったので、ゴール地点でデータが更新された時に、最後の一コマが瞬間移動になってしまったわけだ。

それにしても、コースがメトロ(地下鉄)とリンクしている東京マラソンならばまだしも、交通機関が併走していない荒川の河川敷で、ここまでリアルなデータを提供する必要があるのだろうか。



レース日は春分の日であり、翌日は振替休日。
有給休暇を取らなくても、1日休むことができた。

会社に行くのと同じ時間に起きて、靴を洗いユニフォームの洗濯。
コーヒーを淹れてタイムを見ながら、レースを分析する。


なぜ30km過ぎの終盤、急に足が痛くなったのか?

【仮説1】スポーツドリンクが薄かったのではないか?

気温が上がっていたのに、大半のエイドにあったのは「水」のみ。
スポーツドリンクが置いてあるエイドでも、それはほぼ「水」のような薄さだった。

しかし、そんなことはたいした要因ではない。
もしも、マラソンを成功させるための要因が100あったとしたら、せいぜい3とか5くらいのことだ。


【仮説2】荒川のコースには他にはない特徴がある。

荒川の河川敷をひたすら行って帰ってくるだけの「板橋Cityマラソン」のコースは、高低差が少なくフラットで走りやすいコースと認識されている。
だが、そこには1つの落とし穴がある。

それは後半27km、38kmにやってくる長くて急な上り坂。
上り坂ならば、日本じゅうのマラソンコースの何処にだってある。
だが、荒川のそれはちょっと違う。
それ以外の部分が「ど」がつくほど平坦で、ほんのわずかなポイントにだけ坂があるという点だ。

次回最終話

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2016年6月11日 (土)

ゴール後に待っていたのはサムデイ、魚肉ソーセージ、シャーベット

ゴールラインをまたいだ時、僕のウォークマンからは佐野元春「サムデイ」が流れていた。
いつもは、想定するタイムと曲の長さをエクセルに打ち込んで「負けないでが35kmで鳴るようにしよう」などといった計画を立てるのだが、目論見通りに言ったためしがない。
だから今年は、一切そういうことをしなかった。


ただ、どんなことがあっても5時間30分ではゴールしたいと思っていたので、スタート前の待ち時間、ロスタイムを30分読んで、6時間分のセットリストを作った。


別に「ゴールラインでサムデイを聴きたい」と思っていたわけではないが、やはりこの曲がゴールと同時に流れてくるのは「出来過ぎ」な感がある。
これが「サブ4達成」のような時ならば、涙ぐんだことだろう。

しかも「サムデイ」の次に流れてきたのは、ゆず「栄光の架橋」だ。
どこが栄光なんだ?
皮肉かっ
とウォークマンにつっこむ。


結局、このレースでプラン通りだったのは、音楽セットリストだけだったということになる。
しょうもなっ



導線に従い進むと、まずランナーズチップ回収エリア。
高校生と思われる男子ボランティアの前に進み、お願いしますと頼む。
女子もいるのだが、なんだか気が引けてしまう。

その先にはシャーベット配布テント。
前年まではコース終盤エイドの名物だったが、今年から「ランナーの声を聞いて」ゴール後の配布に変わった。
数種類のシャーベットがあり、その中からりんご味をもらった。

そのまま進むと荷物置き場
荷物の大半は既になくなっており、すぐにピックアップすることができた。


足が痛い
歩くのが困難だ
よくこの足でダッシュしたものだ

マラソンではラストスパートで命を落とす人がいるため、主催者は事前に注意を喚起している。
板橋Cityマラソンでは39.6kmにレストステーションがあり、そこで十分休んでからゴールすることを薦めているほどだ。
端で見ていた大会関係者にしてみれば、僕の激走は苦々しく映ったであろう。



スタンドまでなんとかたどり着き、レジャーシートを敷いて最前列に座る。
とても段差を上がれないからだ。

デイパックからまず取り出したのは「マルハ魚肉ソーセージ」
何の本だったかは忘れたが、レース直後に食べられるよう、食べ物をバッグに入れておくとよい。それには保存が容易な魚ソである。と書いてあったのに習った。

高校の部活の時は、カップ麺と一緒によく食べたものだ。
東京の子供たちがどうだったかは知らないが、佐世保では誰もが大好きだったと記憶している。
だが、42.195kmを走った直後に食べる魚ソは、喉につかえるばかりで、あまり美味いとは思えなかった。



つづいて、シャーベットにとりかかる。
結論から言うと、人工甘味料のおかしな甘さが引き立っていて、とても後味が悪かった。
レース中に食べる、というか流し込むから、冷たくて美味い(正確にいうと不味くない)のであって、レース後にこれはないと思う。


目の前では、キャンプ用品のテーブルとイスをセットした家族連れが、持ち込んだ食材を拡げ始めた。
へたをすると、このまま肉でも焼きそうな勢いだ。
42.195kmを走って来たところに家族や仲間が待っていて、その場でご飯を食べる。
そういうのを世の中では「リア充」にカウントするのかも知れないが、とても見ていられないので早々にレジャーシートをたたんで家路につくことにする。


土手の階段を上ることがとても難しい。
10年前の初マラソンでも、これはなかった。
右端にある手すりにつかまりながら、一段ずつ左を上げて、同じ段に右を上げる。
そうしないと、とても上れない。
次々に後続の通行人に抜かれる。情けない映像だ。

こんなにまで、足を傷めたレースは過去11回のレースで初めてである。
いったい、何がよくなかったのだろうか。
まだ、この時は手がかりさえ、つかめなかった。

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2016年6月10日 (金)

「ツッコミどころ満載」と言う男

あなたの職場に、日常会話のなかで「ツッコミどころ満載」というフレーズを使う人がいるでしょうか。
恐らく、そんなに居ないはずです。
とても少ないはずです。

でも、少ないながらも確実にいるのです。

今日は、その人がバカだという話であります。
恐らく、生きがいやライフワークもなく、バラエティ番組を見て馬鹿笑いするくらいしか楽しみがない暮らしを送っているのでしょう。
だからこそ、そういう下世話なところから言葉を拾ってきて、職場に持ち込んで使う下品さに気づかないのです。



仕事をしていて、サトウさんからこう言われたことがあります。
「この提案書はツッコミどころ満載だからね」
でもサトウさんはそれを僕に向かって言ったのではなく、同席していた同僚のスズキさんに向かって言ったのです。


その意味するところは「この提案書は実情に合っていなくて、私から見れば、指摘して直させたいところが多い」ということです。
それを、へらへら笑いながら「ツッコミどころ満載」と言い放ったわけです。


これがテレビゲームの中だったら、波動砲(あるのか)をお見舞いしてやるところですが、ここはリアルな社会なので、下手なことはできません。
むっとしたものの、その言葉には一切反論しませんでした。
無視です。
スルーです。

反論して、それが建設的な方向に進むわけがないと直感したからです。
そもそも、人の話を真摯な姿勢で聞くような人は「ツッコミどころ満載」などと口に出して言いません。



冒頭で「ツッコミどころ満載」と言う人はバカだと断言しました。
この言葉をいう人は「自分が揚げ足とりの名人である」と自慢しているに等しいからです。


ツッコミ男サトウさんが実際、どういうツッコミをするかというと、自分の知識不足、経験不足で十分な理解ができていないことが多いのです。

または、自分はこれだけ実務に精通している。だからこそ、これだけの問題点に気づくのだと言わんばかりの内容。
それは建設的意見と呼べるものではなく「自慢」「難癖」に近い。

どれもが、いわゆる「思い込み」です。
彼が話し始めるといつも、周囲は「また始まったよ」という顔をして黙り込みます。


自分が学んでいない、経験していない、あるいは自分には情報が入って来ていない。
そんなことは世の中にたくさんあります。

自分の知識、考えは未熟かも知れない
だから日々、すべてのことから学ぶのだ!

そういう心構えで生きている人は、ツッコミどころが「満載」にはならないものです。

では、そういう心構えで生きていない人はどうか?
その大半は「物言えば唇寒し」という処世術を会得しているのです。

1.ツッコンでみたところ、自分が浅はかでバカがばれる。
2.ツッコンでみたらビンゴ(当を得ていた)が、相手が気分を害して人間関係が壊れる。

瞬時にその2つを恐れるのが普通の人。
人前で、誰かのあげあしを取って喜色満面にしている人を、周りは「バカじゃないの?」と思っています。
でも、そういう人は「アブナイ人」なので、関わり合いにならぬよう、誰もがスルーするのです。


だから「ツッコミどころ満載」を言う人は、人々の話題に上りません。
あれ?あいつのことを誰も「ひどいヤツだ」と言わないな?
と思うかも知れませんが、それは誰もがバカを避けているだけなのです。

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2016年6月 9日 (木)

舛添要一を確実に辞任に追い込む方法

都知事のリコールに必要な署名数は150万人超。
ただし、署名できるのは「有権者」なので「東京都民」で「選挙権」がある人に限ります。

たとえば新橋駅前で街頭署名をおこない、片っ端から署名を集めたとします。
しかし、それを受け取った選挙管理委員会は長い時間をかけて、1件ずつ精査するのです。


有権者ではない他県民が混じっていないか
17歳の少年が入っていないか
1人が複数回、署名してはいないか
などなど


選挙管理委が無効とした署名については、異議申し出を行うことができます。
2011年に河村たかしと支援団体が、名古屋市議会のリコール署名を集めた時は、一旦無効とされた署名に対して、1,314人分の異議申し出のうち928人が無効から有効に変わっています。
「人」がおこなう作業ですから、ある特定の予見が入るのではと思えるような数値です。


その際、河村たかしと支援団体が集めた署名は46.5万人分。
東京都知事をリコールするために必要なのは、その3倍という大きい数字です。

リコールが有効となった場合、都知事解職の賛否を問う住民投票が告示され実施。
そこで、過半数の「賛成」があれば東京都知事が失職します。


かなり悠長な話であるし、特定の活動母体がない状態で「150万人の署名」というのは可能な数字とは思えません。
また、舛添要一に投票した2,112,979人には道義的責任があります。
やすやすと、署名されては困ります。

「いやぁ、そんな人だとは思わなかったから」
で済むのだったら、学級委員の選挙です。

(ちなみに学級委員の選挙のほうが、まだしっかりしていると教諭は言っています)


では、即効性がある方法は?

それは、2014年の都知事選で舛添要一を支援した自民党・公明党が本人に辞任を勧告することしかありません。

そのために、有権者ができることはというと、
「自民党と公明党が舛添要一を辞めさせない限り、2016年7月10日の参議院選挙では、両党の候補者には投票しない」
という態度をとることです。

それは、デモかも知れない。
デモに行くのが面倒だったら、SNSでの発言。
メディアへの投稿。

どれだけ大義があることでも、現代の日本では「メディアが懸念を表明し、報じ続ける限り、そこに大義はない」というニュアンスになることすらあります。

野党には期待できません。
本来ならば、都知事選で舛添要一を推さなかった民進党の岡田が
「けしからん、すぐ辞めてもらいたい」
といち早くメディアに公言するところです。
そうすることで、自民・公明に打撃を与えられます。

ところが、そうは言わない。
これは、きっと本当に自公が舛添要一の首をとってしまうと、それが自公支持につながり、返って参議院選挙が不利になることを恐れているのでしょう。


僕は2014年選挙で舛添要一に入れていませんので、道義的責任はありません。
舛添要一辞職を求めます。

2016都知事選が行われるならば、猪瀬直樹が立候補して民意を問うて欲しいと思いますが、現在、公民権を停止されており、それは叶いません。

この2人を「政治と金」問題の当事者として、同源に言うことはできません。

方や「落選した場合の生活が不安で、つい大金を金庫に仕舞った小心者」と、方や「もともと法律がザルで、何に使っても合法と高をくくり、恒常的に税金をお
財布代わりに使っている人」では、大差があります。

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2016年6月 8日 (水)

舛添要一東京都知事 リコールに必要な署名の条件

東京都知事 リコール署名
でGoogleっても「6月10日、10時より17時まで新橋駅前で署名活動をおこないます」という記事は見つかりません。
どうやら、リコールに向けた署名活動は行われていないようです。



「東京都知事をリコールしたい」という場合、選挙から1年を経過していれば解職請求権が発生します。
舛添要一が当選したのは2014年2月9日<日>
猪瀬直樹の任期半ばでの辞任を受けた選挙でした。

実務に真摯だった猪瀬直樹が、退任したのはとても残念でした。
石原慎太郎のもと副知事を務め、現場のたたき上げで就任した彼の施政能力は、とても高いものでした。
それは以下の数値に表れています。


2012年の都知事選挙
投票率62.60%
猪瀬直樹 4,338,936票 得票率67.35%


2014年の都知事選挙
投票率46.14%
舛添要一 2,112,979票 得票率43.40%


【 2012年都知事選の記録 】

2013年12月18日
猪瀬直樹都知事辞任

12月28日
日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児が立候補表明。共産党、社民党が支援する。

2014年1月7日
元航空幕僚長の田母神俊雄が立候補表明。石原慎太郎が個人的に支援するが、支援政党はなし。

1月11日
くまモンファン感謝祭inTOKYO2014を取材したスポニチがくまモンに「細川さん(細川護煕 元熊本県知事→総理大臣)に当選してほしい?」かと尋ねたところ、熊本県東京事務所の担当者は「くまモンは子供なので、政治のことは分かりません」と答えた。

1月14日
舛添要一が立候補表明。事前に自民党が支援を決めていた。
細川護煕が立候補表明。争点に原発を挙げた。細川を支援する小泉純一郎は「原発のない社会を作る勢力と、原発に依存する社会を作る勢力の戦い」と述べた。

2月9日
20時、投票終了と同時にNHKを含む各メディアが、舛添要一に「当選確実」を打った。



舛添要一都知事に対しては、解職請求権が解禁された2015年2月に、一度リコール署名集めが行われましたが、規定数には達しませんでした。


東京都知事を解職請求(リコール)するための規定数とは?
数字でいうとおよそ150万人を超える有権者の署名が必要です。

東京都は「有権者が80万人以上」の自治体であるため「有権者の8分の1と40万の6分の1と40万の3分の1を合計した数」以上、すなわちそれがおよそ150万人です。

→つづき 舛添要一を確実に辞任に追い込む方法

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2016年6月 7日 (火)

また来年マラソンを走ってしまう理由はゴール直前にあった。

キロ10分台でとぼとぼ走っている僕を追い抜いて行った健康優良児だが、彼は僕を抜いた5m先で再び歩き始めた。
いくら僕がとぼとぼ走っていると言っても、さすがに歩くよりは速い。
その左側から難なく追い抜いていく。
すると、僕から抜かれた途端、彼は再び走り始めたのだ。

なめんなよ
(猫じゃないんだから)

その行為にぷちんとネジが飛んでしまった。
冷静な判断力を失った僕は、猛然と加速する。
あっという間に若者をぶっちぎった(はず)

すると僕のスピードあふれる走りに抜かれた50代のおじさんが、再び抜き返しに来た。
きっと、ここまで来て誰かに抜かれるのはイヤなのだろう。


僕はさらに加速する。
あれ、左足痛いんじゃなかったっけ?
ふと思い出したが、足は動いている。

まっいいか。
もうゴール前の直線に入っている。
コース左側にはスタンドがり、他のランナーを応援に来た人々がランナーを見下ろしている。
どーだ、オレの走りを見ろ!
誰も見ていないのは百も承知ながら、完全に激走スイッチが入ってしまった。


マラソンを走っていて、過去にも同じような経験がある。
とくしまマラソンで、逆風が終わりようやく折り返した時だ。
だが、あの時はまだ残りが長く、1kmくらいでスイッチが切れた。


見る見るゴールが迫ってくる。
もう誰も僕についてこれない。


ゴールゲートが見上げる角度まで、近づいた。
あぁ、もうこれで終わりなのか
もう走らなくていいんだ

安堵と名残惜しさが交錯する
マラソンが終わる時のこの感慨がたまらない
自分はこの瞬間が味わいたくて、マラソンを続けているのかも知れない。



ゴールラインを確かに越えたことを確認して、スピードを緩め、miCoach SMART RUN(MC)の時計を止めた。

後にMCの記録を見ると、ラスト500mはキロ5分30秒のスピードで走っていた。
直前まで10分台半ばだったので、およそ2倍の速度だ。


10年前、初マラソンのゴールは、制限時間の7時間ぎりぎり。
荒川に夕暮れが迫っていた。
僕が着ていたFCバルセロナのユニフォームを「野球」と思ったのか、大会審判員が「日本勝ったよ」と、その日行われていたWBCの結果を教えてくれた。

今日は時計こそ短いものの、10年前の僕に胸を張れるほどではない。
着ているのはFCポルトのユニフォーム。誰もなにも声をかけてくれない。

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2016年6月 6日 (月)

板橋Cityマラソン 後半・逆風の確率

「板橋Cityマラソン」と改称してからの風の記録
2011年
中止(東日本大震災のため)

2012年
さほど風が吹かなかった。

2013年
さほど風が吹かなかった。

2014年
恒例後半の向かい風がランナーを苦しめた。

2015年
珍しく後半に追い風が吹いた。


10年前、初マラソンで出場した「2006年荒川市民マラソン」は、後半に強い逆風に見舞われた。
恐らくあれは、この大会の中でも歴史的な強風だったのだろう。

一方、今日はほとんど逆風が吹いていない。
気温は高めではあるが、終盤は曇ってきて、暑さに苦しむというわけでもない。
過去5大会でいえば、後半逆風の確率は20%ということになる。



39km
左ひざからふくらはぎにかけての痛みは消えていない。
残りはわずか3km
不測の事態でリタイアということになっては、悔やみきれないところまで来ている。
ムリをせずに行こう。

と、自分を甘やかしたため、40km、41kmのラップは10分台。
歩くよりはほんの少し速い程度だ。


その時、目の前を歩いている1人の若者が目にとまった。
かなり太っている。
体脂肪率は30%を超えていることだろう。

それでもここまでは、僕より前を走って来たのだ。
それだけ重ければ、あまり練習で距離を伸ばせなかったはず。
大変だっただろうなと労う気持ちになる。
だが、その一方で負けられないという気持ちが起きてしまった。


41km
ラスト1kmとなると、急に周りに走っている人が増えた。
マラソンなのだから、それが当たり前なのだが、この時間帯を走っているランナーの大半は歩いているものだ。

ラストだけは走って終わりたい。
歩きながらのゴールでは、せっかくのゴールがもったいない。
せっかくここまで辛い思いをしてきたのだから、最後だけはカッコつけたいと考えるのがランナー心理だ。


「ゆっくり走ろう」という名前の町のジョギングクラブで走っているような、緩い空気が流れる。
もう誰もおしゃべりをしていない。
仲良しと走っていた人たちも、それぞれのペースで走ろうと決別して来たのだろう。

右側から僕を抜いていく1人のランナーがいた。
さっきの若者だ。
白い半袖シャツ、白い短パン
まるで中学校の体操着でやってきた健康優良児。

負けられないな・・
少しだけペースを上げる。
だが、左足は言うことを聞かない。

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2016年6月 5日 (日)

マラソンで、両足が宙に浮いた写真に映りたい

35km
左足の痛みをやり過ごして、再びそれなりに走れるようになっている。

沿道では足を傷めたランナーが目立つようになってきた。
ある人は土手に座り込んでいる。
ある人はガードレールに手をかけて、ストレッチをしている。

エアサロンパスを持った「私設エイド」の人もいて、めざとく見つけたランナーが駆け寄って「しゅー」してもらっている。

私設エイドとは、個人がコース脇で飲み物や食べ物をマラソンランナーに私費で振る舞う行為のことだが、応援慣れしている人の中には、こうしたフィジカルな支援をする人もいる。


僕はいつも、それを横目にしてやり過ごす。
マラソンは「競技」であると頑なに信じているからだ。
宇佐美彰朗は、レース中に立ち止まって屈伸しない。
瀬古利彦はレース中に仮設トイレに入らない。
宗兄弟はレース中、振る舞われた味噌汁を飲んだりしない。

だんだん、論点が逸れているが・・・
要はスタートの号砲を聞いたら、ゴールまでただひたすら走り続ける。
また、それだけのことができる準備をするのがマラソンという競技だと信じている。

だが、今回だけは「屈伸って意外といいのかな?」と小休止の誘惑に駆られていた。



コースは荒川沿いを走っており、川にかかっている大橋と交差する場所では、上り下りがある。
だが地図でみても、ここには橋がない。
新荒川大橋はコース図で見る限り38km過ぎだ。

この1km区間では、荒川と隅田川をむすぶ水路をまたぐ。
そこにあるのが赤い塗装の「岩淵水門」

荒川はもとはといえば、隅田川の「荒川放水路」
人工でつくられた川である。
かつて、頻繁に氾濫するがゆえ、荒ぶる川で「荒川」と呼ばれていた部分は、現在は「隅田川」と呼ばれている。

「板橋Cityマラソン」のコースは37km過ぎに左折して岩淵水門を渡り、再び右折する。
ここは走路としてはクランク状になっている。

岩淵水門に向かうなだらかな上り
上り終えたあと、ここ数キロは小康状態を保っていた左足が再び悲鳴をあげる。

38kmのラップはついに10分台。
この後は、ゴールまでほぼ10分の巡航となった。



岩淵水門を過ぎたところに、この日の撮影業者「フォトレコ」のカメラマンが待っていた。

ナンバーカードで検索して出てきた1枚。
左肘はしっかり引けている。
この時、足が言うことを聞かない分、腕を引いて推進力を得ようと考えていたのだ。

だが、両足が地面をしっかりとらえている。
上半身は躍動しているのに、下半身が止まっている。
「競歩」みたいだ。

同じ写真にはおよそ20人の人が映っていて、僕を含む14人が走っていて、6人が歩いている。
(マラソン終盤にしては、珍しく走っている比率が高い)
走っている14人のうち、どちらかの足が地面から離れているのは5人。

僕も一応走っているのだから、どちらかの足が浮く瞬間はあるはずだが、カメラマンは僕専従ではないので、その「一瞬」をとらえてはくれない。

以前、カンブリア宮殿に出演したスポーツ大会写真撮影大手「オールスポーツ」のカメラマンが「ランナーは両足が浮いている瞬間がもっとも美しい。そういう写真は買い手がつく。だから、それを狙っている」と語っていた。

ちなみに過去11回のマラソンに出て、3回め以降の9回は「自分が映っている写真」を買っているが、そのうち「両足が宙に浮いている」のは、わずか1枚きりだ。

いつか「両足が宙に浮き」会心の笑顔で走る写真に映りたい。


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2016年6月 4日 (土)

マラソンのエイドには2種類のスポーツドリンクがある。

かつて歩き始めた「27kmの坂」
マラソン人生で、途中で歩いたのはこの場所しかない。
初マラソンの1回きりだ。
しかも、あの時は武蔵野線が止まるほどの強風が吹いていた。


今日は絶好のマラソン日和
僕の行く手を遮る(つまり、言い訳の)要因はなく、淡々と勾配率が一定の坂を上る。
この時は気づいていなかったのだが、ここからラップタイムががくんと落ちている。
そして二度と7分台に回復することはなかった。



29.8km 第11給水所
ここにも「おにぎり」があるはずだが、見当たらなかった。
意識がもうろうとして見落としたのかも知れない。
スポーツドリンクが欲しいところだが、水しかない。
そういえば、さっきまで飲んだスポーツドリンクも薄かったな。



給水所(エイド)のスポーツドリンクには2種類ある。

一つは、ペットボトルに入ったスポーツドリンク製品を、そのまま紙コップに移して提供するもの。
東京マラソンのように、飲料メーカーがスポンサーがついている場合、この方法だと推察する。
自分はまだ、東京マラソンではエイドの配置についたことがないが、走った時の「味」からして、製品そのものの「濃さ」と感じた。

もう一つは、スポーツドリンクの粉末を水で溶き、紙コップで汲んで提供するもの。
粉末は、あまり知られていないメーカーのものであることがある。恐らく廉価なのだろう。
それを大きなポリバケツに水をはって、そこに投入する。
かき混ぜて、ボランティアが味見。
「ま、こんなもんじゃね?」
「いや、走っている人は薄く感じるのでは?」
といったやりとりをして、濃さが決まる。

もしも薄めすぎた場合「色」はついているし「味」はするかも知れないが、スポーツドリンクとしての役割を果たしているかは定かでない。
そもそも、その「色」はどうやってつけたのか・・



30km
自分では、さほどペースが落ちたという感覚は持っていない。
だが、あとで確認したラップタイムではそれは9分台にさえ迫っている。
1km9分と言えば、もうそれはど素人レベル。
マラソンを10年やってきた者としては、なかったことにしたいようなタイムだ。

だが、25km→30kmの順位はそれでも390位上がっている。
390人を抜いたということだ。
つまり、それだけ、マラソンレースでは歩いている人が多いと言うことである。

過去の経験では、一度も歩かなかった場合、ネット(スタートラインまでのロスタイムを含まない)で6時間かかったことはない。
走り通せば必ず6時間は切れると言うことである。



32km過ぎ、ついに足が痛くなってきた。
左膝、そして左のふくらはぎ。
変に力をかけたらつりそうなので、ペースを弱めざるを得ない。

過去にもこういうことはあった。
特にそれは「暑さ」に見舞われた大会で起こる。
その時は、しばらくペースを落としているうちに、痛みは消えて(忘れて?)再び、ペースを戻すことができた。

今は、やり過ごすしかない。
33km
左膝と左ふくらはぎをかばっているため、ラップタイムは9分台を記録した。
この痛みをやり過ごすには2kmを要し、再び8分台に戻せたのは35kmであった。

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2016年6月 3日 (金)

会社で切れるイヤなやつにカモにされない鉄則

会社にイヤなやつがいて、
今日、会社でイヤなことがあった。

そういう一日はとても沈んだ気持ちで帰路につくことになる。
はぁっとため息をつき、空を見上げると、まだ空が明るい。

あぁ日が長くなったな。
そういえば夏至が近い
この爽快感は、いまだけのサービス期間のようなものだ。



イヤなヤツがいると言うと、訳知り顔のバカが「それは、君の姿を映しているんだよ」などとたわけたことを言うことがある。
確かに、抽象度を上げていけば、人は感じ方が変わってくるし、ものごとが好転して見えることもある。

だが、イヤなやつはやはりイヤなやつだ。
物理的にそこにいるという事実は動かせない。


できれば、機嫌良く働きたい。
イヤなヤツと、関わり合いなく。

どうしたもんじゃろの~
と小橋常子のように考えていて、気づいたことがある。

サラリーマンは知っている人にしか切れない

これは、同じ社内の話しである。
消費者として、製造元にクレームを付けるという場合はこの限りではない。


「イヤなやつは、知っている人にしか切れない」
ということに気づいた。

素性を知らない人は、どこまで文句を言っていいのかが読めない。
知っている人ならば「これくらい言っても怒らない」とわかっている。
立場上、自分のほうが強いので、相手は反論できないということがわかる。
従って、切れても大丈夫とわかる。

だから、立場が弱い人は他人から切れられやすい。
中でも「いい人」は切れられやすい。

イヤなやつは「こいつならば、俺が切れても、逆ギレはない」
「あとで待ち伏せされてナイフで刺される」とか、そういう危ない人ではないということを、読んでいる。
そういう「いい人」ならば「いやぁ、ちょっときつく言っちゃったなぁ」と笑って取り繕えば、なんとでもなると高をくくっている。



危ないヤツには、危なくて、切れられない。
何をされるかわからないし、陰で何を言われるかわからない。
そういう相手には、薄気味悪くて、下手に切れることができないのだ。

イヤなヤツは「素性を知っていて」「いい人」に対して切れる。
だから、そういうヤツにカモにされたくない場合、電話では冷徹に話す。面と向かっては目を合わさない。話しかけられたら、完全に無視するということが効果的である。


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2016年6月 2日 (木)

満員でもエレベーターから降りない女

そのエレベーターのメーカー表示は東芝
安心の国内製
都内の鉄道ではよくみかける銘柄だ。

定員は11人
定員重量は750kg

1人あたり68.18kg

見渡す限り、今、このエレベーターに乗り込んでいるのはすべて女性。
68kgを超えていると思われる人はいない。僕を含めて。


電車が駅に着く。
ドアが開くと、一斉に女性たちがエレベーターをめざす。
僕は目指したわけではないが、先客は8人程度。
これならば、十分に乗れるな。
そう思って、ぽっかり空いていたエレベーターボックスの中央部分に乗り込んだ。

先客はみな、壁にぴたりと張り付いている。
まるでオセロの陣地争いのように。
従って空いていたのはど真ん中。
それから、入って右側のドアポケット部分にもスペースがあった。


すると、そこに後から1人の若い女性、サトウケイコ(予想)が走ってきて、乗り込んできた。
彼女は「ラッキー、ここが私の場所」と言わんばかりに、唯一、空いていた右側ドアポケットに体を滑り込ませ、視線は宙を泳がせている。


さぁ、あとはドアが閉まり、発車を待つばかり
ボックス内にいる、恐らく10人の乗客は、物音一つ立てず、ドア方向を固唾を呑んで見守っている。

閉まらない

このエレベーターに乗り慣れている人ならば、既に察しの通りだ。
定員が書かれている表示プレートには、赤い文字で「満員」と表示されている。
でも、さほど目立たない。

よく耳を澄ますと、びー というブザーが鳴り続けている。

ここは、電車の駅のホームにあるエレベーター。
「間もなく2番線に○○行き電車が入ります。白線の内側までお下がり下さい」
そういったがなり声に近い、アナウンスが流れている。
世界一静かと言われる、ラッシュアワーの日本の鉄道だが、人々の雑踏までは消すことができない。


喧騒のなか、やがて、誰もがブザーの音を聞く。
耳が慣れてきたのだ。


だが、誰も降りようとしない。
こういう時、その役割を担うのは、一般的に言えば、最後に乗り込んで来た人。
ここで言うならば、サトウケイコにその任がある。
だが、彼女は微動だにしない。


最後に乗った人は降りてくださ~い

誰かが声をあげた。
しかし、それは誰に向かって言っているのかわからないし、誰かに確実に届くほどの音量でもない。
もしかすると、サトウケイコはウォークマンを耳にはめているのかも知れない。
(それはヘッドホンだろ!というツッコミは無しです)


仕方なく、最後から二番目に乗った僕が降りた。
サトウケイコには、なんの反応もない。

僕が降りた東芝製エレベーターは750kgの閾値を下回ったことを感知して、即座にドアを閉めて、運行を開始した。

果たして、その時、その光景を見守った先客8人たちは、そこに何を見ただろうか。
路上に人が倒れていても、関わりにならぬようスルーするのが東京スタイル。

彼女たちの心には、さざ波ひとつ立たなかったかも知れない。

世の中には譲り合いの心を持つ人と、そうでない人が居る。譲らない人の顔はくすんでいる。
顔を見れば、その人となりがわかる。

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2016年6月 1日 (水)

会議を禁止したい

会議をしている人は多い
日本中の会社で、今日も会議は行われているだろう。

「会議」と聞いてどんな印象を抱くかで、その人の属性がある程度わかると思う。

「めんどくさい」
「できれば、出たくない」

そう思った人は「決める人」「変える人」なのだと思う。
新たなルールを決める、方法論を決める。
決めて、現状を変える。

「変人」という言葉は日本では「悪口」と思われているが、その内容によって解釈は違う。
「変人」には「変える人」「変わった人」「変な人」の3領域がある。
現状を変える人ならば、それは決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉だ。



現状を変えるには「アイデア」が必要だ。
発想が浮かばない人は、なにも変えることができない。
だから「みんなで話し合う」「合意を形成する」などと言って、会議を開き、他人のアイデアを聞くしかないのである。

狡猾な人になると、他人に言わせておいて「僕もその線で考えていた」などと言って「いただいて」しまう。いわゆる、後出しじゃんけんである。


自分でアイデアが湯水のように沸き、どんどん現状を打破して、革新を起こそうという人にとって「他人」ほど邪魔なものはない。
「会議」など開かずに、自分が決めて、それを公布できれば、どんなに楽だろう。

しかし、組織は1人でやっているわけではない。
自分の独創で独走するには「独裁者」の立場が必要になる。
(ここでいう独裁者とは、ひとりで決裁できる者)


新たなルール・方法に沿って、手を動かすのは大勢の「他人」だ。
自分は独裁者の権限を持っていない。
従って、自分の発想による革新をしたければ「他人」を説得しなければならない。
そのためには、仕方なく「会議」(打ち合わせ)ということになるのである。



今日も会議室はいっぱい。
会議室がとれなかった人々が、そこらのミーティングスペースで会議をしている。
そういう皆さんの顔は、とても平和でのんきだ。

お昼にラーメンを食べ終わり「茶行く?」と行って入った喫茶店でコーヒーを待っている時のような顔をしている。
緊張感のかけらも感じられない。

今、その脳に計測機械を入れたら、稼働率は「7%」くらいではないか。
もちろん、それはフルパワーを100%とした場合の数字だ。

「脳の97%は使っていないと」いう言説に拠れば、0.21%ということになる。
そんな低い稼働率で人々を遊ばせる「会議」は禁止したい。
もし、僕が「独裁者」ならば。


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