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2017年2月28日 (火)

世界初 安否確認システムを導入した東京マラソン

2月26日 レース当日
最寄り駅から乗ったランナーは1組だけ。
それが山手線に乗り換えると、6割程度に増えた。
向かいの7人掛けの椅子に座った人のうち、4人の足にランナーズチップが付いている。
それもすべて左足。

「ランナーズチップは左足につけてください」
という注意書きがあったのだろうか?
僕は注意書きも読まずに、左足に付けてきた。
過去のレースで、右足、左足それぞれ付けてみたが、特にどちらでも支障はないことは学習済みだ。


ただ、4人のうち1人だけランナーズチップを縦方向につけているおばさんがいた。
見た感じ「いかにもベテランランナー」の風格が漂っているので、何も知らずに間違えたのではないだろう。
彼女にとっては、試行錯誤の末に行き着いたカタチなのかも知れない。


新宿駅のコンコースはランナーでごった返している。
待ち合わせをしたランナー達が、あちらこちらで輪を作る。

「今から牛丼行こう」
とか言い出しそうなくらい元気だ。

よくまぁこんなに揃って当たるものだというか、皆さん仲良しというか。
ランナー仲間の居ない僕には、まったく無縁の世界をスルーして先を急ぐ。
すると券売機の前に、東京マラソンのカウンターが出ている。

「ここで何をしているの?」
僕のとなりを歩いていた3人組おばさんランナーが係員に尋ねると「リストバンドがとれてしまった人の対応」だという。
「そんな、人いるんだ~がははは」
おばさんが3人寄ると下品で声が大きいのは、ランナーもご多分に漏れないようだ。

しかし、顔写真を確認するわけでもなく、ここで取り付けをOKしていたら、代走だって可能になりはしないか。
なんのための、セキュリティだかよくわからない。


新宿からは丸ノ内線でひと駅の「西新宿」を目指す。
今回はランナー毎に入場ゲートが決められている。
そのゲートに行くための順路は、あちこちで歩道が封鎖されており「僕は(大江戸線の)都庁前から行っちゃうもんね」ということはできない。


指定されたGATE5に行くためには、そこが最寄り駅となる。
これから乗ろうという電車からたくさんのランナーが降りてくるのは妙な気分だった。

最寄り駅からゲートまでの道案内は2つ。
1つは参加者専用アプリ。
自分がめざすゲートをタップすると地図が表示される。

もう1つは参加者に配られたリーフレット
同じ地図が掲載されている。

同じものはEXPO会場にも掲示されていた。


至れり尽くせりといったところだが、これらは全く要らなかった。
参加者が100人規模の大会ならば、最寄り駅から現地まで自分1人ということもあろうが、1,000人を超えるような大会で、自分の他に参加ランナーが歩いていないと言うことはない。
前をゆく人に付いていけば、自然と会場に着く。
それがマラソン大会というものだ。

こういう、ダメ押しなところは過剰に周到なのだが、いくつか肝心なところの考察が足りていないところがあった。
ただそれは、この時点では知るよしもない。



スタート直後、最初の右折交差点に立つ。
誰もがスマホで写真を撮っている。
主催者はランナーに対して安否確認アプリのインストールと、スマホを携帯して走ることを求めている。
震度5強以上の地震や不測の事態が起きた時には大会が中止されて、ランナーに「通知」が飛ぶ。
それに対して「無事」などの現状を報告する。

大手企業では災害、BCP対策として導入されているシステムが、今回東京マラソンに導入された。
大規模スポーツ大会におけるこの試みは、恐らく世界初と推察する。


これまで重くてかさばるスマホを持ってレースに臨んだことはないが、その趣旨に賛同してポーチに入れてきた。

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