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2017年3月の31件の記事

2017年3月31日 (金)

Rev.from DVLラストライブ 赤坂BLITZ ピンクのサイリウム

ライブの開演時間が近づくにつれて緊張感が増してきた。
観客の僕がこんなに緊張してどうするんだろう。

誰かの引退、あるいはグループの解散に立ち会ったことはない。
日常においても、数多くの送別会に出たけれどそれとは違う。

苦行ではないのだけれど、ライブが終わっているだろう21時頃の自分に憧れる気持ちが少しある。
ただ楽しみなだけの行事ならば、こんな気持ちにはならないものだ。
ちなみにこの時の予測と現実は違っていた。



赤坂の駅に下りるのはずいぶん久しぶりで、佐野元春がここでライブを行った時以来だ。
ホームからは「赤坂BLITZ」の順路を示す標識が、絶え間なく続いている。
現地までは110m、これならば迷う方が難しい。


地下鉄の改札から上がったところにあるカフェに見覚えがある。
確かここで元春仲間と待ち合わせてお茶を飲んだ。
誰かと参戦するライブは気が緩んでいる。
人は気心の知れた誰かがそばにいる時無防備になり、独りの時は警戒のロープを張る。
だが、今こうして緊張しているのは、ぼっち参戦のせいだけではなさそうだ。

地上に上がり、赤坂BLITZが見えたところで、もやもやした心に踏ん切りが付いた。
ここまで来たら楽しむしかない
彼女らが笑っていてくれたら・・
湿っぽいのはやだな



小さいカウンターが設置されていて、プレミアムチケットの「記念グッズ」交換が行われている。
誰も並んでいないので、早めにもらっておく。

段ボールから取り出された記念グッズはトートバッグ。
メンバーの円陣を表すラストライブのロゴがあしらわれている。
その中に NEVER SAY GOODBYE-arigatou- Rev.from DVL と刺繍されたリストバンドが入っていた。

ライブの中でメンバーが「解散が決まってから今日のライブまで、そんなに(準備の)時間はなかった」と語っていたが、準備期間が短い中、精一杯のグッズというところだ。


「サイリウムをお配りしています」
ファンの有志らしき人たちが、ピンク色のサイリウムを配っている。
「アンコールまでは折らないでください。アンコールで場内をピンク色に染めたいと思います」
なにも応援グッズを持っていないので、ありがたくいただく。

この有志たちはプレミアム・ゾーンに陣取っていた。
恐らくファンクラブを通して意気投合した人達なのだろう。
年代的に僕よりも二回りほど若い。

つづく

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2017年3月30日 (木)

真っ赤なシャープヘルシオが我が家にやってくるまで

毎日飲んでいるR-1
実勢価格139円
うちの近所ではスーパーで買っても、コンビニで買っても値段が変わらない。
だからまとめ買いせず、毎日一本買って帰る。
摂るのは就寝直前。
冷蔵庫から出しておいて、ちょっとぬるくなったところを飲んで寝る。
その方が、夜のうちに腸内で活躍してくれそうな気がするからだ。


ある日、見慣れた赤いパッケージにキャンペーン実施中の文字が記された。
確か30枚くらい集めて応募するあれだな。
数年前にも一度応募したことがある。

毎日飲んでいて応募資格は十分。
締め切りの3月末までは二ヶ月を残しており「30枚コース」が二口応募できる計算だ。
このキャンペーンは、言わば僕のようなR-1信奉者のためにあるようなもの。
参戦しないのはもったいない。
とりあえず、その日からパッケージから「その部分」を切り取って溜めていくことに下。

私の記憶が確かならば・・・
パッケージから応募用の「部分」を切り取るのが面倒だった記憶がある。
ラベルを剥がして分別した際、その「部分」だけを切り取る。
正確な位置は応募直前に明治のウェブサイトで確認するとして、少々大きめに切り抜いておく。
いつもならば、ラベルを剥がして燃やすゴミに捨てる工程に、はさみを入れる手間が一つ増える。面倒には違いないが30秒もあればできる。


来る日も来る日もラベルを切り取り、専用のケースに放り込んでいく。
地道でマメな作業だ。
そして「べっぴんさん」が愁いをたたえながら最終週に突入した3月末の休日。
作業にとりかかる。


まず、明治のウェブサイトで応募マークの正確な位置を確認する。
「明治プロビオヨーグルト」と書かれた部分だ。
文字が欠けないように細心の注意をはらいはさみを4回入れ、1枚の応募券ができる。
これを繰り返すこと64回
予想どおり、2口分の応募券が溜まっていた。


ウェブサイトから専用封筒をダウンロードして、組み立てる。
そして最後に郵便切手を貼る。
定型郵便とは最大12×23.5cmまでの郵便
最小も決まっていて14×9cm
ダウンロードした専用応募封筒はこの最小サイズをぎりぎりクリアするよう設計されていた。

25gまでは82円、50gまでは92円
25gを超えることはないだろうと思ったが、念のため、デジタル秤で封筒を計量するとひとつの封筒が31gあった。
意外と重い

明治には「料金不足」の封筒が大量に届いているかも知れない。
それらにいちいち10円を負担して受け取っていたら、相当な出費になる。
普通に考えれば受取拒否すればいいと思うが、それが戻って来た差出人すなわち明治の消費者の中には不服を唱える人がいるかも知れない。


明治の職員(委託職員?)はきちんと応募券が30枚入っているか数えるのだろうか。
そうだ、はじめに確認するのではなく、当選と選んだものだけ開封して確認すればよいのだ。
頭いいな、明治

といったことを想像しながら、2通の作品とも言える応募封筒ができあがった。
この2ヶ月、地道でマメな作業をしてきたことの集大成。
自分を納得させるための時間とも言える。
一連の作業を終えて、投函を終えたら、大いなる満足感が得られた。

あとは真っ赤なシャープヘルシオが到着するのを待つだけである。
次回はヘルシオ使用体験記でお会いしましょう。

つづく?

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2017年3月29日 (水)

橋本環奈が属するRev.from DVL きょうラストライブ

いよいよ今日はRev. from DVLラストライブ
Rev.from DVLという名前は聞いたことがない人はいても、橋本環奈の名前は聞いたことがあるだろう。
Rev.from DVLは橋本環奈が所属するアイドルダンスボーカルグループ。


2017年2月6日に3月末での解散が発表された。
解散発表後は、ラストベストアルバムの発売。ファン感謝イベントを行ってきたが、いよいよラストライブで活動終了となる。
ラストライブは29日赤坂ブリッツ、31日福岡DRUM LOGOSの2公演。


BABYMETALの時は音楽仲間の仲野君に声をかけたが、今回はためらわれたので「ぼっち参戦」
まぁ、解散という非常事態ゆえ四の五の言ってはいられない。
先行申込みで参戦したところ、プレミアムチケット(各会場限定200枚)ステージ前方エリア 記念グッズ付き10,800円を抽選の末、確保することができた。

橋本環奈は会った?ことがあるが、Rev.from DVLはYou Tubeでしか見たことがない。
初RevでありラストRev.
ここで外れていたら、もうこの目で見ることはできなかったわけだから大いなる僥倖である。



これから先どこかで彼女らと会うだろうと思っていた。
それは初めてYou TubeでRev.from DVLのフルステージを見た時に決めた。
BABYMETALを別格とすれば、これだけの人数できっちり踊って、きちんと歌う人たちを初めて見た。



人は現実から遠ざかるためにアイドルを追いかける。
だが、こうして芸能活動の強制的節目という厳しい現実が目の前にあり、彼女らと同様に僕らも共有"させられて"いる。

メンバーの卒業という新陳代謝で維持していくグループが多いなか、彼女らにそれは許されていない。
厳しく冷徹な現実

突然つきつけられた別れ
初対面であり二度と会えない別れ
人の出会いは一期一会というが
そんなに簡単じゃない



赤坂ブリッツは佐野元春のライブで来て以来、2度め。
ライブハウスにはいつも仲間と行っているので、ぼっちライブハウスは初めて。
とりま場所キープ優先、ドリンクをもらっている場合じゃないだろう。
開演待ちの間にトイレに行きたくなったらどうしよう?
などと細かい懸念はあるが、今は胸が締め付けられる比重が高い。

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2017年3月28日 (火)

今日は利確日

今日は株の投資家にとって、1年間を通して重要な日「利確日」です。
権利確定日、略して利確日。
ただし、事実上の利確日です。


なんの権利が確定するかというと主に「配当」です。

配当とはなにかというと、企業から株主への利息と言えます。

業績などの事情により、企業は1株あたりの配当を決めて公表しています。
1株10円のところもあれば100円もある。

通常、日本の株式は100株単位で買うことになっていますので、配当100円の株を100株持っている株主は10,000円の「配当」がもらえることになります。

その配当をもらえる権利が確定する日が「利確日」です。
概ね、配当をもらう権利が確定するのは決算日。
つまり、事業年度の最終日です。

従って、証券取引上の「権利確定日」は3月の最終取引日。
2017年の場合、3月31日です。

ところが、ルール上権利確定日に株を買っても、権利はもらえません。
その流れは次のようになっています。


■権利取り日(2017年は3月28日)
権利確定日の3営業日前
「この日に購入しておかなくては権利を得られない日」を「権利取り日」と言います。

   ↓   ↓

■権利落ち日(2017年は3月29日)
権利取り日の翌営業日
「権利取り日」に買った株を「権利落ち日」に売ったとしても、権利を失うことはありません。

   ↓   ↓

■権利確定日
権利をもらえる権限が確定する日。
名目上はこの日が「利確日」なのですが、実際には権利取り日に買っていれば「権利落ち日」に売ってしまって「権利確定日」に、その株を持っていなくても「権利確定」するのです。

ややこしいですね。
従って、冒頭で今日が「事実上の利確日」と言ったわけです。


配当狙いの投資家により「権利取り日」に株価は上がる傾向にあります。
そして「権利落ち日」には下がる傾向にあります。
どれだけ下がるかというと、その会社(株)の配当金額相当が目安と言われています。
例えば、配当が10円の会社ならば、権利落ち日に株価が10円下がるということです。


株投資をしていない方も、自分の会社が上場しているならば、今日明日と株価の動きをチェックしてみてください。

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2017年3月27日 (月)

しらべるクッキング 超簡単「タコさんウィンナー」

はい、新米ママの皆さん
お料理教室の時間です

今日は、可愛いお子様にもたせる弁当のおかずがテーマです。
子どもが大好きなお弁当のおかずといえば、昔ならば玉子焼きと相場が決まっていましたが、最近の肉食獣達は「唐揚げ」とかぬかすようです。

でも唐揚げやナゲットでは、お子様が笑顔になれませんね。
「おまえんとこの母ちゃん、手抜きだな」
とご学友に突っ込まれるかもしれません。
まぁ、でべそと言われるよりいいですが
(いつの時代だ)

さて、お子様が笑顔になれるおかずって、どんなものでしょう。
一時期「キャラ弁」とか言って、海苔や具材を使って弁当をアートにするのが流行りましたね。
あれは確かにお子さんも喜ぶでしょうが、そこそこの出来映えにするためには、センスというものが必要です。

「盛り付けが下手だから、美味しそうに見えないんです」
というヤンママの愚痴に大笑いしたら、しばらく口をきいてもらえなくなった経験がありますが、センスというのは持って生まれたものだけに悩ましいものがあります。


そこで、今日は「タコさんウィンナー」を作ってみましょう。
これならば、誰にだって作れます。

それでは材料からです。

タコさんウィンナー ・・1袋




ってなにが1袋なんでしょうね。
まぁでもそのまんまです。



それでは、早速作っていきましょう。
まず、封を開けます(おいおい)

あとでお皿を洗うのが面倒なので、ラップに直接ウィンナーを置いて、レンジでチン

はい、できあがり!




フィルムを編集していないのに、本当にすぐできましたね。
やばいくらい超簡単!

タコさんの目は爪楊枝で穴をあけようと、爪楊枝を構えていたのですが、初めから目が開いていました。
なんだか不気味な火星人みたいな趣き。
ちょっと怖いですね。

包丁も爪楊枝も何も要らないとは、至れり尽くせり
なかなかやるな!プリマハム

一袋で188kcalですから、缶ビール一本買ってきて、晩酌のつまみにもぴったり。
コンビニで買って来たドリアに立てれば
「タコドリア」の完成です。




どうですか、タコさんのこの勇姿
でもタコさんが汗かいてかわいそうなので、速攻でいただきました。
(弁当の話しじゃなかったのか)

それでは、また次回の「しらべるクッキング」をお楽しみに!

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2017年3月26日 (日)

42km歩くための最強の秘密兵器とは?

M氏からヤフオクで買ったというスニーカーを見せてもらった。
いかにもソールが堅そう。
きっと足の甲が痛くなるだろう。
何度か休憩をとるらしいので途中でケアするしかない。


M氏に靴を買ってあげることはできなかったので、その代わりに靴以外のもので支援することにする。


まずはウェストポーチ
スマホ、小銭入れ、そして補給食品など、長距離を走る(歩く)には欠かせない備品だ。
これまでにレースで使ったもの、マラソン大会で記念品としてもらったモノの中から一つを貸し出す。


あとは、そこに入れるモノだ。
靴をみて「エアーサロンパスJETα 25ml」を渡すことにした。
これは先日の東京マラソン終了後、日比谷公園で久光製薬が配っていたもの。
試供品なので小さくて、ポーチに入れるのには好適。
レース後、半分くらい使ってしまったので、新品を買おうとネットで探してみたが、このサイズは見つからなかった。
携帯用として、ぜひ売り出してもらいたい。

歩き始める前、休憩時に靴と靴下を脱いで噴霧するとよいだろう。



よい姿勢で歩けば疲労が軽い。
「ファイテンスポーツベルト」をレンタル。
日頃、なんの運動もしていないM氏でも、このベルトをつければ、体幹を意識したいい姿勢で歩けるはずだ。


そして最強の秘密兵器
それは、自分が今回の東京マラソンで初めて使った「WINZONE」
これを摂りながらのレースは、最後までカラダにため込んでいるエネルギーを使い切ることができた。

「WINZONE」の効能を素人なりにまとめると、以下の2点。
・脂肪を活用する
・レース中に摂る(スポーツジェル)などのエネルギー転用が速い

毎日記録している体脂肪率のデータを相対比較した場合、これは数値としても実感していることだ。

「WINZONE」5本入りをネットで購入してプレゼントする。
これを「前日朝」「スタート前」「10km」「20km」「30km」に摂るとよいだろう。

WINZONEは摂る時に水が要らないので、歩きながら簡単に流し込むことができる。
その他のアミノ酸、グルタミン酸サプリは粉っぽいので、水がないと落ちていかない。


あとは「ランニング用手袋」
ニシスポーツランニンググローブは、手のひら側がメッシュになっていてあまり暑くならない。また手袋をしておくと体温が急激に下がることがなく、パフォーマンスが落ちない。
赤、青、黄色と色違いで揃えているので、そこから選んでもらう。


長時間歩くならば「CW-X」「フラッドラッシュスキンメッシュ」は使った方がいいに決まっているのだが、直接身につけるモノだけに、その選択はM氏に任せることにした。

42km歩く日が、ほどよい好天に恵まれることを祈りたい。

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2017年3月25日 (土)

42km歩く靴の要件

M氏が「42kmをぶっとーしで歩く」と聞いて思い出したのだが、僕がマラソンを始めたきっかけは「マラソンは全部歩いても完走できる」ことを知ったことからだった。


たまたま手に取った「40才からのフルマラソン完走」梅方久仁子 技術評論社 2005年11月
そこに「7時間制限の荒川市民マラソンならば、すべて歩いても完走できる」という趣旨のことが書かれていた。
当時まだ東京マラソンはプレスリリースも出ていない頃だ。

マラソンに「7時間制限」という緩やかなレギュレーションが存在することに驚いた。
まさか42km歩きはしないが、それでも完走できるというならば、僕にもマラソンはできるのではないか?
それが走り始めるきっかけであり、現在に至っている。


これまでマラソンレースで"歩いた"のは、初マラソン「荒川市民マラソン」で27kmからゴールまでの15kmだけだ。
従って、生涯最長歩行距離は15km。

いや待てよ
子どもの頃、年に一度、全校で近くの山に登る学校行事があった。
今「マラソンシミュレーター」で距離計算してみたら片道10kmだった。
お昼の弁当をはさんで「1日20km」これが生涯最長だ。
小学1年生にも20km歩かせるなんて、今思えば豪気な学校である。


42kmを歩く靴について考えよう。
基本的には42km走る靴でよい。
ただ、走る場合に必要な"効率のよい反発力"はなくてもいいだろう。


重視するのはソールの屈曲性
ナイキフリーほど曲がらなくてもよいが、安いスニーカーのベニヤ板のようなソールでは、きっと足を傷める。


重さは軽い方がいい。
素人向けのスポーツ実用書には、素人は「厚底」を履かなければいけないと書いてあるものが多い。
スポーツ店の店員もそう勧める。
初めはそれを真に受けて厚底を3シーズン履いた。

それから、200g程度の軽い靴を9シーズンほど履いているが、一度軽い靴を履くともう重い厚底には戻れない。
今も通勤ローテーションには厚底の靴があるが、歩いていて楽しくない。
軽い靴を履くと、つい信号が点滅し始めた横断歩道に向かってダッシュしてしまう。

薄底=軽い靴は衝撃を吸収しないから足を傷める。
というのが「厚底推奨派」の論拠だが、そんなことはまったくない。
急な下り坂を42kmダッシュするような過酷なことをしない限り、問題ない。


そして何より、ジャストサイズであることだ。
走る靴は「ぴったり」あるいは「ちょっときつめ」でもよいが、ちょっと大きめはダメ。
靴の中で足が前後にスライドしてしまい、指が靴のつま先に断続的に当たる。
それによって20km過ぎあたりからマメができる。
42km終わった時点では、ひどい血豆になっており、治るのに1年を要したこともあった。

また大きい靴は、足が屈曲する場所と靴の屈曲する場所が違うため、九分九厘足を傷める。
もしもそんな靴で42kmを歩くと言われたら、僕が買ってあげるから頼むからやめてくれ。と言いたくなる。


数日後、M氏と会った時に、靴はどうしたか尋ねたところ、ヤフオクでスニーカーを買ったという。
M氏が足を傷めないことを祈る。

まだつづく

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2017年3月24日 (金)

42kmを歩く

「これってランニングシューズかな?」
知人のM氏が尋ねてきた

見せられたスマホに映っているのは靴のアウトソール。
つまり靴底
ヤフオクの画面のようだ。


スウッシュが描かれているところをみると、どうやらそれはナイキ製ではあるが、どう見てもそれは「スニーカー」のソールであり、ランニングシューズではない。
1997年にNOMOMAXで靴コレクターの道に入って以来、はや20年。
僕に靴のことを聞くというM氏の判断は正しい。


20年もコレクターをやっていて、ここ11年はマラソン・ランナーもやっている。
当然ある程度詳しい。
どのような靴が運動に実用的かということについて、一家言ある。
いや、五家言くらいある。

だからといって機関銃のように言葉を使うのは素人だ。
「素人はものごとを複雑にする。プロこそがものごとをシンプルにできる」
言葉を多用すれば、核心は見えづらくなる。
相手の理解度、状況に合わせて、すなわち「相手の立場」に立って、今求められている端的な答えだけを返す。
それがプロの美学だ(実際、靴のプロではないが)

ホワイトボードに図を書きながら教えたくなる気持ちをぐっとこらえて、淡々と語りかけた。


ナイキの場合、ランニングシューズは「ランニング」というカテゴリーになっているよ。
だから運動で使うのであれば「ランニング」「クロストレーニング」カテゴリーから選ぶといいんだけどね。


M氏の反応がない。
心なしか表情が曇っている
しまった。これでは客に逃げられる
(客なのか・・)
よし、ここは「相手の立場」だ

何に使うの?

おしゃれなスニーカーで、たまにはちょっとそこらを走りたくなったのかと思って水を向けた僕だったが、M氏の答えは意外なものだった。

「今度、42km歩くことになってね」

即座には状況が飲み込めなかった。
頭で処理するには、情報の追加が必要だ。

それって、いっぺんに?

「そう、ぶっとーしで42km」

映画のシーンが浮かんだ
そうだ、多部未華子が主演した「夜のピクニック」
あちらは学校行事で、世を通して80kmを歩き通すというものだった。

つづく

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2017年3月23日 (木)

該当をカクトウと読む「カクトウ男」

サワキ君はいけ好かない人だ
そして髪が長い
知識は確かで信頼されており、そのクールな人となりが女性に人気である。
だが日本語が苦手で、言っていることがわかりづらい。


その日、僕らは集まって資料を評価していた。
資料は皆で作ったものだが、司会者を務めるサワキ君が、それを読み上げている。

概ね、人は自分以外の人が考えたことに関心がない。
自分が評価されることや、キーマンとして扱われるか否かには関心があるのだが、他人が作った資料。その資料の先にいる人々には興味がないのだ。
従って、誰からもつっこまれることなく、サワキ君が淡々と読み進めている。


「このケースは、非常事態にかくとうします」
一瞬、僕の目の前の空気が動揺した。
誰も感じていない震度1の地震を、自分だけが捉えたような感覚だ

格闘?
非常事態が格闘するのか?
するわけないよね。

彼が読み上げている資料の項番を追う。
そこには「該当」とあった。


確かに、該のつくり「亥」が核ミサイルの「核」と同じだ。
サワキ君はいつの頃からか「該」はカクと読むものと思い込んだのだろう。
入社試験に入念な漢字テストがない限り、企業には「漢字が読めない社員」が大量に入ってくる。


プレゼンの場合、プレゼンテーションのパワポは自分で作るので、自分が読めない幹事は使わない。
「カクトウ」と入力して「該当」を出そうとしてもATOKは応えてくれないので、そこで諦めるはずだ。

他人の資料を読む場合に限り「漢字を読む力」が試される。
ただ、たいていの社員は、人前で他人が作った資料を読み上げる機会はないので、漢字を読めないことがばれることはない。


作った資料を共有フォルダーに置くことを「格納しました」というのは「格納男」だが、該当を「カクトウ」と読む「カクトウ男」は1人ではない。
年齢的には30代から50代まで幅広く存在している。



ある日、コヤナギさんが100人の聴衆を前に、演台に足っていた。
研修の講師を務めているのである。
30分間の講義が終わり、その定着度合いをはかる小テストが配られた。

これは違反行為に該当するか、しないか?
二者択一の問題が5つ。

5分の解答時間が与えられた後、コヤナギさんがスクリーンに投影しながら答え合わせをしていく。


「問1、はいこれは違反行為にカクトウします」

え゛
さっきまで眠気と格闘していたのが、一気に醒める。

「問2、これは違反行為にカクトウしません」

どうやら、いいまつがいではない。
本気モードだ
しかし、この大人数が聞いている前で講師が「漢字読めない男」では洒落にならない。

「問3、これは違反行為にカクトウします。ちょっと易しかったですかね」

だったら、易しい漢字も読んで欲しい

「問4、これは違反行為にカクトウしません」

僕は首を動かさず、視線だけを泳がせ当たりの反応を覗う。
だが、動揺した空気は微塵もない。
漢字の読み間違いは指摘しない。これが大人のたしなみということなのだろう。


ついに、最後まで「カクトウしました」と自信を持って言い切り、コヤナギさんは壇上から降りていった。
誰もがそんな彼に拍手を送る。
世間の風は暖かい。
日本はいい国だと思う。


「ちょっと、早口だったかな」
舞台の袖で、コヤナギさんがスタッフの男に問いかけている。
「いやいや、ばっちりですよ」
そのスタッフも、カクトウ男なのかも知れない。

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2017年3月22日 (水)

実施をジッチと読むジッチ男

ヤマイさんは気難しい人だ
そして話しが長い
同じことを手を変え品を変えて話す
そして、悲しいくらいに話しの中身がない


その日、僕らは集まって改善案を話し合っていた。
独自のアイデアを持っている人というのはそう多くない。
司会者は手詰まりになり、さっきからだんまりを決めているヤマイさんに水を向けた。

どうですか?ヤマイさん

ヤマイ
「僕ですかぁ・・・(2秒沈黙)
まぁぶっちゃけて言うと、僕なんか素人ですから、あんまり改善とかされちゃうと、やることなくなっちゃうんですよね。ここだけの話し」

どこだけの話しだ!
と心で突っ込んだ。

彼の話はいつもこう。
他人の意見をまとめ、焼き直し、さも自分の意見であるかのように言う。
しかし、他人も意見を言わない時は、真似しようがなくなり、得意のぶっちゃけが出る。

みんなもホントはそうだよね。
小難しい顔してるけどさ。
本音で生きるオレの株でも買わないかという塩梅だ。



そんなヤマイさんの言葉で、前からずっと気になっていることがあった。

「せっかくいい案を作っても、ジッチできるのかというのがあるよね」

実地?
実地って"する"とか"できる"といった類いのものじゃないよね。
実値でもないし。
ATOKではこの2つしか候補がないぞ。

恐らくヤマイさんの脳裏にある言葉に漢字を当てるならば、それは「実施」なのだろう。

彼の口からもう何度もジッチを聞いているが、誰かが「ヤマイさんそれはじっしだよ」と正すことはない。

世間の風は暖かい
"いいまつがい"は指摘しない。
それが「大人の対応」というものらしい。


あまりにも自信を持って「ジッチ」と言い平気な顔をされると、こちらが不安になる。
もしかして、僕が知らないだけ?
しこうとせこう(施行と施工)のように、用例によっては「じっち」とも読むのだろうか。
いや、そんなことはない。


そしてこの「ジッチ男」は1人ではない。
年齢的には30代から50代まで幅広く分布している。

日本の一部地域では、学校でジッチと教えているのか?
あるいは「イとエが言えない栃木県民」みたいに、ある地方では「し」が発音しづらく「ち」と言ってしまう民族がいるのか。


気にはなるが、特にしらべるほどのテーマでもない。
ずっと放置してきたある日

「ジッチ女」が現れた。

その席には件のヤマイさんもとなりに座っている。
これはいい機会だ。

すみません、ちょっと気になるんですけど
(あくまで丁重に切り出す)
それはジッシではないんですか?

すると「ジッチ女」
え゛そうですか?ジッシ、ジッシ・・
確かにそうですよね。
すぐに誤りを認めた。

隣りにいたジッチ男
うんうん、もっともだと言わんばかりに頷いている。
いったい、なにがうんうんなのか

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2017年3月21日 (火)

東京マラソン エイド混雑のタイムロスは合計1分

9km過ぎ
10kmに到達する前に、少し早いが2つめのジェル。
それが胃に落ち着いた頃、つづいて1つめの「WINZONE」を流し込む。

今期初めて使うクエン酸顆粒「WINZONE」
マラソンに向けた練習の際、走り始める前に摂ったところ、終盤まで粘れる感覚があった。
この際、本当でもプラセボ効果でもかまわない。
快心のレースにするためには、何だってするのだ。

WINZONEはスタート20分前に1包。
レース中は10、20、30kmで1包ずつの計画だ。
標準的な用量は1日1包となっているが、1日で42.195kmという過酷な状況ならば、少々多めに摂っても大丈夫だろう。
終わってみればその答えが出る。
これは実験であり、成功すればメソッドになる。



10kmレースのゴールが右側レーン、マラソンは左側レーンと別れを告げる。
新コースはひとまずここまで。ここからは一旦旧コースに戻る。
そして、2009年に走った時、最も苦しかったのがここだ。
ここから浅草寺までの5kmは、これといったランドマークがない。
ちょうどハンガーノックを起こしていたこともあり、雷門はいったいどんだけ遠いのだと途方に暮れた。

「次の**まで頑張ろう」
マラソンは、こうした目先の目標をつないで走る。
これがないレースはきつい。

ということは「板橋Cityマラソン」や「湘南国産マラソン」のような、単調な道を行って来い折り返しコースというのは、なかなか大変だということだ。
東京マラソンの魅力のひとつは、目標となるお楽しみポイントが数キロ毎に訪れることだ。



10.5km 第三給水所
手元のゼリーがなくなったので、ここで初めてエイドに寄る。
目指すはスポーツドリンク。
だが、まだまだ混んでいて、ランナーの人垣でテーブルが見えない。
このままでは、スポーツドリンクのテーブルが終わりそうになったので、走りながら取ることを諦め、歩いてテーブルに並ぶ。


5kmのラップから10kmまでは、安定したペースを刻んでいたが、11kmのラップは28秒遅かった。

今回のレースでは、エイドの混雑により大きくタイムロスしたと思われるのは3カ所。
その合計タイムは1分ほどだった。

たかが1分、されど1分。
特に5時間切り、サブ4といった節目のタイムや自己ベストぎりぎりの場合、泣くに泣けない。

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2017年3月20日 (月)

コンビニで発見!理想の図書館バッグ

2003年、ダイソーで315円で買った「図書館バッグ」は数年前から傷みが目立っていた。
そろそろ買い換え時だなとなにげにダイソーを覗く。
だが、2003年以来、そのカバンは売られていない。

ダイソーに行く度に、カバン売り場をチェックする。
しかし、どれもポケットすら付いていない。
こんなことになるならば、2つ買っておけばよかったと思う。
だが、買った時は「ダイソーなのに300円もするのか」と思っていたのだ。
とても10年後に困ることなど、想像できなかった。



いよいよ、底に穴が開きそうになったので、ネットで探し始める。
だが、先に述べたように「図書館バッグ」という一大市場はない。
いくつかヒットするカバンはあるが、見るからに幼児向けであったり、こちらの要求仕様を満たすものがない。


ここで【5】価格が安い【6】キャンバス地 という制約を外し、巡回先を一般のカバン屋に拡大する。

街に出た時に、カバン屋があったら入る。
「ある程度、値が張ってでも買うぞ」と値札を気にせず、チェックするのだが【3】「外側に蓋なしポケット付き」のトートバッグというのは、一つも見当たらない。


ポケットに入れるのは「貸出カード」だけではない。
ちょっとしたメモをとる「リングメモ」
筆記用にペンホルダー付きのペンを挿しておく。
東京では大半の図書館に駐車場がないので、近所のコインパーキングで支払うための「100円玉」や図書館でコピーをとる時の「10円玉」も入れている。
ポケットは「図書館バッグ」になくてはならない機能なのだ。


あらゆる流通ルートで「図書館バッグ」を探し始めて半年ほどが過ぎた頃、ついにその後任を見つける。
それは、意外にもコンビニにあった。


出版不況と言われて久しい。
もう30年くらい前から言っている。
その言い訳は古くは「活字離れ」
その後「インターネットの登場」
そして、ここ数年は「スマホ代」
スマホ代が高いから、人々は本にお金が使えないというのだ。

それならば、本ではないものを売ればいい。
そうして、近年流行しているのが「付録」商法である。
本来、版元や書店が扱うのは「書籍」と「雑誌」なのだが、付録ならばカテゴリーが自由になる。


立ち寄ったコンビニの雑誌売り場に「MonoMax」
表紙にはBEAMSのBIGトートバッグ

【1】マチがある=大丈夫そう●
【2】ヨコ長=ほぼ正方形なので▲
【3】外側に複数のポケット付き=●
【4】間口が広い=トートだから大丈夫だろう●
【5】価格が安い=890円●
【6】キャンバス地=高級素材と書いてあるが多分●


使い初めて3ヶ月。
ヨコ長ではないのと持ち手が長いため、普通に持つと地面をぞろ引くのが難点だが、他は及第点。
何より890円という価格でこの品質はお買い得だった。

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2017年3月19日 (日)

理想的な図書館バッグとは?

一週間に一度、図書館に足を運び利用限度いっぱいの本を借りてくる。
本を運搬するトートバッグを「図書館バッグ」と呼ぶ。


カバン業界には「通勤カバン」「旅行カバン」といったカテゴリーがあるが「図書館バッグ」という確固たる市場は成立していない。

その要因は、熱心かつ定期的に図書館で本を借りる人口が少ないということだろう。
そして、機能にこだわらなければ、そこらにあるトートバッグで事足りるからであろう。
元はといえば僕もその1人だったが、1つの理想的「図書館バッグ」に出会ってしまったために、そのこだわりが生まれた。


それは、ダイソーで2003年頃に315円で売られていたエコバッグ。
ぼろぼろになって、去年役割を終えるまで13年間愛用した。

それはどんな仕様だったのか。

【1】マチがある
10冊を超える本を入れるため。
だがマチがあるバッグならば、掃いて捨てるほどある。


【2】ヨコ長
大判の本をヨコにして入れられる。
新書はタテにして2列で入れる。
こうすると、たくさんの本を入れた時に安定して持ちやすい。
それから「縦長」の場合、地面をぞろ引いてしまう(博多弁です)
ぞろ引かないよう、心持ち腕を上げるのはストレスだ。


【3】外側に複数のポケット付き
ポケットにファスナー、フラップやボタンはNG。

カウンターに並び、自分の順番が来る。
「貸出カードをお願いします」
と言われる前に、カバンからさっとカードを取り出す。
外側に蓋のないポケットがなければ、これができない。
貸出カードは図書館以外では使わない。
ポケットに入れっぱなしにしておけば、家に忘れるということがない。


【4】間口が広い
間口が狭いと本が入れづらい。
もちろん、口を閉じるファスナーなどは不要。


【5】価格が安い
現役のカバンはダイソーで315円で買った。
それが念頭にあるので、できれば1,000円~2,000円程度で納めたい。


【6】キャンバス地
図書館バッグは消耗品。一生モノではない。
地べたに置くこともあるので気軽に使える生地がいい。

つづく

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2017年3月18日 (土)

マラソンを走りながら、ランナーは何を考えているのか?

僕は今、第11回東京マラソンのコース上を走っている。
マラソンを走っている時、ランナーはいったい何を考えているのか?

マラソンを走ったことがない人には想像がつかないだろうし、経験者でも克明に覚えている人はいないだろう。
42.195km、4時間、5時間といった長時間、延々とただ走るという同じことを続ける体験はそうはない。

概ねどういうことを考えているのかというと・・・


前を走っている女性がウィンドブレーカーを羽織っている。
寒いのは苦手なのかな、初マラソンで勝手がわからないのかな。
あるいはベテランで、気温が上がらないと読んだのかな。
邪魔だと思うけどな


今どれくらいのペースかな
(時計を見る前に予想して7分ちょうどくらい?)
お、6分50秒か。思ったより速いな
という時もあれば、けっこう速いつもりだったのに、手元では30秒くらい遅い時もある。
コースがカーブしていたから、GPSの誤差なのかな


ヘッドホンから流れてきた音楽
Charの「A Fair Wind」はいいな
いつも(セットリストに)入れてくるけど、これはずっと入れよう

ちなみに83曲のセットリストのうち、こうした何らかの感想を抱く曲は少ない。
大半の曲は流れていても聞こえていない。
こうして何らかの感情を想起させる音楽は、マラソンレース向きと言える。


さっきから(歩道寄りではなく)センターライン寄りを走っているな。
今は、沿道の皆さんとハイタッチという気分じゃないということか。
まぁ先は長いからな
今日はそれだけ集中しているということか

今日は「余裕がないのかな」といった、ネガティブな思考回路はあまりない。
ということは、状態が悪くないということが言える。


この先が右折でその先は左に曲がっているから、なるべくアウトインアウトで最短距離を走ろう
ランナーはみんな道なりに走るんだよな
だから、アウトインアウトで走ると流れに沿っていなくて、ぶつかりそうになったりする


おい、急に歩くなよ
後ろからたくさんランナーが来てるんだぞ
歩くならば、コースの端に寄るとか配慮しろよ

その逆もあって
おい、歩いていたのに、人がとなりに並んだ瞬間に走り出すなよ

これはランナーならばわかると思うが、相対速度差により後ろに過ぎ去ると思っていた物体(ランナー)がそのまま視界に留まるというのは、リズムが崩れるのだ。


走りながら録音でもしていれば、他にもいろいろあるのかも知れないが、だいたいマラソンレース中に考えていることなんて、この程度だ。

終わったら肉を食おうとか
沿道のあの人が可愛いといったことは考えないし、ましてや仕事や職場のことなどこれっぽっちも思い浮かばない。
自分がどのような組織に属して、日頃どういう立場にある。
といったことは、ここで走っている自分とは何も関係ない。
そんな関係ないことを考えるほど、暇ではない。

走っているだけだから暇そうだし、たいしたことを考えていないけれど、暇ではない。

最大限の体力を使って目の前の一分に集中する。
コース上では、そのことに忙殺されるのだ。

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2017年3月17日 (金)

東京マラソン7km 太陽の下YMCA

5kmのラップからタイムが上がり始めた。
カラダが暖まってきたのだ。
それは、心拍数がLTペースの数値を指していることでもわかる。

今日はGPS心拍計「735XTJ」のデビューレース
メイン画面のデータは4種類
2008年のマラソンで初めてGPSを使って以来、デバイスは変わっても、4データ表示は一貫して変わらない。

GPS当時
「距離」「トータルタイム」「前ラップ」「リアルタイムペース(1kmあたりのタイム」

GPS心拍計に変えてから
「距離」「トータルタイム」「リアルタイム心拍数」「リアルタイムペース(1kmあたりのタイム」

735XTJではさらに、サブ画面以降にアプリが使えるため「バーチャルペースメーカー」「ゴールタイム予測」を入れてきた。
だが、サブ画面以降を使うのは終盤にさしかかり、いよいよ仕上げのタイムが気になる頃からだ。


従前の2機種「フォアアスリート205」「miCoach SMART RUN」と比べて、735XTJはあらゆる点で優れているが、レースにおいてはその軽さが助かる。
鉄の塊を腕に巻いているようだった前の2機種に対して、735XTJは付けているという感じがしない。



7kmで第二給水所
ここでもまだ給水に寄らない。
わずか120mlのゼリーが意外と長持ちする。


7kmを過ぎると、新コースへ左折
ここからが、新コースか・・
と声に出して言うが、もちろん誰も聞き手はいない。


神保町駿河台下交差点にさしかかる
YMCAの音楽が聞こえてきた
沿道の応援者が流す「YMCA」に合わせて、ランナーが一斉にY・M・C・Aのポーズを作る
東京マラソン、序盤の名物である。
各地のマラソン大会には様々な名物があるが、私設の応援による名物はあまり例がない。


前回第10回までの旧コースでも7km付近、首都高速の高架下でやっていたが、今回はコース変更に伴い場所を変えた。

音量が以前とは桁違いに大きく、主催者が設えたPAかと思うほど。
その爆音に釣られて、大半のランナーがサビのY・M・C・Aを踊っている。
中には音楽がサビのところに来るまで、その場で待ったランナーもいたらしい。

以前の高架下でのそれは場所柄、暗い感じがしたが、今日は太陽の下。
まるで主催者公認イベントのような明るさと盛り上がりがあった。

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2017年3月16日 (木)

東京マラソンランナーに許された背中の自由度

ポケットから「グレープフルーツチアシードゼリー」を取り出し、慎重にネジを切り風を開ける。
蓋を取り落としてしまったら、ポケットに戻せなくなり厄介だからだ。

120g入りのゼリーは、小出しに摂るのに好適。
ぐいっと飲むドリンクよりも、ゆっくり流し込むことができて、思いのほかいい。

これは、来年のレースでも序盤の給水に使いたい。
賞味期限は購入時点からおよそ1年。
早めに買い置きしておこう。



練習ではウォーミングアップは3km程度。
たいていは3→4kmのラップで心拍数が上がり、レースペースに乗れる。
さて、4kmのラップは依然としてジョギングペースだが、気にしない。
今日は42.195kmの長丁場。
ウォーミングアップを5kmくらいしてもいいだろう。
焦る必要はない。

レースが終わってタイムを振り返った時、この時の考えはレース成否の大きなポイントになっている。



さっきからずっと、前方歩道寄りをマイケル・ジャクソンが走っている。
いや正確にいうと時々止まっている。
沿道の女性が「きゃーマイケルぅ」と呼んでカメラを向けると、立ち止まり奇声(失礼)を上げてポーズを決める。
時々止まっているのに、ずっと僕の前を走っているということは、僕より走力があるということだ。

ハット、ちりちりの髪型、ブラックジャケット
足下をみると、コイン・ローファーを履いている。
よくそれで走れるものだ。

背中には「3.11を忘れない」のメッセージが貼られている。
東京マラソンは背中の自由度がランナーにある。
マラソン大会にはナンバーカードが2枚の大会と1枚の大会がある。
2枚の場合、前後に付けなければならず、その分面倒だし、風にはためいてストレスが増す。

1枚の場合は前に1枚。
背中には何もつけなくてよい。
だから、背中は自由な表現のスペース。
僕は DECO 20 のマーキングをしっかり、後続ランナーに見せることができる。
見せたからどうということはないが、何らかの属性を纏いをアピールする気分を気に入っている。


奇声を上げ、ポーズをとり、ムーンウォークまで始めたマイケルをようやく置き去りにしたところで5kmの第一給水所
1時間半~2時間も給水していないランナーたちが、砂漠に見つけた水たまりに群がるように密集している。

僕はというとゼリーをこまめに摂っているので、給水所はパス。
これで30秒は節約できる。


ここで今日1つめの給食ジェルをポーチから取り出す。
摂るタイミングは、覚えやすいよう「5kmごとに1つ」と決めている。
「35kmまでで7つ」
これは過去のベストレースで採ったメソッド。
正直なところ、胃もたれするジェルを7回も摂るのはしんどいのだが、それによって終盤に足が止まらないことは、過去の事実が証明している。


試しにジェルの回数を減らしたレースでは、終盤に足が止まっている。
ジェルと失速の因果関係を証明はできないが、ダメだったことをわざわざ繰り返すことはない。
それならばと、今回は無理をしてでも摂ってみようという選択をした。

ポーチには、無造作に6種類7個のジェルが入っている。
選んでいる余裕はないので、何が出てくるかはわからない。
ポーチを探ってみて出てきたものを摂る。
味を気にしている場合ではないし、実際に味の違いなどわからないのである。

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2017年3月15日 (水)

東京マラソンでサングラスをやめた理由

東京マラソンは5kmまでは下りがつづく。
今日のプランは、下りでタイムを稼ごうとは思わないこと。


これまでならば「いただきの下り」と考えて、下りは速いペースで走っていた。
だが、下りで地面から受けた衝撃は着実に太ももやふくらはぎに蓄積していく。
それが閾値を超えたところで「足が痛くなり」「足が止まる」

文章にすればシンプルなことだが、これを頭だけではなくカラダでわかったのはマラソンを始めて11年で11回め、去年の「板橋Cityマラソン」
27kmの上りを終えた途端、急激に足が止まった。
その時は、給水所のスポーツドリンクが薄過ぎたせいだと思っていたが、恐らくそんなことではない。
去年の練習はというと、手術明けという事情もあって、追い込む練習は無し。
ひたすらジョギング。ほとんど全編LSDというものだった。
そういった練習では、疲労の蓄積に足が耐えられない。


今年は、その蓄積に耐える練習をしてきた。
だが、その練習方法で正しかったのかはまだわからない。
今回のレースを終えて、振り返る時にその答えが出る。
仮説と検証のレースである。



「くまモン~」
沿道の女性から声がかかる
声の方向を見やり、手を上げて応える。
目と目が合ってにっこり。

今日は過去5年のレースで続けていたことを1つ止めた。
それはサングラスをかけること。
マラソン書籍によると、サングラスは日光を遮ることで脳の疲れを低減させるとされていて「やった方がいいことの1つ」である。

だがサングラスをかけてからの5年、会心のレースがない。
サングラスをかけることで、視界が暗くなり、テンションが下がるのではないかと訝っている。

それよりも、サングラスを止めた本当の理由は別にある。
それは沿道で応援してくださる皆さんとの「心の通い合い」


世の中には色の入ったメガネをかけている人が居る。
もちろん、それぞれの事情があってのことだろうが、人となりが見えづらいのは確かだ。
目と目が合ってこそ、心が通う。
サングラス越し、どんな目をして見ているかわからない人とは、心が通わない。
過去5年、沿道の皆さんとハイタッチをした時に、どうもしっくり来ない感覚があった。

今日は東京マラソン
沿道の皆さんとの心の通い合いの方が、脳の疲れの緩和よりも優先順位が高い。



もしも「熊本県人会」のような一団がいて「くまモ~ン!」と声がかかったら「あとぜき」のポーズで決めようと考えていたが、残念ながらその機会には恵まれなかった。

熊本地震が起きてから初めての東京マラソン。
くまモンをアピールするランナーがもう少しいると思っていたが、レース中に出会った「くまモン」は僕を含めて3人だった。

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2017年3月14日 (火)

スマホの個室トイレさぼりを管理する空きトイレ通知システム

「大丈夫ですか?」
ドアの向こうから声がかかる。
それは総務部長のサカタの声だった。
彼が続ける
「ずいぶん長い時間おられるので心配になって見に来ました」

ここで黙っているのは得策ではない。
自分は逃げ場のない個室に居るのだ。
黙秘を続ければ、やましいことを自ら認めてしまうことになるし、本当に急病と勘違いされてドアの上に空いた隙間から、こちらを覗われるかも知れない。

あぁ大丈夫です。ちょっとお腹が痛くて、すみません
少し鼻にかかった声で応える。
できれば、正体を特定されずにこの場をやり過ごしたいという猿知恵だったが、それはすぐに浅はかなことだとわかる。

「タベイさんですか?大丈夫ならいいんです。あとで私の所に寄ってください」
サカタはかつて、部下としてタベイさんに仕えていた10歳年下の後輩だが、今や立場は逆転している。
それにしても、なぜ総務部長が来るんだ?



後にタベイさんが知ることになるそのカラクリはこうだ。
会社は数日前に「空きトイレ通知システム」を導入していた。
ドアに取り付けられていた銀色の物体が、そのセンサー。
ワイヤレス機器なので、配線は不要である。

「空きトイレ通知システム」とは、トイレとネットをIoTでつなぎ、トイレの空き情報が確認できるシステム。

IoTは「モノをインターネットにつなぐこと」
モノから収集したビッグデータを、モノ、サービスづくりに役立てるのが目的だ。
2014年8月時点で、IDC Japanは2018年に21兆円市場になるという見通しを発表していた。

当初は鉄道、自動車、社会基盤からビッグデータを得ることが主概念だったが、今や家電、そしてトイレのドアといった身近なモノをITで管理する概念になりつつある。
お出かけ先からエアコンのスイッチを入れたりする遠隔操作の宣伝文句に「IoT」が濫用されている始末だ。


空きトイレ通知システムは、富士通、伊藤忠商事などが提供を始めている。
本来は、忙しいビジネスマンがデスクのパソコンやスマホからトイレの空き状況を確認できるためのもの。
ただ、それだけではない。
個室に誰かが長時間滞在すると、管理者にメールを飛ばす機能もある。
つまり、誰かがトイレの個室で長時間休憩すると、管理者に連絡が行くシステムということになる。


内勤サラリーマンの3大さぼり要因は「ネット」「ゲーム」「たばこ」
パソコンはログ管理される時代になり、たばこは分煙による入退室管理が導入された。
すると新たな抜け道として「スマホ」による「トイレ個室」さぼりが生まれた。

どんな時代も真面目が最強ということは揺るがない。

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2017年3月13日 (月)

ハートランドへの手紙 #3

佐野さん61歳の誕生日おめでとうございます。
前にこの手紙を書いたのは5年前の今日でした。


1994年に「元春HP」のメンバーと作ったビデオの最後に僕は、佐野さんにこう呼びかけました。

佐野さんが50になっても、60になっても歌い続けてくれるならば、僕らはきっとずっと長い友だちでいられます


あの頃、佐野さんは38歳。
60という数字はずいぶん先、岬の灯台くらいの意味で使いました。
でも今その歳を越えて、こうして佐野さんは歌い続けています。


佐野さんはデビュー30周年ライブで、こんな手紙を読みました。

「これからもずっと僕の持てる音楽への情熱の限りを みなさんに捧げたいと思います」

僕らはこれからも佐野さんの新しい楽曲を聴くことができるという喜びと、仲間と友達で居続けられる喜びを同時に噛みしめました。


私事で恐縮ですが、ついこの間、長い間苦楽をともにしてきた仲間が日本を離れることになり、送別会を開きました。

周りから嫌われても疎まれても、筋を通すことが美学であるという価値観を共有できる数少ない仲間です。
恐らくもう、一生逢うことはないのでしょう。

一軒めで美味しい鶏と日本酒を振る舞い、二軒めの店で「約束の橋」を彼に贈りました。

♪今までの君は間違いじゃない
君のためなら七色の橋を作り、川を渡ろう♪


これからも佐野さんの音楽すべてに関心をもち
予算をつぎ込みたいと思っています。

また新たなるかっこいいロックナンバーを聞かせてください。

2017.3.13 moto

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2017年3月12日 (日)

うんこは家でしてこい!

トイレのドアにはバネが仕込まれていて、空室の場合、個室の内側に向けて開かれている。
ドアが閉まっている場合、そこが「使用中」であることが一目瞭然だ。
昔のように、コンコンとノックして「入っていますか?」と聞くことはない。


5つある個室の4つはドアが閉まっている。
タベイさんは、足早に残り1室を確保した。
時には5つとも塞がっていることもある。
切羽詰まって、駆け込んだトイレがすべて塞がっていると、誰もが途方に暮れる。
それでも他の階へ行けばなんとかなるが、多忙な人にとっては時間が惜しい。

トイレが満室になるのは、朝一番やお昼過ぎといった人々の排便が集中する時間とは限らない。
この日も15時を回っているというのに、80%の稼働率だ。

かつてタベイさんは、朝礼が終わると競ってトイレに駆け込む若手に向かって「うんこは家でしてこい!」と活を入れたこともあった。
それは「あと10分早く起きて、ゆとりを持って1日を始める習慣を身につけろ」という意味を込めた助言だったが、その真意を汲んだ若者は皆無だった。

それが今や、トイレはタベイさんの安住の地となっている。


タベイさんはズボンを下ろして便座に腰掛けるや、スマホを取り出してゲームアプリをタップ。
お昼休みの続きに取りかかる。


ぷ~~
右となりの個室から放屁の音。
下品だな・・彼は苦虫をかみつぶすが、ここは本来、そういう場所であって、スマホを操作する場所ではない。

数分後、左となりの個室から水が流れる音がして、ドアが開く音がした。
みんな、こんな時間に本当にうんこしてるのか・・
そう独りごちるタベイさんはといえば、静かなもの。
ただ、トイレを出る時には、トイレットペーパーをカラカラと大きな音を立てて引き出し、ダミーで水を流す。
排便目的でここに居たように装うためだ。


15:20
彼のゲームは佳境に入っていた。
いつもならば、15分程度で職場に戻る。
そろそろ切り上げ時だが、いいところだからあと少し・・
そう思った時だ。

こつこつ
それはドアが反響しないよう、触れる程度のノックだ。

タベイさんは、口から心臓が飛び出しそうになる。
昔のトイレとは違い、空室を確かめるためにノックする人はいない。
そのノックは「入っていますか?」という疑問符によるものではない。
彼が経験したことのない、全く新しい事態が起きていることを瞬時に察した。


どうしたらいい?
タベイさんは、ここ数年経験のない速さで頭を回転させ「沈黙を守る」という結論を出した。
相手の出方を待った方がいい。
ヘタに声を出せば、ここに居るのがタベイだとわかってしまう。


わずか数センチのドアの向こうから、次なるアクションはない。
気配で察するに、相手は1人のようだ。
時間が過ぎる。
相手もだんまり作戦なのか?
しかし、このままでは職場に戻れない。

膠着した時間は、実際には5秒~10秒程度だったのだろうが、タベイさんにはその10倍にも感じられた。

こんっこんっ

今度はドアの板が反響した。いよいよ相手が意を決したのだ。

3月14日につづく

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2017年3月11日 (土)

スマホゲームをするために個室トイレに通うおじさん

タベイさんは定年間近のサラリーマン。
その会社での余生を閑職で過ごしている。
昔でいうならば「窓際族」だ。
だが、時は流れ今や陽の当たる窓際に閑職者を置く企業はない。
そこは、まさに日の当たる人材、役職者の場所。
彼の居場所はというと、日当たりの悪い部屋の隅っこ。


かつて、彼はその場所がお気に入りだった。
ゲームをして遊んでいても、周りにばれないからだ。
昔は現場の第一線で指揮を執り、意気揚々としていた彼だが、今や9時から5時までが埋まるだけの仕事がない。

要するに、暇で暇でしかたない。
たばこ休憩をとり、雑談を多めにして、ゆっくり仕事を進める。
それでも3時頃には、まったくすることがなくなってしまう。

そこで彼はWindowsパソコンにプレインストールされているゲームを立ち上げる。
トランプのカードをめくるだけのごくシンプルなものだが、幼少から大人になるまでコンピューターやスマホのない時代に育った彼にとっては、それでも十分にハイテクなギミックに映る。


古き良き時代ならば、彼の安住は打ち破られなかった。
ところが時代は新しく悪しき時代に変わった。
効率が極限まで追い求められ、非効率なものは「見える化」という気味悪い言葉で、白日の下にさらされる。

可視化と言えばいいものを、わざわざ「見える」という幼稚な言葉で表現することで、その強圧を包み隠している。タベイさんは鼻持ちならないと感じていた。


勤務時間中のコンピューターの挙動はすべて、監視システムで一元管理され、やがてタベイさんのコンピューターでは就業中の30%以上が、ゲームに充てられていることが「見える化」された。


その日以来、彼は主戦場をパソコンからスマホへと移した。
元々、ガラケーしか持っていなかったのだが「オレもそろそろ始めようかな」と告げたところ、アナログな亭主の珍しい申し出に、タベイさんの奥さんは即座に賛同したという。


公用のスマホはMDMという技術で、その挙動がすべて会社から監視されている。
だが私用スマホならば、その限りではない。

いつものように、今日も暇になり、彼はスマホをポケットに偲ばせ、いつもの場所に向かった。
その行く先は個室トイレだ。

いくら私用スマホが監視されていないとはいえ、デスクでゲームをやっていれば、再び咎められることは火を見るよりも明らか。
トイレの個室に逃げ込めば、さすがに監視カメラはない。

15:00
5つあるトイレの個室は4つが塞がっている。
タベイさんは誰かにとられてはならじと、慌てて部屋にカラダを滑り込ませて、ドアをロックした。

ドアには数日前から銀色の物体が取り付けられていた。

つづく

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2017年3月10日 (金)

ATOK2017 使ってみて悪いこと

つづいて、悪いこと

その1
その前提としてATOKをインストールできるパソコンの台数について触れる。
ATOKは「同時に使わない」という条件の下、1ユーザーが使用するパソコン3台までインストールすることができる。

メインのWindows10パソコンでは、この問題は起こらず、Windows7の2ndマシン
でのことだ。

従前、タスクトレイにはかな漢字変換モード下では[あ]アイコンだけが表示されていた。
[あ]が出ていれば、日本語変換モード。出ていなければ[漢字]キーを押下して切り替える。そう体が覚えている。

ところが、ATOK2017では、あ 連 R 般 4つのアイコンが常時、表示されている。
これらは「タスクバーの追加アイコン」と呼ばれている。
[あ]が出ているので、日本語変換モードだな。
と思ったら、そうではない。
[あ]の左側にある ● が赤く表示されていればオン、グレーならばオフなのである。

この丸表示はない方がいいな。そう思い
「タスクバーの追加アイコン」のチェックを外す。
すると今度は、オンオフを判別するアイコンが皆無となるのだ。
これは、さらに酷い。
結局「タスクバーの追加アイコン」を出しておくしか選択肢がない。

ちなみに、この新しいインターフェースには、1日で慣れた。
(慣れざるを得ない)
ただし、慣れればよいというものではない。
邪魔で仕方が無い。


その2
atok 推測変換候補 削除

ATOKには「推測変換」という機能がある。
過去に変換した履歴を記憶していて、単語登録していなくても「これではないですか?」という具合に候補が提示される。
たとえば、過去に「10日佐藤さん会食」という変換をしていたとする。

すると「1」と入力しただけで「10日佐藤さん会食」といった候補が表示される。
「推測変換」は便利な機能なので外したくないのだが、場合によっては不都合極まりない。

たとえば、会議の席でパソコンをプロジェクター投影している場合「1」と入力しただけで「10日佐藤さん会食」と候補が表示される。
それを会議出席メンバー全員に見られるのだから、恥ずかしいったらありゃしない。

そこで、任意の推測変換候補だけを消す方法をしらべる。
推測変換は、ずいぶん前のATOKから実装されている機能。
既に多くの方が「Google先生」に助けを求めたらしく、答はすぐに見つかった。


▼削除したい省入力候補、ここでは「1」を入力
   ↓   ↓
▼[Tab] 押下
   ↓   ↓省入力候補の一覧が表示される
   ↓   ↓
▼スペースキーを押して、削除したい候補を選択
   ↓   ↓
▼[Ctrl]+[Delete] 押下
   ↓   ↓
"10日佐藤さん会食"を削除してもよろしいですか?
というダイアログが表示される
   ↓   ↓
▼[はい(Y)]クリック
※[Y] を押下したほうが速い


ATOK2017を使い初めて1ヶ月が過ぎた。
「インプットアシスト機能」は画期的だ。
これを使っていない「2バイト文字の住人」=日本中のパソコンユーザーに勧めたいと思うが、それは僕の課題ではない。

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2017年3月 9日 (木)

買ってよかった!ATOK2017 これは画期的

ATOK2017を使い始めてから数日が過ぎると、新たなことがわかってきた。
それはよいこともあれば、悪いこともある。


まず、よいことから。

その1
「インプットアシスト機能」は[Shift]+[変換]のガイドが出ていなくても使えることが分かった。
従って、ガイドが出て5秒で消えた後でも使える。
これは、思っていた以上に便利で、パソコン入力環境を大きく変えるかも知れない。

ビフォー(インプットアシスト機能なし)
[あ]にし忘れて打ち始めるとすぐに、気づく
「たとえば」と入力しようとして「tato」と打ったところで「あ、しまった」と気づく。
すぐに[BackSpace]キーを押下して「tato」を消して[漢字]キーを押下して「かな漢字変換モード」に切り替えていた。
   ↓   ↓
アフター(インプットアシスト機能あり)
[あ]にし忘れて打ち始めるとすぐに、気づく
「たとえば」と入力しようとして「tato」と打ったところで「あ、しまった」と気づく。
だが、そのまま「eba」まで打ってしまう。
[Shift]+[変換]で(「インプットアシスト機能」を立ちあげると)
自動的に「かな漢字変換モード」に切り替わり「たとえば」と変換候補が表示される。

ここで重要なのは「自動的にかな漢字変換モードに切り替わる」ことだ。
これまでは、とにかく、この切替キーを押下するのが面倒だったのだ。

これまで日本人がパソコンに向かう時「2バイト文字の呪縛」から逃れられなかったが、ATOK2017の「インプットアシスト機能」はその呪縛を解き放ってくれるかも知れない。


その2

3時間ほど、パソコンに向かい執筆していた時のことだ。
タスクトレイの上あたりにコーヒーカップのアイコンがスライドインしてきた。
なんじゃ、こりゃ?
こんなことは初めてだし、おもしろそうな予感がするので、消えないうちに急いでクリック
すると「10分間の休憩をお勧めします」というダイアログ
リフレッシュナビだった。

パソコンに集中すると、ついつい根を詰めてしまう。
アシスタントでもいない限り、誰かが「休憩しない?コーヒー淹れたわよ」と声を掛けてくれることはない。
助言を無視して、そのまま作業すると、数分後に再度、コーヒーカップがスライドインする。
なかなかいいアイデアである。

つづく

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2017年3月 8日 (水)

マラソンレース 最も緊張する瞬間

次の角を曲がるとそこは都庁前の道路。
ウォーミングアップがてら、ゆっくりと走っていたが、一転してウォーキングになる。
前が詰まっているのだ。


スマホを取り出してスタート付近を撮影する人・人・人
8年前にこの大会を走った時と違うのは「自撮り」の人が増えたと言うことだ。
2009年はまだスマホがガラケーよりも少なかった頃。
スマホの契約数がガラケーを上回ったのは「2014年9月末」
まだ、ついこの間のことだ。
8年前も、写真を撮っている人は大勢いたが、それは風景の撮影であり、自分を構図に入れるところまで凝る人は居なかった。

この8年の「写真事情」の変化を感じる。
さすがに自撮り棒を持ってきた人は見なかった。
だが、世界各国にはいろいろな人が居る。
あと数年したら、主催者から「No jidoribo」のお触れが出ているかも知れない。



スタートラインまであと100m
この瞬間は、何度走っても複雑な気持ちになる。
もう始まってしまうんだな
あぁこれから42.195kmも走るのか・・
練習では20kmしか走ってないのに

ここではまだランナーになっていない、かと言って歩行者でもない
日常からレースという過酷な環境に吸い込まれていく瞬間だ


マラソン本番が近づくと、ふとした時に緊張感が高まることがある。
そうした時は「おいおいまだ早いよ。入れ込むのはレース直前からでも遅くないよ」と自分を諫める。
そして、実際に最も緊張感が高まるのはレース当日の朝、目覚まし時計で起きて間もない時だ。

これからいくつものto do 事項を抜け漏れなくこなし、万全の準備でスタートに整列しなければならない。
大丈夫かな?うまくいくかな?
こうした「曖昧な不安」と付き合う一瞬に、人は緊張する。
だが、そこから粛々とものごとを処理していく。
目の前の一分に集中することで、緊張は忘れていく。

そして、走り出せばもう緊張はない。
あるのは「不安」だけだ。できるだけ、付き合わないようにするのだけれど。



「くまモンがんばれ!」
ボランティアのおじさんから声がかかった。
そして、今日1人めのハイタッチ
荷物トラックの持ち場が終わったボランティアは、沿道から応援してくれる。
観衆は一段高い歩道からの応援なので距離が遠いが、ボランティアはコース脇に入ることができるので、応援が近い。


直前にスマホで確認した天気予報によると、9時から15時まですべて「晴れ」のお日様マーク。
直射日光を遮るために、従前のレースで使っていたアシックスXTC145の「日よけ」をくまモンキャップにセットしてきた。
応援を受けるためのツール「くまモンキャップ」
スタート前にひと声かかり、幸先がいい。


スタートラインで735XTJをスタートさせる。
実際はゲートが太すぎて、どこがスタート「ライン」なのかがわからなかった。
手元の計測と公式タイムには2秒のずれがあったので、少し押すのが遅かったらしい。

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2017年3月 7日 (火)

衣服をスタートに廃棄していく東京マラソンランナーたち

ようやくトイレを終えて、コースの接続路へとスロープを上がる。
とうにブロックは締め切られていて、最後尾スタートとなる。
それでも、レース中にトイレに行かずに済むことは僥倖だ。
この時は無事出すものを出し、スタートラインに立てる安堵感だけを感じていた。
いずれにせよ、ネットタイムしか気にしていないので、最前列でも最後尾でも同じことだ。
この時は、そう思っていたのだった。


列に並ぶ前に「直前ジェル」を摂りおえて、ゴミを集めていたボランティアに廃棄をお願いする。
この大会の「ゴミ袋を手にしたボランティア数」は、世界一だと思う。
「直前ジェル」はノン・カフェインのもの2つを、走り始める直前に摂る。
かつては、カフェイン入りジェルといえばショッツ・エナジージェルくらいだったが、最近ではどのジェルにもカフェインが入っている。今回も買い出しから帰って、成分をチェックしてみると9つのうち7つがカフェイン入りだった。


iPhone5sによると、気温は9度と表示されている。
アシックスのポンチョのおかげで、震えるほどの寒さではない。
風がないのも幸いだ。
ポンチョはアゴの下に当たる部分を、はさみで丸首襟のカタチに切り込んでおいた。そのままだと首に当たって、息苦しさを感じる。
スタート前は神経質になっている時なので、こうしたひと工夫は馬鹿にならない。



ポーチからiPhone5sを取り出して、抜けるような青い空とランナーを撮る。
レース中、気が向いたら名所撮影でもしようとカメラアプリを操作しやすい位置に配置しておいた。
だが、この日撮ったのはこの1枚きり。
レース中、写真を撮りたいと思う瞬間は一度も訪れなかったのだ。


9:00
ウォークマンのスイッチON
「東京マラソン2017」セットリストをスタートさせる。
号砲までの10分、ロスタイムの読み17分。
合わせて27分までは、スローテンポで心を落ち着かせる曲が並ぶ。

緑(聞くだけで自律神経が整うCDより)
モリスンマアチ(菅野よう子)
東京シナリオ(UNISON SQUARE GARDEN)
にじいろ(絢香)
365日の紙飛行機(AKB48)
Hey Jude(Beatles)
I wanna bi there(Mr.children)


9:10
号砲が鳴る。
小池百合子がスターターを務めたことは帰宅して録画を見て知った。
僕がスタートラインをまたぐ頃には誰も居なかったし、そこに誰かがいるものだとも思わなかった。
いずれにせよ、それはとてもよかった。



号砲が鳴ってしばらくすると、最後尾の列が動き出した。
まだスタートラインまでは何度か角を曲がらなければならない。
ゆっくりと歩き出すと、意外にも皆が一斉に走り出した。
前が空いているのだ。
ここはまだ、ネットタイムにはカウントされない所なので超スロージョギング。
アップ代わりに活用させてもらう。


沿道のガードレールやバリケードに無数の「ジャージ」や「スェット」「パーカー」が掛けられている。
ランナーが脱いでいったものだ。
東京マラソンでは、スタート前の防寒着衣を回収して返却するサービスはない。
ここにあるということは、廃棄したと言うことになる。

この日を見越して、ゴミ箱行き寸前のジャージを1つキープしておいたのか。
はたまた、国際的廉価衣服販売店で用立てたのか。
いずれにせよ、感心できるものではない。

僕はというとアシックスのポンチョを、ゴミを回収してくれるボランティアに渡し、処分をお願いした。

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2017年3月 6日 (月)

東京マラソン お粗末なトイレ周りの統制

折り返しながら進んでいくトイレの整列。
新たに列に並ぶ人は、いったい何処に並べばいいのかがわからない。
僕の列は牛の歩みで進んで行くのだが、途中から別の列が合流して来たりして、自分が正しく並べているのか不安に駆られる。

「この列でほんとに大丈夫かしら?」
さっきから、後ろのおばさんがしきりに話しかけてくる。
大丈夫かと問われても、こっちにだってわからない。

「僕も同じブロックなんですけど、スタートまでどれくらいかかりますかね?」
今度は、僕のナンバーカードを見て、前のおじさんが話しかけてきた

ナンバーカードには5桁の数字の先頭にスタートブロックのアルファベットが記されている。
他には入場ゲート番号、荷物トラック番号
左端にはキリトリ線の内側にカナ氏名とナンバー。
ここはDNFで収容したランナーから切り取るのだろうか。
2009年のナンバーカードと比較したところ、ナンバーカードの記載情報は同じだった。
東京メトロ(上段)STARTS(下段)のスポンサーまで同じだ。

「30分とかかかったりしませんかね?」
恐らく、このおじさんは関門封鎖が心配なのだろう。
このブロックならば、ロスタイムは17分と読んでいるんですけどね。最後尾でもない限り30分はかかりませんよ
そう応えると、すでに気持ちはどこかに行ってしまっているようで、おじさんは生返事だった。


列は進むのだが、時間も進む。
これは初マラソンから一貫してそうなのだが、スタート前のトイレに並ぶと大きい便意が訪れる。

「身軽になってから、行きたいだろう?」
そういうカラダの粋な計らいに、人間を作った神様はすごいなと感心する。
だが、今日はピンチだ。
このままスタート時間を迎えたら、さすがにトイレどころではない。
コース上にもトイレはあるが、立ち寄ればタイムロスになる。
過去11回のマラソンでは、一度も途中でトイレに行っていない。できれば、今日もそうありたい。


8:45
ついに整列締め切り。だが、まだ数百人のランナーがトイレを待っている。
8:50を回った頃、警備員のような服装の係員が来て「トイレはここだけではありません。向こうのトイレが空いています」とがなり始めた。

「遅いよ」「ここまで来て言うかね」
ランナーは一様に不満な表情だ。
トイレの列には外国人もたくさん並んでいる。

「toilet fast over there!」
係員はなんだかよくわからない英語も使う
つづけて「ムコウのトイレガハヤイデス」
いったい、それは何処の国の人に言っているのか?
吉本のコントみたいなイントネーションに、ランナーがどっと笑う



東京マラソンのボランティアは総勢11,000人
前回までは先着順だったが、今大会より事前登録制の抽選に変わった。
スタートエリアは6時頃に集合してスタート直後には仕事がなくなってしまう。
拘束時間がとても短い持ち場だ。
だから、あまり人を割けないのだと推察するが、トイレ周りの混乱と統制の欠如は目に余った。

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2017年3月 5日 (日)

東京マラソンゲート コンサート会場の後は搭乗手続き

「飲み物は持っていますか?」
セキュリティリストバンドの次は、持ち物検査。
こうなるとほとんどコンサート会場である。

はい、これが120mlで・・
そう言ってAsahi Slim up Slimを見せる。
係員はここで追求の手を緩めたようにみえたが、僕は続ける。
パックのファスナーを開けて、これとこれも合わせて3つで420mlです。
「はい、いいですよ」
係員は初めから性善説に立っているように見えた。
それはそうだろう。
マラソンを走りに来た人は、日頃は横着者でも、その日だけは「いい人モード」に入るのである。

「スマホは持っていますか?」
主催者が(安否確認システムのために)スマホを携行して走るよう周知していたので、その確認をしているのか。
ポケットからスマホを取り出すと「お預かりします」
金属探知機のチェックだった。
空港の登場手続きそのものである。



東京マラソンのスタート会場は、着替え場所が貧弱である。
ランナーはそのあたりの路上で着替えている。
唯一、それらしいのは新宿中央公園で、この状況は2009年に出走した時と何ら変わっていなかった。
36,000人の人が一堂に会しているのに、この小さな公園で事足りているのが不思議だ。
前回参加した時は、大江戸線の「都庁前」駅コンコースで着替えている人がいて、係員からやめるよう注意されていた。


階段が空いていたのでそこに陣取る。
今日は折りたたみ椅子を持参していたが、不要になった。
印刷してきた「直前ルーチン」表に則り、準備を進めていく。
手順①は「ウィンドブレーカー上下を脱ぐ」なのだが、寒いので後回しにする。
これが災いした。
脱ぐのを忘れていて、危うくブレーカーパンツを履いたまま走るところだった。
荷物を預ける寸前に気づいて、慌てて脱いだ。



8:00
荷物を預けた時点で、ブロック整列締め切りまで45分。
これならば余裕だ。
スタートブロックに一番近いトイレの列に並ぶ。
2009年に参加した時は20分待ちだった。
今回もそれくらいか・・
と想っていたら、これがとんでもない見込み違い。
結果的にトイレに駆け込むまでに55分を要してしまった。

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2017年3月 4日 (土)

ATOK2017 ようやく見つけた「変換キー」

ATOKが新しくなる旅に(新しくなる度に)チェックしているポイントがある。

一つは「単語登録」ダイアログでコメントが登録できるか。
   ↓   ↓
できなかった。
過去何度か申し入れたことがあるが、これについてジャストシステムは課題として捉えていないようだ。


もう一つは単語登録の最大文字数
   ↓   ↓
100文字のまま変わらず
MSが60文字なのに比べれば、大きいアドバンテージだが、この文字数も増やすつもりはない様子。



では、今回ATOK2017を買った決め手であり、楽しみにしていた「インプットアシスト機能」はどうか。
日本語入力をオン([あ]と表示された状態)にし忘れて入力を始めると、ATOKが判断して「直前の入力を日本語にする」提案をするという。

そこで、わざと日本語入力をオフにして入力してみる。

tamesini
と入力すると「直前の入力を日本語にする shift+変換」というガイドメッセージが出た。
しかし、数秒で消える。
時間を測ってみたら5秒で消える仕様のようだ。
その5秒のうちにキーを押下しなければならない。

tamesini
[shift]+スペースキーを押下
すると何も起こらない。
え゛?変換といえば、スペースキーかと思ったが・・・

tamesini
同じ誤りを2回めになると、ガイドすら現れなくなる。

別のキーで試す
[shift]+[Enter]ではどうか?
やはりダメだ。

どうなってるの?ATOK2017


ここで説明書を紐解く。
50オン(50音)索引を開いたが「[shift]+」という項目がない。
最初からぱらぱらとめくってみたが、これは「インストール方法 基本的な使い方」という題名の冊子であり、細かいことは載っていないのだった。


仕方ないので「Google先生」に尋ねる。
しかし、ジャストシステムのサイトでは
「ガイダンス表示に合わせてShift+変換のキー操作を行うと変換可能な入力状態に戻り、入力し直すことなく変換操作を続けられます。」
としか書いていない。
その通りにやっていて、意図通りに動かないのだが・・

キツネにつままれたような気分。
少しずつ、心に疑念の雪が積もる。


しばらくあれこれやってみて、答えが出た。
ジャストシステムのサイトで「変換キー」の位置が図示されていたのだ。
そこにはスペースキーの右と成り(右隣り)にあるキーに[変換]と書かれている。
自分が使っているキーボードでは、折り重なる"2つの矢印"が刻印されている。

kondokoso
   ↓   ↓
今度こそ

できた!
これが変換キーだったのか・・

そういえば、MS-DOSのコンピューターを使っていた時は、よくこのキーを使っていた。
最近では次候補の階層を深くする時にしか使っていなかったので、まさかこれが「変換キー」とは思わなかった。


使えるようになると確かに「インプットアシスト機能」は便利だ。
ただ、カラダが「変換キー」の位置を覚えるまでは、少々時間がかかりそうだ。


文中で( )表示したのは、ATOK2017による変換(期待したい変換)
誤変換30%削減は本当なのか?
少し心細いATOK2017の船出である。
つづく

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2017年3月 3日 (金)

ATOK2017 誤変換30%削減は本当か?

節分の夜、ATOK2017が届いた。
搬送の外箱には赤字で「早配厳禁」
満を持して、佐川急便の倉庫で眠っていたようだ。


商品パッケージの箱には「誤変換30%削減(ATOK2016との比較)」とある。
わずか1年で30%削減を謳うとは、ずいぶん自信満々だ。
今回のバージョンではいったい、どのような驚きがあるだろうか。
期待感が膨らむ。


インストールはシリアルナンバーなどを手入力するだけで、あとは機械任せ。
1度再起動すると、つづいて辞書の引き継ぎを行う。
かなりの語数を登録しているのだが、処理は一瞬で終了。
続いて、クラウドサービス「ATOK Sync アドバンス」の申込みダイアログが現れる。

そこには「ATOK Sync アドバンスの利用には、インターネットディスクの申込みが必要です」とあり、その下には「12ヶ月間50MBの無償領域を申し込む」のチェックボックスがある。
ここにチェックを入れなければ先に進めない。

では13ヶ月目はどうなるのかというのはわからない。
既にクレジットカード情報は相手の手にあるため、ある日突然請求が立つのでは?
そんなことを想像すると、怖くて申し込めやしない。

この会社らしいやり方だ。



初めに、この日のために直前まで使用していた「ATOK2013」で起きた誤変換を書き留めておいた。
ATOK2017がどれだけ改善されているかの試金石だ。


【 凡例 】上段:ATOK2013での誤変換 下段:ATOK2017での初変換

【1】夕飯は機能の残り物(昨日の)
   ↓   ↓
夕飯は昨日の残り物

おぉ、一発で正しく変換した!


【2】今回気づいた字組織の問題(自組織)
   ↓   ↓
今回気づいた時組織の問題

これはダメだ。「自組織」という変換は存在しない。


【3】雨風呂(アメブロ)
   ↓   ↓
アメブロ

これは正解。アメブロ社員の皆さんは安堵していることだろう。
今「安堵」を入力した時「アンドしている」が第一候補だった。
少し不安がよぎる。


【4】交野に降りた (肩の荷下りた)
   ↓   ↓
交野に降りた

ダメだ。「かたのに」で変換すると第一候補は「交野に」次に「肩のに」
交野は大阪市の北東にある人口7.7万人の都市・・
そんなことを「Google先生」から学んでしまった。


「肩の荷」は候補には一切出てこない。
1度「かたの=肩の」「に=荷」で区切って変換すると、次からは「肩の荷」と出るようになるが、それでは驚きがない。
ちなみに「おどろきがない」→「驚きが内」と変換されるATOKの癖は治っていなかった。


4問中、2問不正解
それも「ATOK2013」との比較である。
パッケージに謳われていた「ATOK2016と比べて誤変換30%削減」が眉唾に思えてきた。

つづく

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2017年3月 2日 (木)

第一給水所が5kmより手前に作れない理由

セコムの黒いスキャナーから「ぴっ」と音がして認証成功。
続いて手荷物検査に進む。

今回、予定が狂ったのは飲料の制限だ。
ボストンマラソンでテロが起きた後、東京マラソンではセキュリティ・チェックが厳しくなっている。

・容器は「紙」「アルミパウチ」のみ
・未開封
・1つ250ml以下 合計500ml以下(数は問わない)

これらの条件をすべてクリアしなければならない。
いつもレースに持参する「グリップ給水ボトル」は「ペットボトル」であること、内容物が自家製であることで規定に抵触する。

しかし、第一給水所は5km地点と遠い。
荷物を預けてから 5km地点に着くまでには1時間半~2時間はかかる。
それだけの間、一切給水できないのはしんどい。

マラソン大会は何処の大会でも第一給水所が配置されるのは5kmあたり。
その手前に置く大会を知らない。
そこから先には2~3km毎に給水所があるというのに、なぜ第一給水所だけはスタートから5kmも離れているのか?

それは「事故防止」の観点である。
「つくばマラソン」のようなウェーブスタート(時間差グループ別スタート)を採用しない限り、マラソンは全員が一斉に走り出す。
初めのうちはコースが渋滞している。
その渋滞のまま、第一給水所に突入したら、足を踏まれて靴が脱げるとか、ぶつかって転倒するといったリスクがある。

一方、給水所側としても限られたスペースで設営しているので、短時間に大量のランナーが殺到すると、コップにドリンクを注ぐのが追いつかなくなり、テーブルが空っぽで、ランナー大ブーイングということになる。


従って、マラソン大会の第一給水所が5kmにあるのは仕方がない。
そこで自衛手段となるのが、自主給水。
自分でドリンクを持って走ればよい。
そのために編み出したのが「グリップ給水ボトル」なのだが、今回はそれが使えない。

そこで前日コンビニで「未開封」のドリンクを吟味した。
レース中にストローで飲んでいられないので「紙パック」は初めから除外。
選択肢はアルミパウチしかないが、大半はでっぷりとしたフォルムでかさばる。

・1つ250ml以下
・かさばらない
この条件をクリアしたのは次の商品。

品名:Asahi Slim up Slim
容量:120ml
内容:グレープフルーツゼリー

アサヒグループとしても、こんな買われ方を想定していないだろうから、中身はドリンクではなくゼリーである。
しかし、この際細かいことは言っていられない。
この商品は、ランニングショートパンツのポケットに入れて走ることができた。
ポケットにモノを入れて走るのは、ぶっつけ本番が初めてだったが、まったく気にならなかった。

いつものレースは「FCバルセロナ」「チェルシー」「フルミネンセ」などのフットボールクラブの短パンで走るが、フットボールのパンツにはポケットがない。
今回初めてナイキのランニング専用パンツを使用した。
これは、とても軽くて履いている心地がしないし、両サイドに付いたポケットがドリンクホルダーとして機能して助かった。

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2017年3月 1日 (水)

スマホを持って東京マラソンを走って得た教訓

ポーチに入れて走るスマホ(iPhone5s)の設定はこのようにした。

1,明るさ自動調節
(画面が見づらくならないため)

2,自動ロック「なし」
(その都度指紋認証するには手袋を外さなければならない)

3,保護ケースなし
(少しでも軽い方がいいと考えた)

4,安否確認アプリ、カメラ、メッセージなどレース中に使いそうなアプリをホーム画面に配置。
電話など誤動作して欲しくないアプリは裏画面に回した。


▼レース後の結論

1,レース中に画面を見ることはなかった
見ることがあるとしても、それは有事であり、それに備えて画面を明るくする必要はなかったのだ。

2,ロックしなかったことで、バッテリーがレース途中で切れてしまった。
バッテリーが切れていることには、レース後に気づいた。
25kmあたりから、メッセージがぱったり来なくなったなと思ったら、電池が切れていたのだ。

3,側面にこすり傷がついた
iPhone5sはポーチに縦置きで収納した。
その隣りに入れていたウォークマンと干渉したためと思われる。
ウォークマン側は無傷。その面に(指で触っただけでわかるよう)凸凹突起のついたスイッチがあり、それがiPhone5sを削ったのだろう。

4,スタート前に写真を数枚撮っただけで、レース中は使わなかった。


バッテリーが切れてしまっては、元も子もない。
もしもの時には、何の役にも立たないところだった。
次のレースにスマホを持って走る場合に向けた教訓は以下の通りである。

①保護ケースを付ける
②自動ロックは5分に設定
③明るさの自動調節はオフ
④メッセージ以外の通知はオフ



迷うことなくゲートまでたどり着いた。
ゲートは仮設のバリケード。そこに数人の門番が配置されている。
どこかの遊園地の入り口のようだ。

門番を務めるボランティアは若い女性ばかり。
恐らく、その方が円滑な業務ができるという運営本部の考えなのだろう。
「SECOM」というロゴが入ったスキャナーで、リストバンドをスキャンする。

スポーツ大会のセキュリティ管理は、今始まったばかり。
SECOMはこのメソッドを五輪やスポーツ分野の大会に活かして行くことだろう。
これから、企業価値がが上がるに違いない。

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