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2017年3月 7日 (火)

衣服をスタートに廃棄していく東京マラソンランナーたち

ようやくトイレを終えて、コースの接続路へとスロープを上がる。
とうにブロックは締め切られていて、最後尾スタートとなる。
それでも、レース中にトイレに行かずに済むことは僥倖だ。
この時は無事出すものを出し、スタートラインに立てる安堵感だけを感じていた。
いずれにせよ、ネットタイムしか気にしていないので、最前列でも最後尾でも同じことだ。
この時は、そう思っていたのだった。


列に並ぶ前に「直前ジェル」を摂りおえて、ゴミを集めていたボランティアに廃棄をお願いする。
この大会の「ゴミ袋を手にしたボランティア数」は、世界一だと思う。
「直前ジェル」はノン・カフェインのもの2つを、走り始める直前に摂る。
かつては、カフェイン入りジェルといえばショッツ・エナジージェルくらいだったが、最近ではどのジェルにもカフェインが入っている。今回も買い出しから帰って、成分をチェックしてみると9つのうち7つがカフェイン入りだった。


iPhone5sによると、気温は9度と表示されている。
アシックスのポンチョのおかげで、震えるほどの寒さではない。
風がないのも幸いだ。
ポンチョはアゴの下に当たる部分を、はさみで丸首襟のカタチに切り込んでおいた。そのままだと首に当たって、息苦しさを感じる。
スタート前は神経質になっている時なので、こうしたひと工夫は馬鹿にならない。



ポーチからiPhone5sを取り出して、抜けるような青い空とランナーを撮る。
レース中、気が向いたら名所撮影でもしようとカメラアプリを操作しやすい位置に配置しておいた。
だが、この日撮ったのはこの1枚きり。
レース中、写真を撮りたいと思う瞬間は一度も訪れなかったのだ。


9:00
ウォークマンのスイッチON
「東京マラソン2017」セットリストをスタートさせる。
号砲までの10分、ロスタイムの読み17分。
合わせて27分までは、スローテンポで心を落ち着かせる曲が並ぶ。

緑(聞くだけで自律神経が整うCDより)
モリスンマアチ(菅野よう子)
東京シナリオ(UNISON SQUARE GARDEN)
にじいろ(絢香)
365日の紙飛行機(AKB48)
Hey Jude(Beatles)
I wanna bi there(Mr.children)


9:10
号砲が鳴る。
小池百合子がスターターを務めたことは帰宅して録画を見て知った。
僕がスタートラインをまたぐ頃には誰も居なかったし、そこに誰かがいるものだとも思わなかった。
いずれにせよ、それはとてもよかった。



号砲が鳴ってしばらくすると、最後尾の列が動き出した。
まだスタートラインまでは何度か角を曲がらなければならない。
ゆっくりと歩き出すと、意外にも皆が一斉に走り出した。
前が空いているのだ。
ここはまだ、ネットタイムにはカウントされない所なので超スロージョギング。
アップ代わりに活用させてもらう。


沿道のガードレールやバリケードに無数の「ジャージ」や「スェット」「パーカー」が掛けられている。
ランナーが脱いでいったものだ。
東京マラソンでは、スタート前の防寒着衣を回収して返却するサービスはない。
ここにあるということは、廃棄したと言うことになる。

この日を見越して、ゴミ箱行き寸前のジャージを1つキープしておいたのか。
はたまた、国際的廉価衣服販売店で用立てたのか。
いずれにせよ、感心できるものではない。

僕はというとアシックスのポンチョを、ゴミを回収してくれるボランティアに渡し、処分をお願いした。

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