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2017年6月 7日 (水)

日曜の朝 柳ヶ瀬裕文

初夏の朝
東京の気温は20度を超えて、じりじりと上がり始めていた
日曜日のこんな早い時間に、外にいることは珍しい
いつもならば、一週間の疲れを抜くべく、まだ布団の中だ。

開場の10分前、会場入口にはすでに200人が並んでいた
数取器でかぞえた訳ではないが、10人ずつブロックにしていくと×20組になった

定員は1000人と聞いているので、皆さんずいぶん早い仕掛けだ。
早く来た人の多くは、できるだけ間近で彼を見たいと思っているのだろう

かくいう僕もその一人だ
セミナーや講演を聴くときは最前列と決めている
別に眠りに行くのではないのだから、最前列に陣取り、自らに「さぁ集中して聴くぞ」というスイッチをいれるためだ。

9:30
開場と同時に僕らは会場に吸い込まれていく
ホールにつながる廊下には、この選挙区から立候補している柳ヶ瀬裕文が来場者と握手を交わしている。
彼の支持者としてここに来たわけではないが、握手を求められて拒むのもばつが悪い
僕の番が来たら、笑顔で応じようと思っていたら、前にいたおじさんが握手しながら自己アピールを始めたので、僕はその脇を通り過ぎることになった


「最前列からお詰めください」
仕事のセミナーでは、そう言われても後ろに座る人が後を絶たないが、今日は誰もが言われなくても、そうしただろう


前方に座高が高い人や、バスケットボールの選手がいないのを確認して、演壇の真正面に陣取った
登壇した演説者と目が合う距離だ(合わなくていいけど)


「一階、満席を確認して」
緑のジャンパーを着た係員が呼ぶ
僕の周囲も一席の空きもなく埋まっている
左側には40代女性
右には40代男性
(いずれも推定)
椅子には肘掛けがついているが、誰もそれを使わない
大股を広げたり、足を組んで陣地拡大を測る下品な者もいない
一応、常識的な人の集まりと言うことか

メインゲストの講演会を前面に出しているが、実際には東京都議会選挙をにらんだイベントである。


小池百合子率いる「自分ファーストの会」(だったかな)
が議会与党自民党の議席を引き剥がそうと挑む一大イベントが一ヶ月後に迫っている

首長率いる新興地域政党が議会を席巻した例として、河村たかし率いる「減税日本」が名古屋市議会で第一党となったケースがある。

河村たかしが仕掛けた「名古屋トリプル戦」で実現した「市議会リコール」を受けた2011年3月13日の名古屋市議会選挙

河村たかし率いる「減税日本」が第一党となり、彼の出身政党である「民主党」が第一党から第四党に滑り落ちた

政党 改選後 改選前
減税日本 28 1
自民 19 23
公明 12 14
民主 11 27
共産 5 8

河村たかしの「パブリックサーバント」としての矜持に比べると、対極にある小池百合子が同じ結果を出すとは予想できない。
だが、投票するのは東京都民の皆さんであり、何が起こるかはわからない。

つづく

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