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2017年8月 4日 (金)

次は下関じゃね!

2016年秋
まだ、東京マラソンに向けて走り始めてもいない頃、僕は佐世保に滞在していた。
母の葬儀には、遠くから親戚も駆けつけてくれた。

「今日はお時間の許す限り、母の思い出話を聞かせてください」
喪主である僕の挨拶で始まった「お斎」では湿っぽい話しは抜き。
とにかく、うちの親戚はよく喋る。
それには、お招きしたご輪番さんが舌を巻いていたほどだ。

その宴もたけなわという時、どこからとなく僕が「東京マラソンに出る」という話しになった。
今や「東京マラソン」は誰もが参加できる「無難で明るい話題」の代表格に成長している。

政治、宗教の話しはきな臭くなる。
プロスポーツの話しは贔屓が対立する。
家系図の分析は、一部の人しかわからない^^;)


そこで「東京マラソン」
そこには、なんの対立もない。
僕は世界選手権日本代表を目指しているアスリートではない。
ただ、出場権をクジで当てただけの一般人だ。

「岐阜県スキー大会」では、誰も話題にとりつく島がないが、東京マラソンはツッコミどころ満載。

「よく当たったね?」
「倍率はどれくらい?」
「よく走れるね」
「いつから走っているのか?」
たいていの人が、話題に絡んでいける。
しかも、そこに出場する人が相席しているとなれば、盛り上がりはなおさらだ。


一通り、僕のマラソン人生を語り終えた時
唐突な問いかけが飛んできた。
右となりに座っているのは、サユリおばちゃん
僕は昔からこのおばちゃんに頭が上がらない。

頭脳明晰で博学、弁舌鮮やか(爽やかではない)
僕も「口から生まれてきた」と弁舌には定評?があるが、サユリおばちゃんには叶わない。

ただこの日、生涯初めてサユリおばちゃんに褒められた。
「言うべきことは全部あったし、言うべきじゃないことは何もなかった。100点じゃ」
告別式の親族代表挨拶についてである。
ようやく、一人前として扱ってもらえたような気がして、気が緩んでいたその時だ。

「次は下関じゃね!」

念のために言っておくと、ここは
「下関じゃね?」
ではない。それでは、下品なヤンママになってしまう。
アクセントは「じゃ」にあり「ね」にはない。


下関とは「下関海響マラソン」のこと。
2017年には第10回大会を迎える、なかなかの人気大会である。
ただ、なぜ人気なのかは走ってみなければわからない。

同じく2008年に始まった人気大会「とくしまマラソン」は、実際に走ってみて、どこが人気なのかわからなかった。
たまたま、受け皿となる地元のランナー人口が多いだけかも知れない。
あるいはその地域が持つ観光地としての魅力かも知れない。

そ、そうじゃね・・

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