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2017年11月19日 (日)

高梨沙羅のようにはいかないフロントバックスイング

7:45
Dブロックの閉鎖までまだ30分ある。
集まり具合は3割程度
後方の空いている場所で、バリケードにつかまりフロント・バックスイングを左右5回ずつ

フロント・バックスイングは数年前から採り入れている、股関節を柔らかくする基礎トレーニング

片足を支点にもう一方の足を前→後ろに振り子のように振る
体がふらつかないよう、支点側の手を手すりなどに添える
レーストレーニング前や風呂上がりに左右5回ずつ行う

股関節の可動域を広げることで、大臀筋、ハムストリングを走りに活かす
フロント・バックスイングは「マラソンはネガティブ・スプリットで30分速くなる!*」に記載された名称
*吉岡利貢著 2012年12月 ソフトバンク・クリエイティブ

これを採り入れたきっかけはソチ五輪前のことだ。
当時、ジャンプW杯で連戦連勝だった高梨沙羅が行っている映像がテレビで紹介された。
高梨の場合、まるで股関節がゴムマウントされているように足が前後ともに高くまっすぐ振られていた。


本格的に採り入れたのは、この2シーズン
その効果があるかというと、タイムの伸張では測れない。その他の要因が多すぎるからだ。
その答えは、マラソン大会時、オールスポーツが撮影した自分の写真にある。
終盤の写真で、後方への蹴り足が高く上がっている。
これはそれ以前のどの写真でも見られなかった高さだ。
それまでは上がっても15cm程度だった
「とっとこハム太郎」のような「とことこ走り」から「普通の走り」くらいには進歩しているのがわかる。

股関節を交互に開きながら歩いている人はいるが、フロント・バックスイングをしているのは僕だけだ。
高梨沙羅のようにはまっすぐ上がらないので、周囲から驚愕の目で見られることはない。それはそれで助かる。


7:50
ウォークマンを取り出し「下関海響マラソン」セットリストをタップ
HOLDボタンに切り替えて、ウェストポーチに仕舞う。
レース前40分は心を落ち着ける曲が流れる
1曲めはこの町で生まれ育った母が好きだった「川の流れのように」を入れてきた。
だからといって涙に濡れるような気分になるわけではない。
あぁ、母を想うために入れたんだったな
ということを思い出す程度だ。
レース前、あるいはレース中、感情に押し流されるようなことはない。
笑って走ることはできても、泣きながら走ることはできないのだ。


これは2010年の「長野マラソン」で経験済み
初めての「制限時間5時間」レースに臨み、信じられないほどいいレースになった。ゴールに向けたストレートにさしかかった時だ。
出来心で「ここで泣いてみようか?」と感情を緩めた。
すると、全身が身震いして膝が抜けそうになった。
すぐに思い直し、感情に任せるのはやめた。


感情に訴える曲はレース中のセットリストには入れない。
入れるのは「待機~スタートライン到達前」と「ゴール後」だけだ。

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