« 元春のもとに集まった90年代の幸せな記憶 | トップページ | 「羽生結弦の金メダル」と「くまのプーさんのぬいぐるみ」の関係 »

2018年2月17日 (土)

1990年代の元春クラシックを誰もが幸せに聴ける理由

アンコール #2

ヤァ!ソウルボーイ
アルバム「フルーツ」
1996年発売


「今日は初日だからね!」
といって「スウィート16」
だから、どうだというのは意味不明だけど

アルバム「スウィート16」
1992年発売


初めて双眼鏡で見る元春のステップが激しい。
確か彼が20代の頃のライブ映像でも、こんな感じだった。
今、それがレンズを通して目の前にある。
言葉にならない違和感がある

家に帰ってじっくり考え、少しは言葉にできたので、ここに書いておきたい。

あの激しいステップは、僕にとって20代の「狂おしい元春」
「誰も上手いねと言ってくれなかったけど、誰もがスゴイねと言ってくれた」頃の元春のものだ。
彼はこの30年、ずっとあぁして来たのだろうか。
僕に見えていなかっただけなのだろうか。
それとも、彼があのステップに回帰する、何らかの意気込みを抱えてこのツアーに臨んでいるのだろうか。

ライブの大半で見せていた「険しい表情」
僕はそれをみて、彼の健康を願わずにいられなかった。


アンコール、ここまで5曲すべて「90年代」
安心して聴ける、誰もが幸せに聴ける年代だ
別に悪く言うわけではないが、1980年代後半「VISITORS」からのメドレーは、元春ライブの中でも異色の空間になる。
その時代がファースト・インプレッションの人、会場で踊るのが楽しみな人にとって「たまらない」コーナーかも知れないが、そうでない人にとって、少し居心地が悪いのである。


そして、最後に「これはどう?」
「アンジェリーナ」
アルバム「Back to the street」
1980年発売

やはり、ここはそれでお願いしたい
この曲があって、僕らは幸せな気分で帰りの地下鉄に乗ることができるのだ。
結果的に「SOME DAY」はやらないのだが、それについて不満はない。
それはまた、いつか別のホールで聴けばいい。
この時はそう思っていた。


「東京では4月に大きなホールでのライブも待っています。また会いに来てください」

東京特別講演
2018年4月1日(日)
TOKYO DOME CITY HALL
収容:3,000人
ここ日本青年館ホールが1,249席なので「2.4倍」
確かに「大きなホール」だ。


いつものツアーならば、東京国際フォーラム(5,000席)+横浜公演
今回は横浜なしで、東京2回。
TOKYO DOME CITY HALLは、元春にとって初めてのホールだ。

「東京五輪前であること、改装中のホールが多いことで、会場を押さえるのが難しいからね」
と仲間が言う。

思うところあって、後日チケットを探すことになるのだが、東京特別講演は既に完売していた。


21:15
終演
いつものように、スタンドマイクを客席側に180度向きを変えることもない
いつものように、バンドを先にやって、最後に元春が振り返り僕らに手を振って袖へ消える
そして、客電が灯いてアナウンスが入る
「本日の佐野元春公演はすべて終了いたしました」
僕らは、即座に終演を理解して荷物をまとめにはいる。


「外苑前」までの舗道の途中で、フィッシュ&チップスを僕が強く推してブリティッシュバー「HUB」に入り、それからおよそ2時間、僕らは近況を交換し、次々に服を脱いでシャツ1枚になるまで旧交を温めた。



<そして、最後に>
この日使った双眼鏡について

品名:コンサート用 10倍 手ブレしにくい改良版 10x22
ブランド:SuperSunny
価格:1,480円(ネックストラップ付属)

アイカップを付けた状態で160g。
首からかけておけるので、ライブの間まったく気にならなかった。
「Amazon購入に限り、12ヶ月間、いかなる理由でも返金保証」を謳っている。

初めて双眼鏡で見た佐野元春 MANIJU TOUR レポート

|

« 元春のもとに集まった90年代の幸せな記憶 | トップページ | 「羽生結弦の金メダル」と「くまのプーさんのぬいぐるみ」の関係 »

音楽」カテゴリの記事