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2018年2月26日 (月)

設楽悠太「ヴェイパーフライ 4%」で日本新記録

東京マラソンを完走された皆さん、おつかれさまでした。
完走おめでとう!
ゆっくり休んでいますか?


2018年2月25日
第12回東京マラソン
天候は終日「くもり」
正午の気温は7度とタイムを狙うランナーにとっては最高のコンディション。
ということは「それなりに走る」ランナーと、スポーツボランティアと、沿道の観衆にとっては肌寒い条件となった。


その好条件下、設楽悠太が2時間6分11秒で走り2位。
マラソン日本新記録を達成した。

高岡寿成が2002年に2時間6分16秒で走って以来、16年振りの「5秒」更新。
「5秒」更新に16年を費やした原因は「上位団体」が「育成」にコミットできなかったことに尽きる。


2020年東京五輪に向けて黄金時代を迎えている「日本卓球」をみれば、その原因は明らかだ。
日本卓球は、育成を体系化、小学1年生から、およそ10年で世界のトップ選手を創りあげるシステムを完成した。
いわゆる「ホカバ」育成である。


陸上の「上位団体」は「大学が駅伝ばかり見ている」と愚痴るだけで、事実上、何もしてこなかったと言える。
ここにきて取り組んでいる「MGC」にしても、選考方法の「興業化」の色合いが強く、間違っても「育成」手段ではない。


ところが、日本男子マラソンが「もしかしたら東京五輪でメダルにかするんじゃね?」という可能性が出てきた。
それは「ナイキ」の力である。

ナイキの力を借りた「大迫傑」「設楽悠太」という2人の「箱根駅伝スター」は、日本的育成を逸脱して、好結果を残している。



「設楽悠太の2月」は、過去の実業団メソッドとは異なっていた。

2月4日
丸亀国際ハーフマラソン
1時間1分13秒 2位

2月11日
唐津10マイル
46分12秒 1位

2月25日
東京マラソン
2時間6分11秒 2位
※日本新記録


「丸亀国際」後、設楽悠太の話し
「昔は薄いシューズが当たり前だったんですけど、今は厚いシューズになって、疲労感が違います。僕の感覚では、毎週ハーフくらいの距離だったら走れるくらいのシューズです。足を置くだけで前に進む感じがありますし、それが結果につながってきているかなと思います」



昨年12月、福岡国際マラソンで2時間7分台で走った大迫傑
今回、日本新記録を出した設楽悠太
2人が履くのは「ナイキヴェイパーフライ 4%」

「ナイキ関係者」によると、1足の寿命は1~2レース。
つまり80km程度。
設楽悠太は丸亀では2ndカラーの「赤」 東京では3rdカラーの「青」を履いていた。
この靴は販売数量が少なく入手困難。
今回の東京マラソンを走ったランナーの中にも、買うことができず諦めたランナーが多かったはずだ。
そうしたランナーからみると、ナイキから潤沢に支給される立場は羨ましい限りである。



素人ランナーの自分が、この靴をレースで履いた経験として、次の2点が言える。
1,自分はミッドフット着地なので、スピードは少々速い程度
2,疲労感が浅い

走ったのが「下関海響マラソン」で、後半は「山岳レース」だったので、短期的には足に疲労が蓄積したが、そこを切り抜けると何事もなかったかのように足が戻った。そして、レース後数日の疲労感は、過去11回と比べてかなり浅かった。


・フォアフットで走れば、かなり速い
・疲労が残らない
ヴェイパーフライ 4%

自由に靴が選べる市民ランナーとプロ選手は、これからナイキメソッドを利用して力を伸ばす方法を見つけていくだろう。

一方、靴が選べない実業団選手のために、他のメーカーの奮起を願いたい。

靴の巧、三村仁司を獲得した「NB」
BOOSTフォームを熟成させる「アディダス」
老舗の「asics」^^;)

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