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2018年7月 6日 (金)

世界が滅亡してからも遅くないかも知れないね。

僕より3つ年上の豊田さんは仲間内では新しモノ好きで知られている。
Kindleを最初に買ったのも豊田さんだし、AIスピーカーを買ったのもそうだった。
変わったところでは、ダニが死滅する?という触れ込みの通販商品も買ったらしい。

仲間は何か新しいモノの購入を検討し始めると、豊田さんに意見を求める。


「豊田さん、Amazon Echoがセールをやってるんですけど、どうですか?」
新人のマリちゃんが尋ねる。

「それはスマホを質に入れてでも買ったほうがいいよ」
と豊田さん

「いやだ、豊田さん」

どうも、マリちゃんが誤解しているようなので
「"しち"に入れるって意味、わかってる?」
とフォロウすると、やはり20代には伝わっていなかった。


豊田さんが若い人たちからも頼られるのは、彼の歯切れがいいからだ。
質問に対して答えが速い、短い、的確。
ふつーの年寄りは(というか世の中の大半の人は)質問に対しての答えがとろい。
言葉数がやたらと多いし、同じことを少しずつ言葉を換えて何度も繰り返す人もいる。
質問とはまったく違うことこを答える人もいる。
「わからない」ならば「ごめん、わからない」と言えばいいのに、わからない言い訳を延々と述べる人も少なくない。


豊田さんは瞬時に答える。
そして言葉はワンフレーズ

彼の「質に入れてでも」が出ればそれは「即ゲット」を意味する。
彼が「世界が滅亡してからでも、遅くないかも知れないね」と言えばくそのような一品と言うことになる。


そんな豊田さん、最近の自慢はようやく乗り換えたスマホ。
電話しか使わないから、これでいい。いや、これがいい。
と頑なにガラケー派を貫いていたのだが、同年代の仲間から「代えなきゃえんがちょ」と説得されたらしい。


「moto君、最近ラインを始めてねぇ」

語尾が下がっていたがそれはスルー^^;)
ライン(古館読みで)をやっていない僕は「相手がいていいなぁ」と感心する。
ラインが世に出てしばらくした頃、一度はラインをやってみたくて、同じく「ラインに乗り遅れた」知人を見つけ、2人で始めたことがあった。
結果的に僕らのラインは2往復で終わった。
日頃から話していない人同士にラインは必要ないということがわかったからだ。


せっかくのご自慢にお付き合いして、ラインの画面を見せてもらう。
相手からのメッセージが画面の左側から吹き出し表示されて、豊田さんのメッセージが右側から吹き出す。
それが時系列で上から下へ向かっている。


ラインをやっていない僕には、羨ましくもないし、便利そうでもない。
それでもご満悦の豊田さんに寄り添い「いいですねぇ」と合理的社交辞令は飛ばしておいた。

でも、それはSMSですよとは言わなかった。

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