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2018年12月11日 (火)

五島うどんに改宗する

竹酔亭は、ますだ製麺が経営する五島うどんの製麺所であり食堂。店舗は本店が七名(ななめ)にあり、支店の浦桑カミティ店と2店舗


■ますだ製麺の歴史
1976年
創業

1988年
竹酔亭本店オープン

1989年
ますだ製麺 設立

1995年
竹酔亭浦桑カミティ店オープン


お盆前の金曜日18時。暖簾をくぐると店内はほぼ満席。
となりのテーブルでは老夫婦が「地獄炊き」を愉しんでいる。地獄炊きとは卓上に鍋を置き、目の前でうどんを8分茹でる。それを出汁にとって食べるもの。旅のガイドブックによると、地獄炊きは「2時間前までに予約が必要」とあった。
井之頭五郎と違い、僕は1人で食堂に入るのが苦手だ。
「おぉ熱湯に耐えかねてうどんが踊っている。これぞまさにうどんの地獄絵図」などと考えていたら、口に出して言ってしまいそうで怖い。ただでさえ、歳をとってから独り言が増えているのに。
従って、独りきりで鍋をつつくのはためらわれたので、予約は見送った。

ほどなく、注文した肉うどんが運ばれてくる。
旅の食事にしては、味気ないかな。一口運ぶまでは、さほど期待感はなかった。
ところが、ひと口流し込んでみて、目を見張った。
喉ごしがいい。

五島うどんは小麦粉、天然塩、水で生地を練り、椿油を塗るのでコシが強い。そして、箸にかけて引き延ばして作るので、細くて断面が丸い。
という理屈はわかっていたが、これほどまでとは思わなかった。
そして、汁が意外だ。
アゴ(トビウオ)で出汁を取った汁が、辛くない。
子どもの頃の記憶で「アゴ=辛い」というイメージがあった。何回か母が作った五島うどんも、汁が辛かった。
しかし、今飲んでいる汁は、優しい風味に溢れている。
だから、名物になったのか。
2000年代に入って「五島うどん」がブランド化して以来、あれのどこがいいのだろうと思っていた。
これならば、わかる

上に乗っている牛肉は甘く味付けられていて、その肉汁がアゴの出汁に混じり合うと、絶妙な味加減になった。


明日もここでいいな・・
今度は違うメニューを食べてみたい
すっかり「五島うどん派」に改宗した僕は、事前にチェックしておいた蒲鉾、天ぷら、ビールを買い、幸せな気分で家路(ホテル路?)に就いた。

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