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2019年8月12日 (月)

長崎に「鳴らぬ笛」は存在しないか?

「判定に不満を述べるのは、いつも敗者」
これは、かつてFCバルセロナを率いていた時に、フランク・ライカールトが語った言葉である。
彼は勝ってこれを言ったのではなく、負けてこれを言った。
つまり「だから、僕は判定について何も言わない」ということを言い表したのだ。
しかし、こういうクールな監督は希だ。

アーセン・ベンゲル、ジョゼ・モウリーニョ、ジョゼップ・グアルディオラ、ルイス・フェリペ・スコラーリといった名匠は「微妙な判定」で大一番を落とすと口角泡を飛ばして、審判に嫌みを言い放った・・・

 

26節 FC琉球-V・ファーレン長崎
後半45分のシーンを再現する。

ハーフウェイラインからドリブルで突進したイバルボは、そのままペナルティエリアに侵入。
この時、2人の相手選手に囲まれたが、左側から詰め寄った福井諒司はボールからは数メートル離れている状態で、イバルボの足にチャージ。そして、すぐさまステップを踏んでペナルティエリアラインの外に両足を揃えて立ち、両手を広げ「セーフ」のポーズ。
「外ですよ」のアピールだ。
ファウルをとられることは仕方ないが、PKではなくFKにしようという印象操作である。
足を掛けられたイバルボはもんどり打って倒れている。

プレーはそのまま続行されたが、イバルボとボールを競った琉球の選手が倒れているのをみて、東城穣主審はプレーを止める。
その瞬間「あぁ~」と下を向くFC琉球の選手が映る。「PKをとられた」と観念していたのだと推察する。

結果的に東城主審はPKもFKも与えず、ノーファウルで試合を続けた。

副審 村井良輔、浜本祐介、第4審 日比野真の3人からも、インカムを通じて「東城さん、それPKですよ」の進言はなかった様子。
それがどのようなルール解釈によるものかは4人に聞いてみなければわからない。


ただ、1つ言えることは、この試合は珍しく長崎が(相手の)ファウルをとってもらえていた、つまり「笛が鳴っていた」ということだ。
序盤から、両チームに対して、均一な判定がくだされていた。そういう意味では後半45分までは、久しぶりに安心して見ていられたのだ。


なぜ「久しぶり」かというと、19節以降「長崎に対する判定が辛い」と感じていたからだ。
長崎がファウルを犯した時には、的確に笛が吹かれる。
しかし、相手チームのファウルには笛が鳴らない。
それによって、直接、試合が決まってしまうことはなかったが「攻勢」「劣勢」の流れは変わってしまう。
その「鳴らぬ笛」の大半は呉屋大翔であり、それに対して呉屋が執拗に抗議するというシーンをリプレーのように何度も見せられてきた。
今にその抗議に対して呉屋に警告が与えられるのではないか?とヒヤヒヤしながら、19節~26節を見ていた。


そして迎えた27節。
ひさしぶりに安心して見ていたが、最後の最後に勝敗を左右する「鳴らぬ笛」

NPBのナイターを見ていて、いつも感心するのは、選手が打席に入る時は主審に挨拶を欠かさないことだ。出塁すれば塁審への挨拶も忘れない。
今に走塁途中にハイタッチでもするんじゃないかと思うくらい、気を配っている。
僕にはそれが「気を遣っている」ように見えてならない。
野球はサッカー以上に、審判が生殺与奪の権利を握っている。
今でこそ「リクエスト」という制度ができたが、それでも「ストライク」「ボール」の判定は審判の聖域だ。


審判が「長崎に辛い」と思い始めた時は「呉屋くん、審判の反感買うのはよそうよ」と思っていたが、そんなことも言っていられないところに来たと思う。

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