2018年6月19日 (火)

引分けにガッツポーズするロナルド

<後半>
10分
スペインがゴール前のセットプレーからディエゴ・コスタが決めて2点め
2-2

13分
スペインが足下でつないでペナルティエリアに侵入
守り切ったかと想ったが、こぼれたボールに詰めたナチョのファインゴール
この試合初めて、スペイン本来のカタチで崩された
2-3

18分
ロナルドがGKが保持したボールに詰め寄り、プレッシャーを掛ける
こんなロナルド見たことない。

22分
フェルナンデスに替えてジョアン・マリオ

23分
シルバに替えてクアレスマ
ポルトガルは4-1-4-1にシステム変更

23分
スペインはイニエスタに替えてチアゴ・アルカンタラ

30分
追いついて勝ち点1も取りたいが
得失点差を「-2」にはしたくない
ポルトガル、試練の時間帯

34分
中盤に下がっていたFWゲデスに替えてFWアンドレ・シウバ
ポルトガルは4-4-2に戻す
サントス監督が打ったこの戦術が当たる

41分
ペナルティエリア外、ゴールを背にしてポストしたロナルド
ジェラール・ピケ(FCバルセロナ)が両手でその背中を押して倒しFK
決定的危機でもないのに、ロナルドを見ると、つい習慣的に押してしまったのだろう


右足のパンツをたくし上げ、鍛え上げた太ももを露出させたロナルドが構える
だが、ゴールまでの距離は20mと近く、スペインの壁は高い。
これが直接決まるとは思えないし、かと言ってトリックプレーを選択した場合、こぼれ球を狙っているクアレスマくらいしかゴール臭のする選手がいない

ロナルドが右足を振り抜く
高い壁の右上、左カーブをかけて落とす
GKデヘアは壁に「左側」を任せ、自らは右寄りに守っていた。
まさか、その「左側」の外からボールが曲がってくるとは想っていない。
一方も動けず、首を左に振って見送る
なんという男だ
手で投げたって、そんな上手くは投げられない
3-3
ロナルド、ハットトリック



additional time
佐藤隆治さんが「4」を掲げる
守るのか、往くのかポルトガル

48分
ロナルドが右足首を押さえて倒れる
ユーロ決勝の序盤で、ロナルドが負傷退場したシーンがよぎる
あの試合はロナルドが選手から監督?に回ってなんとかものにしたが、まだW杯2018は始まったばかり。
ロナルド抜きでは楽しめない。

「ロナルドロスタイム」で1分伸びて50分に長い笛
ここでロナルド、両手拳を握りしめてガッツポーズ
引分けでロナルドが喜ぶとは意外だ
1位、2位かは置いて、グループ勝ち抜けを確信したのだろう
終了後、足を引きずって引き上げるのを見て、これは引分けで終えるための策だったのかと推察した。


ポルトガル3-3スペイン
いきなり、すごいものを見てしまった
さぁ、これから決勝まで1ヶ月、楽しみが続くことを祈る。
決勝は7月16日(海の日)0:00キックオフ

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月18日 (月)

戦術=ロナルド、初戦から全開

6月14日
ロペテギ監督解任から2日、スペイン代表監督にフェルナンド・イエロが就任。
ポルトガル-スペイン戦の第4審判が佐藤隆治さんと発表された。


6月16日
1次リーグB組 ソチ
ポルトガル-スペイン
ホーム扱いのポルトガルが1stユニフォームの「赤」
アウェイ扱いのスペインも1stは「赤」なので2ndの「白」
ポルトガルGKパトリシオのGKユニフォームは「黒」
W杯2006では本戦で着られることがなかった2ndの「黒」を思い出した。


<スタメン>
GK パトリシオ
DF ソアレス ペペ ゲレイロ フォンテ
MF シウバ モウチーニョ カルバーリョ フェルナンデス
FW ゲデス ロナルド

直前テストマッチ、アルジェリア戦との違い
DF アウベス→フォンテ


<前半>
ゲームは圧倒的にポルトガルが支配して始まる
FWクリスチアーノ・ロナルドがハーフウェイラインまでボールをもらいに戻ってくる
珍しい!これは、やる気だ

2分
ロナルドが今日初めてのペナルティエリアへの突進でPK獲得
DFが体に触れたかどうかという微かな接触だったが、ビデオ判定をおこなうビデオ室からの意見はつかない。
GKは左に飛び、右サイドへ決める
1-0

VAR=Video Assistant Refely
今大会、W杯では初めてビデオによるリアルタイム検証が行われる。
対象となるプレーは4つ
1,得点
2,PK
3,レッドカード
4,警告対象者の特定


ゾーンで守るポルトガルの守備は盤石
スペインが相手ならば見ていて怖さがない
遠目から打ってきたり、タッチラインからクロスを入れるチームならば偶発的リスクもあるが「足下でつないで崩す」攻めには方程式で対応できるからだ。

フェルナンド・サントス監督試合前会見
「スペインは(監督が替わっても)プレースタイルを変えることはないだろう」
スペインがリードされた時、戦い方を変えてくるかが注目点だ。


17分
ブスケツが足の裏を見せたということでイエロー
FKにはおなじみ、ロナルドが仁王立ち
キックはDFに当たる


24分
ディエゴ・コスタがたった1人で持ち込みシュート
直前のプレーでぺぺを倒していたが、ビデオ室のお咎め無し
失点があるとすれば、こうしたカタチだ。
1-1

27分
ブルーノ・フェルナンデス(16)にイエロー

45分
ハーフウェイラインからのロングボール
ポストで落としたボールをロナルドにお膳立て
ペナルティエリアのすぐ外、ほぼ正面からロナルドのシュート
GKテヘア正面、本来ならば楽勝でキャッチのボールだが、弾いてゴール

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月17日 (日)

世界3位との戦いで堅い守備を確信したポルトガル

W杯2018ロシア大会開幕
2年前のユーロ2016で欧州王者になったポルトガルは「W杯初制覇」に挑む。
前回大会までであれば「優勝候補ポルトガル」と書いていても、どこか嘘くさかった。
そういう意気込みであるとか、そういう可能性もあるという類いだ。
しかし今は違う。
ビッグタイトルを獲得したチームは、メディアからも世界中のファンからも一目置かれる。
そして、ポルトガルはそんな「印象評価」「風評」だけではない、本物の力を積み上げてきた。


Jリーグは2月に始まり12月に終わるが、欧州サッカーは8月に始まり5月に終わる。
欧州シーズン終了後に招集したポルトガルチーム。
W杯直前のテストマッチは3試合

【1】5月28日
ポルトガル 2-2 チュニジア

【2】6月2日
ベルギー 0-0 ポルトガル

【3】6月7日
ポルトガル 3-0 アルジェリア


【2】ベルギー戦はDAZNで生配信された。
ベルギーはFIFA国別ランキング3位。
手の内を隠したいこの時期、世界3位と4位の対戦が組めることに驚く。
両国は「サッカー友好条約」でも結んでいるのか。

この試合、CL決勝を終えたばかりのロナルドは招集されていない。
ここ2年ポルトガルの攻撃スタイルといえば「ロナルドがなんとかしてしまう」もの。
ロナルドが居ない試合の攻撃は「万が一、ロナルドが欠場した場合のテスト」に過ぎない。

双方とも「果敢な攻めは止めましょう」と申し合わせていたような消極的姿勢だったが、ベルギーという質の高い相手とのテストにより、ポルトガルチームは守備のクオリティを確信することができた。


【3】アルジェリア戦
ロナルドが合流
<スタメン>
GK パトリシオ
DF ソアレス ぺぺ ゲレイロ アウベス
MF シウバ モウチーニョ カルバーリョ フェルナンデス(1)
FW ゲデス(2) ロナルド
( )数字はゴール数



6月13日(W杯開幕2日前)
スペインのロペテギ監督が解任された。
12日、ジダンが監督を退任したレアル・マドリーの後任監督に就任が発表されたためだ。

かつて「2008ユーロ」でポルトガルに似たようなことがあった。
優勝に向けて勝ち進んでいた時、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が大会終了後、チェルシー(英国プレミアリーグ)監督に就任することをbチェルシー側が発表してしまったのだ。
スコラーリは解任こそされなかったが、そこからチームは調子を落とし敗退した。

監督が交代しても「ピッチで戦うのは選手だ」という耳にタコが10個くらいできた意見があるが、それは禅問答だ。
個人技+セットプレーの集積である野球とは違い、サッカーは3つのトラック×3つのエリアで11人の選手をどう動かすかを監督が決めるスポーツ。
(ジョゼップ・グアルディオラは9トラックらしい)
そこに相手11人との兼ね合いもあり、戦術は戦況に応じて変えなければならない。

「1点ビハインド、ノーアウトでランナーが出たら、ここは送り」
と90%以上のファンと監督の考えることが一致してしまう「打つ手が乏しい」野球。
少なくとも試合の中での監督の比重は格段に違う。

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月16日 (土)

33歳ロナルド最後のW杯

クリスチアーノ・ロナルドはW杯4度め、
ユーロと合わせると8度めの2大メジャー出場となる。

■ロナルドの2大メジャー結果

①ユーロ2004 準優勝
②W杯2006 ベスト4(4位)
③ユーロ2008 ベスト16
④W杯2010 ベスト16
⑤ユーロ2012 ベスト4
⑥W杯2014 グループリーグ3位
⑦ユーロ2016 優勝
⑧ロシアW杯 ?


W杯としては、ブラジル代表を率いて2002W杯を制した名匠ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の元、フィーゴ、デコと共に戦った2006年のベスト4が最高成績である。

ただ①~⑥のロナルドは、クラブチームでの実績と見比べて「代表」での結果は物足りなかった。
圧倒的エースとして、ゴールという結果でチームに貢献したと言えるのは2016ユーロからである。


1985年2月5日生まれのロナルド、33歳で迎えるW杯は、これが最後のW杯となるかも知れない。
最後の「代表」という可能性もある。
もちろん、35歳のユーロ、37歳のW杯でも出続けて欲しいのだが「見納め」の可能性がある初めての2大メジャーと言うことだ。


■ポルトガル23人の代表メンバー
【GK】
アントニー・ロペス ベト ルイ・パトリシオ
【DF】
ブルーノ・アウベス セドリック・ソアレス ジョゼ・フォンテ マリオ・ルイ ペペ ラファエル・ゲレイロ リカルド・ペレイラ ルベン・ディアス
【MF】
アドリエン・シルヴァ ブルーノ・フェルナンデス  ジョアン・マリオ ジョアン・モウティーニョ  マヌエル・フェルナンデス ウィリアム・カルヴァーリョ
【FW】
アンドレ・シルヴァ ベルナルド・シルヴァ  クリスチアーノ・ロナルド ジェルソン・マルティンス  ゴンサロ・ゲデス リカルド・クアレスマ


代表の主力だったナニ、ユーロ2016決勝で決勝ゴールを決めたエデルがメンバーから外れた。

チームはフェルナンド・サントス監督の元「ロナルドにW杯初タイトルを」と一丸になっており、その統率された試合運びは、ポルトガルファンを楽しませてくれそうだ。

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月15日 (金)

ポルトガルがW杯で優勝する日程

ポルトガルW杯初優勝の軌跡

ポルトガルは2002年W杯から5大会連続7度めの出場。
2大会連続、FIFA国別ランキング4位でW杯を迎えた。

1位ドイツ
2位ブラジル
3位ベルギー
4位ポルトガル

※参考 前回2014年大会時
1位スペイン(今回は8位)
2位ドイツ
3位ブラジル
4位ポルトガル


グループBで戦うポルトガルが優勝するまでの道のりは次の通り。

▼ベスト16
[2]7月1日(日)3時
B組2位出場 NHKG

[3]7月1日(日)23時
B組1位出場 TBS

▼ベスト8
【A】7月6日(金)23時
[2]勝者出場 TBS

【D】7月8日(日)0時
[3]勝者出場 NHKG

▼ベスト4
7月11日(水)3時
【A】勝者出場 NHKG

7月12日(木)3時
【D】勝者出場 テレビ朝日

▼決勝
7月16日(海の日)0時
地上波NHKGが生放送



フェルナンド・サントス監督は2014年9月、ユーロ2016予選途中、パウロ・ベント監督解任の後を受けて就任。
それからロシアW杯前までの公式戦成績は17勝4分け1敗。
1敗はロシアW杯予選のスイス戦(アウェイ)
ユーロ2016では1度も負けていない。


■ロシアW杯 欧州予選 成績
グループB 9勝1敗 1位通過 勝ち点27

1.ポルトガル 27
2.スイス 27
3.ハンガリー 13
4.フェロー諸島 9
5.ラトビア 7
6.アンドラ 4

1節、アウェイのスイス戦を0-2で敗れたが、最終節ホームのスイス戦は2-0で勝利。
(スイスはプレーオフ経由でロシアW杯出場権獲得)

ここ数年の2大メジャーでは「タレントで圧倒する」よりも「よき指導者の元、一丸となった」チームに分がある。
「サントス・ポルトガル」はまさにそれに当たるチームだ。

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月14日 (木)

サッカー2大メジャーの勝者一覧(2000年以降)

ポルトガルW杯初優勝の軌跡

2018年6月16日(土) 3:00
(以後日時表記は日本時間)
いよいよ「ポルトガルW杯初優勝の軌跡」が始まる


グループリーグ初戦はスペイン
直近のFIFA国別ランキングではポルトガル4位、スペイン8位。
確かにスペインは強豪だが、決して臆する相手ではない。


前回の2014W杯ブラジル大会
ポルトガルはグループリーグで敗退した。
この時は初戦「天敵」ドイツに0-4で大敗したことが響き、勝ち点で並んだ米国に得失点差で及ばなかった。

ポルトガルはドイツを大の苦手にしており、少なくともここ10年は「顔も見たくない」相手だ。
今回、同組に入った強豪がドイツではなくスペインだったことは、まず最初の僥倖と言える。


2016年開催の「ユーロ2016」で、ポルトガルは初優勝を飾った。
「ユーロ」は4年に1度、欧州の代表が出場するカップ戦。
W杯とは2年ずらして、従って夏期五輪開催年に行われる。
明らかに戦力が劣る国が出場するW杯と比べると、強豪揃いの大会であり、サッカーではW杯と並んで「2大メジャー」である。


■2大メジャーの勝者一覧(2000年以降)

ユーロ2000 ベルギー・オランダ共催
フランス

2002 FIFA W杯 アジア開催
ブラジル

ユーロ2004 ポルトガル開催
ギリシア

2006 W杯 ドイツ開催
イタリア

ユーロ2008 スイス・オーストリア共催
スペイン

2010 W杯 南アフリカ開催
スペイン

ユーロ2012 ウクライナ・ポーランド共催
スペイン

2014 W杯 ブラジル開催
ドイツ

ユーロ2016 フランス開催
ポルトガル



■ロシアW杯 グループリーグ日程
ポルトガル、日本のみ
左側がホーム扱い

6月16日(土)3時
ポルトガル-スペイン NHKG

6月19日(火)21時
コロンビア-日本 NHKG

6月20日(水)21時
ポルトガル-モロッコ テレビ朝日

6月25日(月)0時
日本-セネガル 日テレ

6月26日(火)3時
イラン-ポルトガル NHKG

6月28日23時
日本-ポーランド フジ


ロシアW杯は全試合を地上波NHK、民放が放送する。
W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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2018年6月 5日 (火)

2006年 中田英寿のW杯

中田英寿の経歴(つづき)

2000年3月25日
「nakata.net98-99」新潮社 出版
自らのホームページ nakata.net に掲載したファンへのメッセージをまとめた本

2000-01シーズン
9月、シドニー五輪サッカー準々決勝米国戦でPKを外す。
10月、五輪前から軸足を痛めていると言われシーズン開幕からカップ戦要員に回る。
当時「2002年の日本W杯までヴェルディへレンタル移籍」と報知新聞が伝えた。

5月3日、イタリアサッカー協会特別裁定委員会がEU域外出場枠(ベンチ入り3人)を撤廃したが、その後も常時出場とはならなかった。

6月4日、コンフェデ杯準決勝、雨中FKを決める。
準決勝の試合前 nakata.net で書いていた通り、決勝開催日はスクデットのかかるローマに戻ったが、ローマでの出番はなくチームも優勝を決められなかった。

2001-02
7月5日、セリエAのパルマに移籍。
移籍金33億円
ユニフォームナンバー10

2002年1月
湘南ベルマーレのスポンサード撤退を発表

2002年6月
2度めのW杯出場(1得点)
一次リーグチュニジア戦でW杯初得点

2003-04
7月、東ハトのCBOに就任
12月、ボローニャへレンタル移籍
5月~両足付け根の故障でセリエA、日本代表戦をすべて欠場

2004-05
7月、パルマ事実上の破産により、フィオレンティナへ移籍
移籍金2億円
(移籍金は5.2億→18億→33億→2億円と推移)

9月、セリエA開幕第2戦から復帰
11月、国際エイズデーチャリティマッチに世界選抜の一員として先発出場。1得点を挙げる

2月、FIFAオールスタースマトラ沖地震チャリティマッチに世界選抜MF右サイド(左はデコ)で先発出場
一流プレーヤーと組めば創造的なサッカーができることを証明した。

3月~6月、2006年W杯予選出場、練習からプレスの効いたチーム作りに貢献し本戦出場権を得た。

2005-06
8月、プレミアリーグボルトンへ1年のレンタル移籍
ユニフォームナンバー16
12月、引退を決意

2006年6月
W杯ドイツ大会でW杯3度めの出場

バルセロナの一件でデコと出会った僕はポルトガルを応援していた。
もちろん日本代表も応援していたが、率直に言ってフィーゴ、ロナルド、デコがいて「優勝も夢ではない」ポルトガルに比べ「グループリーグ3連敗」もあり得る日本代表への期待度は低かった。

「グループリーグ3連敗」もあり得るは、当時、悲観的なサッカーファンならば誰もが想っていたことで、その証左として挙げられたのが、ゲームを選手個々の能力に委ね「何もしないジーコ」だった。


グループリーグ1敗1分で迎えたブラジル戦
日本がベスト16に進むためには「2点差以上の勝利」が必要
玉田のゴールで幸先良く先制したものの、1-4で敗戦

中田英寿は試合終了後ピッチで涙した。
判定に異議を唱え試合後もピッチに居座った選手はいたが、敗戦後ピッチに寝そべった長さはギネス申請すれば公認されるのではないか。
中田英寿はこのシーズンで現役引退。ブラジル戦が現役最後の試合となった。


1998年、朝日新聞の一件が発端となり、Jリーグ在籍時は中田がサッカーを勉強していない記者の「ど素人質問」に辟易した態度をとったことで「性格が悪い」「生意気」という印象がメディアにより作られていた。
ところが、セリエAペルージャでイタリア人に高い評価を得た途端、手のひらを返したようにメディアは好意的になり、それ以降、現在までその姿勢が続いている。

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2018年6月 4日 (月)

2005年 バルセロナで中田英寿と間違われた日

男が「Nombre?」と尋ねる
ここはバルセロナなので当然スペイン語だ。

僕は単語カードを作って習得してきた流ちょうなスペイン語ですかさず応える。
「Me llamo Moto 」

きみ、名前は?
僕の名前はMotoです


だが、男は手に持っていたA4の白い紙をのぞき込んで訝しむ。
男が手にしているのは、どうやら宿泊者リストのようだ。
そしてリストの1行を指さして僕に詰問する
「NAKATA? NAKATA?」

おまえ、中田英寿だろ?嘘言うなよ
というわけだ
本人の顔も知らないくせに、よく言うよまったく



これは2005年2月、僕が中田英寿に間違われた日のことだ。
その日は2004年に起きたスマトラ沖地震のチャリティマッチがカンプノウ(バルセロナ)で行われており、僕が宿泊するヒルトンバルセロナに選手たちも宿泊していた。

ベッカム、カカ、ジェラード、中田英寿といった当時移籍金換算で634億円の選手たちと同宿だったわけで、レセプション後には一階ロビーに出てきた選手たちのサインが「入れ食い」状態だったが、サッカーに興味がなかった僕は
「あ、ロナウジーニョだぁ。テレビで見たことあるぅ」
と暢気に驚いていた。


当時、そんな僕が唯一見るサッカーが「日本代表」
Jリーグは見ないけれど、代表の試合だけはテレビで応援するという、よくいる日本国民だったわけだ。


その翌年ドイツでW杯が行われる。
日本代表のエースは中田英寿
中田英寿にとっては3度め、そして「現役最後」と想われるW杯だ。


中田英寿
なかた ひでとし
MF 右利き

1977年1月22日
山梨県甲府市生まれ
9歳からサッカーを始める

1995年
11球団が競合「もっとも上下のしがらみがなくプレーできる環境」という理由でベルマーレ平塚入団
契約金1,000万円

1996年
アトランタ五輪出場

1997年
20歳で日本代表入り
W杯予選でカズに替わって日本のエースとして認知される

1998年1月4日
「書かないで」と前置きして語った「君が代」の感想を、朝日新聞が紙面に掲載して大問題になる。
これを機に中田のマスコミ不信が始まった。

1998年6月
フランスW杯出場
(日本代表のW杯初出場)

1998年7月
イタリアセリエAのペルージャに移籍
移籍金5.2億円
ユニフォームナンバー7


1999-00
かつて在籍した湘南ベルマーレ(当時J2)を個人スポンサード

2000年1月13日
冬の移籍市場で、セリエAのASローマに移籍
移籍金18億円
ユニフォームナンバー7

つづく

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2018年6月 1日 (金)

リクエストによってさらに「停まる」スポーツに進化したプロ野球

今日は年に一度の東京ドーム観戦
別に二度でもいいのだが、どうも最近は二度めを行く気がしない
それというのもここ数年、贔屓にしているチームの戦績が思わしくないからだろう

予告先発は鍬原拓也
今年のドラフト1位入団
2017年ドラフトで、清宮幸太郎(日本ハム)を外し、さらに村上宗隆(ヤクルト)を外したあとの外れ外れ1位だ。


鍬原拓也
【 くわはら たくや 】
北陸高校-中央大学-巨人 投手 右投右打 175cm

1996年3月26日
岡山県生まれ
小3から野球を始める

2011年~
北陸高 甲子園出場なし

2014年
中央大宮井監督の誘いで中央大学へ進む

2017年10月26日
ドラフト会議で巨人から1位指名される
その夜、TBS「お母さんありがとう」出演
両親離婚後、1人で育ててくれた母へ感謝の言葉を述べた

2018年5月5日、イースタン・リーグ日本ハム戦で初勝利

2018年5月31日、プロ初登板・初先発



「短いイニングならば157km/hは出る」と宮井勝成元中央大監督がいうストレートは145キロ前後
「独特の軌道で落ちるシンカー」は一軍の選手にも効果的で、5回を投げて「4者連続」を含む7三振を奪った

できれば、すぐに次の登板をみたい。
今度はボールの軌道がよく見えるテレビ中継で。


この日、用意した入場券は「三塁側」
今年買った双眼鏡で巨人のベンチを覗こうと考えたからだ。
だが、実際にベンチを見ても、由伸が右端に立っていて、いつもテレビで見ているのと何ら変わらない光景
5秒で飽きたのと、気分が悪くなったのですぐに仕舞った。

結果的にこの双眼鏡では「佐野元春」「V・ファーレン長崎」「巨人」を見たわけだが、功を奏したのは「佐野元春」だけだった。
基本的にコンサート・ライブにおいて、歌い手はマイクスタンドの前で歌う。つまりほとんど動かない。

一方、サッカーは人の動きが速すぎて「船酔い状態」になるし、野球は「止まっているのか、動いているのか」わからないセットプレー競技なので、凝視するポイントがつかめなかった。


この試合を選んだのは「巨人」と書かれた「もしも巨人が高校野球のチームだったら」ユニフォームがもらえるというのもあるが、大田泰示と清宮幸太郎を見たかったからだ。

大田泰示の初打席、鍬原拓也はいきなり内角に投じた
大田泰示は「当たったよ」とアピール
すかさず栗山監督が「リクエスト」

大型ビジョンには、いくつもの角度からカメラが捉えた映像が流される
「びみょー」
「わかんなくね」
場内にだらけた失笑が起こる

この「リクエスト」という制度
投手には圧倒的不利な試みだ。
その間、投球練習はしてよいのだが、大概の投手は緊張感が途切れてしまうだろう。

2018年シーズン、最初で最後の観戦
ただでさえ「止まっている」競技をさらに「停めまくる」試みを入れてプロ野球はますます、精神的瞑想の領域に入っていくような気がした。

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2018年4月 2日 (月)

築地跡地利用 サッカースタジアム案に一票!

都心にゼイワンクラブを!

V・ファーレン長崎の応援を始めてから、改めて気づくのは東京都心にJリーグクラブがないことだ。

Jリーグは2017シーズンまで「土日」中心開催だった。
W杯開催年は6月~7月にかけて一ヶ月半の「開催できない期間」があるため日程が押すため「水曜」開催が加わる。

土日は人々は「自宅」にいる。
従ってサッカークラブの本拠地は、一定の「居住人口」がいる町に置いておけばよかった。

東京に於いてJリーグは「自宅から観戦に出かける休日の娯楽」となっている。
そこは「東京ドーム」「神宮」「ハマスタ」が都心の駅チカにあり、仕事帰りに駆けつける娯楽として定着している「NPB」と真逆なところだ。



ところが2018シーズンからは変化が起きた。
DAZNのJリーグ全試合配信が始まり、日程を極力分散するために「金曜」開催が始まったのだ。
これにW杯イヤーが重なり、2018シーズンは「平日」開催が一気に増えた。

ところが、平日の東京では人は都心に居る。
「5時ピタ」で上がれば「味スタ」「日産」「等々力」「埼玉」「柏」の19:00キックオフに駆けつけることはできるが「カシマ」「平塚」は難しい。



ミッドウィークの水曜、週末の金曜
都心の繁華街に臨場感のあるサッカースタジアムがあれば、どれだけ魅力的なことか。
それには専用スタジアムが必要だ。
伝統的な陸上競技場では、陸上トラックがあるため、観衆は対岸の火事を眺めているような気分になる。
視覚的に遠いし、ボールを蹴る音が聞こえないため、臨場感に乏しい。
都心のスタジアムといえば、建設中の国立競技場しかないが、ここは陸上兼用である。



梅澤高明が「TSUKIJIスタジアム」を提唱している。

梅澤高明は、Chicagoに本拠を置く経営コンサルティング会社「A.T.カーニー」の日本法人会長。
テレビ東京のニュース帯番組「WBS」に週替わりコメンテーターとして出演しており、幅広い知識に立脚した論点を滑舌のよい弁舌で提示している。



築地市場跡地活用の1つの核として「フードホール」を建設
もう1つの核としてホテル併設のスタジアムを建設
試合のある日はサッカー、試合がない日は音楽ライブなどのエンターテインメントイベントに活用する。
~「2020年東京五輪」以降の東京の姿を提案した著書「NEXTOKYO」より~



長崎県では、V・ファーレン長崎を経営するジャパネットが、長崎駅そばの三菱重工跡地利用として「サッカースタジアムと住居」案で応募している。
実現すれば、地域の求心力となるだけでなく、新たな消費を呼び込むだろう。


TSUKIJIスタジアムができれば、新たなファンが開拓できる。
これまで「一度もJリーグに足を運んだことはない」人たちだ。
在京のクラブが本拠地とすれば、全国に散らばる17クラブのアウェイ戦がやってくる。
今や東京は「全国から来た田舎者の集まり」と揶揄される街。
便利がいいスタジアムであれば、年に一度、おらが町のクラブを応援に行く動機付けになる。
あるいは、すべてのクラブに開放して、主催試合を行えるようにしてもいい。

18時に始まって3時間を超えるNPBの場合、終わり時間が読めないので「終わってから一杯」に行けないことが多い。
19時に始まり2時間弱で終わるJリーグならば、近隣の店を予約して呑みに行ける。

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