2017年8月31日 (木)

巨人の病巣は余剰中堅戦力

7月に斎藤雅樹監督が一軍投手コーチに配置転換され、後任の内田順三監督は、それまで「七番」を打っていた岡本和真を「四番」に固定しました。

七番あたりで「当てに行く打撃」をするのではなく「四番」できちんと振ることを覚えさせるためです。


■岡本和真の略歴

1996年6月30日
奈良県五條市生まれ
小学1年から野球を始める。

2012年
智弁学園入学
高校では公式戦で73本塁打 主に一塁手を務めた。
甲子園には3年春夏の2回出場

2014年
10月23日、2014年ドラフトで巨人が1位指名で交渉権獲得。
当日の報知新聞では「楽天と競合」と予想されていたが、楽天は安楽智大を指名。岡本は巨人の単独指名となった。
原監督は三塁手として育成する方針を明らかにした。
10月28日、原沢代表が指名挨拶。原監督が提案した"長嶋の3+原の8"という意味をもつ背番号38を提示。

2015年
9月5日、DeNA戦 初安打が初本塁打 高卒新人の本塁打は巨人では松井秀喜以来22年ぶり5人め。
9月19日、ヤクルト戦 初スタメン 初盗塁
9月26日、東京ドームで初めてのお立ち台「初めまして奈良県から来たジョニー・デップです」と挨拶した。

2016年
5月27日、6番一塁で今期初スタメン

2017年
プロ3年めは二軍暮らし

この日は4打数1安打
ライナー性で狭い三遊間を抜けていく打球は迫力がありました。
残念ながら今日は「岡本の日」ではありませんでしたが、もしもこれが「0対0の局面で得点圏走者がいる場面」だったら、彼がお立ち台だったかも知れないわけです。
遅くとも大学経由入団の年度となる2019年シーズン(5年め)には一軍の中軸に定着してもらいたいものです。



「イースタンリーグ2017 IN東京ドーム」
2試合は巨人の連勝
8/23 巨人4-1ヤクルト
8/24 巨人5-2ヤクルト

一軍半の巨人と二軍のヤクルトが戦っているのだから順当な結果だと思います。
ただ、二軍だけが強くても仕方ありません。

「一軍半の選手がうようよいて、下が詰まっている」
これが巨人の病巣のように感じました。
この日のスタメンにしても、将来の巨人の柱と期待できるのは岡本と吉川尚輝くらい(宇佐見は既に一軍の選手)

若手が育つ好循環を生むには、伸び悩む中堅戦力の見直しが必要かも知れません。

おわり

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2017年8月30日 (水)

プロ野球テレビ中継がネット裏からセンターに替わったのは

ネット裏指定席SSは、ホームベースが近く確かにいい席でした。
「昔、野球はこっちから観るものでしたよね」
スズキさんが頷きます。

今の若い人には、なんのことだかわからないと思いますが、
プロ野球中継がセンター(バックスクリーン)側から撮影するようになったのは1979年頃から。
それ以前はネット裏やや一塁側寄りのカメラで撮影していました。
正確にいつ切り替わったかは文献が見つかりません。

1977年の「王貞治756号」はネット裏カメラでした。
1979年にデビューした江川卓の投球はセンター側からだったと記憶しています。



打者で楽しみにしていたのはギャレットと岡本、そしていつもは岡本の後ろで「5番」を打っている青山誠。

青山は長距離砲として活躍が期待される外野手。
右投右打

1991年11月1日
兵庫県神戸市生まれ
小学校3年から野球を始めた

2007年
育英高等学校 甲子園経験なし

2010年~
日本大学

2013年10月
育成ドラフトで巨人が1位指名

2014年
プロ1年め 背番号008

2017年
プロ4年め
7月28日、支配下登録 背番号99に変更

この日は「一軍」からの出場が多く、青山に出番がなかったのは残念でした。


クルーズも観られると思っていたのですが、前日に予習したら7月に楽天に移籍しており、しかも現在は藤田が復帰してスタメン出場はしていませんでした。


ギャレットは二軍ではそこそこホームランを打っているのですが、一見して一発放り込みそうな予感がしませんでした。
横浜スタジアムと相性がいい実績があるので、来季はDeNAに移籍してはどうかと思いました。

そして、一番の楽しみは岡本和真。
四番岡本の一発で決まる試合が観られたら理想的です。

つづく

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2017年8月29日 (火)

巨人ファンには嬉しい投手リレー

2009年よりセリーグ同士の対戦でもDHが採用できるようになり、双方が合意すればDHを採用することができます。

巨人の先発投手はイースタンリーグ2度めの登板であり初先発の高田萌生
2016年のドラフト5位
19歳になったばかりの新人選手です。

スピードガン表示は145キロ前後
特別球が速いとか、打ちづらそうな変化球があるようには見えませんでしたが、結果的には3回を被安打0、無失点に抑えました。

試合後は(二軍戦でも)お立ち台があり「投のヒーロー」として呼ばれました。
「早く一軍に上がり東京ドームで投げたい」
というコメントは言葉面では、いかにもお約束ですが、語気は強く覇気がある青年という印象でした。


この日は以下に挙げる6投手の継投でした。
二軍戦はいつもこうなのか、東京ドーム開催でお客さんも入っている(15,000人)のでファンサービスなのかわかりませんが、巨人ファンとしては楽しめました。
DH制を採用しているので、打順に左右されずに交替できるということもあるでしょう。

高田 3回 被安打0
廖 1回 被安打0
アダメス 1回 被安打1
メルセデス 2回 被安打0
沢村 1回 被安打2 失点2
篠原 1回 被安打0


2番手の廖(リャオ)は育成ドラフトで入団した新人選手。
201cmの身長から荒々しいフォームで投げ下ろす球は恐怖感いっぱい。
制球がよくなれば楽しみな素材。

アダメスはみんなが「アメダス」と言い間違えていました。
それだけですが・・

メルセデスがこの日の勝ち投手
うしろのおじさん達が「ベンツ、ベンツ」と茶化していました。
もちろん僕らは、そんな下品なことは言いません。

澤村拓一が観られたのは嬉しかった。
8回表、場内放送で「ピッチャー メルセデスに替わりまして澤村」が告げられた時が、この日一番の盛り上がりでした。
澤村は開幕前に肩を傷めてリハビリ中。
イースタンでここまで5試合無失点でしたが、この日はチーム唯一の2失点。
力を入れた直球の制球が悪く、僕ら素人の目で見ても「一軍昇格はまだまだだな」という印象でした。

澤村が失点して「セーブがつく点差(3点以内)」となったため、9回はイースタンリーグのセーブ王(今シーズンここまで)刀根の登場かと思いましたが、最後は篠原でした。

6投手で被安打3
江戸っ子でどちらかと言えば、ヤクルトに共感を覚えるという仲野君は「ヤクルトは球が前に飛んでない」と嘆いていました。

つづく

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2017年8月28日 (月)

一軍選手が大挙出場する巨人の二軍戦

巨人二軍の本拠地は東京都稲城市にあるジャイアンツ球場であり、東京ドームで試合をするのは珍しいことです。
8月23、24日は「イースタンリーグ2017 IN東京ドーム」と銘打って開催されました。


いつもならば、水道橋のコンビニで夕飯を確保してくるところですが、今日は場内で「カツカレー」を購入
これは、びっくりするほど美味しかった。
衣の厚みで誤魔化すことなく、肉が厚い。
とんかつとして美味いので、ご飯ばかり食べていたら、後半はカレー汁になってしまいました^^;)


18:00
まだ、カツカレーが片付かないうちに試合開始
巨人の先発メンバーは・・・

(中)重信
(遊)山本
(指)ギャレット
(左)岡本
(一)中井
(右)橋本到
(捕)宇佐見
(三)藤村
(二)吉川尚

一軍から参加しているのは重信、中井、橋本、宇佐美の4人
二軍の「イースタンリーグ」「ウェスタンリーグ」には、その時点で出場選手登録(一軍登録)されている選手も出場できます。
戦いの場はあくまで「セリーグ」「パリーグ」であり、ここは教育の場だから出場規則で細かいことは言わないのです。


この日、一軍は休養日
だからナイターでも一軍選手が出場できるわけです。
高橋由伸監督も視察に来ていました。

出場登録されていない5人にしても、いずれも過去に一軍を経験した選手ばかり。
巨人ファンならば「なんだ、二軍戦なのに一軍の人ばかりじゃないか」と言いたくなるメンバーです。


さて、一方の東京ヤクルト

(左)三輪
(二)渡辺
(右)飯原
(指)グリーン
(一)原(泉)
(三)広岡
(中)榎本
(捕)古賀
(遊)谷内

コメントは割愛します・・

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2017年8月27日 (日)

イースタンリーグに行ってきました

東京ドームでイースタンリーグを観て来ました。
2017年8月23日、24日いずれかに有効な招待券を、知人から譲り受けたのです。
そのチケットは差額を払うと「指定席」に変えることができるもの。
最も高い「チャンピオンシート」で3,400円
ダッグアウトの真上(と思われる)「フロントベンチサイド」でも1,900円
「東京ドームのいい席で野球を見る」という趣向が楽しそうです。

チケットは3枚
仲野君、スズキさんに声をかけたところ、2人とも巨人ファンではないのですが「いい席で野球を見る」趣向に賛同してくれました。



8月24日
指定席の買い出しは、リタイアしているスズキさんに東京ドームに早乗りしてもらいました。
試合開始2時間前の16時の時点で第一希望だった「フロントベンチサイド」は売り切れており「バックネット裏指定席SS」差額2,400円を購入。
ちなみに「エキサイトシート」は招待券の差額購入対象外です。
この日も「エキサイトシート」は満席でした。
いつの日か、あそこでヘルメットかぶり自前のファーストミットをはめて試合を観たいものです。



イースタンリーグ
巨人-ヤクルト20回戦
2015、2016とイースタンリーグ2連覇中の巨人は、2017シーズンも前試合まで首位楽天と0.5差の2位につけています。
3人とも二軍の試合を見るのは生涯初めて。
僕にとって、バックネット裏でプロ野球を見るのは初めてです。


プロ野球に詳しくない人のために書いておくと「イースタンリーグ」とは、NPB(日本プロ野球)の二軍チームのうち東日本(east)にある「7」チームでつくるリーグです。

■イースタンリーグの「7」球団
北海道日本ハム
東北楽天ゴールデンイーグルス
千葉ロッテマリーンズ
埼玉西武ライオンズ
読売ジャイアンツ
東京ヤクルトスワローズ
横浜DeNAベイスターズ

一軍の「セリーグ」「パリーグ」の本拠地はそれぞれ各地に点在していますが、二軍は移動距離を短くして経費を削減するため、東西で分かれています。


売店で「さかなクン」グッズをチェックしたため、約束より1分遅刻して、バックネット裏指定席の入口である「22番ゲート」で待ち合わせ。
いよいよ、初めてのバックネット裏です。

つづく

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2017年7月24日 (月)

東京五輪まであと3年


去年の7月24日から毎年7月24日に「東京五輪まであと*年」というタイトルで、折々の五輪archiveをしています。
今回はその第2回。


メイン会場となる新国立競技場は2016年12月11日に着工しました。
こちらは、自分ファーストの都知事に介入されることはありませんでした。
さすがにメイン会場の進捗を妨げたら大変なことですから。

大成建設の山内隆司会長は起工式で「短い工期で国内でも過去に例がない難しいプロジェクトだが、新技術を駆使して工期内に完成させる決意だ」と語りました。
期待しています。
工事に従事するすべての皆さん、がんばってください。
草むしりのボランティア あったら、手伝います(笑)

その後、工事について、メディアはほとんど触れていません。
恐らく来年の今頃には、進捗が報道されることでしょう。



リオ五輪では水泳、陸上、卓球、器械体操には「東京五輪で金」を期待できるホープが登場しました。
あと3年に迫った今、それ以外の競技については見えていません。
それもそのはず。
一般人がスポーツ選手のホープを知るのはメディアが報道してこそです。
概ねそれは「五輪の放送が始まってから」ですから。
さすがに地元開催なので、これから3年、メディアが多くの候補選手を報道してくれるでしょう。


「しらべる」では、過去に金メダルを取ったことがない競技、中でも「女子の卓球」に期待したいと思います。

1年前は「伊藤美誠に期待」と書きましたが、この1年で平野美宇が取って代わりました。
世界に類を見ない「鉄壁のホカバ育成」を敷いている日本卓球には、有望選手が目白押し。
卓球用語集
3年後には今はまだ「卓球王国」でしか見たことのない選手が、五輪の舞台に立っているかも知れません。



去年の今頃「あと4年」を切った直後。
不祥事で退いた舛添要一の後任を決める東京都知事選挙が行われました。
そこで選ばれた都知事は政争のために、過去に決まったことを蒸し返しては結局「元の鞘」ということを繰り返し、五輪準備を遅延させました。

その都知事も東京五輪の直前に任期が切れます。
それがよかったのか、悪かったのか・・
まだ見通せないですね。


去年「メディアは東京五輪の恩恵を受ける割には、五輪をたたくことに熱心なのが不思議」と書きました。
1年が過ぎ、メディアの「東京五輪批判」のトーンが影を潜めつつあります。

・あまりに悲観的過ぎて、ユーザーに顰蹙をかった
・これ以上叩くと、大会主催者との関係にヒビが入る

こういった理由が考えられます。
これからますます、前向きな「五輪礼賛」報道が増えるでしょう。



大会を「支える」スポーツボランティアについて、1年前と同じく明確な動きはありません。
ただ、スポーツボランティア講習会などで「東京五輪をターゲット」にしていることがぼちぼち語られています。
去年の今頃はまだ「禁句」でしたから。

去年の段階で、東京都は「募集は2018年から」と言っていたので、来年の今頃には要項が出るか、募集が始まっているかも知れません。


大会を「見る」については何も動きはありません。
いわゆるチケット争奪戦は2019年からでしょうね。

来年の今日につづく

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2017年3月26日 (日)

42km歩くための最強の秘密兵器とは?

M氏からヤフオクで買ったというスニーカーを見せてもらった。
いかにもソールが堅そう。
きっと足の甲が痛くなるだろう。
何度か休憩をとるらしいので途中でケアするしかない。


M氏に靴を買ってあげることはできなかったので、その代わりに靴以外のもので支援することにする。


まずはウェストポーチ
スマホ、小銭入れ、そして補給食品など、長距離を走る(歩く)には欠かせない備品だ。
これまでにレースで使ったもの、マラソン大会で記念品としてもらったモノの中から一つを貸し出す。


あとは、そこに入れるモノだ。
靴をみて「エアーサロンパスJETα 25ml」を渡すことにした。
これは先日の東京マラソン終了後、日比谷公園で久光製薬が配っていたもの。
試供品なので小さくて、ポーチに入れるのには好適。
レース後、半分くらい使ってしまったので、新品を買おうとネットで探してみたが、このサイズは見つからなかった。
携帯用として、ぜひ売り出してもらいたい。

歩き始める前、休憩時に靴と靴下を脱いで噴霧するとよいだろう。



よい姿勢で歩けば疲労が軽い。
「ファイテンスポーツベルト」をレンタル。
日頃、なんの運動もしていないM氏でも、このベルトをつければ、体幹を意識したいい姿勢で歩けるはずだ。


そして最強の秘密兵器
それは、自分が今回の東京マラソンで初めて使った「WINZONE」
これを摂りながらのレースは、最後までカラダにため込んでいるエネルギーを使い切ることができた。

「WINZONE」の効能を素人なりにまとめると、以下の2点。
・脂肪を活用する
・レース中に摂る(スポーツジェル)などのエネルギー転用が速い

毎日記録している体脂肪率のデータを相対比較した場合、これは数値としても実感していることだ。

「WINZONE」5本入りをネットで購入してプレゼントする。
これを「前日朝」「スタート前」「10km」「20km」「30km」に摂るとよいだろう。

WINZONEは摂る時に水が要らないので、歩きながら簡単に流し込むことができる。
その他のアミノ酸、グルタミン酸サプリは粉っぽいので、水がないと落ちていかない。


あとは「ランニング用手袋」
ニシスポーツランニンググローブは、手のひら側がメッシュになっていてあまり暑くならない。また手袋をしておくと体温が急激に下がることがなく、パフォーマンスが落ちない。
赤、青、黄色と色違いで揃えているので、そこから選んでもらう。


長時間歩くならば「CW-X」「フラッドラッシュスキンメッシュ」は使った方がいいに決まっているのだが、直接身につけるモノだけに、その選択はM氏に任せることにした。

42km歩く日が、ほどよい好天に恵まれることを祈りたい。

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2017年3月25日 (土)

42km歩く靴の要件

M氏が「42kmをぶっとーしで歩く」と聞いて思い出したのだが、僕がマラソンを始めたきっかけは「マラソンは全部歩いても完走できる」ことを知ったことからだった。


たまたま手に取った「40才からのフルマラソン完走」梅方久仁子 技術評論社 2005年11月
そこに「7時間制限の荒川市民マラソンならば、すべて歩いても完走できる」という趣旨のことが書かれていた。
当時まだ東京マラソンはプレスリリースも出ていない頃だ。

マラソンに「7時間制限」という緩やかなレギュレーションが存在することに驚いた。
まさか42km歩きはしないが、それでも完走できるというならば、僕にもマラソンはできるのではないか?
それが走り始めるきっかけであり、現在に至っている。


これまでマラソンレースで"歩いた"のは、初マラソン「荒川市民マラソン」で27kmからゴールまでの15kmだけだ。
従って、生涯最長歩行距離は15km。

いや待てよ
子どもの頃、年に一度、全校で近くの山に登る学校行事があった。
今「マラソンシミュレーター」で距離計算してみたら片道10kmだった。
お昼の弁当をはさんで「1日20km」これが生涯最長だ。
小学1年生にも20km歩かせるなんて、今思えば豪気な学校である。


42kmを歩く靴について考えよう。
基本的には42km走る靴でよい。
ただ、走る場合に必要な"効率のよい反発力"はなくてもいいだろう。


重視するのはソールの屈曲性
ナイキフリーほど曲がらなくてもよいが、安いスニーカーのベニヤ板のようなソールでは、きっと足を傷める。


重さは軽い方がいい。
素人向けのスポーツ実用書には、素人は「厚底」を履かなければいけないと書いてあるものが多い。
スポーツ店の店員もそう勧める。
初めはそれを真に受けて厚底を3シーズン履いた。

それから、200g程度の軽い靴を9シーズンほど履いているが、一度軽い靴を履くともう重い厚底には戻れない。
今も通勤ローテーションには厚底の靴があるが、歩いていて楽しくない。
軽い靴を履くと、つい信号が点滅し始めた横断歩道に向かってダッシュしてしまう。

薄底=軽い靴は衝撃を吸収しないから足を傷める。
というのが「厚底推奨派」の論拠だが、そんなことはまったくない。
急な下り坂を42kmダッシュするような過酷なことをしない限り、問題ない。


そして何より、ジャストサイズであることだ。
走る靴は「ぴったり」あるいは「ちょっときつめ」でもよいが、ちょっと大きめはダメ。
靴の中で足が前後にスライドしてしまい、指が靴のつま先に断続的に当たる。
それによって20km過ぎあたりからマメができる。
42km終わった時点では、ひどい血豆になっており、治るのに1年を要したこともあった。

また大きい靴は、足が屈曲する場所と靴の屈曲する場所が違うため、九分九厘足を傷める。
もしもそんな靴で42kmを歩くと言われたら、僕が買ってあげるから頼むからやめてくれ。と言いたくなる。


数日後、M氏と会った時に、靴はどうしたか尋ねたところ、ヤフオクでスニーカーを買ったという。
M氏が足を傷めないことを祈る。

まだつづく

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2017年3月24日 (金)

42kmを歩く

「これってランニングシューズかな?」
知人のM氏が尋ねてきた

見せられたスマホに映っているのは靴のアウトソール。
つまり靴底
ヤフオクの画面のようだ。


スウッシュが描かれているところをみると、どうやらそれはナイキ製ではあるが、どう見てもそれは「スニーカー」のソールであり、ランニングシューズではない。
1997年にNOMOMAXで靴コレクターの道に入って以来、はや20年。
僕に靴のことを聞くというM氏の判断は正しい。


20年もコレクターをやっていて、ここ11年はマラソン・ランナーもやっている。
当然ある程度詳しい。
どのような靴が運動に実用的かということについて、一家言ある。
いや、五家言くらいある。

だからといって機関銃のように言葉を使うのは素人だ。
「素人はものごとを複雑にする。プロこそがものごとをシンプルにできる」
言葉を多用すれば、核心は見えづらくなる。
相手の理解度、状況に合わせて、すなわち「相手の立場」に立って、今求められている端的な答えだけを返す。
それがプロの美学だ(実際、靴のプロではないが)

ホワイトボードに図を書きながら教えたくなる気持ちをぐっとこらえて、淡々と語りかけた。


ナイキの場合、ランニングシューズは「ランニング」というカテゴリーになっているよ。
だから運動で使うのであれば「ランニング」「クロストレーニング」カテゴリーから選ぶといいんだけどね。


M氏の反応がない。
心なしか表情が曇っている
しまった。これでは客に逃げられる
(客なのか・・)
よし、ここは「相手の立場」だ

何に使うの?

おしゃれなスニーカーで、たまにはちょっとそこらを走りたくなったのかと思って水を向けた僕だったが、M氏の答えは意外なものだった。

「今度、42km歩くことになってね」

即座には状況が飲み込めなかった。
頭で処理するには、情報の追加が必要だ。

それって、いっぺんに?

「そう、ぶっとーしで42km」

映画のシーンが浮かんだ
そうだ、多部未華子が主演した「夜のピクニック」
あちらは学校行事で、世を通して80kmを歩き通すというものだった。

つづく

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2016年11月 4日 (金)

大田泰示の「残りクジ」人生

大田泰示が日本ハムに移籍した。
2008年10月30日に始まった「巨人大田泰示の歴史」をまとめておこう。


大田泰示の巨人時代

2008年10月30日
ドラフト会議
2週間前に「大学進学」から一転プロ志望届を出した大田泰示を巨人とソフトバンクが1位指名
ここまで「抽選4連敗」だった原辰徳がクジを引き当てた。
だが、これは秋山監督が引いたあとの「残りクジ」だった。

巨人ファンと巨人ファンの大田泰示にとっては、このうえない僥倖であったが、結果的にここは大きな分岐点だった。

2008年11月15日
背番号が「55」に決まる。
この番号は2002年オフに松井に逃げられてから6シーズン、松井の復帰を目論んでいた巨人が「勝手に欠番」にしていたのである。
巨人は大田泰示に55番を与える際、わざわざ松井秀喜の了解を取った。


松井秀喜との入れ替わりで引き継いだというのならば禅譲だが、大田泰示はここでも「残り札」をあてがわれたことになる。
だが、巨人ファンは「55」に松井再来の夢を見た。



野球界における「55」という数字は王貞治が1964年に記録した、55本の日本プロ野球本塁打記録に象徴される。
それを1991年、巨人に入団した松井秀喜に背負わせた。
「55」がホームランを多く打つ選手の背番号につけられるようになったのは、ここからである。


1964年、王貞治24歳 6年め 55本塁打(140試合制)

1998年、松井秀喜24歳 6年め 34本塁打(135試合制)

そして大田泰示も24歳、6年めにようやく一軍に定着した。
44試合出場
2本塁打
2014年9月27日には「第81代巨人の四番打者」となったが、これは優勝決定翌日で主力を休ませた試合だった。


2015年は「四番」を期待されたが、1本塁打
2016年は4本塁打と、巨人ファンの「淡い期待」に応えることができなかった。


大田泰示はパリーグで出場機会を与えたら化けるのではないか?
でも、化けるなら巨人で化けてほしい
せっかくの貴重な素材、出すのはもったいない。

口には出しづらいが、これが、ここ数年、大田泰示に寄せてきた巨人ファンの心境だろう。
中田翔を四番に育てた日本ハムで化けてほしい。
大田泰示ならば、日本シリーズで対戦して1発打たれても、拍手を送れそうな気がする。それほど、彼に期待して愛してきたのだ。

堤GMは「北海道でFAをとってこい」と激励したという。
口に出しづらいことを、気軽に言ってしまう人である。

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