2018年7月 7日 (土)

上五島観光、頭ヶ島天主堂にターゲットを定める

40年ぶりの上五島上陸まで、あと2ヶ月
2018年6月最初の土曜日、頭ヶ島天主堂の見学を申し込む。

この旅の主眼は「昔住んでいた町を懐かしむ」ことなので、特に観光をしたいわけではないが、せっかく行くのだから「話題の観光地」でもあれば抑えておきたい。
といっても、子供の頃の記憶では、そんなところは1つもなかった。

「五島列島」が載っている「るるぶ」「まっぷる」などの長崎県ガイド「五島列島」だけを取り上げたものなど10冊ほどのガイドブックを研究した結果、見所として紹介されているのはほとんどが教会だった。

五島列島には140島で51の教会があるが、そのうち29が上五島(中通島)に集中している。
子供の頃から仏教徒なので(今ほど自覚はなかった)当時、教会に行く機会はなく、そこにたくさんの教会があることにも気づかなかった。


そして、どのガイドブックでも取り上げられていたのが「頭ヶ島天主堂」どうやら抑えなければならない最重要ポイントはココのようだ。
ネットでしらべると、見学を希望する場合、事前に申し込みをしなければならないとあった。


頭ヶ島(かしらがしま)天主堂は西日本唯一の石造りの教会
この時点では世界遺産「候補」の段階だった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つ「頭ヶ島の集落」に位置する。
長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638


【頭ヶ島天主堂の歴史】

1868年
明治政府のキリシタン弾圧で、多くの教徒が拷問を受けた

1907年頃
鉄川与助が設計 教徒が近くの島から石を切り出して建設

1917年
10年かけて現在の頭ヶ島天主堂が完成

1981年
頭ヶ島に上五島空港が建設される際、頭ヶ島大橋が架けられて中通島(上五島)と車で行き来できるようになった

2001年
同じく上五島の青砂ヶ浦天主堂と共に国の重要文化財に指定された

2016年
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つ「頭ヶ島の集落」として世界文化遺産に登録推薦された

2018年6月30日
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録された


長崎の教会群インフォメーションセンターの公式サイトから事前連絡をする。
見学時間は45分。1日のうちいくつかの枠があり、希望の時間で申し込む。
まだ世界遺産登録が決まる前であり、2ヶ月前の時点では十分な空きがあったというより、ほとんど予約は入っていないようだった。

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2018年5月10日 (木)

初めて五島の土を踏んだ日 五島の日に寄せて

5月10日は五島の日。
長崎県南松浦郡新上五島町が推進しており、実際にイベントも開催している。

五島と言えば「長崎県の五島列島」であることは、教会群が世界遺産候補になったこともあり、有名になりつつある。

しかし教会に興味の無い僕にとって、かつて住んだ五島と言えば、ただ海がある島(当たり前だが)
何か名物は?と言われると「五島うどん」くらいしか思い浮かばない。
それも住んでいた頃は、五島以外の地では無名。
佐世保の親戚に遊びに行く時も「五島うどんば買うてきて」と言われたことはない。
近年になって「五島うどん」が流行っていることを知った。


五島=五島列島というからには5つの島があるわけだが、実際には140ほどの島に対する総称である。
そのうち特に大きな島が5つ。
中通島・有福島・奈留島・久賀島・福江島

一番大きな島は福江島で通称「下五島」
二番目に大きいのが中通島(なかどおりじま)で通称「上五島」
平成の大合併により2004年から福江島は五島市、中通島は新上五島町になった。


五島の日を推進している新上五島町は「上五島」
その中心の町が「青方(あおかた)」

上五島には2つの大きな町がある。
1つは、かつて全日本プロレスが来て、マスカラスやジャイアント馬場、鶴田友美(ジャンボになる前)が試合をした「青方」
もう1つは佐世保からのフェリーが着く「有川」
商店街が1カ所にまとまっており、カップヌードルの自販機が上五島で初めて設置された「青方」の方が、どちらかというと大きな町という印象が残っている。

僕が住んでいたのはその「青方」と「有川」の中間に位置する「魚目」 旧・新魚目町
「しんうおのめちょう」と読む。
冗談のようだが本当だ。
僕のようなお調子者は自虐ネタにしているが、妙齢の女子ならば出身は?と聞かれたら「五島です」に留め、多くは語らないだろう。


僕は小学校の途中で教諭を務める父の転勤により、山口県の盆地から長崎県の上五島へ転校した。
普通、教諭というのは都道府県単位採用の地方公務員なのだが、まぁこういうこともあるのだ。
大人になりものごとがわかるようになって初めて不思議に思ったが、当時は「転校」そのものがショックで、越県異動について疑問はもたなかった。


山口から佐世保まで、父が運転するクルマで移動
佐世保のおじいちゃん家で一泊して、翌日、フェリーで五島入り。
僕はなぜか、その日の朝から船に乗るまでの記憶が無い。
気がついたら、360度海に囲まれていて、ダマされたような気分になった。
おまけに生まれて初めて乗る船に酔い、三半規管をやられた僕は、五島に着いて半日が過ぎた夜九時を回ってもまだ、地球が上下に揺れていた。

職員住宅の二階、しんと静まりかえった姉と2人で使う3畳の部屋で、日本の西の果て(佐世保)、その先の海の向こうに来てしまったことに向き合ってみる。

この空間が「五島」なのか
これは現実なのか
本当に僕は来てしまったのか

今、自分が五島に居るという事実を受け入れられなかった僕は、とりあえず無かったことにしようと決めた。

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2018年5月 1日 (火)

40年ぶり この夏、五島に行くことにした

この夏五島に行くことにした

榎津の桟橋でヒフミちゃんに見送られてから、40年が過ぎた。

その日、僕は4年間を過ごした「上五島」を離れ、父の次の勤務地である「佐世保」へと航海を始めるところだった。
4年を過ごした五島に後悔はない。
むしろ、物心ついてからは初めて住むことになる、生誕の地佐世保への期待に胸膨らませていた。


二等船室の場所取りは母がしている。
僕は鯨波丸の甲板に出て、最後の五島を目に焼き付けていた。

始めのうちは、辛いことばかりだったな
ようやく、それも乗り越えたけど
きっと、もう来ることはないだろうな・・

当時、ウォークマンはまだなかったが、僕の脳内には井上陽水「冷たい部屋の世界地図」のイントロが流れ始めていた。

一度、聴いていただけるとわかるが、この曲ほど一人きりの航海に適した曲を他に知らない。
魚目中の先生がLPを借してくれた「陽水IIセンチメンタル」A面の1曲目に収録されていたこの曲は、僕が鯨波丸に乗る旅の相棒だった。


すると、想定外の嬌声がイントロを遮った
「せぇの、もと~っ!」
桟橋を見下ろすと、そこには同じ組のヒフミちゃんともう1人(誰だったか忘れた)
制服を着ているので、すぐにそうとわかった。


父は上五島高校で教鞭を執っていた。
当時、教諭の子どもは級友にお別れを言う機会がなかった。
それは異動人事の公表が、学校が春休みに入った後になるからだ。

終業式の段階で転校がわかっていれば、級友を前に一席ぶつところだが、二度の転校で一度もその機会はなかった。


ヒフミちゃんとは大の仲良し
というわけではなく、ほとんど口を利くこともなかった。
恐らく、誰か知り合いを見送りに来て、偶然僕を見つけたのだろう。
もしかすると、僕が鯨波丸に乗っているのを見て「春休みを利用して佐世保に遊びに行く」と思ったかも知れない。

いや、それにしてはなぜ級友と2人?
こう書いていて、疑問が湧いてきた
40年経った今となっては確認のしようもないが、確認するつもりもない。

つづく

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2018年1月 6日 (土)

鳩のオブジェと木札

東京に来てすぐに買った財布とお別れする
エッシャーのだまし絵に似たデザインのTAKEO KIKUCHI
付き合いは18年になった
大切に使ってきたのでさほど古さは感じないが、さすがに折り曲げる部位がくたびれてきた。
たまにデパートに行くことがあると、すぐに買い換えたいわけではないけど、なにげに財布コーナーをのぞく
そんなことを続けてもう5年ほどになるが、これというモノに出会えないというより、柄ものの財布自体を見かけない


慣れ親しんだモノには魂が宿る
僕には親愛の情がある
これまで、使い古して役割を終えたものを、後生大事にタンスに仕舞い込んでいた。
だが、いずれどこかで捨てなければならない。

吉方旅行の解説書によると、財布の買い換えが推奨されていた。
理想の財布との出会いは待ちくたびれた。
この機会に乗ることに決めた


3日前の夜に一度訪れたきりのフロントに顔を出して、チェックアウト
鍵を返却することもなく、電話やビデオの料金を精算することもない。
お世話になりましたと一言で儀式を終える
ビックカメラで買った傘は部屋に置いてきた


帰りの「ときわ72号」まではまだ1時間ある。
重い荷物をコインロッカーに詰め込み、最後の買い物へ

昨日も散策した雑貨売り場にもう一度顔を出す
すると、ここ数年そこで塩漬けになったような商品が並ぶガラスショウケースの一番下の段に「木のオブジェ」が見えた。

ホコリを被っているわけではないが、ずいぶんすすけて見える
この棚の低さでは3歳児の子どもじゃないと気づかない
誰にも見いだされることなく、そこにあったオブジェ
これは鳩ですか?
開店間もなくまだエンジンがかかっていない店員さんに尋ねたが、要領を得ない様子
鳩は2羽並んでいた
2羽ともショウケースから取り出してもらい並べる
どちらも甲乙付けがたく古い
銭湯にある下駄箱の鍵のような木札がセロテープで留めてある

アンティークな雑貨を扱う店のなかでも、とりわけアンティークなというよりは、デッドストックと化した鳩を1羽、となりの棚にあった「木のカード立て」と共に連れ出した。


お昼は地元の食材を使った駅弁にしたい
だが、どこにも駅弁売り場が見つからない
改札の駅員さんに尋ねても「駅弁はありませんよ。ホームのコンビニに弁当はありますが・・」という答え
旅先でコンビニ弁当か・・


10:53
ときわ72号が水戸を離れる
空は遠くまで青い
スマホに表示された水戸の天気は「晴れ32度」
9月半ばというのに、残暑が厳しい

車内は空いていて、品川まで隣には誰も来なかった
ホームのコンビニ「NEW DAYS」にはローズポーク豚べんがあった。
駅員さんにとっては駅弁の定義から外れているのかも知れないが、求めていたのはこれだ。




東京から北東100km、吉方旅行水戸
大満足の旅
こんなの初めて

吉方旅行の掟どおり、帰宅してすぐ3時間ぐっすり眠りに就いた


後日、この旅で唯一の心残りだった「木製のキーホルダー」が旅の荷物から発掘された。
帰り際、水戸駅で買った鳩の木製オブジェ
それにセロテープで付いていた木札だ
あ、これがキーホルダーになるじゃん。。
クルマのキーに取り付けると、まさに求めていたものがそこにあった

鳩にはBuona vita、木札にA.a Droguerieとあった
製造者の名前と思われるが「Google先生」は要領を得ない様子だった

東京から北東の吉方旅行 水戸三泊の旅

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2018年1月 5日 (金)

常陸牛180gは適量だった

カーシェアリングで2日続けて同じクルマに乗り込み、2日つづけて「ひたちなか温泉 喜楽里 別邸(きらり別邸)」へ走らせる。

駐車場では雨合羽を着たおじちゃんが「入場制限」を知らせている。
雨が降っているからというより、土曜日に比べて日曜日が混んでいると言うことだろう。
こちらに代替案があるわけでもない。
混んでいるからと言って引き返せない。

フロントでは「岩盤浴が混んでいるのでシンプルコースを強くお勧め」されて、否応がなく従う。
岩盤浴にもいくつかの種類があることを後で知って、明日はコンプリートしようと思っていたのだが・・

昨日、時間を稼いだ「寝ころび湯」でさらに多めに時間をかけ、岩盤浴の分をサウナで時間を稼いだが、昨日の2時間3分に遠く届かない1時間27分で温泉アウト
「1人スーパー銭湯」はこれくらいが限界だ。
それにしても、2日つづけて、1人で銭湯に来る男は、見る人によっては「温泉大好き男」に見えたかも知れない。



カーナビにしらべておいた住所を打ち込んで、駐車場から車を出す。
昨日と同じく水戸駅周辺が渋滞している。
昨日とは違う道だが、カーナビの言うことを聞いていれば、いつかは目的地に着く。
そう信じて進むこと1時間、目的の店が見えてきた。


「メロンカレー」「ローズポーク」に続き、水戸最終夜の旅課題は「茨城のブランド牛常陸牛」

予めこれと決めておいた「常陸牛サーロインステーキ」を注文
井之頭五郎譲りの冷たいウーロン茶も忘れていない。
注文を終えてから、ゆっくりと店内を見回す。
周りのテーブルは埋まってなくて、誰に遠慮することなくガン見できる。
お高くとまらず、こぎれいにまとまった落ち着きが気に入った。
客が少ないのは、時間帯が早いからだろう。


「おまたせしました」
と言われるほど待った気はしなかったが、牛の形をした鉄板に乗って僕のステーキが音もなくやってきた。
そう、音もなく

「ステーキは音がしないといけない」とステーキ条例で決まっているわけではないが、音がしないのは珍しい。鉄板で油が跳ねていない。
エプロンをかける必要がないので、それはそれで助かるのだが。
そして、口にした肉は適温。
水戸のお客には「ステーキが熱すぎるよ」という猫舌の人が多いのかも知れない。

180gという分量は、この歳には手頃だ。
美味しいな、あと少しいけるかな
というくらいで最後の一箸を迎えるのは、その食事の印象をよいものにする。

「暖かいお茶をお持ちしますか?」
お下げしていいですか?と問いかけに来た、とても可愛らしいウェイトレスに勧められたので、そうですね、じゃお願いします。と応えて、急いで冷たいウーロン茶を飲み干した。
二ヶ月後にはマラソンを控えている。美味しいものは食べても、脂肪が吸着しないように努めたい。
体を温めるのもいい・・

だが、この日僕が「おまたせしました」の声を聞くことは二度となかった。
ずいぶん待った気がしたが、僕のお茶は来ない。
昨日の店と違い、人出は十分に足りている様子
きっと、忘れてしまったのだろう。

お勘定場に居たのは感じのいい女将さん
つい「これも」と店名が入ったレトルトのカレーを買ってしまった。
これとよく似たカレー製品を「肉のイイジマ」でも見かけた。常陸牛仲間で共同生産しているのかも知れない。


近所にあった「肉のイイジマ」に寄り「オリジナル和牛カレー」「ビアシンケン」を購入して帰る。
本日の走行距離22km

東京から北東の吉方旅行 水戸三泊の旅

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2018年1月 4日 (木)

水戸ならではの土産ものは、水戸駅のエクセルみなみで揃う

水戸旅行3日目の予定は水戸駅で買い物

まだ雨は降り始めていない
ただ水戸の空はプリン体を摂りすぎた中年サラリーマンのように重く、いつ破綻してもおかしくない。
急ぎ足で水戸駅までの接続路を急ぐ。
水戸駅に駆け込んでしまえば、しばらくは空を気にしなくて済む。


吉方旅行の課題には入っていないが、まず宝くじの確保へ。
事前に調べておいたのは、水戸駅構内のExcelチャンスセンター
つづいて、東口から少し歩いて糸久たばこ店へ
近所の通いネコが名物のこの店。
ネットの触れ込みによると、ネコに会えるとラッキーということらしいが、店そのものが締まっていた。

確か「土曜定休 営業時間10:00-18:30」
日曜日は営業のはずだが・・
特に臨時休業の貼り紙はない
たばこの自動販売機だけが開店していて、
店の外壁とシャッターが同じ柄で同化している。
そこで1分間、目が点になったまま立ち尽くしている僕もどうかしている。

ぽつぽつと頬に当たるものがある
開いていないものは仕方がないじゃないか
すぐに気持ちを切り替えて、水戸駅へ引き返す

歩道橋を降りたところに水戸駅前チャンスセンターがあった。
糸久たばこ店で買えなかった分を、そこで購入
後日、ここで買ったスクラッチが当たっていて、引換所のおばさんに「スゴイですね」と褒められた。


水戸駅には「OIOI」\^^)オイオイではない
「水戸駅ビルExcel」「Excelみなみ」と3つの商業施設が入っていて、ここを3時間かけてくまなく歩いた。

旅の課題であった「木製の置物」「木製キーホルダー」は見つからなかったが、いくつかの日用品を購入して、お土産ものを確保する。


水戸のお土産は「エクセルみなみ」3階に揃っている。
電車に乗る前の慌ただしい時に迷わないよう、水戸駅改札コンコースと同じフロアであり、わかりやすい。


エクセルみなみで買う、水戸ならではのお土産は次の通り
■天狗納豆(笹沼五郎商店)
■そぼろ納豆~漬物が混じる納豆。田麩のような甘みはない
■水戸の梅(餡入りの求肥を赤じその葉で包んだ菓子)

「水戸の梅」は水戸土産として買うお菓子の代表格。
阿さ川、亀印本舗など複数の製造元がある。
日持ちはおよそ2週間
個包装ではなく、開けたらできるだけ一気に食べる必要に迫られる。

「水戸に行ってきました」と会社で菓子をばらまく時、離席している人のところにも置かなければならない。それがエライ人だったら、なおさらだ。
離席している人は数時間で戻ってくるかもしれないし、出張で数日戻らないかも知れない。
従って、ばらまき菓子は放置できる個包装の必要がある。
エクセルみなみの阿さ川には当店限定の「個包装」があり、これを会社用の土産とした。


Petit LOCOSでは、地元の日本酒
(ただし、この時は品揃えがあまりよくなかった)
IBARAKIスイーツ工房では「ほっしぃ~も」これは、厳密にいうと水戸に隣接するひたちなか市の銘菓だが、美味しそうなので「若い人向け」に購入した。


買い物袋を両手に提げて、西口へ向かうと行き交う人が傘を持っていて、そこから落ちた滴でコンコースが滑りやすくなっていた。

再び、構内に引き返して、ビックカメラで150円の傘を買う。
これならば、明日晴れて、水戸に置き去りにしても罰は当たらない値頃だ。

東京から北東の吉方旅行 水戸三泊の旅

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2018年1月 2日 (火)

水戸のベストは八戒のローズポークとんかつ

お盆にはとんかつ定食とソース各種
本当にお盆に乗ってくるんだ・・
いろいろなソースが試せるよう、1人ずつ予めセットされている
お品書きの写真に載っていたが、本当にその姿で出てくるとは思わなかった。


結論を先に言うと、ここ「とんかつ八戒」で食べたローズポークがこの旅のベストフード。
ただ、とんかつに納豆を乗せる必要はなかったかも知れない。

とんかつのさくさく感と納豆の粘りのコラボが・・
なんてことはまったくない
昨晩「酒趣」で食べた納豆唐揚げもそうだったが、納豆を揚げたり、揚げ物と合わせたりという試みは、さほど機能していない。
納豆は単品でいい
納豆は単品がいい


この店に来た時よりも多少お客が増えて、五分の入り
あとで確認すると、人が住んでいるのか?と思ったこの場所は茨城県庁のすぐそばだった。
これだけ美味しければ、地元でも人気のはず。
きっと、平日のお昼は賑わっていて、店員さんも数人はいるのだろう。


走行距離 28kmでカーシェアリングを返却
ホテル前のセブンイレブンで今晩の「R-1」と明朝の缶コーヒーを買って帰宅
茨城のローカルニュースによると、明日、水戸地方の予報は雨
できれば、2時間だけでも上がって、明日も千波湖を走らせて欲しい




吉方旅行水戸3日め
8時に起床
カーテンを開けて雨を確認する
雨が地面を叩く音がしないビルの高層階で、雨を確認する方法は「地面が濡れているか」「通行人が傘をさしているか」の二通りだ。

通行人がいない・・

ホテルの前は地元高校の通学路になっていて、しばらく待つと2人の高校生がやってきた
なんで日曜日なのに制服で登校してるのかな
女子高生が傘をさしている。男子高校生は手に傘を持っているけどさしてない。
その程度の雨なのだろう

よし、走れる!
すぐに着替えを済ませて表に出る
幸い、雨は時々頬にぽつりと当たる程度だ

昨日に比べると、千波湖はさらに閑散としている
同輩のランナーは100m以上の間隔を空けている


台風に備えて、黒鳥は湖の畔にあがって羽根繕いに没頭している
あひるボートたちも陸に上がり、行儀良く整列している



好文カフェとなりに立つ水戸黄門の銅像が千波湖に視線を送っている。
僕らが知っている水戸光圀は、狼藉者とのバトルは助さん格さんに任せているが、ここでは帯刀している。
走ってくる方向(左側)から見ると、その視線が悲しげだ
お供えに置かれた饅頭を即座に食べられてしまった遺影のように


昨日は曇り空の下、ここを三周したが、今日はあいにくの天気
少しだけ走れただけでもありがたい。
降られる前に二周できりあげることにしよう

東京から北東の吉方旅行 水戸三泊の旅

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2018年1月 1日 (月)

1人スーパー銭湯は2時間が限界

明けましておめでとうございます
今年が皆さんにとって、安全・無事・健康な一年になりますように!



ここまでの話し
東京から北東の吉方旅行 水戸三泊の旅


腕につけたセンサーをかざせば、有料のマッサージチェア、風呂上がりのコーヒー牛乳といったものが、チェックアウト時の一括後払いで利用できる。
その都度、お金を払わないでいいのは便利だ。
ついつい財布の紐が緩むかといえば、そんなことはない。
財布じゃないから・・
ということではなく、人の経済観念はその決済方法が現金か後日請求かの違いくらいでは変わらない。
どう使っても最後は自分が払うのだということがわかっている限り、一杯のコーヒー牛乳でさえ、本当に自分がそれを心から欲しているかを自問自答するものだ。


「ひたちなか温泉 喜楽里 別邸」はボディケア、エステのオプションが充実している。
伊勢志摩にあるタラサ志摩のような、高級リゾート感も味わえそうだ。
そういう点ではいわゆるスーパー銭湯とは一線を画している。
喜楽里別邸はここ以外ではもう一軒、埼玉県飯能市(はんのう)に「宮沢湖温泉喜楽里別邸」がある。
「大人だけが楽しめる隠れ家」という提案は、ますます支持を得られるだろう。
これから、店舗数を増やしていきそうだ。


温泉の滞在時間は2時間3分
これでもよく頑張ったほう
「寝ころび湯」で時間を稼いだが、僕にはこれが限界だ。
後日、NHKの「cool japan 発掘!かっこいいニッポン」で「スーパー銭湯の平均滞在時間は6時間」と言っていたが、とても信じがたい。
仮にそれが本当だとしたら、あと4時間は「食事」「エステ」「昼寝」といったことになるのだろうが「1人スーパー銭湯」ではちょっと無理そうだ。



次なる旅課題は「その土地の美味しいもの」
初日は茨城のブランド豚「ローズポーク」
「るるぶ」「まっぷる」で共に紹介されていた店を選んでおいた。
カーナビに 水戸市笠原町600-54 と打ち込んで、駐車場から車を出す。
2時間前とは打って変わり、曇り空は漆黒の闇へと移ろっている。
こんな暗いなか見知らぬ町を走るのは、カーナビがない時代にはできなかったことだ。
水戸駅周辺が渋滞していて、カーナビが提示する予定到着時刻をずいぶん過ぎているが、目的地周辺に着く頃には、あたりは閑散として一層真っ暗になった。
こんな所に有名店があるのか、というより、こんな所に人が住んでいるのかという寂しさだ。


とんかつ八戒
3連休の初日、特に予約しているわけではない。
満席の場合は、ひたすら待つしかないな・・
意を決して臨んでいるが、引き戸を開けた途端、それは杞憂だと判明した。
店内は四分程度の入り。
ただ、ひとりで切り盛りしているらしく、店主だけが慌ただしく働いている。

注文したのは「水戸納豆とんかつ特選ロース定食」と「ウーロン茶」
旅行ガイドに載っていた写真をみてこれと決めてきた。
ウーロン茶は井之頭五郎の受け売りだ。

とんかつ屋に来ると、たいていカウンターに陣取っている。
ラードの香り、油が跳ねる音、きつね色の衣
僕のとんかつが目の前で揚がるのは、子どもの頃から至福の光景だ。
今日もカウンターに陣取っているが、厨房は見通せない。
ラードの香りも、とんかつを揚げる音もない
それどころか、人の気配すらない

豚肉を買いに行っているのかな・・

店主1人だったからな
本当に出てくるのだろうか?と心配になった頃、前触れもなく僕のとんかつが出てきた。

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2017年10月12日 (木)

寝ころび湯でノルマを稼ぐ

ひたちなか温泉喜楽里別邸の入館メニューはシンプルな2通り
ゆったりコース1,360円
シンプルコース980円
*いずれも土・休日料金

少女の丁寧な説明を聞くまでもなく、すべての施設が利用できて、館内着、タオル付きの「ゆったりコースで」と決めていた。
基本的に風呂は苦手だ。
「旅先では毎日温泉に浸かる」というミッションがなければ、ホテルの大きい浴槽で済ませるところだ。
従って、長居したい場所ではない。
カラダを洗い、暖まったらすぐに出たいと思う。
親戚にはいつも「烏の行水」だねぇと呆れられている。
だから、使える施設は多いほどよい。
いろいろな趣向の風呂があれば、目標としている2時間に近づけそうだ
(目標があったりする)


宿泊施設ではないが、食事・飲酒もできる。
館内着のまま、ジョッキを空ける夫婦
宴会に入っているおじさん達
皆幸せそうだ


受付の少女から館内着、タオルの入ったトートを受け取り、脱衣場へ。
まずは風呂、露天風呂エリアへ。
大声を出す人もなく、とても居心地のいい風呂だ。

カラダを洗い終えると、ジェットバス、電気風呂と次々にクリアしていく。
一応、全部制覇しないと気が済まない。
世の中ではこれを「貪欲」というのか「貧乏性」というのか。
炭酸風呂だけは、なかなか空きスペースができず、諦めて屋外へ。

「源泉一望の湯」と名付けられた露天風呂
それほど見晴らしはよくないが、肌寒さがほどよく、風呂が進む(長風呂できる)

その脇に塀で仕切られた一角「寝ころび湯」もチェック
一糸まとわぬ姿で男体が天を向いて並んでいる。
あまり見たくない光景だ
伏し目がちにして、空きスペースをみつけて寝ころぶ
石の枕に頭を乗せると、髪が濡れず、体が軽く湯に浸る
あぁこれはいい
ここで時間を稼ごう
(目標の2時間にこだわっている)


脱衣場で館内着を着込み、生涯初の岩盤浴エリアへ。
廊下に置かれた3台のマッサージチェアは満席
タブレットを操作するおじさん、気持ちよさそうに寝入るおばさん、その子どもらしき女の子

マッサージチェアも未体験の1つ
機械が勝手に動いて体を揉むというのが信用できない。
だが、今日はあとで挑戦してみようかと思っている

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2017年10月11日 (水)

子どもの騒音がない温泉

学び舎には他を寄せ付けない厳格さ、ここに集いし者たちの真摯さが横たわっている。
ここに立ち寄ったことは大きな財産だ。

件の土産もの屋「祥雲堂 北沢売店」では、できるだけ弘道館の空気を持ち帰れるものを探す。
外面には焼き物が並ぶ。
店内奥には書の道具
「もうずいぶん品数が減ってしまったんですよ。職人さんも減ってきていましてね」
上品さをたたえた店のお婆さんから話しを聞く。

そして石でできた「游於藝」の文鎮が目に留まった。
あちこち角がこぼれているが、ずっと長い間そこにあった風情が大いに気に入る。
今、その文鎮はパソコンの32インチディスプレイの下から僕と対峙している。


さて、次は温泉へ向かう
「毎日、温泉に浸かる」が旅課題のひとつ
あいにく水戸市内ではいい場所がなかったので、水戸市の隣り町ひたちなか市へ。
水戸市からは出るが水戸駅から3.8km。車で10分程度と近い。


二日間、お世話になるのは「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」
露天風呂、岩盤浴など多彩な温泉を楽しめる、いわゆる「スーパー銭湯」だ。
対象は小学生以上で、未就学児の入館はできない。
岩盤浴やサウナといった設備は、親がついていたとしても危険ということだろう。

子どもが嬌声を上げたり、走り回ったりということがないので、大人はくつろげる。
「子どもの声は騒音」といって保育園建設差し止め訴訟が頻発する我が国では、未就学児の入館を規制することにより、大人の集客が見込めるという現実もあるのかも知れない。

駐車場は七割の埋まり具合
これが混んでいるのか、空いているのかは初めてなのでわからない。
(翌日、これは空いていたのだとわかった)


靴を下駄箱に入れてフロントに入る
「当館は初めてですか~?」
威勢のいい声がかかる。とても元気な少女といってもいいくらいの女の子
彼女の説明はとにかく親身で丁寧。
客の顔色を見ながら、疑問を解いていこうという洞察力は、あの若さにしてなかなかのものだ。

スーパー銭湯自体が生涯初体験の僕は、少女のおかげで少し緊張を解くことができた。

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