2017年6月22日 (木)

自分ファーストの会

政治家はパブリックサーバント
公僕でなければならない

あるいは、政治家はライフワークの政策を持たなければならない
それがない政治家は「職業政治屋」である



かつて、名古屋市長 河村たかしは「減税」という「公僕の起点」をかざし「リコール」という手法で議会勢力を塗り替えてみせた。

かつて、衆議院議員 小泉純一郎は「郵政民営化」というライフワークを掲げ「抵抗勢力」を際立たせる手法で、その本懐を成し遂げた。



公僕でもなくライフワークもない政治屋が「抵抗勢力」という手法だけ真似、議会勢力を塗り替えようとしている。
そんな「自分ファーストの会」に我田引水してはいけない。

「盛り土」という本来、なくても大勢に影響ないものを、あたかも食の安全を守る生命線であるかのように祭り上げ、鬼の首を取ったかのように論い(あげつらい)政争に仕立てた「自分ファーストの会」は狡猾だ。

かつて、小泉が挙げた「抵抗勢力」は確かに、郵政族の抵抗勢力だった。
だが、盛り土、豊洲移転決定といったプロセスがあたかも「歪んだ都政」だったかのような「印象操作」は、もはや手法とは言えない。



それでも気まぐれは起こる
その進撃を停める者はいない
絶望的な断絶

どうしたもんじゃろのぅ

今はこの不明快な混沌を「とと姉ちゃん」の常子がよく嘆いたように、穏やかなため息をついて見守るしかない

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2017年6月10日 (土)

橋下徹の話しが心を捉える理由

第一部決起大会が終了すると「マスコミ」は退席を求められた。
そして予定時間より5分早く、橋下徹が登場した
前日は別の会場で「1時間40分で話した内容ですが今日は1時間しかないですから」

「皆さん本当に変わってますねぇ
日曜の朝から政治の話しを聞きに来ますかねぇ」

もっともだ。おおいに同意する

「今日は政党選挙の話しはできません
つまらない地味な話しばかりで、面白おかしいところはありません。聞くのは五分が限界だと思いますよ」

そうなのか・・
まぁ何でもいいや
たまには、そういう堅い話をする橋下徹を見るのもいいじゃないか

彼は時折、聴衆に問いかける
「東京都の東京長期ビジョンを知っている方、どれくらいいますか?」
ほとんど、手が挙がらない
東京都庁のウェブページに載っているらしいが、見たことはない

別に東京都側の周知不足ではない
メディアが取り上げないからでもない
我々、有権者に「関心がない」からだ

無関心な有権者が相手だから、ピコ太郎と踊ったり、キャッチーなフレーズで政策をデコったりする政治家が幅をきかす。
要は嘗められているのだが、嘗められても仕方がない。
事実、そういう人を選んでいる。


講演は予定時間を前後5分ずつ延ばし70分
「聞くのは五分が限界だと思いますよ」と脅した割には、示唆に富み、知識の在庫が整理整とんされるような時間だった。
これを「おもしろい話し」と呼ばない道理はない
漫談を聞きに来たわけではないので、可笑しくなくてよかったのだが、十分に可笑しかった。


書籍は滅多に会えない人の話を聞くのに、とても有効な手段だ。
だが、人の話はこうして直接聞くのが最もコンパクトにまとまっていてわかりやすい。
(話すと逆に意味不明な人も多いが)

「つまらない話しだ」と言っていたが、十分「つまる話」
できれば、また聴きたい
テレビに出ているのは知っているが、あれは無理だ
テレビ番組では魑魅魍魎(コメンテーター)がセットで付いてくる。
あれは、精神衛生に悪い。


橋下徹の話しを聞きながら考えていた
彼の話しはなぜ、ここまで人の心を捉えるのか
恐らくそれはこういうことだろう

橋下徹は
正しい抽象化ができている
本質をとらえ
そこに対しては徹底的にマニアック
一方、不要なことには、首を突っ込まない、手を出さない


そうありたい
不要な課題から降りなければならない

おわり

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2017年6月 9日 (金)

日曜の朝 橋下徹を聴きに行く

たまには日曜の朝、橋下徹の話しを聴くという試みも悪くないな
そう思った僕は「橋下徹講演会」の抽選に申し込んだ
定員は1,000人
結果は当選で、入場券が送られてきた


■橋下徹の略歴
橋下徹は「政治家を引退」しており、自らを「私人」と呼んでいる

1969年6月29日
生まれる

2008年1月
大阪府知事選挙で当選

2011年
大阪府知事を辞職。大阪市長選挙で当選

2012年
9月12日、国会議員の合流を得て政党要件を満たし、国政政党「日本維新の会」を設立

2012年
第46回総選挙に多数の候補者を立てた
「みんなの党」と政策協議
「太陽の党」石原慎太郎と個人的に連携を模索

2015年5月17日
住民投票で「大阪都構想」が否定された

2015年12月
任期満了に伴い大阪市長に立候補せず退任「政界からも引退する」とした



東京マラソンの倍率は10倍だが、果たして橋下徹の倍率がどれだけかはわからない。
ただ、東京マラソンの場合、応募したことを公言することに抵抗はない。
当たると誰もが「スゴイね」と言ってくれる。
だが、橋下徹の場合、応募したことすら公言するのがはばかられる。

既に政治家を引退しているとはいえ「橋下徹を聞きに行く」と言えば、ある一定の人達は「motoさんって政治活動もするんだ」と受け取るだろう
日本では「政治活動」をする人は怪しい人という概念がはびこっている。

別に「勧誘」といった活動をしなくても、政治に興味と関心を持つことは悪いことではないし、むしろ、有権者として必要なくらいだ。

ところが、昭和の時代に「政治家=汚職」という構図が、メディアを通して有権者に刷り込まれてしまい、誰もが政治に目を伏せるようになった。
目を伏せたいくらいだから、話すのはやばい
いつしか「政治の話しはタブー」になってしまった。
その状況がもう40年近く変わっていないのである。

ここらで影響力のある誰かが「関心を持って、周りの人と話そう」と言って然るべきなのだが、アベノミクス以降、世の中はそこそこに「食えて」いるので、まぁそこまですることもないかぁというところである。

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2017年6月 8日 (木)

日本維新の会の今

壇上の右側には来賓の皆さん、左側には東京都議会選挙に立候補する皆さん

「日本維新の会」が東京都議会にもつ現議席は「1」
唯一の現職は柳ヶ瀬裕文
このイベントは柳ヶ瀬の選挙区で、基本的にその有権者をターゲットに行われている


「日本維新の会」は2012年12月の総選挙で、第二局をめざして生まれた政党
公募により政治を志す同志を集め、衆議院進出をめざした
中央集権、官僚による政治を打破して、既得権益の解体に挑む。
消費税地方財源化、地方交付税交付金廃止を謳う。
これが実現すれば、主要都市はさらに栄え、過疎都市は廃れる。
その受け皿が道州制という筋書きである。
(しらべる2012年9月記す)


2012年9月12日
設立宣言 現職国会議員7人が参加して政党要件(国会議員5人以上)を満たした。初期の7人を見る限り、先々の人材難が憂慮された

2012年11月17日
太陽の党と合併
石原慎太郎代表、橋下徹代表代行の体制に移行


「日本維新の会」は自らを「しがらみのない政党」という
既得権益をもつ者、富裕層、定職保有者にとって、その存在は不確定要素。
従って、既得権のない層または、しがみつかない層が支持層と言うことになる。
「日本維新の会」は7月の東京都議会選挙に「6人」の候補者を立て「6/127」を狙う


右側のグループに、見たことのある顔がいる
僕の記憶が確かならば、あの苦虫をかみつぶしているおじさんは渡辺喜美じゃないか?

2014年「みんなの党」解党後、2016年7月の参院選で「日本維新の会」から出馬して当選している
挨拶に立つと破顔一笑、突然元気になった
さすが政治家だ
「今日は地元の那須塩原から新幹線で来ました」
知らない人は、なにを言っているのかわからないと思うが、彼の地元は栃木
次の衆議院選挙では、鞍替え立候補を表明している

現在の東京都議会における政党の構図を「親安部」「反安部」「親小池」「反小池」で分類した話しはわかりやすかったが、話の最後に「
親安倍・親小池の改革大連合を目指すべきです」と小池寄りを標榜したのには違和感があった

よく言えば「是々非々」
悪く言えば、彼と党の意思統一が成されていないのだろう。

政治の世界では「よいことはよい、悪いことは悪いと、立場の属性にとらわれずに判断すること」を是々非々という。
政治、思想、宗教、嗜好などの立場がちがうと、すべて「非」
政治、思想、宗教、嗜好などの立場が同じだと、すべて「是」
とするのではなく、案件毎に是非を判断。
是とするならば協力していこうとする姿勢を是々非々という。

●実際に使われた例
共産党と呉越同舟するとは思わなかったが、首都移転については是々非々でいきましょう
(2001年 国会等の移転に関する特別委員会等 石原慎太郎参考人)
政策により「是々非々」で対応することは「主権在民」を矜持とする政治として理に叶っているが、悲しいかな、政治の素人から見ると分かりづらい。

つづく

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2017年6月 7日 (水)

日曜の朝 柳ヶ瀬裕文

初夏の朝
東京の気温は20度を超えて、じりじりと上がり始めていた
日曜日のこんな早い時間に、外にいることは珍しい
いつもならば、一週間の疲れを抜くべく、まだ布団の中だ。

開場の10分前、会場入口にはすでに200人が並んでいた
数取器でかぞえた訳ではないが、10人ずつブロックにしていくと×20組になった

定員は1000人と聞いているので、皆さんずいぶん早い仕掛けだ。
早く来た人の多くは、できるだけ間近で彼を見たいと思っているのだろう

かくいう僕もその一人だ
セミナーや講演を聴くときは最前列と決めている
別に眠りに行くのではないのだから、最前列に陣取り、自らに「さぁ集中して聴くぞ」というスイッチをいれるためだ。

9:30
開場と同時に僕らは会場に吸い込まれていく
ホールにつながる廊下には、この選挙区から立候補している柳ヶ瀬裕文が来場者と握手を交わしている。
彼の支持者としてここに来たわけではないが、握手を求められて拒むのもばつが悪い
僕の番が来たら、笑顔で応じようと思っていたら、前にいたおじさんが握手しながら自己アピールを始めたので、僕はその脇を通り過ぎることになった


「最前列からお詰めください」
仕事のセミナーでは、そう言われても後ろに座る人が後を絶たないが、今日は誰もが言われなくても、そうしただろう


前方に座高が高い人や、バスケットボールの選手がいないのを確認して、演壇の真正面に陣取った
登壇した演説者と目が合う距離だ(合わなくていいけど)


「一階、満席を確認して」
緑のジャンパーを着た係員が呼ぶ
僕の周囲も一席の空きもなく埋まっている
左側には40代女性
右には40代男性
(いずれも推定)
椅子には肘掛けがついているが、誰もそれを使わない
大股を広げたり、足を組んで陣地拡大を測る下品な者もいない
一応、常識的な人の集まりと言うことか

メインゲストの講演会を前面に出しているが、実際には東京都議会選挙をにらんだイベントである。


小池百合子率いる「自分ファーストの会」(だったかな)
が議会与党自民党の議席を引き剥がそうと挑む一大イベントが一ヶ月後に迫っている

首長率いる新興地域政党が議会を席巻した例として、河村たかし率いる「減税日本」が名古屋市議会で第一党となったケースがある。

河村たかしが仕掛けた「名古屋トリプル戦」で実現した「市議会リコール」を受けた2011年3月13日の名古屋市議会選挙

河村たかし率いる「減税日本」が第一党となり、彼の出身政党である「民主党」が第一党から第四党に滑り落ちた

政党 改選後 改選前
減税日本 28 1
自民 19 23
公明 12 14
民主 11 27
共産 5 8

河村たかしの「パブリックサーバント」としての矜持に比べると、対極にある小池百合子が同じ結果を出すとは予想できない。
だが、投票するのは東京都民の皆さんであり、何が起こるかはわからない。

つづく

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2017年3月28日 (火)

今日は利確日

今日は株の投資家にとって、1年間を通して重要な日「利確日」です。
権利確定日、略して利確日。
ただし、事実上の利確日です。


なんの権利が確定するかというと主に「配当」です。

配当とはなにかというと、企業から株主への利息と言えます。

業績などの事情により、企業は1株あたりの配当を決めて公表しています。
1株10円のところもあれば100円もある。

通常、日本の株式は100株単位で買うことになっていますので、配当100円の株を100株持っている株主は10,000円の「配当」がもらえることになります。

その配当をもらえる権利が確定する日が「利確日」です。
概ね、配当をもらう権利が確定するのは決算日。
つまり、事業年度の最終日です。

従って、証券取引上の「権利確定日」は3月の最終取引日。
2017年の場合、3月31日です。

ところが、ルール上権利確定日に株を買っても、権利はもらえません。
その流れは次のようになっています。


■権利取り日(2017年は3月28日)
権利確定日の3営業日前
「この日に購入しておかなくては権利を得られない日」を「権利取り日」と言います。

   ↓   ↓

■権利落ち日(2017年は3月29日)
権利取り日の翌営業日
「権利取り日」に買った株を「権利落ち日」に売ったとしても、権利を失うことはありません。

   ↓   ↓

■権利確定日
権利をもらえる権限が確定する日。
名目上はこの日が「利確日」なのですが、実際には権利取り日に買っていれば「権利落ち日」に売ってしまって「権利確定日」に、その株を持っていなくても「権利確定」するのです。

ややこしいですね。
従って、冒頭で今日が「事実上の利確日」と言ったわけです。


配当狙いの投資家により「権利取り日」に株価は上がる傾向にあります。
そして「権利落ち日」には下がる傾向にあります。
どれだけ下がるかというと、その会社(株)の配当金額相当が目安と言われています。
例えば、配当が10円の会社ならば、権利落ち日に株価が10円下がるということです。


株投資をしていない方も、自分の会社が上場しているならば、今日明日と株価の動きをチェックしてみてください。

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2017年1月 1日 (日)

2016年の5大ニュース 1位は

しらべるが選ぶ2016年の5大ニュース

1位
舛添要一が都知事辞任届け


舛添要一は公費で多数の美術品や「クレヨンしんちゃん」を買うといった支出が、政治家の資質に欠けると批判され、自ら辞任した。
2016年は、同様に政務調査費を私費に流用していた地方議会議員の辞任が相次いだ。
韓国では利益供与の嫌疑により大統領が弾劾されたが、まだ辞任していない。



2016年、彼らの有権者は、権力の座に居座る者に対して不快感を覚え、憂鬱な日々を過ごさなければならなかった。

夜、家に帰ってニュースをつける。
今日は「辞める」と言っただろうか?
え、まだ辞めてないの?
このまま居座るつもりなのか?

心を痛めて暮らすことは不毛だ。
本来ならば、知事や大統領の動向に左右されることなく、目の前の一分に集中する。それが人の営みである。

有権者を憂鬱にし、ある時は恐怖すら与える政治家は万死に値する。


二重国籍問題をひた隠しにしてきた蓮舫は、その事実を公表したものの「嘘をつきました。ごめんなさい」とは言わない。
なぜならば彼女は「他人をおもしろ可笑しく揶揄することと、自らの行いに言質を取らせないことに長けた」政治家だからだ。

「私が間違っていた」という言質を与えないために繰り返す常套句「ご疑念ご懸念をおかけして真摯に反省」が空虚だ。
蓮舫のことばには常に「敵意」があり、真心がない。

辞めるどころか、民進党の国会議員は蓮舫を党首に選んだ。

サラリーマン社会では、プロジェクトに失敗したリーダーが、直後に昇進することはよくあることだ。
それは、その人材が既定路線に乗っているからである。
一部の高学歴者にとって、出世コースは出来レースなのだ。
社員の「投票」で人事が決まるならば、間違いなく失脚する。


一方、人々の「投票」によって選ばれる政治家が、不祥事の後に選ばれるのは、他に選ぶ人がいないか、選ぶ人たちが腐っているのだ。


幸い民進党首の出番といえば、ニュースにおける「野党の反応」をコメントすることくらい。
従って有権者は1日のうち数秒間、我慢すればよいが、もしも彼女が都知事選に立候補して当選していたり、与党の党首に選ばれたりしていたら、心を痛める有権者がさらに多くなったことだろう。


自らの行いが信義にもとると思えば、人はそれを形で表さなければならない。
迷惑をかけた人に詫びる。
権力の座にいるならば、その座を退く。

政治家の中には、一定期間下野したあと「禊ぎは終わった」と言って、その座に戻ろうとする人もいる。
だが、それとて「選挙」という審判で、有権者の赦しがなければ戻れない。


嫌疑がかかった時、人は自らをどう処すべきか。
詫びず、居座り、居直る者たちに、これからどのような未来が待っているのだろう。
2016年はそれを考える機会に多く恵まれた年となった。


2017年は、そんなものに恵まれたくはない。


明けましておめでとうございます
今年も「しらべるが行く」は毎日1話
「しらべる」は毎日更新の世界記録を更新していきます。
ときどき、思い出して読みに来てください!

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2016年11月10日 (木)

驚天動地 トランプ勝利 迎え撃つ官尊民卑の国

これはもう、驚天動地と呼べる事件だ。
トランプが勝つとは、びっくりぽんである。

ここはアメリカ人になったつもりで、トランプに投票した人の気持ちを想像してみよう。


トランプは「メキシコ国境に壁を作ったり」「異教徒に厳しい政策をとって」くれる僕らの味方だよ。
この国を僕らに有利にしてくれる。
日本や韓国に圧力をかけて、軍事費負担を積み増さなければ「軍を引き上げるよ」と脅してくれるはずさ。

トランプならば、日頃、僕らがおびえている脅威、不満をわかってくれて、閉塞感を打破してくれる。

メディアは彼の言動を「暴言」と呼んでいるけど、それは僕らに言わせれば「歯に衣着せぬ率直な物言い」に過ぎないよ。
誰だって、バーでは気心知れた友達に、あれくらいのことは言っているじゃないか。
それに、これまでは極論を言っていたけど、それは選挙戦略であって、実際には人の道を外れるようなことはなく、大人の政治をするんじゃないかな。
むしろ、妙におとなしくならないか、そっちの方が心配だよ。



勝手にアメリカ人の気持ちを代弁したところで、日本人の気持ちも代弁してみよう。

誰が大統領になっても、実は問題ないんだよ。
日本は「官尊民卑」の国だから。
他の国のことは知らないけど、日本は大丈夫。
日本の官僚がどれだけ優秀か、そしてどれだけ狡猾か。

「トランプがなるとは想定外です」
なんて寝ぼけた発言は、ポーズで言うかも知れないけど、実際にはきっちり準備しているから安心さ。

要は政治家と官僚のチームワーク。
その点では、そこが不透明なトランプチームよりも、実績がある日本に分があると思うけどね。

それに今は、世界中でもっともこまめに外国を回って、そこそこに顔の利く人が政治のトップだからね。
簡単にトランプから嘗められるようなことはないよ。
これが前政権当時だったらと思ったら、ぞっとするけど、今はそういう心配がないから助かるね。

まぁしばらく、メディアの大騒ぎにのって、あぁでもないこうでもないっていう話で焼鳥つつくのも、一足遅いハロウィンみたいで一興だね。


(あくまで、想像です。考えには個人差があります)

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2016年7月31日 (日)

増田寛也 3冊の著書に書かれた「東京」の介護対策

「日本は人口減少社会に突入した。多くの地方ではすでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。豊富なデータをもとに日本の未来図を描き出し、地方に人がとどまり、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるための戦略を考える」

「地方消滅」増田寛也 前文より引用


これは、増田寛也2014年の著書「地方消滅」の前文の言葉である。
増田寛也は2014年から2015年にかけて「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」「地方消滅 創生戦略篇」「東京消滅―介護破綻と地方移住」という3冊の著書で、地方と東京が抱える問題の解決について道筋を提案している。



「地方」には高齢者すら居ない。となると896の自治体が消滅しかねない。
これはその町が空き地になるというだけではなく、国防上も看過できない。

一方、人と金が集中する「東京」では、いずれ介護難民が発生する。
現在、問題視されている言葉に「待機児童」がある。
保育園の数が不足していて、子育てをしながら働きたい女性の足かせになっているという問題だ。

このまま高齢化が進むと、人口が最も多い「東京」では真っ先に「待機老人」問題が起きる。
24時間介護を要する状態になっていても、受け入れ先がない。
その時「待機老人」はどうなっていくのだろうか。
容易に想像が付くと思う。



「東京」の若年層、ここでは18歳~40歳までとしよう。
彼らは働き盛りの時期に、自分たちの数倍にあたる老人を支えることになる。
年金は国の管轄だが、都の予算の多くが老人に宛がわれる状況下では、都民税から受けられる社会サービスは先細っていく。

「東京」の老年層、ここでは40歳以上としよう。
自力で老後の財源を確保できる人は東京にとどまることができる。
しかし「待機老人」は、どこかに行き先を求める必要がある。


増田寛也は「地方」と「東京」がタッグを組み、この問題を解決するアイデアを提示している。
具体的方法論は2014年~2015年の著書に記されていた。

その手腕はかつて務めた「総務大臣」としてこそ、発揮されるのかも知れない。

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2016年7月25日 (月)

争点がない!2016東京都知事選挙

2016東京都知事選は増田寛也、小池百合子、鳥越俊太郎の三つどもえと報道されている。
他の候補者たちからしてみれば噴飯ものだろうが、実際の結果もこの3人が上位となるだろう。


小池百合子が出馬を取り下げた場合、参院選で当選したばかりの蓮舫Rが「参院選はReplicaの方でしたが、こっちが本物です」とか言って都知事選に出るのではと勘ぐっていたが、小池百合子は初志を貫徹した。

一見どっぷり「自民党」に見えるこの人だが、キャリアの多くは「自民党以外」に居た人である。常に風を読んでいた人が突然、都知事になりたいというのは、この人らしいと思う。
「崖から飛び降りる覚悟」というのが、何を意味しているか不明だ。
意味不明なことを語っていても、有権者には何も伝わらない。
増田寛也に「小池先生は劇場型に過ぎる」と言われていたが、そう呼べるだけのドラマもない。


東国原英夫、橋下徹といった"タレント"が出なかったことで投票率は前回を下回るかも知れない。

投票率
2011年 57.80%
2012年 62.60%
2014年 46.14%

今回新たに"参戦"する18歳、19歳の皆さんが頼りだ。



舛添要一の低調な一人勝ちだった前回都知事選は争点がなかった。
ここでいう「争点」とは、思わず投票に行きたくなるような重要政策。あるいは「この人だけはご免である」と争う相手である。

蓮舫、東国原英夫が出ていれば「ひょっとして」勝つかも知れない知名度だけはある。
そして一定数の「この人だけは勘弁して欲しい」という人たちもいるだろう。
そういう人たちにとって、今回の都知事選は「争点」がない。


橋下徹が出ていれば、東京都の財政と都議会改革に期待する人と、絶対に改革されては困る人たちによる熱い「争点」があった。

現在「税金で食う側」と「税金で食われている側」という対立軸で政治をしている人たちを「おおさか維新」と名古屋の河村たかし以外に知らない。
(地方自治の首長の中には、他にもいるのかも知れないが)


「税金の無駄遣いは困ります」
有権者ならば、誰もがそうは言うだろうが、具体的にどうやって無駄遣いをさせないかは、素人にはわかりづらい。
今般、政治資金で「クレヨンしんちゃん」を買うことが「合法」なのはわかったが、無駄遣いの総額からすれば、そこは核心ではない。

「政治とカネ」問題は政治家が使うお金についてのテーマであり「税金の無駄遣い」の一部でしかない。
「税金の無駄遣い」の主役は政治家ではなく「税金で食っている」人たちなのだから。



結局、今回のトップ2は「待機児童解消」とか「介護福祉の充実」といった、新聞を読んでいれば誰にでも言えるような政策、なおかつ、都知事就任後、協調していきたい都議会や区長会、市長会各位のご機嫌を損ねないテーマを挙げている。
あと1人「原発のない社会」といった国政のテーマを語っているピント外れな人もいる。


それぞれが当選した場合、都政はどうなるだろうか。

区長会、市長会の推薦を受けた増田寛也が、もっとも"円滑"に都政を進めるのは自明だ。
得意分野の介護移住に道筋をつけるかも知れないが、今の10代、20代のために、都政のムダ構造に切り込み、地方税を減税して欲しい。

「参院選の結果に危機感を持った」のに「都知事選に立候補」して、国政選挙のテーマで支持を訴えている鳥越俊太郎が"都民の期待"に応えるのは難しい。76歳の高齢、健康状態からして2期務めるどころか、1期4年すら覚束ない。

小池百合子は3人の中では最も「当選がゴール」になってしまうと推察する。自公政権と対立して都民にいいところを見せるのが都知事の仕事ではないので、そうならないことを祈る。

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