2016年5月 8日 (日)

ダイシン百貨店 今日、閉店

大田区の庶民に親しまれてきた老舗の百貨店が、今日閉店する。

遡ること11年前、2005年大晦日には「ダイシン久が原店」が閉店した。
地域住民にとって、そこは買い物の場であると共に憩いの場所だった。

当時、久が原店単独では黒字だったが、ダイシン百貨店全体が借金を抱えていたため、久が原店を閉店してその土地を売る必要があった。


1階:食品、花
2階:衣類
3階:日用品、薬局、電化製品
4階:書籍、玩具、文具、食堂、ゲームコーナー
屋上:多目的広場

そして駐車場
まさにこの地域における「憩いの殿堂」だった。

4階の食堂は、ゆるい空気の空間。
お年寄りは昼間から瓶ビールを手酌で呑み、子供には150円のソフトクリーム。
180円のアイスコーヒー一杯で、何時間でもくつろぐことができた。

3か月ほど前から閉店セールが行われ、閉店間際には棚ががらがらになっていた。



2005年大晦日閉店

2006年
西山敷社長就任。
本店以外を売却して経営を建て直した。


2011年2月
大森の「昭和館」閉館。
昭和館はいわゆる旧館。この建物が昭和館という名前だということは、閉館報道で初めて知った。

2011年2月25日
新館一部オープン
ダイシンといえば大衆食堂だが、当時は食堂がなかった。

2011年7月7日
西山社長の著書「下町百貨店ダイシンはなぜ、不況に強いのか」出版

当時、ダイシン店頭では売却した本店隣接地が、売却時の約束とはちがうマンション建設計画にすり替わったとして抗議するキャンペーンを展開していた。


2012年
新館全面オープン。
ダイシンならではの食堂が復活。



2016年4月
各フロアには「売り尽くし」の垂れ幕や張り紙。
ただし、久が原店が閉店した時のように、全品割引というわけではない。
いきなり棚がすべて空っぽにならぬよう、徐々に割引対象品目を拡大していた。
名物の食堂は4月中に閉店するためか、長蛇の列ができていた。


2016年5月8日
経営不振のため閉店

2016年6月
跡地はドンキホーテの店舗ができる。

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2015年10月17日 (土)

ファミマの違和感

今日はファミマ
電車の駅を降りると、コンビニの選択肢はローソン、セブン、ファミマの3つ。

ホームから階段を下りながら、今日のお昼は何にしようかな?と考える瞬間が楽しい。

きっとお昼休みをつぶして午後の準備になりそうだな。
という時は、その日食べたい気分のサンドイッチが置いてあるコンビニ。

今日はゆっくりお弁当が食べられそうだなという時は、ファミマに足が向くことが多い。

ファミマは、小ぶりで安くて美味しい弁当の品揃えがよい。
もちろん、ローソンやセブンにも小ぶりな弁当はあるのだが、ファミマは選択肢が多いのである。


ファミマは「弁当用レジ袋」を用意している。
弁当小-511403 プラ
買った弁当を温めてもらった時などは、その袋に入れてくれる。

それを自分で持っている姿について、自分では何も考えないが、クルマを運転していて、あの袋を提げて横断歩道を渡っている兄ちゃんを見ると「あぁ、とても無防備だなぁ」と思う。
思わず、こちらが目を伏せてしまうほどに。

これから食べる弁当を手にしている時、人は幸せを隠しきれない。
顔に出していないつもりでも、弁当用レジ袋を提げているというだけで、幸せそうに見えてしまう。


この日、選んだのは鶏そぼろ弁当。
朝は、一緒にコーヒーも買うので、袋は通常の白いレジ袋だ。

財布からクレジットカードを出す。
カード銘柄は「ローソンパス」
ポンタカードにクレジット機能がついたカードで、現在は「ローソンポンタカード」と呼ばれている。

この券面には、青い文字でLAWSONと記されている。
それほど大きい文字ではないが、受け取った時に目に入る位置だ。

「うち、ファミマですよ」

この言葉をもう10回は聞いている。
念のために言うが、こちらが差し出しているのはクレジットカードだ。

「Tポイントカードは大丈夫ですか?」
こちらの台詞ならば、100回以上聞いている。
他社コンビニ提携クレジットカード(以下、他社カード)で決済するけれど、Tポイントカードを呈示すれば、Tポイントが付く。
他社カードとファミマカード(クレジット機能付き)を呈示して、決済は他社カード、Tポイントを付けるということもできる。

「Tポイントカードは大丈夫ですか?」については、
「せっかくTポイントが付くのですから、もしお持ちでしたら、Tポイントカードも出しませんか?」
という意味の親切なのである。

「うち、ファミマですよ」は、聞く度にがっかりする。
「それ、ローソンのカードですけど」と言われることも多い。

「看板見えなかった?ローソンと間違ってない?」
「うちじゃポンタポイントは付かないよ」
と言われているようだ。
不注意な大人と見くびられているようで、不愉快である。


ファミマ接客は、店によって落差が大きい。
ファミチキとファミチキホットを買うと、封をするテープを貼り分けてくれて「こっちがホットです」とやってくれるような、通の店員が居る。

一方では「そこで切っちゃったよ」と店員に愚痴りながら、血が出ている手で商品を詰める店員もいる。
注意したところ、きょとんとした表情で絶句していた。
血液感染という言葉を知らないようだ。

そんなファミマに違和感がある。
「うち、ファミマですよ」
次にそう言われたら、それはどういう意味なのか?
と尋ねてみよう。
できれば、それを言わせないで欲しい。

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2015年4月22日 (水)

サンジョルディに、カメラで撮った写真をつけてamazonギフト券

かつて誕生日コレクターだった。

親しくなった人。
たとえば営業である得意先へ行く。
話しが弾み、社長さんが笑顔になる。
お茶を運んで来た奥さんが言う。
「あんたが営業の人に笑うとは珍しかね」
そこで、誕生日を聞き出す。
「年は要りませんから(笑)月日だけ教えてください」

こうして収集した誕生日は、持ち歩いていた手帳に書き留めておく。
ところが、手帳は毎年変わる。
来年の手帳を買うとすぐ、転記作業をする。
この作業は楽しいのだが、やはり面倒には違いない。
電子手帳も持っていたが、いい管理方法がなかった。

手帳やルーズリーフでデータを管理すればするほど、日々の手間暇は大変になる。
書き直すためには、修正液が欠かせない。
修正液はダマになったりして、その上に書きづらいため値段の張る「ロールフィックス」を使っていた。

そこにパソコンが出た。
表計算ソフト、当時はLotus1-2-3。
これは便利だった。
紙で几帳面にデータ管理していた人にとって、あれもできる。これでもできる。
紙から表計算ソフトへの移管は、人生を代表するわくわくするイベントだった。

今はパソコン初心者から「エクセルって何に使っていいかわからない」と言われる。
「パワポやワードは授業(仕事)で使うけれど、エクセルは使わないから」
そういう人にエクセルの効能を説くのは難しい。
だからすぐ諦める。

今は誕生日の管理は楽だ。
記念日としてスマホのスケジュール帳に入れておけばよい。
mixiのように誕生日をリマインドしてくれるサービスもある。

自分で管理していないから覚えていない。
リマインドされて思い出す誕生日。
それが、今日だったりする。
メールを使えば、おめでとうを言うことはできる。
だが、気の利いた品の一つも贈ることはできない。

とは言っても、そこは情報化時代。
amazonは次のようなサービスを行っている。

「Amazonギフト券- Eメールタイプ」

手順
▼amazonのウェブページへアクセス
  ↓
▼[イメージをアップロード]クリック
  ↓
▼[参照]をクリックして写真をアップロード
 画面左側に選択した画像が表示される
  ↓
▼金額を指定
 送料、手数料はかからない。
  ↓
▼受取人(贈る相手)のメールアドレスを入力
  ↓
▼贈り主(自分)の名前を入力
  ↓
▼メッセージを入力
【例】「本当に届くか心配だから、届いたらメールしてね」
  ↓
▼送信日を指定 デフォルトは「すぐに送信」
  ↓
▼[レジに進む] クリック
  ↓
▼支払い方法を指定
 クレジットカード決済
  ↓
▼注文を確定させる


このサービスは、遠くに住む家族や友だちにプレゼントを届けたい時に便利。
「すぐに送信」を指定すれば、本当に瞬時に相手に届く。

amazonならば書籍・CDから家電品・食べ物まで、いろいろなモノが買える。
金券なのでハズレがない。
アップロードする写真を工夫すれば、相手が笑顔になる。

4月23日は女性から男性に本を贈る「サンジョルディ」
「なぜあなたは意固地な人と言われるのか?」
「読むだけで5kg痩せる」
といった本をもらうと、喧嘩になる。
本は思想信条に関わったり、そのものが意図を演出してしまうため、他人に贈るのは、本来敷居が高い。
だから「サンジョルディ」は日本では普及しない。

気の利いた写真で笑顔になれる「Amazonギフト券」を使えば、サンジョルディに有効だと思う。

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2014年12月14日 (日)

ムサコマダム2つの課題を解決したグランツリーで買ったモノ

武蔵小杉は東京・神奈川の人が住みたい町として人気が上昇している。
"アド街"を見ていない全国の皆さんはあまり知らないと思うが、東京から多摩川を渡ると神奈川県。
そこから1km程度西に行った町である。

人気の理由は大きく2つある。

1つは交通の要衝であること。
「武蔵小杉」駅を置いているのは、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京急行電鉄(東急)の2社。
JRには品川から来る「横須賀線」が入線。
近隣には川崎から来るJR「南武線」が入線する「向河原」駅もある。
東急は渋谷に出る「東横線」と目黒に出る「目黒線」
その先は埼玉県まで乗り入れている。

線路はつづくよどこまでも・・・
なので、日本じゅうどの駅からも行けない駅はないのだが、どこへでも速く行けるという利便では群を抜いている。
速く行けるということは、速く帰れるということ。
都心に出かけた際、乗り継ぎで長時間の家路をめざす人を尻目に、直通電車で帰って来られる経路が多い。

2つめは、交通の要衝ゆえに高層マンションが多数整備されており、高級(高所得者)住宅地域となっていること。
現在も新築物件が建造中である。
最近は武蔵小杉に住む婦人はムサコマダムと呼ばれる。
むさい小姑みたいな名前だ。

ちなみに、大半の武蔵小杉をめざす人々は気にしていないかも知れないが、川崎市一帯は活断層がない一帯でもある。
多摩川からは1km程度の距離があり、水害のリスクも低い。
ジョギングコースでもある多摩川土手まで1km程度の距離。
ウォーミングアップ、クールダウンにちょうどよく、ランナーの住居としても好適だ。

そんな人気上昇中の武蔵小杉だが、これまでは3つのネックがあった。
1つは道路が狭い。
その割に渋滞する。
中原街道から多摩川を渡って来た道は、南武線の高架の手前で1車線となり、その後ずっと1車線。
これは、2014年秋に道路拡幅工事ができ、片側2車線となった。
南武線高架の拡幅にはあと2年ほどかかる見通し。

2つめは買い物をするところが少ない。
何でもそろう店といえば、ダイエーしかなかった。

3つめは子どもの遊び場がない。
ムサコマダム世代の子どもはまだ小さい。
この街にはデビューする公園がなかった。

2つめと3つめの課題を一気に解決したのが
2014年11月22日にオープンしたイトーヨーカドー資本のモール「グランツリー」
場所はJRと東急の2駅の中間。
多数の高層マンションが見下ろす中間点。

屋上にはサッカーコート1面程度の庭園が作られた。
「ぐらんぐりんガーデン」という名前が付いているが、わかりにくいためか館内案内板は「屋上庭園」となっていた。
屋上といっても、5階相当。
50階を超えるようなマンションに囲まれると、とにかく低い。

Photo
天候は「晴れ」です

これまで、遊び場に困っていたマダムと子どもに福音だが、
難点は陽が当たらないことか。
太陽の通り道は、すなわち「南に面した一等地」
そこは、高層マンションがふさいでいる。
陽が当たるのは午前中までで、午後からは晴れていてもかなり寒かった。
夏場の高い太陽が来れば、少しは陽が当たるかも知れない。(夏は当たらないほうがいい気もする)

読書家としては、本屋がなかったこの街に「紀伊國屋」ができたことが福音。
雑貨ファンには「ロフト」
ほぼ日ストア(ネット)で買おうと思っていた「ほぼ日手帳2015」
ネットで買うとボールペンと第二おまけが付くが、毎年使わないでしまい込んでいるから要らない。
その点、ロフトで買えば送料がかからない。

今年は予算よりも700円程度安く買うことができ、ほくほくしながら、回転寿司にできた長蛇の列を尻目に、この街を後にした。

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2014年10月 7日 (火)

前レジどうぞ~ あるコンビニの彼女

それは、吐く息でお湯が沸きそうなくらい暑い朝。
いつものコンビニで缶入りアイスコーヒー1点をレジカウンターに置くと、店員が「袋いれますか?」と聞いた。

袋要らない・・
と客からの言葉を待つまでもなく、これくらいは袋なしでもいいでしょ?という店側の意見だ。
実際、大半の客はそれに同意して、はだかで商品を持っていく。

片手を空けたかったのと、体温でコーヒーがぬくもりそうだったこともあり、袋入れて下さいと頼む。
反エコロジーだが、できれば少しでも冷えたまま運びたい。

その日から、彼女の態度は変わったと思う。

「前レジどうぞ~」

フォーク並びを導入しているこのコンビニは、朝の混雑時には、手際よく客をさばいていく。
支払いを終えた客がまだ財布にお釣りを仕舞っているうちから、彼女は列に並ぶ次の客に声をかける。

「前レジどうぞ~」

列の先頭位置から後ろのレジはすぐだが、前のレジまでは、歩いて3秒かかる。
ロスタイム無しで客をさばきたい。
というのが彼女の狙いだ。

次はあなたの番だから、もう歩き始めて、すかさず商品をここに出して!という
「前レジどうぞ~」である。

彼女の手際よさは心地よい。
声を掛けられても、自分のこととは気づかない客がぼーっと突っ立っていると
「前レジどうぞ~」と、一段強い口調で追い打ちがかかる。


これが暖かい光景か、殺伐としているかいうと後者だ。
だが、コンビニに心のふれあいを求めてくる人は、東京には少ない。
列の後続客はどちらかというと、手際よく客をさばいていく彼女に好意的だ。

数日後、その日も缶コーヒー1つ
袋入れてください!
という前に彼女は、レジ袋を引き抜いていた。
覚えていたんだな・・

クレジットで!と言うと
彼女はコンビニ会員カードを兼ねたカードを2度スキャンして、クレジットカードを返す。

「前レジどうぞ~」
すかさず、次の客に声をかける。

このコンビニのレジはレシートの吐き出しが遅い。
ひとタイミング遅れてレシートが出る。

店を出るために右足に重心を移しながら、クレジット明細でもあるレシートを手渡してくれるのを待つ。

すると彼女は、まだいたのか?と言わんばかりに
「前レジどうぞ~」
と列の方を見たまま、左肘から先だけバックハンドで返してレシートを付きだした。

そういえば、ありがとうとも言われてないな。

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2013年7月30日 (火)

ピッチなの?10月に訪れる携帯電話の駆け込み需要

「番号教えて」

え~っと、どうやって見るんだっけ。
まだ、よく使い方わかってなくて
自分にはかけないからねぇ。

などと言いながら、あなたは買ったばかりのスマホの番号を読み上げる。

070 ****

「え゛ピッチなの?」

こんな、やりとりが2013年11月から始まろうとしている。

携帯電話つまりガラケーとスマホに使われている「080」と「090」は既にパンク寸前。
そこで、11月からは携帯にも「070」が割り振られる。

番号で区別することはできる。
070につづいて5,6で始まるのはPHS。
070につづいて1,4,7,9で始まるのは携帯。

だが、番号を見て区別できることは、さほど重要ではない。
「070・・」
と言い出した時点で、早計な相手から漏れる冷ややかな反応が面倒くさい。

現在、PHS事業をおこなっているのはWILLCOM1社のみ。
WILLCOMは11月までに、WILLCOM端末に電話をかけると、呼び出し音の前に識別音が鳴るサービスを始める。

たとえば「ぴんぽん~ とぅるるるる」と鳴ればWILLCOM。
「とぅるるるる」ならば携帯というように識別できる。

おぉ、それは便利だ!

という人がいるか、そんなもん。
PHSはそんなに悪なのか。

「僕のは070で始まるけど、ピッチじゃないよ」
と言い張る詐欺行為を糾弾する必要はないだろう。

もしも話中の呼び出しが「ぴんぽん~ つーつー」だったら、ぴんぽん~を待つだけ時間が惜しい。
病院内で医療従事者間の連絡に使われているPHSが、そんなまどろっこしいことでいいのか。

「080」「090」の携帯を希望するならば、10月中に買えばよい。

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2013年6月13日 (木)

人々は商売熱心を望んでいる。

いつも、ありがとうございます!

その娘、年の頃は19。

会員制度を敷いているそのコンビニでは、その会員の顧客ロイヤリティがレジに表示される。
カードをスキャンすると、たとえば「この会員は松・竹・梅 でいうと梅!」といった目安が店員に一目でわかる仕組みだ。

顔なじみの魚屋しか言ってくれないような台詞が、見ず知らずの若年層女性店員の口から出る。
つい気がゆるむ。

「ただいま、魚フライ揚げたてですよ!」
え?そうなの? じゃそれも。

思わず買ってしまった。

アイスと魚フライ、袋分けますか?
いや、一緒でいいよ。

すると、すがきや味噌煮込みうどんを立ててついたてを作ると、右にアイス、左に魚フライを丁寧にさし込むように置いてくれた。
その心根が嬉しい。

商売熱心
消費者が望んでいるのは、そういうことだ。

数ある店の中から、ここに来てくれてありがとう。
買ってくれて嬉しい。
できればまた来て欲しい。
そんな心からの気持ちが言葉と動作に表れる。

「ありがとうございます。またお越し下さいませ」
よそ見しながら、マニュアル棒読み。

そんな店員の言葉は、心に響かない。


"心を込める"
と言うが、実際に心を込めて仕事をしている人は少ない。
商売人に限らず、サラリーマンがそう。
就活の学生でも同じことだ。
だからこそ、心をこめる人が、人の心を打つ。

消費という行動は人を楽しくさせる。
たとえ金額は僅かでも、お店で好きな品物を選び、手に入れることはささやかな楽しみ。
その楽しい気分が台無しになる商売人が少なくない。

コンビニでペットボトルとカップ麺と大福を買う。
ペットボトルを"どん"と置き、
カップ麺を"がさがさ"袋と喧嘩させながらねじ込む。
そして最後に、空いたスペースに"どすん"
大福を投げ落とす。

いちいちそんなこと指導するまでもないよ。
と言うようなことを平然とやってのける商売人は実在する。

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2013年5月25日 (土)

たけし、日経電子版はいくらなのか、言えるか?

と~ちゃぁん

息子を思う父
その愛情の深さに接して
思わず漏らす、息子の感嘆の声

たけし、日経電子版のいいとこ10個言えるか?
という問いに対して、指折り考える息子
洋服ダンスにぶら下がった数字の中から「8」のかぶり物を探しだし、

windowsエイト対応~
と答えを明かす父。

その剽軽な父に、息子があげる言葉だ。

2010年3月に始まった日経電子版。
1年後にはiPhone、アンドロイドに対応を終えていたが、2013年5月現在「モバイル」はベータ版のまま。
5月末、ようやくモバイル版が正式版となる。


日本経済新聞5月24日付け朝刊は、ニューヨークタイムズ、ウォールストリート・ジャーナルに次いで、電子版としては世界第3位の部数となっていることを、ニュースとして伝えている。
掲載されている写真はKindleに似たタブレットに、紙面のビューワーが映っている。

日経をスマホで読むのもいいな
いくらなんだろう?

消費意欲が増したところで、記事内をくまなく探す。
しかし、値段はどこにも書いていない。
お申し込みはこちらという案内も、問合せ窓口もない。
それはきっと、ニュースとして掲載しているからなのだろう。

それならばと、Googleで日経電子版を検索。
トップに表示された日経が出しているバナー広告をクリック。

そのページはスマホ対応していない。
パソコン記事だ。
字が小さい。
とても読めない。

あちこちでピンチアウト(画面上で指を広げる動作)
値段が書いてあるところを探す。

エアコンが入っている初夏の居室で、少しずつ心に疑念の雪が積もる。

もしかして、値段を言いたくないのではないのか?

ようやく左ペインに小さい「購読料金」のボタンを見つけてタップ。
そのページもパソコン版。
字が小さい。

電子版月ぎめプラン
月額 4,000円

日経電子版のいいとこ10個かぞえるのはやめた。
Kindleには対応していなかった。

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2012年12月31日 (月)

ケータイのない1年を終えて

ケータイのない1年はとても心休まる1年だった。

朝、ケータイを鞄に入れなきゃと思わなくて済む。
荷物の指さし確認が1つ減る。

電車でバイブレーターが振動して、その度に寿命が数日縮まることもない。

会社に着く。
打合せから席に戻り、思わず着信ないかな?とケータイをのぞかなくて済む。

夕方、帰途に就く。
会社にケータイを置き忘れないようにと、覚えていなくてよい。

帰宅して明日の準備をする。
ケータイの充電をしなくてよい。

着信がないか?
バッテリーの残量はどれくらいか?
あるいは、今アンテナ何本?
という余計なことまで、脳が、意識が引っ張られる。

ケータイを監視しているのか
ケータイに管理されているのか

ケータイが命の次に大事という人もいる。
彼らはケータイがないと生きていけないという。
そこまでいかなくとも、ケータイは1つの習慣。

人との挨拶や、ランニングという習慣は心を豊かにするが、
ケータイという習慣の効能は人により分かれる。

そして、ケータイがなければお金がかからない。
一般的には 5,000円 安くとも 2,000円。
これを年額にすれば、決して低い金額ではない。

さて、この1年
ケータイがないことで、不便と感じたのは次の2点。

1.店の予約、問い合わせ電話
2.待ち合わせで相手が遅れた

ただし、これらのことは年10回に満たない。


今年も「しらべるが行く」を読みに来てくださって、ありがとうございました!
2013年も365日連載を続けます。
よいお年をお迎えください!

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2012年7月13日 (金)

我が心のベスト電器

山口と長崎で幼少を過ごして来た僕にとって、電気屋さんといえばベスト電器である。
週末になると家族で下関にドライブしていた時、ベスト電気は唐戸市場そばの丸栄(後にユニード)の中にあったと記憶している。

五島列島に住んでいた時、島内にはベスト電器がなくて南松堂という地元の電気屋さんに通っていた例外を除き、すべての世代で身近には地域の一番店としてベスト電器があった。

オーディオが唯一の趣味だった中学高校の頃は、佐世保店の2階でいつも手の届かない高級機を眺めていた。
ダイレクトドライブのレコードプレーヤーの説明を聞き、異彩を放つエルカセットにうっとり。
自宅にある古いソニーの家具調ステレオとはまるで違う臨場感を奏でるスピーカーの前で立ち尽くした。

大学生になってアルバイトで稼いだお金が入り、西新店にスピーカーを買いに行った。
憧れのダイヤトーンDS-25BⅡが思いの外安く売られていた。
展示品でtweeter(ツィッターではない)が凹んでいたのだ。
少し迷ったが、憧れの品を手にしたくてバイト代をはたいた。

大学の頃、平和台球場のアルバイトで知り合った友人がベスト電器に就職した。これで、より一層ベスト電器が身近になった。
社会に出てふんだんに家電製品が買える身分を手に入れると、週末は必ず天神にあるベスト電器本店に通った。
きっとあの頃ならば、あの狭い立体駐車場に目をつぶってでも車庫入れできただろう。

テレビ、冷蔵庫、アイロン、窓型クーラー、洗濯機、オーディオ用品そして腕時計まで。
そこで買えるものはなんでもベスト電器。
後に映画「洗濯機は俺にまかせろ」で、使っていた洗濯機を主人公が修理するシーンがあり笑った。当時は二槽式の名機だったらしい。

それから数年後のある日、僕は電気製品の営業だった。
家電ルートには流していない製品だったが、憧れのベスト電器で売ってみたくて、友人の紹介で那の津の本社を訪ねた。
待合室に通されると、各社の営業が順番待ちでひしめいている。
互いに談笑している常連メンバーを尻目に、ただ1人場違いな僕はじっと名前を呼ばれるのを待った。
バイヤーの部長さんはとても早口だった。
愛想はなかったが、こちらの意図を汲んでいただき、仕入れ口座も設けずに1週間のテスト販売を認めてくれた。
ちょうどロゴマークが変わる頃で、部長さんが「君、CIって何の略か知っているか?」と言って僕に新しい単語を1つ教えてくれた。
結局、売上げに貢献することはできなかったが、ベスト電器の店頭に立ち続けた1週間は、貴重な良き思い出となり心に沈んでいる。

エイデンの牙城、名古屋に住んでいた頃も今池のベスト電器に時々行った。
だが、雑然としていて品揃えにも魅力が感じられなかった。

東京では近くにベスト電器がない。
やがてベスト電器とは疎遠になった。

2012年7月12日
日経の一面に「ヤマダ、ベスト電器を買収」という文字を見た時は、少し心が窮屈になった。
だが記事内容を読んで少しほっとした。
経営はヤマダ傘下に入るものの、これからもベスト電器の社名で営業がつづく。

我が心のベスト電器。
捲土重来を祈る。

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