2019年2月28日 (木)

中野ブロードウェイの収穫

昔、知り合いの子どもがダウンジャケットから抜け落ちた羽毛のことを「pipiちゃん」といって遊んでいた。
僕はなぜそれがpipiちゃんなのかは、わからなかったが、羽毛を擬人化するなんて、今時の子どもは視点が斬新だなと笑った。


その日、僕は東京に来て20年で初めて中野に降り立った。
最終目的地は「中野サンプラザ」なのだが、少し早く着いて行ってみたい場所があった。

JR中野駅の北口を出ると正面に、幅の狭いアーケードの商店街が見える。それは「サンロード中野」そこを直進していくと目の前に見えてくるのが「中野ブロードウェイ」だ。


この数時間後、ステージの上で中野育ちのイルカが「私が住んでいた頃、まだ中野ブロードウェイもなかった」と言及していたから、中野といえばココと相場が決まっているらしい。


「中野ブロードウェイ」はサブカルチャーの聖地といわれる商業ビル。
1966年に開業、1980年に「まんだらけ」が出店して以来、玩具の店が多数出店しており、今もビル内に「まんだらけ」の店舗数がとびきり多い。
ただし、サブカルだけという訳ではなく、飲食店もあれば、服飾店もあるし、ダイソーだって入っている。


特に扉を開くでもなく、サンロードから自然にそのビルに吸収されていく。
フロアはB1~4Fまで全部で5フロア。
まずはエスカレーターと階段を使って4Fへ上がり、右回りでくまなく店を見て回る。

多いのは「レトロ玩具」そして「ガシャポン」「プライズ」などの中古品店。こういった店を見て回るのは慣れている。
1冊200頁の本を3分で読むように、ここでは長年のショップ巡回で培った「コレクター動態視力」を駆使して、心の奥に沈む「僕が欲しかったモノ」をザッピングしていく。

「G-SHOCK」や「ナイキスニーカー」のコレクターショップがないのは、そもそも趣向が違うのか。それとも淘汰されたのか。


地下の飲食店から漂う、スパイスの効いたお家カレーの懐かしい香りに大いに心揺らいだが、コンサート会場入りを前にしてカレーは無いだろう。泣く泣く断念して中野サンプラザへ向かう。

「古さ」と「数量」つまり「レア」の度合いには価値を置かないと決めているので、この日の戦利品はなし。
唯一の収穫は"集めている"顔出しボード「pipiちゃん」だった。


PiPi
中野ブロードウェイマスコットキャラクター
世界に1匹だけ確認されているピンクの鳥

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2019年2月13日 (水)

こんなにお得でいいのかと不安になる靴の除湿剤ドライペット


こんなに長く使えていいのだろうか?
時々、不安になる
「いいんです」
だとしたら、こんなにお得でいいのだろうかと嬉しくなる

ということで、つい、口コミサイトのようなお話を書くことにした。
商品を紹介して、アフィリエイトで儲けようというのではない。なにせ、1個300円程度だ。いくつ売れてもたかが知れている。

その商品名は「ドライペットスピード吸湿 くつ用」
靴に入れる除湿剤である

袋をあけると、ずしりと重い(150g)乾燥剤が2個入っている。

家に帰ってくると、その日履いた靴を靴ラックに戻し、ドライペットを左右1個ずつ入れる。
靴はローテーションで回しているので、次の登板は早くとも数日後。

出かける時は靴から「ドライペット」を取り出し、靴ラックにつくってある「その日履く靴に入れていたドライペット」専用の置き場所に置く。

「履いて外出している間、ドライペットは他の靴に入れればいいのに」
と思うかも知れないが、他の靴にも既に除湿剤が入っているので、入れるところがない。
現在、靴ラックに置いている18足すべてに、同等の除湿剤が入っているのだ。


商品パッケージにはこう書かれている
除湿有効期間 約6ヵ月間

なんだ6ヵ月しか使えないのか・・
それで、この値段だったら、そう多くの靴には入れられないな・・
最初はそう思った


除湿剤本体には<再生サイン>がついている。
始めは「青」これが「ピンク」に変わったら"日が高い時間に直射日光でブルーに戻るまで天日干し"
こうして再生して継続利用できる。

6ヵ月の間にその手間を何度繰り返すのだろう・・
最初はそう思った


ところが、ピンクにならない
まだ一度も
もう最初に買ったものは1年を過ぎているのだが、ピンクにならないので、まだ一度も天日干しをしていない。
こういう場合、どうなるんだ?
実は6ヵ月で「お前はもう死んでいる」なのか
いや、それはないだろう

それならば・・と書い足しているうちに、もう8割がたの靴にドライペットが入った。
本当にこれでいいんだろうか。
きっと、誰も言ってくれないので自分で言おう

「いいんです」


ドライペット 除湿剤 スピード吸湿 くつ用 靴 くりかえし再生タイプ 1足分(150g×2)

販売サイト
■amazon 327円
「あわせ買い対象商品」2,000円以上注文しないと買うことができない
■yodobashi.com 361円
1個から送料無料

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2019年2月 1日 (金)

メキシコライン 9年ぶりのasics HADASHIWALKER PLUS 536

目立つようにメキシコラインが入った靴を履く必要性に迫られて、僕は新橋のasicsに立ち寄った。
現在、一足もasicsを持っていなかったからだ。

メキシコラインはasicsシューズのトレードマーク。asicsの靴の大半にこのラインが入っている。
今でこそ靴ラックにasicsの在庫がないが、かつてマラソン人生を始めた頃はasicsばかり履いていた。
「マラソン=asics」というイメージがあったからだ。


マラソンを始めた時、シリアスに履く靴を買えることが嬉しかった。
1997年にノモマックスから靴コレクター人生を始めたきっかけは肥満(当時メタボという言葉はまだない)
人生で最も太っていた高3の冬の記録を更新し、僕は「減量」の必要性に迫られていた。
今話題のかっこいい靴を買えば、日曜日くらいはウォーキングでもするだろう。そんな読みは外れ「見る」靴は増える一方だったが、せいぜいどれも買い物に履いていく程度だった。

マラソンを完走することを先に決め、手に取ったランニング月刊誌「ランナーズ」にはasicsの「NEW YORK」がマラソンシューズで一番売れているとあった。

それ以来「NEW YORK GT-2110」「NEW YORKGT-2130」と2足の厚底を履き、その後「ソーティスーパーマジック」「ソーティジャパンテンカLV」と2足の薄底を履いた。
靴ラックからメキシコラインが消えて9年。
久しぶりにasicsと再会する。

まず「asicsウォーキング」に足を運んだのは「走れる靴」ではなく「スニーカー通勤」できるオールブラックのウォーキングシューズを買おうと目論んでいたからだ。

ランニングショップと違い、店先に並んでいたメキシコラインは、わずかに2モデル。そのうちの一つ「HADASHIWALKER PLUS 536」を試着する。

過去4足のasicsランニングは「27.5」が3足「27.0」が1足。
最初に出してもらった「27.0」は、歩きたくもないくらい長かった(前後に大きい)
店員さんに促され、次に「26.5」で店内を歩き回ってみる。
前足の屈曲が甲に当たる。ということは、これでも大きいと言うことだ。

念のために、26.0ありますか?

1997年以降、26.0以下の靴を買ったことがないが、せっかく店頭に来ているのだから、こんな時こそとことん試着だ。
結局、26.0は前後の長さがぴたり。
「3E」相当の横幅があるので、前後をジャストフィットにしても、NIKEの靴と比べるとかなり楽だ。
仕事履きすると、これまでNIKEの靴に足がどれだけ虐げられていたかがわかった。


この靴が秀逸なのは、目立たぬよう内足側にファスナーが配置されていること。ウォーキングシューズの新聞広告で「ファスナーなんて、じじむさい」と思っていたが、その便利さにはまる。
一度、ぴたりとシューレースを蝶結びしておくと、ファスナーの開け閉めで脱ぎ履きができる。どう見ても紐靴なのに、紐をさわらずにジャストフィット。その魅力にやられた。

■実勢価格:8,000円~10,000円
■発売2012年3月

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2018年6月20日 (水)

通勤用スニーカー、お勧めを教えて!

「相談です」
久しぶりに中村君からメールが来た。

僕は基本的に他人の人生相談に乗る趣味はない。
かつて、相談に乗ったこともあったのだが、大抵、相談者というのは、自分で先に答えを見つけているか、相手の言葉に「自分にとって都合のいい言葉」を探しに来ているだけで、人の話を聞くつもりがない輩だ。
そういうのは腹立たしいし、面倒だ。

という話しを中村君にしたことがあるので、彼が人生に行き詰まっているとか、お子さんが深刻な事件を引き起こしたといったことではないだろう。

なんだろう?
また、とんかつでも食べに行こうっていう話しかな?


motoさん、こんにちは
いま、通勤用のスニーカーを探しています。
motoさんは、靴に詳しいと思うので、どんなのがいいか、お勧めを教えていただけませんでしょうか。


彼は決して文学的なレトリックを用いたりはしないし、それほど美しい単語を知っているわけでもないが、相手に敬意を払う言葉遣いはできる人で、その文章からは、主旨だけを素直に受け取ることができる。
その文面は教えることが「三度の飯より好き」な僕の琴線に触れた。


・スニーカー通勤に使う靴の基本的な考え方
・靴のスペック
・今履いている靴

言いたいことはたくさんある。
ただ、ここで、いきなり400字詰め原稿用紙20枚のような「論文」を書くことは求められていない。
なにせ、相談者の質問は挨拶部分を含めても「82字」に過ぎない。
ここは、シンプルにいこう。

アマチュアはものごを複雑にする
プロこそがものごとをシンプルにできる

これが、僕の座右の銘
誰かから「あなたの座右の銘はなんですか?」と尋ねられた時、答えることにしている。
だが、まだ聞かれたことがない・・


中村君、こんにちは
通勤用スニーカーについてです
ポイントは2つです
1.機能的にどうか
履き心地は、最新技術(ナイキリアクトなど)に分があります。
2.心理的にどうか
技術は古くても好きなデザインの方が、日々楽しく履けると思います。


シンプルすぎて概念論のようだが、そこから「次の疑問点」を引き出した方が、彼にとっていい助言ができるだろうと思っていたのだ。

すると5分後に返信が来た。


motoさん、早速ありがとうございます。
リアクトは甲が高そうなのでパス
結局、これに決めました URL
また、何かあったら教えてください


URLを叩くとそこには、通勤用というよりはカジュアルな色使いで、まさに「スニーカー」そのものの。
しかもソールが固そうで、僕だったら100mでも歩きたくないと思うような靴があった。

なんだ、先に結論出てたんじゃん
僕の答えには「自分にとって都合のいい言葉」すらなかったらしい。

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2018年5月26日 (土)

履いていないような自由さ ナイキエアハラチドリフトブリーズ

その日、Google Chromeの片隅に現れた「青い靴」に僕の目は釘付けになる。
もしや、この形状は僕が求めていたものではないか?


遡ること8年前
お気に入りの青い靴「ナイキフリーラン+」を手に入れて以来、それをどれだけ履いただろう。


「ナイキフリーラン+」は2010年3月20日に発売された。
前足部縦方向の深い溝を2本から5本に増やし、各パーツを熱圧着に変え、縫い目を廃することでシューズ内側の摩擦を減らすなど、地味ながらも積極的な仕様変更。
しかしお値段は当時のナイキフリーの標準だった12,600円よりも低い11,550円という設定。

履き始めこそ、甲が低いうえにシュータンが靴と一体成型のため、ナイキフリーのヘビーユーザーだった僕には違和感があったが、その後8年間「普段履きのエース」の座を守ってきた。

この靴がエースでありつづけた理由は「足入れの容易さ」
手を使わず足を入れて、ほんの少し中指で踵を押さえるだけで足がすっぽりと納まり手軽だ。
ちょっと図書館へ
近所のコンビニまで
そんな時、靴ラックからピックアップするのはいつもこの靴になる。

395912 003


そんなエースだが、さすがに8年も経つとくたびれてきている。
そろそろ引退の時だ
そう考え初めてからもう2年ほど、後釜を探していた。


そこに現れたのが「ナイキエアハラチドリフトブリーズ」
「ハラチ ラン」「ハラチレーサー」「ハラチインターナショナル」の特徴を統合した靴「ハラチドリフト」より、さらにアッパーの通気性を高めている。だから「ブリーズ」




AO1133-400

発売:2018年5月3日
価格:12,960円


早速、ナイキ原宿へ出向き試着。
はじめに、いつものサイズ「27.0」を出してもらったが、足を入れた瞬間に「大き過ぎる」とわかる。
歩く度に踵が抜ける。
シューレースを締めつけてフィット感を出す靴ではないので、これではダメだ。
つづいて「26.5」を試してみるとまずまず。これでもゆとりがあるくらいだ。


思っていた通り、足入れが容易
そして、これまでに経験したことがない「履いていないような自由さ」がある。
かと言って「ぶかぶか」というわけではない。

「ぶかぶか」の靴は、地面を蹴る時に余計な力がはいったり、踵が抜けることで地面を蹴るのが億劫になったりするので、足を傷めるか、すぐに履かなくなる。
だから、これまで、いくつかの「ぶかぶか」靴を早期廃棄してきた。

なぜこんなに「自由」なのだろう。
果たして、数年後、この靴が「エース」となっているだろうか。


この靴のお楽しみは付属している着脱式ラバーポッド、予備のシューレースで「履きこなし」のバリエーションをつけられること。
青(400)に予備のオレンジシューレースをつけると「青とオレンジ」V・ファーレン長崎カラーのできあがり
この夏、五島トラスタへでかける「旅の靴」が決まった。

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2018年5月14日 (月)

登場、即「通勤のエース」エピックリアクト

2018年SSシーズン、ナイキが発売した「NIKE EPIC REACT」は、3ヶ月経過した今「ルナエピックLOWフライニット2」を追い落として「通勤のエース靴」となっている。


【 リアクト時系列の記録 】

2017年6月
Nike Reactフォームを使用したバスケットシューズ「ナイキ リアクト ハイパーダンク 2017」「ジョーダン スーパーフライ 2017」発売

2018年2月22日
ナイキ エピック リアクト発売
ファーストカラー(2種):アッパー ネイビー/白、ソール 白、ヒールカップ 青


NIKE EPIC REACTは、ナイキが「ふわ・かる・びよ~ん」を目指した靴
■価格:16,200円
■アッパー:ナイキフライニット
■クッション:ナイキリアクト


従前のエースだった「ルナエピックLOWフライニット2」と比べると柔軟性が11%向上。
ルナエピックのLunarlonフォームに対して、Nike Reactフォームの弾力性は13%向上した。


ナイキは「5%軽量化」と謳っているが
実測比較(サイズ27.0cm)では「7.66%」軽かった

▼ルナエピックLOWフライニット
右234.6g 左233.8g

▼EPIC REACT
左217.2g 右215.3g


事前にネット上で紹介されていた画像のなかに1stカラーにはない「オールブラックモデル」があった。
2ndカラーならば4月あたりか、見落とさぬよう気をつけなければ・・と思っていたところ、発売前日情報で1stカラーと同時に「ナイキ直営店限定カラー(AQ0067-004)」として発売されることがわかり、俄然慌ただしくなった。

迎えた当日朝9:00
ナイキ公式通販で参戦
しかし「オールブラックモデル(AQ0067-004)」は秒殺で終わり
ナイキのオールブラックモデルが人気なのは今に始まったことではない。
かつて、TOTAL MAX SCではプレ値に手を出したこともあったが、今はそういう時代ではない。

幸い、店頭では当日夕方参戦でも残っており、試着したうえでゲットすることができた。
サイズは標準的。いつも履いている27.0がジャストサイズ。
横幅は若干狭めなので「4Eじゃないと履けない」という人はムリかも知れない。


ナイキは「ふわ・かる・びよ~ん」を目指したということだが確かに軽い。
そして、歩く度にリアフットが地面を跳ね返すのがわかる。
ナイキは「ルナエピックLOWフライニット2」の13%増しと言うが、体感では30%増しというところだ。

足下を包み込むアッパーを採用しており、シューレースを履く度に結び直す必要はない。
開口部は「ルナエピックLOWフライニット2」より狭い。
ということは履く時に「ベロを引っ張って足を入れ」→「ヒールを引っ張って踵を入れる」という2アクション。
会社履きの場合、一度履いたら帰宅するまで脱ぐことはないので支障は無い。



「同モデル(同仕様)の色違いは買わない」
と決めているが、その後、新色をみて「これを普段履きに・・」と心が揺れたほど、よくできた靴である。

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2018年5月 3日 (木)

初めてのスケートボード靴 ステファン ジャノスキー マックス

木枯らしが吹き、キャップからニット帽に衣替えした頃から「脱ぎ履きが容易で仕事に履けるオールブラックの靴」を探し続けていた。
去年出会った「ルナエピックLOWフライニット2」は相変わらず、ローテーションの柱だが、その谷間を埋めていた「フライニットレーサー」では寒すぎる季節になったからだ。


ネットで「冷えピタ」を探すと、ウェブサイトに表示される広告は「冷えピタ」だらけになり、ヤフオクで捜し物をすると「ヤフオク」だらけになる。
ナイキの靴広告に囲まれていたその頃、バナーに見慣れぬ黒い靴が目に留まった。

バナー表示されるたいていのモデルは既知のものだが、その靴のとがったフォルムには見覚えがない。
今見ているウェブページが自分のサイトではないのを確認して(笑)広告をクリックする。




ステファン ジャノスキー マックス(以下SJM)
品番:631303-099
カテゴリー:メンズ・スケートボード(SB)
価格:12,960円

発売してちょうど3ヶ月が過ぎたところだった。
米国のプロスケートボーダーであるステファン・ジャノスキーのシグネチャーモデル。

「シグネチャーモデル」とはトップスターの名前を冠した商品。
トップスターから機能、デザインの意見を聞き入れて開発する商品をいう。
一般的には、ナイキの AIR JORDAN(マイケルジョーダン)、ZOOM TW(タイガーウッズ)のように選手名が正式な商品名となっているものを指すが、AIR ZOOM TURF (シューマッハ・モデル)や、G-SHOCK松坂モデルのように商品名に冠されていなくても、本人の許諾の元、作られた商品もそう呼ばれる。

日本人でナイキのシグネチャーモデルが出ているのは、野茂英雄の ノモマックス AIR NOMO だけ。
1996年発売「NIKE読本vol.3」によると、野茂英雄はアッパーデザインについて意見を言ったが、機能について細かく監修したとは書かれていない。

ステファン ジャノスキーという名前は、この日まで知らなかった。
「Google先生」にどんな人かを尋ねてみたが、靴ばかり勧められて、あまり教えてくれなかった(笑)



SJMは「エアマックス」と「ナイキフリー」の特徴を併せ持つ珍しい靴。
クッションは「ビジブルマックスエア」
アウトソール形状はナイキフリーと同じ「ヘリンボーントラクションパターン」「フレックスグルーブ (アウトソールやミッドソールにある溝)」

ベロ(ナイキではタンと呼称)一体で開口部が広く、片手で脱ぎ履きできる手軽さ。
慣れ親しんだナイキフリーのトレッドパターン。
スウッシュを控えめにしたオールブラックの外装。
これだけ好材料が揃えば、靴コレクター初期の僕ならば「即ゲット」となるところ。
しかし「スケートボード(SB)」というカテゴリーがいったいどのような履き心地なのか、まったく想像がつかない。

過去には、ネット買いしたものの履き心地が悪く、寿命前に廃棄となった靴がいくつかあった。じっちゃんじゃなくて「靴コレクター」の名に賭けてその轍は踏みたくない。
そこで、ナイキ原宿に問い合わせ、試着したいサイズの在庫を確認のうえ訪店。


足を入れてみると、つま先の屈曲する部分が狭い。
だが、そこから先は広い。
サイズの作りは大きめ。
通常27.0の場合、27.0ならばゆったり。26.5ならばタイト
試着して2~3歩、歩いたくらいでは、その靴が愛用に至るかは判断できない。
特別履きやすいというわけではないが、他に選択肢もないので購入を決めた。


それから4ヶ月
結論からいうと、ほとんど履かなくなった。
やはり「スケートボード(SB)」シューズだったのである。
試着した時にわかっていた「屈曲部の狭さ」は「履いているうちに馴染む」ような気楽なものではなかった。

スケートボードに乗ったことはないが、恐らくスケートボードの上で20分歩く人はいない。つまり乗ったまま。
その代わり靴内で、足が遊ばない(ずれない)ホールド感が必要で、屈曲部の締め付けはそのためなのだろう。

旧来ナイキフリーのような「足入れ部の広さ」は魅力的な靴だけに、残念な結果となった。

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2018年4月28日 (土)

誰も見たことがないナイキの「逆ブッチャー」

<スニーカー通勤の歴史>

2017年12月
ナイキがナイキオレゴンプロジェクトの技術を「普段履き」に移管したモデル「NIKE REACT VAPOR STREET FLYKNIT」発売

品番:AQ1763 001(ブラック/スウッシュ=アンスラサイト)
価格:21,600円


「快適な履き心地が持続するライフスタイルシューズ」というテーマで開発されており、アッパーは「ヴェイパーフライ エリート」に使用されたレース対応のFlyknit
クッショニングについては、特に情報なし。
他のどの靴でも見たことがない尖った踵が、いかしている。
後ろに向かって尖ったフォルムは、言うならば「逆ブッチャー」
アブドーラ・ザ・ブッチャーが履いていた靴を前後逆にしたようなデザインだ。


2017年5月に行われた42.195km 2時間切りプロジェクト「breaking2」で、エリウド・キプチョゲが2時間0分25秒を記録した時に履いていた靴が「ヴェイパーフライエリート」
この靴は市販されていない。
(2017年7月、ヴェイパーフライ 4%が市販された)

デザインはその「ヴェイパーフライエリート」とほぼ同じ。
カーボンプレートは入っていないし、クッショニングも異なる。
とにかく「見た目重視」の潔さが、コレクターにはたまらない。

しかも1stカラーはいきなりの「オールブラック」
これは即ゲットしたい!
ところだが、2017年12月16日「NIKE VAPOR STREET FLYKNIT」として「UNDEFEATED」で少量が抽選販売されただけ。
すぐにヤフオクでは「5万円台」のプレ値出品が始まった。
ナイキ公式では発売されなかった。


その日から来る日も来る日も、ナイキ公式サイト、ナイキ原宿、スニーカーラボなどの巡回が始まる。
20年前のナイキブーム当時と違うのは、自分の足ではなく、Google Chromeで見て回れることだ。
自宅に居ながらにして、発売や在庫情報、価格比較までできるとは、夢のようである。

かつて、あちこちの靴屋に無駄足を踏んだのは、それはそれで楽しかったが、やはり現代の方が圧倒的に効率がいい。
そこで無駄にせずに済んだ時間は、他の趣味に充てることができる。


「NIKE VAPOR STREET FLYKNIT」はこの3ヶ月後、偶然手に入ることになる。

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2018年4月24日 (火)

スニーカー通勤元年は2017年

<スニーカー通勤の歴史>

2016年
アシックススポーツ工学研究所が開発したウォーキングシューズ「GEL-MOOGEE」発売
その後、アシックスはオールブラックモデルを多種展開していく。


2016年3月
ニューバランスがゴアテックスアッパーモデル「MT-610G」発売
Gore-texは片方からは水分・湿気を通すが、逆には通さないという素材(米国デュポン社製品)
トレッキング、ゴルフ、登山シューズでは定番の素材だが、スニーカーでは珍しい。
以前、ナイキAGCに AIR MINOT というゴアテックス・スニーカーがあり「雨の日の友」だったので、通勤で履けるオールブラックが出るのを待ちわびていた。

早速、雨の日通勤専用として即ゲット・・
と言いたいところだが、ニューバランスの靴は店頭で試着できる店が少ない。
初めて店頭で見つけたのは発売から3ヶ月後だった。


スニーカーの難点は革靴よりも、水が浸透しやすいこと。
雨の日の朝、水たまりができた道を歩くと、電車に乗るまでに靴下までびしょ濡れになってしまう。
そこで「ゴアテックス」

朝起きて「アレクサ今日の天気は?」と尋ねる。
窓を開けて外を見なくても、アレクサが住んでいる地域の現在の天気、今日の天気予報を教えてくれる。
「雨」ならば「MT-610G」の出番。

ゴアテックスの威力は強力で「MT-610G」はほとんど水を通さない。
従って、一日ドライな状態で過ごすことができる。

ゴアテックスアッパーでオールブラックのスニーカーは、ほとんどない。
現在、ネット上で見つかるのは「NB」「リーボック」「adidas」だが、前の2つはデザインが「ださいウォーキングシューズ」然としている。ただ、adidasの「Terrex Tracerocker Gtx」だけはなかなかいい。もしも「MT-610G」が手元になかったら、即ゲットしただろう。


2017年
オールブラックスニーカーの発売点数が飛躍的に伸びた。
ここが「スニーカー通勤元年」と言える。

ナイキからはLS(4月頃~)、FALL(7月頃~)の2シーズンだけでも「フライニットレーサー」「ズームストリーク6」「ルナエピックLOWフライニット2」でオールブラックモデルが発売された。


2017年10月
スポーツ庁が健康増進の取組「FUN+WALK PROJECT」の一環として「スニーカー通勤」を提唱


1997年にTOTAL MAX SCで始まった「スニーカー通勤」の歴史。
この20年、ほんの一部の「コレクターのこだわり」に過ぎなかった行動が、いよいよ「100匹めの猿現象」を迎えるに至った。


「100匹めの猿現象」
ある範囲の中で、ある行動をする者の数が一定の量になると、その行動が距離や空間をこえて広がっていくとする仮説。

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2018年4月22日 (日)

掘りごたつを採用したミズノBe

<スニーカー通勤の歴史>

2012年3月
ミズノBe発売

12,600円
アッパー素材:合成繊維+人工皮革

ミズノBeはインソールのつま先、足の指が納まる部分が「掘りごたつ」になっているトレーニングシューズ。
これを履いて走ると、より負荷が高いトレーニングができるという試みの靴。
新発売時からオールブラックモデルが出たので、通勤用として即ゲットした。


他の靴とはまったく違う構造であるため、最初は短い距離の散歩から使い始め、終日の通勤使用へと距離を伸ばしていった。

結論から言うと、僕の場合、履き心地はかなり悪かった。
「それこそがトレーニングなのでは?」と思われるかも知れないが、そうではない。
この靴は「自分の足形」と「インソールの型」がぴたりと合っていないと、歩く度に小指が痛くなるのである。


そして、この靴最大の難点はデザインにあった。
MIZUNOは「ウォーキングシューズ」というカテゴリーをいち早く確立し、オールブラックモデルも販売してきた。
それを目にする機会は主に新聞広告。
「運動靴メーカーがつくったウォーキングシューズ」という触れ込みだったかと思う。

ただ、そのデザインは「靴にこだわりのない人は、こんなに不格好でも満足するのかな?」と訝るようなもの。
斬新なデザインが次から次に登場するナイキとは、別世界の靴に思えた。


ランニング・カテゴリーにおいて、NIKEの靴は長らく「デザインはいいけれど、運動性能はいま1つ」と言われてきた。
マラソンレースに臨んでも、あまりナイキで走っている人は見かけなかったものだ。
それが、2017年の「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」の登場により「運動性能もいい」というブランドイメージに変わりつつある。


サブ3のランナー仲間である山岡君はMIZUNOファン。
「僕はMIZUNOじゃないとムリ。ナイキが履けるmotoさんが羨ましい」というのが口癖だ。

彼の言葉を借りると、甲が高く幅が広い日本人の足にはナイキは合わない。ヴェイパーフライ 4%で走りたいとは思うけれど、きつくて履けない。そこでMIZUNOなのだという。


僕はカタチ(見た目)から入るので、これまでMIZUNOを履いたのは、後にも先にもミズノBeのみ。
いつの日か、日本人の足に合う、斬新なデザインのMIZUNOを履きたい。

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