2017年8月15日 (火)

2人のグルメ「食堂とだか」で展開したストーリー

「食堂とだか」のマスターは、同じフロアにある「立ち飲みとだか」にもメニューをデリバリーしているが、共に席数が少ないので、料理はそれほど遅延しない。

伝票に書き込んだ料理は、ひとつ片付けると、短すぎず長すぎず、絶妙の間合いで次打者がバッターボックスに入る。

それを迎え撃つ僕ら2人
ここまで、それほど会話もせず、出されたものを味わうことに集中してきた。
なにせ、きっかけは「孤独のグルメ」
孤独のグルメといえば「独り言」
1人で来て、声なき声で味わうのが似合う。


これが「五反田に美味い店があるんだ」と女を連れてきたアベックならば「揚げ出しにトマトとかふつう思いつかないよね?」「このウニは新鮮だね!」「鰯と茄子は合うねぇ!!」とかなんとか、わざとらしい評論で予定調和な場を形成して、マスターにその都度「美味いねぇ」などと声をかけて、食通を気取るところだろうが、僕らにはその必要がない。

この日のめぼしい会話と言えば、リニアモーターカー試乗の秋の日程が出たこと。
品川ではリニア新駅の工事が始まっている。
大田区は2043年まで人口が増え続けるるらしい。
ということくらいだ。


時計を見ると入店から45分。
陽水ならば、ようやく背中にたどり着いたところだ。
これでは、とても制限時間の「2時間30分」までは必要ない。
ここで、アイスウーロン茶をお代わり


もう、うしごはんいく?
そうですね

短い打合せを経て、口頭でカウンター越しに呼びかける

「すみません!ぎゅうごはん2つください」
「うしごはん2つですね」

ここで僕がボケていることは、これを読んでいるあなたしか知らない。


「孤独のグルメ」で映し出された通りの手順でご飯に牛が乗り、この日のメイン「牛ご飯」がやってきた。
子どもの頃からみそ汁が苦手という僕は「体によいみそ汁」はパス。
空気を読んだのか、仲野君もその名前は口に出さない。
これが、唯一五郎ちゃんをトレースしなかったことになる。

牛は大きめの一枚肉が数枚
煮卵も鎮座している
ご飯との配分を見極めながら、少しずつ牛を噛みきってはごはんとかき込む。
本来、ごはんは上品に箸でつかむよう躾されたのだが、ここは「五郎流」

あそこまで豪快ではないが、抱えた茶碗を傾けて口に押し当てながらかきこんでいく。
そして、最後はグラスに多めに残っていたウーロン茶を「ごくっごくっ」と喉を鳴らして、一気に流し込む。

おいおい、そんなに一気に飲むのかよ
といつも「孤独のグルメ」を見て、液晶画面に突っ込んでいた。
今日はそれをやらなければ、五郎の聖地巡礼は完結しない。


店を出て時計を見ると、入店からちょうど1時間
井之頭五郎同様「ウーロン茶で食事」ならば一時間程度がちょうどいい塩梅。


「これで、飛び込みで来た人が一時間半入れるね」
客を呼ぶ客、千客万来の客でありたい。
仲野君も「そうですね」と応じた。

おわり

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2017年8月14日 (月)

「ウニ・オン・ザ煮玉子」と「牛とろのウニ巻」至福の共演

手荷物は椅子の下の荷物置き場へ。
スマホだけは、カバンから出してポケットに忍ばせておく。


お通しが先陣を切る
仲野君は五郎ちゃんと同じ「たこときゅうりの塩昆布」
タコがダメな僕は違うものにした。


「ウニ・オン・ザ煮玉子」
崩れやすいので、手でいっちゃってください
というむろつよし(ドラマではマスター役だった)の台詞そのままのアドバイス
確かに食べづらい
宇宙から持ち帰った隕石を取り扱うような慎重さで、一口で放り込んだ。


通常の食べ歩きブログならば、ここらで写真の一枚も載せるところだろうが、写真は一枚もない。
店が狭くマスターや周りの客との距離が近い。
ウニ・オン・ザ煮玉子に向かって「はい、ポーズ」などとおちゃらけるのは、憚られた。
それに、テレビに登場したこともあり、ネット上には「とだかメニュー」の画像が溢れている。
ここに画像を置くニュース性が乏しい。
ということで、ウニ・オン・ザ煮玉子撮影を見送った時点で、写真のことは忘れた。


「トマトと胡麻豆腐の揚げ出し」
は2つに取り分けて出してくれた。
トマトの歯触りが新鮮だ。
そういえば、箸が細い
六角ではなく、ただ先端が突き刺さるくらい細い。


「揚げとうもろこし」
はコロッケのような食感を思い描いていたが、ぱりぱりでおやつのよう。

この日はキンキが鰯に代わり「鰯と茄子の包み焼」
鰯の味が鮮烈


入り口のドアが開き、マスターが「すみません」と断っている。
予約なしの飛び込み客なのだろう。
世の中には「しらべる人」と「しらべない人」がいる。
しらべないで、一度行ってみようと思う人がいても不思議ではない。
たまたま、キャンセルでも出ていれば、それはお店にも当人にも幸運である。


伝票に書いたメニューが出終わったところで
右手を挙げて
「すいません、追加お願いします」
という五郎決め台詞をトレース
カラオケで歌い手の小節を真似るように、松重豊をイメージしてイントネーションを作った。


追加第一段は「牛とろのウニ巻」
6カン出るので、2人で分けるにはちょうどよい。
海のナマと陸のナマの共演
これ、ちょっと他では味わえない


下関に生まれウニが好きだった母に食べさせたら、喜んだだろう。
なにせ、くるくる寿司に行けば、店中のウニを食べてしまうんじゃないかと心配になるほど、ウニばかり食べていた。

つづく

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2017年8月13日 (日)

5年遅れで「孤独のグルメ」にはまる僥倖

「孤独のグルメseason6」が始まった2017年4月現在、Season0(特番)、1~5はAmazonプライム会員特典「プライムビデオ」で見ることができた。

過去に話題になったものに乗り遅れて気づくのは、人生の僥倖の一つ。
既に流行が下火になっているため、レンタルは借りやすく、本ならば文庫化されている。
この「孤独のグルメ」の場合、Amazonプライム会員であれば追加料金なしで見ることができる。しかも、歴史がある分作品数が多いので、一気にたくさんのコンテンツを楽しめる。
つまり「速い」「安い」「多い」ということだ。


【 孤独のグルメの歴史 】

1994年~1996年
「月刊PANJA」で漫画連載

2012年1月
実写ドラマ「孤独のグルメ」放送開始
後にこのシリーズがSeason1と呼称される

2014年10月
孤独のグルメ 井之頭五郎 フィギュア発売
原作漫画のフィギュアであり松重豊を成形したものではない

2017年4月~6月
実写ドラマ「孤独のグルメ」Season6 放送
最終回は「食堂とだか」



「これ、書くんですよね?」
食べ物の注文を、伝票に備え付けのボールペンで書いていく。
これはテレビで見て知っている。
記入係は仲野君
スマホを取りだし、井之頭五郎の注文メモを書き移していく。

「ウニ・オン・ザ煮玉子は2つ行きます?」
仲野君はこれをとても楽しみにしていた。
2つしかないので、1人1個ずつでは足りないという気持ちなのだろう。
だが、僕には僕の目論見があった。

テレビ放送では、五郎ちゃんではなく、となりの客が食べていた「牛とろのウニ巻」に強く惹かれていたのだ。
いろいろ食べたいから、とりあえず1つずつでいこうよ。
そう言ってウニ・オン・ザ煮玉子は「1」
「牛ご飯(うしごはん)」は〆で1人1個頼むとして後回し
「トマトと胡麻豆腐の揚げ出し」
「揚げとうもろこし」
「キンキと茄子の包み焼」を記入。
「体に良いみそ汁」は外した。


まず、アイスウーロン茶で乾杯
これだけが、当初の主旨である暑気払い
ここからは、ひたすら五郎ちゃんトレースだ。

つづく

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2017年8月 9日 (水)

井之頭五郎こと、松重豊の独り言に共感する

「孤独のグルメ」の名前はAmazonプライムのメニューで知っていたが、一度もそこをクリックして視聴したことはなかった。
アイコンに出ている主演俳優の顔は見たことがある。
確か、過去に見たいくつかの映画に悪役で登場していた。
だが名前を知らないし、従って思い入れもない。
そもそも「悪役」と「グルメ」の組み合わせに違和感があった。


見始めたきっかけは、たまたま録画されていた「孤独のグルメseason6」の第1回
それ、一発ではまってしまった。
それは、かつて見たことがない趣向だ。

テーマは「独り言」
だって、独り言ですよ!

ふつう、ドラマというものは誰かと誰かの「絡み」で成り立っているものでしょ?
それが、この番組は延々と「独り言」
それで成り立っているのだ。

これは、まさに慢性的孤独感に悩む現代人(自分)の内面を描いたドラマではないか?
それがいい
いや、それだからいい
と、共感してしまったわけだ。



【松重豊の略歴】

1963年
福岡県生まれ

1980年
西南学院高等学校卒業

1986年
明治大学卒業

2009年
「深夜食堂」1話出演

2011年
「深夜食堂2」11話 福岡の高校球児だったという設定で出演
最終回(20話)のラストにも登場した

2012年
初主演テレビドラマ「孤独のグルメ」放送開始

2014年
深田恭子主演テレビドラマ「女はそれを許さない」におかまのマスター役で出演

2016年
小栗旬主演映画「ミュージアム」出演

2017年
1月、テレビドラマ「バイプレーヤーズ」出演 博多弁で熱弁するシーンが見られた
4月「孤独のグルメ」Season6放送開始

主演ドラマは「孤独のグルメ」のみ。
主演映画はまだない。

つづく

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2017年8月 8日 (火)

食堂とだかで井之頭五郎の席に座る

「食堂とだか」は、創作料理が美味しい五反田の食堂
「孤独のグルメseason6」最終回に登場した。

FACEBOOKから予約することができる。
予約せずに行ってもまず入れない。
カウンターだけの小さな店だからだ。

「人数」「入店時間」を予約
いわゆる「席だけ予約」ができる。
入店から退店までは2時間30分。
大人数で行って大宴会を繰り広げる店ではないので、十分な尺だ。

予約システムから予約日の4日前、1日前に確認メールが届いた。
「当日までメールを保存しておいて」
と書かれていたので、入店時にメールで本人確認するのかと思ったが、そういう確認はなかった。


予約時間どおりに入店。
テレビで観た人がそこにいると、特殊な空間のように見えて不思議な感覚だ。

カウンター8席
僕と仲野君が指定された2席の一つは、ちょうど井之頭五郎が座った場所。
その席は彼に譲った。

お店の注文システムは「孤独のグルメ」で見たとおり。
1,飲み物を口頭注文
2,黒板に記載された候補からお通しを1つ選ぶ
3,伝票に注文する料理を下から順に書く。


本日、暑気払いなのだが、僕ら2人は「アイスウーロン茶」を注文。
それは「孤独のグルメ」ファンならば、すぐにわかる理由。
井之頭五郎オーダーを忠実にトレースするためである。


「孤独のグルメ」はテレビ東京系列で放送される、美味しいものを食べる時の心の声を追究した実写ドラマ。
原作漫画は久住昌之。
(作画者は既に死亡している)


主人公「井之頭五郎(いのがしらごろう)」は「酒が呑めない大男」という設定。
酒が呑めないゆえ、飲み物はいつもウーロン茶。
それゆえ、筋立てが飲み物にぶれず、食べ物をどう組み立てるかに集中できる。

番組は毎回ワンパターンで固定。
個人で輸入雑貨商を営む井之頭五郎が客と商談後、訪れた土地でこれぞと睨む店を探す。
ドラマの大半は五郎の食事シーン。

訪れる店は実在のもの。
店名は実名だが、店員と周りの客は役者が演じている。

本編終了後、CMをはさんだエンディングコーナー「ふらっとQUSUMI」に原作者 久住昌之が登場し、ドラマに登場した店を訪れて飲食する。
このコーナーには本物の店員が登場する。

ここでは、酒類を「水」「ジュース」と呼んでとぼけるのがわざとらしい。
テレビ番組で漫画家が昼間から呑むことに何の問題もないのに、いちいち「これは酒ではない」という田舎芝居。いつまでやるつもりだろうか。

つづく

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2017年8月 7日 (月)

孤独のグルメ「食堂とだか」で暑気払い?

「motoさん、暑気払いなんかいかがですか?」

関東平野が空梅雨に覆われていた6月終盤
歌合戦仲間、仲野君の申し出だ。

しょきばらい?
僕はこれまで使ったことがない言葉だ。
その意図するところはわかる
まさか、2人でいわきのハワイアンリゾートに行きましょうというのではないだろう。
大抵の場合、生ビールをぐいっとあおって、暑さを吹き飛ばすという趣向をもって「暑気払い」なのだ。

仲野君から「店は僕に任せる」と言われた

店を探そう
今、オレは何を食べたい?

そうだ!
この機会に井之頭五郎の店、初体験というのがいいんじゃないか。


確か来週は「孤独のグルメ」最終回
予告編で五反田と言っていた。
五反田ならば、降りたことがある駅だ。
録画しておいた予告編をリプレイして店名を探すが、出てこない。
それがこの番組のやり方なのだ。


そこで「Google先生」
さすが先生、一発回答
それが「食堂とだか」という店であることを突き止めた。

以前、業界の知人から「孤独のグルメに出た店はしばらく予約がとれない」と聞いたことがある。
すぐに「食堂とだか」のサイトを探すとFACEBOOKに[予約する]ボタンがあった。

その時点で7月の空きがあるのは、8営業日ほど。
オンエア前からこの埋まり具合。
かなりの人気店なのだ。

そのうち、週末の空きは2営業日だけ。
ここはすぐ押さえなければ!
仲野君には、事後報告したところ「いいですね。五郎と同じもの食べましょう」と応じてくれた。


2017年7月1日(金曜深夜)
「孤独のグルメseason6」最終回
井之頭五郎は「ウニ・オン・ザ煮玉子」「揚げとうもろこし」「トマトと胡麻豆腐の揚げ出し」「体に良いみそ汁」「牛ご飯」を食べた。

当日はこの5品を基本に組み立てることにしよう。

つづく

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2017年6月23日 (金)

たまご好きの偽のたまごサンド

ローソンの「たまご好きの為のたまごサンド」が美味い
これで三日連続で食べている

スクランブルエッグ
玉子焼き
ゆで玉子
たまごサラダ

4つのたまごサンドが、この順に並んでいる

確か発売されたのは2017年5月頃で、出てすぐにも一度食べている。
だが、その時の感想は「なんだこれは、あまり美味くないな」だった。
だから、それ以来買わなかった。

一ヶ月ほど経ったある日、スヌーピーのお皿をもらうためにシールを集める必要に迫られて、サンド売り場に立った。
前日も同様で、その時は「しゃきしゃきレタスサンド」を手にしている。

シャキシャキレタスハムサンド
商品名を見ただけで、みずみずしいレタスの食感が脳に去来する。
「確か、ハムも美味かったよな」
一度、食べたことがある人ならば、その味覚さえも蘇る。
とても巧いネーミングだ。

一方の「たまご好きの為のたまごサンド」
たまごサンド×4種類が入っていることは見ればわかる。

たまご好き?
え、なんで知ってるの?
確かにそうだけどさ。
だからって、別にお前に言われたかないよ
脳が親交を拒否する

でも拒否しているのは、ローソンの商品企画担当者であって、目の前のたまご達ではない。
そんな、複雑な心境が去来したのだろうか。
一度めに食べた時は、全体的にいま一つだなと感じた。

特にどのような仕上がりなのか興味深かった「玉子焼き」が期待外れ。
「お腹を空かせた小学生が、親が居ない隙に冷蔵庫から玉子を出して、味噌汁茶碗でかき混ぜて味も付けずに焼いたらこうなりました」
という味だった。

ところが、二度目に食べた時「玉子焼き」が違っていた。
からしが入っていたのだ。

あれ?こんな味付けだったかな?
パッケージを見ると小さく「からし類を使用しております」と書いてあった
発売時からそうだったのか、その後、修整したのかは知らない。

「たまご好きの為のたまごサンド」で検索すると、ローソンのリリースページは削除されていた。
商品検索から進むと、キャプションには「からしマヨ」とあるが、写真には「からし類を使用しております」の注釈がない。

このからしが効いている
からしが辛いというのではない
順番に食べていくと2つめにくる「玉子焼き」で「玉子好き脳」に美味いものが来るぞスイッチが入るのだ。
すると、それに続く「ゆで玉子」「たまごサラダ」までもが、特別な態勢で迎えられる。
ということは「玉子焼き」から食べれば、4つとも楽しめると言うことになる。
明日、試してみよう。

それにしても「為」はないと思う
ハナ肇か?
論文や手順書の表記ルールでは「為」は使ってはいけない漢字に指定されることが多い(「ため」と表記する)
ただ単純に商品企画担当者が、そういうことを知らないのか
あるいは「為」に隠された戦略があるのか

漢字に弱い人の中には「たまご好きのにせのたまごサンド」って何?
と訝しむ人がいるだろう。

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2017年6月21日 (水)

「行列ができないラーメン店の作り方」最後の条件

外には行列ができている飲食店
店の前には椅子が4つあるが、そこから先は近隣の歩道に行列が伸びており、誰もが立って待っている。

「行列が三度の飯より好き」という人もいるかも知れないが、店側がそれに甘えている構図も透けて見える。

表では客が立って待っているというのに、店内には空席が点在している。
厨房の様子はわからないが、調理が間に合っていないのかと推察する。
ただ、席は空いているのだから客を外で待たせる必要はないはずだ。
店の外では時折ホール係が出てきて「車道寄りに並んでください」と並び方まで指導している。

店によっては「歩道寄りに2列で並んでください」などと看板まで作っている。
そこには、行列を是としている姿勢が垣間見える。



飲食店で行列ができることは仕方ない
だってお客が来るんだから
「行列ができるラーメン店」の店主はそう言うかも知れない。
だが、そうだろうか。

名古屋の有名店「矢場とん」は矢場町に本店があり、ここ20年で名古屋市内に複数店舗を拡充した。
そして2004年3月には「東京銀座店」をオープンしている。
この時の店主の弁はこうだ(要旨概略)

「名古屋の店に東京から食べに来たお客さんが並び、地元の人が食べられなくなっている(敬遠している)そこで東京の人は東京で食べてもらえるよう東京に店をつくった」

「二年で五割が閉める」と言われる飲食店業界で、店を増やすことは容易ではない。
だが、客の側から見れば、比較的近くに店があり、罰ゲームのような行列をせずに食べられることはありがたい。
僕の場合、行列していた店にはもう行かないし、どうしても行きたければ比較的空いている開店直後に行く。


「行列ができないラーメン店の作り方」最後の条件はこうだ。

【3】「行列のできないラーメン店」をつくる最強の方法
1.まずいラーメンを作る
2.店員が客に私語を注意する、食べ方を指導する

こちらが客なのに、頭にバンダナを巻き黒いTシャツで決めた兄ちゃんから怒られたら腹立つ(別にバンダナとTシャツに腹が立っているのではない)


美味しくて人気があるけど「行列ができない」ラーメン店を作りたい方は【1】【2】をご検討いただきたい。

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2017年6月20日 (火)

行列ができないラーメン店の作り方

【1】外に椅子を置かない

ラーメン店の前に椅子を並べると、見知らぬ客は2通りに考える。
1.もしかして人気店?
2.人気店を装ったあざとい店?

僕の場合は後者だが、なかには本当に人気店と誤解して入ってしまう人がいるかも知れない。
だいたいその椅子を置いてある歩道は公道だ。
店主が地元警察署に対して「ラーメンを食べるために並ぶ客の健康を考慮した椅子の設置」許可を求めているとは思えない。
道路の不法占拠であろう。

こうした「ちょっとした不法占拠」は日本中のあちこちで見かけられるが、大半はお目こぼしされている。
しかし中には、歩道上にテーブルや商品を並べるといった本格的な確信犯(自分が正しいと確信して行う犯罪)もいる。
こちらは正当な権利として歩道を歩いているのに「仮設店舗」を避けて車道に出なければならない。危険極まりない。


【2】釜を増やす(調理人を増やす)

麺を茹でる釜を増やす
小規模の「行列ができてしまっている店」では、釜はたいてい1つ。
これを店の収容能力に合わせて2つ、3つと増やす。

そもそも「行列ができる**」の定義は「ある単位時間において、供給に対して需要が上回っていること」

ある時間帯、収容能力が20人の店に40人が訪れる。
そこに行列が発生する。

だが、飲食店の行列は本当に需要が上回っているのかというと違うケースもある。

■ケース1
名古屋の住宅街にある「中華そば」の有名店
平日のお昼時に行くと店の外には20人ほどの行列
ようやく店内に入ると、すべての席は埋まっている
しかしよく見ると、ラーメンを食べている客は半分くらいで、あとはラーメンが届くのを待っている
不思議に思い厨房に目をやると、麺を茹でる釜が1つ。
それを店主とパートのおばちゃん2人がのぞき込み、麺に向かって「早く茹であがれ」と念を送っている。

釜を1つと茹でる職人があと1人いれば、行列は解消するはずだ。


■ケース2
都内で複数店舗を構えるローストビーフ丼の人気店
平日の18時に訪れると既に20人ほどの行列
待つこと30分で食事にありついた
ところが、周囲を見回すと店内は閑散としている

客が帰った後、皿が置かれたままのテーブル
皿は片付けられて次の客を待っているテーブル
でも店員は外で待っている客を招き入れようとしない

つづく

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2017年6月 2日 (金)

ファミチキの「黒幕引き丼」は単なるチキン南蛮弁当だった

最寄りの駅を下りた
「今日のお昼は何を食べよう?」
いつもならば、コンビニ3店の中から選ぶところだが、今日はもう決まっている。
地上に降りるとファミマへと足を向ける。
弁当売り場には40代サラリーマンがおにぎりを1つ握って、あとは何にしようかと悩んでいる。
そこから半歩下がったところには、小ぎれいな20代女性がサラリーマンの肩越しに弁当の棚をにらんでいる。
座禅でもしているのか、ランナーなのか、背筋がぴんと伸びている。
だが、踏ん切りがつかないのか、ずっとその姿勢で固まっている。
あるいは、目の前のサラリーマンが立ち去るのを待っているのか。

そのヨコで僕も棚をさらっているが、お目当ての品が見当たらない。
他の場所なのかな?と左に首を振ると、そこに一大コーナーが設えてあった。
「ついにファミチキが丼に!黒幕引き丼発売」
イメージカラーの黒地ポップが棚3段に貼られている。
しかし、肝心の丼がない。棚は見事に空っぽ
既に本日分完売?
いや、朝早いからまだ入荷していないのか。
仕方ない。しかし、一旦はファミチキの頭になっていたので、軽いものには食指が動かない。ここはチャーシュー炒飯を選択。
「黒幕引き丼」参戦は夜の陣へ。

夕方
電車の駅の手前にあるファミマに立ち寄る
朝は空っぽだった棚に4つの「丼」があった
電車を降りた後にもファミマはあるが、確実に手に入れるにはここで買って置くべきか。
少し考えた末、レジに持ち込む
ファミマで弁当を買うと、通常の白いレジ袋ではなく、うす茶色の袋に入れられる
それは誰が見ても「弁当」だとわかる
弁当を膝に抱いて電車に乗っているサラリーマンは、傍目にはずいぶん珍しいだろう。



黒幕引き丼
ファミマの黒幕であり、2016年に累計10億本を売り上げたファミチキ生みの親と言える上田準二前会長の引退を記念した商品
2017年5月23日より発売 498円


実食
弁当は「ごはん」と「具材」がセパレートで格納されている
レンジ温め必須商品であり、消費期限は販売開始から「3日」と弁当にしては長め
レンジでチンした後、具材をご飯にかやす(山口弁です)
一口たべて、こう言った

「これって、チキン南蛮じゃん」

ファミチキに南蛮たれとタルタルソース。
カレー風味のキャベツ炒めが添えられている。
まさに「チキン南蛮弁当」そのものだ。

ふつーに美味い
ふつーにしか美味くない

レンジで加熱しすぎたのか、口の中を火傷して、翌日まで痛かった。

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