2009年12月 6日 (日)

生還 ポルトガルW杯出場決定

前回2006年W杯ドイツ大会の予選では、プレーオフに回らずグループ1位で予選通過を決めた。

2005年10月8日 home
ポルトガル 2-1 リヒテンシュタイン 
グループ1位確定
得点 パウレタ(49分)、ヌーノ・ゴメス(86分)

2009年11月18日
欧州予選プレーオフ第2戦
1年3ヶ月にわたって戦ってきたW杯予選が、今日終わる。

デコにとって 2度めであり、恐らく最後となるW杯の出場機会。
もしも、敗退ということがあれば、どれだけ悲しみに暮れていいか想像がつかない。

現状はポルトガルに旗色がよい。
ボスニアは第1戦でイエローカードを受けた主将のエミル・スパヒッチ、サミル・ムラトビッチ、エルビル・ラヒミッチの3選手が累積警告で出場停止。
一方、ポルトガルは第1戦でデコがイエローカードを受けているが、出場停止には至っていない。
怪我で欠いているのは、第1戦同様ロナウドとボジングワの2人。
相対的にみれば、第1戦よりポルトガルのほうが陣容が整っている。

ただし、イビチャ・オシムが言う「主力がいない時こそチームは一体になる」ということもある。
なにが起こるかはわからない。
油断は禁物・・・ だが、W杯が懸かる最終戦のグラウンドに居て、そこで油断している選手など一人もいないはずだ。

試合前、ブラゼヴィッチ監督は「ポルトガルを驚かせるような戦略を採用する」と語っている。
それがどんな戦略だったかは、未だによくわからなかった。

第1戦で負傷したデコは、なんとベンチスタート。
ロナウドもいない。デコもいない。
主力を欠くという点では、両者イコール条件となった。

グラウンドは まるで田んぼのようなコンディション。
かつて、バルセロナのパス回しを封じるために、チェルシーがスタンフォードブリッジを臨時の田んぼに変えたことを思い出させる。
地を這うパスで、ゲームをつくるポルトガルには不利な条件だ。

後半11分、ナニが右側でフリーとなっていたメイレレスへ砂糖でまぶしたようなパスを転がす。
ゴール枠左側が大きく空いているが、コースにはGKがいる。
平凡な選手ならば、ここで狭い右側に強い玉を蹴ろうとする。
だが、メイレレスはその逆をつき、その道しかないというルートに 地をはうようなボールを乗せる。
左へのシュートを予測して重心が左足に乗っていたGKは一歩も動けず、ボールが通り過ぎた後に、つんのめることしかできなかった。

78分、イエローカードを受けたセヤド・サリホビッチが審判に抗議。
1分後、審判は抗議に対して2枚めのイエローカードを出して退場。
これで10人対11人
その1分後、シマンと交代でデコが出場。
そのまま、1-0のリードを保ち、試合を仕上げた。

予選序盤に 1勝3分け1敗と 大きく出遅れながら、その後1分けを挟み6連勝。
「20」だったデコが「10」を背負ってから、チームは一気に上昇気流に乗り、W杯出場を勝ち取った。

薄氷
首の皮一枚
綱渡り
大逆転

成否の縁をさまよう際につかう、あらゆる描写がポルトガルに似合う。

世界中で最後の日に出場を決めたポルトガル。
わずか、2週間後には抽選会がやってくる。
ぜひとも日本と同組になってもらいたい。

日本との対戦であれば、必ず地上波で生中継がある。
そうすれば、全国のサッカーファンにデコの姿を見てもらえる。



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2009年11月29日 (日)

ツキが残るポルトガル先勝

11/14
W杯欧州予選プレーオフ第1戦 home
ポルトガル-ボスニア・ヘルツェゴビナ

デコはこの日も10番をつけて先発。
14分にイエローカードを受ける。
これはポルトガルがこの試合唯一受けたカード。

31分
先制点はデコが起点。
デコが突破して持ち込み、ペナルティエリアの線上で右サイドにいたナニへはたく。
左サイドではDFブルーノ・アウベスが「ここにいるぞ」と手を上げた。
相手DFはボールを見ていて、彼の存在に気づいていない。

ナニはワントラップして右足に置き換え、GKの直前へクロス。
一瞬流れたかに見えたボールの前に、左から詰めたアウベスがいた。ヘディングを地面に突き刺す。
ボールはワンバウンドして、がら空きの左隅へゴール
GKは「あぁあ、こっちがら空きじゃん」とボールを拾いに来る。
スタンド観戦のロナウドは笑顔ひとつ見せず、すかさず時計を見た。

84分、デコがチアゴと交替

終了間際、ジェコのヘディングはクロスバーに当たり、跳ね返ったボールに詰めたシュートはバーに当たった。
ホームでの引き分けは、相手に勢いをつけてしまう。
相手は自らのホームに帰り、1点差をつけることに集中できる。
同点でもまだ望みがつながる。

だが、これでボスニア・ヘルツェゴビナはホームで2点差以上をつけて勝たなければならなくなった。
ボスニア・ヘルツェゴビナの立場にたてば第2戦は簡単ではない。

バー
クロスバー
と言う言葉が相手の攻撃には何度も出てきて、その意味の違いを学んでしまった。
バーはタテの枠。
クロスバーは2本のバーをつなぐ上の枠である。
ケイロス監督は「幸運」を口にし、メディアは「命拾い」と言ったポルトガルには、予選終盤からの神懸かり的なツキが残っているようだ。

プレーオフ第1戦の結果
ギリシャ 0-0 ウクライナ
ロシア 2-1 スロベニア
アイルランド 0-1 フランス
ポルトガル 1-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナにとって、相手ホームで1-0というスコアは、W杯予選グループ5でのスペイン戦と同じだ。

2008/9/6
グループ 5
スペイン 1 - 0 ボスニア・ヘルツェゴビナ

その1年後、2009/10/14 にスペインをホームに迎えた試合は、
グループ 5
ボスニア ヘルツェゴビナ 2 - 5 スペイン

ただし、この試合はプレーオフ進出を決めた後の消化ゲームだった。
一般的に考えれば、堅く守りながら時間帯によってゴールを狙う戦術と思われる。

11/15
ロシア監督のフース・ヒディンクが 11月18日のプレーオフ第二戦の後、契約延長しないと語っている。
プレーオフ第1戦はホームでスロベニアを相手に 2-1
アウェー戦を残しており、決して安全なリードではない。
この大事な時期に、よくそういうことが言えるものだ。

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2009年11月22日 (日)

主力がいなければ、チームがまとまる

10月23日
「ザ・ゴール」にサンの記事が紹介される。
デコがチェルシー残留を決めた理由は、アンチェロッティに残留するよう説得されたからだという。
2チームでのCL制覇という、世界中を探しても希有な経験を持つ選手を手元に止めたいと思うのは至極当然のこと。
それが、シーズン前には「戦犯」として「不要」だったのである。
ところがここにきて、デコがレギュラーとしての価値を証明し始めると、急にメディアの扱いが増え始めた。

10月24日
プレミアリーグ10節 home ブラックバーン ○5-0
NHK BS1が生放送
NHKでは前シーズン、チェルシーの試合はほとんど中継がなかったが、今年は多くなっている。
せっかくの生中継だったがデコはベンチでお休み。
相手はインフルエンザで主力を欠くブラックバーン。
一方的な展開となったためデコの出番は無し。いい休養がとれた。
交代枠はフェレイラ、初出場のブルマ(ネーデルラント)、ストゥーリッジの3人に使われた。

10月31日
プレミアリーグ11節
away ボルトン ○4-0
デコフル出場
後半16分フェイントを入れた切り返しから2点めとなるゴール。
今期プレミアリーグ2ゴールめ。
NHK BS1が録画放送。

10月28日
カーリングカップ(リーグカップ)
home ボルトン ○4-0
デコ先発出場
デコは前年11月28日、リーグカップ敗退となったバーンリー戦にもフル出場している。恐らくリーグカップは出場するが、FAカップは出場しないという契約なのだろう。

10月31日
プレミアリーグ11節
away ボルトン ○4-0
デコフル出場
後半16分、フェイントを入れた切り返しから2点めとなるゴール。今期プレミアリーグ2ゴールめ。
NHK BS1が録画放送。解説者は互いにメンバーを落としていた3日前の試合とは違う結果になるだろうと予測していたが、スコアは同じになった。

11月3日
CL4節
away アトレティコ・マドリー △2-2
チェルシーは 2試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
レアル・マドリーのロナウドは当節のCLを欠場しており、ボスニア・ヘルツェゴビナとのプレーオフ初戦も欠場の見込みと報道されている。それが撤回されることを願う。

11月7日
プレミアリーグ12節
home マンチェスター・ユナイテッド ○1-0
デコ先発出場
63分にジョー・コールと交替。
審判の正確な判定により、決勝ゴールがきちんと認められて、前シーズンとはワンランク上のチームになったことを証明した。
だが、前年の今頃もプレミア制覇は堅いとファンは思っていた。

リーグ戦は1週間のお休み。
翌週はインターナショナルAマッチデー。
ポルトガルはW杯予選プレーオフを戦い、既に出場権を得た国は強化試合を行う。

ボスニア・ヘルツェゴビナの主力選手は、ポルトガルが対戦相手と決まるとメディアに対して弱気なコメントを連発した。
「彼らとの対戦だけは避けたかった」
「我々はアンラッキー」

だが、故障のロナウド、手術したボジングワが2戦ともに欠場する。
個人の力でこじ開けるゴールはない。
「主力がいない時は、チームがまとまる」
ボスニア・ヘルツェゴビナのイビチャ・オシムの言葉である。



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2009年11月15日 (日)

欧州プレーオフ 2000万人の願い

ボスニア・ヘルツェゴビナは、ユーゴスラビアから分離独立した東欧の国。

■日本との時差 8時間
■人口:450万人
■面積:5万平方km  国土は日本の0.13倍
■宗教:カトリック、セルビア正教、イスラム
■公用語:ボスニア語、セルビア語、クロアチア語
■通貨:コンベルティビルナ・マルカ

イタリアの長靴の東側の海はアドリア海。
その東に位置する。
岸には近いが、海にはほとんど面していない。海岸線はわずかに10kmだけだ。
恐らく国じゅうの人が、夏には海を求めてその10kmに殺到するのだろう。

首都はサラエボ。
まだユーゴスラビアだった1984年に、サラエボで冬季五輪が行われた。

1991年
6月、ユーゴスラビアからスロベニア、クロアチアが独立宣言。
9月、マケドニアが独立宣言。

1992年
3月、ボスニア・ヘルツェゴビナが、ユーゴスラビアからの独立を宣言。
直後からクロアチア人、セルビア人による紛争が始まり、1995年まで続く。
この紛争で20万人が死亡した。

1995年
12月14日、ディトン合意。
この合意により、ボスニア・ヘルツェゴビナは「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国からなる国家」と規定された。

1998年
9月、日本を含む各国がPKOで国政・地方選挙を監視。
その記録が「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国際平和協力業務記録写真集」として出版された。

この時点で、隣接国はクロアチアとユーゴスラビアだったが、ユーゴスラビアは2003年にセルビア・モンテネグロとなり、その時点で「ユーゴスラビア」という国名は消滅した。
ユーゴスラビアは最終的にスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアの6つの国となった。

ボスニア・ヘルツェゴビナは1992年に独立して以来、1994大会から4回のW杯予選に出場。いずれも予選敗退。
今回5度目にして初めてプレーオフ進出。
ポルトガルとの2試合にW杯初出場がかかる。

W杯出場は、戦禍をくぐり抜けたボスニア・ヘルツェゴビナ450万人の願いである。
だが、人数ならばポルトガルが上を行く。
ポルトガル国民1080万人
世界中にいるロナウドのファン?万人
世界中にいるデコのファン?万人
W杯の興行収入で生計を立てる人たち・・
合わせれば、優にボスニア・ヘルツェゴビナ・サポーターの 3倍はいる。

いよいよ、デコ最後のW杯に向けて、決戦が火蓋を切る。



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2009年11月 8日 (日)

対戦相手はボスニア・ヘルツェゴビナ

10月19日
2010年W杯 欧州予選プレーオフ抽選会

8チームのうち、FIFAランキングで上位の4チームがシード枠にはいる。
シードというと日本では高校野球でおなじみになった言葉。
それは出場チーム数が偶数ではない時、1回戦を免除されるチームが出る。
それを「シードされる」と言う。
あるいは、英国のリーグカップ(=カーリングカップ)でプレミアリーグ(英国における一部リーグ)のチームは3回戦から出場するといった時に「シードされる」と言う。

今回の抽選会におけるシードの意味は「組み分け」程度。
シードされたチームが互いに当たることがないというメリットはあるが、それ以外の特権はない。
その証拠に初戦をアウェーで戦う権利を得たのは、シードされたチームではフランスだけである。

初戦、アウェーで様子を見ながら戦い、引き分けを狙う。
第2戦、有利なホームの試合では1-0の勝ちを拾って2戦合計の勝利を得る。
サッカーのホーム&アウェー戦では、初戦アウェーが圧倒的に有利なのである。

●抽選会時点のFIFAランキング
9 フランス
10 ポルトガル
12 ギリシア
16 ロシア

22 ウクライナ
34 アイルランド
42 ボスニア・ヘルツェゴビナ
49 スロベニア

 ランキングで見る限りは、ウクライナと当たることが不運であり、スロベニアと当たることが最も幸運ということになる。

●抽選結果

アイルランド - フランス
ポルトガル - ボスニア・ヘルツェゴビナ
ギリシャ - ウクライナ
ロシア - スロベニア

左側の国が、初戦をホーム、第2戦をアウェーで戦う。

 ポルトガルの相手はボスニア・ヘルツェゴビナ。
 8チームの中ではランキングで下から2番め。
 悪くない抽選結果だ。
 ただし、第2戦がアウェーとなる。これは大変やっかいなことになった。

 ボスニア・ヘルツェゴビナは、1992年、戦闘の末にユーゴスラビアから独立した国。
 独立国家となって以来、まだサッカーW杯には出場していない。
 今回は初出場にもっとも近づいた大会。
 1994年大会予選 "ドーハの悲劇"で敗れた日本と同様の境遇にある。
 もちろん、ボスニア・ヘルツェゴビナ国民は、格上のポルトガルを倒すことを願う。
 そうなれば、1998年大会プレーオフの末に "ジョホールバルの歓喜" で初出場を勝ち取った日本と同じ夜明けを迎える。

 第2戦を熱狂的なボスニア・ヘルツェゴビナ国民の前で戦うのは危険きわまりない。
 敗戦すらあり得る。
 そうなると、ポルトガル開催の初戦でできるだけ大差をつけての勝ちが求められる。2点差は欲しい。
 だが、ボスニア・ヘルツェゴビナは完全に引いて、最小失点差の敗戦、あわよくば引き分けを狙ってくる。そうなると、ホームと言えども戦いは緊迫する。

11月14日 第1戦 ポルトガル開催
11月18日 第2戦 ボスニア・ヘルツェゴビナ開催



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2009年11月 1日 (日)

10を背負うデコ

10月14日
HOME マルタ ○4-0
予選2位となりプレーオフ進出が決まった。

最終節ではスイス、スロバキアが新たに1位確定となり本大会出場を決めた。
欧州からのW杯出場枠はあと4つ。
その4つを8チームがプレーオフで争う。

最終節でプレーオフ進出を決めたのは、1組ポルトガル、2組ギリシャ、3組スロベニア、6組ウクライナ。

2006年ドイツ大会出場国では、1組スウェーデン、3組チェコ、6組クロアチアが敗退した。

最終節のマルタ戦
この試合も10番を背負ったデコは2得点をアシスト。
デコのユニフォームナンバー10は固定されたようだ。
サッカーでは「10」はチームの柱を意味する。

攻撃的ミッドフィールダー
ゲームメーカー
日本では司令塔とも言う。
それ以外にチームの要という意味もある。

前回2006年W杯では、開催寸前までデコが「10」をつけると伝えられていた。
ネットのユニフォーム販売業者は「10」でマーキングしたデコのユニフォームを売っていた。
だが、ポルトガルの誰かが反対したのか、直前の親善試合でデコがつけたのはいつもの「20」
チームの要「10」はジョアン・モウチーニョが付けたが、彼はデコよりも後ろでプレーする守備的ミッドフィールダー。
代表チームに入ってからの試合数も少なく、とても要とは言えない。

結局チームには見せかけの要モウチーニョ、事実上の要デコ、そして帰ってきた要フィーゴがいるという不思議な状態だった。

今回このままW杯出場にこぎつけるならば、デコにとって「10」をつけて出る初めての国際大会。
そうなれば、すぐ「DECO 10」でマーキングしたユニフォームを買わなければならない。

プレーオフの対戦相手は5日後に決まる。

10月17日
プレミアリーグ9節
away アストン・ヴィラ ●1-2
デコは久しぶりにプレミアリーグでフル出場。
リハビリ期間は終わり、チェルシーの中でもレギュラー選手としてのレールに戻った。




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2009年10月25日 (日)

ポルトガルに2010年W杯への視界開ける

10月7日
UEFAがユーロ2012の予選グループ分けの根拠となる暫定ランキングを発表。
この時点では、2010W杯予選が終わっていないため暫定となっている。

1 スペイン
2 ドイツ
3 ネーデルラント(日本ではオランダ)
4 イタリア
5 イングランド
6 ロシア
7 クロアチア
8 フランス
9 スウェーデン
10 ポルトガル

抽選会は前回のユーロ2008を例にとれば、2010年1月開催と思われる。
第1シードは9チームだが、W杯予選残り2試合を勝ち抜いても、9位に上がるのは難しそう。だが、そんなことはたいしたことではない。

デコを2010年のW杯、2012年のユーロでも見たい。
それ以外に大切なことはない。

いよいよ、決戦の日は来た。
事実上、グループ予選2位通過の成否はこの日決まる。

10月10日
W杯2010欧州予選 1組
HOME ハンガリー ○3-0

デコ、そして負傷してプレミアリーグを休んでいたロナウドも揃って先発出場。
ゴール
 18分シマン
 74分リエジソン
 79分シマン

同日、デンマークがホームでスウェーデンを1-0で破り1位通過が決定した。
デンマークの1位通過は仕方ないとして、2位争いのライバルスウェーデンが勝ち点0に終わったことはポルトガルには、このうえない朗報となった。

これで、ポルトガルはスウェーデンを抜いて2位。
もしもスウェーデンが awayで引き分けて勝ち点1を拾っていたら2位に上がれず、そのまま予選敗退につながるところだった。デンマークには足を向けて寝られない。

試合後の順位 (1組)
1 デンマーク 21
2 ポルトガル 16
3 スウェーデン 15
4 ハンガリー 13

残り試合はあと1つ。
10月14日
ポルトガルーマルタ

ポルトガルは 2008年9月6日、欧州予選開幕戦 awayでマルタに 4-0 で勝っており、ホームでの試合でも勝ち点3を獲得する可能性が高い。
勝てば、スウェーデンの結果を待たずに2位が決まる。

この日までに欧州からW杯出場を決めたのは
イングランド オランダ スペイン
イタリア ドイツ デンマーク セルビア

プレーオフ出場を決めたのは
ロシア ボスニア・ヘルツェゴビナ フランス アイルランド

プレーオフ出場は9グループの2位のうち8カ国だが、ポルトガルはマルタを破り勝ち点を19とすれば、出場権を獲得できる。ようやく、ここまでこぎ着けた。

ダメかと思われていたデコ2度目のW杯へ、再び視界が開けてきた。

デコファンサイト

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2009年10月18日 (日)

FIFA理事会 ポルトガルに朗報

9月29日
FIFAの理事会で、ポルトガル代表に朗報がもたされる。

W杯欧州予選プレーオフの組み合わせ抽選は、最新のFIFAランキングによるシード制を導入することが決まったのである。

ポルトガルはこのままうまくいったとしても、2位通過。
プレーオフを戦わなければならない。
そこで、運悪く強豪国と当たってしまう可能性もある。

この日のFIFA決定は、ランキング上位と下位のそれぞれ4チームに分けて抽選するというのである。
恐らくプレーオフに回る見込みの8カ国で、ポルトガルはランキング上位4チームのグループに入る。

■プレーオフに進出する予想国

1 ポルトガル
2 ギリシア
3 スロベニア
4 ロシア
5 ボスニア ヘルツェゴビナ
6 ウクライナ
7 フランス
8 アイルランド

*左数字はグループ
*9組はオランダが一人勝ちして、2位以下の勝ち点が低いためプレーオフに漏れると推測。

 これでプレーオフの対戦相手がフランスというような悪夢の可能性は消えた。それにしてもこんな大切なことを、最初に決めていなかったことが不思議。FIFAとしては、観客が呼べて放映権料金に影響が大きい強豪国を、もう一つも失いたくないということだろう。

 よく言えば「機を見るに敏」 悪く言えば「ご都合主義」 欧州の強豪国が軒並み出られないようなことになれば、次は水準に達していないアジアの国がたくさん出てくることにスポットが当たるかも知れない。


 ただし、2組のギリシアはポルトガルにとって嫌な存在だ。
 ポルトガルで地元開催だったユーロ2004は、開幕戦、決勝で2度当たり、2度とも敗れている。その後の親善試合でも結果はよくない。
 不思議なことだが、国対国という相性がある。
 監督が替わり選手は入れ替わっているのに、得手不得手だけが継承されてしまうのである。

9月30日
CL2節
away アポエル ○0-1

アウェイでも勝ち点3をあげて、グループリーグ突破を盤石にする。
あとは1位通過できるかどうか。
2位通過の場合、2月からのトーナメント1回戦で当たる相手が他グループの1位であり、勝ち抜けてたとしても余計に疲弊してしまう。

10月4日
プレミアリーグ8節
home リバプール ○2-0
デコが9月9日の代表戦で負傷して以来の出場。
先発して76分にマルダと交替。

先制点は相手パスカットからの速攻。
デコが出したスルーパスをドログバがセンタリングしてアネルカがゴール。
アネルカに駆け寄るデコの無邪気な笑顔。
アネルカやチームメイトがそれにどう応えるか、そこを注目していたが、映像ではよくわからなかった。

前シーズンは10月26日の9節ホーム、リバプールに0-1で敗れてホーム無敗の連続試合が86で止まった。
その1失点は前半開始早々、味方DFに当たりコースが変わったボールがゴールインした不運。
その時点では痛くもかゆくもない1敗に思えたが、後からみれば転落への分水嶺。そこからスコラーリの転落は始まっていた。

今シーズンは、そこを無難に乗り切った。
まだ、アンチェロッティの転落は始まっていない。

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2009年10月11日 (日)

デコのいない9月

9月12日
プレミアリーグ5節
away ストーク・シティ ○2-1
9日のポルトガル対ハンガリー戦で負傷交代したデコは、ベンチにも入らなかった。

9月15日
CL1節
home FCポルト ○1-0
デコはベンチ入りしていない。
ポルトはデコにとって心のふるさとのようなクラブチーム。
かつて「キャリアの最後はポルトで終えたい」と語っていた。
負傷欠場という形で、やりづらい相手との対戦を回避することができた。

チェルシーは、この試合をジョー・コール、パウロ・フェレイラ、ユーリ・ジルコフ、アレックス、デコ(ふくらはぎ)が怪我で欠場。
ジョゼ・ボジングワ、ディディエ・ドログバが出場停止中。
それでも、ホームでの勝ち点3を確保。
このグループの他のチームを見渡す限り、この時点でグループリーグ勝ち抜けが決まったと言える。

9月20日
プレミアリーグ6節
home トットナム ○3-0
デコはベンチ入りしていない。
この試合はNHKが中継。
「デコは代表戦で負傷して出場していない」と、わざわざ紹介してくれた。
チェルシーは開幕から6連勝。

9月23日
カーリングカップ(リーグカップ)
home QPR ○1-0
主力は出場させなかった。デコはベンチにも入っていない。

リーグカップはイングランドのフットボールリーグのクラブとプレミアリーグのクラブが参加するカップ戦。
プレミアリーグのクラブは3回戦から出場する。

チェルシーの場合「プレミアリーグ」「CL」「FAカップ(年明けから)」「リーグカップ」の4つを戦う。
4つの中では「リーグカップ」の位置づけがもっとも低く、主力メンバーを休ませることが多い。

9月30日
CL2節
away アポエル ○0-1
デコはこの日も欠場。

9月26日
プレミアリーグ7節
away ウィガン ●1-3
デコはベンチ入りしていない。
開幕からの連勝が止まった。
GKツェフが退場となる。これで次節リバプール戦に出場できなくなった。

去年の9月、デコが開幕からの好調を維持。順風満帆にみえたが、9月21日の試合前に負傷してから、故障勝ちなシーズンにはまっていく。
前年同様のデコがいない9月が終わり、いよいよ10月は 2010年W杯を賭けた「絶対負けられない戦い」が始まる。
デコはそこに間に合うだろうか。



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2009年10月 4日 (日)

上と下で違うユニフォームを着るポルトガル

9月9日
ハンガリー away ○1-0

国際Aマッチデー2連戦の2戦め。
ポルトガルはこの試合で負けか引き分けると、ほぼW杯出場の可能性が消える。
こういうのが「絶対負けられない戦い」である。

かつて1998年フランス大会で初出場するまでは、日本もこのような戦いの中にあった。
だが、現在はゆるいアジア予選のお陰で「いくらでも負けられる」戦いをしている。
特定の放送局が、絶対負けられない!と視聴者に暗示をかけているだけである。
そんなゆるい緊張感のなか
「前半はオランダを苦しめた」
と言って無理に前を見ようとするチームは、2010年6月、南アフリカ観光を思い出に帰ってくるのだろう。

ただ、今はその南アフリカ観光さえできない位置にいるポルトガルが先制。
9分、デコのFKからぺぺが決勝点。
やはり、このチームにはデコが欠かせない。

後半4分、デコが負傷してシモンと交代。
以後デコはプレミアリーグ、CLで欠場を続けることになる。

10月のW杯予選、残り2試合に間に合うものと信じている。
それまで、アンチェロッティにはデコを休ませて欲しい。
ただ、この新監督はそういう気配りができる人のように拝察する。

この試合、国際映像を見て異様に映ったことがある。
ポルトガルは上が白いセカンドユニフォーム、下は赤のホームパンツという奇妙な出で立ち。
ハンガリーは上下その逆の配色。

1stユニフォームと2ndユニフォームを上下、合わせ着するというのは2005年にデコファンになって以来、初めて見た。

前節9月5日ハンガリー対スウェーデン戦の写真を確認すると、ハンガリーの1stユニフォームは、上が赤、下が白という組み合わせのようである。
その時のスウェーデンは上が黄、下が青。これはスウェーデンのaway戦でのおきまり。

ポルトガルが白いパンツを履くと、パンツの色がかぶって、敵味方がわかりづらいということで、awayのポルトガルが赤いパンツを履いたものと推察する。
いずれにせよ、レアな映像である。

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