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2005年10月20日 (木)

西松一博

【 にしまつ かずひろ 】 
ミュージシャンであり音楽プロデューサー

 西松一博は1981年、ファーストアルバム「GOOD TIMES」(ビクター)でデビューした。
 「シティ情報ふくおか」のレコード紹介を読んだ僕は、さっそく近くの貸しレコード屋から借りてきて録音した。誌面では確か "上質な日本のAOR" といった紹介がされていたと思うが、まさにそのもの。当時の僕は、前年にデビューした佐野元春を聞き始めて間もない頃だったが、この時点では両者の甲乙は付けがたいと思えた。

 しばらくして天神のライブハウスでファーストライブがあった。やはり数ヶ月前に初めて「Welcome to the Heartland tour」で福岡(都久志会館)入りした佐野元春でライブ初体験をした僕は、あの熱狂をこの夜にも期待した。

 演奏はレコードそのままの内容で好演だったのだが「あの頃はステージで死んでもいいと思っていた」佐野元春とはカラーが違う。淡々と歌い終えると、普通にお辞儀をして楽屋へ消えていった。客電は暗いままだったが、アンコールの拍手は起きなかった。西松がステージから向かって左側の袖に下がる際、ちらっと客席を横目で見た表情が「えっ本当に帰っていいの?」 と言っているようにみえた。

 このことは僕のホームページ「しらべる」に書いている。
 西松一博でYAHOO!を検索すると「しらべる」が一番目に表示される。人は誰でも一度は自分の名前を検索してみたくなる。

→しらべるの「西松一博」記事

 西松本人もきっとこの記事を読んで苦笑いをしたに違いない。

 デビューアルバムは大変な秀作でありながらも、全国的にはほとんど名が売れず、この名盤はその後CD化もされていない。

 1985年に出たセカンドアルバム「貿易風物語」は好作ではあるのだが、デビューアルバムのクォリティで待っていた僕には、どこにでもある普通の楽曲ばかりに聞こえた。

 ・・というくだりも 「しらべる」に書いているので、彼はきっと気を悪くしただろう。
 彼は今、出身地である博多の音楽学校で講師をしている。

 ミクシィには西松一博のコミュニティがあるのだが、参加者は二人だけである。


しらべる


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