カンプノウはがら空き
「今日は思い切りゲームをエンジョイするよ」(たぶん)
インタビュアーの質問にどこの言葉かもわからないコトバで少しだけコメント(あとで考えれば、チーム帯同中の取材なのでスペイン語と思われる)
テレビクルーが離れた後は、デジカメを構えた数人の男性ファンに囲まれたが、イヤな顔もせず(かと言ってにこりともせず)撮影に応じ、 Senol. はカンプノウへ向かった。この後、選手は一人もレセプション会場から出てこなかったので、彼は最も遅くまでプレスに応対していたのだろう。
結局、この後チェックインまで2時間近く待たされるのだが、どうやら先のファンやスタッフが時間延長したのが理由だったようだ。前日から泊まってこの日はずっとロビーで張っていたのだろうか。その数ヶ月後に、日本でのバルサ宿泊ホテルに投宿していたファンの話しをきいて、そういう方法があるのを知ったが、この時点では目の前で写真を撮っている人達がいったいどういう人なのかまで、考えもしなかった。
21時にはカンプノウでFIFAオールスタースマトラ沖地震慈善マッチが始まるのだが、その頃僕たちはチェックインを待たせているお詫びとしてホテルが用意してくれたその日、いったい何度めかもわからない食事のテーブルを囲んでいた。
バルセロナは21時だが、日本から着いたばかりの僕らにとってそれは翌日の5時。意識朦朧としていて誰も「せっかくだからサッカーを見に行こうよ」と言い出さない。きっと、スーパースターの集まる試合だから満席でチケットは余っていないだろうとこの時は思っていた。
ところが、帰国して「やべっちFC」でこの試合のダイジェストを見たところ、映し出された観客席の2階部分には誰も座っていない。カンプノウはがらがらだった。そこで初めて、取り返しのつかないことをしてしまった・・と後悔の念が募った。
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