技巧派とファンタジスタの違い
週刊サッカーマガジン2005年10月18日号の30頁で、デコの写真に、次のような脚注がついている。
技巧派ながら安定したパフォーマンスで周囲の信頼を得ている。
プロ野球でいう「技巧派」はめざましい速球があるわけでもない 変化球主体の投手の代名詞だが、サッカーでいう技巧派とはどのような選手のことだろう?記者はどういう定義で技巧派と冠しているのだろうか。
デコの真骨頂はあたかも戦況を俯瞰しているかのような陣容把握である。俯瞰する目があるからこそ、相手ディフェンスが想定しないようなアイデア豊かなパスも出せる。
それを技巧と言っているのではなさそうだ。実際に、サッカーの世界ではそのような能力を持つ選手は「ファンタジスタ」と呼ばれている。
あるいは記者は技巧派=個人技が優れている選手と定義したのか?
ただそれならば、デコを技巧派にした時、ロナウジーニョは何派なのか?という問題が残る。
きっと記者は「点取り屋」「ドリブラー」「ファンタジスタ」に括れない選手で、巧いけど地味である・・という意味合いを「技巧派」に冠しているのだろう。
センスがあるサッカー選手の多くは、頭の中では人をあっと驚かせるようなプレーをやりたいと思っている。デコもその一人だが、極力試合ではその誘惑を抑えている。そこがファンタジスタと呼ばれるか技巧派と呼ばれるかの分かれ目になっているようだ。
サッカーでは独創的なプレーをすると 「個人技に走っている」 という評論者がいる。点に結びつかないと、遊び=無駄な動きと言う人がいる。そういう人は的確な分析をインプットしたロボットが戦うサッカー大会でも見ればいいのだ。そういう的外れの声は選手を萎えさせている。
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