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2005年11月16日 (水)

地震が怖い人、怖くない人

 朝、メールを開いたら「予言」というタイトルのメールがあった。
 この間、地震の話をした知人から

 この間、会った時に 僕が15日に地震があるかも知れませんねぇと見通しを話したのだが、朝起きてNHKをつけたらずっと津波警報をやっていたらしく、「当たった」と思ったそうだ。

 当たるか外れるかで待っていると地震は怖い。
 地震だけではなく、あなたはうつ病になるとか、どえらい不幸に見舞われるとか予言されて、それを当たるか、外れるかで待っていると怖い。

 外国の預言者が、人類の悪行の因果で、宇宙から隕石が降って来て甚大な被害が及ぶと言っている人がいるらしく、心底恐れている人がいる。

 僕は隕石が降るかどうかは別にして、そういうこともあるかも知れないと思う。
 災害を避けるために、人類の祈りや善行が必要なことも一理有ると思う。

 こんなにばら色の未来が待っていますよ
 29歳までに運命の人が現れますよ

 といわれて、それをばら色の心で待つことは楽しい。
 
でも、この心理は、災害が当たるか外れるかを畏れている心理の裏返しである。
 ばら色の未来は待っていても訪れない。運命の人は自力でたどり着かねば出会わない。

 原因と結果は一対になっている。
 原因に責任を感じて生きていれば、結果は怖くない。

 原因を追求する、本で調べる、自分をよく分析する、何をするべきかを考える、行動する。
 そうしていれば、結果は怖くない。

 大地震が来たらどうしよう
 29歳までに運命の人が現れなかったら、どうしよう
と考えている時点で、既に自分で何かをしよう、自分の責任というものを忘れている。

 占い、予言は参考情報
 どう動くかがその人に預けられている。


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