メジャー行きたい病
巨人の上原がこう言っている。
「 ポスティングによるメジャー移籍を認める球団と認めない球団があり、制度自体もおかしいのでは。野球界としてのルールを明確にしてほしい 」 読売新聞11月5日朝刊
ルールは 誰がどうみても明確である。
ポスティングという制度があり、選手と球団の合意が必要だということだ。
「 インセンティブ契約でポスティングの権利を獲得できることを明文化してほしい 」というのならわかるが、明確なものを明確じゃないと貶めて世論を味方に付けようとするのは大人げない。
上原の投球フォームは一旦右足を引いて、それから投球動作に入る。その後は一連の動作であり二段モーションではない。だが宮崎キャンプを訪れた審判から右足を引いた時点から投球動作に入っているとして、ボーク扱いと指摘された。これはルールの悪用であり審判のほうがおかしい。
すると上原はこう述べた。「 僕がボークならば8割の人はボーク。これでは皆メジャーの方がいいということになってしまう 」
別にメジャーでは、二段モーションがOKというわけではない。二段モーションの選手が海を渡れば、一ヶ月後に、もう一度海を渡らなければいけないだけのことだ。メジャー行きたい病に冒されているため、論理が破たんしている。
サッカーの場合はロッカールーム、野球の場合はベンチに一体感がないチームは勝てない。
年齢、実績 からみて投手の柱となるべき上原がこれでは巨人ベンチは盛り上がらない。ベンチを暗くするために在籍した清原がいなくなった来期、ニッテレの画面に映し出されるのは、心が海を越えている上原と高橋由伸がしらけさせるベンチか、それとも小久保や阿部、二岡が盛り上げるベンチか、それによって成績が決まる。
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