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2005年12月14日 (水)

知ったかぶりのカーミット

 カーミットは「セサミストリート」のキャラクター
 子供の頃、この番組を愛好していたお陰なのか英語はあまり苦にならない。

 ある時、業務で新たに取り入れる J2EE についてまとめていた。
 およその意味は固まった

 【 じぇいつーいーいー 】 Java 2 Enterprise Edition
 Java2、サーバー用のAPIJSPなど、サーバーを中心としたコンピューターシステムの構築に必要な機能。

 ところで、この「機能」ってなんだ?概念か、ソフトなのか・・
 インターネットで調べても、いま一つ要領を得ない。そこで、同僚の技術者に聞いて回った。

 すると、ソフト・・じゃないでしょ~ でもファイルといえばファイル・・
 だから、どうしたいんですか?
 と質問に質問を返されてしまう。

 このように、およそ知っていることでも、ことばで定義できる人はとても少ない。
 あるいは、見たこともないのに知識として知っているだけで全てを掌握した気になっている。いわゆる"知ったかぶり"である。子どもの頃、知ったかぶりといえばカーミットだけかと思っていたが、こういう人が技術者には大変多い。

 あ、すいません。わからないです。と言えば済むことだ。
 J2EEを正確に解説できなくても、その人の価値が損なわれるわけではない。技術者には「我々は技術的には完璧です」という虚勢を張って生きている人が多いように思う。

 SEの僕に対して知ったかぶって見せるくらいだから、コンピューターにど素人のユーザーから質問を受けた時には、ひっくり返りそうなくらいにふんぞり返って カーミットぶりを発揮しているのだろう。


 
だから技術者は嫌われるのだ。

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