子どもにコンピューターは要らない
コンピューターを使いこなす知識・能力を「コンピューター・リテラシー」という。
パソコンの普及に伴い、この能力をどう教えていくかが学校教育の大きな課題・・・ と言われていたのは20年前だ。
教育現場が口だけで何もできないうちに家庭にはパソコンが普及し、今や学校でリテラシーを育てる必要はなくなった。
それと20年前、決定的に間違っていたのは、コンピューターを子どもに使わせる必要があると考えていたことだ。
18歳までにやることは「脳」の構築であり、コンピューターを使う必要はない。使わない方がよい。
先日、ある中学校の「技術」2学期期末試験の問題を見る機会があったが、コンピューターやネットワークについての設問は、まったくの素人知識で出題されていた。
定期試験問題は個々の先生が作ってよいのだが、恐らくこの問題は出題した先生の狭い知識の世界で作られている。教科書にこんなことが書いてあるわけがないし、それでは検定を通らない。
こんなでたらめを出題されても、親は内申を悪くしたくないので、学校に文句を言わないのだろう。
大変なのは、自分より"使いこなせる"子供を指導しなければならない教師の方。最近では背に腹は代えられず、ボランティア指導者を父兄から募る地域・小学校が増えている。賢明な判断である。
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