10の隣りの20
FCBOTIGA MEGA STOREは看板こそ出ているものの、間口も狭く目立たない門構え。入るとすぐに地下へ降りる階段があり、齋藤さんお目当てのユニフォームを目指して、地下へ降りる。
ユニフォームは正面奥の壁一面に選手の背番号が見えるようにつるされていた。選手ごとで S、M、L、XL(ハンガーのマークでわかる)のサイズはごちゃ混ぜに掛かっている。一番人気の「10」の左隣りに「20 DECO」はあった。
「10」が一番人気だと店員に聞いたわけではないが、帰りに寄った空港の公式ショップには「10」しか置いてなかった。
「あぁこれがデコかぁ、へぇ20番なのかぁ デコのコはCOなんだぁ」
前日、グラシア通りのアルマンド・バシでイかしたスペインのシャツを張り込もうという目論見がはずれていた。
「これという手もあるなぁ」
今は部屋中の壁にデコユニフォームが並んでいる。眺めれば眺めるほど、ブラウ・グラーナのツートーンは美しい。その時は意識していなかったが、今思えば初めて目の当たりにしたバルサカラーの配色に心が動いたのだろう。
もし、この時10のとなりが20ではなく、20が遠い場所に吊されていたらデコファンサイトもなかったかも知れない。二日前の出会いからこうして一つずつブロックが積み上げられていく。
ユニフォームは数は十分にあるようだし、ここは心に冷却期間を置くため、地下1階を一回りすることにした。もちろんこの時はマーキングは5分で圧着できることなど知る由もない。
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